部長刑事

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部長刑事
ジャンル ドラマ
放送国 日本
制作局 朝日放送
プロデューサー 主なスタッフ参照
出演者 主な出演者参照
連続アクチュアルドラマ・部長刑事
放送時間 土曜日19時30分~20時
放送期間 1958年9月6日~1989年3月25日
新・部長刑事 アーバンポリス24
放送時間 土曜日19時30分~20時
放送期間 1989年4月1日~2001年3月31日
シンマイ。
放送時間 土曜日18時30分~19時
放送期間 2001年4月7日~10月20日
警部補マリコ
放送時間 土曜日18時30分~19時
放送期間 2001年10月27日~2002年3月30日

部長刑事(ぶちょうけいじ)は1958年9月6日から2002年3月30日にかけて朝日放送で放送された関西ローカルの刑事ドラマシリーズである。

目次

[編集] タイトルの意味

タイトルの「部長刑事」とは階級巡査部長刑事のことを指し、警察本部刑事部の長である「刑事部長(階級は警視正警視長)」と混同されがちだが全く異なる。

但し、本当は実際の警察においては「部長刑事」という呼称は殆どされていない。そもそも刑事という呼称そのものも殆どされていないので巡査部長階級にある刑事も他の課の警察官と同じく「主任・班長」と呼ぶのが一般的である。

本作以外の警察官が登場する小説やドラマでは、警察官が巡査部長であれば「部長さん」、巡査部長や巡査長の“長”から「長さん」という呼び方をする描写が見られるが、これも実際にこのような呼ばれ方がされることは無い。そもそもこの呼称自体がフィクションによる産物が出所なので実際の警察では元々そのような呼称は使われていない。巡査長の場合は敬意を払って「苗字+さん付け」にするか、“○○巡査長”と呼ぶことがほとんどである。

[編集] 番組概要

時代によって趣向を変えつつも、地元の大阪市内を舞台に、事件よりもむしろ人間に重点を置いて、警察官の日々の姿を描く事に、一貫してこだわり続けた。

番組は一貫して毎週土曜日に放送(当初は19:30〜20:00。2001年度だけ18:30〜19:00に移動。但し土曜日にプロ野球中継など当該時間帯を跨ぐ全国ネット特番がある場合、当日時間枠が17時台に移動)。スポンサーは大阪ガスによる単独提供だった[1]

関西ローカルの番組でありながら、土曜19時台(最後の1年間は18時台に変更)というゴールデンタイムの枠を40年以上に亘り堅守してきた。その反面、キー局などとの間で様々な弊害をも生み出した。

ドラマの製作に当たっては、一時期を除き、大阪府警察本部が「応援」という形で協力を行った。

1958年9月から1989年3月までは「連続アクチュアルドラマ・部長刑事」と題して、関西を中心に活躍する俳優タレント大阪府警察本部の部長刑事として登場、毎回原則として1話完結(作品によっては複数週をまたぐものもあった)で大阪の庶民的な観点から様々な事件の犯人などの人間模様を描き続けた。

オープニングのタイトルバックには、かつて大阪府警捜査一課で「浪速のコロンボ」とまで呼ばれた名刑事、森川覚一(1975年3月定年退官)の眼光鋭い目が使われていた。

放送開始当初から1965年頃までは生放送で製作されていた。当然やり直しはきかず、入念にリハーサルを行ったにも関わらず本番で台詞を忘れるタレントが続出した。

特に初代部長刑事の中村栄二はよく台詞を飛ばし、タバコを吸ってごまかしていた。また、カメラに映らない椅子の後ろや柱に書き込んでおいた台詞(カンニングペーパー)をスタッフに消されて、当てにしていたタレントが台詞に詰まって慌てたり、死体役が瞬きするなど、本番中のハプニングは頻繁に発生していたようである。

筒井康隆が脚本を書いた回が2回ある。

  • もうひとつの動機(第1100回、1979年11月24日放送)
  • 刑事たちのロンド(第1300回、1983年9月24日放送)

これらの脚本はそれぞれ、放送後に『SFアドベンチャー』に掲載され、さらに筒井の戯曲集『筒井康隆劇場 ジーザス・クライスト・トリックスター』(1982年新潮社)、『筒井康隆劇場 スイート・ホームズ探偵』(1989年新潮社)に収録された。

「大阪の庶民的な観点から、事件に関わる人々の人間模様を描く」という体裁は、平成に入った1989年4月から2001年3月まで続いた「新・部長刑事 アーバンポリス24(にじゅうよん)」にも踏襲された。主人公となる部長刑事に、篠田三郎勝野洋小野寺昭京本政樹といった、全国メジャーのタレントを起用したのが、大きな特徴である。

「アーバンポリス24」では、重厚な作風を重視していた事や、事件の複雑化で1話30分で事件が解決出来ない事から、1話2週完結のストーリーが多かった。そのため、前編の放送では「後編につづく」のテロップ表記をし、後編の放送で主役の刑事が前編でのあらすじをナレーションで紹介し、「前回のあらすじ」のテロップ表記した。また、当時忙しかった出演者とスタッフのスケジュール確保やマンネリ化防止も兼ねていた事も理由に含まれる。

また、「アーバンポリス24」では、舞台を「大阪府警特捜部」という架空の部署とし、主人公の部長刑事は、東京の警視庁から赴任した(もしくは人材交流によって派遣された)という設定となった。従って台詞について、大阪弁にこだわる必要がなくなったが、その反面、劇中では、部長刑事が標準語なのに対し、彼を除いた登場人物全員(家族を含む)が皆大阪弁、といった状況も生まれた。

この辺りの軌道修正がなされたのが、リニューアルとして、出演者の総入れ替えを行った時である。「特捜部」の設定こそ変わらないが、従前の「戸上班」から「出海班」に舞台は変わり、主人公は府警の南署からの異動、ゆえに大阪弁を使うという設定になった。この時の主人公を演じた京本は、当地出身(大阪府高槻市)ではあったが、ドラマのなかで大阪弁を使ったのは、この作品が初めてだったという。

しかし、視聴率が10%前後と安定していたとはいえ、ゴールデンには全国ネット番組を放送する関係上、編成上の苦労が多かった(#部長刑事放送に伴う影響を参照)。また、キー局であったテレビ朝日から、番組打ち切りの要請もあった。

そのため、2001年4月から、時間帯を18:30からのスタートに変更し、内容も、これまでの庶民的な刑事ドラマから一新する。「部長刑事シリーズ」という名称が公式に使われ始めたのは、この時からである。

2001年度上半期(4月から10月中旬まで)に放送された「部長刑事シリーズ・シンマイ。」は、若手女優・木内晶子を主演に起用し、文字通り史上初めて、部長刑事を主人公としない作品となった。またシリーズで唯一、大阪府警察本部の「応援」から離れた作品でもある。さらにストーリーも1話完結ではなく、続きものの体裁をとった。

警察学校の研修で、大阪府警刑事部特捜班に配属された19歳の女性巡査が、困難に遭いながらも人間として成長していく姿を描いた。ストーリーの序盤で死んだ主人公の兄をゴーストとして登場させたり、また準主役の刑事の離婚等、警察官のマイナスイメージになりえる部分も劇中で描かれるなど、「応援」ゆえの制約が取れた分、様々な意味で幅を広げようとした、意欲作だった。

2001年度下半期(10月下旬から2002年3月まで)には、 宮崎美子主演による、シリーズ最初にして最後の女性刑事(かつ、やはり部長刑事ではない)を主人公とした「部長刑事シリーズ・警部補マリコ」が放送された。こちらは舞台が実在する部署である生活安全部に移り、母親の役目を果たしつつ、日常に根ざした事件を解決していく警部補の姿を描いた。前作で一旦途絶えた大阪府警察本部の「応援」が復活し、1話完結に戻るなど、従前の「部長刑事」のスタイルへの原点回帰が目立った。

この他に、年1回、シナリオコンクールが開催され、最優秀作品には賞金50万円と、ドラマ化の権利が与えられた。

[編集] シリーズの終焉

マンネリ化が出ていたり、先述の様に社会や事件が複雑化して30分で1話完結しがたくなった事や、テレビ朝日製作の全国ネットの放送の受け入れ等で編成上に問題が生じていた事から、最終的には、視聴率が低迷した事もあり(特に1997年以降は10%を下回ることが多くなっていた)、大阪ガスがスポンサーを降板。「警部補マリコ」放送中の2001年12月、シリーズ自体の打ち切りが発表された。こうして2002年3月、「警部補マリコ」の最終回をもって「部長刑事シリーズ」は終了、43年7ヶ月(およそ44年)の歴史にピリオドが打たれることになる。

放送回数は、部長刑事・部長刑事シリーズを合わせると2159回にもなる。

[編集] 主なスタッフ

【部長刑事】

  • 作:佐川桓彦、葉月一郎、小松徹、若槻文三、伊藤尚、茂木草介、小函橘、橘正巳、新章文子、藤本義一、香住春吾、大野武雄、松田斗茂胡、福岡恵子、三好一実、落合武司、吉田剛山浦弘靖小松江里子中村勝行、小野伸子、所川照江、石村嘉子ほか
  • プロデューサー:中西武夫、辰巳禎男、奥田哲雄、尾花信也ほか
  • 演出:中西武夫(第1回「俺は云えない」から第1513回「心斎橋筋界隈」までの内865本の演出を担当)、大鹿和男、河野雅人、伊東龍平、鶉野昭彦、疋田哲夫、尾花信也、郷田美雄、谷村政樹、辰野悦央、依田正和、株柳真司ほか
  • 応援:大阪府警察本部

【アーバンポリス24】

  • 監修:松本明
  • プロデューサー:岡村道範、大野逸雄、深沢義啓東浦陸夫、田村正志
  • 作:若槻文三、大野武雄、尾崎将也、林千代、杉尾幸正、篠崎好、森下直、杉本明生、小野伸子、橋場千晶、土井陽子、中山由美子、小川基之、南木顕生、金井貴一、児玉三恵子、高野香織、戸塚禎之、長谷川慎ほか
  • 演出:矢沢克之、古賀敏仁、皆元洋之助、田村正志、深沢義啓、亀田雅之、加島幹也、内片輝、山崎樹、津島勝、都築一興、原田眞治、鈴木晴之ほか
  • 応援:大阪府警察本部

【シンマイ。】

  • プロデューサー:森山浩一
  • 作:永冨義人、わかぎゑふ
  • 演出:内片輝、谷村政樹、元村次宏、小河久史

【警部補マリコ】

  • 監修:松本明
  • プロデューサー:東浦陸夫
  • 作:山田誠二ほか
  • 演出:皆元洋之助、石原興ほか
  • 応援:大阪府警察本部

[編集] 主な出演者

[編集] 「部長刑事」

[編集] 「アーバンポリス24」

[編集] 戸上班

[編集] 出海班

(その他)

[編集] 「シンマイ。」

(仲本班捜査員)

(鈴木班捜査員)

(所轄捜査員)

(その他)

[編集] 「警部補マリコ」

(その他)

[編集] テーマ音楽

【部長刑事】

【アーバンポリス24】

  • オープニングテーマ

【シンマイ。】

【警部補マリコ】

  • オープニングテーマ
    • 西浦達雄「Come Rain or Come Shine」
  • エンディングテーマ
    • 西浦達雄「風に吹かれて」

[編集] スペシャル版

  • 何度か番外編的内容のスペシャルも製作されており、キダ・タローなど様々なタレントがメインを張った。
「アーバンポリス24」の時期は、主に改編期ごとに1時間のスペシャル版が作られ、赤井英和などが主演。このスペシャル版には、当時エンディングテーマを唄った島田歌穂や岩崎宏美もゲストという形で出演した。

[編集] サブタイトル

[編集] 「部長刑事」

  1. 俺は云えない
  2. 口紅の秘密
  3. 黒い牙
  4. 五時間後の被害者
  • 116. 最後のお願い
  • 1012. 老人と地震とどじょう達
  • 1289. 悪魔の細い牙
  • 1290. 置き去られた者へ
  • 1291. 疑惑─父と娘と
  • 1292. 白雪姫と七人のデカ
  • 1293. 暴排刑事シリーズ 大阪暴力地図・殺人川流域
  • 1294. 真夜中の野獣パーティー
  • 1295. ドジな女に再び愛を
  • 1296. 部長刑事25周年 手品師・ピエロの殺意
  • 1297. 部長刑事25周年 暴排刑事シリーズ 4匹のサソリが来た!
  • 1298. 部長刑事25周年 人気作家シリーズその1 有明夏夫の明治十年・遊女人質殺人事件
  • 1299. 部長刑事25周年 人気作家シリーズその2 津本陽の「1998年の時効」
  • 1300. 部長刑事25周年 人気作家シリーズその3 筒井康隆の刑事たちのロンド
  • 1301. 部長刑事25周年 38年目にめざめた死体
  • 1302. 部長刑事25周年 白いブランコには誰もいない
  • 1303. 部長刑事25周年 逃亡者たちの讃歌
  • 1304. 部長刑事25周年 復顔・裏ビデオの女
  • 1305. 部長刑事25周年 情婦・わたしはサソリ座
  • 1315. 初春・昭和曽根崎無理心中
  • 1316. 殺人犯に二人のラブソングを
  • 1317. 浪速女房のウーマンパワー
  • 1318. 殺しのメモは地中海ブルーの女へ
  • 1320. コールガールの罠
  • 1321. 春は遠く・花咲かず
  • 1322. 俳句殺人事件
  • 1332. 初出動・神戸異人館の女
  • 1333. 平さん犬を追う
  • 1334. 条さんと花嫁の父
  • 1335. かなしい家族
  • 1336. フェリーのりばを急襲せよ!
  • 1337. ミナトのホテトル殺人
  • 1338. あと30分に賭けろ!
  • 1339. 自殺?他殺?港湾職員転落死事件
  • 1340. 悪魔が棲んだ女
  • 1351. 野球トバク殺人事件
  • 1513. 心斎橋筋界隈
  • 1600回記念スペシャル. 推理ドラマ「犯人は誰だ!?殺意の三重奏」~問題篇~
  • 1629. 恋人よ(「部長刑事」最終話)

[編集] 「アーバンポリス24」 

  • 13. 死神にグッドバイ
  • 単身赴任殺人事件
  • ガミ長危機一髪!
  • お好み焼殺人事件
  • 154. 命を売った空き巣
  • 190. 帰って来た浦島太郎の悲劇
  • 誘拐、その秘められた真実
  • 217. 新春時代劇・春が来た
  • 218. 嘘つき女刑事!20歳の黙秘
  • 239. 結婚、二つの選択
  • SP. 消えた浪花のモーツァルト
  • 248. 完全黙否の女
  • 259. 携帯電話を持つ少年
  • 264. 受験地獄・声なき叫び
  • 274. それでも家族を愛した男
  • 280. 黒木刑事を殴った男
  • 302. ダンス教室殺人の謎
  • 306. 兄に捧げるメロディー
  • 315. 激突!サギ男VS熱血刑事!
  • 316. 償いの右ストレート!
  • 321. 青少年犯罪シリーズ 援助交際
  • 322. ブラボー!ペットブーム
  • 370. 2000回記念シリーズ 家族の愛の物語・京都幻の家族
  • 371. 実娘誘拐
  • 高所恐怖症の男
  • 親父、なんで死んだんや!
  • 永遠の旅立ち・ゴメンやであなた
  • 臓器を提供した殺人犯
  • 快楽殺人・削除された女
  • 人間ホイホイ
  • 夫の暴力に泣く母娘
  • ご陽気な目撃者!
  • リストラを家族に告げられない男の犯罪
  • 狙われた班長!闇からの凶弾
  • さよなら川添刑事!涙の選択
  • 保険金殺人の罠に嵌った男
  • 影の私刑・過去を取り戻した女
  • 灼熱地獄・女逃亡録
  • 忍び寄るストーカー・美人OLの恐怖
  • 奪われた警察手帳
  • 相原京介、犬に休暇をもらう
  • 交番物語・喚声に消された友情
  • 私、寂しい・・・伝言ダイヤルの女!
  • 命の絆
  • 秘密を知られた女!援交殺人
  • ちいさな目撃証言者
  • 誇り高き抵抗!真の勇気
  • 疑惑・前編
  • 疑惑・後編
  • 目撃者に非ず
  • 恩讐の手錠
  • 愛妻物語
  • 愛を語る死体
  • 愛と哀しみの果てに・・・
  • 君がもう一度輝く為に・・・歪んだ犯罪
  • 人生の渇き
  • 気付かれなかった事件!
  • 涙でかすんだバージンロード
  • 或る誘拐・南紀白浜命の旅路・前編
  • 或る誘拐・南紀白浜命の旅路・後編
  • お受験!流砂の子
  • 情状酌量を拒んだ女
  • 何も書けなかった供述調書
  • ぼくらは中年探偵団
  • 車椅子の美女!記憶なき犯罪
  • 娘の初恋・父として
  • 張り込み
  • 悦子と父の大喧嘩
  • 一平とサブ!ライバル対決
  • 息子に父と名乗れなかった男
  • 決死のダイブ!危険な遊戯
  • 母さんが僕を捨てた
  • ラジオが救った命
  • この命燃えつきるまで
  • 浪速の愛のサクランボ!
  • 愛で描かれた肖像画の微笑み
  • わが子を誘拐した女
  • 女刑事の愛と悩み
  • 大阪の味・究極人情ラーメン
  • 一平よ!安らかに
  • 帰り道を忘れた男
  • かくれんぼ
  • 名探偵登場!
  • 妻ありて
  • もう一度走りたい
  • 目撃!
  • 大阪純愛物語!盗まれた恋文
  • 湯の花情話!
  • 女刑事・最後の事件
  • 女刑事
  • 狙われた美人刑事!
  • がせ!
  • 立花刑事、痴漢される
  • 消えた死体・愛を殺した女!?
  • 男心&女心!
  • まだ見ぬわが子へ・・・
  • ズッコケ警官事件帖
  • 花嫁は70歳
  • 父の怨歌
  • マラソン満
  • 最後のメリークリスマス
  • 弟からの預かり物
  • 私の中にいる他人!
  • 15年間の沈黙!
  • 影の記憶
  • 手!
  • 新米刑事・涙の手錠
  • 人情アパート
  • サブの決断!
  • ゆがんだ復讐!
  • 改心の絵
  • アリバイに刑事を使った女
  • 凶弾!京介傷だらけの勲章(「アーバンポリス」最終回)

[編集] 部長刑事放送に伴う影響

放送開始から43年半に渡って放送したが、頑なにTBSやテレビ朝日からの枠移動または打ち切り要請を断る等の製作手法を貫き通していた事や、全国ネット放送の受け入れ変更で影響が出たのは有名である。

  • TBSテレビ系列(JNN系列)時代(腸捻転時代)、この時間他の系列局では『お笑い頭の体操』を放送していたが、ABCに限り3日遅れで火曜日の同時刻で放送された(ちなみに火曜日の同時刻において、キー局TBS他多くの系列局では『みんなで出よう!!55号決定版!』が放送された。しかしながら他の基幹局では別番組に差し替え(例:北海道放送は朝日放送『プロポーズ大作戦』を放送)、一部の系列局でも他系列の番組が放送されていた。おそらくこの枠はローカルセールス枠だった模様(但しネットした局は同時・遅れを問わず基本的にトクホンが提供)。ちなみに同番組はABCでは土曜18:00〜18:30に放送された)。
  • ロート製薬・TBSからの度重なる要請を受け、前述の火曜19:30枠へ本番組を移動した上で『お笑い頭の体操』を同時ネット化する事に合意しかけたが、後述の腸捻転解消により実現しなかった。
  • 毎日放送(MBS)とのネット交換による腸捻転解消後の1975年4月以後はテレビ朝日系列(ANN系列)となったが、当時他の系列局では『秘密戦隊ゴレンジャー』から子供向けアニメやドラマ(『透明ドリちゃん』や『あばれはっちゃく』、当番組と同じく刑事モノの『胸キュン刑事』など、後に『愛川欽也の探検レストラン』などのバラエティーや『スラムダンク』などのアニメーションに変更)が放送されていた。このテレ朝発全国放送の番組はABCでは18:00〜18:30(後に17:55〜18:25、さらに17:30〜18:00、最終的には17:00〜17:30に変更)に先行放送された。この影響で1987年10月2日には、石原裕次郎死去特番の影響で最終回のみこの枠に移動したアニメ『宇宙船サジタリウス』も、ABCでは全国一早く放送された。
  • またこの影響で以下の子供向け番組についても放送時間を変更して放送が行われた。
  • その後1997年10月に19:00〜20:00の1時間枠でバラエティーが放送されたときも、2001年3月までABCは18:30〜19:30に先行放送され、また2001年4月に全国放送では18:30〜19:00に放送されていたインターネット情報番組『ねっとパラダイス』も17:00~17:30(ゴルフ中継がある際はさらに前倒し)に先行放送された。
  • スペシャル番組や野球中継などの放送により『部長刑事』を17:00〜17:30の枠に移して放送する場合は、新作を放送せず過去のアンコール放送を行っていたことが多かった。

[編集] 地方局向けの放送

1968年4月3日、水曜22:30〜23:00の枠で放送開始。同局での第1回は「マンションの女」。
開始当日の朝日新聞の番組案内では「一人の部長刑事を通して社会の種々相を描く捜査もの。朝日放送の制作で、関西ではすでに五百回近く放送されているが、関東地区では初めての放送」とある。他方、同日の毎日新聞夕刊の案内では「大阪弁の一人の部長刑事の警察官像を描く」とあり、大阪に深く密着したドラマという点は、当時さほど注目されなかったようである。
開始翌月、月曜23:15〜23:45に放送時間を変更、その後も日曜22:30、土曜24:00、月曜15:30………と、頻繁に放送時間の変更を繰り返した。
    • 三重テレビ放送
開局間もない1969年12月3日、水曜22:30〜23:00の枠で放送開始。同局での第1回は「千日前の女達」。当初の提供スポンサーは松下電器だった。
こちらも放送時間の変更が多かった。1970年代中期までは放送されていたもよう。
  • 腸捻転ネット時代のTBS系の地方局では、北海道放送山陽放送中国放送(腸捻転解消直前は木曜23:30〜24:00)・琉球放送がネットしていた。広島県では腸捻転解消後広島ホームテレビで一時期放送していた他、同局は「アーバンポリス」も再放送枠で放送したことがある。また、岡山県でも腸捻転解消後は香川県と相互乗り入れ前の岡山放送が一時期放送していた。
  • 高知県では、腸捻転時代から解消後に至るまで高知放送(日本テレビ系列)がネットしていた。本来ならTBS系のテレビ高知がネットするところだが、排他協定の適用を受けないローカルセールス番組なので系列外放送が可能だった。
  • いずれの局も遅れネットで、スポンサーは大阪ガスではなく、ローカルスポンサーに差し替えていた(スポンサーのクレジット表示がない時期もあり)。
  • 1970年代から1980年代にかけては、テレビ神奈川が「部長刑事」を放映。
(第1回:1973年4月3日(火曜21:30〜22:00)「大阪の女」、最終回:1980年3月26日(水曜22:30〜23:00)「星空の舞台さよなら公演」)
  • 1995年、北陸朝日放送が午前の再放送枠で『アーバンポリス』(戸上班黒木編)の一部を放送していた時期がある。
  • 瀬戸内海放送でも小野寺昭時代の『アーバンポリス』を土曜朝10時台に放送していた。
  • 1999年から2000年頃には山口朝日放送でも『アーバンポリス』を火曜朝10時台に放送していた。山口合同ガスおよび宇部市ガス局(現・宇部市ガス水道局)の販売圏なので当然大阪ガス提供ではなくノンスポンサーで、提供テロップはオリジナルのフリップに差し替えられていたが、フリップを納める時のタイミングによっては、「提供 大阪ガス」のテロップが一瞬だけ現れることがあった。
  • また、普段関西ローカルの番組をあまり流さない長野朝日放送では勝野洋時代の『アーバンポリス』を平日の朝11時台に放送していた。東京ガスの販売圏であるため大阪ガス提供ではなくスポンサーなし、提供テロップは出演者の写真に差し替えられていた。
  • 親会社が朝日新聞社と関係の深い岐阜放送でも、「部長刑事シリーズ」が番販にて放映された。(2000年4月1日〜2002年4月29日)
「アーバンポリス」出海班編の中盤から開始し、「シンマイ。」を経て、「警部補マリコ」終了まで放映を続けた。(放送時間は土曜12:30〜13:00。ただし「シンマイ。」末期からは月曜12:00〜12:30。本放送より2〜4週遅れ。)
一貫して提供はなく、本放送の提供テロップには、強引に「日本ガード」などのスポットCMをかぶせたり(「アーバンポリス」)、「提供 岐阜放送あすの住まい展」など傍系会社の提供クレジット(ブルーバック)を挿入したりした(「シンマイ。」以降。実際には傍系会社のCMは入らず、便宜上のものだったと思われる)。
このうちの「シンマイ。」では、脇の刑事役の俳優が不祥事を起こし、逮捕されるという事態が起こった。ABCテレビでは再編集などの為、その後の2〜3週分を科学番組に差し替える措置をとった。しかし、実質的に時差ネット状態だった岐阜放送では、その後流す予定だった数回分を全て放送中止に、さらに、ABCテレビで再開後の数回分も放送しなかった(その間はテレビショッピング番組などに差し替えた)。従って岐阜放送では、ストーリーの重要な部分がかなり飛んでしまう形になった。

[編集] 備考

  • 「部長刑事シリーズ」の終了後、朝日放送の大阪ガス提供枠は平日帯のミニ番組『きらっと』→『美味彩菜』へと枠移動する。
  • 「新・部長刑事 アーバンポリス24」は、関西の新聞等でのテレビ番組表では、従来からのなじみもあってか、もっぱら「新・部長刑事」と表記されていた。
  • 刑事役の役者が本当に犯人を捕まえ、警察に引き渡したことがある。当時の新聞報道では、被疑者は本当の刑事と勘違いしていたといわれている。
  • 黒木哲部長刑事(勝野洋・11代)は、「部長刑事シリーズ」の歴代主人公のなかで、唯一「殉職」という形で番組を去っている。
それまでは番組を去るに当たっては、ストーリー上では「転勤」を理由とするのが通例で、黒木部長刑事も当初はその予定だった(実際に放送されたストーリーのなかでも、警視庁への復帰話が出てきている)。 しかし脚本を読んだ勝野が「もし俺が突然いなくなったらどうなるだろう」と口走ったのをきっかけに、「殉職」という結末が用意されたのだという。負傷しつつもある大きな事件を解決に導いた後、道路に飛び出した子供を助けようとして交通事故死、という形だった。
  • このシリーズが異色だったのは、「シンマイ。」を除き、「大阪府警察本部応援」という肩書きがあったことである。このシリーズが全国的なメディアで紹介される際、必ず特徴に挙げられていたのが「関西ローカルの長寿ドラマ」、そしてこの「製作に本物の警察が協力している」という点であった。
初期のストーリーは実際の事件が下敷きとなり、また初期の作者のひとりである佐川桓彦は、当時現職の警部だった。
「アーバンポリス24」の頃には流石にそこまではいかなくなったが、府警の広報担当が、ストーリーなどにアドバイスを送っていたという。
警察署の玄関などのシーンでは、他のドラマでは他のビルをそれらしく見せるのが普通であるが、この作品では本物の警察署前でロケすると言うのも珍しくなかった。
  • 前CM(「大阪ガス・オープニングCM」含む)→番組オープニング→本編→番組エンディング(スタッフロール)→後CM→次回予告(提供クレジット含む)
上記は「アーバンポリス24」当時の番組の流れだが、ドラマの本編に一切CMを挟まないのも、このシリーズの特徴だった。
当時は既にあらゆるテレビ番組において、番組の中盤やヤマ場でCMを入れるのは当たり前になっていた。逆に言えば、このシリーズのようなCMの入れ方は、古めかしいものであった。しかしシリーズ終了までこの体裁は崩れることがなかった。
(「アーバンポリス24」での、1時間のスペシャル版は例外。)
なお、シリーズ自体の最終回となった「警部補マリコ」の最終話では、後CMのさらにあとに、スポンサーの大阪ガスによる「部長刑事シリーズ」終了の挨拶CMを流した。ABCの放送フィルムライブラリーと思われる場所(ABCセンターの北にある第3別館の映像アーカイブ室)の、「アーバンポリス24」の放送用ビデオテープの箱がずらりと並んで収められている棚を背景に、シリーズ終了の報告と、視聴者への感謝を呼びかける内容の挨拶を流したもの。また、その後に流れた提供クレジットでは、エンディングテーマの「風に吹かれて」をBGMに、歴代部長刑事(もしくは主人公)の白黒の顔写真を、ひとりずつ順番に流していた。 
  • 相原京介部長刑事(京本政樹・13代)の時代にはノベルティがいろいろと製作された。出色は「フィギュア」と「携帯ストラップ」。後者は番組内でプレゼントされただけでなく、大阪市内のある玩具店で限定発売もされた。また、後期のエンディングテーマである「いとしくて…」は、京本自身の作詞・作曲・歌によるもので、インディーズレーベルながらCDとしても発売された。京本は自らテーマソングを歌った唯一の部長刑事として名を残すことになった。(因みにこのCDのカップリングで、セルフカバーの「冬色の街」も、1回だけ本編に挿入歌として使われた。)

[編集] 脚注(阪神・淡路大震災発生時のスポンサーの対応)

  1. ^ 阪神・淡路大震災発生以降の数ヶ月間は、本震・余震時に止まったマイコンメーターの復帰方法や被災地域におけるガスの復旧見込みなど、必要な告知を流した以外は公共広告機構(現:ACジャパン)のCMに差し替えていたが、番組自体は引き続き提供していた(1995年4月29日放送分よりスポンサーに復帰)。

[編集] 外部リンク

[編集] 前後番組の移り変わり

大阪テレビ朝日放送 土曜19時台後半
1958年9月~2001年3月
前番組 番組名 次番組
ほろにがショー 何でもやりまショー
※よみうりテレビへ移行
連続アクチュアルドラマ 部長刑事
新·部長刑事 アーバンポリス24
不思議どっとテレビ。これマジ!?
19時~ ※テレビ朝日からネット
朝日放送 土曜18時台後半
2001年4月~2002年3月
年中夢中コンビニ宴ス(60分)
 ※テレビ朝日から時差ネット(30分先行)
部長刑事シリーズ・シンマイ。
部長刑事シリーズ・警部補マリコ
ねっとパラダイス
 ※テレビ朝日からネット
朝日放送 大阪ガス一社提供
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連続アクチュアルドラマ 部長刑事
新·部長刑事 アーバンポリス24
部長刑事シリーズ・シンマイ。
部長刑事シリーズ・警部補マリコ