ウルトラシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

ウルトラシリーズ」とは、TBS1966年(昭和41年)1月2日から日曜日19:00-19:30台の番組枠で制作・放映したTV特撮作品シリーズ、「空想特撮シリーズ」のこと。

または、円谷プロダクションがこのTBS「ウルトラシリーズ」枠で制作開始し、以後現在に至るまで継続しているTV特撮作品シリーズのこと。

目次

[編集] TBS版「ウルトラシリーズ」

1966年(昭和41年)、TBSは円谷特技プロダクション制作のテレビ番組『ウルトラQ』の大ヒットを受け、武田薬品の提供によるこの番組枠を「タケダアワー」の表記と併せ、次作品『ウルトラマン』以降の同枠の作品群をマスコミに対し「ウルトラシリーズ」と銘打ってシリーズ化。一大社会現象となった「怪獣ブーム」の牽引役となった。

「怪獣ブーム」を巻き起こしたTBSの「ウルトラシリーズ」であるが、『ウルトラQ』に続く第二弾『ウルトラマン』の制作スケジュールが遅れに遅れ、放映延長が不可能となった。TBS側はこの「ウルトラシリーズ」の続行を望み、東映によって『キャプテンウルトラ』が制作され[1]、この『キャプテンウルトラ』を、TBSは「宇宙特撮シリーズ」、「ウルトラ・シリーズ第三弾」として内外にセールスした[2]

『キャプテンウルトラ』終了後、この番組枠は再び円谷特技プロ制作作品に戻り、『ウルトラセブン』、『怪奇大作戦』が「ウルトラシリーズ」として放送された[3]。したがって、TBSの番組枠としての「ウルトラシリーズ」は、以下の5作品である。

[編集] TBS「ウルトラシリーズ」(空想特撮シリーズ)

ウルトラQ
1966年(昭和41年)1月2日 - 7月3日。全28話(初回放送全27話)。
ウルトラマン
1966年(昭和41年)7月17日 - 1967年(昭和42年)4月9日放送。前夜祭+全39話。
キャプテンウルトラ
1967年(昭和42年)4月16日 - 9月24日放送。全24話。
ウルトラセブン
1967年(昭和42年)10月1日 - 1968年(昭和43年)9月8日放送。全49話。
怪奇大作戦
1968年(昭和43年)9月15日 - 1969年(昭和44年)3月9日放送。全26話。

[編集] 概要・特徴

TBSは「タケダアワー」枠で、世界的に有名な東宝の特撮監督、円谷英二の創設した「円谷特技プロ」による、本格的特撮ドラマ『ウルトラQ』を企画。一年にわたる制作期間と破格の予算を投入し、1966年(昭和41年)1月2日から放映開始された『ウルトラQ』は、それまで銀幕でしか観られなかった怪獣をお茶の間に登場させて、たちまち日本全国に一大「怪獣ブーム」を巻き起こした。

この「怪獣ブーム」のなか、TBSは番組枠のシリーズ化を決定。全28話の『ウルトラQ』を1話飛ばして終了し、円谷監督をゲストに招いて杉並公会堂で開催した『ウルトラマン前夜祭』の公開録画を放映。ブームを煽る戦略で翌週放映開始された『ウルトラマン』は大ヒットとなり、「怪獣ブーム」を過熱させた。

TBSは一連のこの特撮ドラマ枠を「ウルトラ・シリーズ」と命名。制作プロを東映に代えた続く『キャプテンウルトラ』は「宇宙特撮シリーズ」の名の下、舞台を宇宙に拡げた「スペース・オペラ」となった。『キャプテンウルトラ』も視聴率は30%台を弾き出したが、40%に迫っていた前作『ウルトラマン』のあとだけに、制作者側はこれを大きく捉え、結果、一大「怪獣ブーム」の波に押される形で、シリーズ後半から『怪獣ぞくぞくシリーズ』として、『ウルトラマン』に倣った怪獣中心の作劇に変更されることとなった。

円谷特技プロの制作体制が整うと、TBSは2クール(全26話)予定だった『キャプテンウルトラ』を2話減らし、前倒しで『ウルトラセブン』の放映を開始した。「シリーズ第四弾」である『ウルトラセブン』では、『キャプテンウルトラ』を引き継ぐ宇宙時代を題材にした作劇と、『シュピーゲル号』の合体メカニック描写が受け継がれ、初の1年間のロングラン放映となり、怪獣路線の最後を飾った。マスコミは『ウルトラセブン』の番組終了を、そのまま「怪獣ブームの終了」として同一視した[4]

「怪獣ブーム」終焉を受けたTBSは続いて「妖怪ブーム」を当て込んだ怪奇路線に題を求め、『ウルトラQ』や『キャプテンウルトラ』同様に、巨大ヒーローの登場しない『怪奇大作戦』を放送。これがTBS「ウルトラシリーズ」最後の作品となった。

関西圏では当時のネット局である朝日放送で放映。『ウルトラマン』第26・27話の前後篇では、大阪でのロケに全面協力している。

[編集] 円谷プロ版「ウルトラシリーズ」

「TBSのウルトラシリーズ」とは別に、円谷特技プロダクションが制作した作品のみによる呼称として、「ウルトラシリーズ」が語られる場合もあり、現在はこちらが主流のようである[5] 。「仮面ライダーシリーズ」「スーパー戦隊シリーズ」「メタルヒーローシリーズ」と並ぶ、日本の代表的な特撮作品シリーズである。

以降、円谷プロ「ウルトラシリーズ」の主要作品を記す。特に断りがないものはテレビシリーズ。なお、各作品群の概要・特徴はあくまでも、そのグループを全体的に見た上での特徴であり、作品ごとの細かい差異・特色などについては、各作品の記事を参照のこと。テレビ番組から派生した他メディア上の作品も含むため、円谷プロ「ウルトラシリーズ」全体の分類は複雑なものになるが、おおよそ以下のような内訳になる。

  1. 初期の空想特撮シリーズ(『Q』『マン』『セブン』)
  2. 『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』と共通の世界観を持ち、M78星雲・光の国から地球を守るためにやってくるウルトラ戦士達の活躍を描いた『帰ってきたウルトラマン』以降のテレビ番組(→宇宙警備隊、光の国またはウルトラの星、M78星雲
  3. 設定を一新して、異なる世界観の中でのウルトラマンを描いた作品(『ザ☆ウルトラマン』、『ウルトラマンティガ』以降の平成ウルトラマン等)
  4. 上記の作品から派生してつくられた映画やオリジナルビデオ作品
  5. 5分番組やTVスペシャル等
  6. 諸般の事情により他社作品でありながらウルトラシリーズの範疇で語られることもある作品。

これらの作品群は、一部の例外を除き、「主人公がウルトラ○○という巨大な超人に変身して怪獣と戦うこと」を骨子としている。これより、円谷プロ版「ウルトラシリーズ」について解説する。

[編集] 第1期ウルトラシリーズ(空想特撮シリーズ)

キャプテンウルトラ』は、正式な「TBSウルトラシリーズ」の番組のひとつであるが、これは東映制作作品であるので、「円谷プロ(円谷特技プロ)の制作番組群としてのウルトラシリーズ」には含まれない。また、同じく正式な「TBSウルトラシリーズ」の番組のひとつである『怪奇大作戦』は、円谷特技プロの作品であるが、現在は同プロダクション自身がシリーズに加えていないようである。

したがって、円谷特技プロダクションに限って「第1期ウルトラシリーズ」という呼称を使うなら、以下の三作品がこれに当たる。

ウルトラQ
1966年(昭和41年)1月2日 - 7月3日。全28話。
ウルトラマン
1966年(昭和41年)7月17日 - 1967年(昭和42年)4月9日放送。全39話。
ウルトラセブン
1967年(昭和42年)10月1日 - 1968年(昭和43年)9月8日放送。全49話。

[編集] 概要・特徴

円谷特技プロが制作し、日本で初めて大がかりな特撮を導入したテレビドラマ『ウルトラQ』が大ヒットとなり、その後継作として制作された『ウルトラマン』が、最高視聴率42%の特大ヒットとなったため、「空想特撮シリーズ」、または「ウルトラQ空想特撮シリーズ」と銘打たれる最初の番組シリーズとなった。

この円谷プロ「ウルトラシリーズ」(空想科学シリーズ)は、朝日ソノラマの「ファンタスティック・コレクション」シリーズなど、1978年以降の商業出版物によって再評価が始められた。これらの出版物では、『ウルトラQ』から『ウルトラセブン』までの3作品を「第1期ウルトラシリーズ」と総称し、以後定着したが、これはあくまで現在の呼称であり放映当時のものではない。

[編集] 第2期ウルトラシリーズ

帰ってきたウルトラマン
1971年(昭和46年)4月2日- 1972年(昭和47年)3月31日放送。全51話。
ウルトラマンA
1972年(昭和47年)4月7日 - 1973年(昭和48年)3月30日放送。全52話。
ウルトラマンタロウ
1973年(昭和48年)4月6日 - 1974年(昭和49年)4月5日放送。全53話。
ウルトラマンレオ
1974年(昭和49年)4月12日 - 1975年(昭和50年)3月28日放送。全51話。

[編集] 概要・特徴

「TBSのウルトラシリーズ」枠は『ウルトラセブン』を以て終了するが、円谷プロとしての「ウルトラシリーズ」は以後も断続的に製作された。まず、『帰ってきたウルトラマン』が、『ウルトラセブン』放送終了から2年半のブランクを経て、同じTBSの番組枠で1971年4月を以て放映開始され、ここに円谷プロ「ウルトラシリーズ」が再開されることとなった。関西圏では「第1期ウルトラシリーズ」に続き、当時のネット局である朝日放送で放映された。

第二次怪獣ブームや変身ヒーローブームの中核となった本シリーズは、TBSプロデューサー・橋本洋二の意向が強く打ち出され、いわゆる「スポ根」ブームの影響を強く受けてSF的な要素よりも「ウルトラマンの超能力を手にした青年の心身の成長」というテーマを重視し、青春ドラマやホームドラマの色彩が強くなっている。

いずれの作品も主人公は成長途上の青年として描かれている。ウルトラマンと一心同体となることで地球防衛という重大な使命を帯びた彼らが、ウルトラマンの超能力が理由で苦悩したり、仲間との軋轢を抱える、時には敵に苦戦する、怪獣や宇宙人との戦いのなかで大切なものを失う、といった目の前に立ちはだかった障害を乗り越えていきながら、心身ともに成長していく様がドラマの主軸に据えられていた。

また、主人公の私生活や、(視聴者の分身ともいえる)主人公を兄のように慕う少年を中心に、主人公を取り巻く市井の人々との交流も多く描かれていた。少年も家族との死別を乗り越え、そして主人公に教え導かれながら成長していった。強敵に一度敗北したウルトラマン=主人公が、そんな少年に勇気をもらうこともあった。

本シリーズの最大の特徴はやはり、『帰ってきたウルトラマン』における初代ウルトラマンとウルトラセブンの客演から始まり、『ウルトラマンA』においてウルトラ兄弟の設定が確立し、『ウルトラマンタロウ』ではそれを発展させてウルトラファミリー路線が打ち出されたことである。過去の人気怪獣や歴代ウルトラマンの客演も大きなセールスポイントになったと同時に、この試みによって本シリーズは4年間も続くロングランとなり、仮面ライダーシリーズとともにブームの中核を担っていた。

こういったスポ根やホームドラマ要素を含んだ作劇に対し、1979年朝日ソノラマより刊行された「ファンタスティック・コレクション 空想特撮のすばらしき世界 ウルトラマンPARTII」において、「第1期シリーズのSF性が蔑ろにされている」といった論点から、厳しく批判が展開された。この論陣の中心となったのは、1950年代生まれの第1期ウルトラシリーズ世代のライターたちだった。これを定本に、同じ朝日ソノラマから1982年以降に出版された「不滅のヒーロー ウルトラマン白書」は版を重ねても、論調にまったく変化が見られなかった。

しかし、1990年代後半に辰巳出版から出版された「検証・第2次ウルトラブーム」と銘打つ作品別のムック本では、おもに1960年代半ば生まれの第2期世代のライターが編集に携わり、彼らによって第1期シリーズを基準に捉えた前述の論調に対する反論として、各作品の持ち味や当時の時代・社会背景などを考慮した再評価や再検証が行われた。

また、映像ソフト面での後押しとして、2002年から2006年にかけて、『帰ってきたウルトラマン』より順に、デジタル技術によって本放映当時の色彩が鮮やかに甦ったDVDが発売された。

[編集] 第3期ウルトラシリーズ

ザ☆ウルトラマン
1979年(昭和54年)4月4日 - 1980年(昭和55年)3月26日放送。全50話(アニメ作品)。
ウルトラマン80
1980年(昭和55年)4月2日 - 1981年(昭和56年)3月25日放送。全50話。

[編集] 概要・特徴

『ウルトラマンレオ』終了と同時に、ウルトラシリーズは再び幕を下ろしていた。

しかし1970年代後半、社会人や大学生に成長した第1期世代による、書籍類でのウルトラシリーズ評価が皮切りに、首都圏での早朝再放送などの「ウルトラマンフィーバー(当時の流行語をもじったもの)」を受け、新たに制作されたのが本シリーズである。

『ザ☆ウルトラマン』の壮大なストーリーや『ウルトラマン80』のハイレベルな特撮映像や学園ドラマなど新たな要素はあったものの、視聴率及び商品展開では期待を大きく下回る形となり、「TBSとの共同制作による19時枠のウルトラシリーズ」はここで完全に終了した。関西圏では「第1期・第2期ウルトラシリーズ」と異なり、1975年3月31日ネットチェンジによってABCに代わってネット局となった毎日放送で放映された。

上述の通り、『ウルトラQ』から『ウルトラマン80』はTBSが製作を担当し、基本的に同じ作品世界の設定であることから、一括りのシリーズとして扱われるケースが多い。ただ、『ザ☆ウルトラマン』に関してはアニメーション作品であることや、ほかの8作品とも世界観を共有していないことから、本放送終了以降は関連書籍での作品紹介や商品展開などで、番外的な扱いを受けているケースもある。

『ウルトラマン80』終了後、1996年に『ウルトラマンティガ』が開始されるまでTVシリーズは16年間も制作されなくなり、映画やオリジナルビデオといった多様な展開が行われ、シリーズの区切りが不明確になる。そのため、「第○期」という区分は商業誌などの公式記事には使用されなくなった。

[編集] ウルトラマンキッズ(テレビアニメ)

ウルトラマンキッズのことわざ物語
1986年4月16日 - 11月19日放送。
ウルトラマンキッズ 母をたずねて3000万光年
1991年11月17日 - 1992年5月24日NHKBS2NHK教育)。

[編集] 国外展開or国内OV展開、劇場用

ウルトラマンUSA
1989年4月28日公開。アメリカとの合作による劇場用新作アニメーション映画。ウルトラマン大会(フェスティバル)内の1作として日本上映。
ウルトラマンG
1990年9月 - 1991年5月ソフト発売。全7巻(全13話)。オーストラリアとの合作によるオリジナルビデオシリーズ。
1995年7月8日 - 9月30日放送[6]
ウルトラマンパワード
1993年12月 - 1994年8月ソフト発売。全7巻(全13話)。アメリカとの合作によるオリジナルビデオシリーズ。
1995年4月8日 - 7月1日放送。エンディングテーマがビデオ版から変更されている。
ウルトラマンゼアス
1996年3月9日公開。劇場用新作映画。ウルトラマンワンダフルワールド内の1作。
ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影
1997年4月12日公開。劇場用新作映画。

[編集] 概要・特徴

国際マーケットを視野に入れた円谷皐円谷プロ社長(当時)の意向によって、テレビシリーズが長期休止期間であった1980年代から1990年代中頃まで、日本国外の資本との提携・合作によるビデオシリーズや劇場用新作など、TV以外の媒体で多くのウルトラマンが登場した。これら作品はビデオ展開のみならず後に放映枠を与えられ、久々のテレビシリーズであるウルトラマンティガ以前にテレビシリーズの放映が行われている。

上記の作品群はM78星雲の存在など、設定上は過去のウルトラシリーズと共通項を持つが、ウルトラマンゼアス主演の2作品を除き、作品内では世界観の共有がさほど意識されていない。

[編集] 国内TVSP・OV展開

平成ウルトラセブン
ウルトラセブン 太陽エネルギー作戦
1994年3月21日放送。
ウルトラセブン 地球星人の大地
1994年10月10日放送。
ウルトラセブン誕生30周年記念3部作
1998年6月 - 8月ソフト発売。全3巻(全3話)。
ウルトラセブン1999最終章6部作
1999年7月 - 12月ソフト発売。全6巻(全6話)。
ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作
2002年5月 - 9月ソフト発売。全5巻(全5話)
ウルトラマンネオス
1995年パイロット版公開。
2000年11月 - 2001年5月ソフト発売。全12巻(全12話)。
2012年2月26日 - 放送[7]

[編集] 概要・特徴

「平成ウルトラセブン」は『ウルトラセブン』の直接の続編として通商産業省・資源エネルギー庁とのタイアップのもとに日本テレビで制作されたシリーズ。従来のフィルム撮影手法を採らず、ビデオ撮影で制作された。

またウルトラマンネオスはOVで展開されたシリーズで、共に数年に跨って長期展開された。

[編集] 平成ウルトラシリーズ初期3部作

ウルトラマンティガ
1996年(平成8年)9月7日- 1997年(平成9年)8月30日放送。全52話。
ウルトラマンダイナ
1997年(平成9年)9月6日 - 1998年(平成10年)8月29日放送。全51話。
ウルトラマンガイア
1998年(平成10年)9月5日 - 1999年(平成11年)8月28日放送。全51話。

[編集] 概要・特徴

『ウルトラマン80』終了から16年後にして、ウルトラマン生誕30周年を迎えた1996年、ウルトラマンがテレビの画面に復活した。

昭和ウルトラシリーズとは世界観を一新し、「M78星雲からやってきた宇宙人」という従来の設定が排除され、いずれの作品のウルトラマンも「地球人の青年が自ら変身する光の巨人」として描かれている。また、タイプチェンジ可能というシリーズ初の試みが特徴で、映像面では、これまでのシリーズと同様、フィルムで撮影し、技術の進歩によりCGが随所に盛り込まれている。

世界観を共有するのは『ウルトラマンティガ』と『ウルトラマンダイナ』のみだが、『ウルトラマンガイア』も続けて製作され、視聴率や玩具売上も好成績を収めたこと、スタッフや制作体制が続投していること、映画『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』において3人の光の巨人が共演を果たしたことから、3作品合わせて「平成(ウルトラマン)3部作」と呼ばれている。これら3作品とも視聴率および玩具売上の商業面で好成績を残している。

そして、各作品の外伝作品となるオリジナルビデオが2001年(完全版DVDが2004年)、DVDメモリアルボックスが2007年に発売され、さらには2008年の映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では3人の光の巨人がウルトラ兄弟と共演している。

TBS系列の在阪局である毎日放送(MBS)が番組枠を提供、制作を担当し、この新たな枠組みで新シリーズが開始された。円谷プロの「ウルトラシリーズ」を製作することとなった毎日放送の意気込みも強く、放映期間中には大阪茶屋町の毎日放送社屋入口前に、番組ごとにそれぞれの巨大ウルトラマン像が設置されて名所となった。

[編集] 2001年以降のウルトラシリーズ

ウルトラマンコスモス
2001年(平成13年)7月7日 - 2002年(平成14年)9月28日放送全65話(初回放送分は60話)。
ウルトラマンネクサス
2004年(平成16年)10月2日 - 2005年(平成17年)6月25日放送。全37話(ほか、extra1話)。
ウルトラマンマックス
2005年(平成17年)7月2日 - 2006年(平成18年)4月1日放送。全39話(ほか、総集編1回放送)。
ウルトラマンメビウス
2006年(平成18年)4月8日 - 2007年(平成19年)3月31日放送。全50話。
ウルトラギャラクシー大怪獣バトル
2007年(平成19年)12月1日 - 2008年(平成20年)2月23日放送。全13話。
ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY
2008年(平成20年)12月20日 -2009年(平成21年)3月14日放送。全13話。

[編集] 概要・特徴

円谷英二生誕100周年とウルトラシリーズ35周年を迎えた2001年に、毎日放送によって制作された『ウルトラマンコスモス』を機に、ウルトラシリーズが再開された。しかし、以降のシリーズは1作品ごとにブランクや時間枠移動があったりなど複雑化しているため、2001年以降のシリーズ区分は公式には定まっていない。

劇場用映画とのメディアミックスが定着し、『ウルトラマンマックス』を除いてTVシリーズとリンクした映画が制作されている。また、『ウルトラマン』を除く昭和シリーズと平成3部作は4クール作品だったが、『ウルトラマンコスモス』以降は5クールだったり3クールだったりなど、放送期間は不統一である。しかし、『ウルトラマン80』終了から『ウルトラマンティガ』開始時のように、TVシリーズが20年近く休止期に入っていた頃よりは、作品を放送する環境は好転していると言える。

毎日放送との「ウルトラシリーズ」は『ウルトラマンコスモス』で終了となり、次作『ウルトラマンネクサス』は、「新たなウルトラマン像を創造する」ことを主目的とした「ULTRA N PROJECT」の一環として制作され、以降TBS系列の在名局中部日本放送(CBC)が製作を担当し、放送時間枠も土曜18:00から土曜7:30に移動した。

「N PROJECT」終了後は、原点回帰をコンセプトとした『ウルトラマンマックス』が放送され、制作は引き続きCBCが担当。スタッフの多くも『ウルトラマンネクサス』から引き継いでいる。

シリーズ40周年記念作品として制作された『ウルトラマンメビウス』は、『ウルトラマンマックス』で好評だった原点回帰を推し進めて昭和ウルトラマンシリーズと繋げ、昭和の歴代ウルトラマンや人気怪獣が登場している。しかし、放送時間枠が土曜17:30(ローカルセールス枠)に移動し、一部未放映の地域ができてしまう。

『ウルトラマンネクサス』『ウルトラマンマックス』『ウルトラマンメビウス』の3作品は、近年の少子化問題の煽りを受けて視聴率および玩具売上の商業面で苦戦を強いられたが、『ウルトラマンメビウス』はTVシリーズ終了後も様々なメディアミックス作品が製作された。

『ウルトラマンメビウス』終了後は、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』とその続編『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』や、『ULTRA SEVEN X』のような1クール作品など、長期放送のTVシリーズ以外の作品が制作される。

[編集] 深夜番組

ウルトラQ dark fantasy
2004年(平成16年)4月6日 - 9月28日放送。全26話。
ULTRASEVEN X
2007年(平成19年)10月5日 - 12月21日放送。全12話。

[編集] 概要・特徴

2000年代に入ってからは昭和シリーズのリメイクもしくは原点回帰的な作品を製作することが多くなっている。2004年には『Q』のリメイクとして『Q dark fantasy』が深夜枠に放映された。また、2007年10月からはウルトラセブン40周年記念作品として『ULTRASEVEN X』が深夜枠にて放送されている。

[編集] 全作品共通事項

  • 各作品のオープニングタイトルの所で、その回に登場する「怪獣○○登場!!」という字幕が入る(『Q』、『セブン』、『80』、『G』、『ネクサス』『ギャラクシー』、『ギャラクシーNEO』を除く)。

[編集] ネット局

[編集] 第1期 - 第3期、ティガからメビウスまで、ULTRASEVEN X

※系列は現在の系列。TBS系列外局では放送されなかった作品もあり。○はULTRASEVEN Xをネットしていた局。

放送対象地域 放送局 系列 備考
関東広域圏 TBSテレビ TBS系列 Qから80までの制作局
近畿広域圏 朝日放送 テレビ朝日系列 「Q」から「レオ」まで
1975年3月30日まではTBS系列局
毎日放送 TBS系列 ティガからコスモスまでの制作局
「ザ☆」から
中京広域圏 中部日本放送 ネクサスからメビウスまで、ULTRASEVEN Xの制作局
北海道 北海道放送
青森県 青森放送 日本テレビ系列 「Q」・「マン」のみ
青森テレビ TBS系列 「帰マン」から
岩手県 IBC岩手放送
宮城県 東北放送
秋田県 秋田放送 日本テレビ系列
山形県 山形放送
テレビユー山形 TBS系列 「ティガ」から
福島県 福島テレビ フジテレビ系列 「80」まで
1983年3月まではTBS系列とのクロスネット局
テレビユー福島 TBS系列 「ティガ」から
山梨県 テレビ山梨 「帰マン」から○
長野県 信越放送
新潟県 新潟放送
静岡県 静岡放送
富山県 北日本放送 日本テレビ系列 「Q」・「マン」・「セブン」・「ザ☆」のみ[8]
富山テレビ フジテレビ系列 「帰マン」から「レオ」まで
チューリップテレビ TBS系列 「ティガ」から
石川県 北陸放送
福井県 福井放送 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
「80」まで
岡山県
→岡山県
香川県
山陽放送 TBS系列 「80」まで岡山県のみ放送
「ティガ」から香川県でも放送[9]
島根県
鳥取県
島根県
山陰放送 「Q」から「A」第24話までは島根県のみ放送
「A」第25話以降は鳥取県でも放送[10]
広島県 中国放送
山口県 テレビ山口 「帰マン」から、「メビウス」は未放送
愛媛県 南海放送 日本テレビ系列
あいテレビ TBS系列| 「ティガ」から
高知県 テレビ高知 「帰マン」から
福岡県 RKB毎日放送
長崎県 長崎放送 「メビウス」は未放送
熊本県 熊本放送
大分県 大分放送 「メビウス」は未放送
宮崎県 宮崎放送
鹿児島県 南日本放送
沖縄県 琉球放送

[編集] ウルトラギャラクシー大怪獣バトル、ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY

[編集] ウルトラQ dark fantasy

[編集] その他テレビ番組

[編集] 帯番組

ウルトラファイト』と『メロス』と『ナイス』はTBS系。その他はすべてテレビ東京(東京12チャンネル)系。CS放送でも帯番組を放送。

[編集] オリジナルドラマ

[編集] ゲスト出演

[編集] 情報番組

  • デュア!!ウルトラマンランド スパあらおリゾート情報番組(1996年10月12日 - 2002年09月28日)
三井グリーンランドウルトラマンランドで収録されたローカル番組

[編集] 関連特番

  • 現代の主役 ウルトラQのおやじ(1966年6月2日、TBS)
  • 初公開!ウルトラマン裏のウラ(1989年03月)
  • 今、蘇る『ウルトラQ』の世界(1990年4月)

[編集] 再放送番組

  • 泉麻人のウルトラ倶楽部 - 1987年夏にTBSが深夜帯にウルトラQとウルトラセブンの再放送を行った時のタイトル。
放送は1日に2話ずつ行われた。Qは製作順、セブンは監督別に放映された。泉麻人は本編の放映前に登場し解説を行った。
過去作品のセレクト再放送、スペシャル総集編、映画やビデオ作品の分割放送など。ウルトラマンゼロがナビゲーターを務める。

[編集] 情報バラエティ番組

[編集] 映画

[編集] 昭和期

[編集] 平成期

[編集] アニメ映画

[編集] ゲスト出演

[編集] オリジナルビデオ

[編集] 平成ウルトラシリーズ

[編集] オリジナルビデオアニメ

[編集] オリジナルビデオドラマ

[編集] その他

[編集] CM

  • 大手石油会社の出光興産がウルトラマンゼアスとタイアップしたCMを放送。2007年からは「進めウルトラ出光人」という3人の新しいウルトラマンが登場。以前は初代ウルトラマンカネゴンが女優の菅野美穂と共演している。
  • 暖房機メーカーのコロナは、ウルトラマンティガ以降のウルトラヒーローを起用してのCMを流している。2005年度はウルトラマンネクサスジュネッスブルー他が登場。
  • 2005年の川崎市長選の宣伝キャラクターとしてウルトラマンキッズが起用された。
  • 2009年のホンダ・ステップワゴンのCMキャラクターとしてウルトラ家族(初代マン、セブン、エース、タロウ、ダイナ、メビウス、父、母)が登場している。

[編集] 制作中止となった企画

ウルトラマン ジャイアント作戦
劇場用作品。テレビシリーズ編集の企画へ変更され、検討された内容の一部はテレビシリーズへ生かされる。後に本案を基にした漫画や小説が制作されている。
ウルトラマン 怪獣聖書
劇場用作品。佐々木守脚本、実相寺昭雄監督、ATG製作で、『ウルトラマン』放送当時の1966年を舞台に、科特隊などのキャストを総変更して製作する予定であったが、ATGなどの都合で製作されず。『ウルトラQザ・ムービー 星の伝説』の元になる。
ウルトラ超伝説
劇場用作品。『ウルトラマン物語』の次回作として検討されたが、結果が芳しくなく企画凍結。
ウルトラQ モンスターコンチェルト
劇場用作品。怪獣デザイン公募が行われたが、未製作。企画内容と製作会社を変えて『ウルトラQザ・ムービー』となる。(円谷プロと円谷映像は別会社)
ウルトラマンG 日本編
劇場用作品。複数進行していた『ウルトラマンG』続編企画の一つ、未製作。
ウルトラマン-遥(はる)かなる夢幻境へ翔(と)べ-
中国との合作企画。佐々木守脚本で絵コンテ及びキャラクターデザインも出来ていたが、中国側との諸般の事情により製作されなかった。一部デザインがウルトラマンネオスへ流用される。
ウルトラマンゼアス3
企画が提出された際に『ティガ&ダイナ』の製作が決定していた為。
YELLOW EYES
劇場用作品。9.11(アメリカ同時多発テロ事件)の影響で企画倒れとなった。ウルトラマンに変身する若者が元は正義の味方ではなく、戦いの中で成長し正義に目覚めるという『ネクサス』以上にダークな路線で企画が進められていたが、テロの影響で路線変更を余儀なくされ、後によりファミリー向けな『ULTRAMAN』へと企画が変更された。タイトルの意味は警告信号の色とウルトラマンの眼の色を合わせたダブル・ミーニングである。
ULTRAMAN 2 requiem
『ULTRAMAN』の不振及び『ネクサス』の打切りにより企画凍結。物語の舞台になる予定だったのは神戸であり、後に『メビウス&ウルトラ兄弟』の物語の舞台となった。
ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟2
メビウスのTVシリーズでは登場しなかった、東光太郎とウルトラマンタロウを主人公とした作品。怪獣のデザイン画は完成していたが、『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に変更される。DVDメモリアルボックスに同梱されたレプリカ台本には、そのプロットが特典として掲載されている。

[編集] 他社作品

[編集] ゲームソフト

アーケード、コンシュマーとも、一部の作品以外はバンダイナムコゲームス(旧バンダイレーベルと旧バンプレストレーベル)の発売である。

[編集] ウルトラシリーズが題材

[編集] SDキャラが主人公

[編集] PDキャラが主人公

[編集] 特撮ヒーロー混載型

[編集] 出版物

[編集] 小説

[編集] 連載漫画

TV放送と並行して連載されたものは省く。

[編集] パロディ漫画

[編集] 絵本

みやにしたつや作。劇団うりんこより舞台版「おとうさんはウルトラマン」も公演されている。

  • おとうさんはウルトラマン
  • おしえてウルトラマン
  • おとうさんはウルトラマン おとうさんの休日
  • 帰ってきたおとうさんはウルトラマン
  • おとうさんはウルトラマン おとうさんの育自書
  • パパはウルトラセブン
  • パパはウルトラセブン みんなのおうち
  • パパはウルトラセブン ママだってウルトラセブン
  • いとしのウルトラマン

[編集] 雑誌

  • ウルトラマンノア - ウルトラマンの基本デザインを一新したULTRA N PROJECTの一環として制作された。従来の作品とは異なり、映像作品としては存在しない。但し、ウルトラマンNプロジェクトとしてプロモーション映像が作られ(ウルトラマンDNA付録DVDにも収録)、『ウルトラマンネクサス』最終回に登場。

[編集] 新聞

  • 2011年の「ウルトラマン生誕45周年記念」の企画の一環として報知新聞社(東京・大阪)・読売新聞中部支社(名古屋)・スポーツ報知西部本社(福岡)発行のスポーツ報知にて同6月21日から20回シリーズ連載「光の国を創った人たち」を連載。これはマンガではなく、ウルトラマンシリーズに関わった人物や俳優へのインタビューを通して、ウルトラマンの秘話に迫るというもの

[編集] その他の媒体

[編集] ウルトラシリーズとバンダイグループ(現・バンダイナムコグループ)の商品ビジネス

ウルトラシリーズの関連商品は、大半がバンダイから発売されているが、実は第一期シリーズ当初は、商品化権を獲得しておらず、実際に商品化権を取ったのは、第二期シリーズの頃である。第三期シリーズの前年の1978年ポピー(現:バンダイ・ボーイズトイ事業部)がブルマァクの倒産でウルトラシリーズの関連商品の発売元を失った円谷プロならびに大手出版社・小学館と手を組んでからで、以後小学館の『てれびくん』等の雑誌の人気作品の再録再評価、怪獣ソフビのウルトラ怪獣シリーズを中心とした関連商品、TBS系列でのウルトラシリーズの再放送などでブームが盛り上がった。これは、『宇宙戦艦ヤマト』ブーム影響から生まれたのである。一説では、バンダイ的には超合金ブームと怪獣ブームのブームの合体のために作られたものである。

その後バンダイはTV・映画などのメディアでウルトラシリーズの新作製作を後押し続け、バンダイ・ボーイズトイ事業部で玩具等の関連商品を発売し、子会社のバンダイビジュアルがシリーズ各作品のビデオ・DVDの商品化を開始し、もう一つの子会社である玩具デザイン会社のプレックスによってティガ以降現在までの作品の防衛チームのライドメカ、基地、隊員服、なりきり玩具等をデザインし、また、もう一つの子会社である玩具デザイン会社のバンダイナムコゲームズ共にデータカードダスの『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』中心のゲームを出したり、バンプレストからプライズ物を出したり、1989年からは毎年「ウルトラマンフェスティバル」(略称・「ウルフェス」)を開催している。

2008年1月21日、バンダイは円谷プロの当時の親会社であったティー・ワイ・オーより円谷プロの33.4%の株式を取得し、ウルトラシリーズを初めとした円谷プロ作品の独占的商品化権を獲得した[11]

[編集] ウルトラシリーズと小学館との関係

ウルトラシリーズの関連書籍は、現在では大半が小学館から発売されているが、同社が商品化権を獲得したのは、第二期シリーズが開始される前々年の1969年である。それ以降、小学館の学年別学習雑誌を中心とした雑誌や絵本、漫画、ライトノベル研究本などの関連商品、TBS系列でのウルトラシリーズの再放送などでブームが盛り上がった。

これは、藤子不二雄ブームの影響である。一説では、小学館的には『オバケのQ太郎』ブームと怪獣ブームを合体させたものであり、小学館の藤子不二雄作品の編集者がウルトラシリーズをやろうと考えたのだという。[要出典]

その後、小学館はゾフィーリーダーとしたウルトラ兄弟の設定を築き上げ、ウルトラシリーズの新作や『ミラーマン』、『ファイヤーマン』、『ジャンボーグA』等の他の円谷プロ作品を小学館の学習雑誌などの雑誌で連載。後に現在の本シリーズ主幹雑誌である「てれびくん」が1978年12月末発売の2月号にシリーズ各作品の掲載を開始し、以後1990年代を除き全作掲載した。

[編集] DVD化

円谷プロの昭和作品をDVD化する「デジタルウルトラシリーズ」の一環として『ウルトラセブン』、『ウルトラマン』、『ウルトラQ』、『帰ってきたウルトラマン』、『ウルトラマンA』、『ウルトラマンタロウ』、『ウルトラマンレオ』、『ザ☆ウルトラマン』の順で昭和ウルトラシリーズがDVD化された。1990年代作品の『ウルトラマンネオス』、『ウルトラマンゼアス』、『平成3部作』もDVD化し、2000年代作品の『ウルトラマンコスモス』以降の作品はリアルタイムで発売された。2010年6月25日と9月24日に『ウルトラマン80』のDVD-BOXが発売。

2011年4月の時点で『USA』、『グレート』[12]、『パワード』、『ナイス』のDVD化は不明。

DVD売り上げは、バンダイビジュアルの全タイトルで578万本(2007年時点)、デジタルウルトラシリーズで200万本以上売れている。

また、2008年12月から『ウルトラ1800』という低価格でのDVD販売を行っている。

  1. 『ウルトラQ』:2008年12月19日(1巻 - 4巻)、2009年1月23日(5巻 - 7巻)発売。
  2. 『ウルトラマン』:2009年2月18日 - 4月22日発売(全10巻)。
  3. 『ウルトラセブン』:2009年5月13日 - 7月29日発売(全12巻)。
  4. 『帰ってきたウルトラマン』:2010年7月23日より発売中(全13巻)。
  5. 『ウルトラマンA』:2010年12月22日より発売開始(全13巻予定。DVD-BOXも有り)。

注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。 [記述をスキップ]


[編集] 作品世界

ウルトラシリーズは同一の世界を共有している作品と、独立した世界が舞台の作品に分かれる。また同じ作品世界を共有していてもパラレルワールドとなっている場合もある。

  • 『ウルトラマン』から『ウルトラマンレオ』、『ウルトラマン80』までのシリーズは、過去のヒーローや怪獣が後発の作品に客演することなどによって物語がつながっていることが示されている。ただし、個々の作品は独立して制作されているため、細かい部分まで設定が揃えられているわけではない。M78星雲光の国も参照。
    • 『ウルトラマンUSA』『ウルトラマンG』『ウルトラマンパワード』『ウルトラマンゼアス』『ウルトラマンメビウス』はそれぞれ、『ウルトラマン80』までの作品世界を舞台にしている続編だが、相互のつながりを強調するような演出はない。また、『ウルトラマンゼアス』と『ウルトラマンメビウス』以外は過去のウルトラ戦士や怪獣に関してもまったく触れられておらず[13]、それぞれ独立した過去のシリーズとは関係ない世界とも解釈できる描写である。
      • 『ウルトラマンメビウス』はほかの作品と違ってウルトラマン80が地球を去ってから25年後と語られており、『ウルトラマン80』までのシリーズの続編であることがポイントになっている。
    • 『ウルトラマンネオス』『ウルトラマンマックス』は登場ウルトラマンがM78星雲出身とされているが、『ウルトラマン80』までの作品世界とはそれぞれ独立した作品世界である。
    • 『平成ウルトラセブン』は『ウルトラセブン』の直接的な続編であり、『ウルトラセブン』以外の作品との関係が存在しない。
  • 『ウルトラマンティガ』と『ウルトラマンダイナ』は同一の作品世界である。また、『ウルトラマンダイナ』は『ブースカ! ブースカ!!』とも繋がりを持っている。
  • 『ウルトラマンネクサス』と『ULTRAMAN』はULTRA N PROJECTの作品として制作され、同一の作品世界である。
    • 雑誌展開の『ウルトラマンノア』は「M78シリーズ」世界を舞台に活躍、最終的に『ULTRAMAN』と『ウルトラマンネクサス』の世界へと飛ばされる前史のエピソードとなっていた。
  • 『ザ☆ウルトラマン』、『ウルトラマンガイア』、『ウルトラマンナイス』、『ウルトラマンコスモス』はそれぞれ独立した作品世界である。ただし『ザ☆ウルトラマン』、『ウルトラマンコスモス』は旧作との関連を連想させる部分がある。
  • 『ULTRA SEVEN X』は『セブン』の平行世界が舞台である。
  • 『大怪獣バトルシリーズ』[14]、及び時系列としてはそれ以降の物語となる『ウルトラマンゼロ』関連の作品は上記全ての世界のキャラクター達の存在が認知されている未来の世界が舞台である。

[編集] 作品世界の繋がりが示唆される作品

スタッフのお遊びとしてではあるが、共通する単語や人物などが登場じている。

『ウルトラマン』と『ウルトラマンゼアス』
1作目にウルトラマン地球来訪30周年の黄金の像が登場する。2作目では、ウルトラマンシャドーの弱点はウルトラマン同様のカラータイマーであるという分析から、ゼットン砲が開発される。
『ウルトラマンティガ』&『ウルトラマンダイナ』と『ウルトラマンコスモス』
錦田小十郎景竜という人物が共通している。ちなみに時代設定は『ウルトラマンティガ』は2007年で、『ウルトラマンダイナ』は2017年、『ウルトラマンコスモス』のは2009年
『ウルトラセブン』と『ウルトラマンマックス』
メトロン星人本人が再登場する。ただし『ウルトラマンマックス』の世界は、同作の第1話で初めて怪獣(宇宙人含む)が現れたことになっているうえに、『マックス』はオムニバス形式の作品で時折設定が切り替わる。
『コメットさん(第2期)』
『ウルトラマンタロウ』と『ウルトラマンレオ』以降の後日談に当たるエピソードが放映されているが、パラレル設定と解釈される場合が多い。
『有言実行三姉妹シュシュトリアン』
東映作品であるものの、怪獣おじさん(実はハヤタ)が登場している。
劇中劇としてウルトラシリーズが登場する作品の舞台
後述するように、ウルトラシリーズが劇中劇として登場することがある。こういった作品の舞台は、現実世界に近いものになっているとともに、そういった舞台が同一である可能性も示唆している。
『ウルトラQ』と『ウルトラマンマックス』
第29話「怪獣は何故現れるのか」において、ウルトラQ撮影時に遭遇した怪獣(ゲロンガ)がウルトラマンマックスと戦う(「ゲロンガ」自体はウルトラQの未製作脚本に登場している)。ウルトラQの作品をメタ視しており、最後は万城目 淳役の佐原健二(役名:佐橋健二)・戸川 一平役の西條康彦(役名:西郷保彦)・江戸川 由利子役の桜井浩子が再会する。

[編集] パラレルワールド

上記のように、作品世界にはいくつかの共有パターンがある。ウルトラシリーズは構造が複雑なものとなっている。

[編集] 制作時にパラレルワールドと設定していたもの

制作時点で別の物語として作られた作品が、後年になって同一の世界観と設定しなおされることもある。

『ウルトラQ』と『ウルトラマン』、『ウルトラセブン』
『Q』と『マン』の繋がりは明確に語られていない[15]が、『ウルトラマン』ではラゴンの存在や特性が最初から科学特捜隊の隊員たちに知られていることや、ケムール人が2代目とされていることなど、劇中に登場する怪獣や宇宙人の一部が劇中では語られていないところで何らかの形で現れていたことになっており、『Q』との関連が示唆されている。
現在では『ウルトラマン』と『セブン』は同一の作品世界とされることが多いが、制作当初は別の作品世界として制作されていた。この当時の設定を引き継いだ作品として『平成セブン』(ほかのウルトラシリーズと関連しない形での『セブン』の続編)が制作されている[16]。同じ手法で『ウルトラマン』の直接の続編である『ウルトラマン怪獣伝説 40年目の真実』も制作されている。

[編集] リメイクによるもの

パラレルワールドとされることがある。ウルトラシリーズにはリメイク作品が数多く存在するため、ここでは特異な例のみ記述。

『ウルトラQ』と『ウルトラQ dark fantasy』
『ウルトラQ』と『ウルトラQ dark fantasy』は、作品のエピソードごとにリメイク作品とオリジナル作品と続編とが混在している。
『ウルトラマン』と『甦れ!ウルトラマン』
倒し方が異なるリメイク作品などは多いが、『甦れ!』ではそれにより新たな展開を生んでいる。
『ウルトラマンゼアス』とそのパロディ作品
パロディ作品は『ゼアス』とはパラレルワールドという設定になっているが、『仮面ノリダー』との繋がりを示唆する作りとなっている。

[編集] 劇中劇としての登場によるもの

メタフィクションに近い形で劇中劇として他の作品を登場させることもある。TV放映を過去の怪獣事件の放送(もしくは、それを元にしたノンフィクションテレビドラマ)とも取れるが、現実世界同様に劇中劇という関係とした方が矛盾は無いため、パラレルワールドとされている。こういった演出は、特撮などでは他シリーズにも観られる。

『歴代ウルトラシリーズ』と『新世紀ウルトラマン伝説』
『新世紀ウルトラマン伝説』の主要な登場人物は、『歴代ウルトラシリーズ』が劇中劇として存在する世界の人物であり、登場人物たちがそれが放送されているテレビの中へと入っていくことで物語が始まる。
『ウルトラマン』と『ウルトラマンティガ』
『ティガ』第49話にて、『ティガ』の世界にも劇中劇として『ウルトラマン』が存在することが明かされる。
『ウルトラマンガイア』と『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』
ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』の舞台は、平成ウルトラシリーズ3部作などが放送されている世界であり、ティガ・ダイナ・ガイアがテレビの世界から飛び出して共演している。
『ウルトラマンナイス』と『歴代ウルトラシリーズ』
『ナイス』の世界における歴代シリーズの扱いは現実に非常に近いものになっている。
『大決戦!超ウルトラ8兄弟』と『歴代ウルトラシリーズ』
『大決戦!超ウルトラ8兄弟』の舞台は、『歴代ウルトラシリーズ』が放送されている世界[17]であり、主要な登場人物は歴代シリーズの登場人物が普通の人間として暮らしている。ただし、ウルトラマンメビウスのみは『ウルトラマンメビウス』のTVシリーズの世界からやってくる。
『ウルトラマンダイナ』と『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
『ダイナ』本編のアスカ・シン=ウルトラマンダイナ本人が『ティガ』と『ダイナ』の世界からウルトラの星へやってくる。

[編集] 特殊な世界観を持つ作品

上記のようにパラレルワールドの関係にある作品のウルトラマンが共演する作品なども存在している。ただし、劇中劇としての登場によるパラレルワールドで書いたように、テレビの中と外を移動できたりもしているため、矛盾しているとも言えない。また、作品の歴史などは語られていないため、語られていない特殊な歴史を通ったとも考えられる(怪獣などと平和に暮らしている作品が多いことからもそう見ることができる)。

『新世紀2003ウルトラマン伝説』
『新世紀2003ウルトラマン伝説』では、歴代ウルトラマンだけでなく、『快獣ブースカ』のキャラクターなども登場している。

[編集] 地球防衛及び怪事件処理チーム

各作品毎に登場するウルトラマンと共闘する組織。

  • 科学特捜隊(科学特別捜査隊・Science Special Search Party)(「ウルトラマン」)
  • TDF地球防衛軍Terrestrial Defense Force)(「ウルトラセブン」)
  • ウルトラ警備隊 (Ultra Guard)(「ウルトラセブン」)
  • MAT(怪獣特別攻撃隊・Monster Attack Team)(「帰ってきたウルトラマン」)
  • TAC(超獣攻撃部隊・Terrible-monster Attacking Crew)(「ウルトラマンA」)
  • ZAT(宇宙科学警備隊・Zariba of All Terrestrial)(「ウルトラマンタロウ」)
  • MAC(宇宙パトロール隊・Monster Attacking Crew)(「ウルトラマンレオ」)
  • 科学警備隊(Scientific Defense Agency)(「ザ☆ウルトラマン」)
  • UGM (Utility Government Members)(「ウルトラマン80」)
  • ウルトラフォース (Ultra Force)(「ウルトラマンUSA」)
  • UMA (Universal Multipurpose Agency)(「ウルトラマンG」)
  • W.I.N.R. (Worldwide Investigation Network Responce)(「ウルトラマンパワード」)
  • DJ(国際防衛機構・Defensive Jurisdiction)(「ウルトラマンネオス」)
    • HEART (High-tech Earth Alert and Rescue Team)(「ウルトラマンネオス」)
  • MYDO(超宇宙防衛機構・Mysterious Yonder Defense Organization)(「ウルトラマンゼアス」)
  • TPC(地球平和連合・Terrestrial Peaceable Consortium)(「ウルトラマンティガ」・「ウルトラマンダイナ」)
    • GUTS (Global Unlimited Task Squad)(「ウルトラマンティガ」)
      • スーパーGUTS (Super Global Unlimited Task Squad)(「ウルトラマンダイナ」)
        • ネオスーパーGUTS (Neo Super Global Unlimited Task Squad)(「ウルトラマンティガ外伝 古代に蘇る巨人」)
  • G.U.A.R.D.(対根源破滅地球防衛連合・Geocentric Universal Alliance against the Radical Destruction)(「ウルトラマンガイア」)
    • XIG (eXpanded Interceptive Guardians)(「ウルトラマンガイア」)
  • アルケミー・スターズ (Alchemy Stars)(「ウルトラマンガイア」)
  • GOKAZOKU隊(「ウルトラマンナイス」)
  • 統合防衛軍(ウルトラマンコスモス
    • シャークス(国家緊急部隊)(「ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT」)
  • MITI(科学研究所水無月工業技術研究所)(「ウルトラマンコスモス THE FIRST CONTACT」)
    • SRC(科学調査サークル・Scientific Research Circle)(「ウルトラマンコスモス」)
      • チームEYES (TEAM Elite Young Expert Squadron)(「ウルトラマンコスモス」)
      • チームSea(「ウルトラマンコスモス2」)
  • BCST(対バイオテロ研究機関)(「ULTRAMAN」)
  • TLT(地球解放機構・Terrestrial Liberation Trust)(「ウルトラマンネクサス」)
    • TLT-J(「ウルトラマンネクサス」)
      • ナイトレイダー(TLT-J特殊戦略任務班・Night Raider)(「ウルトラマンネクサス」)
      • メモリーポリス(「ウルトラマンネクサス」)
  • UDF(地球防衛連合・United Defense Federation)(「ウルトラマンマックス」)
    • DASH(対怪獣防衛チーム・Defense Action Squad Heroes)(「ウルトラマンマックス」)
  • CREW GUYS(地球防衛隊・Guards for UtilitY Situation)(「ウルトラマンメビウス」)
  • DEUS(特殊捜査チーム)(「ULTRASEVEN X」)
  • ZAP SpacyZata Astromical Pioneers Spacy)(「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」)
  • 怪獣特捜隊(「ウルトラゾーン」)
  • チームU(「ウルトラマンサーガ」)

[編集] 歴代プロデューサー

[編集] スポンサーによる関連企業(歴代も含む)



以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 脚注

[ヘルプ]
  1. ^ 『巨大ヒーロー大全集』(講談社)
  2. ^ 『内外スポーツ』1967年8月31日付記事より
  3. ^ 『TBS50年史』(東京放送出版)
  4. ^ 『ウルトラマン大全集』(講談社)
  5. ^ 円谷プロが制作した、題名に「ウルトラ」という語句が含まれた作品に対する「ウルトラシリーズ」との呼称は、円谷プロダクションの公式サイトで使用されている[1]ほか、本シリーズの再放送を行っているCSのファミリー劇場で使用されている[2]
  6. ^ NHK-BS2での1991年12月23日 - 1992年1月4日を初回放映とする文献もある。
  7. ^ 「ウルトラマンコスモス」中断を受け2002年7月6日と7月13日に2話のみ放送されている。
  8. ^ 北日本放送では「帰マン」・「レオ」も放送されたものの、途中打ち切りになった。「帰マン」・「レオ」に関しては、富山テレビで改めて全話放送された。
  9. ^ 山陽放送の1983年3月までの放送エリアは岡山県のみ。同年4月から相互乗り入れに伴い香川県にもエリア拡大。
  10. ^ 山陰放送の1972年9月21日までの放送エリアは島根県のみ。同年9月22日から電波相互乗り入れに伴い鳥取県にもエリア拡大。
  11. ^ バンダイ、ティー・ワイ・オー、円谷プロダクションによる資本・業務提携について - バンダイ 2008年1月21日プレスリリース
  12. ^ ただし、海外では英語音声のみのDVDが発売されている
  13. ^ 『ウルトラマンパワード』第2話のケムラーは時系列に矛盾がある。
  14. ^ 『ウルトラギャラクシー』二作や劇場版のほか、漫画版・ゲーム版なども含む
  15. ^ 『ウルトラQ』のタイトルを破壊して『ウルトラマン』のタイトルになる演出自体が『ウルトラマン』が『ウルトラQ』の第二期の作品である点を示している。同様の前作のタイトルを破壊して現タイトルになる演出は、のちの『戦え!マイティジャック』でも踏襲している。
  16. ^ 第1作『太陽エネルギー作戦』では一部他作品の設定を含めた描写があるが、セブン以外のウルトラ戦士やウルトラ警備隊以外の防衛チームについては言及されていない。また、『セブン』と『平成セブン』の間には長い空白期間が設定されているが、その詳細は不明。
  17. ^ マドカダイゴがウルトラマンティガを初めて見た際に「見たこともない」と言っていることから、『ウルトラマンティガ』以降のシリーズは放送されていない可能性がある。

[編集] 関連項目

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語