ジャンボーグA

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ジャンボーグA』(ジャンボーグエース)は、1973年(昭和48年)1月17日-12月29日まで、毎日放送NET系)の水曜日19時30分-20時00分(10月6日からは、土曜日19時00分-19時30分)枠で放送された、円谷プロダクション制作の特撮テレビ番組。全50話。劇中に登場した、宇宙サイボーグの名称でもある。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] ストーリー

地球から遥か15光年離れたグロース星から、グロース星人が巨大怪獣による地球侵略を開始した。グロース星人に兄を殺された民間航空のパイロット・立花ナオキは、宇宙全体の平和を願う地球の兄弟星・エメラルド星人から、地球を守るための巨大ロボット、ジャンボーグAを贈られる。ナオキは愛機のセスナから変形するジャンボーグAを駆り、防衛戦で戦死した兄が隊長を務めていた地球パトロール隊PATとともに、グロース星人と戦う。

第27話からは、軽自動車(ホンダ・Z)から変形する2号ロボ・ジャンボーグ9(ナイン)も登場、ナオキがAと9を状況に応じて使い分ける事となった。

[編集] 概要

本作品は、『ファイヤーマン』『ウルトラマンタロウ』と並び、円谷プロ創立10周年記念番組として「単純明快なヒーローアクション」を目標に製作された経緯をもつ。また、タイでも放映され人気を博し、48話と最終話を再編集した『ジャンボーグA&ジャイアント』というオリジナルの劇場映画も製作、上映された。

企画はそれ以前から存在したと思われ、1970年初夏頃に小学館の学年誌(「小学一年生」など)に「ジャンボーX」が中城けんたろうの筆により8か月ほど連載(当時、変身前の主人公、まもるくんは「ウルトラセブン」の弟という設定)、その後、操縦式巨大ロボットに設定が変更された「ジャンボーグA(エース)」名の漫画が、同じく中城けんたろうほか、ウルトラマンシリーズのコミカライズで有名な内山まもるの作画で掲載されている。その中では「ジャンボーグA」を操縦しているのは少年(真一くん)という、テレビ版(立花ナオキ青年)とは別の設定であったが、デザイン自体は、既に後の放映版にきわめて近いものになっている。

ジャンボーグA及び9は操縦者がいるため明らかに「ロボット」であるが、劇中では「サイボーグ」と呼称され、その名前もジャンボ+サイボーグから由来する。 ムック誌「ウルトラマンAge」によれば、円谷プロが「人間がロボットに搭乗するのを人間と機械が一つになる」と解釈するうえで敢えてサイボーグと明記したとのこと。 実際に着ぐるみ自体がウルトラマンなどのものに近いため、あまりロボット然とした印象はないのだが、一方で主人公のナオキがAおよび9(さらに元であるセスナ機と車)を自らの命と同等に考えており、また友情をもって接する描写も数多く見られる。

その一方で、ウルトラマンとの差別化を図るため、ジャンボーグA及び9のデザイン(Aは米谷佳晃、9は大沢哲三が担当)については、元がセスナと車という設定もあり、番組制作当時の工業デザインなどが参考にされたと言われており、実際、顔や胴体などの随所にウルトラマンとはかなり異なる意匠を持つ事となった。特にジャンボーグ9の顔やカラーリングなどのデザインは、歴代の円谷ヒーローのそれと比較しても極めて特徴的で、むしろ当時の石森章太郎の描くヒーローのデザインに近い要素も取り込んでいる。また、後半は当時話題になっていた「オカルト」を取り入れた怪奇性の強いエピソードも続出し、幻想的なデザインの怪獣も見られた。主題歌も谷あきら名義で「ファイヤーマン」主題歌も歌っていた子門真人が担当した。

また、製作局が当時「仮面ライダー」も製作していた毎日放送であったためか、敵側レギュラーとなる戦闘隊長の登場とその交代劇、音楽担当に菊池俊輔を起用(因みに、同氏が初めて担当した円谷作品である)した事、さらには一時期オープニングテーマの最後にナレーションが挿入されたことなど、影響を受けたと思われる点が見られる。

ミラーマンの主演・石田延之も、ミラーマン/鏡京太郎役としてではないが第12・13話に岸京一郎として登場し、第32話から『ミラーマン』に登場した防衛隊であるSGMが戦闘機ジャンボフェニックスとともに参加し、また、その回よりSGMの村上チーフがPATの隊長に就任しており、世界観が繋がっている描写が成されている。

[編集] 登場ヒーロー

[編集] ジャンボーグA

エメラルド星人が造った宇宙サイボーグ。身長40メートル、体重3万トン、飛行速度マッハ11。地球をグロース星人から守るため、立花ナオキに託される。第27話でマッドゴーネが操るジャンキラーの攻撃を受けて大きな損傷を受け、一度は再起不能に陥るが、エメラルド星人の力とナオキの懸命な修理によって蘇り、最終決戦直前で損傷するまで2号ロボであるジャンボーグ9と共にナオキの戦力となった。ちなみに第47話では苦戦するナオキ搭乗の9を助けるため、エメラルド星人が搭乗して戦った。

普段はナオキの乗るセスナ(劇中では「ジャンセスナ」と呼ばれる)の姿だが、ナオキの「ジャンファイト」の掛け声でセスナから変形する。また「フライト・リターン」の掛け声で元のセスナに戻る。ジャンボーグAが現れるためにはナオキ・セスナ・時計(兄の形見でエメラルド色に輝いて変形可能であることを知らせている。9も同様)が必要。ジャンボーグAの操縦席は左眼の奥にあり(右目と思われがちだが、劇中、ジャンボーグAの顔のアップから操縦室内のアップが映される際は必ず左目からである)、そこに立ったナオキの身体の動きを脳波伝達用ヘッドギア及びヘッドホン、制御ワイヤーによって忠実にトレースする。地球上では勿論、宇宙空間を飛ぶことも可能。弱点は背中のあたりに内蔵されている燃料タンクで、ここを敵に狙われたこともある。また非常時(燃料切れで動けない時など)には、足の裏にあるハッチから脱出が可能である他、作戦行動上で緊急を要する時は後述するようなテレポート光線を用いて、ジャンボーグAのコックピットからジャンボーグ9のコクピットに直接移動することや、飛来してきたジャンボーグAが直接ナオキをコクピットに収容することも可能である。

第6話において原身の「ジャンセスナ」が売却され、一時人手に渡ってしまった事がある。

[編集] 必殺技・武器

ビームエメラルド
額から放つエメラルド色の破壊光線。最も使用頻度の高い光線で、数多くの怪獣を葬った。
ヘッディングキラー
エメラルド合金でできた頭部のジャンカッターを発光させ、飛行しながら(またはジャンプしてダイビングしながら)敵めがけて突っ込む荒技。ビームエメラルドと並んで、ジャンボーグAを象徴する必殺技。
ハンティングフラッシャー
手から放つ光線の総称。両耳のジャンシーバーに両手を当ててから放つ手裏剣状光弾、両手を耳に当てずに放つ手裏剣状光弾、両手を合わせて放つ光線、右手先にエネルギーを集中させて放つカッター状光弾、後期に多く使用されたマシンガン状に放つやや大型の光弾と、数パターンのスタイルがある。主に牽制技として使われるが、カッター状光弾はデッドファイヤーを倒した。
ゴールデンレザー
手から放つ光線で、ビームエメラルドやハンティングフラッシャーよりも強力。キングテットゴンにダメージを与えた、拳にエネルギーを集めてパンチを繰り出すタイプ、ストーンキングとエアドルメンを倒した、両手を前方に伸ばして放つ光弾、キングビートルを倒した、両手を前方に伸ばして放つ光線の3タイプがある。光弾タイプは別名「ハンディングサンフラッシャー」。
必殺・風車ウィンドミル
空中で高速回転し、虹色の円を描きつつ光線を放つ技。グラスキングにダメージを与えた。2回目の使用時から、回転しながら体当たりして敵を切断する必殺技に変わった。
ジャンサーベル
腹部のシャッター(ジャンポケット)を開けて取り出す、赤色の剣。投げて使用することもある。
ジェットナイフ
ジャンポケットを開けて取り出す、サイによく似た2本の武器。投げて使用する。
ジャンキャノン
ジャンポケットに内蔵されている2門のキャノン砲。第7話で使用したジャンレザー、ゴールドドラゴンに使用したジャンミサイル、マッドサタンを枯らせた枯葉剤を発射する。
フライングキック
空中からのキック。第1話、第7話で使用。
ジャンシャワー
指先から消火液を噴射する。第3話で炎上しているジェットコンドルを消火した。
ジャンフラッシュ
第11話で処刑台から脱出するために使用されたフラッシュ光線。胸の中心部が光り、後方にある処刑台を爆破した。ナオキのジャンスーツベルトの横にあるスイッチを押すと発動する。
バックルレザー
ベルトのエネルギーランプから放つ光線。大量のエネルギーを使用する。ドクロスキングを倒した。劇中では「レザー」と呼称されている。
アイフラッシャー
目から放つ熱光線。フリーザーキラーのフリーザー光線で凍りついたファイティングスターやカインの氷を溶かした。
ハンディングスライサー
手裏剣状の青い連続光弾。ハンティングフラッシャーの変則技と思われる。フリーザーキラーに使用したが、あまり効果が無かった。
エメラルドハリケーン
物体に乗り移った宇宙人を分離させる渦巻き光線。ダンプコングからグロース星人を分離させて元のダンプカーに戻した。
サンフラッシャー
太陽エネルギーを拡散放射する熱光線。ノンビリゴンにダメージを与えた。
スクリューハリケーン
ジャンプして体を回転させ、両手から放つ渦巻状光線。必殺風車の変則技と思われる。2発でオネストキングを倒した。
テレポート光線
目から放つ光線でナオキを操縦席に転送する。

[編集] ジャンボーグ9

エメラルド星人によって贈られた2号機。身長50メートル、体重5万トン、走行速度マッハ1、100万馬力。普段はナオキが義姉から借金をして買った軽自動車(ホンダ・Z。劇中では「ジャンカー」と呼称)の姿に偽装しており、ナオキの「ジャン・ファイト・ツー・ダッシュ」の掛け声によりジャンボーグ9に変形する。再びジャンカーに戻る際には「クイック・リターン」の掛け声でハンドルを引くことにより瞬時に変形する。9登場後のナオキは、Aと9を相手に合わせて使用しているが、最終決戦は9が務めている。

体の半分が銀、半分がファイヤーオレンジというインパクトのある塗装と、リベットの目立つ胸部装甲等が外見的な特徴。腕力と装甲はジャンボーグAを上回るため、Aでさえ手こずった敵怪獣にも対抗できる戦力となったが、自動車がベースだったためか、空を飛ぶことができなかった。その代わりに、地上をマッハで走ることが可能な機動力を持つ。なお最終決戦の際にはロケットに9の胴体を固定した上で宇宙に向かっている(つまり勝利しても地球に戻れる保障はないことを悟っていた)。

操縦方法も身体動作をトレースするものではなく、車の機能を生かしてハンドルと両足のペダルで手動操作を行うものであった。マニュアルシフトも生かされており、ギアチェンジを行うことにより9の前進速度なども変化する。なお戦闘時にはブレーキ音に似た駆動音がする。

デザインは美術の山口修によるもの。口、目、腹のデザインなどに同じく山口がデザインした円谷ヒーローのウルトラマン80との共通点が見られる。

[編集] 必殺技・武器

ブーメランカット
頭部に付いているクロスカッターを敵に投げつける必殺技。敵の周囲を飛行して敵を爆破するタイプと、切断するタイプの2種類がある。 ミラクルフラッシャーを吸収できる能力がある武器である。
ゴールデンレザー
ジャンボーグAも使う金色の破壊光線と同様のものだが、9は目の部分から放つ。ジャンボーグAを倒した強敵ジャンキラーを倒した。アルマジゴン、マッドゴーネなどにも使用しているがこの技で葬ったのはジャンキラーだけである。
ハンディングフラッシャー
両手を前方へ突き出して放つ破壊光線。アルマジゴン、マッドゴーネにダメージを与えた他、デスムーン、スケルトンを倒した。
ミラクルフラッシャー
ハンディングフラッシャーの強化版。両手を腰に当ててから前方へ突き出して放つ破壊光線。数回使用されたが結局決め技になった相手はいない、第31話ではブーメランカットにこれを当てて強化する戦法でアルマジゴンを倒した。
スワニービーム
口から放つ破壊光線。繋ぎ技として使用する。第31話では「ミラクルフラッシャー」と呼ばれていた。
ダイナマイトパワー
エネルギーを身にまとい、敵に体当たりする最強技。大量のエネルギーを消費することからエネルギー消耗時は使えない。キラーβとジャンキラージュニアを倒した。第33話でもサタンゴーネに対して使用されたが、決まる直前に逃げられた。
クロスパワー
両手を交差させてから大きく広げ、バックルから光線を放つ。ババラスを白骨化させた。
エネルギー光線
両目から放つ光線。第43話でジャンボーグAのエネルギーを補給するのに使用。
必殺ナインレザー
バックルから放射する物質分解光線。ミラーコングを倒した他、デモンゴーネを撤退させた。
クロスショット
ミラーマンのシルバークロスと同じ構えで、巨大なブーメラン状連続光弾を放つ。最終話でのみ使用、太陽光エネルギー照射装置を破壊した。
ジャンバリヤー
光の壁を作り出して、敵の攻撃を防ぐ。キラーβの高熱火炎攻撃を防いだ。
修理機能
ジャンボーグAの故障箇所に触れることで修理する能力。ダブルキラーに倒されたジャンボーグAを修理した。また、同時にエネルギー(ガソリンと同じ様だが光線化していた)の補充も行うことができる。
テレポート光線
目から放つ光線で操縦席にいるナオキをジャンボーグAの操縦席に転送する。第30話で使用。
復元光線
サタンゴーネによって怪獣玩具にされた子供達を元に戻した光線。ミラーコングの鏡に閉じ込められた立花親子を元に戻した事もある。
連結ベルト
最終話で使用。ジャンボーグ9は空を飛べないので、PATの観測ロケットを胴体のベルトで連結させる事で月へ飛んだ。
ジャンキック
強烈なキック。ジャンキラーをかなりの高さまで蹴り上げた。にせジャンボーグAの時は下に蹴っていた
マシンガンキック
空中静止して、足を光らせて連続蹴りを食らわす。マッドゴーネに使用したが、あまり効果が無かった。

[編集] 登場人物

[編集] 一般人

立花 ナオキ
大利根航空に勤めるパイロット兼整備係の青年。愛機・ジャンセスナを操縦する。
兄でPAT隊長の信也がグロース星人との戦いで戦死した事を知り、仇を討つために無謀にもセスナで怪獣に特攻、撃墜された。墜落する寸前にエメラルド星人に救われる。そこでエメラルド星人から、グロース星人の魔手から地球を守るよう依頼され、ジャンボーグAを渡される。
性格は直情的で猪突猛進が目立つ。当初は仇討ちの気持ちが先立つあまり、無謀で暴走としか思えない行動が多く、信用されなかったり、心配されてばかりで、またエメラルド星人が夢で忠告しているのにも関わらず全く言うことを聞かず、敵と戦いピンチになる、というパターンが多かった。しかし戦いの中で徐々に成長し、落ち着きと正しい判断力を身に付けていく。
キックボクシングの心得があり、それがジャンボーグAで戦う時に役立っている。
立花 和也
小学生。立花隊長の息子でナオキの甥にあたる。
ナオキを兄の様に慕い、よく一緒に行動するがそれ故グロース星人が起こす事件に巻き込まれる事も多い。また母・茂子がPAT基地内で経営するスナックを手伝う事もある。第6話ではジャンセスナを買い戻そうとするナオキを手助けしていた。
ジャンボーグAを、亡き父・信也の生まれ変わりと信じている。
立花 茂子
和也の母。ナオキの義姉にあたる。
夫である立花隊長の殉職後、PAT 基地内でスナックを経営しながら、和也を一人前に育てるべく頑張る。和也と親しく接するナオキに感謝する一方、怪獣出現に際し危険を顧みないナオキ(と和也)をいつも心配している。
ナオキがジャンカーZを購入する際、結婚指輪を抵当に出して資金を貸してあげている。
伴野 大作
大利根航空社長。因みに同社の社員は立花ナオキ唯一人、機材もジャンセスナ唯一機のみである。
かつては地球防衛活動に従事しており、第一線から離れた後も OB として PAT に協力することがある。
登場時は大抵、怪獣出現を聞きつけ無断でセスナを離陸させるナオキを怒鳴りながら走って追いかけるシーンであるが、人情に篤く、ナオキや和也の良き理解者である。

[編集] PAT(パット)

地球パトロール隊の通称名で、Protective Attack Team の略。

怪獣の攻撃、及び宇宙人などの侵略から地球を守るための組織。世界各地に支部があり、日本支部は某山脈の地下にある(劇中で埼玉県秩父地域と思われる描写がある)。また、研究所やロケット発射基地などの関連施設が各地にあり、必要に応じて使われる。日本支部の実動員は少数で、その他に警備員・作業員・技術者などが基地内で多数働いている。

ちなみに、PAT は多くの殉職者や異動する隊員が出た組織である。特に隊長の戦死や異動が多く、隊長は劇中3回も変わる。第1話から最終話まで登場したのは熊井、野村の2名のみである。

[編集] メンバー

立花 信也
PAT日本支部の初代隊長でナオキの兄。彼のボクシングのトレーナーもしていた。グロース星人の侵略活動が始まった際に、キングジャイグラスが破壊したダムの破片から身を挺して少女を守り、殉職する。
岸 竜蔵
立花隊長の後をうけ、二代目隊長を務める。的確な判断を下す一方でなかなかの熱血漢。突っ走った行動の多いナオキを「でしゃばり」呼ばわりしたこともある。大阪でのデッドファイヤー戦において、炎上するファイティングスターで特攻し殉職する(第12話)。
弟の京一郎はPATのヨーロッパ支部で活動している。
浜田 守
PATのチーフ。岸隊長の死後、第14話で三代目隊長に昇格する。隊員の面倒見もいい人格者であり、PAT に協力する頻度が増えたことに伴い危険に遭遇する頻度も増えたナオキを心配することもあった。後にヨーロッパの PAT 隊長会議に出席するため、戦線を離脱する。
熊井 五郎
体形は太め。当初はナオキと衝突することもしばしばあり、ナオキを信用しないこともあった。しかし次第に打ち解け、共に行動する事も増える。また、メンバー随一のお祭り & 行事好きであり、誰よりも楽しんでいる。意外に気が小さく、Aや9に対する依存心を見せることもあった。
野村 せつこ
PATで唯一の女性隊員。戦闘に参加することが多く、よく隊長とともにファイティングスターで出撃する。お節介で口うるさいところがあるが、気遣いは忘れない。
風間 一平
途中から参加した新人隊員。以前に一度ナオキの勤める航空会社に現れて、ナオキと専属パイロットの座を争ったこともある(第9・10話)。お調子者で、熊井と組むことが多かった。バレンタイン戦(第19話)では母に自分の活躍を見せたいがために焦り、それが原因となって危うく東京への核弾頭投下という最悪の事態を招きそうになる。その責任をとって北海道にあるレーダー基地へと更迭処分になった。
大羽 健次
一平とともに参入した新人。当初は軽率な発言をしたりAに依存したりと半人前なところを見せたが、的確な判断力を身につけて活躍の機会を増やしていく。慌てることもあるが基本的には穏やかな性格の持ち主。サタンゴーネババラスに捕らえられたナオキと和也を救うため敵基地に侵入した際に、ナオキたちを庇って殉職する(第42話)。
村上 浩
第32話からPATの隊長代理として、浜田隊長不在の間を引き受ける、のち四代目隊長。アフリカ戦線で活躍していた元SGMのチーフで、着任当初はSGMの制服にPATのバッジを着けた恰好で行動していた。当初は隊員たちに厳しい態度をとっていたが、すぐに打ち解ける。かつてナオキの兄である立花元隊長に命を救われたことがある。持ち前の正義感と確かな実力で、隊員たちを引っ張ってゆく。
隊長の交代劇はプロデューサーによれば毎日放送側から模様替えを求められた結果だという。そのため当初構想していなかったミラーマンとのリンクが実現した。
安田 秀彦
元SGM の隊員。第43話から補充要員としてPATに参加する。『ミラーマン』登場時の気の弱い性格から一転し、クールで優しいベテラン隊員になった。また、参入時におみやげとして和也に自分の人形と自己紹介の紙の入ったびっくり箱をプレゼントするなど、皆のムードメーカーでもある。
野村 由起
SGM隊員。第32話で村上隊長と共にジャンボフェニックスで日本に帰ってきて、マッドゴーネとの決戦に協力する。この回のみの登場。

[編集] エメラルド星人

地球の兄弟星・エメラルド星に住む、平和を愛する宇宙人。彼らもまたグロース星人の侵略と戦っており、立花ナオキに託したジャンボーグA自体、グロース星人への対抗のために彼らの科学力を結集して製作したものである。身長は2.5メートル〜40メートル、体重は100kg〜2万トンと必要に応じて巨大化出来る。また地球での行動時間には制限があり、地球で活動する際には「ウルトラマン」と同じようにカラータイマーを身につけている。立花ナオキの夢に出てきて忠告するシーンが多かった。

劇中にはナオキにジャンボーグAを与えた星人と、その息子のカイン、そしてジャンボーグ9を届け、その後ナオキを支援するため自らジャンボーグ9に乗って共闘した星人(1人目の星人と声は同じだが、容姿が僅かに違うため同一人でないらしく、一般的には「3代目」と称される)の3人が登場する。

[編集] グロース星人

地球からおよそ15光年の彼方にある奇怪な形をした星、銀河系24星雲に存在するグロース星からやって来た宇宙人。全宇宙の支配を目論み、地球にもその魔手を伸ばす。またエメラルド星もグロース星人の攻撃を受け、交戦状態にある(17話より)。「殺せ、奪え、焼き尽くせ!」を信条としており、今まで多くの星を滅ぼしてきた。グロース星人の中で強力な力を持つ者が戦闘隊長となり、怪獣や戦闘員を送り込む。戦闘隊長たちは全員巨大化能力を持っており、ジャンボーグAや9と死闘を演じた。

アンチゴーネ
第1話から登場した初代戦闘隊長。アンチスティッカーという杖で地球の生物を怪獣にする事が出来る(この杖からは消化剤も出せる)。性格は冷酷で残忍。配下の怪獣は「キング」と名のつく者が多い。13話でジャンボーグAのジャンサーベルを受けて死亡した。
マッドゴーネ
第13話でアンチゴーネが死んだ後、すぐにその姿を現した二代目戦闘隊長で、アンチゴーネの兄にあたる。ベルトのバックルから人間や動物を狂わせる霧状のガス「マッド・フォッグ」を出す。また、「ジャンキラー」や「ダブルキラー」など、強力な怪獣やロボットを配下にしている。アンチゴーネとは対照的に、具体的かつ凶悪な作戦を展開してナオキ達を苦しめるが、第32話で村上隊長が乗ったジャンボフェニックスによって弱点の角を切断され、弱ったところを9のブーメランカッターを受けて倒された。
  • 体の配色から、企画段階では「ゼブラゴーネ」と呼ばれていた。
サタンゴーネ
第33話から登場した三代目戦闘隊長。名門サタン族の出身であり、第41話から登場する宇宙魔女ババラスは彼の祖母にあたる。サンタクロースなどに変身して人間たちを騙して利用するなど、精神的、頭脳的な戦略に秀でている。武器は万能杖サタンステッキ。また、頭から2本の角を出して攻撃する。全身にメタリックガードという防具を装備している。配下の怪獣は怪奇性を帯びた者が多い。最後は自らの体を改造してPATとジャンボーグAに挑んだ。
デモンゴーネ
グロース星の総司令官。サタンゴーネの死後、自ら地球侵略に乗り出す。男と女の二つの顔を持ち、作戦によって使い分ける。怪獣などは保持しておらず、右手にフリーザー光線やデビルレーザーなど数種類のビームを発射する杖を持ち、外部からの衝撃を吸収するマントをまとっており、更にデビルテレパシーなどの絶大な超能力を誇る。最終作戦の失敗で後が無くなり、せめて道連れにしようとジャンボーグ9と死闘を繰り広げてあと一歩というところまで追い詰めるが、一瞬の隙を突かれて死亡した。
グロース星人
戦闘隊長たちの命令を受けて行動する兵士たち。全身緑色だが黒色のタイプもいる。人間への変身能力も持つが、感情を見せることは無い。女性もいる。
着ぐるみは『ミラーマン』に登場したインベーダーの塗装を一部変更して流用。戦闘隊長がサタンゴーネに代わってからは、第34話の怪獣バタフライングとほぼ同じ形態(翅などが省略されている)の強化型も複数登場した。

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

オリジナル版は東宝レコードだが、複数のレコード会社からもカバー版が発売された。オリジナルの歌唱者である谷あきら自身も、別名の「子門真人」名義でカバー版を歌っている。一番有名なのは日本コロムビア(現・コロムビアミュージックエンタテインメント)版であり、コロムビアゆりかご会のコーラスとなっている。現在コロムビアから発売されている特撮ヒーローの混載CDでもいまだにオリジナルバージョンが使用できず、「谷あきらと東京荒川少年少女合唱隊」とブックレットでは表記されているもののカバーバージョンが収録されている(ただしこのコロムビア版は、オリジナルと比べ若干スローテンポな反面、アレンジ・ボーカルが原曲より重厚で、こちらを評価するファンも多い)。

[編集] 挿入歌

  • 輝け! P.A.T
    • 作詞:谷のぼる / 作曲:菊池俊輔 / 歌:谷あきら、サークル・バレーズ
    • 劇中ではサークル・バレーズのみが歌ったバージョンが使用された。
  • 戦え!ジャンボーグ9
    • 作詞:清瀬かずほ / 作曲:菊池俊輔 / 歌:谷あきら
  • エース・アンド・ナイン
    • 作詞:山浦弘靖、だんとよあき / 作曲:菊池俊輔 / 歌:サークル・バレーズ

[編集] キャスト

[編集] 全話放送データ

放送日 話数 サブタイトル 脚本 特殊技術 監督
1973年
1月17日
1 エメラルド星からの贈り物
エメラルド星人
ジャンボーグA
アンチゴーネ
キングジャイグラス
登場
山浦弘靖 矢島信男 黒田義之
1月24日 2 大逆襲! アンチゴーネ
― ルバンガーキング登場 ―
1月31日 3 倒せ怪獣! ジャンファイト
― チタンガー登場 ―
田口成光 高野宏一 東條昭平
2月7日 4 危うし! ジャンボーグA
ジャイアントロボット登場
2月14日 5 叫べナオキ! いまだ
デスコングキング登場
安藤豊弘 矢島信男 岡村精
2月21日 6 絶望! 売られたジャンセスナ
― モンスロボ登場 ―
黒田義之
2月28日 7 立て! 孤独の英雄ナオキ 山浦弘靖 高野宏一 東條昭平
3月7日 8 夕陽に唄え! トランペッター
3月14日 9 絶体絶命! ジャンボーグA
― 二大サイボーグ怪獣 ―
田口成光 矢島信男 志村広
3月21日 10 響け! 戦いのトランペット
― 二大サイボーグ怪獣 ―
3月28日 11 壮烈!! 涙の一撃
― ドクロスキング登場 ―
安藤豊弘 高野宏一 鈴木俊継
4月4日 12 大阪に死す! ジャンボーグA
― 二大サイボーグ怪獣 ―
山浦弘靖
4月11日 13 よみがえれ今! ジャンボーグA
4月18日 14 恐怖! 夜空に舞う地獄花 矢島信男 東條昭平
4月25日 15 嵐を呼ぶマッドゴーネ
― マイティグロース登場 ―
安藤豊弘
5月2日 16 怪奇! 魔女怪獣現る
― デモンスター登場 ―
山浦弘靖 真野田陽一 鈴木俊継
5月9日 17 エメラルド星から来たカイン 安藤豊弘 高野宏一 東條昭平
5月16日 18 恐怖! アントロンの罠 田口成光 真野田陽一 鈴木俊継
5月23日 19 危うし! 死の水爆ミサイル
― バレンタイン登場 ―
山浦弘靖 高野宏一 東條昭平
5月30日 20 ポンコツ自動車の大反乱!
― ダンプコング登場 ―
安藤豊弘 矢島信男 黒田義之
6月6日 21 怪奇! 宇宙の怪獣墓場
6月13日 22 パット全滅作戦!!
― テロキング登場 ―
田口成光
6月20日 23 祭りだ! おみこし大変身
― ストーンキング登場 ―
山浦弘靖 高野宏一 東條昭平
6月27日 24 死闘! 海底の秘密基地
― ガメレオンキング登場 ―
安藤豊弘
7月4日 25 ― グロース第1号作戦 ―
チビッコどもを改造せよ
安藤豊弘
岡野敬
矢島信男 樋口弘美
7月11日 26 ― グロース第2号作戦 ―
気ちがい星とノンビリゴン[1]
山浦弘靖
7月18日 27 ジャンボーグA2号誕生
その名はJ-9
田口成光 吉村善之 黒田義之
7月25日 28 復活! ジャンボーグA
― グロース第4号作戦 ―
8月1日 29 ― グロース第5号作戦 ―
にせジャンボーグAを送り込め!
安藤豊弘 矢島信男 東條昭平
8月8日 30 J-A J-9 を処刑せよ! 山浦弘靖
8月15日 31 氷の地獄へ突っ走れ! 高野宏一 黒田義之
8月22日 32 大爆発!マッドゴーネの最後 安藤豊弘
8月29日 33 サンタ悪魔の鈴鳴らす 矢島信男 岡村精
9月5日 34 死神からの殺人予告電話! 山浦弘靖
9月12日 35 怪奇! 死の黄金怪獣 若槻文三 高野宏一
吉村善之
黒田義之
9月19日 36 恐怖!蛇ヶ岳の秘密 田口成光
9月26日 37 出現! 恐怖の怪鳥エレキバード 安藤豊弘 矢島信男 東條昭平
10月6日 38 サイボーグコマンドを倒せ!
― PAT新兵器登場 ―
山浦弘靖
10月13日 39 なき叫ぶドクロ湖の恐怖 若槻文三 大木淳
10月20日 40 大奮戦! バモスI世 バモスII世 山浦弘靖
10月27日 41 宇宙魔女ババラスのロボット作戦 安藤豊弘 吉村善之 東條昭平
11月3日 42 呪い針!ババラスの逆襲
11月10日 43 殺し屋ロボット・必殺の罠 矢島信男 黒田義之
11月17日 44 妖怪ロボット・地獄の鏡
11月24日 45 ほえる昆虫怪獣・砂地獄 安藤豊弘
奥津啓二郎
大木淳 岡村精
12月1日 46 サタンゴーネ最後の大進撃! 若槻文三
12月8日 47 死闘! エース対ナイン?
― デモンゴーネ登場 ―
山浦弘靖 矢島信男 東條昭平
12月15日 48 大逆襲! デモンゴーネ 若槻文三
12月22日 49 謎! デモンの呪いが時を裂く 山浦弘靖 吉村善之 大木淳
12月29日 50 トウキョウ最後の日 佐川和夫
  1. ^ 映像ソフト化の際には「きちがい」への自主規制により、「グロース第2号作戦 謎! ノンビリゴンの正体」へと修正されているが、1989年における九州朝日放送(KBC)での再放送、ならびに近年のホームドラマチャンネルチャンネルNECOでの衛星放送では、無修正で放送されていた。

[編集] ロケ地

大利根航空のシーンは、埼玉県熊谷市(旧・妻沼町)の利根川河川敷にある、日本学生航空連盟妻沼滑空場で撮影された。ホンダエアポート(埼玉県桶川市の荒川河川敷にある)ではない。

[編集] 漫画

[編集] 1970年版

1973年にドラマ化されたものとは設定が異なる。

[編集] ストーリー

少年・大村真一が父の作った巨大ロボット・ジャンボーグAに乗り、ムー星人と戦う。

[編集] 掲載誌

[編集] 1973年版

テレビとのタイアップで連載された。

[編集] 掲載誌

[編集] ネット局

●=NET(現・テレビ朝日)系、△=日本テレビ系、■=TBS系、☆=フジテレビ


※=当時NET系列に加盟していた局(いずれもクロスネット局またはトリプルネット局)とは別の同一地域の局が放送。

[編集] 映像ソフト化

  • 2004年3月21日に1巻、6月30日に2巻のDVD-BOXが発売。
  • 2009年現在単品のDVDは発売されていない。

[編集] キー局における前後番組

毎日放送 水曜日19:30 - 20:00
前番組 番組名 次番組
新・番頭はんと丁稚どん
※ 1961年版とは異なる
ジャンボーグA
(1973年1月17日 - 9月26日)
空手バカ一代
(1973年10月3日 - 1974年9月25日)
【ここからNET制作枠】
毎日放送 土曜日19:00 - 19:30
前番組 番組名 次番組
ストライクボウル
【ここまでNET制作枠】
ジャンボーグA
(1973年10月6日 - 12月29日)
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