仮面ライダー電王

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仮面ライダー電王』(かめんライダーでんおう)は、2007年(平成19年)1月28日から2008年(平成20年)1月20日までテレビ朝日系列で毎週日曜日8:00 - 8:30に放映された、「平成仮面ライダーシリーズ」としては第8作目となる特撮テレビドラマ作品、または作品中で主人公が変身するヒーローの名称である。字幕放送地上デジタル放送では16:9サイズのハイビジョン制作(アナログ放送はレターボックス放送)。


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平成仮面ライダーシリーズ
通番 題名 放映期間
第7作 仮面ライダーカブト 2006年1月
- 2007年1月
第8作 仮面ライダー電王 2007年1月
- 2008年1月
第9作 仮面ライダーキバ 2008年1月
-

目次

[編集] あらすじ

2007年のある日、空から現れた無数の発光体。それは未来からやってきた侵略者達「イマジン」であった。

偶然にも奇妙なパスを拾った少年・野上良太郎。その前に突如謎の列車が現れ、その中からパスを返すよう迫る謎の女性。そして不良に絡まれ、袋叩きにされかけた良太郎は謎の「声」と共に豹変、彼等を返り討ちにしてしまう。突如起こった数々のできごとに戸惑う良太郎に、追い討ちをかけるかのごとく襲い掛かるイマジン。女性は良太郎に「電王」となり戦うよう告げる。良太郎の持つパスを謎のベルトに接触させた時、その姿はライダースーツを思わせる容姿へと変貌を遂げ、さらに「声」の主が良太郎に憑依することにより、その姿は赤い装甲を纏ったものへと変化した。

こうして良太郎の奇妙な「旅」は始まった。時空を越える列車デンライナーと共に良太郎をエスコートするのは、パスの持ち主である女性・ハナ。そして良太郎に憑依する「声」の主であり、イマジンの1人でありながら好き勝手に暴れることを好む変わり者・モモタロス。その先には過去を、そして未来をも変えようとするイマジン達が立ちはだかる。

[編集] 概要

[編集] 特徴

キャラクター
本作ではライダーのモチーフとして「電車」、怪人のモチーフとして「おとぎ話に登場する生物」というライダー作品としては奇抜かつ斬新なものを採り入れている。前者について東映側プロデューサー・白倉伸一郎は、「バイクに乗れない子供達が、より身近な乗れるものは何か」と考えて出た案だったと語っている[1]。また、製作発表当初に主人公キャラクターである電王が「電車に乗る仮面ライダー」であるという点が大きく報道された。
これに加え、主演の佐藤健自らが「史上最弱の主人公」と評したように、「主人公が気弱」、「主人公に怪人が憑依することで、仮面ライダーが変身前と変身後でまったくの別人格になる」などの大胆な設定も採り入れられている。特に後者は平成ライダーで採用されてきたフォームチェンジの要素と重ねることにより、電王はフォームごとに外観はもちろん性格や声も完全に別の存在となる。宣伝などではこの要素を「七変化する仮面ライダー」と表現している。
本作ではキャラクターの性格により劇中で技名を言う場合と言わない場合があり、言う場合も公式設定における正式名称と劇中での呼称が一致しない場合がある。メディアや雑誌媒体などによっては劇中での呼称を表記しているものもある。
ストーリー
平成仮面ライダー作品で多くみられる複雑な伏線やハードな物語展開は存在するが、それは控えめにされ、序盤は明るい作風と単純明快なストーリー展開が心がけられ、全体的に見れば各キャラクターの性格や特徴を活かしたエピソードが多く、本筋に全く触れないエピソードも数多く存在する。これはプロデューサーの白倉が「とにかく明るい話にしたかった」ためである。
近年の作品は敵が組織化されていないケースが多く、敵怪人も一概には悪役とも言い難い存在であることが多いが、本作では主人公に味方する怪人以外は徹底的な悪として描かれるため、味方側と敵側の関係は明確で、中盤に敵が組織化されていることも判明する。また、回を追う毎に主人公と味方怪人の絆も近年の作品以上にクローズアップされ、終盤ではそのことが物語の骨子ともなる。

[編集] 配役

良太郎を演じる佐藤健は主役ライダーを演じる役者としては史上最年少で、初の平成生まれでもある。また、『世界の車窓から』でナレーションを務める石丸謙二郎が「デンライナー」のオーナー役およびオープニングナレーション担当に起用される。石丸は、制作発表記者会見や各種媒体でのインタビューなどで、「今年は『デンライナーの車窓から』をお送りし…」という冗談を言っている。

[編集] 声優

本作では怪人が人格を持ち、「人間に憑依する」という特徴から、怪人の声を演じる声優のキャスティングも重視されている。特に良太郎に憑依するレギュラー怪人を演じる関俊彦遊佐浩二てらそままさき鈴村健一は、憑依時の良太郎&電王の声を演じる「もう1人の主役」のポジションと言える。

本作では正式なナレーターが存在しない。OPや次回予告では、石丸や前記のレギュラー怪人役の声優たちがナレーションを担当する。ジャンクションではそのほか、侑斗役の中村優一デネブ役の大塚芳忠もナレーションを担当する。

[編集] 音楽

劇伴音楽は平成ライダーシリーズで3作品を担当した佐橋俊彦が担当。音楽はシンセサイザーを駆使した現代ポップ調のものからスイング調のジャズ、渋いロック、クラシカルなものまで多種多様にわたる。特に、過去へのタイムスリップ描写が多いためか、「過去」を意識した楽曲が多く、70年代を意識したビッグバンドジャズの曲、メタルヒーローシリーズを意識したような曲や、ガンフォームのテーマはディスコ音楽がモチーフとなっており、1990年代前半のテイストを匂わせるものとなっている。

主題歌はダンスユニット・AAAが本作限定のユニット名・“AAA DEN-O form”として担当。従来のケレン味の強い主題歌とは異なり、軽快な歌詞とアップテンポな曲調の主題歌となっている。

[編集] 評価

平均視聴率は2008年時点の仮面ライダーシリーズで最低の数字を記録したものの[要出典]、玩具・CD・DVDの売り上げは好調で、DVD第1巻は平成ライダー史上最高の売上を記録し、劇場版公開記念のトークライブを収録したDVDもTVシリーズ並みの売れ行きなど、商業ベースでは大成功を収めた。2008年1月に新宿ロフトプラスワンで開催した「日本オタク大賞2007」では倉田真澄賞(オタク女性の関心を集めたことが受賞の決め手となった)を受賞[2]し、東映プロデューサーの白倉伸一郎が「シラタロス」名義で受賞コメントを寄せた。また、同年3月には「第2回声優アワード」にてシナジー賞を受賞した。

[編集] 主要登場人物

ジークや牙王などについては劇場版の登場人物を参照。

便宜上、本作の設定上、「人物」に関連する重要な概念であり、本項にも複数回登場する用語について、先述する。

特異点
一部の存在(人物)だけが持つ、時間からのあらゆる干渉を受けない特性。もし時の運行に変化が生じてもそれによる影響を受けず、最悪の場合自らが本来属する時間が消滅しても、特異点の人物だけは消滅しないとされる。イマジンも精神だけで時間を越えてきた関係上、時間同様に特異点への干渉が制限される結果となり、特異点の人間はイマジンに憑依されても肉体を完全に支配されることは基本的にない。ただし、この特性は時間の流れに対してのみ意味を持ち、それらが全く関係しない物理的干渉は普通の人間と同じように受けるため、不死身とは異なる。また、特異点であろうとその存在が「誕生」した時間に干渉があった場合のみ、程度にもよるが影響を受ける。電王に変身できるのは、この特異点とそれに憑依し実体化したイマジンだけである。

[編集] 「時の列車」に乗る人物

野上良太郎(のがみ りょうたろう) / 仮面ライダー電王
本作の主人公。1988年12月26日生まれの18歳→19歳。特異点の特性をハナに認められ電王となった。電王各フォーム(プラット・ライナーフォーム以外)の際は憑依イマジンに戦闘を任せ、自身は作戦立案や憑依イマジンの暴走抑制など司令塔的立場に回ることが多い。
気弱で揉めごとを嫌う性格で喧嘩も弱く、さらにありえないほどの不運に見舞われやすい。そのため多少のことでは動じないが、あまりに予想外の出来事に遭遇すると度々気絶する。他人の幸せや不幸には人一倍敏感で、人並み以上の倫理観や「他人を不幸から救いたい」という思いは強い。当人の自覚は薄いが、デザインやネーミングのセンスはかなり悪く、そのことでモモタロスらに文句を言われることもある。
両親は物心つく前に他界し、幼い頃は姉の愛理と共に祖母の家で育てられていた。愛理が記憶喪失に陥った頃に高校を中退、現在は彼女の経営する喫茶店「ミルクディッパー」でアルバイトをしており、愛理目当ての常連客達からは弟のような扱いを受けている。移動の際は基本的に自転車を、イマジンが憑依しているときや、電王に変身しているときはマシンデンバードを使用する。
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ハナ
本作のメインヒロイン。19歳。彼女もまた特異点であり、デンライナーのオーナーと契約しイマジンを追っている。2007年に偶然落としたライダーパスを拾った良太郎が特異点であることに気づき、電王に変身させた。ただし電王やイマジン、デンライナーのことをすべて知っているわけではない。本来は未来の時間で暮らしていたが、カイやイマジンらが2007年に介入した結果自らが本来属する時間が消滅、それにより居場所を失ったためイマジンを強く憎んでいる。しかしモモタロスらのことは、共に戦ううちに大切な仲間であると認めるようになる。
負けず嫌いで勇敢。イマジンに対しても怯むことがなく、素手での格闘能力も極めて高いため(劇場版で複数の武装した忍者を相手に素手で互角以上に渡り合ったことがある)、絡まれた良太郎を助けたり、イマジンに襲われる人の盾になることがある。判断力も鋭い。反面良太郎の体調を常に気づかうなど内面は繊細で心優しいが、気が強く口調もキツいため、自覚なく相手を怖がらせてしまうことに悩んでいる。ナオミのコーヒーは苦手で、「ミルクディッパー」の愛理の煎れたコーヒーがお気に入り。普段は良太郎のことを名前で呼ぶが、彼にイマジンが憑依している時は憑依したイマジンの名前で呼ぶ。
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コハナ[3]
ハナが中盤で外見のみが幼児化した姿。命名は良太郎。愛理達にはハナの妹で通っている。小さくなった原因を、オーナーはハナが本来居るべき未来の時間が復活している可能性があるからと推測した。性格・記憶は全く変わらず、格闘能力に至っては以前よりも上がっている描写も見られる。ゆえに子ども扱いされることを非常に嫌うが、身長が低くなったことをイマジン達にからかわれることに悩んでいる。
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ナオミ
デンライナーの客室乗務員。主に食堂車勤務だが、車内アナウンスなども務める。奇抜な格好をしており、両腕と両足首には大量の腕時計を装い、髪は1束だけ赤いメッシュが施されている。天真爛漫かつ能天気な性格で、デンライナー内でのイマジン達の騒動をむしろ楽しみ、煽ることもある。
ハナとは仲がよく、良太郎やその憑依イマジンを「ちゃん」づけで呼ぶ癖がある。料理は得意であるようだが、得体の知れないフレーバーを加えた極彩色のマズいコーヒーを乗客によく勧めたがる。イマジンには口に合い、それぞれに合わせた専用の物がある。料理の材料の買出しや、ハナたちの手伝いなどで現実世界へ赴くことが可能。面食いで侑斗は好みのタイプらしい。
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オーナー
素性や目的などは一切不明の壮年の男性。しばしばデンライナーの食堂車に現れる。デンライナーの詳細を唯一知る人物だが、そのことを他人に漏らすことはない。特異点かどうかは不明であるが時間の干渉は受けない。
常に無表情ながら飄々としており良太郎たちにもおどけた態度で接するが、時の運行を乱す者やデンライナーのルールに反する者に対しては一転して厳しい表情を見せ、「乗車拒否」などの強力な権限を行使する。良太郎も例外ではない。しかし時間に影響を与えなければ粋な計らいをみせることもある。ゼロライナーのことは以前から知っていた様子。好物はナオミの作る料理で、それらに立てた旗を倒さないように食べることを美学とするが、倒せずに食べきったことは少ない。ナオミが「スポーツマンシップ」という言葉を口にしたため、オーナーはこれをスポーツだと解したらしい。戦うことは無いが桁外れの身体能力を有す他、リュウタロスやカイのように指を鳴らすことで軽い暗示をかけられるようである。
桜井侑斗(さくらい ゆうと) / 仮面ライダーゼロノス
19歳。愛理の婚約者と同姓同名を名乗る。良太郎が外套の男と接触したことにより劇中に姿を見せる。ある人物からゼロライナーを預かり、契約したイマジン・デネブとともに時の運行を守る使命を担う。なお、劇中では愛理以外は彼を侑斗と、愛理の婚約者である方を桜井と区別して呼称しており、当記事でもそれに従う。
天文学者の桜井同様に星の知識が豊富であり、愛理を以前から知るような素振りを見せる。また、良太郎に外套の男(後述)との接触を禁じるなど、時の運行に関して多くを知るようだが、それ以上のことはほとんど語ろうとしない。ただしデネブに対しては普段のクールぶりが一転し子供のようにわがままに振る舞う。当初良太郎は桜井とは別人であると考えていたが、オーナーの推測を聞いたり内面や事情を知っていくうちに同一人物ではないかと思うようになる。
同様の使命を持つ良太郎については、自分より強くなく運も悪いにもかかわらず自分の選択で戦っていることに対して当初は強い嫌悪感を抱いていたが、本質的には冷徹でないため良太郎同様に親身に対応することもある。また、後述するように変身回数に制限があるため戦闘を良太郎に任せることが多い。シイタケコーヒーが苦手で、愛理のコーヒーも砂糖を多量に加えてしのいでいる。特異点ではないがゼロノスカードの力でイマジンに憑依されても肉体を完全に支配されることは基本的になく、イマジンやその契約者の気配を察知できるなどの力がある。変身しなくても、ある程度生身でイマジンと戦える戦闘力を持っている。浪費癖があるため財布はデネブに握られている。ハナと違い、イマジンが憑依した良太郎も「野上」と呼ぶ。
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[編集] 「時の列車」に乗るイマジン

様々な理由でイマジンの使命を放棄し、良太郎や侑斗と共に戦う。劇中では、契約者自ら強制的に意識から締め出すか、時の列車が「時間の狭間」(後述)を通過中でない限り、自分の契約者とは意識が繋がっている状態にある。契約者に憑依した場合、作中では呼ばれないが公式HPなどでは「憑依するイマジンのイニシャル+契約者名(例:M良太郎=モモタロスが憑依した良太郎)」として区別される。ただしジークの場合のみ例外で、ウイングフォームの頭文字である“W”が付く。憑依中はイマジンの人格と能力が発揮されるが、身体への負担はほとんど憑依されている人物にかかる。憑依した対象が特異点であっても時間からの干渉は受ける。憑依した瞬間髪がスパークすることがあり、憑依した状態で喋ると憑依対象者の声と憑依したイマジンの声が被る形になることもある。

良太郎に憑依するイマジンは良太郎を「契約者」と呼んではいるが、憑依をするだけで正式には契約を交わしてはいないため、時の列車の中やそれが走る異空間の中でしか実体化できない。現代空間では砂状の精神体のままで、着ぐるみ等に砂状の体を詰め込むことでどうにか行動することができるが、ちょっとした刺激で崩れてしまう。イマジン達はモチーフとなったものが体のどこかにある。電王の各フォームに対応した武器[4]を各自持っており、一部描写のないものを除き、自らが憑依したフォームとほぼ同様の必殺技を使用することが可能。良太郎に憑依していない時はデンライナーの食堂車にいる。

中盤、未来への分岐点が出現した干渉を受け存在する力が弱くなり、イマジンが飛ぶ過去の時間では良太郎に憑依できなくなる。

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モモタロス
良太郎に最初に憑依。良太郎が持つ『桃太郎』に出てくる赤鬼のイメージが具現化されたもので、名づけ親も良太郎。当初、モモタロス本人は容姿も名前も気に入らなかったが、良太郎の頑固さと根性に魅せられたためモモタロスと呼ぶことを許す。一人称は「俺」。武器は赤色の刀・モモタロスォード。特異点である良太郎に偶然憑依したことで、完全に支配することができないまま彼と一蓮托生の関係になるが、イマジンの使命には興味がなく「強くカッコよく戦う」という信条を実現できるがために協力者となる。次第に良太郎とは強い信頼で結ばれていく。
短気かつ好戦的だが、涙もろく良識もある程度持っているなど、本質的には単純で憎めない性格。決めゼリフは「俺、参上!」「俺は最初から(最後まで)クライマックスだぜ!」など。戦闘中に「俺の必殺技パート○○!」と通し番号を振り、その場で考えた必殺技を出すことがある。好物は甘味で、逆に辛いものを食べるとなぜか体に異常をきたす(キンタロスも同様)。が苦手で近づくことすらできない。相手を見た目で呼ぶ癖があるのか、モチーフとなったものとは別の名前で呼ぶこともある。また、近くにいるイマジンの「匂い」を感知する能力に優れ、イマジンやその契約者を探すのに重宝される。単純な性格からか、劇中ではハナには全く頭が上がらず、4体のイマジンの中で最も不憫な立場に立たされることも多い。しかしその性格ゆえの発言で、良太郎の悩みや葛藤を打ち消すこともある。
M良太郎
変身前の良太郎にモモタロスが憑依した状態。赤いメッシュが入った逆立った髪と赤い瞳を持ち筋肉質である。鉄の棒で地面のコンクリートを破壊したりするなど、人間離れした体力を発揮する。良太郎の意識がはっきりしている間は、憑依しても彼の意に沿わない行動は取れない。
ウラタロス
リュウタロスとほとんど同じタイミングで良太郎に憑依。良太郎が持つ『浦島太郎』に出てくる海亀のイメージが具現化された姿とのナオミの推測に基づき、モモタロスに命名された。一人称は「僕」。武器は両端に六角形の刃を備えた棒・ウラタロッド。特異点の特性を知り、自身の消滅を避けるため使命を放棄。モモタロスがいることを承知で良太郎に憑依する。
冷静沈着で頭の回転も早いが、かなりの自信家な上にキザで女好き。更に嘘をついて人を騙すことを好み、口八丁で周囲の人間を手玉に取る詐欺師のような性格。決めゼリフは「僕に釣られてみる?」。釣りを用いた喩えが口癖で、嘘で他人を騙すことを「釣り」と称す。当初モモタロスとは犬猿の仲(2番目に良太郎に憑いたことから彼を「先輩」と呼ぶが、尊敬するつもりはなく彼を中身スカスカと言ったこともある)だったが、次第に緩和される。彼なりのプライドは持ち合わせており、デンライナーから強制降車させられかけた自身を救った良太郎には協力し、自分が他人に引き込まれる=釣られることを好まない。また、他人が直接的に傷つくことを極端に嫌う。他人を手玉に取る反面、良太郎やリュウタロスに対して世話を焼く面もある。何でもそつなくこなし、ピアノや華道なども得意。相手を翻弄したり情報を引き出す術にも長けている。面倒を嫌い、逃げた敵も追いかけたがらないなど戦闘自体には積極的でないが、1度交戦状態に入ると気迫と闘争心をみせる。
U良太郎
変身前の良太郎にウラタロスが憑依した状態。青いメッシュの入った七三分けの髪と青い瞳を持ち、眼鏡をかけている。口のうまさでイマジンと契約した人間から契約の内容を探る際などに重宝されるが、誰かと関わって面倒なことが起きると適当な嘘をついて誤魔化す。モモタロス同様、良太郎の意思に逆らえないが、良太郎の意識がないときは女性を口説いていることが多いらしく、実際に多くのガールフレンドがいる。また、その交際の広さから他人の弱みに関する情報をつかみ、利用することもある。
キンタロス
当初は良太郎でなく、病に倒れた空手家・本条勝に憑依・契約していた。その姿は本条が持っていた『金太郎』に出てくるのイメージが具現化されたもので、それ故に他の3体とは外見上の違いがある[5]。他の2人にあやかりナオミから命名された。一人称は「俺」。武器は金色の・キンタロスアックス。イマジンの使命より契約者の望みを叶えることを優先し、本条を守るために過去の世界での戦闘で消滅しかかるが、良太郎の勧めで彼に憑依して一命を取り留めたため、良太郎に協力するようになる。
人情に脆い世話好きな性格。関西弁で喋り、親指で首を捻って鳴らす癖がある。力の加減が分からず周りの物を壊したり、勘違いで余計なお節介を全力で行ったりと、いろいろ問題を引き起こすこともあるが、責任感も強く自分が招いたトラブルは必ずケジメをつけようとする。また、良太郎が自身を強くしようとイマジンたちの力を借りて無茶な特訓を始めた際には、良太郎の精神的強さを説いて疑問を投げかけるなど、彼の本質的な強さについてはイマジンたちの中で最も理解している模様。他者を感動・感涙させることにこだわりがあるようで、倒した相手に涙や鼻水を拭うための懐紙を渡すのを流儀とする。口癖は「(俺の強さは)泣けるで」、「涙はこれで拭いとき」、「俺の強さにお前が泣いた」。普段はデンライナー食堂車で居眠りをしており、1度眠ると何をしても起きない。しかし、「泣く」あるいはそれに近い言葉(「亡き者」の「亡き」を「泣き」と勘違いするなど)を聞くと突然起きて「泣けるで」と叫び、良太郎に憑依する。
K良太郎
変身前の良太郎にキンタロスが憑依した状態。金色のメッシュが入った長髪を後ろにたばねた髪と金色の瞳を持ち、服装も和服を好む。身体能力もキンタロス並みに強化されるため、体当たりで建物の壁をぶち抜いたり、バスに追いつくようなスピードで走ることもできる。モモタロスやウラタロス同様良太郎の意識がはっきりしている時は逆らえない。
リュウタロス
ウラタロスとほとんど同じタイミングで良太郎に憑依。しかし、深層意識に潜伏したため誰もその存在に気づかず、良太郎が三浦の催眠治療を受けたことをきっかけに行動を開始する。彼の登場前に良太郎が怪力を発揮したことがあるが、それも彼の仕業である[6]。その姿は良太郎が持つドラゴン(明言されていないが『龍の子太郎』に出てくる)のイメージが具現化されたもので、デンライナーに姿を現した後に他の3体に倣い自らリュウタロスと名乗る。一人称は「僕」。武器は紫の銃・リュウボルバー。カイから「良太郎を抹殺して時の列車の車掌になる」との使命を個別に受け良太郎の命を狙い憑依するが、「お姉ちゃん」(愛理)を慕うために行動に移していない。しかし、他のイマジンに良太郎が殺されそうになると「良太郎は僕がいつかやっつける」と言って戦いを挑むことがあり、時の列車の車掌になることもあきらめてはいないようである。また、このことから愛理の婚約者と同姓同名を名乗る侑斗には当初激しいライバル意識を燃やしていた。
口調は無邪気で性格は我儘で気分屋で甘えん坊であるなど非常に子供っぽい。行動も強引かつ一方的で、相手に「 - するけど、いい(よね)?」と質問するが、「答えは聞いてない」と言い放ち行動に移す。仲間のイマジン達のことは、動物でないモモタロスを除いて「○○(モデルになった動物の名前)ちゃん」と呼ぶ。動物や赤ちゃんなど可愛いものをこよなく愛するが(そのため動物を傷つけた者には怒りをあらわにする)、それ以外のものに対しては冷酷または無関心であり、気にくわない相手はたとえイマジンでなくとも徹底的に消し去ろうとする。そのため戦闘にリュウタロスが呼ばれることは少なく、ほとんどは気が向いたときに自ら憑依する。また、ダンスが好きでしばしばヘッドホンで音楽を聞きながら踊っている。無期限有効のライダーチケットを所有するため、他のイマジンと違い一乗客として共有宣言はされていない模様。他の3体とは別行動を取ることが多く、良太郎の深層意識に隠れていることもある。デンライナーに姿を見せている際はナオミと遊んだり、絵を描いていることが多い。
相手に軽い暗示をかけ精神を支配する能力を持ち、リュウタロスが憑依している状態ではジーク以外の他のイマジンは簡単に憑依できず、良太郎自身の意識もある程度制限される。
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R良太郎
変身前の良太郎にリュウタロスが憑依した状態。顔の左半分を覆う紫色のメッシュが入ったウェーブのかかった髪と紫色の瞳を持ち、紫の染みがついた茶色のキャップをかぶり首にヘッドホンをかけている(オープニングに登場するR良太郎はメッシュが入った前髪がストレート気味になっており、ヘッドホンもない)。歩き方は常にDJ風スタイルでステップを踏みながら軽やかに闊歩するような陽気なものに変化する。この時聴いている曲は主題歌「Climax jump」をラップ調にアレンジした「Climax jump Hip-Hop Version」、またはエンディングテーマの1つ「Double-Action Gun form」。遭遇した人間たちを洗脳して一緒にブレイクダンスなどを踊る「リュウタロスダンサーズ」として引き連れ、利用することがある。
デネブ
侑斗と行動を共にするイマジン。名前の由来ははくちょう座のデネブで、その姿は武蔵坊弁慶からカラスのイメージが具現化されたもの[7]。額にはモチーフとなった弁慶の「弁」の文字がある。モモタロスらやナオミには名前を「おデブ」と勘違いされているが、ウラタロスをカメタロスと呼ぶなど自身も相手の名を間違えて覚えることが多い。一人称は「俺」。指先は銃口になっており、そこから弾丸や煙幕弾を発射できる。
炊事・買い物・金銭管理など侑斗の世話全般を負担するなど家事好きで、穏やかで優しく律儀。「‐はよくない!」と侑斗の不遜な態度をいましめようと努力したり、「デネブキャンディ」という手作りキャンディを配りながら他人の理解を得ようとする他、戦闘中であっても侑斗の無茶な戦いぶりやイマジンの行いを非難することもある。また、戦闘能力は高いが力関係では侑斗よりも下で、開き直られてプロレス技をかけられ圧倒されることが多い。良太郎達にも友好的だが少々ドジなところがあり、話し下手で女性はやや苦手。イマジンを感知する能力が低くイマジンの気配を察知できない。お化けの類が大の苦手。足し算ができないらしい。
契約しているため現実世界でも実体化することが可能。公の場では変装することが多いが、かなり怪しげな格好であるため、周りの人からは変質者のような扱いを受けることがある。実体化している時に侑斗から離れると即座に駆けつけることができず、侑斗はデネブの助力なしで戦闘に入る場合もある。効率を優先する侑斗とは違い、正々堂々とした戦法を好む。
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D侑斗
変身前の侑斗にデネブが憑依した状態。緑色のメッシュが入った長髪と緑色の瞳を持つ。侑斗の態度について謝罪するなど甲斐がいしくなるが、「桜井侑斗」として勝手に人助けをして親切をはたらくなど侑斗本人の思いとは全く逆の行動をとるため、大抵すぐに締め出される。それゆえ基本的には食材の買い出しなど、生活能力を要求される場面でしかデネブは憑依させてもらえない。
D良太郎
姿はD侑斗と同様。良太郎の性格上、侑斗とは違い締め出されることは無い。
侑斗のいないパラレルワールドで変身前の良太郎にデネブが憑依した状態。

[編集] 現代人

野上愛理(のがみ あいり)
22歳。良太郎の姉。元は父親が経営していた喫茶店で、星をテーマにしたライブラリーカフェ「ミルクディッパー」を営む。店には常に彼女目当ての男性客が多数たむろするほどの美貌の持ち主であるが、マイペースかつ天然ボケなため、店の切り盛りと美味しいコーヒーを入れること、そして夜空にきらめく星にしか興味を示さない。ゆえに彼らからのプレゼントは「忘れ物」として店の一角に積まれる。その性格ゆえ、彼女もウラタロスに「釣られない女性」の1人であるが、R良太郎が良太郎でないことに気付くなど鋭い視点と思慮深さを持つため、良太郎は愛理の前でイマジンが憑依することを固く禁じている。常に不幸続きの良太郎を優しく見守り、彼同様少々のことには動じない。また、良太郎の健康のため、ことあるごとにとんでもない量の食事や奇妙な健康食を作り、良太郎に食べさせる。
桜井(後述)と婚約していたが、とある事件をきっかけに彼は失踪。しかも愛理自身は桜井に関する記憶を全て失っており、良太郎が彼との思い出の品であるミルクディッパー内の望遠鏡と、その下に隠してある野上姉弟が彼に贈った懐中時計の出自を隠すことで、愛理が過去のことを思い出さないよう配慮している。その懐中時計の裏蓋には"The past should give us hope."(日本語で「過去が希望をくれる」)と刻印されている。桜井と同姓同名の侑斗に対しては単に良太郎の友達と認識し、コーヒーが苦手な彼のためのコーヒーを研究するようになる。
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尾崎正義(おざき せいぎ)
24歳。ミルクディッパーの常連客で、三流ゴシップ雑誌の編集者兼記者。テンションが高くおしゃべり。
愛理に好意を寄せる男の1人で、彼女に近づくため良太郎にも気さくに接する。しかし、外では他の女性にも声をかけるナンパ男で、ハナのことも気に入っている様子。雑誌の性質上、現在起きている奇妙な事件に詳しく、良太郎たちは彼からイマジンの起こす事件の手がかりを得ることもある。三浦同様イマジンに憑依された状態の良太郎にたびたび遭遇しているが、三浦と違い「男はいくつも仮面を持っている」として怪しんでいない。
三浦イッセー(みうら いっせー)
ミルクディッパーの常連客。愛理に好意を寄せる男の1人で、尾崎とはライバル関係だが、口のうまい尾崎からはいいようにあしらわれがち。
祈祷師のような格好をしており、スピリチュアル関係にも詳しい。催眠療法をかけるなどの心理カウンセラーの技術も持つ。スピリチュアル(超心理)カウンセラーと心理カウンセラーの両方の技術を持つことからか自らを「スーパーカウンセラー」と称する。尾崎からは「オカルト」呼ばわりされ信用されていないが、イマジンに憑依された良太郎を「悪霊に取り憑かれた」と評すなど、良太郎が「他の人格」に憑かれていることを看破した最初の現代人。もっとも、イマジンが取り憑く以前の良太郎の悪運に関しても「悪霊が取り憑いている」と言っており、様々なことを悪霊の所為にしている節はある。ひそかに筆で書かれた他人には解読不能の良太郎レポートを書いている。
桜井侑斗
推定30代前半の天文学者。物語上1番のキーパーソン。ミルクディッパーの常連客で愛理とは婚約関係にあったが、2007年1月10日に突如失踪。彼を知る人物の証言や過去の姿からは、純粋で聡明な人物であることが推測される。
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[編集] その他

過去の男 / 外套の男 / 懐中時計の男(いずれも脚本やあらすじなどの表記)
目深にかぶった薄茶色のフェルト帽と、同色の外套を羽織った謎の人物。イマジンが飛んだ過去の時間に必ず出現し、イマジンを追ってきた電王やゼロノスが現れると、野上姉弟が桜井に贈ったものと全く同じ懐中時計の時刻を止めるかのような仕草をした後、その時間軸から消滅する。ゼロノスに変身する侑斗とは知り合いの様子。
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カイ
イマジンが存在する未来から来たイマジン達のボスのような存在。彼も特異点で、3000以上の精神体イマジンと自ら契約したイマジンを傍らに従える。ストールを肩に羽織っていることが多い。基本的に穏やかな笑顔を浮かべているが、イマジンのことは使い捨ての駒程度にしか見ていないなどその性格は冷徹かつ残酷で、「俺、そういう顔してるだろ?」と笑顔を見せながら怒りを表現するなど、表向きの表情と感情がシンクロしていない。過去がないため物忘れがひどく、他者を「アレ」と称する特徴的な口調で喋る。ライオン型のイマジンを従者にしていることが多い。
黒い日めくりカレンダー手帳(日付の順番はバラバラであり、多数の付箋と書き込みがある)を携行しており、ページの日付をなぞることで、自らの過去の扉を自由自在に開く(イマジンが飛んだ先の自分は灰化する)ことが可能だが、自分の過去の扉を開くには負担がかかるためか、現代人にイマジンを憑かせることが多い。また、他人の記憶にも小規模ならば介入する能力を備えており、他人の過去の記憶を覗いて望みを叶えずとも他人の過去の扉をこじ開けたり、無期限有効なものや存在するはずのない時間(8888年88月88日など)に設定されたライダーチケットを捏造することも可能。身体能力は常人より高く、リュウタロスを上回る人間の精神を支配する能力も持つ。また、殴ったイマジンが灰化する描写も見られる。
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駅長
キングライナーを管理する白い制服姿の壮年男性。デンライナーのオーナーと瓜二つだが、オーナー曰く「気のせい」であり血縁的な関係はない模様。話し方はオーナーよりもテンションが多少高めで、オーナーはそれをやや苦手とする。立場としては時の列車のオーナーより低いらしい。オーナーとはチャーハン山崩しのライバルで、過去に何度もチャーハン対決をしたらしく、中盤のターミナルでの対決までは引き分けだったらしい。2本のスプーンの使い手で、それをオーナーは「二刀流」と称する。対決ごとにオーナーに自分の技術を真似られるが、次の勝負でさらに1歩上の技を披露する。

[編集] 仮面ライダー

劇中では「仮面ライダー」の名称は使用されず、単に「電王」や「ゼロノス」と呼称される[8]。システムの製作目的などは不明だが、主要なアイテムは人間がイメージした形を基に作られる。怪人の力を利用してライダーに変身するのは「龍騎」や「」と同様だが、本作はフォームチェンジの際に怪人そのものを憑依させ、性格や戦い方を含む全てを反映させている。

各ライダーは素体に「電仮面」と呼ばれる仮面や「オーラアーマー」と呼ばれる追加装甲が装着される。これらは変身する者のオーラやイマジンがフリーエネルギーに変換されたもの。電仮面は頭部と胴体に存在するレール状の物体の上を走り顔面の定位置に移動後、変形して視覚などの機能が稼働する。電王の場合は「デンレール」が頭から腹にかけて一直線に1本、ゼロノスの場合は「ゼロレール」が頭部に2本、胴体にY字状のものが1つ存在する。

ガオウや電王ウイングフォームなどについては劇場版登場のライダーを参照。

[編集] 仮面ライダー電王

野上良太郎が変身する。彼に憑依したイマジンは、実体化することで自分の力をまとうフォームにのみ、単体でプラットフォームを経由せず直接変身できる(劇中ではウラタロスとキンタロスが見せた)が、イマジンが自力でベルトを出すことはできないので同時に変身することは不可能である。

変身の際に使用するデンオウベルトとライダーパスの関係は、SuicaICOCAなどの非接触型自動改札システムがモチーフとされる。

本項の4フォームとはソード・ロッド・アックス・ガンフォームを指す。この4フォームはオーラアーマーでできた6つの装甲が組み換えられ、胸・背中・肩にそれぞれ装着されており、フォームチェンジ完了後には汽笛のような音を発する。

仮面ライダー電王 プラットフォーム
電王の素体といえる形態。基本カラーは。フォームスイッチを押さずに変身した場合や、各フォーム時にイマジンが離れた場合にこのフォームとなる。全フォームで唯一フォーム名の音声が変身時に発声されない。
イマジンに肉体を支配されていないため、基礎体力は生身より上昇しているが戦闘能力は低い。しかしこれは良太郎の気弱な性格によるものも大きく、モモタロスたちが憑依した状態だとある程度戦うこともできる模様。デンガッシャーはソードモードを使用したことがあるが、他のモードを使用できるかは不明。イマジン達との“繋がり”が悪くなると、出力されるフリーエネルギーが少なくなりライナーフォーム以外にはフォームチェンジできなくなる。
名前の由来は駅にある列車へ乗り降りするための台状の場所であり、基本部分も表す“platform”(プラットホームプラットフォーム)から。
仮面ライダー電王 ソードフォーム
モモタロスの力をまとった形態。基本カラーは。変身直後に名乗りを上げて両手を前後に広げるポーズを取ることが多く、場合によっては微妙に言い直すなど、名乗りに対しこだわりも伺える。電仮面はのような外見を持つ。
常に正面から敵に挑んで手数の多さで敵を圧倒する戦闘スタイルが特徴で、近距離戦を得意とするためデンガッシャー ソードモードを使用しての接近戦で最もその本領を発揮する。しかし、スピードにやや特化していることや武器の特性上、防御力の高い敵や空中から襲ってくる敵が苦手であり、モモタロスが泳げないため水中戦も不可能。
つき合いが最も長いため、戦闘に関してはモモタロスが最も良太郎に頼りにされている。そのため他のフォームに比べ登場回数が多く、OP映像などでは従来の基本形態扱いである。
必殺技
エクストリームスラッシュ
フリーエネルギーをフルチャージすることで、デンガッシャー ソードモードの剣先・オーラソードを強化して放つ。オーラソードは分離させてドリル状に回転させて飛ばすなどの遠隔操作で離れた敵を攻撃することも可能であり、主にこちらの使い方をされる。しかし遠距離攻撃の最中では敵の反撃に瞬時に対応することが難しく、飛び道具などで攻撃を中断させられることがある。
モモタロスの技呼称は「俺の必殺技 パート○○」で、斬り方などの違いで技の名前を変えている。劇中ではパート1〜5(ただし4は欠番)、パート2´(ダッシュ)、特別編、ファイナルバージョン(ウラタロス、キンタロス、リュウタロス、ゼロノス ベガフォーム、ジークとの合体技)などが使用される。また、変身前のM良太郎やモモタロス自身がこの技を使用したこともある(モモタロスが使用した際は「モモタロスバージョン」と呼称)。
仮面ライダー電王 ロッドフォーム
ウラタロスの力をまとった形態。基本カラーは。変身直後、その場で一回転しウラタロスの決めゼリフを口上代わりに敵を挑発することが多い。電仮面は海亀のような外見を持ち、変形後は目がカメの甲羅の形に見える。
キック力や防御力以外のスペックは4フォーム中最も低いが、巧みな話術や足技を絡めたテクニックを駆使し相手を翻弄する。武器の特性上、ある程度離れている、または、水中や空中にいる相手に対しても優位に戦闘を進めることができ、戦闘を離脱しようとした相手を強制的に引き戻すことも可能。また、ウラタロスが泳げるため4フォーム中唯一水中戦が可能。
必殺技
ソリッドアタック
フリーエネルギーをフルチャージした後、敵にデンガッシャー ロッドモードを突き刺すことによりデンガッシャーがオーラキャストという亀甲状の網に変化し、敵をからめ捕り動きを封じる。ウラタロス時はウラタロッドでこの技を使用後、スライディングキックでとどめをさす。
デンライダーキック
ソリッドアタックで敵の動きを封じた後に放つ蹴り技。設定上は他のフォームも使用できるが劇中未使用。
いずれも劇中において技名を呼称しない。
仮面ライダー電王 アックスフォーム
キンタロスの力をまとった形態。基本カラーは金色。変身直後、手で首を少し傾け、気合いを入れるポーズとともに口上を述べる。電仮面は斧のような外見で「金」の字をしている。
腕力と防御力は4フォーム中最強で、武器の特性もあり強固な体の敵に有効。近距離戦を得意としており、高い防御力を活かして敵の攻撃を受け切り、本条との契約中に空手と間違えて会得した相撲の張り手や突っ張りなど用いて、真っ向から力で圧倒する戦闘スタイルが特徴。そのため戦闘後は良太郎の体がアザだらけになる。
必殺技
ダイナミックチョップ
フリーエネルギーをフルチャージすることでデンガッシャー アックスモードのオーラアックスを強化して放つ。デンガッシャーを上方に投げ、気合いを込めてからジャンプしそれをキャッチ、自由落下の勢いを乗せて敵を両断するものと、回転して複数の敵を1度に斬るものの2種類がある。技名を使用後に言うことが特徴。キンタロスが直接放つ際は技名が「ダイナミックチョップ 生」になる。
仮面ライダー電王 ガンフォーム
リュウタロスの力をまとった形態。基本カラーは。変身直後、敵に対し人差し指を突き付けながら「倒してもいい? 答えは聞かないけど(台詞は毎回微妙に異なる)」と言い放つ。電仮面は竜の顔のような外見を持つ。
キック力と機動力は4フォーム中最も優れ、総合的にスペックは4フォーム中最も高い。ダンスの動きを取り入れた格闘戦や銃撃戦により、一方的に攻撃し相手に反撃の隙を与えない戦闘スタイルをとる。武器の特性上接近戦では不利になることもあるが、4フォーム中唯一遠距離戦が可能。リュウタロスの性格上、周囲の障害物を気にも留めずに銃弾を乱射し、その結果周囲を破壊してしまうなど危険である。また、相手を逃がしてしまうことも多い上、逆に激しくライバル意識を燃やす侑斗には強引に戦闘を仕掛け、ハナにケガを負わせることすらあったためか、良太郎が自分の意思でこのフォームになったことは少ない。
必殺技
ワイルドショット
フリーエネルギーをフルチャージすることより雷のエネルギーを発生させ、デンガッシャー ガンモードと両肩のドラゴンジェムからエネルギー弾として発射する。技名の呼称はない。
仮面ライダー電王 クライマックスフォーム
モモタロスら4体のイマジンの力をまとった形態(変身前の良太郎が複数のイマジンに同時に憑依された状態を維持するのは不可能である)。その形状から劇中では「てんこ盛り」と呼称される。基本人格と外見はソードフォーム(モモタロス)をベースとするが、胸・肩・背中の装甲は全体的に丸みを帯び、デンレールも全身に走っている。顔に配置される電仮面はソードフォームのものが展開・変形したもので、黄色を帯びた外見になっている。そして他の3つの電仮面もロッドが右肩、アックスが左肩、ガンが胸にそれぞれ配置・装着される派手なデザインとなっている。
4フォームの長所を併せ持ち(ゆえにスペック上は最強といえる)、4フォーム全てのデンガッシャーと必殺技を使うこともできるが、基本人格がモモタロスのものであるため、使用するのはほとんどソードモードである。また、使う技に応じて胸のターンブレストと、ケータロスに遮られる左足を除く全身のデンレールをソード以外の電仮面が移動し、左腕にアックス・ガン・ロッドの順に電仮面が集合したパンチモード、右足にロッド・ガン・アックスの順に電仮面が集合したキックモードになることも可能。
良太郎はこのフォームを気に入っているが、変身中は4体のイマジンの人格が全て同時に存在しており、各々が体を動かすこともできるためか、イマジンらの方は「気持ち悪い」と積極的に変身することを嫌っている。また、彼らの心が1つにならなければ変身できないが、全員が同じことを考えてさえいればその内容に制限はない。痛覚はそれぞれの箇所に対応するイマジンが感じるため、モモタロスはほとんど痛みを感じないが、他の3人がいきなり動いた場合などはモモタロスが痛みを感じる。
必殺技
ボイスターズキック
キックモードから放つ跳び蹴り。右足に装着されたロッドの電仮面の角部分・ストレイダーを敵に突き刺すことで、オーラエネルギーを敵に叩き込む。
ボイスターズパンチ
パンチモードから放つパンチ。左手に装着されたアックスの電仮面の角部分・マサカリーダーを敵に突き刺すことで、オーラエネルギーを敵に叩き込む。
ボイスターズシャウト
ガンの電仮面を展開し、中に備わったドラゴンジェムからオーラエネルギーを複数のミサイルにして発射する。
エクストリームスラッシュ(一部資料ではボイスターズスラッシュ)
ソードフォームの技のクライマックスフォーム版。刀身が虹色のエネルギーを纏う。ソードフォーム時同様、モモタロスは斬り方などの違いで以下のように技の名前を変えている。
  • 俺の必殺技 クライマックスバージョン:ソードフォームの俺の必殺技パート5とほぼ同様。
  • 俺達の必殺技 クライマックスバージョン:ソードフォームの俺の必殺技パート1とほぼ同様。
いずれもフリーエネルギーをフルチャージすることで、イマジン4体分のオーラエネルギーを放つ技である。
仮面ライダー電王 ライナーフォーム
デンカメンソードにより変身するイマジンが憑依しない形態。基本カラーは赤で、電仮面と外見イメージはデンライナー ゴウカを模している。基本人格は良太郎のまま。デンライナー ゴウカを模ったオーラライナーの接触により良太郎のオーラが変換強化。それにより、胸・肩・背中にはライナーブレストという装甲が装着され、頭部には電仮面が複眼部分の装着後に頭部のデンレール上をパンタグラフ型のデンギャザーが移動、頭頂部に到達すると同時に展開して装着される。
機動力にやや長ける。戦い慣れしていない良太郎をサポートするため、モモタロス達は基本的にデンライナー食堂車内に特設した4つのブースがある大型回転椅子で待機し、そこからデンカメンソードを介して良太郎と会話しアドバイスなどをする(ただし、食堂車内部の状況によっては回転椅子が出現しないこともある)。この回転椅子はデンカメンソードのターンテーブルの回転と連動しており、最上部に位置した電仮面に対応するイマジンのみが良太郎と会話できる。ウラタロスやキンタロスがデンライナーにいなくてもライナーフォームに変身できるため、良太郎に憑依するイマジンが存在すれば変身できる模様。劇中でキンアックス時に怪力を、リュウガン時にダンスを披露したことがあることから、彼らの特技や戦闘スタイルを使用できるとも考えられる。
必殺技
デンカメンスラッシュ
デンカメンソード(モモソード)から放つ。デンライナー ゴウカを模ったオーラライナーとともに突撃し、刀身から伸びるオーラエネルギーの刃で敵を斬る。
デンカメンアタック
デンカメンソード(ウラロッド)から放つ。デンライナー イスルギを模ったオーラライナーとともに突撃し、刀身にオーラエネルギーをまとったデンカメンソードで敵を刺し貫く。
デンカメンチョップ
デンカメンソード(キンアックス)から放つ。劇中未使用。
デンカメンショット
デンカメンソード(リュウガン)から放つ。デンライナー イカヅチを模ったオーラライナーとともに突撃し、刀身にオーラエネルギーをまとったデンカメンソードを投げて敵を貫く。
フルスロットルブレイク
デンカメンソード(モモソード)から放つライナーフォームの最強技。4つのオーラライナー(それぞれデンライナー ゴウカ・イスルギ・レッコウ・イカヅチを模っている)とともに突撃する。
いずれも出現した金色のレール上を滑るように移動し、後方から現れるオーラライナーとともに突撃する技であるため、良太郎はこれらを総称して「電車斬り」[9]と呼んでいる。また、いずれの技を放つ際に基本4フォームのミュージックホーンが流れる。

[編集] ツール

ライダーパス
電王への変身やデンライナーを呼び出すことなどに用いるパス。作中では単に「パス」とだけ呼ばれる。時刻がぞろ目になる瞬間(11時11分11秒など)に任意の扉にかざすことにより、デンライナーの走る異空間への扉が開かれる。なお、ライダーパスとライダーチケット自体は単なる乗車券で、時を越えるために利用する一般人もいる。
良太郎は所有するライダーパスの共有をオーナーから認められており、リュウタロスを除く良太郎に憑依しているイマジンたちがデンライナーに乗車していられるのは、良太郎のライダーパスを共有している状態にあるためである。そのため契約し実体化した場合、もしくは良太郎がパスの共有を拒否した場合は、そのイマジンは不正乗車となりオーナーから乗車拒否の宣告を下され、時の狭間を永遠にさまようことになる。
デンオウベルト
電王のベルト型変身ツール。装着者のチャクラを利用して実体化する。バックル部のターミナルバックルにライダーパスをセタッチ(Set and Touchの略)することにより、プラットフォーム以外は各フォームごとに異なる音声(それぞれのフォーム名)とともに電王に変身する。色のついたボタン・フォームスイッチをセタッチの前に押すことでフォームの選択が可能で、赤(ソード)・青(ロッド)・金(アックス)・紫(ガン)のボタンが存在し、ボタンを押すとそれぞれ固有の電車のミュージックホーンのような効果音が発生する。変身の解除はベルトを外すことにより自動的に行われる。また、戦闘中にパスをセタッチすることで(その後パスはポイ捨てのように投げる)、「Full Charge」の音声と共にフリーエネルギーをフルチャージして必殺技を発動することも可能。
デンガッシャー
電王が携行している武器。デンメタル(オーラアーマーの1種)により構成されている。通常は4つのパーツに分離してベルトにセットされているが、状況に応じて連結させることが可能。また、4つのパーツは近づけるとフリーエネルギーにより自動連結するため、空中での連結も可能。
ソードモード
基本的にソードフォーム専用の剣型の形態。剣先はオーラソードと呼ばれる。汎用性に優れ、必殺技を放つ際は普段より遠い間合いからの攻撃も可能。
ロッドモード
基本的にロッドフォーム専用の竿(槍)型の形態。他のモードに比べ攻撃範囲に優れるほか、状況に応じて伸びる・しなるなど形状を変えることが可能。また、槍先のロッドヘッドからオーララインという糸を繰り出して、文字通り釣竿のように獲物をキャッチ、デンリールによって敵を巻き上げることも可能。
アックスモード
基本的にアックスフォーム専用の斧型の形態。刃の部分はオーラアックスと呼ばれる。他のモードに比べ射程は短いが攻撃力は非常に高く、頑丈な敵に対して有効な武器となる。
ガンモード
基本的にガンフォーム専用の銃型の形態。形状は龍の頭部を模している。破壊力の高い光弾を放ち、あらゆるものを粉砕する。また、イカヅチの操縦時は強力な破壊光線を発射する。
ライダーチケット
仮面ライダーがそれぞれの使用する時の列車を用いて過去に行く際に必要となるチケット。契約完了したイマジンの契約者にチケットをかざすことで、イマジンが向かった時代を読み取り、それをライダーパスに挿入してデンライナーの行き先を決定する(この時、デンライナー ゴウカ1号車前面の方向幕相当部分には、行き先である特定の年月日が表示される)。このチケットがなければ、電王であってもデンライナーを運転することはできない。また、片道のチケットの場合はゼロノスカードのように蒸発して消える。電王・ゼロノス・ガオウのカードでは色や文字が異なる。また、カイによって無期限有効のチケットや、行き先の時代の数字がありえない(8888年88月88日など)=目的地が存在しないチケットを作り出されていることが確認されている。さらに神の路線に乗り入れるのに必要なインフィニティ(無限)と書かれたチケットも存在する。
ケータロス
主にクライマックスフォームへの変身やデンカメンソードの呼び出しに用いる携帯電話。ウラタロス、キンタロス、リュウタロスが一時的に消滅した際、良太郎の「ずっと(みんなと)繋がっていられたら」というイメージが具現化し、あとに残った彼らの砂から出現した。契約したイマジンがどこにいようと会話することが可能で、普通の携帯電話の機能も持っているがディスプレイ部分は透けているため、電話機能のみに限定される。基本カラーは赤。
3(モモ)・6(ウラ)・9(キン)・#(リュウ)・コールボタンの順にフォームスイッチを押した後、右部のスイッチを押して(このとき「Climax form」の音声が出る)デンオウベルトに装着することにより強化変身する。電王が離れた位置にいる場合でも、ケータロスからレールのようなものが出現してデンオウベルトに合体、それに沿って移動することで自発的に装着される。また、チャージアンドアップスイッチを押してからライダーパスをセタッチすることにより、「Charge and up」の音声とともにフリーエネルギーをフルチャージして必殺技を発動できる。
デンカメンソード
ライナーフォームへの変身にも用いる剣型の武器。未知の未来への分岐点の影響により、2007年以前の世界で良太郎にイマジンが憑依できなくなったため、ウラタロスとオーナーの提案により、リュウタロスのデザインを基にモモタロスらのイメージを具現化させて出現した。ケータロスをフォームスイッチを押さずにデンオウベルトに装着することにより召喚し、刀身の峰部分のパススロットルにライダーパスを挿入することで変身する。
モモタロスら4体のイマジンのオーラエネルギーを電仮面に変換し、ターンテーブル上に円陣を組むことで形成されている。刀身側に位置する電仮面によりモードが異なり、モモソード・ウラロッド・キンアックス・リュウガンの4つのモードが存在し、モモソードの電仮面は2つに割れた桃型のパーツが開閉する。吊革状のレバー・デルタレバーを軽く引き、ターンテーブルを90度回転させることによりモードの選択が可能で(上述の紹介順に変わり、再びモモソードに戻る)、モードにより決まったイマジンとの会話ができる。盾のように使用したり、リュウガン時には光弾を発射することも可能。また、レバーを押すことで必殺技も発動でき、テーブルを数回転させた場合はフルスロットルブレイクを発動する。必殺技を発動した際には、イマジンの雄叫びのような声が聞こえる。
マシンデンバード
  • 走行速度:360km/h(通常時)、1010km/h(高速走行時)
  • ベース車種:ホンダXR250
デンライナーの運転席を兼ねるバイク型のコントローラー。普段はデンライナー ゴウカ1号車に格納されており、ライダーパスをキーボックスにさし込むことにより起動する。電王がデンライナーを運転中はデンバードのエンジンも稼動し、タイヤは勢いよくその場で回転する。緊急時にはデンバードに取りつけられた射出ボタンを押すことでデンライナーから射出され、普通のバイクのように使用可能。後部のパンタグラフ・デンギャザーを立てることによって、空気中の電気を吸収し高速走行することもできる。また、電王が乗っていなくても自走可能。
ちなみに、現実世界を走行する際は「品川」ナンバーナンバープレートを掲示する。