帰ってきたウルトラマン

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帰ってきたウルトラマン』(かえ-)は、1971年(昭和46年)4月2日から1972年(昭和47年)3月31日TBS系で、毎週金曜日19:00 - 19:30に全51話が放送された特撮テレビ番組。ウルトラマン(『ウルトラマン』に登場するウルトラマンとは別人)と呼ばれる変身巨大ヒーローが活躍する。

ウルトラQ』から続く円谷プロダクション製作による「ウルトラシリーズ」の第4作であり、「第2期ウルトラシリーズ」の最初の作品。


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 誕生までの経緯

本作の企画は、1969年ごろに書かれた企画書「続ウルトラマン」から始まり、復活した怪獣を相手に、ウルトラマンとMATチームが戦うという基本線はこの時点で確立している。この企画書は『ウルトラマン』の物語より数年後を舞台に、初代ウルトラマンが地球に帰ってくるという物語で、すでに引退しているムラマツキャップやハヤタが登場し、ウルトラマンと一体化したバンヒデキが、ベーターカプセルで変身するなど初代を強く意識したものであった。

なお、『帰ってきたウルトラマン』の題名はこの企画の時点で円谷英二により付けられたと言われる。

[編集] 作品としての帰ってきたウルトラマン

[編集] 物語の展開

[編集] あらすじ

自然界の異変により、眠っていた怪獣が目覚めはじめた。坂田自動車修理工場で働きながら、レーサーを目指していた郷秀樹(ごう ひでき)は、タッコングの襲撃から逃げ遅れた少年と仔犬の命を庇って命を落としてしまう。しかし、地球に訪れていたウルトラマンが郷の勇敢な行動に感銘を受け、自分の生命と能力を郷に与えた。蘇った郷は、怪獣攻撃部隊MAT (Monster Attack Team) に入隊。普通の人間としての自分と、超人的能力を持ったウルトラマンとしての自分のギャップに悩みながら、続々と現れる怪獣や宇宙人に立ち向かっていく。

[編集] 初期の展開

ウルトラマン』の主人公ハヤタが、変身前も変身後も完全無欠の万能ヒーローであった事に対し、本作の主人公の郷秀樹は、元々レーサー志望の普通の勤労青年として設定され、ウルトラマンとしての能力のために、周囲と軋轢を生んだり、悩んだりを繰り返しながら困難を乗り越えていくという努力するヒーローであった。変身後のウルトラマンも、しばしば怪獣に対して苦戦し、時には敗北している。いわゆる「人間ウルトラマン」というテーマ設定である。

ハヤタは怪獣と戦う防衛組織の一員としてのみ描かれ、私生活や心の内面はあまり描かれなかった(『ウルトラセブン』でもモロボシ・ダンの心の葛藤は描かれたが、私生活の描写はほとんどない)。しかし、本作では郷の私生活が詳細に描かれている。郷がMATに入隊する前、雇い主でレースの先輩でもある坂田健、その妹で郷の恋人・アキ、郷を兄のように慕う小学生の末っ子・次郎が、主人公の家族的な立場として設定され、レギュラーとして登場する。

当初は、MATチーム内の対立と友情、いち青年としての郷の苦悩と成長など、シリアスなドラマ性が強く打ち出された。その中で、郷の挫折と再起を描いた第2話や、当時ブームが続いていた、スポーツ根性もの的要素を取り入れた第4話、二大怪獣とMATの激突を、劇場怪獣映画並のスケールで描いた第5・6話など、新たなタイプの秀作が生まれている。このように、それ以前のシリーズにはない新たな試みが多かったが、残念ながら1クール目の視聴率は、期待に沿うものではなかった。その原因としては、シリアスなドラマが子どもたちに充分受け入れられなかった事、予算的な問題で舞台が山中や造成地になる場合が多く、都市破壊の爽快さを欠いた事などが挙げられている。『ウルトラQ』や『ウルトラマン』が画期的な特撮テレビドラマとして高視聴率をマークしていた時期に比べると、1971年当時は特撮ドラマがすでにジャンルとして定着し、競合番組が多く登場するなど状況が変わっており、期待された視聴率の水準が高すぎたとも言える。

[編集] 中盤の展開

この状況において円谷プロダクションは、アンケート調査や学年誌の読者調査などのマーケティングを行い、ウルトラマンの強化や宇宙怪獣の登場などが求められているとの結果を得た。そこで、第18話のベムスターをはじめとした宇宙怪獣を数多く登場させた。また、ウルトラマンを救うべく、前作の主人公ウルトラセブンを登場させ、万能武器ウルトラブレスレットを与えさせる。この事により、ウルトラマンのキャラクター強化に成功している。また、第13話・第14話では大津波と竜巻による東京破壊を映像化し、その高い特撮技術をアピールした。当時人気絶頂のキックボクサーであり、本作の前番組キックの鬼のモデルでもある沢村忠を本人役でゲスト出演させた第27話や、ファンの高校生[1]から投稿された原案を採用した第34話など対外的な話題作りも、番組の知名度アップに貢献した。

数々の強化策の一方でドラマ面でも強化が図られ、隊長交代というイベントに文明批評を重ねた第22話、内気で弱い少年の目覚めと旅立ちを南隊員の過去と交錯させて描いた第25話、差別への怒りをテーマとして前面に出した第33話等、一部では評価の高い作品が送り出された。特に第31話~第34話は後に一部で『11月の傑作群』と呼ばれたほどで、この時期視聴率も20%台を順調に維持した。更に、坂田アキを演じる榊原るみが別のドラマへの出演のためスケジュール確保が困難になり、第37・38話で健とアキはナックル星人により暗殺されるという設定で、退場することに決定。初代ウルトラマンとウルトラセブンの登場というイベントとあいまって、ここで内容的にも視聴率的にも一つの頂点を迎えた。

[編集] 終盤の展開とその後

以後、郷の私生活は坂田家で一人生き残った次郎と、隣人で次郎の姉代わりとなった村野ルミ子を中心に描かれていく。シリーズ終盤では、強化策として宇宙人とその宇宙人が操る怪獣が2体セットで登場するようになり、ヒーロードラマとしてのエンタテイメント性は強化されたが、シリーズ初期のハードなドラマが影を潜めたことや、予算上の都合か(製作日数が取れなかったというコメントもあるが)着ぐるみ一体あたりの品質が低下してしまった点については、批判の声もある。

最終回ではMAT基地を破壊され、次郎とルミ子を拉致されるという最大の危機に陥った郷=ウルトラマンとMATは、かつて初代ウルトラマンを倒した最強怪獣ゼットンに勝利し、郷は次郎とルミ子に別れを告げ、ウルトラマンとして地球を去った。この最終回の内容については、ゼットンの造形・演出が今ひとつであった事や、ラストを飾る言葉である「ウルトラ5つの誓い」の唐突感などを指摘するファンは多い。しかしながら、「ウルトラ5つの誓い」をウルトラマンが主要な視聴者である幼い子供たちに向け、語ったメッセージとして肯定する意見もある。また、ウルトラマンと郷とが一体化したまま地球を去る事で、郷秀樹とウルトラマンの成長の物語は一応の完成を見たとの指摘もあり、その評価は賛否両論である。

本シリーズにおける過去のウルトラヒーロー登場の好評は「初代ウルトラマンの最終回に登場したゾフィーを長男とする「ウルトラ兄弟」という、雑誌上で設定された捉え方がテレビ作品に導入される一種の「逆流現象」につながった。最終回におけるバット星人の台詞に「ウルトラ兄弟」が明確なものとして用いられ、次作『ウルトラマンA』から本格的に兄弟の設定が多用されていく。

[編集] 時代・舞台設定

本作の具体的な年代は劇中では明示されていない。非日常的な場所でのロケを多用し「近未来」「無国籍」を演出していた『ウルトラマン』『ウルトラセブン』と比べると、生活感のある場所での映像が多く、放映年代と同じ1970年代初頭の日本が意識されている。劇中で映る日付や、語られる第2次世界大戦の体験など、現実の日本と重ねた演出が散見される。また、国外の描写はほとんどなく、MATの他国支部の活動もわずかに語られるのみである。

ウルトラ兄弟等の設定により、他のウルトラシリーズ作品と作品世界がつながっているとされているが、作中では過去の作品世界との関係は明示されず、バルタン星人Jr.ゼットンの登場、第38話におけるハヤタとモロボシ・ダンの登場で暗示されているのみである。最終話では伊吹隊長が初代ウルトラマンとゼットンの戦いに言及しているが、前2作の防衛チームからの継承や発展を示す具体的な演出はなかった。

一方、先に述べたように次作『ウルトラマンA』の第10話では後日談が語られ、『ウルトラマンタロウ』『ウルトラマンレオ』では郷秀樹本人が登場することで、第2期ウルトラシリーズの作品と同一の舞台であることが明示されている。

[編集] スタッフ・出演者

[編集] 監督

監督は円谷英二と縁の深い東宝本多猪四郎を第1・2話で起用し、作品のオープニングを飾った(第1話のタイトルは本多が過去に監督を務めたゴジラ作品と同じ『怪獣総進撃』)。本多は第7・9・51話(最終回)でも監督を務めた。

東宝からは他に、筧正典、松林宗恵東映から冨田義治、佐伯孚治日活から鍛治昇、新東宝(佐川プロ)から山際永三、TBSから 真船禎、大木淳と、他の映画会社(の出身者)からの監督招聘にも積極的であった。本作では円谷プロ出身の監督は東條昭平のみである(その初監督作が第33話であり、内部での反響の大きさから、以降本作での監督を担当できなかったという)。

[編集] 脚本

本作の脚本陣はレギュラーには、メインライターの上原正三が、全51話中20本を担当、東京が危機に陥る作品が目立つ。坂田兄妹死亡後のシナリオを最終回を除き全く担当していない[2]。後の『A』でメインライターを務めることになる市川森一は、本作では6本と少ないが、セブンや新隊長の登場するターニングポイントとなる話を書いている。円谷プロ出身の田口成光が本作でデビューし、6本のシナリオを書いている。田口は後に『ウルトラマンタロウ』でメインライターを務めることになる。他にも、宇宙人や宇宙に絡む話は主に石堂淑朗が担当している。口調や侵略目的が下品で柄の悪い星人を好んで書いた。その一方で地方色や土着性の強い民話風のストーリーも得意としており、本作では9本のシナリオを担当し、『レオ』に至るまで第2期ウルトラシリーズに積極的に関わった。

第1期ウルトラシリーズで監督を務めた実相寺昭雄飯島敏宏(ペンネームの千束北男を使用)が1本ずつ担当している。また小山内美江子も1本担当している(小山内のウルトラシリーズでの脚本担当は『ウルトラQ』第28話と本作第48話の2本のみである)。金城哲夫も1本担当した(既に金城は円谷プロを辞め故郷の沖縄に帰っており、たまたま私用で海外へ行く際に東京を経由したところ、プロデューサーの円谷一に昔の誼で頼まれて1本だけ執筆した、という経緯がある。円谷作品では最後の脚本となった)。

他社の脚本家からは、当時東映を中心に『仮面ライダー』等を担当した伊上勝が第9・49話の2本を担当している。また、石堂の紹介で松竹から斉藤正夫が招かれ、2本のシナリオ(第45・50話)を担当している。

ライター以外では、朱川審のペンネームで坂田健を演じていた俳優・岸田森が1本担当した。また第34話の原案は当時高校生だった小林晋一郎によるもの(シナリオは石堂)で、小林は後年の映画『ゴジラvsビオランテ』でも似たような植物モンスターの原案が採用されている。

その他に、新人時代の長坂秀佳が1本担当している。

[編集] 出演者・ナレーター

岸田森は次作『A』でナレーションを担当、また本作のナレーションの名古屋章は次々作『タロウ』で隊長役を演じている。これに瑳川哲朗を加えると以下のような関係となる。

作品 出演 ナレーション
本作(1971) 岸田森 名古屋章
A(1972) 瑳川哲朗 岸田森
タロウ(1973) 名古屋章 瑳川哲朗

本作では岸田森は防衛チームの隊長役ではないが『タロウ』と同年(1973年)の『ファイヤーマン』においてSAFの水島三郎隊員を演じた。第1期ウルトラシリーズでは、桜井浩子が『Q』の江戸川由利子→『初代マン』のフジアキコ隊員、また石井伊吉が『初代マン』のアラシ隊員→『セブン』のフルハシ隊員、というように設定上全く無関係の別の役で連続して起用される傾向が見られたが、第2期シリーズでは上記の様な、見方によってはローテーションともとれる関係が特徴となっている。一方で、防衛チーム上層部の長官-参謀のラインは『セブン』で同様の役を演じた藤田進佐原健二の再度の顔合わせとなり、こちらは設定上は別人ながらも前作でのイメージを踏襲している。

[編集] スーツアクター

初代ウルトラマンは古谷敏が演じ、本作はきくち英一が演じているが、当初、別人が演じる予定であった。予定された人物はボディビル体型だったが、身長が郷役の団次郎より低く、両者のイメージが違いすぎる為、以前、セブンを演じた経緯から、きくちに改めて依頼されたものである。

  • きくちは拳法や空手などの格闘技を習得している[3]ため、細身の古谷が演じた初代に比べるとガッチリしたシルエットで、やや日本人体型とも言われるが、身長は古谷より高く、背筋が伸びた拳法の構えやアクションが特徴的である。初代マンが宇宙人を意識した動きだったのに対し、本作のウルトラマンは怒りや焦りなど感情を伝えるような、人間味のあるアクションが特徴と言える。過去のシリーズでは怪獣物専門の殺陣師はおらず、シナリオ上でも「怪獣(宇宙人)との戦い~以下よろしく」としか書かれていないことが多かったため、特撮スタッフや本編監督が手探りで殺陣を指示したりしていたが、本作ではウルトラマン役のきくちと多くの怪獣を演じたきくちの大学の後輩である遠矢孝信が打ち合わせてほぼ全面的に殺陣を担当している。
  • またきくちが1995年に著した『ウルトラマンダンディー 帰ってきたウルトラマンを演った男』は、本作の製作活動の記録の一つとなっている。
  • 遠矢を含めて怪獣のスーツアクターを務めたのはきくちと遠矢が当時所属していたアクション集団JFAのメンバーである。ザザーンはスケジュールがかぶらなかったのできくちが演じている。その他の配役については『ウルトラマンダンディー 帰ってきたウルトラマンを演った男』が詳しい。なお、遠矢は同時期に『スペクトルマン』でゴリを演じている。時には両者のスケジュールがかち合ってしまうこともあり、遠矢が戻るまで当時助監督だった東條昭平が代わりに怪獣(サドラーなど)の中に入ったこともあった。
  • ウルトラマンのアクションは激務であり、その好演から次作のウルトラマンAも依頼されたが、体力的に限界という事で辞退した。なお、『A』第1話の客演でのみウルトラマンを演じている。

[編集] キャラクターとしての帰ってきたウルトラマン

  • 地球での活動時間:3分
  • 身長:40メートル(但し一時的に人間サイズで活動、もしくは同程度にミクロ化することも可能)
  • 体重:3万5千トン
  • 年齢:1万7千歳(初期の設定では1万9千歳)
  • 飛行速度:マッハ5
  • 走行速度:時速600キロ
  • 水中速度:180ノット
  • ジャンプ力:400メートル
  • 腕力:10万トンタンカーも持ち上げる
  • 聴力:200キロ先の針の落ちる音も聴ける
  • 頭:鉄の2千倍の硬さ
  • 職業:ウルトラ道場の先生、ウルトラの星へ帰還後は宇宙警備隊地球課長。後に支部長と設定されるが具体的な支部名は不明。
  • 趣味:登山
  • 家族構成
    • 父:ウルトラ科学技術局長官
    • 母:宇宙情報センターに勤めている
    • 妻:ウルトラの母の妹(小学館学習雑誌の特集での記事より)
  • スタイル
    • 本作の劇中では手袋・ブーツは銀色であるが、『ウルトラマンタロウ』第52話で客演した時には手袋・ブーツと共に赤色になっていた。『タロウ』第33話・第34話・第52話では胸の模様が『帰ってきたウルトラマン』の第1話撮影時のNGに近い形状になっていた。NGスーツの事については下記の『デザイン』を参考。
  • 郷秀樹との関係
    • 郷が鍛えるとウルトラマンも鍛えられたり(第4話)、郷の負傷(第22話)など、心身の状態が変身後もウルトラマンに引き継がれる場面が見られた。逆に郷がウルトラマンと同じ怪我をしたり等、ウルトラマンから郷への影響も認められる。しかし、中盤からウルトラマンと郷の意識は一体化している(郷が他の宇宙人と会話できたり、第37話でウルトラマンが「坂田兄妹の復讐をしてやる」と感情的な発言をしたり、第50話で郷が小泉チドリから言われた事をウルトラマンがキングボックルとの戦闘中に思い出したり等)。

[編集] 名称

本作の主人公のウルトラマンは、劇中では一貫して「ウルトラマン」として扱われた。これは企画段階では前作のウルトラマンと同一という設定だったのが、途中で別のウルトラマンに変更された為とされている。

第38話で前作のウルトラマンと本作のウルトラマンが共演した際、ナレーションでは前作のウルトラマンを「初代ウルトラマン」と呼び、最終回でも前作のウルトラマンの事を郷は「初代ウルトラマン」と呼んでいる。それ以降、前作のウルトラマンは(区別する際には)初代ウルトラマンと呼ばれるようになった。一方、本作のウルトラマンは次作『ウルトラマンA』の第14話で、ウルトラマンII(二)世と呼ばれている。

以降、本作のウルトラマンは一般に「新ウルトラマン」、「新マン」、「帰ってきたウルトラマン」「帰マン(きまん、またはかえりまん)」「ウルトラマンII(二)世」と呼ばれていた。小学館の学習誌では「新ウルトラマン」や「新マン」という呼称が多用されていた。制作した円谷プロの関係者は「帰マン(きまん)」と呼称していたと言われる。

1984年、映画『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』の公開に先立ち、ウルトラファミリーを紹介する際、各々に固有名詞の必要が生じた。その際、円谷プロ会長(当時)・円谷皐の命名で「ウルトラマンジャック」の名称が公式に設定され、以降の書籍・関連グッズ等でも「ジャック」の名称が多用される。再放送、書籍、ビデオなどで本作を見知った若い世代には浸透したが、リアルタイムの世代には受け入れられていない状況があるとされる。中国で放送された際には『杰克・奥特曼』(杰克はジャックと読む)のタイトルとなる。

この名を持つ別のキャラクターも存在する。詳しくはウルトラマンジャックの項を参照。

2006年の『ウルトラマンメビウス』で、映像作品で初めて「ジャック」と呼ばれる(劇場版のクレジットでは「帰ってきたウルトラマン」と表記)。なお地球人は「ジャック」の名を知らない為、「ウルトラマン」とだけ呼んでいる。

[編集] デザイン

高橋昭彦によるものと永年言われていたが、実際は営業部の末安昌美によって急遽線を増やしたという証言が近年出てきた。恐らくはそれをクリンナップしたものが、現在"デザイン画"とされているものと思われる。

基本的に初代ウルトラマン(以下「初代」と略す)に準じた形状だが、体の赤い模様を二重線で縁取っており、首から胸元(初代はタートルネック状に首周りまで赤い模様があり、ウルトラマンはTシャツのように、模様があるのは首の下までで、首周りの部分は銀色である)と腰から膝(模様の見た目でいえば初代は半ズボン(あるいはバミューダ)風だが、ウルトラマンはホットパンツ風で、赤い模様の面積が少ない)までの模様が異なるのが大きな特徴である。また銀色の質感も初代(本放送当時)のそれとは若干違うものであった。

最初に作られた着ぐるみは、初代の模様に縁取りをつけただけであったが、スポンサーであるブルマァクの要望によりキャラクターを初代と明確に差別化する必要に迫られ、第1話の撮影やり直しを機にデザインが変更された。

顔は初代のCタイプから原型を取り、開米プロダクションヒルマモデルクラフトが制作した。後頭部はオリジナルでは赤くなっているが、番組後半では銀色になっている事もあった。その他スーツの個体差に由来する模様や形状の差異は多い。

手足の先が腕や脚(さらには体幹)と一体化していた初代と異なり、手袋とブーツのすそが明確に露出している。これは撮影時の着ぐるみの着脱の容易さを考慮したもので、ウルトラセブン撮影時の経験を生かしたものである。ブーツと手袋のファスナーの部分が赤く塗装されているが、これはデザイン画の時点ですでに存在している。

中期から、左腕にウルトラブレスレットを装着する。ウルトラシリーズで初めて腕に武器を装着したことになる。

なお、1987年春~夏頃、明星食品のカップラーメン「チャルメラ」のCMにサラリーマンのウルトラマンを登場させた際、設定上は初代であったが、赤い首回りにワイシャツ姿は似合わないため、銀色の首回りのウルトラマンの着ぐるみを使用した。

[編集] 変身方法

序盤では初代ウルトラマンやウルトラセブンと違い、変身アイテムを用いずに郷が生命の危機に陥ったときに自然に変身していた(郷の頭上に十字状の光が降ってくると、それに呼応するように郷が両手を斜め上に挙げ、変身するというパターンが基本であった)。またウルトラマンへの変身は郷の意志ではなく郷とウルトラマンの意志は別人のような印象である。

しかし中盤以降、郷の意思による変身も多く見られるようになる。意識的に変身する場合は右手を高く掲げることが多い。これは郷の精神的成長に伴い、ウルトラマンの判断と郷の判断が一致するようになった、あるいは郷とウルトラマンの人格融合が進んだために同じ意志で変身できるようになったと考えられる。この点について劇中で明言されていないが、ウルトラマンの感情が郷のそれに同調している描写があること、郷がウルトラマンの立場で会話しているなどの描写が、人格融合の傍証として挙げられる。

最終回では郷とウルトラマンが分離することなく地球を去り、以降のウルトラシリーズ客演の際には完全に郷の意思で変身している。

以上の郷とウルトラマンとの関係の変遷については、制作事情的には第2クール以降ウルトラマンのキャラクター性を強化する上での作風変更の一環(ウルトラマンと郷との間の葛藤を省略、単純化する)と考えられるが、結果として郷がウルトラマンと同一化しつつ成長していくというシリーズの流れと軌を一にしている。ちなみに書籍では、エネルギーの消費が変身時間に反映され、通常より早くカラータイマーが点滅することがあると書かれている。

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スペシウム光線
初代ウルトラマンと同じく、両腕を十字に組み右手から発射する破壊光線。全編を通して使用され、序盤では決まり手として多くの怪獣を葬った。ベムスターに破られて以降、ウルトラブレスレットに決まり手の地位を譲った印象もあるが、第38話ではナックル星人の宇宙艦隊を壊滅させ、最終回でゼットンを葬るなど、シリーズ後半でもここ一番の見せ場では威力を発揮していた。初代マンとの威力の違いに言及した雑誌記事があるが、現在の公式設定では初代ウルトラマンと同程度とされる。発射音は、初代に対してやや高音が強調されている。(ウルトラセブンのエメリウム光線、ワイドショット等と同じ音)
ウルトラスラッシュ八つ裂き光輪
左腕を水平に構え、上に掲げた右腕を振り下ろし発射する光のカッター。スペシウム光線のエネルギーをギザギザの丸い物体に変化させ、敵に投げつけ相手を切断する。これも初代ウルトラマンと同じ技で、サドラとの戦いで初めて使用しこれを倒したが、キングザウルス三世との戦いでバリアーにはじかれて以来、使用されなくなった。(なお、サドラ戦で使った物は初代ウルトラマンの物より若干小振りで切断方法も違っていた)
フォッグビーム
霧状の光線。キングザウルス三世との戦いで使われたがバリアーによって防がれる。一部の文献では冷凍光線と記載されている。
シネラマショット
両腕をL字型に構え右腕から発射する必殺光線で、ウルトラセブンのワイドショットよりも強力という設定。キングザウルス三世との戦いで使われたが、バリアーによって防がれてしまい、以後全く使用されなかった。そのため、威力はスペシウム光線以上にもかかわらず、一般的な知名度は低い。後に『ウルトラマンタロウ』のテンペラー星人編や『ウルトラマンレオ』のババルウ星人編で客演した際に使用した。書籍では、エネルギーを大幅に消耗するため一度しか使わなかったとされる。
ウルトラショット
右手先から発射する光線。針状の光弾を連射するタイプと、帯状の光線を発射するタイプがある。
ストップ光線
両手の間から放射して怪獣の動きを止める活動停止光線。一部の文献では、この技もフォッグビームと記載されている。
ウルトラロケット弾
飛行しながら連射する光弾。
ハンドビーム
右手先から発射する火球。
ウルトラフラッシュ
手先を合わせて放つ破壊閃光。
ウルトラ念力
巨大怪獣を空中に浮かばせる念力。
透視光線
両目から放つ光線。姿を消した怪獣を探し、実体化させる。
ウルトラ眼光
両目から放つ破壊光線。
ウルトラフロスト
両手から冷凍液を放射する。
ボディスパーク
全身をスパークさせて怪獣にショックを与える。
流星キック
上空へ空高く飛び上がり急降下しながら敵に蹴りを入れる。キングザウルス三世との戦いで使用。同怪獣のバリヤーを飛び越えて、バリヤーを発生させる角を破壊した。
ウルトラスピンキック
上空へ空高く飛び上がり後方回転しながら敵に蹴りを入れる。繋ぎ技として多用した他、巨大怪獣相手の決まり手にもなった。郷は第27話でキックボクサーの青年、東三郎にこの技を特訓した(この回では「ウルトラキック」と呼ばれている)。
空中回転落とし
空中で相手を捕らえ、高速回転しながら地面にたたき落とす。
ウルトラ霞斬り
初代ウルトラマンと同じく、敵目掛けて走り、すれ違いざまにチョップを決める。シュガロンを倒した。
ウルトラ頭突き
上空へ空高く飛び上がり後方回転しながら敵に頭突きを入れる。
ウルトラ急降下戦法
敵を羽交い絞めにして飛行し、最高速度で反転して急降下、敵を地面に叩きつける。
ウルトラバリヤー
第14話でシーゴラスが強大な念力で起こした大津波を止め、逆に押し返した脅威の技。使用するとエネルギーを著しく消耗してしまう。劇中のナレーションは「ウルトラバーリヤ」と言っていた。
ウルトラバリヤー
上記のウルトラバリヤーとは別の技。光の壁で攻撃を防ぐ。第31話でゼラン星人にコントロールされたウルトラブレスレットの攻撃を防いだ。光線にして放ち、人間を守る「バリヤー光線」というバリエーションもあり、第30話で墜落したマットアローを守った。
ウルトラVバリヤー
両腕を交差させて、敵の攻撃を防ぐ。怪獣が吐く火球を防ぐ。
ウルトラスピン
高速スピンして突風を発生させ、シーゴラスが発生させた雷雲を吹き飛ばした。また、キングマイマイ戦でも、ボディに絡みついた糸を振り払うために使用している。
ウルトラドリル
体をドリルのように高速回転させて地中に潜る。
スパーク攻撃
敵とすれ違いざまに全身から光を放射し、敵にダメージを与える。
ウルトラ十文字切り
レッドキラー戦で、奪ったブーメランを使用して十字に二度切りつけ相手を両断した。
ウルトラプロペラ
ウルトラスピンの強化技。敵の頭上で体をプロペラのように横に高速回転させ、巨大な竜巻を起こして敵を吸い上げ、宇宙へ吹き飛ばして爆発させる。バリケーンを倒した。
スライスハンド
敵を頭上に高く放り上げ、続いて自分もジャンプしてすれ違いざまに手刀で首を切り落とす。ブラックキングの首を切断し倒した。
ウルトラ投げ
相手を担いだままジャンプし、高空から投げ飛ばして地面へ叩きつける。ウルトラマンは投げ技が豊富であり、これや後述するウルトラハリケーンの他にも、巴投げ、背負い投げ、空中回転逆落とし、回転足投げ、ブレーンバスター、ボディ落とし、敵の尻尾を掴んで振り回すウルトラスウィング、頭上に抱え上げて放り投げるウルトラリフターといったバリエーションがある。
ウルトラハリケーン
敵を担ぎ上げ、高速回転させながら空中へ投げる。この直後、身動きのできない相手に対しスペシウム光線でとどめをさしている。ウルトラシリーズ史上初めてウルトラマンが技の名前を叫んで繰り出した技である。

[編集] 装備

ウルトラブレスレット
第18話で、宇宙怪獣ベムスターに敗れたウルトラマンにウルトラセブンが与えた万能武器。普段は腕輪としてウルトラマンの左手首に装着されているが、ウルトラマンの脳波に反応して様々なアイテムに変形する。ロケット型のナイフ“ウルトラスパーク”をはじめ、ブーメランや槍等の様々な形態に変化させて使用する(個々の説明は後述)。使う際は左肘を曲げてブレスレットを示し、右手でこれを掴んではずす動作が続き、変形させたり、直接投げつけたりする。一度に複数の用途には使えず、第20話ではウルトラマンがそのジレンマに苦しむ様子も描かれた。時には武器としてだけでなく、湖を丸ごと蒸発させたり、惑星を丸ごと爆破したり、バラバラにされた自分の体を復元させたりするなど、いささか御都合主義的な力も見せている。どの機能であれ、役目を果たすとウルトラマンの意思に呼応するかのように手元に戻る。第31話ではゼラン星人にコントロールされてウルトラマンに襲いかかったが、ゼラン星人が倒されその制御が解けると再びウルトラマンの左手に収まった。
前述の通り、本作は当初視聴率が伸び悩み、様々な強化策が打ち出された。ウルトラブレスレットはその強化策の一つである。
ウルトラマンA』第14話でウルトラ4兄弟がエースキラーに各々の必殺技を奪われた際、ウルトラマンから奪ったのは、このブレスレットだった。このシーンはブレスレットが彼の代表的な技であることを示している。その後の第2期ウルトラシリーズ客演時には、ブレスレットがなかったり、タロウブレスレットを装着していたりと、装着の状況が一定していないが、これは本作の撮影終了時にウルトラマンを演じた菊池英一に撮影用の小道具が記念に贈られ[4]、以降の撮影には使われなくなったためで、ウルトラブレスレットを武器にするという設定自体は変わっていない。『ウルトラマンメビウス』の劇場版でも使用されている。
ウルトラスパーク
小型戦闘機のような形をした武器。白熱化して飛び、敵を切り裂く。最も多用された武器で、ただ単に技名として「ウルトラブレスレット」と呼んだ場合この形状を指す事が多い。手に持って、ナイフとしても使える。ビルガモ戦では、3つに分裂させた「ウルトラスパーク3段斬り」を使用した。また、ブレスレットがゼラン星人にコントロールされた時も、数発のウルトラスパークに分裂した事がある。
ウルトラランス
ウルトラスパークの尖った柄を伸ばしたヤドカリンに投擲し、串刺しにした。ブレスレットの代表変化例としてウルトラスパークと共に紹介される事が多い。
ウルトラクロス
ウルトラランスの柄の先端に十字架がついた槍。ドラキュラスバット星人に投擲し、突き倒した。書籍等への露出は少ないが使用回数はウルトラランスよりも多い。撮影用の小道具は後にレッドマンのレッドアローとして流用された。
ウルトラディフェンダー
状に変形させたもの。スノーゴンの冷凍光線を反転させた。
ブレスレットボム
ブレスレットを敵に飲み込ませて、体内で爆発させる。キングマイマイロボネズを倒した。
ウルトラ火輪
高熱火球に変形させたもの。炎の輪を作り出して敵に降り注ぎ、焼き尽くす。バルダック星人を倒した。
変光ミラー
丸いに変形させたもの。パラゴンが発生させる蜃気楼を消し去った。
ブレスレットニードル
状に変形させたもの。バキューモンを体内から切り裂いて倒した。
ブレスレットムチ
状に変形させたもの。レッドキラーのブーメランを絡め取った。
バリヤーボール
球状バリヤーに変形させたもの。第25話で使用、空中に放り出された南隊員と六助少年を助け出した。
ブレスレットブーメラン
ブーメラン状に変形させたもの。ブラックキングに使用したが、弾かれた。
ウルトラスーパー光線
ウルトラスパークから放つ光線。サータンを倒した。
磁力封じ能力
マグネドンの磁力に捕らえられた際に使用した能力。ブレスレットから黄色い渦巻状の光線を放ち、敵の磁力を無力化した。
反重力光線
マグネドンを宇宙へ運ぶために使用した能力。ブレスレットから緑の渦巻状の光線を放ち、マグネドンを空中に浮かび上がらせてから、ウルトラリフティングで宇宙へ運んだ。
ダムせき止め能力
マグネドンの体当たりで崩壊したダムに投げつけ、流出する水をせき止めた。その後、ブレスレットを回収すると再び水が流出した。
エネルギー再生能力
ビーコンとの戦いで倒れた新マンにエネルギーを与えて復活させた。スノーゴン戦では、バラバラにされた体を再生する「ウルトラ再生パワー」を使用している。
ブレスレットチョップ
ブレスレットの力で強化された左手チョップ。グロンケンの腕を切り落とした他、オクスターを怯ませた。
ウルトラショット
ブレスレットから放つ光線。2種類あり、1つはオクスターを痺れさせた電撃光線。もう1つはオクスターの死体を白骨化させた光線。
水蒸発能力
オクスター戦で使用。ブレスレットの力で熱を発生させ、沼の水を蒸発させた。戦闘終了後、蒸発した水は豪雨となって降ってきた。
スパーク電撃
ウルトラスパークを敵にぶつけ、強力電撃を放射する。ビーコンを倒した。また、スペシウム光線の効かないノコギリンを昏倒させるほどのダメージを与えた。
ウルトラ発光
ブレスレットから放つ光で、敵のメカを狂わせる。ビルガモにダメージを与えた。
ブレスレット反射能力
敵の光線をブレスレットに当てて反射する。ビルガモのバルタニックウェーブを反射した。
ブレスレットフラッシュ
ブレスレットから強烈な光を放つ。光に弱いドラキュラスを怯ませた。
なまけエネルギー吸収能力
ヤメタランスのなまけエネルギーを吸収して、元の小さな怪獣に戻した。
惑星破壊能力
ウルトラスパークでバルダック星人の円盤群を破壊した後、エネルギーを放出して巨大な光弾になってバルダック星を破壊した。
針状光線
ゼラン星人にコントロールされたブレスレットが見せた能力。光の渦巻状に変形し、針状光線を発射した。
光の鎖
ゼラン星人にコントロールされたブレスレットが見せた能力。光の鎖に変形し、ウルトラマンを締め付けた。
八つ裂き光輪
ゼラン星人にコントロールされたブレスレットが見せた能力。八つ裂き光輪に似た光の回転カッターとなって飛び回った。

[編集] 主な登場人物

郷秀樹 隊員(ごう ひでき)
本作の主人公。加藤隊長のスカウトにより民間から登用された新入隊員。ヘルメットの番号は「6」。23歳。父は少年時代に登山中の遭難事故で死亡。その後、母親を故郷に残して上京、坂田自動車修理工場に勤める。母の存在には第1話で触れられているが、劇中には登場せず、第33話では自身が天涯孤独との台詞もあり、その時点ですでに死亡しているとの見方もある。坂田健の設計・開発中のレーシングマシン「流星号」のレーサーでもあり、その完成を目前に控えていた(レーサーとしての実績は不明)。坂田アキとの仲も坂田兄弟公認と見られ、既に家族の一員のような扱いだった。
タッコング襲来時に逃げ遅れた子どもと仔犬を救おうとして命を落とすが、その一部始終を見ていて郷の勇気に感動したウルトラマンと一体化して蘇生する。その後、加藤隊長にその勇気と生命力を買われてMATに入隊した。
少年時代から運動神経に恵まれレーサーとして鍛えていたが、ウルトラマンと一体化して能力が増幅され、第2話では、先輩隊員たちの得意分野の種目で初心者ながら全て勝利するという成績を打ち出した。
しかし、その超人的な能力に思い上がって自らピンチを招くこともあり、超能力を身につけたことで怪獣出現の前兆を他人よりも鋭敏にキャッチできることが仇となって事件の有無をめぐって他の隊員との対立を起こすことも度々あった。しかし人間的に成長するにつれチームに融和し他の隊員とも打ち解けるようになった。
甘党でおはぎが好物。趣味はギターで、MAT入隊後も休暇の際は坂田の許に戻り流星2号の設計製作を共に進めていた。後に幼馴染みの水野一郎と再会するも悲劇を防げなかった。
坂田兄妹の死後は残された次郎を自分のマンションに引き取り、次郎の兄代わりになろうとしていく。同じマンションの村野ルミ子との交流もつかの間、バット星人とゼットンを倒し、ウルトラの星の危機を救うためにウルトラマンと一体化したまま地球を去った。
その後のシリーズでも幾度か地球に姿を見せ、人間体での客演は兄弟中最多(ウルトラマンレオでレギュラー出演したモロボシ・ダンを除く)である。
MATには自分の無事と正体を告げずに去ったため、次作『ウルトラマンA』で語られるMATのファイルではゼットン戦で殉職したと記録されている。
坂田健 (さかた けん)
MAT入隊前に郷が働いていた坂田自動車修理工場の社長。元は一流のレーサーであったが、事故で脚が不自由になったため技術者に転向した。郷にとっては最大の理解者で同時に後見人でもある。
MATから一目置かれる有能な技術者であり、マットビハイクルの改良も行っている。
37話でナックル星人に誘拐されかけた妹・アキを救おうとして、逆に轢殺されてしまう。
加藤勝一郎 隊長(かとう しょういちろう)
元は陸上自衛隊の一佐でMAT日本支部の初代隊長。ヘルメットの番号は「1」。郷秀樹の勇気ある行動と生命力(死亡と診断された後で蘇生したこと)に感銘を受け、MATへの入隊を薦めた。温厚な性格だが、任務に対する責任感が強い。上層部の岸田長官からの強引な命令に対し押して忍ぶ態度でよりよい解決策を進言し、部下同士の対立を解決するため単身で危険地帯に調査に赴く(第3話)など、外柔内剛の部下思いの上司。息子と鉄道会社の社長である実兄がいる。ベムスターの襲撃で殉職した宇宙ステーション責任者で親友の梶キャプテンの後を継ぐためにMATステーションへ転任した。
加藤隊長転任の経緯は下記の「隊長の交代」の項を参照。
伊吹竜 隊長(いぶき りゅう)
MAT日本支部の二代目隊長。ヘルメットの番号は「1」。加藤のニューヨーク本部勤務時代の上官で、彼がMATステーションへ転任となった後、ニューヨーク本部から転任して来た。任務遂行には厳しいが、人間としての根は優しい。実家に妻と一人娘の美奈子がいるが、MAT隊長の家族であるが故に宇宙人の陰謀に巻き込まれることが多い。なお、劇中では何らかの理由で郷がウルトラマンと同一人物であることに気づいていた可能性があるような行動も見せている。
南猛 隊員(みなみ たけし)
MAT日本支部の副隊長格で、柔道の実力にも優れたマットガンの名手。ヘルメットの番号は「2」。心優しい性格の持ち主でチームワークを大切にし、MAT入隊当初の郷の面倒をよく見ていた。他の隊員より先輩だと思われるが、自分の独断で物事を判断せず、他の隊員の意見をバランスよく聞こうとする態度が目立つ(この点、独断が目立つ岸田隊員と好対照)。少年時代に弱虫で「じゃみっこ」というあだ名をつけられて苦労していた事が、その人格に影響しているらしいと見られる描写がある。
設定ではオリンピックの射撃競技の金メダリストでもある。
岸田文夫 隊員(きしだ ふみお)
兵器開発を得意とする。ヘルメットの番号は「3」。射撃の名手でプライドが高く、少々短気なところもある。正義感と責任感が強いが、十分な調査もせずツインテールの卵を岩だと判断するなど、独断で重大な決定を下し失敗する例も見られる。初期には何かと郷隊員と意見や感情が対立し、郷が謹慎処分になるほど重大な結果になることも多かった。「主人公と仲間との深刻な対立」というそれ以前のシリーズにはあまり見られなかったシチュエーションを代表する人物である。しかし、第11話で郷に助けられたことを契機として次第に打ち解け、プライベートを話題にしたり冗談を言い合うような仲になっていった。後に超高感度レーダーの設計に携わり、その時期に事件で知り合った女性・広田あかねと結婚を考えて交際するが、悲劇的な結末を迎える。父は大日本帝国陸軍化学兵器毒ガス)開発に参画し、叔父は地球防衛庁長官というエリート軍人の家系で、母は健在だが兄は父親が大量殺戮兵器の毒ガス開発に加担した事を悩んだ末に自殺した。
上野一平 隊員(うえの いっぺい)
若く直情型の熱血漢でMATのムードメーカー的存在。ヘルメットの番号は「4」。戦闘中の様々な局面において感情をストレートに出している。MATに命を懸けると言う一方で、喉が渇いたからとパトロールを打ち切って基地に帰還するなど、南隊員や岸田隊員と対照的に気分屋の一面を感じさせる場面もある。同い年の郷隊員と仲が良く、初期には郷の意見を「ばかばかしい」と一蹴する態度も見られたが、反面チームで孤立した郷を庇う事も多かった。迷信や占いを信じる一面もあり、天涯孤独の身で親兄弟はいないが、地底科学の権威である小泉博士の恩を受ける。後に博士殺害の嫌疑をかけられるが、郷たちに潔白を証明される。博士の娘の千鳥は「チーちゃん」と呼ぶ幼馴染み。
丘ユリ子 隊員(おか ゆりこ)
MAT日本支部の紅一点。ヘルメットの番号は「5」。主に通信を担当するが、作戦会議では独自の優れた視点で状況打開の突破口となるヒントやアイデアをしばしば提示する。剣道四段の腕前で、実戦でも男性隊員には劣らない。特にナックル星人戦で郷隊員を除いた全隊員が洗脳された時もたった1人で耐え、男性隊員と格闘して打ち伏せた上、郷と2人で隊員達の洗脳を解いた事でもその実力は伺える。第47話では怪獣の憑依から解かれた際に見せた表情に普通の女性と変わらない一面も垣間見えた。髪型は初期は長い黒髪だったが、第5話以降は茶色のショートカットに変更されている。家族は第47話で母親が登場している。
ニュースキャスターの父親が設定されているが、劇中には未登場。
岸田 長官
岸田隊員の叔父で、MATの上部組織と言える地球防衛庁の長官。MATに解散を命じる事も可能な強い権限を持つ。権力や世論を背景に怪獣を倒せないMATにプレッシャーをかける役回りで、その高圧的な命令にMATが背くことができないという状況は、子ども向け特撮番組の中で現実社会の構図を見せ、作品世界にリアリティーを与えていた。住民にも甚大な被害を及ぼすスパイナーの使用を簡単に決断するあたり、国民の生命財産を軽視していた戦前の日本軍部への批判をこめたキャラクター設定と考えることもできる。ただし、グドン・ツインテール戦ではMATの熱意を酌んで麻酔弾作戦に許可を出していること、シーゴラス・シーモンス戦では東京都民の安らぎに言及してMATを叱咤している点などもあり、悪役とは言い切れない懐の深さを持つ人物でもある。第5,6,13,14話に登場。
軍隊の司令官役では定番の藤田進は、『ウルトラセブン』のヤマオカ長官に続いて2度目の長官役だが、キャラクターはかなり異なっている。
佐竹 参謀
初登場の第5,6話時で佐川参謀と呼ばれていた人物と同一人物。岸田長官を補佐し、MATと地球防衛庁とのパイプ役を務めている。怪獣を東京ごと抹殺するスパイナー作戦を提案したりMATの解散をほのめかしたりと、現場と対立する役割は岸田長官と同じだが、対立するばかりではなく共同歩調を取っている場面も見られる。第5,6,11,20,50話に登場。
『ウルトラセブン』のタケナカ参謀に続く佐原健二の2度目の参謀役である。

[編集] MAT

MAT(マット)とは Monster Attack Team すなわち「怪獣攻撃部隊」である。国際平和機構の地球防衛組織に属し、本部はニューヨークに置かれ、世界各国に支部がある。MAT日本支部は国家組織「地球防衛庁」に属し、東京湾の海底に原子炉を動力源とする基地を持つ。他に海岸沿いの地上発信口や地上オフィス(中央区神田錦二丁目・架空の場所)があり、宇宙ステーションも持つ。上層部から事ある毎に解散の圧力をかけられていたため、ファンの間では「解散MAT」の異名で呼ばれる事がある。

一般市民が町で隊員服を見かけてMATの活動を察知したり、子どもたちが街中でMATビハイクルに群がったり、隊員と直接面識のない人物(第27話の沢村忠)からもMAT隊員として声をかけられたりする等の状況から、MATの活動内容はかなりオープンに情報公開されていると考えられる。

MATの作戦室は前期と後期に区別されており、前期は第1~36話までのモスグリーンの色で統一されたデザインで、後期は第37話からのホワイトグレーの色で統一されたデザインに変更され、計器類も同時に変更された。

なお、Monster Attack Teamは英語表記としては意味をなさないが、その後も設定の訂正はなされていない。しかし、以後のウルトラシリーズに登場する防衛チームに略称の使用を定着させた功績は大きかったと言える。

[編集] 日本支部の隊員

実動部隊と後方支援部隊(通信・整備)からなり、少数精鋭主義を取っている為隊員数は少ない。実動部隊の隊員服はオレンジ色が基調色で胸に黒いV字型の模様が入る。この部分は伊吹隊長のみ上部に細い線が入り、加藤隊長より上位の指揮官を示していると思われる[5]。また実動部隊のヘルメットには額部分に番号が書かれている(1番が隊長)。

[編集] 隊長の交代

第22話でMAT隊長の途中交代がある。隊長役交代はウルトラシリーズ初の出来事だった[6]。これは2クールから4クールへの番組延長にあたり、加藤勝一郎隊長役の塚本信夫が舞台公演の為、以後の回に出演出来なくなったための措置である。

劇中設定としては、加藤隊長が宇宙ステーションに転任し[7]、かつて加藤隊長の上官だった伊吹隊長がニューヨーク本部から転任してくるというドラマで交代の事情が説明され、その交代劇がシリーズの一つのイベントとなっていた。

新隊長の伊吹竜役としては、東宝特撮映画の常連で知られ『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』に出演歴もある土屋嘉男などが候補に挙がったが、最終的には大映映画を中心に活躍していたベテランの根上淳に決定した。大映の二枚目スターとして一般の視聴者にも知名度の高い根上の起用は、子ども番組として一般のテレビドラマよりは一段低い扱われ方だった特撮TVドラマの中での一つのイベントであり、ウルトラシリーズの存在を保護者層にもアピールするものだった。

[編集] 装備

MATは数々の特殊装備を持ち、状況に応じて使っている。

[編集] 銃器類・特殊装備

マットシュート
全隊員が常時携行し、カートリッジの交換で通常弾も光線も発射できる万能拳銃。劇中では2タイプ登場する。(劇中、特に説明等の描写は無いが、良く見ると通常弾と光線でプロップが違っていて、銃口部付近の形状の違いで判別出来る)巨大怪獣へとどめを刺す程の威力はないが、怪獣への牽制やウルトラマンの援護などで威力を発揮した。拳銃としてはカートリッジレス弾を使用しており、排莢は行わない。ゼラン星人、ズール星人を倒した。初期では光線銃の使用が目立ったが、以降は通常弾の使用場面ばかりになっていく[8](後期では光線は第41,44話のみで使っている)。
マットガン
スリングベルトが付いたサブマシンガン程の大きさの対怪獣用連射式で、弾は曳光弾が用いられる。一度に数百発の弾丸を発射するが、子どもでも扱える程反動が少ない。
レーザーガンSP-70
シーゴラスとシーモンスの角を破壊するために開発されたレーザーガン。シーゴラスの角を破壊した。クプクプを処分する際にも使われたが、キングストロン出現の遠因となった。
スペースレーザーガン
岸田隊員が開発した新型レーザーガン。ノコギリンの処分に使われたが、逆にエネルギーを吸収されて巨大化させてしまった。
マットバズーカ
一般軍事用のバズーカ砲と同じ外見の地上攻撃用の主力武器。対ツインテール戦ではマットジープで至近距離まで接近して目を攻撃する事で大きな成果を挙げ、第29話で専用弾丸のP弾が登場した。
スーパーカノン
原爆と同じ威力があるが、放射能は出さないというレーザーガン。レッドキラーに使って一度は撃退したが、これは敵の罠で二度目は効かなかった。
MN爆弾
第5,6話に登場し、マットアロー1号に搭載された強力爆弾で、通常弾を上回る威力で地球防衛庁内での信頼度も高いが、グドンの厚い鎧状の表皮には無効だった。巨大化したツインテールの卵の破壊にも適用が検討されたが、孵化した事で以降の使用は見送られた。特定の生物学的特性を持つ怪獣に使用範囲が限定されるものと見られる。
スパイナー
第6話で台詞でのみ言及される超高性能爆薬で、一発で小型水爆並の威力がある。地球防衛庁の岸田長官がグドンとツインテールの殲滅のために東京都下での使用を決定して都民を緊急避難させたが、MATの進言で使用は一時保留となり、グドンとツインテールが結果的に撃滅されて使われなかった。『ウルトラセブン』第28話にも同名の爆薬が登場した。
サターンZ
MATが開発したミサイル用液化火薬。1滴でタンカーを破壊し、タバコの箱ほどの量で富士山を吹き飛ばす。ニトログリセリンの6千倍の威力で放射能も出ない為、ダム建設に使われる予定だった。ナックル星人に奪われたが、悪用される前にMATが奪還した。
X弾
岸田隊員が開発した航空機用ロケット弾で、怪獣1体を木端微塵にする威力がある。ゴーストロンに使われたが発射の際に郷隊員が誤って時限装置をセットしてしまい、一時攻撃が出来なくなった。
MATヘルメット
怪獣に噛まれても壊れない程頑丈で、防護マスク(バイザー)が付いており、通信機が内蔵されている。

[編集] 航空機

マットアロー1号
垂直離着陸(VTOL)機能と高い攻撃性を備えたMATの主力ジェット戦闘攻撃機。複座だが単座での運用も可能で、最大速度はマッハ5。武装は主翼に搭載されている機関砲ミサイルで、第13話からロケット弾ポッドを装備した。その他、機首のピトー管のような形状の部分からレーザー光線を発射する。短時間の水中航行も可能で、隊長機は機首が黄色く塗装されている[9](第4話)。第28話でコックピット内部に新たな計器類が備えられた。
『ウルトラマンメビウス』では改良型の「GUYSアローMA1型」が多数配備されていたが、エンペラ星人の襲撃で待機中だった殆どの機体が破壊された。
マットアロー2号
半円形の翼を持つ単座式ジェット戦闘攻撃機。劇中での描写はないが、翼に垂直離着陸用のファンを内蔵している設定。太平洋横断も可能で最大速度マッハ3.8。武装は1号と同じだが、レーザー砲のみロケット弾ポッドの代わりに外付けする必要がある。1号よりも高い高度まで飛行し、成層圏でも活動でき、隊長機には機首と垂直尾翼に黄色い2本線が入る(第22話)。後半の劇中には登場しなくなった(最後に登場したのは第37話だが、これはライブフィルムであり新撮での登場は第28話が最後となった)。
マットジャイロ
左右に大きなプロペラと後部に小プロペラを持つ2人乗りのティルトローター式戦闘兼輸送機。ホバリングや低速飛行ができ、長距離の任務には向かないが、攻撃時に有利である。内部の格納庫にジープを常時搭載しており、機外に物資や車両をぶら下げて輸送する。最大速度マッハ1で、武装はバルカン砲とロケット弾ポッド。また、ナパーム弾(第29話ほか)をはじめ、噴霧塗料(第7話)・消火剤(第22話)散布や冷凍弾投下(第35話)といった特殊弾薬の展開にも活躍した。更にはビームを発射した事もある。緊急脱出は胴体下部から(第42話)で、これは上方に飛び出すとメインローターに巻き込まれる危険があることを考慮した為と思われる。第30話でコックピット内部に新たな計器類が備えられた。
スペースアロー
宇宙ステーションとの往来に使うシャトル機。アロー1号と大きさ、形状はほぼ同じ。第29話でMAT無人ステーションNo.5点検に出動したのが劇中での唯一の登場で、第38話ではナックル星人の妨害電磁波で出撃できなかった。

[編集] 車両・潜水艇

マットビハイクル
主にパトロールに使う特捜車両。塗装は白地に赤のラインが入ったもので、迷彩塗装したものもあり、後に坂田健が考案したスタビライザー(リアウイング)が付けられた。天井にはロケットランチャーや緊急車両用のパトランプが付けられることもある。「ビハイクル」は vehicle(ビークル) の別の読み方で、車はマツダコスモスポーツをベースとしている。
マットジープ
野戦にマットビハイクルは向かない為、第6話から登場したジープで、対怪獣攻撃では同時に2台を運用する場合が多く、マットバズーカやレーザーガンSP-70を装備することもある。
特殊熱線砲車
テロチルスが東京のビル街に作った巣を焼却した。マットジャイロがワイヤーで吊り下げて現場へ運んだ。
マットサブ
海底基地から直接出入りする2人乗りの小型特殊潜航艇。1号と2号の2機が配備されており、武器は魚雷とミサイルで、第2,16話にのみ登場した。

[編集] 宇宙ステーション

MAT無人ステーション
第29話に登場。1日1回の定時報告で船外の大気組成や気象状況等をMAT本部に送信する。複数が衛星軌道上を回っていて、No.5がヤドカリンに乗っ取られて破壊された。
MATステーション
第18話に登場。宇宙を監視している有人宇宙ステーション。武器はレーザー砲で、加藤隊長の親友の梶キャプテンが指揮していたが、ステーションごとベムスターに捕食された。再建されたステーションの後任キャプテンには加藤隊長が指名され、MATから転任した。
宇宙ステーションV1
第38話に登場。ウルトラマン亡き後、MATに全面降伏を迫るナックル星人が見せしめとして破壊した。

[編集] 放映リスト

※各怪獣の詳細は帰ってきたウルトラマンの登場怪獣を参照。

放送日 話数 サブタイトル 登場怪獣・宇宙人、ゲストウルトラマン スタッフ
1971/4/2 1 怪獣総進撃 凶暴怪獣アーストロン
ヘドロ怪獣ザザーン
オイル怪獣タッコング
監督-本多猪四郎
特殊技術-高野宏一
脚本-上原正三
1971/4/9 2 タッコング大逆襲 オイル怪獣タッコング
1971/4/16 3 恐怖の怪獣魔境 岩石怪獣サドラ
地底怪獣デットン
監督-筧正典
特殊技術-高野宏一
脚本-上原正三
1971/4/23 4 必殺! 流星キック 古代怪獣キングザウルス三世
1971/4/30 5 二大怪獣東京を襲撃 地底怪獣グドン
古代怪獣ツインテール
監督-富田義治
特殊技術-高野宏一
脚本-上原正三
1971/5/7 6 決戦! 怪獣対マット
1971/5/14 7 怪獣レインボー作戦 透明怪獣ゴルバゴス 監督-本多猪四郎
特殊技術-高野宏一
脚本-上原正三
1971/5/21 8 怪獣時限爆弾 爆弾怪獣ゴーストロン 監督-筧正典
特殊技術-高野宏一
脚本-田口成光
1971/5/28 9 怪獣島SOS 古代怪獣ダンガー 監督-本多猪四郎
特殊技術-高野宏一
脚本-伊上勝
1971/6/4 10 恐竜爆破指令 化石怪獣ステゴン 監督-筧正典
特殊技術-高野宏一
脚本-上原正三
1971/6/11 11 毒ガス怪獣出現 毒ガス怪獣モグネズン 監督-鍛冶昇
特殊技術-高野宏一
脚本-金城哲夫
1971/6/18 12 怪獣シュガロンの復讐 音波怪獣シュガロン 監督-鍛冶昇
特殊技術-高野宏一
脚本-上原正三
1971/6/25 13 津波怪獣の恐怖東京大ピンチ! 津波怪獣シーモンス
竜巻怪獣シーゴラス
監督-富田義治
特殊技術-佐川和夫
脚本-上原正三
1971/7/2 14 二大怪獣の恐怖東京大竜巻
1971/7/9 15 怪獣少年の復讐 吸電怪獣エレドータス 監督-山際永三
特殊技術-高野宏一
脚本-田口成光
1971/7/16 16 大怪鳥テロチルスの謎 始祖怪鳥テロチルス 監督-山際永三
特殊技術-高野宏一
脚本-上原正三
1971/7/23 17 怪鳥テロチルス東京大空爆
1971/8/6 18 ウルトラセブン参上! 宇宙大怪獣ベムスター
ウルトラセブン
監督-鍛冶昇
特殊技術-佐川和夫
脚本-市川森一
1971/8/13 19 宇宙から来た透明大怪獣 忍者怪獣サータン 監督-鍛冶昇
特殊技術-佐川和夫
脚本-上原正三
1971/8/20 20 怪獣は宇宙の流れ星 磁力怪獣マグネドン 監督-筧正典
特殊技術-高野宏一
脚本-石堂淑朗
1971/8/27 21 怪獣チャンネル 電波怪獣ビーコン 監督-筧正典
特殊技術-高野宏一
脚本-市川森一
1971/9/3 22 この怪獣は俺が殺る プラスチック怪獣ゴキネズラ 監督-山際永三
特殊技術-高野宏一
脚本-市川森一
1971/9/10 23 暗黒怪獣星を吐け! 蟹座怪獣ザニカ
暗黒怪獣バキューモン
監督-山際永三
特殊技術-高野宏一
脚本-石堂淑朗
1971/9/17 24 戦慄! マンション怪獣誕生 マンション怪獣キングストロン
宇宙小怪獣クプクプ
監督-富田義治
特殊技術-大木淳
脚本-上原正三
1971/9/24 25 ふるさと地球を去る 隕石怪獣ザゴラス 監督-富田義治
特殊技術-大木淳
脚本-市川森一
1971/10/1 26 怪奇! 殺人甲虫事件 昆虫怪獣ノコギリン 監督-筧正典
特殊技術-高野宏一
脚本-上原正三
1971/10/8 27 この一発で地獄へ行け! 八つ切り怪獣グロンケン 監督-筧正典
特殊技術-高野宏一
脚本-市川森一
1971/10/15 28 ウルトラ特攻大作戦 台風怪獣バリケーン 監督-山際永三
特殊技術-佐川和夫
脚本-実相寺昭雄
1971/10/22 29 次郎くん怪獣に乗る やどかり怪獣ヤドカリン 監督-山際永三
特殊技術-佐川和夫
脚本-田口成光
1971/10/29 30 呪いの骨神オクスター 水牛怪獣オクスター 監督-真船禎
特殊技術-高野宏一
脚本-石堂淑朗
1971/11/5 31 悪魔と天使の間に・・・ 囮怪獣プルーマ
宇宙怪人ゼラン星人
監督-真船禎
特殊技術-高野宏一
脚本-市川森一
1971/11/12 32 落日の決闘 変幻怪獣キングマイマイ(幼虫・成虫) 監督・特殊技術-大木淳
脚本-千束北男
1971/11/19 33 怪獣使いと少年 巨大魚怪獣ムルチ
宇宙調査員メイツ星人
監督-東條昭平
特殊技術-大木淳
脚本-上原正三
1971/11/26 34 許されざるいのち 合成怪獣レオゴン 監督-山際永三
特殊技術-佐川和夫
脚本-石堂淑朗
1971/12/3 35 残酷! 光怪獣プリズ魔 光怪獣プリズ魔 監督-山際永三
特殊技術-佐川和夫
脚本-朱川審
1971/12/10 36 夜を蹴ちらせ 吸血宇宙星人ドラキュラス 監督-筧正典
特殊技術-佐川和夫
脚本-石堂淑朗
1971/12/17 37 ウルトラマン夕陽に死す 暗殺宇宙人ナックル星人
用心棒怪獣ブラックキング
宇宙大怪獣 再生ベムスター
竜巻怪獣 再生シーゴラス
監督-富田義治
特殊技術-大木淳
脚本-上原正三
1971/12/24 38 ウルトラの星光る時 暗殺宇宙人ナックル星人
用心棒怪獣ブラックキング
初代ウルトラマン
ウルトラセブン
1972/1/7 39 20世紀の雪男 雪男星人バルダック星人 監督-筧正典
特殊技術-真野田陽一
脚本-田口成光
1972/1/14 40 まぼろしの雪女 雪女怪獣スノーゴン
暗黒怪人ブラック星人
監督-筧正典
特殊技術-真野田陽一
脚本-石堂淑朗
1972/1/21 41 バルタン星人Jr.の復讐 宇宙忍者バルタン星人Jr.
ロボット怪獣ビルガモ
監督-佐伯孚治
特殊技術-佐川和夫
脚本-長坂秀佳
1972/1/28 42 富士に立つ怪獣 蜃気楼怪獣パラゴン
宇宙怪人ストラ星人
監督-佐伯孚治
特殊技術-佐川和夫
脚本-石堂淑朗
1972/2/4 43 魔神月に咆える 魔神怪獣コダイゴン
発砲怪人グロテス星人
監督-筧正典
特殊技術-真野田陽一
脚本-石堂淑朗
1972/2/11 44 星空に愛を込めて 燐光怪獣グラナダス
宇宙牛人ケンタウルス星人
監督-筧正典
特殊技術-真野田陽一
脚本-田口成光
1972/2/18 45 郷秀樹を暗殺せよ! 鼠怪獣ロボネズ
電磁波怪人メシエ星雲人
白鳥座61番星人エリカ
監督-鍛冶昇
特殊技術-佐川和夫
脚本-斎藤正夫
1972/2/25 46 この一撃に怒りをこめて! ブーメラン怪獣レッドキラー
宇宙参謀ズール星人
監督-鍛冶昇
特殊技術-佐川和夫
脚本-田口成光
1972/3/3 47 狙われた女 人魂怪獣フェミゴン 監督-佐伯孚治
特殊技術-真野田陽一
脚本-石堂淑朗
1972/3/10 48 地球頂きます! なまけ怪獣ヤメタランス
宇宙怪人ササヒラー
監督-佐伯孚治
特殊技術-真野田陽一
脚本-小山内美江子
1972/3/17 49 宇宙戦士その名はMAT 銀河星人ミステラー星人(善・悪) 監督-松林宋恵
特殊技術-真野田陽一
脚本-伊上勝
1972/3/24 50 地獄からの誘い 原始地底人キングボックル 監督-松林宋恵
特殊技術-真野田陽一
脚本-斎藤正夫
1972/3/31 51 ウルトラ5つの誓い 宇宙恐竜ゼットン(二代目)
触角宇宙人バット星人
初代ウルトラマン(回想)
監督-本多猪四郎
特殊技術-真野田陽一
脚本-上原正三

第18話は当初7月30日放送予定だったが、全日空機雫石衝突事故の報道特番のため放送が翌週に順延された。8月6日放送に際してメインタイトル部に郷秀樹によるお詫びのナレーションが入った。

[編集] 放映当時の商業展開

  • 当時、玩具メーカー等とのタイアップは近年ほど緊密ではなく、タイアップ先企業の意向が作品設定に深く関与する傾向は本作では見られない。
  • 逆に当時の円谷プロの版権管理の体制が甘く、無版権ものの商品が多数流通する状況を生んだ。

[編集] 雑誌

小学館が掲載の