ウルトラマン2 出撃科特隊

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ウルトラマン2 出撃科特隊!!
ジャンル アクションシューティングゲーム
リアルタイムストラテジー
対応機種 ディスクシステム
開発元 バンダイ
発売元 バンダイ
人数 1人
メディア ディスクカード両面
発売日 日本 198712181987年12月18日
その他 型式:BAN-UL2
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ウルトラマン2 出撃科特隊』(ウルトラマンツー しゅつげきかとくたい)は、1987年12月18日に発売されたファミリーコンピュータ ディスクシステム用アクションシューティングゲームである。

概要[編集]

特撮テレビ番組『ウルトラマン』(1966年 - 1967年)を題材としたゲーム作品。

同社が発売した前作『ウルトラマン 怪獣帝国の逆襲』(1987年)とは異なり、横スクロールのアクションゲームではなく、科学特捜隊本部での設定面、アイテム探索や怪獣との戦闘を行うトップビュー面、ウルトラマンが怪獣にトドメを刺す際の戦闘面とに分かれている。

ゲーム内容[編集]

プレイヤーは科学特捜隊5人(イデ、アラシ、ムラマツ、ハヤタ、プレイヤー)移動手段、武器を選択し、各面に登場する怪獣を撃破する。5人には、それぞれ特長がある。

トップビューでのフィールド面にはそれぞれキーアイテムがあり、建物の中に入って取る。ジェットビートルに乗り再出撃し、怪獣に重要施設を破壊される前に倒す。科特隊本部にいる時は怪獣の動きが止まる。

重要施設が破壊されるとゲームオーバー。

ウルトラマンが出撃して必殺技で怪獣を倒すが、光線技やウルトラマンを出さなくても怪獣を倒せる。

登場キャラクター[編集]

科学特捜隊[編集]

ハヤタ
  • ウルトラマンに変身できるが移動、攻撃共に最低。
アラシ
  • 攻撃力は高いが、移動スピードが遅い。
イデ
  • バランス型のキャラクター。
ムラマツキャップ
  • 攻撃力は低いが移動スピードが速い。
オリジナル隊員
  • 名前入力が可能。能力は高い水準になっている。
パトロールカー
  • 乗車することでアイテムの場所が表示される。
ジェットビートル
  • 移動速度が速く、障害物に影響されない。
ウルトラマン
  • 攻撃力は高いが、3分間しか使用することができない。
防衛隊
  • 科特隊本部より出撃要請することで自動的に怪獣を攻撃する。

敵キャラクター[編集]

アントラー
  • シーン1、5、9に登場する。バラージの青い石を取得していないと倒せない。
ガボラ
  • シーン3、7に登場する。
ネロンガ
  • シーン3、7に登場する。
ペスター
ブルトン
巨大ラゴン
ギャンゴ
  • シーン2、6、10に登場する。
ゼットン
ザラブ星人
ゴモラ
バルタン星人
メフィラス星人

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通22/40点[1]
ファミリーコンピュータMagazine12.70/25点[2]
ユーゲー肯定的[3]
  • ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、12.70点(満25点)となっている[2]。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ファミコンディスクカード オールカタログ」では、「シミュレーションの要素を含んだアクションゲーム」と紹介されている[2]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 2.80 2.50 2.40 2.40 - 2.60 12.70
  • ゲーム誌『ユーゲー』では、「その気になればウルトラマンに頼らずとも、キャップ1人で怪獣を倒すこともできちゃったりして、科特隊マニアにはある意味たまらない作品と言える」と評している[3]

脚注[編集]

  1. ^ a b ウルトラマン2 出撃科特隊!! まとめ [ファミコン] / ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2016年12月11日閲覧。
  2. ^ a b c 「5月24日号特別付録 ファミコンディスクカード ゲームボーイ スーパーファミコン オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第10号、徳間書店、1991年5月24日、26頁。 
  3. ^ a b 「総力特集 フォーエバー DISK SYSTEM」『ユーゲー 2003 Vol.09』第7巻第18号、キルタイムコミュニケーション、2003年10月1日、27頁、雑誌17630-10。