レッドマン

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レッドマンとは、


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


レッドマンは、円谷プロダクションが製作し、1972年4月24日から10月3日まで、日本テレビ系の子供番組『おはよう!こどもショー』内で放送された、特撮コーナードラマの名、及び主人公の名である。

放映時間は1回当たり5分間、月曜から土曜の朝7時30分頃 - 7時35分頃放送。1話完結、または2話完結。全138話。

目次

[編集] 概要

ウルトラファイト』と同様、レッドマンとウルトラ怪獣が戦う格闘番組である。またごく少数だが、他の円谷プロ作品に登場した怪獣も登場している。「ウルトラファイト」との違いは番組に一切ナレーションがないことと、本編の前後で怪獣おじさん(朝戸鉄也)が登場して怪獣の解説をしていたことが挙げられる。

造成地や野山を主な撮影ロケ地としていた。巨大な超人と怪獣の戦いという設定から格闘シーンには重々しい効果音が入るが、怪獣は「ウルトラファイト」の通称・アトラク編と同様、「帰ってきたウルトラマン」等の撮影やアトラクションで使われていたくたびれた着ぐるみが使用され、アンバランスな様相を呈していた。

[編集] キャラクターとしてのレッドマン

レッドマンは、レッド星雲のレッド星からやってきた平和を愛する戦士。身長42メートル、体重3万トン。
その名の通り全身がを基調としたデザイン。ただし顔・手袋・ブーツ・ベルト・胸と背中の半円状の模様は銀色である。また頭部は、中国の辮髪帽をかぶっているウルトラマンのような形状で、耳は独楽の上にアンテナ状のものが立った形状になっている。
この番組では基本的に怪獣が街中に出現して悪さをする場面はない。冒頭で野原などを徘徊している怪獣を発見したレッドマンが猛然と挑みかかり、戦いが始まる。そのためレッドマンが一方的に襲いかかっているようにしか見えない場面も時折見られた。なおレッドマンは戦闘中「イヤッ」「ハッ」などの掛け声と必殺技の名前(「レッドアロー!」など)を発するのみで、基本的には劇中終始無言で番組が進行し不気味な雰囲気を醸し出していた。そのことからレッドマンはファンから「赤い通り魔」との異名をとっている。この名称は円谷プロの公式エイプリールフールネタでも使用されている。

[編集] ファイトスタイル

レッドマンは格闘を主とした肉弾戦を得意とする。戦法として、怪獣をパンチキックで弱らせた上でレッドナイフやレッドアローなどの武器でとどめを刺す事が多い。光線を発射するなどの必殺技はあまり使われなかった。とどめの技のバリエーションは幾多の特撮ヒーローの中でも類を見ないほどの多様多彩を誇る。怪獣に馬乗りになってレッドアローで滅多刺しにする、レッドナイフで首をはねる、怪獣の頭部を何度も地面に叩きつけた後に頚椎をへし折る、怪獣を崖から投げ落とすなど、手際の無骨さは作中に一種異様な印象を与えている。また、決着をつけた後に悠然と胸を張る姿が印象的であった。

作中でレッドマンは過剰な攻撃性を表していた。以下に数例を示す。

  • 戦う意志が無く、逃げようとしている怪獣に対して「レッドファイト!」と叫び、無理やり戦闘を仕掛ける。
  • 既に倒れて動かなくなっている怪獣に、とどめとしてレッドアローを突き刺す。数体いる場合には念入りに一匹一匹突き刺していた。
  • 既に決着がついたにも関わらず、戦いで受けたダメージで動けない怪獣を崖っぷちまで引きずっていき、そこから(レッドフォールで)投げ落とす。

この作品における怪獣は戦闘で倒されても爆発や消滅などはせず、死体はその場に残るという特徴がある。そのため、怪獣の死体を放置したままレッドマンがその場を立ち去る(レッドアローなどの武器もそのまま置いていく)という場面がラストシーンとして多用された。

なおレッドマンは空を飛ぶことが可能なのだが、戦闘終了後は徒歩で帰る描写が多い。

[編集] 必殺技と武器

レッドパンチ、レッドキック
レッドマンの基本戦法。命中した際の効果音から威力はかなりのものと推測される。強烈な打撃のみで怪獣を倒すこともあった。
レッドチョップ
怪獣の頭部へ打ち下ろしの手刀を叩き込む。ジャンプなどの予備動作で落差を付ける場合が多い。なお上記のレッドパンチとレッドキックとは異なり、技を繰り出す際「レッドチョップ!」という専用の掛け声がある。
レッドアロー
アローと名付けられているがいわゆる手槍である。石突が十字架の形をしており、「帰ってきたウルトラマン」のウルトラクロスと同じ物であることが分かる。戦闘の最中に突然どこからともなく取り出す。手に持った状態で相手を突き刺す、投擲武器として用いるなど汎用性が高い。また、至近距離からの投擲によって怪獣の胴体を二体まとめて串刺しにするほどの驚異的な貫通力を誇る。
レッドナイフ
大型のナイフで、短剣と呼べるほどのサイズである。先端に向かって刀身の幅が広がる独特の形状をしている。レッドアローと同じく、どこからともなく取り出す。レッドアローほど凝った造形ではないが殺傷能力は抜群。先端から「レッドショット」として弾丸を発射することも可能。また、レッドアローと同じく投擲武器として用いる場合もあり、レッドナイフが命中した部分は発火炎上する。
レッドフォール
怪獣を頭上に高々と持ち上げ、崖から谷底へ投げ落とす技。主に虫の息になった怪獣へのとどめに使用するが、ゼットンのような強敵に対しては打つ手無しと見たのか半ば強引に谷底へ叩き落として勝負をつけてしまったこともある。
レッドサンダー
腕先から発射する破壊光線。1度しか使われていない。

[編集] スタッフ

  • プロデューサー:近藤恒彦
  • 監督:大塚莞爾、安藤達己
  • 助監督:布施修、石田徹
  • 撮影:大岡新一、佐藤和美
  • 照明:伊藤裕二、田中謙二
  • 操演:岸浦秀一
  • 音楽:山下毅雄
  • 制作:円谷プロダクション

[編集] 主題歌、イメージソング

  • 主題歌:「レッドマン」
  • イメージソング:「夕陽のレッドマン」
    • 作詞:藤公之介/作曲:山下毅雄/編曲:広瀬雅一/歌:子門真人(東宝レコード DS-1003)

主題歌には、メロディーがまったく異なるNGバージョンが存在する。このNGバージョンは、2番以降も1番の歌詞が繰り返し歌われている。

[編集] 出演

[編集] 登場怪獣(放映日)

  1. ダークロン (1972年4月24日)
  2. ブラックキング (1972年4月25日)
  3. アーストロン (1972年4月26日)
  4. アーストロン (1972年4月28日)
  5. ブラックキング (1972年4月29日)
  6. ガラモン (1972年5月1日)
  7. イカルス星人 (1972年5月2日)
  8. ドラコ (1972年5月3日)
  9. イカルス星人 (1972年5月4日)
  10. ガラモン (1972年5月5日)
  11. ドラコ (1972年5月6日)
  12. ペギラ (1972年5月8日)
  13. ジラースバルタン星人 (1972年5月9日)
  14. ゴーロン星人、ペギラ (1972年5月10日)
  15. ジラース (1972年5月11日)
  16. ジラース、バルタン星人 (1972年5月12日)
  17. ゴーロン星人 (1972年5月13日)
  18. ゴモラ (1972年5月15日)
  19. カネゴンウー (1972年5月16日)
  20. ウー、ゴモラ (1972年5月17日)
  21. ウー、ゴモラ (1972年5月18日)
  22. メフィラス星人、ウー (1972年5月19日)
  23. ゴモラ、メフィラス星人 (1972年5月20日)
  24. ウー (1972年5月22日)
  25. メフィラス星人 (1972年5月23日)
  26. サドラーダンガー (1972年5月24日)
  27. ゴーストロン (1972年5月25日)
  28. サドラー、ゴーストロン (1972年5月26日)
  29. ゴキネズラ、ダンガー (1972年5月27日)
  30. ゴキネズラ (1972年5月29日)
  31. エレキングテレスドン (1972年5月30日)
  32. ノコギリン、エレキング (1972年5月31日)
  33. キングマイマイ、エレキング (1972年6月1日)
  34. テレスドン (1972年6月2日)
  35. ノコギリン、サータンベムスター (1972年6月3日)
  36. ビーコン、サータン (1972年6月5日)
  37. サータン (1972年6月6日)
  38. ビーコン、ノコギリン (1972年6月7日)
  39. ベムスター、ビーコン (1972年6月8日)
  40. サータン、ビーコン (1972年6月9日)
  41. サータン、ビーコン (1972年6月10日)
  42. サータン (1972年6月12日)
  43. グロンケン (1972年6月13日)
  44. ザウルス (1972年6月14日)
  45. ザウルス、キングストロン (1972年6月15日)
  46. グロンケン (1972年6月16日)
  47. グロンケン、ザウルス、ステゴン (1972年6月17日)
  48. ザウルス (1972年6月19日)
  49. ステゴン、グロンケン (1972年6月20日)
  50. ステゴン、キングストロン (1972年6月21日)
  51. ミステラー星人 (1972年6月22日)
  52. アーストロン (1972年6月23日)
  53. サータン (1972年6月24日)
  54. ミステラー星人 (1972年6月26日)
  55. アーストロン (1972年6月27日)
  56. サータン、ミステラー星人、アーストロン (1972年6月28日)
  57. ゴーストロン、ペギラ (1972年6月29日)
  58. ザゴラス (1972年6月30日)
  59. テレスドン (1972年7月1日)
  60. エレキング (1972年7月3日)
  61. ジラース (1972年7月4日)
  62. コダイゴン (1972年7月5日)
  63. ドラコ (1972年7月6日)
  64. ウー (1972年7月7日)
  65. イカルス星人 (1972年7月8日)
  66. グラナダス、ドラコ (1972年7月10日)
  67. テレスドン、ガラモン (1972年7月11日)
  68. エレキング、ザゴラス (1972年7月12日)
  69. コダイゴン、ガラモン (1972年7月13日)
  70. エレキング、ジラース (1972年7月14日)
  71. イカルス星人 (1972年7月15日)
  72. ウー (1972年7月17日)
  73. ガラモン、ドラコ (1972年7月18日)
  74. テレスドン、エレキング (1972年7月19日)
  75. イカルス星人、ジラース (1972年7月20日)
  76. ガラモン、ウー (1972年7月21日)
  77. ドラコ、ガラモン (1972年7月22日)
  78. ドラコ、テレスドン (1972年7月24日)
  79. ガラモン (1972年7月25日)
  80. ゴーストロン、ペギラ (1972年7月26日)
  81. ペギラ (1972年7月27日)
  82. グロンケン、プルーマ (1972年7月28日)
  83. グロンケン (1972年7月29日)
  84. ゴーストロン (1972年7月31日)
  85. ペギラ (1972年8月1日)
  86. ササヒラー (1972年8月2日)
  87. ケンタウルス星人 (1972年8月3日)
  88. ゴーストロン (1972年8月4日)
  89. ペギラ (1972年8月5日)
  90. ササヒラー、ゴーストロン (1972年8月7日)
  91. ペギラ、ササヒラー (1972年8月8日)
  92. ペギラ、ゴーストロン (1972年8月9日)
  93. ササヒラー、ペギラ、ゴーストロン (1972年8月10日)
  94. レッドキラー、グドン (1972年8月11日)
  95. グドン、ゴモラ (1972年8月12日)
  96. ゴモラ、コダイゴン (1972年8月14日)
  97. コダイゴン、ドラキュラス、グドン (1972年8月15日)
  98. ドラキュラス、グドン、レッドキラー、ゴモラ (1972年8月16日)
  99. レッドキラー、ゴモラ (1972年8月17日)
  100. レッドキラー、ジラース (1972年8月18日)
  101. ペギラ、グドン (1972年8月19日)
  102. ゴキネズラ、レッドキラー (1972年8月21日)
  103. グドン、ジラース (1972年8月22日)
  104. レッドキラー、ペギラ (1972年8月23日)
  105. グドン、ゴキネズラ (1972年8月24日)
  106. グドン、ペギラ (1972年8月25日)
  107. ジラース、グドン、ペギラ、レッドキラー (1972年8月26日)
  108. ザゴラス、グドン (1972年8月28日)
  109. シュガロン、ジラース (1972年8月29日)
  110. グドン、ジラース (1972年8月30日)
  111. グドン、シュガロン (1972年8月31日)
  112. グドン、シュガロン、サドラ (1972年9月1日)
  113. ザゴラス、グドン (1972年9月2日)
  114. イカルス星人 (1972年9月4日)
  115. グドン (1972年9月5日)
  116. シュガロン、サドラ (1972年9月6日)
  117. グドン、ザゴラス、サドラ (1972年9月7日)
  118. ザゴラス、イカルス星人、サドラ、グドン (1972年9月8日)
  119. サドラ、シュガロン、イカルス星人、グドン、ザゴラス (1972年9月9日)
  120. サドラ、ドラキュラス (1972年9月11日)
  121. バット星人、イカルス星人 (1972年9月12日)
  122. ビーコン、サドラ (1972年9月13日)
  123. ドラキュラス、バット星人 (1972年9月14日)
  124. イカルス星人、ビーコン (1972年9月15日)
  125. イカルス星人、サドラ、ドラキュラス (1972年9月16日)
  126. バット星人、ビーコン、サドラ (1972年9月18日)
  127. バット星人、サドラ、ビーコン (1972年9月19日)
  128. ドラコ (1972年9月20日)
  129. ゼットン二代目 (1972年9月21日)
  130. コダイゴン (1972年9月22日)
  131. サドラ (1972年9月23日)
  132. ドラコ、ゼットン二代目 (1972年9月26日)
  133. コダイゴン、サドラ (1972年9月27日)
  134. ドラコ、ゼットン二代目、コダイゴン、サドラ (1972年9月28日)
  135. コダイゴン、ドラコ (1972年9月29日)
  136. グドン、ビーコン (1972年9月30日)
  137. グドン、シュガロン (1972年10月2日)
  138. エレキング (1972年10月3日)

[編集] 映像ソフト化

[編集] 余談

  • 本作は長期に渡ってネガフィルムの所在が不明となっていたため、「ネガはすべて廃棄された」、「リバーサルフィルムで撮影されたため、もともとネガはない」などさまざまな憶測がなされていたが、1990年代中盤になって東京現像所に「子供ショー」名義で全話のネガが保管されているのが確認された。
  • ネガフィルムの発見に数年ほど先駆けて円谷プロの保管庫からモノクロのラッシュフィルム数本が発見され、これによってネガの存在が推測されることとなった。このラッシュフィルムは、ハミングバードより「ウルトラマンタロウ」のLDソフト(現在絶版)が発売された際、新規に主題歌のカラオケをBGMとして付けたうえで最終14巻の映像特典として収録されている。
  • 放送当時の資料は一部散逸しているため、正確な放送期間が公式の記録として残されておらず、一時期は放送回数さえ不明だった。現在公表されている放送期間は、のちに『ウルトラマンAGE』(辰巳出版)で円谷プロ作品年表を作る際に、新聞の記述や当時の視聴者の証言などから編集部が「信頼性が高い」と判断した情報を基にしたものであり(この年表自体、新たな情報が得られるたびにそれを検証したうえでの修正が繰り返されていた)、現在も異説が存在する。
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