ウルトラマン
| ウルトラマン | |
|---|---|
| 放送時間 | 日曜 19:00 - 19:30(30分) |
| 放送期間 | 1966年7月17日 - 1967年4月9日(39回) |
| 放送国 | |
| 制作局 | 円谷プロダクション、TBS |
| 監督 | 円谷一 ほか |
| 脚本 | 金城哲夫 ほか |
| 出演者 | 小林昭二 黒部進 石井伊吉 二瓶正也 桜井浩子 ほか |
| 音声 | モノラル放送 |
| オープニング | 「ウルトラマンの歌」 |
『ウルトラマン』は、円谷プロダクションが制作し、1966年(昭和41年)7月17日から1967年(昭和42年)4月9日の間にTBS系で毎週日曜日19:00 - 19:30に全39話が放送された日本の特撮テレビ番組、および、その劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前である。
また、『ウルトラマン』に続いて放送された一連の番組、および、その劇中の巨大変身ヒーローも「ウルトラマン」と総称される場合がある。種族としてのウルトラマンについては別項を参照。
以降の作品と区別するために本作のウルトラマンを主に「初代ウルトラマン」「初代」「マン」と呼ぶ場合がある[1]。
なお、本作は漫画や劇場用映画、小説、テレビゲームなどのメディアでも展開されているが、本項では最初に制作されたTV作品を中心に記述。
目次 |
[編集] 概要
遠い宇宙の彼方「M78星雲・光の国」から偶然地球にやってきた宇宙人と科学特捜隊のハヤタ隊員とが一心同体となり、科学特捜隊のメンバーたちとともに怪獣や宇宙人を相手に地球の人類と平和を守るために戦う。普段はハヤタ隊員の姿をしており、誰も彼がM78星雲の宇宙人と一心同体であることを知らない。ベーターカプセルという道具を使ってハヤタ隊員の姿からM78星雲の宇宙人の姿をした身長40mの巨大なヒーロー「ウルトラマン」に変身する。
初放映から45年経った2011年現在でも世代に関係なく認知度が高く、『決定! これが日本のベスト100』(テレビ朝日系列)の2002年9月8日放送分「あなたが選んだヒーローベスト100」の第2位にランクインしている。宇宙の彼方から超能力を持つ巨大な超人が地球に飛来し、人類の守護者として戦うというのが基本的な設定だが、これは日本の特撮番組の基本フォーマットのひとつとなっている[要出典]。固有名詞としての「ウルトラマン」は、『広辞苑』の見出しにも記載されている(2008年刊の第6版)。また、最終回でウルトラマンがゼットンに全く歯が立たずに倒されたシーンは、放映当時の子供たちに少なからず衝撃を与え、影響を受けたと語る著名人も多い。大仁田厚や前田日明は「大人になったらゼットンを倒してウルトラマンの仇をとろう」と、格闘技を始めたきっかけになったと語っている[2]。
本放送時の平均視聴率は36.8%、最高視聴率は42.8%(1967年3月26日放送の第37話。ビデオリサーチ調べ、関東地区)[3]を記録した超人気番組だった。放送終了後もその人気が衰えることはなく、最初に行われた再放送でも平均視聴率が18%台を記録した。
商業的にも成功し、本作やそのキャラクターに関連する商品は、玩具だけでなく、生活用品などあらゆる分野で発売されている。前作『ウルトラQ』の実績を踏まえ、放映前にTBSは本作の商品化収入を74万円と見積もっていたが、関連商品が大ヒットし、商品化収入は1億5000万円に膨れ上がった[要出典]。
商業的側面から本作で特に特筆すべき点は、日本のテレビ番組で初めて商品化権の入札制度を導入したことである[4]。本作以前はテレビ局の担当者とコネがある業者が商品化権を取得していたが、本作以降は誰でも公平に商品化権取得の機会が与えられるようになった。もっとも、実際のところは『ウルトラQ』を商品化したマルサン商店などの業者が優遇されており、本格的に入札制度が機能するのは次回作『キャプテンウルトラ』からである。
第1期・第2期ウルトラシリーズでは、複数のメーカーが競合して商品化を行なっていたが、第3期ウルトラシリーズ以降は玩具業界トップのバンダイ[5]にほぼ独占されるようになる。
[編集] 作品としてのウルトラマン
映像上の題名は「ウルトラマン 空想特撮シリーズ」。
前作『ウルトラQ』同様に、オープニングタイトルに『ウルトラQ』のロゴを用いるなど(BGMは「Q」のものに新録のパーカッション等をオーバーダビングしたものを使用)、「ウルトラQ空想特撮シリーズ」と銘打って番組宣伝され、放送前からかなりの反響があった。
『ウルトラQ』の世界観を引き継いだ続編で、怪獣や宇宙人によって起こされる災害や超常現象の解決に当たる科学特捜隊と、それに協力するM78星雲光の国の宇宙警備隊員ウルトラマン(キャラクターとしてのウルトラマンを参照)の活躍を描く。
当初としては『ウルトラQ』の色合いから怪奇色が強い内容だったが、当時の子ども達がヒーローとしてのウルトラマンの認識が定着することになり、『ウルトラQ』の色合いは完璧になくなっていった。その後のウルトラシリーズ以外の特撮作品にも大きく影響を与えている。[要出典]
[編集] 物語の骨子
物語は、科学特捜隊のハヤタ隊員が小型ビートルに搭乗して青い球体と赤い球体を追跡するところから始まった。
竜ヶ森湖上空で小型ビートルは赤い球体と衝突して墜落し、ハヤタも命を落としてしまった[6]。赤い球体の正体は、M78星雲の宇宙人だった。彼は、宇宙の墓場へ護送中に逃亡した宇宙怪獣ベムラー(青い球体の正体)を追跡し、地球までやってきたのである。そして、自分の不注意によってハヤタを死なせてしまったことに責任を感じた宇宙人は、ハヤタに自分の命を分け与えて一心同体となり、地球の平和を守るために戦うことを決意。
宇宙人に命を救われたハヤタは、彼をウルトラマンと名付けた。以後、ハヤタは科学特捜隊が危機に直面すると、ベーターカプセル[7]を点火させてウルトラマンに変身し、怪獣や宇宙人と戦う。
[編集] 時代設定
当時の公式資料と『週刊少年マガジン』1966年31号(8月7日号)のウルトラマンのグラビアページの時代設定は「1975年ごろ」という記載がある。スタッフの認識は近未来という程度で明確な合意はなく、第23話でジャミラの墓標に没年が1993年と記されていたり[8]、最終回で“1930年代から40年以上”との台詞があるなど一定していない。
唯一の前後編である第26・27話は、劇中で子どもたちが怪獣の存在を否定したり、子どものごっこ遊びの中でウルトラマンの変身方法が知られていたりと、現実世界寄りの演出がされている[9]。
[編集] 制作背景
劇中に登場する怪獣が好評だった『ウルトラQ』に続く「空想特撮シリーズ」第2作で、『ウルトラQ』の世界観を継承する番組として制作・放映された。本放送当時のスポンサーは現・武田薬品工業一社であった[10]。
『ウルトラQ』で登場した怪獣が視聴者に好評であったので、怪獣同士の戦いを主体とする番組が企画されたが、「誕生過程」の項で後述するような経緯をたどり『ウルトラマン』の企画となった。また前作同様、監修した円谷英二の知名度を利用して、海外に番組を販売することも計画されていた。
本作は、ほぼ同時期に放映された『マグマ大使』とともにカラーで放送される[11]連続テレビ映画の最初期の草分けであり、その上、巨大な宇宙人を主人公とする大がかりな特撮中心のドラマは世界にも類例がないため、番組制作は苦難の連続だった。前作の『ウルトラQ』は事前制作であり、放送前に全話の撮影を終了させていたが、本作は数本のストックを用意しつつ、放映と同時進行で制作していく従来のスタイルとなった。TBSから支給された予算は、1クールにつき7000万円(1本約538万円)、本編のクランクインは1966年3月下旬。飯島敏宏監督によるAブロック(放映第2話、第5話、第3話)は本編・特撮の一斑体制でスタートしたが、16mmカラーフィルムの入念なテスト(色彩設計や照明の光量など)やウルトラマンスーツの度重なる塗り直し(初期はラテックス製のマスクと未塗装の黒いウェットスーツを使用していた)、操演中のジェットビートルをホリゾントにぶつけて大破させるなど撮影は遅々として進まず、野長瀬三摩地監督のBブロック(放映第7話、第4話、第6話、第9話)からは別班体制に変更。なおBブロックは、円谷一監督によるCブロック(放映第1話と第8話)の撮影を優先したため、完成済みの第7話を除いて後回しにされた。後述する「ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生」のおかげで、なんとか無事に放映が始まったものの、スケジュールは次第に切迫し、特撮を2班編成にしても間に合わなくなってきた。しかも1話につき300万円前後の赤字が出て行く有様だった[12]。番組の続行を望むTBS側とこれ以上の続行は不可能とする円谷特技プロとの間で協議が重ねられた結果「赤字はともかく、週に一回の放送に間に合わないのが確実になった」(高野宏一他複数のスタッフによる証言)ために3クール39話の放送で一旦終了することが決定した[13]。
[編集] 誕生過程
本作の企画が始動したのは、1965年の8月ごろのことだった。当時、第2クールを制作中の『ウルトラQ』が日曜夜7時枠で翌年1月からスタートとほぼ決定したことも追い風となり、TBSの栫井巍プロデューサーと円谷特技プロ企画文芸部室長・金城哲夫が中心となって様々なアイデアが出されていった。TBSはかなり早い段階で、四つの条件を円谷特技プロに提示している。
- カラーで制作する(当時、欧米諸国ではカラーテレビが普及していたため、白黒の『ウルトラQ』は期待した程売れなかった)
- 怪事件を専門に扱う、架空の公的機関を登場させる(放送評論家を招いた『ウルトラQ』の試写会では「民間人が毎回怪獣に遭遇するのは不自然」という意見がかなり多かった)
- 怪獣と互角に戦える、正義のモンスターを主人公にする(『ウルトラQ』の第2クールでは「ゴロー対スペースモンスター」や「パゴス対ギョオ」といった怪獣対決モノが検討されていた)
- 『ウルトラQ』のレギュラー俳優を1人残す[14]
会議の中では「主人公が怪獣では具合が悪い」という意見が圧倒的に多く、監修者の円谷英二から「スーパーマンのようなヒーローを出してみてはどうか」と提案がなされた[15]。またこの時期、円谷が特技監督を担当した東宝特撮映画で、人間に味方する巨人と凶暴な怪獣が死闘を展開する『フランケンシュタイン対地底怪獣』(1965年、東宝)が公開されていた。この映画も本作の企画に少なからず影響を与えていると言われている。
ここでフジテレビ用に企画されていた番組『Woo』における「人間に味方する友好的宇宙人の活躍」というアイデアが流用され、『科学特捜隊ベムラー』という企画書が作成された。この企画書では、「常識を越えた事件を専門に扱う科学特捜隊」とかれらに協力する正体不明の宇宙人ベムラーが設定されている。「飛行機事故で消息を絶った主人公がヒーローになって生還する」という設定はこの時点ですでに見られるが、主人公とベムラーの関係は企画書には明記されていない。
ベムラーの容姿は日本の伝説上の生物・烏天狗を思わせるもので、関係者から「敵怪獣との区別がつきにくい」「ヒーローとしてのキャラクター性が弱い」との指摘があった[16]。
そこで『ベムラー』企画は再検討され、新たに『科学特捜隊レッドマン』が企画されることとなった[17]。この企画書では、正義の怪獣ではなく「甲冑を思わせるような赤いコスチューム」をまとった謎の男として設定されている。身長は2メートルから40メートルまで伸縮自在と設定されている。また、変身時間の制限も導入された。主人公とヒーローの関係についても「飛行機事故でサコミズを死なせた宇宙人レッドマンが責任を取ってサコミズの身体を借りる」と明記され、後の完成作品であるウルトラマンの設定の基本的な部分は出来あがっていた。その一方で、レッドマンはすでに故郷が他の惑星の侵略で滅亡していること、サコミズ本人はすでに死亡してその心はレッドマンであること、サコミズには人気歌手の恋人がいることなど、完成作品との相違部分もある。
レッドマンのデザインは幾分ヒーロー的になったものの、TBSの拵井巍プロデューサーはもっとシンプルでインパクトのあるデザインを要求。また前述のように本作はアメリカへのセールスを前提としており、アメリカの事情に詳しいTBSの大谷乙彦らが「今の形では外国人に受け入れられない。もっと無表情な鉄仮面のようなものの方が謎があっていい」と提案[18]。こうして試行錯誤した結果、ウルトラマンのデザインが出来上がった[19]。
最終的に「ベムラー」の名はは第1話の登場怪獣に残された。また、どくろ怪獣「レッドキング」は「レッドマン最強の怪獣」としての意味合いもあるとされる。[要出典]。
[編集] NG作品
『ウルトラQ』や『ウルトラセブン』に比べれば少ないものの、上原正三脚本の「怪獣用心棒」「宇宙基地救助命令」や藤川桂介脚本の「科学島脱出」「東京危機一発」など、予算や技術的な問題から映像化が断念された脚本がある。この中で「怪獣用心棒」は講談社の月刊誌『ぼくら』で放送終了後の4ヶ月間連載が延長される中、一峰大二によって漫画化が行われた。現在では翔泳社の『ウルトラマン完全版』(全2巻)で見ることができる。
映画化も企画されて飯島敏宏による脚本「ジャイアント作戦」が書かれたが、実現せずに終わった。講談社から発売されているオフィシャルファイルマガジン『ULTRAMAN』の専用バインダー初回生産分と、学習研究社の「ウルトラマン大百科」で「ジャイアント作戦」の復刻版脚本が収録されている。2005年、飯島が「千束北男」名義で執筆した小説版が発売された。また、『ウルトラマン 科特隊奮戦記 ジャイアント作戦』[20]として川崎郷太により漫画化されている(1993年、朝日ソノラマ)。
[編集] シリーズとしての「ウルトラマン」
『ウルトラマン』に続いて一連の番組シリーズが制作・放映された。毎回、巨大ヒーローと怪事件処理専門チームが連携して、宇宙や異次元、地球のどこからかやって来る怪獣や宇宙人たちと闘う、というコンセプトの特撮番組で、子どもたちに人気を博す。これら同系列の作品は、「ウルトラシリーズ」あるいは、単に「ウルトラマン」と呼ばれる。
詳細は「ウルトラシリーズ」を参照
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
[編集] キャラクターとしてのウルトラマン
ウルトラマンはM78星雲光の国出身の宇宙人であり宇宙警備隊員でもある。元々は怪獣べムラーを怪獣墓場へ運ぶ途中逃げられそれを追跡して地球に来訪した。事故により死なせてしまった科学特捜隊のハヤタ隊員に自分の命を分け与えて一心同体となり[6]、そのまま地球にとどまって地球の平和のために戦うことを決意した。
普段はそのハヤタの姿で行動しているが、有事の際にはベーターカプセルを点火させてウルトラマンに変身し、怪獣や宇宙人と戦う。
原則として地球人とは会話せず、感情などは動きだけで表現している。「シュワッチ」(飛び立つ際の掛け声)あるいは「シュワッ」などと、表記される多種の掛け声のみを発している(声は中曽根雅夫が担当)。劇中、まれに会話をしていることがあり、第1話と最終回では中曽根ではなく、編集技師の近藤久が声をあてた。
[編集] プロフィール
ウルトラマン本人のプロフィールは、劇中で明らかにされてはいないが、雑誌記事等で詳細に設定されている。
- 身長:40メートル(『ウルトラマンタロウ』第40話のナレーションでは53メートル)[21]※さまざまな構造物との大きさ比較(1 E1 m)
- 体重:3万5千トン
- 年齢:約2万歳(最終話での台詞より)
- 飛行速度:マッハ5
- 走行速度:時速450キロメートル
- 水中速度:200ノット
- ジャンプ力:800メートル
- 腕力:10万トンタンカーを持ち上げる
- キック力:320文の威力がある
- 職業:宇宙大学教授、宇宙警備隊銀河系局長(のちに支部長と設定)
- 趣味:読書
- 家族構成
- 父:宇宙保安庁長官
- 母:ウルトラ学校教師
[編集] ベーターカプセル
ハヤタがウルトラマンに変身する際に使用する[22]懐中電灯状の機器。「ベータカプセル」とも表記される。第1話でハヤタがウルトラマンと一体化して復活する際に、ウルトラマンから託された。
カプセル内部には超小型プラズマスパーク核融合装置とベーターコントローラーが内蔵されている。これが無いと、ハヤタはウルトラマンには変身できず、常に携帯(隊員服の内ポケットに携帯)しているが、何度かカプセルを落としてしまったこともある。
最終回ではウルトラマンを迎えに来たゾフィーが、自ら持ってきたベーターカプセルを使ってハヤタに命を与えると同時にハヤタとウルトラマンを分離させている。
『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では別次元のハヤタが、自身をウルトラマンであると気が付いた際に、ハヤタの手の中に現れた。
[編集] 変身方法
ハヤタがベーターカプセルの赤いボタンを押すとベーター線(『フラッシュビーム』とも呼ばれる)[23]が発光部から発生し、ハヤタの周りを渦巻き状に包みこみ[24]ウルトラマンに変身する。変身・巨大化時のポーズは“右手を宙空に突き上げ、左手は顔の隣に置く”という独特の形であり、ウルトラマンを特徴づけるポーズとして以降の作品でも踏襲されている。
書籍設定では、フラッシュビームにM78星雲人の生命の源である人工太陽プラズマスパークと同じエネルギーが含まれ、この光によって元の姿を一定時間取り戻すことができるとされている。
[編集] ウルトラマンの能力
ウルトラマンは様々な特殊能力を持っており、それぞれ固有の名称が付けられている。その中には超能力、架空の光線、既存の格闘技が含まれている。その名称は書籍や年代によってばらつきがあったが、近年は円谷プロ監修で統一されている。劇中で名称が明言されたのは「スペシウム光線」と「テレポーテーション」のみで、他は書籍等の記事で呼称されている。この技の一部は後のウルトラマン達にも継承されている。
- スペシウム光線
- ウルトラマンが使う代表的な必殺技で、左右の手刀を十字型に交差させて右手から発射する破壊光線である。右腕にマイナス、左腕にプラスのエネルギーが蓄えられ、それをスパークさせて発射すると設定されている。相手を爆破または炎上させる効果がある。決まり手として多用される一方、通用しなかった敵も数体いる[25]。連射も可能。この光線には火星に存在しバルタン星人が苦手とする架空の物質スペシウムが含まれているとされ、劇中では第2話でムラマツがそのことを指摘したのを受けてフジ隊員が命名した。
- 「スペシウム」の名称は「スペース(宇宙)」+「イウム(「物質」を意味する接尾語)」から成り、命名とポーズの考案は脚本・監督の飯島敏宏によるもので、飯島曰く十字ポーズは忍者が手裏剣を投擲する際の動作が元になっているとのことである。
- 白色の光線だが、後年の作品にゲスト出演する際は色が異なっていることがある(例:『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では金色になっている)。
- 本作以降も、こうした「腕を交差または組むことで放たれる必殺光線」はウルトラ戦士の特徴となっている。すべてのウルトラ戦士が例外なく何らかの必殺光線を有しており、それを得意技としている。
- 映画『新世紀ウルトラマン伝説』によると、全ウルトラマンの光線技の原点とされ、総てのウルトラマンがその構えをしている[26]。
- 八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)
- スペシウム光線のエネルギーをリング状に丸めたもので、外周にのこぎり状態の突起がある。相手の体を切断するために使う。まず両手を胸の前に水平に構えた後、挙げた右手を振り下ろして投げる。第16話でバルタン星人(2代目)に対して初使用。空中で2つに分離してレッドキング(2代目)を3つに切り裂いたこともある。投げ返されたり、バリアーに防がれるなど通用しないことも多い。
- 『ウルトラマンメビウス』以降の作品へのゲスト出演時にも度々使用され、その際には高速追尾機能を追加したり、左手に発生させて直接斬りつけて頑丈なキングジョーブラックの腕を切断したりと、特殊な使用例を見せている。
- ウルトラアタック光線
- 両腕先に発生させたエネルギーを右腕に誘導してからリング状の光線にして放ち、相手を硬直させたのち粉砕する技。劇中では第31話でスペシウム光線が効かなかったケロニアを倒したのが唯一の使用例である。資料によっては火に弱い敵に有効な熱線、または相手を麻痺させる光線で止めの爆発は念力によるなどの説明もあるが、シナリオによればリング状光線から相手の爆発まで一連の技である。
- 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では同様にスペシウム光線が効かない怪獣であるアントラーを倒す際に使用。この時は上記の資料に忠実な描写が成されていた。
- 透視光線
- 両目から放って透明な敵を発見したり、壁の向こう側を見通す光線。バルタン星人(初代)の宇宙船や、透明化したダダを発見するために使った。
- ウルトラアイスポット(ウルトラ眼光)
- 両目から放つ光線。バルタン星人(2代目)の光波バリヤーを無効化した。
- スラッシュ光線
- 掌を合わせて連続発射する矢尻状の光線。第33話で使ったが、メフィラス星人の光線に相殺された。
- キャッチリング(金縛り光輪)
- 相手の動きを封じるための光輪。高速スピンを行いながら発射したリング状の光の鎖で敵を締めつける。ゼットンに使ったが、火球でスピンを止められ、引き千切られた。
- リバウンド光線(ウルトラバリヤー)
- 手の先から発するエネルギーで光の壁を空中に描き、攻撃を跳ね返す。ジェロニモンの無重力光線を跳ね返した。
- ウルトラ念力
- 強力な念力を放って物体を粉砕したり、静止させる能力。アボラスの吐いた溶解泡を吹き飛ばし、ウルトラアタック光線と併用してケロニアを粉砕し、ジェロニモンが放った大量の羽根手裏剣を止めた。『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、ハヤタの状態で使用した。
- ウルトラエアキャッチ(ウルトラ反重力光線)
- 両手から放つウルトラ念力の一種で、手を触れずに敵を空中に浮かばせることができる光線。そのまま地面へ叩きつけることもでき、第25話でレッドキング(2代目)に使った。
- ウルトラサイコキネシス
- 念力で相手の動きを止めて左右の手の指先により、その動きをコントロール。空中に持ち上げて遠くに飛ばし、爆発させる技。38話でスペシウム光線や八つ裂き光輪が効かないキーラに対して使用した。
- ウルトラ水流
- 両手を組み合わせ、指先から高圧の水を放出する技。ペスターが起こした石油コンビナートの大火災を鎮火するために使った。また、水を弱点とするジャミラに浴びせて倒したこともある。
- ハイスピン
- 体を高速回転させる能力。ブルトンが作り出す四次元空間から脱出した。
- テレポーテーション
- 異なる星に瞬時に移動する能力で、自身の寿命を著しく縮める。第16話で使用。
- 光線白刃取り
- 第31話でケロニアの光線を両手で受け止めて防いだ技。
- 飛行能力
- 大気圏内だけでなく宇宙空間を自由に飛行する能力を持っている。大気圏内での飛行速度はマッハ5。超光速で飛行する時は赤い光の玉に変身する(第1話)。
- 巨大化能力
- 第28話でダダのミクロ化機(縮小光線銃)により等身大にされた際にのみ使用。胸の前で両手を合わせてスパークさせ、変身時と同じプロセスで再度巨大化した。
- 空中体当たり
- 高速飛行しながら空中の敵に体当たりする。ガマクジラとスカイドンを倒した。第14・34話では激突時の飛行ポーズが異なる(ガマクジラの時には頭から突っ込んでいるが、スカイドンの際には通常の飛びポーズ人形を使った)。
- ウルトラ頭突き
- ダイヤモンドの100倍の硬さがあるといわれる頭頂部を使い、低い姿勢から勢いよく飛び出して体当たりする技。
- ウルトラチョップ
- 手刀で相手を殴打する。敵目掛けて走り、すれ違いざまにチョップを決める「ウルトラ霞斬り」という応用技もあり、ジラースを倒した。
- ウルトラダブルチョップ
- 両方の手のひらを合わせて放つチョップ。「ウルトラスラッシュ」を弾き返したグビラのドリルを叩き折った。レッドキング(二代目)に対しては後頭部に一撃を見舞って勝機をつかみ、ゴルドン戦では首を叩き伏せた。また、アボラス戦でも披露している。
- ウルトラパンチ
- 敵の弱点を見極めて打ち込むパンチ技で、インド象50頭分の威力がある。
- ウルトラキック
- 足にパワーを集中して素早く打ち込むキック技。ウルトラマンの関節は「三重関節」と呼ばれ、キック等の威力が数百倍になる。
- 急降下キック
- 高空から敵めがけて急降下して、両足で一気に怪獣を蹴り倒す技で、グリーンモンス、レッドキング、ゴモラ、ジェロニモンに使用した。
- 回転首締め
- 両足を敵の首に絡めたまま転倒させて、ともに大地に横たわった状態でギリギリと締めつける、プロレス技に似た戦法。ダダを苦しめた。
- ウルトラスウィング
- 敵を掴んで振り回し、放り投げる。振り回して投げるものは、児童誌に「ハンマー投げ」と紹介されたこともある。
- 岩石落とし
- 怪獣にダメージを与えて、ひるんだところを両腕で持ち上げ、地面に叩きつける大技。
- 背負い投げ
- 相手の首を後ろ手に掴み、背中に乗せるように投げ飛ばして大地に叩きつける大技。レッドキング、テレスドンを一撃で倒している。
- 巴投げ
- 大地に寝て、相手の突進してくる力を利用するようにして、足の力で投げ飛ばす技。
- ネックハンギング
- 怪獣の首を締め上げたまま体を持ち上げ、動きを鈍らせる技。この技で怪獣を弱らせ、投げ技へとつなぐことが多い。
- ヘッドロック
- 脇で怪獣の首を締めつけ、動きを一時的に封じる技。戦況に応じて、片手で締めたり両腕を使って挟んだりする。怪獣が突進してきた瞬間に抱え込んで、そのまま投げ飛ばす技に転ずることも多かった。
- 馬乗り戦法
- 上空から勢いよく敵の背後にのしかかり、馬乗りになって動きを封じる戦法。
- ウルトラバリヤー
- 光の壁を作り出し、敵の攻撃を防ぐ。『ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で、光の国の氷結から逃れる際にセブンと共に使用した。
- 防御能力
- 高い防御力を誇り、特に熱に対しては強い。跳ね返されたスペシウム光線を受けても軽傷で済んだ上に、原子爆弾の爆発に巻き込まれても殆どダメージを受けなかった。化学的な耐食性も高く、アボラスの溶解泡もあっさりと弾き散らしてしまった。電撃に対しても耐性があり、ネロンガの電撃を胸に受けても平然としていた他、『ウルトラマンメビウス』に客演した時にも、メフィラス星人のグリップビームを真正面から受けながら難なく弾き飛ばしている。
[編集] 他作品へのゲストとして見せた能力
- ウルトラの星作戦(スパークロック)
- 『帰ってきたウルトラマン』にゲスト出演した際に、ウルトラセブンと共に使用した技。2人で体を交差させてエネルギー域を作り出す。ナックル星人に捕らえられたウルトラマンジャックを蘇生させた。
- 金縛り光線
- 『ウルトラマンタロウ』にゲスト出演した際に、テンペラー星人の動きを封じるために、ウルトラマンエースと同時に発射した、青白い帯状の光線。「スペシウム光線」を発射するときと同じように、腕を十字型に組んで放ち、テンペラー星人の体を何重にも縛り、締め上げた。
- グランドスパーク
- 『ウルトラマンタロウ』にゲスト出演した際に、ゾフィー、ウルトラセブン、ウルトラマンジャック、ウルトラマンエースとともに放った光線。テンペラー星人の宇宙船に向かい、それぞれが必殺光線を一斉に発射することで、大爆発させた。
- 3戦士トリプル光線
- 『ウルトラマンレオ』にゲスト出演した際に、ウルトラキーを盗んだアストラ(正体はババルウ星人)をかばうウルトラマンレオに対し、ジャックやエースとともに放った光線。全員が両腕をL字型に組み、右腕から発射した。
- ウルトラスペシウムシュシュファイナル
- 『有言実行三姉妹シュシュトリアン』にゲスト出演した際、バルタン星人を倒すために使用された。前衛で巨大化したシュシュトリアンが必殺技「シュシュファイナル」のポーズを取り「ウルトラスペシウムシュシュファイナル」と技名を叫び、後衛に配したウルトラマンが「スペシウム光線」を「シュシュファイナル」を放つ交差したバトン越しにバルタン星人に向かい放つ事で二つの技が合わさった技。
- ウルトラセパレーション
- 映画『甦れ!ウルトラマン』で使った新技。5体に分身し、それぞれが各地に飛んで怪獣と戦う。
- マリンスペシウム光線
- 映画『甦れ!ウルトラマン』で使用。スペシウム光線の威力を強化させた7色の光線。スペシウム光線が効かないゼットンを倒した。
- 赤い球状での体当たり(名称なし)
- 『ウルトラマンティガ』第49話で、円谷英二監督の想いが実体化して現れたウルトラマンが使用。ヤナカーギーを弾き飛ばした。
- エネルギー付与
- 同じく『ウルトラマンティガ』第49話で使用。ティガにエネルギーを与えた光線。
- ファイナルクロスシールド
- 映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』で、Uキラーザウルスとヤプールの怨念を封印するためにウルトラセブン、ウルトラマンジャック(新マン)、ウルトラマンAと共に使った大技。エネルギーのほぼ全てを使い果たしてしまうため、使用後は変身と戦闘を行うことが困難になる。
- クアトロ・バスター
- 映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』で、月面におけるUキラーザウルスとの戦いで使用した合体光線。セブン、ジャック、エースとともに、それぞれが繰り出した必殺光線をひとりにしてUキラーザウルスに放ったが、かわされてしまった。
- リベレイト・レイ
- 映画『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』で、セブン、ジャック、Aと共に使った能力。宇宙人連合に捕らえられたメビウスに、4方向からエネルギーを与えた。上記のエネルギー付与とは別物。『大決戦!超ウルトラ8兄弟』ではセブン、ジャック、Aと並んで放ち、ブロンズ像にされたメビウスを復活させた光線をウルトラパリフィーと呼ぶ。
- 結界
- 『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』で使った、付近一帯に怪獣を寄せ付けなくする結界。レイブラッド星人に肉体を封印された状態で使用し、自らの命を削りながらも人間を守っていた。
- グリッターバージョン
- 映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』で人々が信じた未来や希望の“光”を得てパワーアップした姿。銀の部分が金、赤の部分が赤みのある金と元々のカラーを金色に変えたカラーリングとなっている。『ウルトラマンティガ』のグリッターティガのように巨大化はせず、身長は通常時と同じ。
- グリッターバージョン単独での戦闘は無いが、セブン、ジャック、A、ティガ、ダイナ、ガイア、メビウスと力を合わせ『スペリオルマイスフラッシャー』を巨大影法師に放ち消滅させた。
- スペリオルストライク
- 映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』で超ウルトラ8兄弟が、それぞれの光線を同時発射する技。ギガキマイラの「デザスタル・バースト」の発射口である胸を狙い撃った。
- ウルトラスペリオル
- 超ウルトラ8兄弟の発射した、それぞれの最も得意とする光線が融合し、すさまじい破壊力を生み出す合体光線。宇宙空間でギガキマイラを撃破した。
- ウルトラグランドウォール
- 超ウルトラ8兄弟が力を合わせて作り出す超強力バリヤー。ひとりのウルトラマンが作るバリヤーの数万倍の強度を誇る。ギガキマイラの放ったキマイラ・ショッカーを跳ね返し、大きなダメージを与えた。
- エクセレント・リフレクション
- 超ウルトラ8兄弟が力を合わせて放つ合体光線。ギガキマイラの放ったデザスタル・バーストを無効化したのみならず、元素レベルまで破壊された海を再生した。
[編集] 変身時間
ウルトラマンの活動時間は「3分間」と視聴者に認知されているが、本作の劇中において3分間と言及されているわけではない。「ウルトラマンの太陽エネルギーは地球上では急激に消耗する。エネルギーが残り少なくなると胸のカラータイマーが青から赤に変わり点滅を始める。そして、もしカラータイマーが消えてしまったら、ウルトラマンは二度と立ち上がることが出来なくなってしまうのである」というナレーションが入るに留まっていた。劇中で「ウルトラマンのエネルギーは3分間しか続かない」と初めて明言されたのは、『帰ってきたウルトラマン』の第1話である。
TBS番組宣伝課発行の「ウルトラマンあらすじ集」には「ウルトラマンの持続時間は胸に点滅するカラータイマーのランプの色と警告ブザーが示す。最初は青色で3分間、途中黄色に変わった時が注意信号で、赤色になるとあと30秒で全ての力を失う危険信号になっている」と記述されているが、これは仮タイトル時の2月15日にTBS第一会議室で作成された「レッドマン最終申し合わせ事項」をほぼそのまま引用したもの。放映直前の「週刊テレビガイド」1966年6月24日号では、「ウルトラマンの胸に赤ランプがつくと、彼の超能力もあと30秒で消滅するのだ!」と、青の具体的な持続時間及び黄色の注意信号の件が省略。続く「ジュニアTBSニュース号外」では「ウルトラマンの胸に赤ランプがつきブザーが鳴るのは、もうすぐエネルギーがゼロになるという警告である」と、ラスト30秒の件までが省略され、完成作品におけるナレーション(前述)に極めて近いものになっている。ただし第7話には「あと30秒だ!」というイデ隊員のセリフがあり、当初の基本設定が踏襲されている。
これら初期の設定を、大伴昌司が「少年マガジン」誌上で簡略化のうえ「3分間」と紹介したものを、円谷特技プロが後から公認したとされる。
なぜ制限が3分間であるかについては、円谷特技プロの満田かずほ監督によれば、経費節減のために30分番組の1割に当たる3分間という事とともに、当時の時代背景が大きく影響しており、ボクシングにおける1ラウンドの試合時間や、チキンラーメンの調理における待ち時間、長嶋茂雄の背番号などからヒントを得たとしている。
[編集] カラータイマー
撮影費用のかかる特撮部分の経費削減と、ウルトラマンが完全無欠のヒーローでありすぎると話に面白みが欠けるので、子どもにも判りやすい弱点を作ることが目的で、当初のデザインでは存在していなかったカラータイマーと変身時間の制限が導入されたといわれている。カラータイマーの点滅については、当時主流だった白黒テレビを考慮しての面が大きい。
カラータイマーはデザイン上の要請とは無関係に考案されたものであり、デザイン担当の成田亨はこれを嫌い、自身が作成したウルトラマンの絵画や塑像にはカラータイマーをつけていない事が多い[27]。また、ウルトラマンの変身・巨大化時の右手を宙空に突き上げたポーズの映像ではカラータイマーがついていないように見える。しかしウルトラマンに不可欠なデザイン上の特徴として以後のウルトラシリーズに継承され、他の類似作品にも大きな影響を与えた。
[編集] 名前の由来
劇中では、第1話でハヤタが最初に「ウルトラマン」と命名したことになっている。しかし、この時のハヤタはウルトラマンに意識を支配されていたと見られる[28]ため、この名前はウルトラマンが自ら名乗ったとも言える。その後、敵対する宇宙人やゾフィーからも「ウルトラマン」と呼ばれていたことから、彼はもともとM78星雲でもこの名前で呼ばれていたことが窺える。なお、2008年の映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』とその初期プロット「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟2」では、ヒビノ・ミライ=ウルトラマンメビウスや東光太郎=ウルトラマンタロウから「ハヤタ兄さん」と呼ばれていた。
ただし、第1話では上述の命名の前にハヤタの口から「彼には名前なんてありませんよ」とも言ってもおり、個体名がない可能性もある。そのため、ウルトラマンなりの地球文化にすり寄った行動ともとれる。
制作上の経緯として、企画書段階で主人公は「ウルトラマン」ではなく当初は「ベムラー」、後に「レッドマン」と呼ばれていたが、最終的には前作『ウルトラQ』を引き継ぎ、「ウルトラマン」と命名された。なお、この時に不採用となった「ベムラー」の呼称は、放送第1話登場の怪獣の名前として流用された。
[編集] ウルトラマンのデザイン・造形
ウルトラマンのデザインは、前作『ウルトラQ』でも怪獣や宇宙人のデザイン、セットの美術デザインを依頼された彫刻家の成田亨が担当した。仕上げの最終段階で平面上の作業に見切りをつけたため、デザイン画の決定稿は存在しない。成田の指示のもと、美術スタッフの佐々木明が粘土による造型作業を繰り返す中で、あのマスクと身体の模様が出来上がった[29][30]。
造形は演技者の古谷敏の体型の採寸および古谷のライフマスクをもとに作られており完全な古谷専用として造形されているため他の演技者が着用する事は一切考慮されていない。尚、撮影における傷みによる作りなおしと改良・修正の意味も併せて目立つところで途中、2度モデルチェンジが行われている。一般にはAタイプ(第13話まで)、Bタイプ(第14~29話)、Cタイプ(第30話以降)と呼ばれて区別されている。
Aタイプのマスクは材料が皮膚感のあるラテックス製。これは当初、ウルトラマンが単なるヒーローでなく同時に宇宙人=異星の生物であると捉えられていたという理由と併せ、演出の想定上、劇中で口を開閉させる予定があったためであった(演者とウルトラマンの口の開閉を同調させるFRP製の仕掛けをマスク内部に設置した)が、撮影が開始され当初想定していた口の開閉効果が充分に発揮出来ないことが判明し、なおかつ口の横に不自然なシワ(開閉ギミックのせいでついたとされるラテックスの変形)ができてしまう[31] 。撮影が1クール分終了し、傷みと劣化が進行したため新調(これがのちに呼ばれるBタイプである)する際、口の開閉が廃され(話数が進むにつれ宇宙人と言うよりスーパーヒーローとして子供達にとらえられ始めていた事もあり)、耐久性やヒーローとしての見栄えも考慮・判断がなされ、素材はFRP製となった[32]。ただし一部の文芸スタッフはこの経緯を知らず放送を見て「前回まで宇宙人然としていた顔が突然、鉄仮面のようになっていたので驚いた」と証言している。Bタイプマスクの特徴としてアゴの部分がやや張りぎみで頬がほっそりし、口幅が狭く口元が締まっている事もあって知的でシャープな顔立ちである。CタイプマスクはBタイプに比べ細身ながらも、丸みを帯びた印象で口幅がより広く、穏やかに微笑んでいるかのような口元と、どことなく温和な雰囲気の顔立ちが特徴であり、Bタイプと比べ、全体の造形や口の幅だけでなく目の取り付け位置、耳の形状、その位置や角度も異なっている。
BからCに新たに造形し直された、はっきりした事情が釈然とせず、デザイン・造形ともに関与していた成田の、晩年近くになるまで全く知らなかった、との証言や「佐々木明氏が自身で造形したBタイプにどうも満足がいかず、それを解決するため独自の判断で全面的に作り直ししたのではないか」との憶測はあるが現在に至るも、やはりはっきりとしていない。
このCタイプマスクの原型は、最終回に登場のゾフィや後の『帰ってきたウルトラマン』にも流用された。
マスクと共にスーツの見映えも当初の「宇宙人」からヒーロー性を強調した造形に変更を加えられており、特にBタイプ以降はそれまでに比べて胸部と上腕部がボリュームアップされB⇒Cとタイプが刷新されるたびに、上半身がより筋骨隆々でいかにもヒーロー然とした、たくましい体型に変化していく。因みに足(靴)についてはAタイプは市販のゴム地下足袋の改造品。Bタイプは爪先が尖って反り返っている上に、踵の上に縦に小さなヒレ(ファスナー隠しと思われる)付。Cタイプは底を通常の靴底から薄いゴムに貼り替えてある皮革製ブーツであるため両内側にファスナーラインが見える。マスク・スーツ・足などについて、上記のように確かにおおまかには3タイプに分けられるものの実際には撮影に伴う劣化などのために、単純に3種類だけでは区切れない細部の変更(Aタイプは黒いウェットスーツの上から銀と赤の塗料で何度も塗り直していた。足についてもCタイプスーツは当初の第30・31話ではBタイプの爪先の反り返った物をそのまま流用していたが、第32話からCタイプ用のブーツに代わる、等々)が認められる
「手」については医療用(手術用)の極薄手の手袋を使用し装着後、スーツとの継ぎ目は同質素材の腕輪を巻いた後、手~手首全体をスーツと同色の銀色に塗装することで、視聴者に「人が着ぐるみを着て演じている」印象を薄める処理がなされている。足(靴)についても靴とスーツの境目に同様の処理がなされている。
これらの「ウルトラマン」の撮影用スーツのその後の処理、保存状況などの詳細は以下のとおりである。
- Aタイプ - Bタイプに交代後マスクを剥がし偽ウルトラマンに改造、後に再度ゾフィに改造され使用。マスクはラテックスの為、経年劣化し廃棄され現存しない。
- Bタイプ - Cタイプに交代後に円谷倉庫にて保管されていたが、1970年代に盗難に遭い喪失。その後も発見に至っておらず現在に至るまで所在不明。
- Cタイプ - 撮影終了後に番組スタッフの手元に渡っており、スーツ本体は経年劣化してしまったがマスクのみスーツから外され当時の実物が現存する。
ウルトラマンのスーツはゴム素材のウェットスーツを使っているため、経年劣化による傷みが激しく、数年以上完全な形で保存することができない。そのため、後のウルトラシリーズの各番組や映画、またイベントや展示、CM撮影に使われるスーツは、数年毎に新調されたものが使われている。作品の制作が終了した後もこうして多くのスーツが作られ、またこれらは基本的に手造りであるため、細部の異なったさまざまなバリエーションのスーツが存在することになる。スーツは中に入る演技者の体形に合わせて製作されるため、身長や体型の違いによるバリエーションが非常に多い。
[編集] シリーズでのゲスト出演
第2期ウルトラシリーズでは、スタッフから他の兄弟とは別格と意識されていたため、単独での客演はなかったが、平成以降は単独での客演が多くなる。
下記の他に、他社作品『有言実行三姉妹シュシュトリアン』第40話に単独で客演し、その人間体としてハヤタそっくりの円谷プロの着ぐるみ職員(怪獣おじさん)としても登場しているが、ウルトラシリーズとの関連は語られていない。
◎のついている回ではハヤタの姿で登場。
- 『帰ってきたウルトラマン』第38話◎[33]※ウルトラセブンとの共演。
- 『ウルトラマンA』第1話、第13・14話、第26・27話 ※第13話のみ辻村真人が声を担当。
- 『ウルトラマンタロウ』第1話、第25話、第33・34話◎、第40話
- 『ウルトラマンレオ』第38・39話
- 映画『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』 ※声は古川登志夫が担当。
- 映画『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』
- 映画『ウルトラマン物語』 ※上記とも声は堀内賢雄が担当。
- 『ウルトラマンティガ』第49話
- 『ウルトラマンメビウス』劇場版・第47話・第50話◎
- 『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第13話
- 映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』◎
- 『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』第13話
- OV『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』STAGE.1[34]
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』◎
- 映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』[34]
- OV『ウルトラマンゼロ外伝 キラー ザ ビートスター』[34]
- 映画『ウルトラマンサーガ』◎
[編集] 総称としての「ウルトラマン」
本作終了後、本作の流れをくむ作品群がウルトラシリーズとしてまとまり、各作品ごとのヒーローはすべて「ウルトラマン」または「ウルトラ戦士」と総称されるようになった。
その姿は基本的にFRP製のマスクとウェットスーツをベースにしたスーツで造形され、銀と赤を基調としたデザインや、胸部の発光器などの特徴がある。しかし、それぞれの要素に例外があり、全員の共通項を示すのは難しい。
当初はM78星雲あるいは光の国と呼ばれる特定の星の出身と設定されていたが、シリーズが続くにつれてウルトラマンレオ等のM78星雲の出身でないものや、ウルトラマンガイアのように宇宙人でないものも登場し、出自の設定も多彩になっている。
詳細はウルトラシリーズの各作品およびウルトラマン一覧を参照。
[編集] 科学特捜隊
国際科学警察機構の下部組織で、正式名称は科学特別捜査隊(かがくとくべつそうさたい)。略称は科特隊(かとくたい)。基本的には怪事件調査の為の組織で、怪獣との戦闘は特別任務である。パリに本部があり、劇中ではインドやボリビア、NY、中近東などの支部について言及され、他にもブラジル、ロンドン、モスクワ、トルコ、そして日本に支部を置く。緊急連絡時の電話番号は999。英語表記はSSSP(Science Special Search Party)である。
日本支部の隊員は総員5名で、ムラマツ隊長(キャップと呼ばれる)以下副隊長格のハヤタ隊員、アラシ隊員、イデ隊員、フジ・アキコ隊員。途中からホシノ少年も特別隊員になり、ピグモンにも特別隊員の称号が贈られている(第37話)。パリ本部や海外の支部の隊員が訪れることもある。
金城哲夫の小説では100人以上の隊員がいると設定されている。
設定では、『ウルトラQ』に登場した一ノ谷博士らが中心となって日本支部を立ち上げたとされており、ウルトラマンが現れる以前から怪獣たちと戦っていたということになっている。第31話のムラマツキャップの話によると少なくとも20年は歴史がある[35]。
本来は戦闘よりも調査に重点を置いた組織として描かれているが、科特隊が独力で倒した怪獣も多い(科特隊がいなければ、ウルトラマンが倒されていたかもしれないケースもあった)。その数は歴代の防衛チームでは最も多い[36]。なお、これは「ウルトラマンと戦う怪獣は1話につき1体だけ」と決められていたため、怪獣が複数登場するエピソードでは残りの怪獣を科特隊が倒さなければならなかったからである。
[編集] 日本支部基地
東京郊外に存在し、台形状で銀色の建造物と平行四辺形型で黒色の建造物を組み合わせた本棟、ジェットビートルの発射台、別棟で構成されている。基地の外壁は、あらゆる光線や熱線を遮る特殊な鉄筋コンクリート製。基地内部には、隊員達が勤務する大型電子頭脳を備えた司令室をはじめ、司令室の上階とポールで繋がる寝室や、ホテル並みの環境が整った来客用のレストルーム、回収された遺留品を研究する分析室に、新装備開発の為の作業室などが置かれ、基地周囲には、消火用の自動放水装置も設置されている。 第17話で、ブルトンが生み出した四次元空間に包まれてしまい、第31話ではゴトウに化けたケロニアに侵入されるなど、襲撃を受けたことも少なくない。また最終回では、ゼットン星人に侵入されて内部を破壊され、ゼットンの火球攻撃を受けて火災が発生した。
[編集] 隊員
年齢設定は、TBS番宣課が発行した「ウルトラマンあらすじ集」に基づく。また、放映当時は男性隊員達の名前は名字だけでフルネームは設定されておらず、放映から30年が経った1996年の映画『甦れ!ウルトラマン』において初めて全員のフルネームが設定された。
- ムラマツ・トシオ(村松敏夫)
- 年齢設定36歳。科学特捜隊日本支部ムラマツ班隊長で、通称「キャップ」(時に「キャプテン」とも)。
- 部下を見守る良き隊長であり、謹厳実直な性格で部下からも慕われる。その一方、必要なときには冷徹な判断を下すこともあった。バルタン星人の対策会議で攻撃に反対したり、ゼットン星人の円盤が侵攻に際しても攻撃を主張する部下をなだめるなど、慎重派の姿を見せた。対宇宙防衛研究所の宇宙実験班に所属し、山根恭平博士のもとで働いていたという設定がある。
- ハヤタ・シン(早田進)
- 年齢設定25歳。主人公。科学特捜隊養成学校を首席で卒業したエリート隊員。
- 竜ヶ森湖上空でベムラーを追っていたウルトラマンの赤い玉と衝突して命を失うが[6]、ウルトラマンと一心同体になって復活した。以後危機に陥った際にはウルトラマンに変身して怪獣や侵略者と戦う。
- ムラマツからの信頼は厚く、ムラマツ不在の際は自ら指揮を執る、ウルトラマンへの依存心で自暴自棄になっていたイデを叱責するなど、実質的な副隊長でもある。任務を忠実にこなす真面目な隊員であるが、第1話では自分の安否を気遣っていたフジに「そんなことはどうでもいい」と言い放ったり、無謀な行動を取りがちである。また、第32話ではくじ引きでインチキを行い、第34話では変身の際にスプーンを間違えて掲げたり、第35話では今まで倒した怪獣達に詫びたりするなど、意外な一面も見せた。ただし、これらの発言や行動はウルトラマンと一体化していた時のもので、ハヤタの本来の性格かどうかは不明(実際第33話でメフィラス星人と対峙した時の会話はハヤタよりもウルトラマンとしての性格が表に出ていた)。
- 最終回でゾフィーから新たな命を与えられてウルトラマンと分離したが、竜ヶ森湖でウルトラマンと出会ってからの記憶は完全に失われていた。そして、赤い玉に姿を変えて地球を去っていくウルトラマンを呆然とした表情で見送った。
- その後、ウルトラマンがハヤタの姿で登場することがあったが[37]、ウルトラマンがハヤタの姿を借りているだけなのか、それとも両者が再び一心同体となったのかは不明。
- 彼がウルトラマンであることは、ほかの隊員たちには知られなかった。しかし、第14話のシナリオには「ハヤタとウルトラマンと同じ個所を怪我をし、それをムラマツとアラシが不審がる」というシーンがあったが放送ではカットされた。なお、金城哲夫の小説ではこの描写が取り入れられている。
- また、2008年の映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では、別世界のハヤタとフジ・アキコが夫婦になっており、こちらの世界の記憶がそれぞれ宿った際に、アキコが秘かにハヤタとウルトラマンの関係を知っていたことを示唆する発言をした。
- アラシ・ダイスケ(嵐大助)
- 年齢設定26歳。科特隊きっての射撃の名手にして怪力の持ち主。スパイダーショットを筆頭に、イデの開発した銃器はほとんど使用する。熱血漢であり、斬り込み隊長的な役回りが多く、そのためにバルタン星人に体を乗っ取られる、ネロンガの電撃で気絶させられるなど、危険な目に遭うこともしばしばあった。一見すると明るい性格だが、場合によっては一人で責任を背負い込むなどナイーブな面もある。
- 劇中ではよくイデとコンビを組み、二人の会話でストーリーが進むことも多い。
- イデ・ミツヒロ(井手光弘)
- 年齢設定24歳。科特隊の開発担当で、数々の武器や装備を開発した発明マニア。隊員達の前ではコミカルなムードメーカーである一方で繊細な面もあり、自分のミスでペスターを上陸させた際は科特隊脱退をほのめかしたり、ジャミラの正体が地球人であることを知って戦いを拒否したり、人間の亡霊が怪獣化した存在であるウーへの攻撃を躊躇したりしたこともある。勘が良く、2話でウルトラマンとハヤタが同一人物ではないかという疑念を持っていた。幼い頃に母を亡くしたらしい。
- 「ウルトラマンさえいれば、防衛チームは必要ないのではないか」という、後年に渡って繰り返し問われるテーマをいち早く提起した(37話)人物で、後作の開発担当およびムードメーカーの先駆けでもある。
- フジ・アキコ(富士明子)
- 年齢設定21歳。科特隊の紅一点。主に通信を担当するが、現場へも積極的に出動する活動的な隊員。女性であることを理由に軽く見られることに対しては、少なからず反感を持つ。その一方、病人用のスープやチョコレート菓子を作って振舞ったり、真珠でおしゃれするなど女性らしい一面もあり、野立てと怪獣供養では和服姿も披露した。第24話では自分のミスで事態を悪化させたと思い込み、危険な水中任務を自ら志願するという責任感の強さも見せている。
- サトルという弟がいる。
- ザラブ星人に化けられたり、メフィラス星人に巨人化させられたり、ゼットン星人には襲われたりするなど、宇宙人に狙われることが多かった。
- 初代のウルトラヒロインであるが、ハヤタやほかの男性隊員と恋愛関係になることはない。ただし、映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』では別世界の設定ながらハヤタと夫婦として登場している。また、第14話では、プライベートでイデ隊員に買い物の付き添いをさせている。
- ホシノ・イサム(星野勇)
- 年齢設定11歳。科特隊本部に出入りしている少年。本部への部外者の出入りは禁止されていると第20話で説明されているが、彼がどのような資格で出入りしているのかは語られていない。第17話で「ハヤタを助けた」[38]功績により隊員となったが、既に第16話で科特隊の制服を着用していた。年少者であるため、放射能汚染が懸念されるような危険な現場への出動は認められていない。スパイダーショットでネロンガの片目を潰したり(第3話)、フジとミチコをラゴンから逃がすために自ら囮になったり(第4話)、ザラブ星人に捕らえられたハヤタにベーターカプセルを届けたり(第18話)、フジ隊員に代わって小型ビートルを離陸させたり(第21話)と、子供ながら数々の功績を残している。
- ウルトラシリーズでは少年のキャラクターが防衛チームの正式な一員になって隊員服までもらうのはホシノのみであり、そのあとは例がない。
- なお、演者が事故で骨折したため、第25話を最後に何の説明もなく登場しなくなった[39]。
[編集] 装備
科学特捜隊は数々の特殊装備を持ち、状況に応じて運用している。装備の開発は主に科学センター所属の岩本博士[40]とイデ隊員が行っている。
[編集] 隊員服
通常は青いブレザーとグレーのズボン(フジ隊員はスカート)を着用している。出動時のユニフォームはオレンジ色で、赤いネクタイをつける。耐久性が高く、簡易宇宙服の機能も持つ。ネクタイピンは放射能や電磁波に対する発光式の危険探知機である。 普段着ている青いブレザーの着衣が、そのまま出動時のユニフォームに変わり着替えが必要とはしないのもこの作品だけの設定でもある。
[編集] 銃器類・特殊装備
- 流星バッジ
- 隊員全員(岩本博士もつけていた)が隊員服の襟につけている科特隊のエンブレム型バッジで、内蔵されているアンテナを伸ばして超小型の高性能通信機として使用される。
- ヘルメット
- 出動時に被る特殊ヘルメット。丈夫な素材で出来ており、超小型無線機と、防護プラスチックバイザーを備える。製作はクノー工業による。
- スーパーガン
- 隊員全員(岩本博士、福山博士も装備していた)が装備する小型レーザー光線銃。セーフティを解除すると基部に格納されていた銃身が飛び出し、稲妻状の光線(第5話ではレーザー状)を発射する。単独使用では怪獣を牽制する程度の威力しかないが、3人で銃口を合わせて一斉に撃つトリプルショットで再生テレスドンを倒した。また以下のような各種の特殊弾やアタッチメントを装着して、様々な戦術を行うことができる。科特隊基地への来訪者に対しては、ムラマツがこの銃を用いて身体検査を行う(第22話・第31話)。なお、『ウルトラマンダイナ』第41話の劇中で同型の銃が登場したが、本作との繋がりを意図した演出ではない。ちなみに金属を削り出して作られた撮影用プロップはかなり重いらしく、後年のインタビューで桜井浩子が苦労したと語っている。
- 特殊風船爆弾
- 第8話に登場。当たると風船爆弾が飛び出す。用心のためにピグモンに取り付け、さらに見失わないための目印とした。後にレッドキングの前に飛んだ瞬間スーパーガンで撃たれ爆発した。
- 原子弾
- 第19話に登場。バニラの目をつぶした。
- 麻酔弾
- 第39話に登場。スカイドンを10分間眠らせた。
- 新型麻酔弾
- 麻酔弾と同じく、第34話に登場。麻酔弾より効果は強く、スカイドンに使用。
- UNG麻酔弾
- 第26話に登場。ワシントン大学のスミス博士が開発した、米国製の新型麻酔弾。気温などにもよるが6時間は効果がある。ゴモラに使用して眠らせたが、6時間より早く目を覚ましてしまった。希少な兵器で、ムラマツはNY支部に追加の麻酔弾を発注したが、在庫切れと回答された。
- スパーク8
- イデ隊員の発明した新兵器で、銃身に装着したアタッチメントから強力な光弾を連射する。巨大怪獣の体を粉砕するほどの破壊力がある。再生ドラコ、ジェロニモンを撃破した。
- 無重力弾
- 第39話に登場。岩本博士が試作した強力爆弾で、初代ウルトラマンを倒した程の宇宙恐竜ゼットンを空中に浮かせて爆発させた。文献ではペンシル爆弾と表記されていることが多い。
- スパイダーショット
- イデ隊員が開発し、主にアラシ隊員が装備している大型熱線銃。銃の後部上面にセレクターがあり、熱線、リング状光線、火炎の3種類を発射する。動力は超小型原子炉で、カートリッジ式で交換できるとの設定がある(本編未登場)。火炎放射でスフランのツタを焼き切り、熱線でミイラ人間を倒した。ホシノ少年が無断で持ち出し、熱線でネロンガの片眼を潰した。
- 水素注入機
- 第34話に登場。スカイドンを大気圏外へ飛ばすためにスパイダーショットで打ち込まれた弾頭。チューブで水素ガス供給車に繋がっている。
- マルス133
- イデ隊員が2丁開発した小型強力光線銃で、第16話で初登場した。マルス(Mars、火星)の名の通り、理論上スペシウム光線と同じ威力を持ち、バルタン星人(2代目)の小型分身を撃墜したり、ゴモラの尻尾を切断したり、ゼットン星人を銃撃して倒すなど、スパイダーショットに次ぐ主力火器として活躍した。しかし、ゼットンには全く無効だった。
- マッドバズーカ
- 第21話でホシノ少年の「相手の泣き所(弱点)を一発で」という言葉をヒントにイデ隊員が開発し、ケムラーを倒した。第29話では、強い光を放つコロナ弾で光に弱いゴルドンにダメージを与えた。
- QXガン
- 第36話に登場イデ隊員が4年かけて開発したもので、QXとはQuickly eXtinguish(急速消滅)の略。怪獣の脳細胞を一撃で破壊する特殊な火器。ザラガスに使ったが倒すには至らなかった。
- ニードルS80
- 第38話に登場。イデ隊員が開発した新型携行火器で、スパイダーショットの10倍の威力を持つ。Q星でキーラに対して用いられたが、無効だった。プロットは後に黒と赤にリペイントされた上でウルトラ警備隊のエンブレムが施され、『ウルトラセブン』の「エレクトロHガン」に流用された。
- 名称不明の重火器
- 本体と銃架に分割して携行する。ジャミラに使ったが、効果は不明。
- ナパーム手榴弾
- 第8話に登場。ハヤタ隊員とムラマツキャップが使い、2発でマグラーを倒した。
- バリヤーマシーン
- 第12話に登場。イデ隊員が開発したバリヤー発生装置で、この装置を背負った者をバリヤーが覆って怪獣の光線を防ぐが、物理的攻撃は防げない。アラシ隊員が使用してドドンゴの怪光線に効果を発揮したが、光線で飛び散った岩の破片には効果が無く、アラシは負傷した。パーソナル・バリヤーという名称で紹介している文献もある。
- パンスペースインタープリター
- 第16話に登場。イデ隊員開発の全宇宙語翻訳機で、バルタン星人(2代目)から科特隊本部への通信の翻訳で初めて実戦投入された(124875回路に接続)。これを発展させたという設定で『ウルトラマンメビウス』に同名の装置が登場している。
- 流星型のクナイ(正式名称不明)
- 第2話でハヤタ隊員がバルタン星人に対して使用したが効果は無かった。隊員服の襟足のところに掛けてある。この話しか使用回がなく他の隊員も所持しているかは不明。
- エンブレム型のマーカー(正式名称不明)
- 科特隊のエンブレムを模したマーカー。木や壁に貼ることで、他の隊員にルートを指示する。第10話でイデ隊員が使用。
[編集] 航空機
- ジェットビートル
- 全長:18.5m 全幅:13.8m 重量:25t 最高速度:マッハ2.2 乗員:6名
- 岩本博士が開発した科特隊の主力戦闘攻撃機で、主兵装は機首のビーム砲や翼端のロケット弾ランチャー(ミサイルランチャーという表記もある)で、地上に斜めに着陸して攻撃することも可能で、第35話でシーボーズを攻撃した。さらに、機体下面に多弾装ロケットランチャーや各種爆弾などの様々な兵器を装備し、第25話では強力乾燥ミサイルでギガスを倒した。コクピットにある銃架にマルス133やQXガンを装着して使うこともある。また、特殊潜航艇S号やオートジャイロ、ベルシダーなど他の装備、さらに怪獣の輸送にも用いられる。劇中には主にS111・S115・117・118(後者2機はS無し)の4機が使われ、最大で同時に同型3機が登場している。
- 当初は、ラゴンやアントラー・ギャンゴに撃墜・破壊された事もあったが歴代の防衛組織の主力機の中でもかなり堅牢な機体。ガマクジラやテレスドンの攻撃の直撃を受けながら緊急着陸に成功した他、防衛隊のF-4戦闘機隊を一撃で撃破するメフィラス円盤の攻撃の直撃を受けながら、ものともせず跳ね返しつつ、急降下攻撃を続けるタフさを見せている。
- 名称の綴りは「JET VTOL」。(これは名前の通り機体下面に内蔵されたロケットエンジンで垂直離着陸が可能であることから放送終了後かなり後年になって付けられたもので本編本放送当時は特にこういった綴りは無かった。従って名称の本来の由来は不明。)『ウルトラマンメビウス』第24話でウルトラホーク1号、3号と共に飛行する場面がある。
- 撮影用模型は、郡司模型製作所によって、ブリキの叩き出しで制作されており、同製作所が担当した、映画『妖星ゴラス』(1962年、東宝)に登場した「国連VTOL機」のミニチュアと同じ叩き出し用の木型が使われている。この「国連VTOL機」とは外見はほぼ同じだが、翼端がロケット弾ランチャー仕様なことやカラーリングが異なり、両者は別々のミニチュアである。撮影話数が進むにつれ、破損と修理が相次いだため、数多くのモデルが新たに制作されている。少なくとも3種類以上のサイズの物があり、場面によって使い分けられていた他、金属製と木製の物があった。
- 宇宙ビートル
- ジェットビートル117号の主翼端に岩本博士が設計したハイドロジェネレートサブロケット(核パルス推進ロケットの一種)を装備したもので、第16話で初登場した。第18話ではハヤタ隊員が単身乗り込んだが、ザラブ星人に侵入され地球へ墜落した。
- 小型ビートル(通称三角ビートル)
- 全長:15.5m 全幅:10.5m 重量:17t 最高速度:マッハ1.5 乗員:2名
- ジェットビートルと同じく岩本博士が開発し、コクピットに銃架を備えた支援機で、主に偵察に使われる。劇中ではジェットビートルと区別なく単に「ビートル」と呼ばれる。動力はロケットエンジンで、武装はビーム砲とロケット弾。また、本部基地からの遠隔操縦が可能で、第16話で金星ロケット「オオトリ」が2段ロケットを点火するまでの間護衛した。ミニチュアは木製。
- 第1話でウルトラマンとの衝突時にハヤタが乗っていた「ビートル」は本機の方。
- この機はVTOL機ではなく短距離離着陸(STOL)機なので、離着陸はかなりの急角度で行う。第21話では後部を下にして、テイルシッター式の垂直離着陸を披露した。
- デザインは成田亨によるもの。ジェットビートルが原型流用された物で不満があったため、デザインしたと晩年コメントしており、非公式にではあるが「ビートル2号」と呼んでいた。
- F-4戦闘機
- NY支部の装備。ジョンスン島にUMG麻酔弾を空輸した。
- 実在の戦闘機で、放送当時の最新鋭機であった。なお、本作の放映時点では航空自衛隊には装備されていなかった。
- しらとり
- 第38話で登場した白黒のツートンカラーの宇宙船で、船内に宇宙タンクを搭載している。
- 出撃シーンは、後に『長篇怪獣映画ウルトラマン』のジェットビートルの出撃シーンに流用された。
[編集] 車両・潜航艇
ミニチュア制作は郡司模型製作所。
- 科特隊専用車
- 全長:4.9m 全幅:1.2m 重量:1.6t 最高速度:時速190キロ 乗員:5名
- 日本支部で使用されている車輌。後のウルトラシリーズに登場した車両と異なり、特に武装や特殊機能はないが、通信機は装備されており車体も頑強に出来ている。主にパトロールや基地近隣への移動に使われる。第23話で透明円盤の噴射に巻き込まれて爆発した。
- 自動車は米国シボレー社製コルヴェアを使用。撮影に用いられたのは円谷英二監督の愛車で、これに科特隊のステッカーを貼付けて撮影に用いられた[41]。
- ベルシダー
- 全長:7m 全幅:1.2m 重量:1.6t 最高時速:20km(地中) 乗員:3名
- 第29話で登場した、削岩用ドリルを装備したイデ隊員開発の試作地底戦車。ビーム砲と地底魚雷が武器。
- デザインは池谷仙克で、円谷プロではこれが初仕事となった。このデザインについて、円谷英二監督から安定感がないと叱られたという。設定画ではS号と同様にジェットビートルの胴体下面に吊下して空輸される。本編ではベルシダーと呼称されているが、資料ではペルシダーと記載されることが多い。
- 宇宙タンクSL77
- スペースタンクとも。第38話で登場した万能タンク。キャビンが2台の装軌式台車で支えられており、キャビン内に装備したSNKミサイルでサイゴを倒した。
- 特殊潜航艇S号
- 全長:9m 全幅:2.4m 重量:40t 最高速度:20ノット 乗員:5名
- 水中ジェットで推進する小型潜水艇で、音波探知機(ソナー)、水中カメラ等を装備し、武器は魚雷。ジェットビートルの胴体下面に吊下して空輸される際はセイルが艇体に収納される。劇中にはS16(第1話)、S21(第10話)、S25(第24話)の3隻が登場した。
[編集] 防衛隊(軍)および自衛隊
本作には科特隊とは別に、通常の防衛組織が怪獣や宇宙人との戦闘に参加している。その呼称は防衛隊(軍)とされたり自衛隊とされたりしているが、明確な区別はない。
防衛隊(軍)は第2・11・15話に登場した。戦力としては放映当時の自衛隊が装備していた61式戦車、M4中戦車の他、火炎放射戦車、メーサー殺獣光線車、熱線砲車などがある。この熱線砲車は『怪獣大戦争』(1965年、東宝)に登場したAサイクル光線車の本体から拡声器と照明塔を外したもので、その牽引車に本体から外した照明塔をつけて改造した照明車も、『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(1966年、東宝)で使われた後、第15話で使用され、ガヴァドンを包囲する戦車群の中に見られる。メーサー殺獣光線車は、第11話でギャンゴへの攻撃に向かう姿が確認できるが、その後の戦闘シーンは描かれなかった。第2話ではバルタン星人に対し、核ミサイル「はげたか」を都心で二発使用したが、小爆発を起こしただけでほとんど効果がなかった。
自衛隊は第4・26・27・34・39話に登場した。第4話で海上自衛隊がイデ隊員の提案でラゴンに音楽を聞かせ、第26・27話で伊丹市に駐屯している陸上自衛隊がゴモラを攻撃し、第34話では科特隊が怪獣風船化作戦で浮かび上がらせたスカイドンを航空自衛隊のF-86戦闘機が誤って撃墜してしまった。航空自衛隊は第39話にも登場し、精鋭パイロットからなる戦闘機編隊がゼットン星人の円盤群迎撃のために出動して一部を撃墜したが、逆襲を受けて全滅した。このシーンに登場した戦闘機はF-104タイプだが、実在しない航空機だった。
上記以外にも防衛組織が敵を攻撃する場面のある話は多く存在する(第3・9・17 - 19・21・23・31 - 33話)。だがそれらの多くでは、その組織が防衛隊、自衛隊、あるいは機動隊のいずれに属するのかについて触れられていない。
[編集] 写真集
[編集] 音楽
[編集] オープニングテーマ
- 「ウルトラマンの歌」
- 主題歌の売上はミリオンセラーを記録した[42]。なお、作中では3種類の音源が使われている。
- Aタイプ(第1話、7話)
- 市販の音源には原則としてこのタイプのフルサイズが収録される(「ウルトラ作戦第一号」は制作第5話、「バラージの青い石」は制作第4話と、ダビング時期が近接している)。
- Bタイプ(第2 - 6話、第8 - 30話)
- 3種類の内最初に録音されたもので、みすず児童合唱団の編成と歌詞の最後の部分の歌い方がAタイプと異なる。
- Cタイプ(第31 - 39話)
- 劇中音楽の追加に合わせて録音されたもの。このタイプのみコーロ・ステルラは歌っておらず、放送用のTVサイズしか存在しない。歌詞の最後の部分の歌い方はAタイプと同様。
- 海外版(海外作詞者及び歌手不詳)
- Aタイプの音源を海外で使用したバージョン。
[編集] 挿入歌
- 「特捜隊の歌」
-
- 作詞:東京一 / 作曲:宮内國郎 / 歌:みすず児童合唱団、コーロ・ステルラ
- 主旋律をアレンジした「科特隊マーチ」(科特隊のテーマ)が出動シーンなどで頻繁に使われる。本曲自体も第3話や第4話にごく短く編集された形で使われる。
- 「進め! ウルトラマン」
-
- 作詞:東京一 / 作曲:宮内國郎 / 歌:みすず児童合唱団、コーロ・ステルラ
- 主題歌の候補としては長調、短調の2曲が作られた。長調の曲が主題歌として採用され、短調の曲が挿入歌「進め! ウルトラマン」となった。アレンジ曲「勝利」(M-5、別題「激闘! ウルトラマン」)が第18話からウルトラマンの戦闘シーンで使われるようになり、カラオケは後に『ウルトラファイト』のタイトル部分に使われる[44]。
- 後年公開されたNG版では、一部歌詞の違いを確認できる。
[編集] BGM
本作の音楽は、前作『ウルトラQ』に引き続き宮内國郎が担当した。メインタイトル映像の内『ウルトラQ』のロゴを使った部分の曲は、『ウルトラQ』のメインタイトル曲(M-1T2)に本作オリジナルの曲(タイトルT6)を被せたものである。第1話のハヤタ隊員とウルトラマンの出会いのシーンに『ウルトラQ』第28話「あけてくれ!」用の音楽が選曲されるなど、過去に宮内の書いた東宝特撮映画『ガス人間第一号』や『ウルトラQ』、『快獣ブースカ』の楽曲が流用されることも多い。
『ウルトラマン』自体の汎用BGM録音は3回行われた。「特捜隊のテーマ」など一部の曲は主題歌録音と同時にステレオで録音されたが、モノラルのコピーしか残存していない。また、実相寺昭雄が監督した第14・15・23話では追加録音が行われ、これらの楽曲は他のエピソードでも使用される。追加録音は最終回の第39話でも行われたが、これらの追加録音曲はいずれもテープの所在が確認されていない。
[編集] 放映リスト
※各怪獣の詳細はウルトラマンの登場怪獣を参照。
| 放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪獣・宇宙人 | 監督 | 特技監督 | 脚本 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1966年7月17日 | 1 | ウルトラ作戦第一号 | 宇宙怪獣ベムラー | 円谷一 | 高野宏一 | 関沢新一 金城哲夫 |
| 1966年7月24日 | 2 | 侵略者を撃て | 宇宙忍者バルタン星人 | 飯島敏宏 | 的場徹 | 千束北男 |
| 1966年7月31日 | 3 | 科特隊出撃せよ | 透明怪獣ネロンガ | 山田正弘 | ||
| 1966年8月7日 | 4 | 大爆発五秒前 | 海底原人ラゴン | 野長瀬三摩地 | 高野宏一 | 南川竜 |
| 1966年8月14日 | 5 | ミロガンダの秘密 | 怪奇植物グリーンモンス | 飯島敏宏 | 的場徹 | 藤川桂介 |
| 1966年8月21日 | 6 | 沿岸警備命令 | 海獣ゲスラ | 野長瀬三摩地 | 高野宏一 | 山田正弘 |
| 1966年8月28日 | 7 | バラージの青い石 | 磁力怪獣アントラー | 南川竜 金城哲夫 |
||
| 1966年9月4日 | 8 | 怪獣無法地帯 | どくろ怪獣レッドキング 有翼怪獣チャンドラー 地底怪獣マグラー 友好珍獣ピグモン 怪奇植物スフラン |
円谷一 | 金城哲夫 上原正三 |
|
| 1966年9月11日 | 9 | 電光石火作戦 | ウラン怪獣ガボラ | 野長瀬三摩地 | 山田正弘 | |
| 1966年9月18日 | 10 | 謎の恐竜基地 | えりまき怪獣ジラース | 満田かずほ | 金城哲夫 | |
| 1966年9月25日 | 11 | 宇宙から来た暴れん坊 | 脳波怪獣ギャンゴ | 宮田達男 | ||
| 1966年10月2日 | 12 | ミイラの叫び | ミイラ怪獣ドドンゴ ミイラ怪人ミイラ人間 |
円谷一 | 藤川桂介 | |
| 1966年10月9日 | 13 | オイルSOS | 油獣ペスター | 金城哲夫 (原案:上原正三(ノンクレジット)) |
||
| 1966年10月16日 | 14 | 真珠貝防衛指令 | 汐吹き怪獣ガマクジラ | 実相寺昭雄 | 高野宏一 | 佐々木守 |
| 1966年10月23日 | 15 | 恐怖の宇宙線 | 二次元怪獣ガヴァドン | |||
| 1966年10月30日 | 16 | 科特隊宇宙へ | 宇宙忍者バルタン星人(二代目) | 飯島敏宏 | 千束北男 | |
| 1966年11月6日 | 17 | 無限へのパスポート | 四次元怪獣ブルトン | 藤川桂介 | ||
| 1966年11月13日 | 18 | 遊星から来た兄弟 | 凶悪宇宙人ザラブ星人 にせウルトラマン |
野長瀬三摩地 | 南川竜 金城哲夫 |
|
| 1966年11月20日 | 19 | 悪魔はふたたび | 赤色火焔怪獣バニラ 青色発泡怪獣アボラス |
山田正弘 南川竜 |
||
| 1966年11月27日 | 20 | 恐怖のルート87 | 高原竜ヒドラ | 樋口祐三 | 金城哲夫 | |
| 1966年12月4日 | 21 | 噴煙突破せよ | 毒ガス怪獣ケムラー | 海堂太郎 | ||
| 1966年12月11日 | 22 | 地上破壊工作 | 地底怪獣テレスドン 凶悪地底怪人地底人 |
実相寺昭雄 | 実相寺昭雄 | |
| 1966年12月18日 | 23 | 故郷は地球 | 棲星怪獣ジャミラ | 佐々木守 | ||
| 1966年12月25日 | 24 | 海底科学基地 | 深海怪獣グビラ | 飯島敏宏 | 藤川桂介 | |
| 1967年1月1日 | 25 | 怪彗星ツイフォン | 冷凍怪獣ギガス 彗星怪獣ドラコ どくろ怪獣レッドキング(二代目) |
若槻文三 | ||
| 1967年1月8日 | 26 | 怪獣殿下 前篇 | 怪奇植物スフラン 古代怪獣ゴモラ |
円谷一 | 金城哲夫 若槻文三 |
|
| 1967年1月15日 | 27 | 怪獣殿下 後篇[45] | 古代怪獣ゴモラ | |||
| 1967年1月22日 | 28 | 人間標本5・6 | 三面怪人ダダ | 野長瀬三摩地 | 山田正弘 | |
| 1967年1月29日 | 29 | 地底への挑戦 | 黄金怪獣ゴルドン | 南川竜 金城哲夫 |
||
| 1967年2月5日 | 30 | まぼろしの雪山 | 伝説怪獣ウー | 樋口祐三 | 金城哲夫 | |
| 1967年2月12日 | 31 | 来たのは誰だ | 吸血植物ケロニア | 海堂太郎 | ||
| 1967年2月19日 | 32 | 果てしなき逆襲 | 灼熱怪獣ザンボラー | 鈴木俊継 | 藤川桂介 | |
| 1967年2月26日 | 33 | 禁じられた言葉 | 悪質宇宙人メフィラス星人 宇宙忍者バルタン星人(三代目) 凶悪宇宙人ザラブ星人(二代目) 誘拐怪人ケムール人(二代目) 巨人 巨大フジ隊員 |
金城哲夫 | ||
| 1967年3月5日 | 34 | 空の贈り物 | メガトン怪獣スカイドン | 実相寺昭雄 | 佐々木守 | |
| 1967年3月12日 | 35 | 怪獣墓場 | 亡霊怪獣シーボーズ | |||
| 1967年3月19日 | 36 | 射つな! アラシ | 変身怪獣ザラガス | 満田かずほ | 山田正弘 | |
| 1967年3月26日 | 37 | 小さな英雄 | 怪獣酋長ジェロニモン 友好珍獣ピグモン(再生) 彗星怪獣再生ドラコ(再生) 地底怪獣再生テレスドン(再生) |
有川貞昌 | 金城哲夫 | |
| 1967年4月2日 | 38 | 宇宙船救助命令 | 光熱怪獣キーラ 砂地獄怪獣サイゴ |
円谷一 | 上原正三 | |
| 1967年4月9日 | 39 | さらばウルトラマン | 宇宙恐竜ゼットン 変身怪人ゼットン星人 ゾフィー |
高野宏一 | 金城哲夫 | |
[編集] 登場人物・出演者
[編集] レギュラー・準レギュラー
- ムラマツ隊長:小林昭二
- ハヤタ隊員:黒部進
- アラシ隊員:石井伊吉
- イデ隊員:二瓶正也
- フジ・アキコ隊員:桜井浩子
- ホシノ・イサム少年:津沢彰秀(第1 - 4・6・9・11・16 - 18・21・24・25話) ※第5話はクレジットのみ
- 岩本博士:平田昭彦(第5・12・13・16・25・39話)/森塚敏(第36話)[46]
- ナレーター:石坂浩二(第1 - 19話)、浦野光(第20 - 39話)
[編集] ゲスト出演者
- 防衛隊・科学特捜隊
- 科学者
- 山田博士(第5話):笹川恵三:オイリス島調査団長。
- 松尾博士(第5話):奥野匡:オイリス島調査団員。
- 中村博士(第10話):森幹太:モンスター博士。
- 二階堂教授(第10話):灰地順:15年前にネス湖で行方不明になったとされている恐竜学者。
- 山本博士(第11話):朝香春彦:科学センター所属。
- 毛利博士(第16話):池田忠夫:金星ロケット・オオトリの開発者。バルタン星人(2代目)に体を乗っ取られる。
- 川口博士(第17話):舟橋元:川口熱線研究所所長。
- 福井一郎博士(第17話):永井秀明:イエスタデイからもう一つの隕石を預かっていた人物。
- モリタ博士(第18話):土屋嘉男:科学センター所属。
- 福山博士(第19・22話):福田善之:福田研究所に所属している宇宙考古学の権威[48]。
- 石岡博士(第19話):相沢治夫:鉱物試験所所属。
- 山川博士(第24話):可知靖之:科学センター所属。
- 中谷教授(第26・27話):富田浩太郎:阪神大学教授。ジョンスン島学術調査隊隊長。
- 二宮博士(第31話):中山昭二:植物学者。恩師はケロニアの発見者である後藤次郎博士。
- ヤマモト博士(第33話):伊藤久哉:科学センター所属。
- 権田博士(第37話):浅野進治郎:東西大学教授。イルカの言語研究の第一人者。通称「イルカ博士」。
- その他の重要な役
- 浜口節子(第5話):若林映子:オイリス島探検隊に参加した女性カメラマン。
- チャータム(第7話):弓恵子:古代の町バラージに住む超能力を持つ謎の女性。
- 松井所員(第8話):松本朝夫:ピグモンに助けられた多々良島測候所員。
- 鬼田(第11話):山本廉:隕石を怪獣ギャンゴに変えた悪人。
- ムシバ(第15話):川田勝明:ガヴァドンの落書きをした少年
- ムトウ・アキラ(第20話):榊原秀春:ヒドラの出現を警告する少年
- 地底人X(第22話):フランツ・グルーベル:地底人のリーダー
- 鈴木治 / 怪獣殿下(第26・27話):稲吉千春:ベーターカプセルを拾いハヤタへ届ける少年。
- 秋川叶子(第28話):田原久子:中央宇宙原子力研究所女性技官。
- ゆき(第30話):富永幸子:村人に「雪ん子」と呼ばれる少女。
- フジ・サトル(第33話):川田勝明:メフィラス星人に拉致されたフジ隊員の弟。
- 月ロケットセンター所長:永井秀明:ウルトラマンロケットの開発者。
- 端役
- 埼玉県警警邏隊巡査(第1話):久仁博士、渡辺晃三
- 城のガイド(第3話):林家珍平
- ミチコ(第4話):近藤美智子
- 巡視船見張員(第4話):大塚周夫
- 小林次郎(第5話):山中紘:オイリス島調査団の記者
- 山田博士の助手(第5話):槇みちる
- 中島三郎(ダイヤモンドキック)(第6話):伊藤久哉:宝石密輸犯
- 中島の相棒 (第6話):長谷川弘
- 斧山船員(第6話):柳谷寛
- チロ(第6話):中島洋
- ノブコ(第6話):飯田有子
- 港湾事務所員(第6話):鹿島信哉、渡辺晃三
- 神奈川県警巡査(第6話):加藤茂雄
- バラージの民(第7話):安芸津広、牧よし子
- 高原少年団・団長補佐(第9話):佐藤英明(武)、山村哲夫(敏男)
- 高原少年団・団長(第9話):今井和夫
- 土木作業現場主任(第9話):池田忠夫
- 久保友子(第10話):谷育子:少年グラフ記者
- 林一郎(第10話):岡村春彦:少年グラフカメラマン
- 釣り人(第10話):西條康彦(林)、中山豊(新田)
- 北山湖の釣り人(第10話):高野宏一 ※ノンクレジット
- ホテルのボーイ(第10話):古谷敏 ※ノンクレジット
- 山本博士の助手・緑(第11話):南不二子
- 「石」の能力を試す新聞記者(第11話):青島幸男
- 水着撮影のカメラマン(第11話):鈴木和夫
- 科学センター警備員(第12話):稲吉靖(原田)、奥村公延(森)
- 広川(第13話):梅津栄:ペスターを目撃する酔っ払い
- タンクローリーの運転手(第13話):野本礼三
- 神奈川県警刑事(第13話):生井健夫、宮川洋一
- 製油所所長(第13話):近衛敏明
- 宝石店店主(第14話):矢野宣
- 真珠貝運搬トラック運転手(第14話):樋浦勉
- 運転手の助手(第14話):寺田農
- タカシ(第15話):内野惣次郎:ムシバの友人
- ゼロ戦(第15話):金子吉延:ムシバの友人
- 土管の持主(第15話):原保美
- 新聞記者(第16話):堤康久
- イエスタデイ(第17話):ハンス・ホルネス:バローン砂漠から隕石を持ち帰った探検家
- 藤井洋子(第17話):那須ますみ:イエスタデイの秘書
- 脳外科医師・村木(第18話):森山周一郎
- 宇宙局局員(第18話):勝部義夫、住吉正博
- 鉱物試験所所員(第19話):塚田正昭
- 大室公園の警備員(第20話):金井大
- あけぼの少年ホーム職員(第20話):北川恭子
- 高原レストハウス支配人(第21話):大塚周夫
- 地震研究所所員(第21話):山中紘
- アキラ(第23話):吉野謙二郎:鳩を逃がす少年
- 吉村総裁(第24話):高橋正夫
- ジェニー・チルダー(第24話):エルビラ・フビ
- ウィリアム・チルダー(ジェニーの父)(第24話):ハロルド・コンウェイ
- ター坊(第25話):宮本智弘:宇宙服を着込んだ少年
- ター坊の父ちゃん(第25話):中島春雄
- 鈴木三平(第26・27話):宮田洋容:治の父親
- 鈴木リエ子(第26・27話):布地由紀江:治の母親
- 吉村巡査(第27話):緒方燐作:治を大阪城へ連れて行く警官
- 宇宙線研究所所員(第28話):鈴木泰明
- 大田山炭鉱夫・秋田(第29話):佐田豊
- 山本(第29話):大村千吉:金に取りつかれる炭鉱夫
- 町村(第30話):山本廉:ベテランのハンター
- 秋田(第30話):近衛敏明:ロッジ支配人
- ロッジの客(第30話):高野宏一 ※ノンクレジット
- 宮の森工事現場主任(第32話):伊藤実
- 警官隊隊長(第33話):中島春雄
- 月ロケットセンター所員(第35話):奥野匡、田村奈巳
- 怪獣供養の住職(第35話):石川隆昭
- 怪獣供養の僧侶(第35話):中野稔 ※ノンクレジット
- デパート支配人(第37話):金井大
- 少年(第37話):近藤美智子
- 警官(第37話):中山豊、鈴木和夫
- 宇宙局局員(第38話):北原隆
- 宇宙ステーションV2乗員・吉野(第38話):灰地順
[編集] 声の出演
※全てノンクレジット
- ウルトラマン:中曽根雅夫(戦闘時)、近藤久(第1・39話)、石坂浩二(第15話)、浦野光(第33話)
- バルタン星人:西田昭市(第16話)
- ザラブ星人(第18話):青野武
- 地底人X(第22話):矢田耕司
- アラン隊員(第23話):上田敏也
- ダダ271号(第28話):鈴木泰明
- ケロニア(第31話):桐野洋雄
- メフィラス星人(第33話):加藤精三
- 怪獣翻訳機による再生ピグモン(第37話):小宮山清
- コンピューター(第38話):浦野光
- アーサー船長(第38話):森山周一郎
- ゾフィー(第39話):浦野光
[編集] スーツアクター
- 古谷敏(ウルトラマン、第39話:ゾフィー)
- 怪獣・宇宙人
- 荒垣輝雄(第1話:ベムラー、第6話:ゲスラ、第7話:アントラー、第8話:レッドキング、第11話:ギャンゴ、第12話:ドドンゴ、第13話:ペスター、第14話:ガマクジラ、第15話:ガヴァドン、第17話:ブルトン、第20話:ヒドラ、第23話:ジャミラ、第24話:グビラ、第37話:ジェロニモン、第39話:ゼットン)
- 佐藤武志(第2話:バルタン星人)
- 中島春雄(第3話:ネロンガ、第9話:ガボラ、第10話:ジラース、第38話:キーラ)
- 泉梅之助(第4話:ラゴン、第8話:マグラー)
- 中村晴吉(第5話:グリーンモンス、第19話:アボラス)
- 清野幸弘(第8話:チャンドラー、第12話:ドドンゴ、第13話:ペスター、第37話:再生テレスドン)※第37話のクレジットは清野弘幸
- 藤田修治(第8話:ピグモン)
- 満月英世(第12話:ミイラ人間)
- 飛鋪正直(第16話:バルタン星人(二代目))
- 青野武(第18話:ザラブ星人)
- 池田文夫(第18話:にせウルトラマン、第25話:ドラコ)
- 田尻康博(第19話:バニラ)
- 鈴木邦夫(第19話:アボラス(一部)、第21話:ケムラー、第22話:テレスドン、第25話:レッドキング(二代目)、第26・27話:ゴモラ、第28話:ダダ・第30話:ウー、第32話:ザンボラー、第35話:シーボーズ、第36話:ザラガス)
- 南明(第25話:ギガス)
- 渡辺白洋児(第33話:バルタン星人(三代目))
- 三山登士(第33話:ケムール人(二代目))
- 扇幸二(第29話:ゴルドン、第31話:ケロニア、第33話:メフィラス星人)
- 松島映一(第34話:スカイドン、第37話:再生ドラコ、第38話:サイゴ)
- 小宅雅裕(第37話:再生ピグモン)
※ザラブ星人(二代目)、ゼットン星人は不明。
[編集] スタッフ
- 監修:円谷英二
- 制作:市川利明(第1 - 13話)、末安昌美(第14 - 39話)
- 第18話以降、プロデューサーと表示。
- 脚本:金城哲夫、千束北男(飯島敏宏)、山田正弘、南川竜(野長瀬三摩地)、藤川桂介、佐々木守(第22話は名義のみ)、海堂太郎(樋口祐三)、若槻文三、上原正三、関沢新一、宮田達男
- 本編
- 特殊技術
- 高野宏一(第12・13話は名義のみ)、的場徹、有川貞昌
- 撮影:高野宏一、佐川和夫、森喜弘、鈴木清
- 照明:小林哲也、原勲
- 美術:成田亨(第26話以降、怪獣デザインと表示)、深田達郎、大瀬賢一(第26話 - )、池谷仙克
- 怪獣・怪獣ミニチュア制作:高山良策、佐々木明(第2・3・9・16話)、エキスプロダクション(第8(スフラン)・20・25(ギガス)・29・30話)、開米栄三、東宝特殊美術部(第5・10話)、円谷プロ特殊美術スタッフ
- メカニック制作:郡司模型製作所
- 光学撮影:中野稔、川北紘一(タイトルバック合成、変身シーン)
- 助監督:鈴木俊継、山本正孝、大木淳
- 制作著作:TBS、円谷プロダクション
[編集] 関連番組
「ウルトラマン前夜祭 ウルトラマン誕生」(TBS、1966年7月10日放送)
- 概要
- 本作放送以前に杉並公会堂で行われたイベントの中継録画番組。当初『ウルトラQ』の第20話として、5月15日に放映が予定されていた「あけてくれ!」は、「怪獣が登場しないうえに内容が難解」という理由で、4月末頃に本放送見送りの処置が下された。つまり『ウルトラマン』のスタートは7月10日に繰り上がる事になったのである。にもかかわらず、放映第1話の特撮班が6月に入って漸くクランクインという撮影スケジュールの遅れ[49]を危惧したTBSの栫井巍プロデューサーが、一週間の時間稼ぎにと急遽企画したものだった。なお「ウルトラ作戦第一号」の完成品フィルムがTBSに納品されたのは7月13日であり、栫井の判断は正しかったと言える。最終スケジュール日程は、7月6日に技術スタッフの打ち合わせ、翌7日と8日にリハーサル、9日の午後1時より開演となった。本番では演出用の豚が暴走したり、視界が悪いマスクのためにウルトラマンがつまずいてしまったりと、トラブルが続出した。アントラーのぬいぐるみが前後逆になるというミスも生じていた。そうした状況を恥じたTBSの担当ディレクター・実相寺昭雄は、演出家のテロップを独断で抜いてしまった。なお数々のトラブルはオンエア時に編集でカットされ、完成していた第3話のハイライトシーンが加えられた。結局放送では30%近い高視聴率をマークし、実相寺監督はお咎め無しで済んだという。カラー放送だったと伝えられるが、現在映像ソフトとして公開されているのはキネコ収録によるモノクロ映像のみである。
[編集] スタッフ
- 演出:樋口祐三、実相寺昭雄
- 構成:金城哲夫
[編集] 出演
- 円谷英二(本人)
- 田中明夫(ニセ円谷英二 / モンスター博士)
- ナンセンストリオ(泥棒)
- 伊藤素道とリリオリズムエアーズ(「ウルトラマンの歌」・「特捜隊の歌」を歌う)
- 科特隊メンバーとホシノイサム
- 古谷敏(ウルトラマン)
[編集] 劇場版
- 1967年『長篇怪獣映画ウルトラマン』
- テレビシリーズ第1話、第8話、第26話、第27話を再編集して作られた。
- 1979年『実相寺昭雄監督作品ウルトラマン』
- テレビシリーズの再編集。
- 1979年『ウルトラマン怪獣大決戦』
- テレビシリーズの再編集。
- 1989年『ウルトラマン 恐怖のルート87』
- 第20話。『ウルトラマンUSA』と同時上映。
- 1996年『甦れ!ウルトラマン』
- 『ウルトラマンワンダフルワールド』内の1つであり、『ウルトラマンゼアス』『ウルトラマンカンパニー』と同時上映。テレビシリーズの映像を再編集し、新録のセリフを被せたオリジナルストーリー。
[編集] 漫画版
- ぼくら 1966年8月号 - 1967年9月号 全14話 一峰大二
- ネロンガの巻
- グリーンモンスの巻
- 怪獣ギャンゴの巻
- あぶら怪獣ペスターの巻
- バルタン星人の巻
- 怪獣アボラスの巻
- 怪獣ゴモラの巻
- 三大怪獣の巻
- 怪獣ケムラーの巻
- 怪獣スカイドンの巻
- サイボーグ恐竜の巻
- 怪獣ヤマトンの巻
- 怪獣ゴルダーの巻
- 怪獣ウェットンの巻
- 週刊少年マガジン 1966年 - 1967年 楳図かずお
- バルタン星人の巻
- なぞの恐竜基地の巻
- ミイラ怪獣ドドンゴの巻
- 怪すい星ツイフォンの巻
- メフィラス星人の巻
- 現代コミクス
- ネロンガの巻 1966年11月創刊号 井上英沖
- バルタン星人の巻 1966年11月創刊号 井上英沖
- エリまき大怪獣ジラースの巻 1966年12月号 井上英沖
- ギャンゴの巻 1966年12月号 井上英沖
- ミイラ怪獣ドドンゴの巻 1967年1月号 井上英沖
- ガボラの巻 1967年1月号 井上英沖
- ベムラーの巻 1967年別冊2号「ウルトラマン」岸本修
- グリーンモンスの巻 1967年別冊2号「ウルトラマン」岸本修
- ペスターの巻 1967年2月号 井上英沖
- 新バルタン星人の巻 1967年2月号 井上英沖
- アボラス・バニラの巻 1967年3月号 井上英沖
- ヒドラの巻 1967年3月号 井上英沖
- 怪獣無法地帯の巻 1967年4月号 井上英沖
- ガバドンの巻 1967年4月号 加来あきら
- 怪彗星ツイフォン 1967年4月号増刊「ウルトラマン」 岸本修
- 怪獣殿下 1967年4月号増刊「ウルトラマン」 宮坂栄一
- ケムラーの巻 1967年5月号 井上英沖
- メフィラス星人の巻 1967年5月号 加来あきら
- ジャミラの巻 1967年6月号 井上英沖
- メガトン怪獣登場スカイドンの巻空の贈り物 1967年6月号 井上英沖
- 二大怪獣登場サイゴ,キーラの巻 1967年7月号 井上英沖
- 幽霊怪獣登場シーボーズの巻 1967年7月号 井上英沖
- ダダ星人の巻 1967年8月号 加来あきら
- TBSコミックス
- 怪獣酋長ジェロニモンの巻 1967年11月創刊号 井上英沖
- 黄金怪獣ゴルドンの巻 1967年11月創刊号 井上英沖
- 恐怖の怪獣島 ジャミラの巻 1967年12月号 井上英沖
- ジラースの巻 1967年12月号 井上英沖
- 宇宙の大決斗バルタン星人,アントラーの巻 1968年1月号 井上英沖
- ヒドラ,ザラガスの巻 1968年1月号 井上英沖
- 伝説怪獣ウー 1968年1月増刊号 井上英沖
- 恐怖の爪怪獣ドラコの巻 1968年2月号 井上英沖
- 亡霊怪獣シーボーズ 1968年3月号 井上英沖
- ウラン怪獣ガボラ 1968年4月号 井上英沖
- ドクロ怪獣レッドキング 1968年5月号 井上智
[編集] 小説版
- 怪獣大全集3 怪獣絵物語ウルトラマン
- 金城哲夫著。1967年にノーベル書房より刊行され、2002年に『小説 ウルトラマン』に改題されて筑摩書房より文庫化された。
- 『ウルトラマン』本編のノベライズであり、一部展開に差異がある他、劇中で語られなかった設定なども活かされている。
- ウルトラマン VOL.1 ゴールドラッシュ作戦
- 実相寺昭雄著。1993年に小学館のスーパークエスト文庫より刊行された。
- 地底から現れた怪獣ジグリス、海から現れた怪獣ムンデラーとの、科学特捜隊とウルトラマンの奮闘を描く。
- TV版における時系列は不明だが、作中ではTV版38話に登場した怪獣キーラの存在が語られている。
- ウルトラマン ジャイアント作戦
- 千束北男(飯島敏宏)著。2005年に講談社より刊行された。
- 飯島が脚本を担当した、前述(#NG作品)の「ジャイアント作戦」を原案として書き下ろされた作品。
[編集] 映像ソフト化
- 1980年1月1日に、第1話、第2話、第3話、第8話、第19話、第25話、第26話、第27話、第33話が、東宝ビデオから発売。
- 本編のDVD(デジタルウルトラシリーズ)は1999年12月8日~2000年6月21日に発売。全10巻で9巻まで4話収録だが、10巻のみ3話収録。
[編集] 脚注
- ^ 第二期シリーズ(『帰ってきたウルトラマン』~『ウルトラマンレオ』)の劇中の呼称や当時の学年雑誌より
- ^ 前田は自伝書で、大仁田は『わいわいスポーツ塾』(TBS)でコメントしている。
- ^ 引田惣弥 『全記録 テレビ視聴率50年戦争―そのとき一億人が感動した』 講談社、2004年、4頁、99頁、224頁。ISBN 4062122227
- ^ これは『ウルトラQ』の海外販売の際にTBSがアメリカの商品化権業務の実態を調査した結果、導入されたものである。
- ^ 1983年前半までは、玩具はポピー、プラモデルは「バンダイ模型」が販売。
- ^ a b c 劇中の描写では、本当に命を落としたのかが不明であり、「瀕死の重傷を負った」と解釈された書籍が存在する。
- ^ 近年は玩具などで「ベータカプセル」とする記述が増えている。
- ^ 本話を監督した実相寺昭雄は、後年のNHKBS2の特番によるインタビューで、「(美術に)そういう指示をした憶えはない。」と語っている。
- ^ 『懐かしのヒーローウルトラマン99の謎』(二見書房)
- ^ 本作で怪獣が毒殺されることがなかったのはこれが原因とも言われている。また、第26・27話での関西ロケは武田薬品工業の要請によると言われ、本編ではゴモラが武田本社ビルを破壊している。
- ^ 本作の本放送開始当時、カラー放送が開始されていなかった一部のネット局では、当該局のカラー放送開始までは本放送をモノクロで放送していた。
- ^ 製作主任・守田康司の証言。円谷英二のダメ出しによる撮り直しだけでなく、スタジオと撮影機材のレンタル料も大きな負担になっていたという
- ^ 制作体制の見直しが行われ、『ウルトラセブン』放送までの半年間、東映制作の『キャプテンウルトラ』が放映されることになった
- ^ 現在で言うスピンオフ。ただし初期段階において、桜井浩子の役どころはサコミズ隊員の妹・由起子となっており、女性隊員役には田村奈巳、那須ますみ、豊浦美子などが候補に挙がっていた。
- ^ 講談社『テレビマガジンヒーローグラフィックライブラリー(1) ウルトラマン』より。
- ^ 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、百体怪獣ベリュドラを構成する怪獣の中に、この「ベムラー」が含まれている。
- ^ レッドマンの名称は、本作以後の作品でも企画段階の番組名を他社に商標登録されてしまうのを防ぐためのコードネームとして、円谷特技プロでしばしば用いられるようになった
- ^ テレビヒーローの創造
- ^ 飯島敏宏は無表情なウルトラマンのデザインに反対しており、当初のウルトラマンのスーツでは口が動かせるものにするように指示した。Aタイプマスクの口元に寄っているシワは、その仕掛けの名残である。
- ^ 単行本の表紙には「ジャイアント作戦」の字句が印刷されているが、奥付け等には表記されていない。ただし、図書関係のウェブサイト等では「ジャイアント作戦」まで含まれた記載となっている。
- ^ 映像上の縮尺は厳密なものではなく、場面によって他のものとの対比が変わることがある。
- ^ 作中では間違えてスプーンを出したシーンがある。
- ^ 番組放映当時の資料等には太陽光に含まれるベーター線と記述されていた。
- ^ 実際に渦巻き状のベーター線が出たのは第3話と第10話のみである。
- ^ 直撃しても効かなかったのはアントラー、ケムラー、ケロニア、キーラの4体(バリアで防御・吸収・光線で相殺といったケースを除く)。
- ^ 指揮についていたゾフィー・父・母・キングと、スペシュッシュラ光線の構え(スペシウム光線の逆)をとっていたゼアスを除く。
- ^ ただし、国道4号に設置された青森県立美術館の案内看板に使われているイラストにはカラータイマーを描いている。
- ^ 最終回で、ハヤタはウルトラマンと一体化していた間の記憶がなかったことが判明している。なお、この時のハヤタは、「彼(ウルトラマン)は自分の宇宙船が爆発して自分の星へ帰れなくなった」などと、ハヤタ自身が見ているはずのない事実無根の話題まで語っている。この発言もハヤタが自らの意思で語ったものではなく、ウルトラマンが地球に留まるための言い訳として考えた作り話とも解釈できる。
- ^ デザイン画は存在しないものの、佐々木明の制作した雛形は残されている。
- ^ 漫画家のみうらじゅんは「ウルトラマンの顔は弥勒菩薩の顔を元にしている。」「弥勒菩薩が怪獣と言う名の煩悩と戦い排除する」「スペシウム光線は、角度を変えると仏像のポーズになる」と言う指摘をしているが、成田や制作陣もそれを認めている
- ^ 青柳宇井郎/赤星政尚『懐かしのヒーロー・ウルトラマン99の謎』二見書房、1993年、66-67頁
- ^ 同上
- ^ 第51話では直接姿を見せてはいないものの(過去フィルムでの登場を除く)、帰ってきたウルトラマン=郷秀樹にテレパシーを送っている(声は谷津勲が担当)。
- ^ a b c ハヤタの姿で登場していないが、ハヤタ役の黒部進が声を担当。
- ^ また、『ウルトラマンメビウス』では、宇宙での任務を主目的とするサコミズ・シンゴを隊長とする隊も存在したと設定が追加された。
- ^ 科特隊が独力で退治した・或いは大きなダメージを与える事に成功した怪獣はアントラー、マグラー、ミイラ人間、ペスター、等身大のバルタン星人群、バニラ、ケムラー、ギガス、ゴルドンNo.1、ザラガス、再生テレスドン、再生ドラコ、ジェロニモン、サイゴ、ゼットン星人、ゼットン
- ^ 『帰ってきたウルトラマン』第38話、『ウルトラマンタロウ』第33・34話、『ウルトラマンメビウス』の劇場版と第47話、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』など。
- ^ ムラマツの台詞より。劇中で実際にハヤタを助けた描写はないが、隕石の異変を早くから指摘し、ブルトンを発見するなど事件解決に貢献している。
- ^ 退場理由について、正式に科特隊の養成所に入所したためと説明される場合があるが、これは劇中では説明されない。
- ^ 『ウルトラマンベストブック(ウルトラQ空想特撮シリーズ)』(竹書房)には、岩本博士はかつて『ゴジラ』に登場した山根博士と、『ウルトラQ』に登場した一ノ谷博士の2人に師事していた設定があったという記述がある。
また同書籍では、『快獣ブースカ』物語の舞台であるブースカ横丁は科学特捜隊日本支部の近くにあるとされている。 - ^ ハヤタ役の黒部進は撮影当時自動車運転免許を持っておらず、撮影初日にぶつけてしまったらしい。
- ^ 長田暁二『昭和の童謡アラカルト―戦後編』ぎょうせい、1985年、253頁。ISBN 4324001243
- ^ M1号と同様、現存する初期OP用絵コンテにはペギラと明記されている。
- ^ 『ウルトラマンティガ』第49話では、アレンジ曲を1991年に再録音したものが使われた。こちらは15枚組限定盤「TSUBURAYA PRODUCTION HISTORY OF MUSIC」に収録され、後に『ウルトラマンティガ』のサントラにも収録された。またバンダイのカードゲーム・データカードダスの『大怪獣バトル』の戦闘部分にもこの曲が使われる。
- ^ ゴモラを監視する「対策本部」という設定で大阪タワーが登場した。大阪タワーは、放送当時TBS系列に属していた朝日放送の電波塔である。
- ^ 岩本博士は、シナリオ決定稿の段階で12本のエピソードに登場している(第5・8・12・13・16・18・22・24・25・33・36・39話)。しかし平田昭彦のスケジュールが合わない等の理由で、撮影時には幾つかの回で別の科学者への変更を余儀なくされている(第18話…モリタ博士、第33話…ヤマモト博士)。これ以外の例をみると、第22話に登場する「博士」は劇中で明確な呼称がないものの、演者が福田善之(第19話の福山博士役)であるために、この回の科学者も福山博士だという解釈が一般的になっている。また第24話の科学者は、最終決定稿で山川博士に変更されたものの、登場人物表では岩本博士のままであり、印刷時の混乱した状況が伺える。
- ^ 小説『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』(光文社)では「アラン・ビロッツ」との設定。
- ^ 第22話のみ科学センター所属。
- ^ 飯島敏宏監督によるAブロック3本は、3月下旬にクランクイン→5月下旬にクランクアップ。撮影に丸2ヶ月かかっていた。高山良策の日誌によれば、ベムラーのぬいぐるみを円谷プロに引き渡したのは6月5日。第1話の撮影が終了し、怪獣ギャンゴへの改造を施すべく高山邸にベムラーが戻ってきたのは6月27日。
[編集] 関連項目
- 小説 ウルトラマン - ウルトラマンのメインライター金城哲夫が、当時の脚本を基にして小説化したもの。
- 第一次怪獣ブーム
- 1 E1 m - 長さ(高さ)の比較(様々な構造物の大きさ比較)。記述内容は「40m ウルトラマン(架空の宇宙人)の身長」
- ゴジラ - 本作と同じ円谷英二が関わった映画キャラクターで同作に出演する役者は何かとウルトラシリーズにも出演することが多い。また、第10話に登場するジラースの着ぐるみはゴジラの流用である。
- 特撮
- 成田亨
- 佐々木明 (造形家)
- ぬいぐるみ
- 着ぐるみ
- ウルトラマン一覧
- チャイヨー・プロダクション
- ULTRAMAN - 本作のリメイク的要素を含む。
- 生物彗星WoO
- ウルトラマン商店街
- 三井グリーンランド(熊本県荒尾市。現・グリーンランド)
- ウルトラマンランド
- ウルトラマンスタジアム
- ウルトラマン電車
- 武田薬品 - 初代ウルトラマンのスポンサー
- 大阪タワー
- ABCハウジング(朝日放送系・ABC開発の住宅展示場。初代ウルトラマンが放送されたのと同じ1966年創業で、45周年コラボレーションキャンペーンを実施)
- 実相寺昭雄監督作品ウルトラマン
- ULTRAMAN (漫画) - 本作の続編。
- 仮面ライダー - 国産TVヒーローとして本作とは双璧を成し、対比される。また『ウルトラマンVS仮面ライダー』で共演。
- 白戸家 - ウルトラワイファイ関連のCMに登場。
- アメリカ横断ウルトラクイズ - ウルトラマンにあやかって「ウルトラクイズ」とした
- ウルトラマン単独のゲーム作品
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ウルトラマン
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