相棒の登場人物

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相棒の登場人物(あいぼうのとうじょうじんぶつ)は、テレビ朝日系列でシリーズ化されている刑事ドラマ相棒』に登場する主な架空の人物の一覧である。

登場人物の所属名、役職、階級等は番組公式ウェブサイト(シーズン7最終回時点)および番組オフィシャルガイドブックに従った。また、文中の「S.」や「PS.」は、「Season」「Pre-Season」の略称で、数字はどのシーズンのどの話数であるかを示す。(「S.1-5」であれば「Season1の第5話」、「PS.2」であれば「Pre-Seasonの第2話」の意である)

目次

[編集] 特命係

杉下 右京 - 水谷豊
警視庁組織犯罪対策部特命係・係長[1]。階級は警部補警部[2]
東京大学法学部を卒業後に渡英。帰国後、国家公務員採用I種試験に合格して警察庁に入庁。警視庁刑事部捜査二課に出向し次々に事件を解決するが、切れ過ぎる頭脳と何を考えているのか判らない素振りから「変人」扱いされ、それ故に窓際部署である特命係に追いやられたままである。また、右京の下につく者はことごとく警視庁を去る[3]事から、「人材の墓場」と揶揄される。S.1終了時に一旦、警察庁に戻り、警視庁警察学校教官に異動[4]を命じられるが拒否し、休職してロンドンへ渡る。また、20代後半の3年間、スコットランドヤード(ロンドン警視庁)で研修をしていた事がある (S.1-7)[5]。S.2で特命係復活に伴い復帰し、S.3では免職されかかったが、これも免れている。
から「ただでさえ私生活を明かさない人」と言われている (S.4-16)ようにプライベートが映ることはないが、薫の婚姻届にはたまき共々同意人として署名している。
性格は極めて冷静で理論的。薫に突然手錠を繋がれても平然と受け答えをしたり (S.2-12)、死体を発見しても驚く様子も無く話す (S.1-最終話)など、精神的にも非常に強い。口調は誰に対しても敬語を使って丁寧に接するが、一方で相手に対して思った事をはっきりと口にする場合もある。観察力、洞察力、記憶力が異常なほどに優れ、それを基にした分析能力も非常に高く、時として誰もが疑問に思わないような些細な事までを取っ掛かりにして捜査を開始する。だがその有能さに反して、組織の利害に関係なく犯人を追い詰める妥協を許さない姿勢から、上層部から圧力をかけられることもしばしばある。以上のように普段は冷静沈着で物静かだが、怒りが頂点に達すると声のトーンが変わり激昂する、顔を震わせるなど、激情家の一面も持つ。
服装は三つボタンのシングルスーツ、もしくはスリーピース・スーツで、ベルトは使わずにボタン留のサスペンダーを愛用。
かなりの紅茶[6][7]であり、いつも丁寧に作っては飲んでおり、夜飲まないと眠れないと言っている[8]。苦手なものは梅干し[9]酢豚パイナップル[10]
総じて手先が器用で、携帯電話のメールを打つのが極度に速く (S.4-19)、かなり上手くピアノを弾ける (S.3-15)。運動神経も良く、剣道の腕もかなりのもの (S.5-7)で、護身術にも長けている。ただ、車の運転は必要に迫られた場合に運転するのみで、薫が在職していた時には彼に運転を任せていた[11]拳銃は携帯せず、警察官の義務である射撃訓練すらしないほど嫌っている (S.2-4)。元々は喫煙者であったが、回を重ねるうちに吸わなくなった。
様々な分野に造詣が深く、円周率の暗記やワインに関する知識があるほか、複数の外国語を理解している。また、手話を使ってろう者(聾者)と話す事もできる (S.5-11)。また、幽霊にも興味があるようだが、本人曰く「幽霊を見る能力が欠如している」らしく、薫が「裸の女の幽霊」を目撃したという話に「いささか嫉妬を覚える」と残念がっていた (S.3-最終話)。 反面、恋愛関係のことについては苦手。
趣味は紅茶、チェス落語など。特に落語は同じ趣味をもつ鑑識課の米沢とテープの貸し借りをしたり、話が盛り上がることもしばしばである。
口癖は、「はい?」「おやおや」「そろそろ、行きますか」「ご随意にどうぞ」「まだわからないのですか!」など。細かいところまで気になってしまうのが自他共に認める「悪い癖」であり、去り際に左手の人指し指を立てて「もう一つだけ」と粘るシーンが頻繁にある。また、重大な問題点や証拠、手がかりなどの見落としや思い違いなど[12]に気付いた時は半ば興奮した状態で「僕とした事が!(うかつでした!)」と話す。
亀山 薫 - 寺脇康文
警視庁組織犯罪対策部特命係員。階級は巡査長巡査部長[13]。S.7-9までにおける右京の相棒。
1966(昭和41)年7月23日生まれ。実家は新潟県[14]で造り酒屋を営み、父親は市議会議員も務める。地元の高校から野球でのスポーツ推薦で城南大学法学部法学科に進学。妻の美和子浅倉禄郎は大学時代の同級生であった。
大学を卒業して警視庁に入庁、刑事部捜査第一課入りを果たすが、指名手配犯・阿部貴三郎を捕まえようとして逆に人質にされるという失態を起こし (PS.1)、特命係に追いやられる[15]。S.1では一時、警察庁長官官房付として警察庁に出向していたほか、S.2では特命係復活までの間、警視庁の運転免許試験場、S.3では所轄署である麹町東署の刑事課捜査一係(強行犯係)に勤務した経歴を持つ。S.5-最終話では一時、懲戒免職処分に追い込まれるも、地方公務員法を逆手にとった右京の計画[16]でそれを免れた。大学時代より美和子と長らく交際していたが、S.3で破局を迎えるも、S.4 初回で復縁し、最終話で美和子と入籍を果たした。
性格は根が真っ直ぐな正直者のお人好しで熱血漢。腰が重いわりに口が軽く、警察官を辞めるまで警視庁内で唯一、杉下右京と長時間一緒に居ることが出来る人物だった。当初は右京の強引さや策略に騙されたり振り回されたりして違和感を抱いていたが、右京の心情や思慮に触れる中で右京を認め、彼の良き相棒となった。
服装は、MA-1タイプのフライトジャケット[17]にトレーナー、チノパンの組み合わせがほとんどで、査問委員会にもその格好で現れるほど。特にジャケットは、同じように見えても違うワッペンがついている数着を使い分けている。ただし、場に応じてスーツを着る場合もある (S.1-最終話、S.2-3、S.5-9他)。
当初は「特命係の亀山」と呼ばれることを特に嫌っていたが、話が進むにつれてそう呼ばれても文句を言わずに余裕を見せるようにもなり、そこまで嫌うことは無くなっている。元喫煙者[18]でコーヒー好き。子供好きでもあり、子供と接すると一緒に遊んだり世話をしたりする。苦手なものはひじき
野球のスポーツ特待生として、推薦で大学に進学できたほど運動神経は良い。その分、頭を使う事はやや苦手とするが、最近では右京の雑学を若干ながら吸収しているような言動も見受けられる。幼少期から昆虫に造詣が深く、その知識は虫マニアとも語り合えるほどで右京以上の知識を誇る。味覚および嗅覚がかなり鋭く、事件の凶器発見に貢献したり(S.2-3)、ワイン評論家を驚かせたりした(S.5-9)。
また、勘も非常に鋭く「思い出したように出る神がかりに近いヤマカン」(S.1-最終話)で事件の解決に大きく貢献する時が稀にある。だが何かと事件に巻き込まれやすいトラブル体質でもあり、幾度か犯人に人質にされ窮地に陥ったことがある。さらに霊感もあり、「全裸の女性の幽霊」を目撃したのがきっかけで白骨死体を発見した事もある (S.3-最終話)。
ある事件で殺された親友への思いに接し、その親友が活動していた国、サルウィン[19]を訪れた際に (S.7-1〜2)、腐敗が蔓延しているこの国の子供たちに正義の精神を理解してほしいと感じ、それを教えるために警察官を辞め、美和子と共にサルウィンへ旅立った (S.7-9)。
「白い罠」 (S.2-16)のエンディングで彼が涙ぐむシーンがあるが、これは演技ではないものの、「亀山薫のベストシーン」だと水谷、寺脇両者が認めている[20]。寺脇いわく「薫は自分にとって理想の男性」とのこと。
神戸 尊 - 及川光博
警視庁組織犯罪対策部特命係員。階級は警部補。元警察庁警備局警備企画課課長補佐。S.7-最終話からの薫に代わる新しい右京の相棒。右京の現在の部下(8人目)。
1970(昭和45)年2月1日生まれ。1993年に中央大学法学部を卒業し、ノンキャリアで警視庁に入庁。その後は推薦組として警察庁に勤め始めるが、それから10年後、警察庁上層部からの「特命」で特命係と右京が警察にとって必要であるかどうかを判断するため、表向きは警視から2階級降格の左遷(警部補)ということで特命係に半年限りの期間で「潜入」する。配属初日には、右京が事件の捜査で東京郊外の集落に出かけたのを追う形で右京と対面、そこで起きた事件解決に関わった。
ノンキャリアながら推薦組のため出世しており、エリート然とした雰囲気を醸し出している。性格はクールで、本人曰く「盾は突かないがはっきり物事は申し上げる」 (S.7-最終話)タイプ。頭は回るものの、警備畑出身のため死体を見るのは苦手らしい。黒の日産・GT-Rに乗っており、少々運転が荒い。マックノートパソコンを使っている。

[編集] 特命係のパートナー

亀山 美和子(旧姓:奥寺) - 鈴木砂羽
帝都新聞社会部記者(警視庁記者クラブ所属)→フリージャーナリスト
薫とは大学時代からの付き合いで、長い間同棲していた。S.3開始時点で一旦別れて別居[21]してしまうが、S.4初回で復縁。途中、帝都新聞のカイロ支局(エジプト)への転勤 (S.4-12〜20)をはさみ、同最終話で薫と入籍した。その後、10年あまり勤めた帝都新聞を辞めてフリージャーナリストに転身 (S.5〜)、警察官を辞めた薫と共に東南アジア・サルウィンへ旅立った (S.7-9)。
普段はさばさばとした性格で気が強いが、薫に他の女性の影を感じると嫉妬してしまうような一面もある。薫に対する口癖は「○○し給え」[22]
職柄上、特命係が追っている事件に関して情報を持っていることも多く、その場合には2人に情報を提供していた。また、彼女の何気ない一言が重要な手がかりとなることも多かった。逆に、特命係が上層部に不祥事案件で握りつぶされた時は、リークを受ける時もあった。
過去に右京が薫をいじめたと勘違いし、右京の足を踏んだことがある (PS.1)ほか、右京の理解者となってからは特命係を疎ましがる内村刑事部長の足を踏みつけたこともある (S.1-5)。薫のライバルの伊丹とはそりが合わないが、結婚後は伊丹から「特命係の亀山〜…夫婦」「特命係の亀山〜…の嫁」「亀山夫人」「亀子」などの嫌味を言われている[23]
「美和子スペシャル」という、初めて見た者は口に入れるのをためらう程に変な色合い(ピンクと紫の中間のような色)をした得意料理がある[24] (S.5-13他)。
宮部 たまき - 益戸育江[25]
小料理屋「花の里」 (PS.では「新ふくとみ」)女将。常に和服姿[26]
右京の元妻[27]。しかし、離婚した後も右京のことを何かと気遣ってくれている、「家族以上の存在」であり、右京の最大の理解者。右京とともに薫の婚姻届に同意人としてサインをした。右京と結婚していた頃、右京とともにロンドンに滞在していた時期がある[28]
美和子とは違い基本的に事件には首を突っ込まないが、ふとした時に店で漏らす一言が右京に重要な手がかりを与えることも少なく無い。また、元夫婦らしく、右京の考えている事を一発で当てたり (PS.2)、右京が『自信がない』と言った台詞から彼の着眼点を言い当てて右京を仰天させたりしていた (S.5)。
雷が大の苦手 (S.2-3)。
右京と薫だけがJRの寝台特急「カシオペア」に乗ったことで不機嫌になっていたり、パンフレットを大量に溜め込んでいたりと隠れ鉄道ファンの節がある言動も見受けられるが、本人は否定している (S.6-10)。
なお、S.4までの「花の里」の外観と所在地周辺の風景はシーズンごとに若干異なっていたが、S.5より固定された。

[編集] 主要レギュラー

[編集] 警視庁

[編集] 刑事部捜査一課(トリオ・ザ・捜一)

伊丹 憲一 - 川原和久
警視庁刑事部捜査第一課員。階級は巡査部長。
薫の捜一時代からのライバルであり、特命係が動くことを疎ましく思う一人。“トリオ・ザ・捜一”のリーダー格。
薫と顔を合わせた時の「特命係の亀山〜!」や「亀吉〜!」[29]は、本作での定番台詞。ただし、事件によっては薫と協力して捜査する事もあり[30]、薫に対して親切に対応する場合もある。
誰かに噂されると背中がかゆくなる、ドア越しや取調室でのマジックミラーの向こうでのぞいている特命係の存在に気づく等の特異体質の持ち主。美女にめっぽう弱く、恋愛下手なため彼女はいない。また、子供を手懐けるのは薫と違い下手である。剣道が得意で、薫と対戦して見事に打ち負かした。また、彼の師範が殺害された事件に右京が興味本位で事件に首を突っ込んだ時は不快感を露にしていた[31] (S.5-7)。
「長いものには巻かれるに限る」と発言したことがある (S.1)ように、正義感が強いあまりに暴走しがちな薫と比べるといささか冷静で、組織人として下手な真似はしない。しかし、己のエゴの為に事件を捻じ曲げようと強引な捜査命令を下す刑事部長に対して「勝手にやれよ!」と啖呵を切る (S.2-18)など、筋の通らない事は嫌う良識的な一面や、個人的に英会話を学ぶ (S.1-9)生真面目な一面もある。「何事も自分の目と耳で確かめる」のがモットー。
流行の事象に疎く、事件関係者が有名人である場合もそれを知らずに芹沢や米沢から突っ込まれる事が多い。
右京に対しては当初は「警部さん」と呼んでいたが、ここ最近は「警部殿」「杉下警部」と呼ぶことが多くなった。また、階級が上のためか尊に対しては右京と同じく敬語で接している。
作中で呼ばれたことはないが、ファンやスタッフからは「イタミン」と呼ばれている。元々は掲示板やブログ等でファンが呼ぶだけであったが、2008年5月1日放送の裏相棒のタイトルに使われるなど、いつのまにか公式化している。また、小説「鑑識・米沢の事件簿」では、女子職員が影で「イタミン」と呼んでいることが明かされた。
三浦 信輔 - 大谷亮介
警視庁刑事部捜査第一課員。階級は巡査部長。岐阜県出身。
PS.2より登場。“トリオ・ザ・捜一”の中では一番の年長者で唯一の妻帯者。そして、3人の中で唯一所轄署を経て、警視庁刑事部に配属。[32]特命係が動く事を疎ましく思っているが、右京に対して「警部殿」と言うなど慇懃な態度を取り、伊丹に比べ多少は敬意を払っている。更に、密かに特命係へ仕事を依頼 (S.5-4)して以降、陰では特命係を信頼している様子もある。最近少し老眼気味 (S.4-5)で、眼鏡をかける事が多くなった。また、近年は現場での捜査は伊丹と芹沢に任せ、本庁の捜査本部で仕事をしている場合が多い。
なお、大谷はPS.1で特殊犯捜査一係の室谷警部補として出演していた。
芹沢 慶二 - 山中崇史[33]
警視庁刑事部捜査第一課員。階級は巡査島根県出身。
S.2から登場。薫や伊丹、三浦の後輩で“トリオ・ザ・捜一”の一人。伊丹や三浦に何かとどやされているが、薫が先輩という事もあって2人に比べると特命係に敵意は無い。特命の2人と会ったり別れたりする際、伊丹と三浦がすぐ嫌味を発するのに対し、芹沢は律義に会釈する。そのため、薫に捕まったり右京の話術にはまったりして特命係に重要な情報を流す場面も多い。知人に起きた事件の捜査のため、特命係と行動を共にしたこともある (S.4-3、S.7-16)。たまに刑事とは思えないような軽口を叩く事もある。興奮すると地元の方言が出る (S.3-12)。彼女がいる。
なお山中は、S.1-1で薫を人質にラーメン屋に立てこもった犯人・田端甲子男狙撃しようとする狙撃手役で出演していた。

[編集] 鑑識課

米沢 守 - 六角精児
警視庁刑事部鑑識課員。階級は巡査部長[34]
PS.2より登場。優秀な鑑識で特命係に対して協力的である一方、“トリオ・ザ・捜一“とはあまり仲が良くない[35]
趣味は落語[36]で、右京と共通しており何かとウマが合う。事件現場を教えて特命係の2人を現場に来るように仕向けたり、「落語のチケット」「名人のカセットテープ」や「人気(大御所)作家のサイン本」などと交換に、「捜査一課がつかんだ情報」を右京に提供するなど特命係への捜査へ積極的に協力し、自身も特命係からの依頼で調査分析を行っている[37]。事件について語る時、ドラマ等の影響を受けているような願望込みの想像を解説に交えたりする、かなりミーハーな性格。
上記の落語以外にも多趣味な一面もあり、アナウンサーオタクだったり、ギター小僧だったらしく、被害者の遺留品のギターを勝手にチューニングして弾いたことがある (S.6-6)。S.7では携帯ゲーム機のソフト(モンスターハンター ポータブル 2nd G))に関するヒントを教えるシーンが見られる (S.7-13)。苦手なのは高い所 (S.4-5)と、チェス等の駒を使うゲーム (劇場版)。眼鏡をしているのは視力の悪さの他に「素顔だと人相が悪く見えてしまう」のを気にしているため。
以前妻に逃げられ離婚した経験があり[38]、現在は独身。
小説『鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房〜』、及びそれを原作にした映画『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』では主役を務めたほか、2006年12月27日放送の『警視庁捜査一課9係』特別編に登場したことがある[39]
なお、六角は PS.1では、監察医として出演していた。

[編集] 組織犯罪対策部組織犯罪対策5課

角田 六郎 - 山西惇
警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策5課長[40]。階級は警視。[41]
PS.2より登場。チョッキと黒ぶち眼鏡がトレードマークで、「暇か?」が口癖。ちょくちょく特命係の部屋にやって来ては、コーヒーを飲みながら雑談や暇つぶしをしている。私的には一定の面倒は見ているが、特命係の上司では無い。その為、特命係の行動についての引責なども無いが、特命係が薬物関係や銃関係の事件を解決すると手柄は角田のものになり、刑事部が介入しなければ、薬物関連で無くとも合同捜査と称した彼の手柄となる。刑事部とその下部の捜査一課との仲はあまり良くなく、容疑者が薬物または改造拳銃と殺人両方絡んでいる場合、その処遇をめぐって捜一トリオともめる。右京たちの能力についても信頼しており、刑事部と違って事件情報を流したり担当事件の手伝いをさせたり、逆に特命係の捜査に課員を同行させたりと、特命係との関係は比較的良好。
京都府警に勤務している双子の兄がいる[42]。PS.では眼鏡を掛けていなかった。息子や妻に関する事をたまに話し、世の中の流行にも詳しい。
大木長十郎[43] - 志水正義、小松真琴[43] - 久保田龍吉
警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策5課員で、角田の部下。階級は両名とも不明。
両名ともPS.1から登場し続けている。大木は小柄小松は長身という、苗字とは正反対の体躯。いつも特命係の様子を覗き見している。S.5からは角田と共に特命係と絡む事が多くなった。角田と同様に、捜査一課の刑事との仲はあまり良くない。

[編集] 刑事部

内村 完爾[44] - 片桐竜次
警視庁刑事部部長。階級は警視長
亀山薫を特命係へ追いやった張本人。出世の為か保身の為か、特命係の動きを最も疎ましがり、刑事部の事件に首を突っ込む右京と薫を呼び出しては毎回のように厳しく叱責している。その一方で、最近ではその捜査能力自体は認めている節がある。
上司である小野田から「悪人面」と称される強面で、「バカモン!!」が口癖。しょっちゅう“トリオ・ザ・捜一”の失態に対し、彼らの上司を無視して直接呼びつけては怒鳴りつけている[45]。手柄を全て自分のモノにしたがる割に、失態は全て部下や所轄に押し付けたり、おだてには弱いなどのいわゆる「器の小さい」言動も目立つ。
剣道好き。ウイスキーや好きな女優の話になると見境が無くなるミーハーな一面もある。
自室に「古轍」[46]と書かれた書を飾ってある。
中園照生 - 小野了
警視庁刑事部参事官。階級は警視正
内村と行動を共にする事が多い。内村と同様、特命係の動きを疎ましがっている。内村の腰巾着的な存在。ただし、必ずしも内村と同感というわけではなく、話についていけなくなる事もある (S.5-19等)。最近では右京に対し若干の情報を与える事もある (S.5-最終話他)。
所轄署において捜査の指揮をとるなど、捜査一課長・管理官のポジションも担っている。不祥事に際しての謝罪会見を内村に押し付けられる事が多数ある。

[編集] 警務部

大河内 春樹 - 神保悟志
警視庁警務部人事第一課主任監察官。階級は不明[47]。警察庁のキャリアで、警視庁に出向中 (S.6-10)。
S.2-1から登場。かなり几帳面な男で、携帯している薬用小瓶に入れた錠剤[48]をよく口にして噛み砕いており、周囲からは「ピルイーター」と呼ばれている。以前から職務を離れた私見としては特命係の活躍を高く評価していて、右京や薫の懲戒処分を引き延ばそうとしたり、特命係からの依頼に協力したり、また管理官として指揮を執った時には積極的に援助を乞うなど警視庁の中では理解者である。さらに秘匿で事件の捜査を依頼した際に自分のある秘密[49]を打ち明けた (S.2-18)。
臨時で管理官に任用された経験があるが、審議官より「失格」の烙印を押されてしまった (S.5-11)。最近では監察官に加え、分析官としての任務も負っている。

[編集] 警察庁

小野田 公顕 - 岸部一徳
警察庁長官官房室長(通称・官房長)[50]。階級は警視監
S.1より登場。東京大学法学部卒業。警察庁から警視庁に出向していた幹部の一人。警視庁公安部参事官時代に、外務省公邸人質監禁・篭城事件に対応すべくプロジェクトチーム「緊急対策特命係」を結成、その参謀が杉下右京だった。この時の判断ミスでメンバーに殉職者が出てしまうが、上層部の判断により責任は窓際部署「特命係」への封じ込めという形で右京1人に押し付けられた。つまり特命係の誕生、並びに現状に至る原因を作った張本人。その後も何度か廃止された特命係の復活に関与したり、廃止したがる内村刑事部長を諭して処分されない様に手を回している。特命係を自分の手足、はたまた趣味に使うことがある。通常は右京たちの味方だが、たまに味方なのか敵なのか分からない行動をとることもある喰えない男で、役人の不祥事などが絡む事件の場合は右京と対立することもある[51]
普段は飄々としているが、犯罪や政府組織などの腐敗を憎む気持ちは人一倍強く持っている様で、権威を利用して犯罪を隠蔽しようとした官僚に対して制裁を加えたことがある (S.1とS.5 各最終話)。また、右京ほどではないが、大がかりな事件などで、刑事部、捜査一課、対策本部などが全く気にしていない点を着眼、真相を推察したり気にする節がある。
妻に脂っこい物をはじめ、食事をいろいろ制限され、右京と2人で食事をする事が頻繁にある。また、回転寿司で食べ終わった皿をレーンに戻してしまうなど一般常識に欠けたところがある (S.1-4、劇場版など)。
基本的に右京と同様に敬語口調で、どんな若手警察官に対しても「さん」もしくは「君」付けで呼ぶが、右京に対してだけは「お前」「杉下」と呼んでいる。薫の能力や性格を買っている数少ない人物でもある[52]
プライベートでは、孫を車で幼稚園に送る程の孫煩悩。「じいじ」と呼ばれ、孫に対しても敬語を使うこともある。

[編集] 特命係と関わった人物

[編集] 犯人(被疑者・被告人・服役囚等)

浅倉 禄郎 - 生瀬勝久
薫や美和子とは大学の同級生で、無二の親友だった男。
かつては優秀な検事であったが、売春行為を行っていた女性を次々と殺害し「平成の切り裂きジャック」という異名をとられるほどの連続殺人犯。その事実が特命係に発覚し[53]、逮捕された。自分が『不義の子』である事がトラウマとなっており、事件を起こす以前は、幼少期に娼婦だった母親を、札幌勤務時には売春に手を染めていた婚約者を殺害していた (PS.2)。
死刑判決を受け、東京拘置所に収監中、検事時代に起訴できなかった犯人を右京に逮捕させるよう薫にメッセージを伝えるために脱走するも身柄を拘束された (S.2-1)。事件解決後、再び脱走して投身自殺を図る (S.2-2)。だが奇跡的に助かり、その後は記憶喪失となってホームレスとして生活しており、約半年後に発見され再収監されたものの、拘置所内で元上司の次長検事に教唆された刑務官により、自殺に見せ掛けて殺害されてしまった (S.2-最終話)。
死後から1年後、記憶喪失時に娼婦の遺体の入ったトランクを運んでいた事実が判明し、殺人を疑われる事となる (S.3-18)。
北条 晴臣 - 長門裕之
外交官。外務省事務次官から特命全権大使にまで上り詰めた生粋のエリート。
非常に傲慢な性格で、“閣下”と呼ばなければ返事をしない。自らが巻き込まれた篭城事件の際、自身の横領の罪を告発しようとした外務省職員を緊急対策特命係隊員と共に射殺した容疑で右京らに逮捕された (S.1 最終話)。その後起訴されるも、かつて外務省幹部が犯した公金横領を告発することを条件に司法取引並みのかけ引きで保釈を認めさせた[54]。保釈中は奥多摩にある別荘のアイアンハート城[55]で暮らしていたが、同居していた執事を殺害した容疑で再逮捕された (S.4-1)。
阿部 貴三郎 - 武野功雄
指名手配中に薫に発見されて逮捕されそうになるが、逆に銃を突きつけて薫を人質にし、小料理屋に立てこもった (PS.1)。この事件がきっかけで、薫は特命係に追いやられる事となった。前科3犯で地域部の刑事にも逮捕された事があるが、後にその刑事が殺害される現場を目撃してしまい[56]、被疑者として疑われる事となる (S.3-13)。
田端 甲子男 - 泉谷しげる
日ごろの警察の不祥事を憂いて警視総監に向けて何度も手紙で訴えたが、返答が無いことに業を煮やし、ダイナマイトを携えて薫を人質に警視総監室に立てこもった (S.1-1)。東京大学卒業の、自称「模範的一般市民」。
東京拘置所に拘留後、面会に訪れた右京に警察庁長官からの返事の手紙を渡されて恐縮してしまった。S.2最終話では、浅倉が死んだ事件の捜査のため再び面会に訪れた右京と薫に浅倉の死亡時の状況に関する証言をする。
三好 倫太郎 - 蟹江敬三
バーテンダー
カクテルバー「リメンバランス」(remembrance) に勤務時、オリジナルカクテルを缶入カクテルとして商品化することで経営危機を乗り切ろうとした経営者と対立した末に殺害した (S.1-7)。6年で仮釈放後、懇意にしていた以前の顧客がオーナーを務めるシガーバーの3号店の店長を任されていたが、罪を犯したオーナーを庇おうと、現場の証拠隠滅を図った(S.6-14)。
月本 幸子 - 鈴木杏樹
ことごとくツキに見放された人生[57]を送っていた自他共に認める「ついてない女」。夫を亡くし、暴力団幹部の元で愛人として身を寄せていたが、夫を死に追い込んだのがその暴力団幹部だと知り、復讐を決行。直後に海外逃亡を図ろうとしたが、途中で右京と薫に出会ってしまい、緊急逮捕された (S.4-19)。
当初は自分の境遇を忌んでさえいたが、右京や薫の言葉で前向きな心境に変化し、服役して刑期を終えようとしていた。しかし、ある女性受刑者の脱獄計画に巻き込まれ、さらにその計画の裏に関与した首謀者に殺害されかかるも特命係が救出、身柄を確保された (S.6-11〜12)。

[編集] 政府関係者

瀬戸内 米蔵[58] - 津川雅彦
衆議院議員
S.2 最終話で初登場。登場当時は法務大臣を務めていた。実家はであり、幼少のころに得度を受けて以来僧侶として生活していたが、選挙出馬するにあたり還俗した。そうした経緯から、人命を非常に尊重しており、法務大臣在任中には死刑執行命令書への署名を一切しなかった (S.2最終話)。しかし、北条が犯した事件に関しては小野田から北条の保釈を依頼され、苦渋の決断を下したという事もあった (S.4-1)。その一方で命を失う貧しい国の子供たちを救おうと、NGO団体の支援者にもなっていたが、サルウィン[19]でボランティア活動をしていた薫の友人が殺害された事件により、現地政府の腐敗で十分な援助が受けられない子供達への援助資金調達のために汚職をしていたことが判明し、逮捕された (S.7-1〜2)。
常にべらんめえ口調で一本筋の通った性格。特命係の能力を高く評価し、捜査には快く協力することが多い。
片山 雛子- 木村佳乃
長年、外務大臣を務めた父の地盤を継いだ、若手ながら有望株の女性衆議院議員。
他人が自分の犠牲になっても気にせぬふてぶてしさと、したたかな人心掌握術を併せ持ち、右京が「身の周りで事件が起きる度に、それを逆手にとり、まるでそれを糧にするかのように大きな人間になっていく」と評する (S.6-16)人物。亡父と瀬戸内が懇意であったため、瀬戸内には「雛ちゃん」と呼ばれる。内閣官房長官の愛人だった事もある[59]が、内閣官房長官の犯罪が発覚すると見限った (S.3-1〜3)。
政府の内情をたびたび公表するため、マスコミからはこれを「爆弾発言」として捉えられている (劇場版)。

[編集] 警察関係者

海音寺 菊生 - 竹中直人
S.3で薫が異動した警視庁麹町東署刑事課課長で、薫の直属上司となった人物。階級は警部。
非常に変わった性格の持ち主であったが、本当は薫のことを理解している人物。内閣官房長官の圧力で懲戒免職[60]を受けた右京を麹町東署に引き入れて特命係を作ろうとしていた (S.3-4)。坊主エリートが大嫌い。
佐古 秀樹 - 山崎一
警視庁滝沢署地域課の刑事(巡査部長)だったが、強盗事件の捜査のために保護した泥酔者を放置して死なさせた事が発覚し、責任を取らされる形で退職する (S.1-4)。
退職後はおでん屋台を経営、薫に連続殺人事件の被害者の遺留品を預けた(S.4-4〜5)。
陣川 公平 - 原田龍二
S.3-6で一時的に特命係に異動となった「特命係・第三の男」。階級は警部補。大阪府寝屋川市出身。
元々は捜査一課一係の経理担当者だったが、刑事事件の捜査希望で警視庁に入った事から捜査に首を突っ込み、それが原因で誤認逮捕を2度も起こしたことから特命係へ左遷された[61]。特命係でもあれこれと問題を起こしたが、右京と薫と共に事件を解決してすぐ、再び一係に異動となった。
再登場したS.6-2では、殺人容疑で一時的に身柄を拘束されるも、特命係の2人と協力して事件を解決に導いた。また、劇場版ではSNSに関する有力情報を提供している。
3回目に登場したS.7-18では、右京と共に拉致し貨物船に監禁した真犯人、悪質サイトの管理者の捜索をすることになる。
部屋中に指名手配犯の手配書を貼り付けているが、うかつな行動も多く捜査能力は皆無に近い。酒癖が悪い。「美人に翻弄されやすい」「捜査対象の女性に惚れる」という重要な特性がある。美和子曰く「顔はイケてるけど、残念なタイプ」。

[編集] 報道関係者

大久保 康雄 - 阿南健治
帝都新聞記者で、警視庁記者クラブのキャップを務める美和子の元上司
圧力を掛けられることを恐れてか、公的機関に纏わるスクープなどは全く採用しようとしないかなり保身的な性格。そのため、美和子としばしば対立している。
鹿手袋 啓介 - 西村雅彦
院内紙記者。元帝都新聞記者で美和子の先輩。
S.3で美和子の浮気相手として登場 (S.3-3)し、結婚直前までの関係になったが、S.4開始時には既に美和子と破局していた。
自らのアパート前で片山議員の秘書が雇った暴漢に襲撃されて入院したことがある (S.3-1)が、現在は片山議員への情報提供者となっている (S.6-16、劇場版等)。

[編集] 法曹関係者

武藤 かおり - 松下由樹
弁護士
S.1-8で、薫が逮捕した強盗犯の弁護を務めたことで特命係と知り合って以降、特命係の捜査に協力している。薫の強盗犯逮捕に違法性があることを立証し、被告人無罪を勝ち取ったり、S.2では独房内にいる浅倉に連絡を取る方法を考案するなど、かなりの敏腕である。
3回目に登場したS.6-9では、殺人罪の公判過程で自白を翻した被告人の弁護を担当した。劇場版では捜査一課に取調を受けた人物の付添人となっている。
三雲 法男 - 石橋凌
担当の裁判において「立場の弱い側」に有利な判決を下す事が多く、マスコミからは「司法の良心」と呼ばれる。警官が殺された殺人事件の裁判で試験導入された初の裁判員制度による公判の裁判長を務めたが、自らは裁判員制度に懐疑的な立場をとり、裏でその混乱をきたすような行為を行った (S.6-1)。
その贖罪のため、特命係の捜査に協力した後に裁判官を辞職、弁護士への転身もせずに法曹界から去る (S.6-最終話)。

[編集] 医療関係者

内田 美咲 - 奥貫薫
精神科医犯罪心理学者[62]
S.4-4〜5とS.5-5に登場。2度も殺人事件に巻き込まれた事で一時は辞職を考えたが、右京らに説得された末に精神科医として留まる。高所恐怖症。
安斉 直太郎 - 高橋一生
内田美咲の助手。
内田と同じくS.4-4〜5とS.5-5に登場。内田が治療に係わった連続殺人犯に魅了され、自らも同じ手口で連続殺人を犯してしまった。逮捕後、精神鑑定で心神喪失による刑事責任能力無しとの鑑定結果が出たため不起訴処分となり釈放、措置入院(強制入院)処遇となるが、リハビリ中に殺害された。

[編集] その他

ヒロコ - 深沢敦
薫の知人。かつては焼肉屋を営んでいたが、現在は都内でゲイバー「髭と薔薇と…。」を経営している。
S.1-3で目撃者として初登場し、以降も特命係とは何かと縁がある人物。殺人容疑をかけられた事 (S.2-20)や、特命係の2人と共に舞台を見に行き、事件に巻き込まれた事がある (S.3-17)。自身の愛犬が関わった事件で花の里に訪れた際に美和子やたまきと知り合い (S.6-13)、マラソンに参加した2人の応援に駆けつけるほどの仲になる (劇場版)。
若杉 栄一 - マギー
薫の知人。既婚者。
かつて東京で借金取りをしていた頃に薫に逮捕された過去があり、夫婦ともども薫に世話になっていた。以後は更正して故郷の北海道で暮らしていたが、妻を置き去りにして東京で再び借金取りに舞い戻ったが、事件に巻き込まれた所を特命係に助けられた(S.2-7)。再び故郷に戻り、タクシー運転手の職を得て、特命係の北海道での捜査では運転手として (S.2-15〜16)協力した。
S.3-16では地元商工会議所の仕事で上京した際、脅迫犯に体に爆弾を着けられスケープゴートとして強盗事件を起こすという不運に巻き込まれた。子供が生まれたことを明かしており、薫の名前を取って『薫子』と名付けている。

[編集] 右京・薫の親族

杉下 花 - 原沙知絵
右京の遠縁[63]で、ニューヨーク在住のフォトグラファー
ハーバード大学[64]。頭脳明晰な点、人差し指を立てながらポイントを説明する癖、理屈を並べたがる点やしゃべりだすと止まらない点[65]などは右京とよく似ている。後先考えずに行動することがあり、それが原因で警察に連行されたことや、殺人犯にも殺されかけたこともある (S.4-16)。
なお、たまきの営む小料理屋「花の里」の名前は彼女の名前に由来している。たまき曰く右京と再会すると必ず右京との家系関係の話で揉めるらしい。
磯村 茜 - 戸田恵子
薫の実姉で新潟県在住。
パワフルな性格で声が大きい上に世話好き。お人好しなところは薫に似ている。新潟から出てきた際には美和子が落とした婚姻届を拾って役所に提出した。薫と話すとたまに方言が出る。
アキコ・マンセル - 草村礼子
美和子の伯母。イギリス人と結婚してロンドン在住。
夫の死去直後に一時帰国[66]し、薫・美和子宅に数日間泊まる。その間のマイペースな行いに2人は振り回されるが、同じくマイペースでロンドン在住経験のある右京とは非常に気が合う。

[編集] 脚注

  1. ^ 特命係の所属はS.4までが生活安全部番組公式ウェブサイトではS.5より「組織犯罪対策5課」に属する形となっているが、本編でそれを示す描写が見られないため、本項ではオフィシャルガイドブックの表記に合わせ「組織犯罪対策部」と記述するに留め、生活安全部時代同様に所属課なしとする。
  2. ^ PS.までは警部補の設定であった。右京自身は出世には興味がなく、上司の捜査一課係長から「出世に興味はないか」と聞かれ、それは「無駄な労力」と語ったことがある (PS.1)。なお、警察庁キャリアは採用時に警部補、その後の研修等の終了時点でほぼ自動的に警部に昇進する。このことを前提にすると、右京は実質的に「昇進経験無し」という特異なケースとなる。
  3. ^ 特命係の設置以来、薫の前に部下が6人就いたが、最短は1日、最長でも1週間もたなかった (S.7-9)。
  4. ^ この人事異動は、通常であれば出世が約束される花形コースである。
  5. ^ 警察庁採用のキャリア官僚出身でロンドン警視庁に赴任した経験がある、との設定は、1989年にNTV系で水谷が演じた「ハロー!グッバイ」の主人公・伊達晋作と全く同じ人物設定である。
  6. ^ 水谷自身は元々コーヒー党だったが、本作がきっかけで紅茶好きになったという。
  7. ^ カップに紅茶を注ぐ時に、ポットをかなり高い位置に引き上げてまた戻すという、独特な注ぎ方をする。当初は普通に注いでいたが、回を重ねるごとに段々高くなっていった。高い位置から注ぐ為に熱い飛沫が自分の手に飛び散ってしまうが、水谷本人は熱いのを我慢してまでやっている。何故この様な注ぎ方をするのかはファンの間で様々な推察がされていたが、これについては水谷本人が「本能が刺激されてどれだけ高くまでいけるかやってみたくなった」(2008年4月30日放送のスーパーJチャンネル)と答えている。尚、この注ぎ方は作法としては好ましくない。
  8. ^ 本人曰く、朝は「濃いダージリン」、夜は「ミルクたっぷりのアッサム」 (S.4-2)。
  9. ^ ただし、S.1-7では梅干入りのカクテルは飲んでいる。
  10. ^ 本人曰く「存在理由がわからない」らしいが、パイナップルには肉を軟らかくするという合理的な理由がある。博識の右京がそれを知らないはずがないので、自分の好き嫌いに対する負け惜しみだと思われる(オフィシャルブックより)。
  11. ^ ただ、S.3-9などで車の運転をし、スピンターンを行うなどの華麗なドライビングテクニックを披露したように、運転が苦手というわけではない。また、薫が辞職した後はS.7-最終話で神戸が部下につくまで自分で車を運転していた。
  12. ^ 右京自身の「作戦」を相手に悟られないための「計算づく」での発言もある。
  13. ^ PS.までは巡査長、S.1以降は巡査部長。
  14. ^ 松山市とのデータもあるが担当係官のミス。
  15. ^ 異動時には左遷とは思っておらず、美和子に指摘されてショックを受けている。
  16. ^ 地方公務員法の「不利益処分に関する不服申立て」(第49条と第50条)制度を利用した。同制度の詳細はリンク先を参照のこと。
  17. ^ これまでに、アメリカ軍へ納入実績のある「ALPHA」社と「AVIREX」社が製造した「オリジナルフライトジャケット」が、テレビ朝日の公式グッズとして販売された。
  18. ^ S.6-17で薫が自宅を訪問した角田に対し「うち、禁煙になったもんで」と述べている。また、『相棒検定』P13の「寺脇出題クイズ内」にも S.6でタバコをやめた旨の記載がある。
  19. ^ a b 東南アジアにあるとされる架空の国家。
  20. ^ テレビ朝日「ぷれミーヤ!」、2006年11月4日放送回。
  21. ^ その間、帝都新聞の先輩記者である鹿手袋啓介と付き合っており、同棲もしていた。
  22. ^ これは鈴木本人の口癖でもあり、劇中でのアドリブとして使ったところ、どの脚本家も何気なく使い、その後美和子の性格に合っているとして定着した。出典は、S.3 DVD 第1巻 スペシャルコンテンツ インタビュー。
  23. ^ 逆に、伊丹のことを「いやみ」と返したこともある。
  24. ^ 1〜5まであり、「お雑煮バージョン」もある。味についての各人の意見は以下のとおり。薫:「ハッキリ不味い訳でなく微妙な味だから始末が悪い」、右京:「複雑怪奇。でも癖になる」、角田:「奥さん、あんた天才だよ」また、2008年4月26日深夜放送の『テラコヤ!』で忠実に再現したものが出演者達に振る舞われたが、誰一人として「美味い」と言わずに、本番中にも係わらず静まりかえった。ピンク色になっているのは赤カブの色素によるもの。
  25. ^ PS.1〜劇場版は旧芸名の高樹沙耶名義。
  26. ^ 劇場版でマラソン出場時にランナーのスタイルで登場したのが唯一の例外である。
  27. ^ 本人曰く「頑固で不器用で天邪鬼な所に惚れ、頑固で不器用で天邪鬼な所が原因で別れた」らしい。
  28. ^ S.1と2で、花の里で右京とロンドン時代の思い出話をするシーンがある。
  29. ^ バリエーションもあり、「かめや〜まぬけ」、「所轄の亀山〜!」、「特命係の“いつもいつも勝手な事をする”亀山〜!」、「健康ランド会員の亀山〜!」等と増えていた。薫が警察庁長官官房付として警察庁に出向していたときは「警察庁の亀山様」と、嫌味混じりの敬語を使っていた。携帯電話には「特亀」と登録している。反対に、薫から「捜査一課の伊丹〜!」、「特命係でない伊丹」と言われたり「伊丹」ではなく「」と呼ばれたこともある。
  30. ^ 事件解決の手柄について内村刑事部長に聞かれた際、解明に特命係が関わっているのを内村刑事部長に勘付かれて怒鳴り散らされるというシーンが何度かある。
  31. ^ しかし、事件を解決した右京達にお礼としてメロンを置いてった。
  32. ^ 所轄の盗犯係にいた (S.5-4)。「唯一」という点は、S.4 DVD 第1巻 スペシャルインタビュー 「トリオ・ザ・捜一」より。
  33. ^ S.5-5までは山中たかシ名義。
  34. ^ 『鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房〜』より。
  35. ^ 特に伊丹に対しては「あの人嫌いですから」と言っているが、強引に麻雀に付き合わされたこともある (S.5-13)。また、スピンオフの劇場版では伊丹に捜査要請を行なっている。
  36. ^ 携帯の着メロも落語の出囃子である。
  37. ^ 最近では無条件で特命係へ協力する場合がほとんどになっている
  38. ^ 離婚原因は「自身の酒癖の悪さで、それ以来は酒を断っている」と語っていたが、彼を主人公にしたスピンオフ小説『鑑識・米沢の事件簿〜幻の女房〜』では前述の理由は表向きで、本当は「仕事に夢中になり過ぎて妻を構ってやれなかった」ことが原因と語られている。S.5-3では「元妻の行方を捜してかれこれ3年」と話している。
  39. ^ ただし、同作では刑事部長や小道具などが異なり、同一世界観の元にあるわけではない。
  40. ^ S.4までは旧称である「生活安全部薬物対策課」だったが、実在の課が「生活安全部銃器薬物対策課」への改称を経て2003年、組織犯罪対策部の新設に伴い生活安全部から分離、「組織犯罪対策部組織犯罪対策第五課」と改称されたためS.5からこれに併せ改称されている。
  41. ^ 右京の事を「警部殿」と呼んでいるが、敬語を使っていない点から、あだ名として、もしくはノンキャリアか準キャリアである角田がキャリアである右京への敬称として「警部殿」の呼称を使っていると考えられる。この事や、本庁の課長である事から、彼の階級は右京より上の警視であると考えられていたが、「鑑識・米沢の事件簿」内で警視であることが明示された。彼自身は、もはやこれ以上の出世を諦めている節があるが、実際のところノンキャリアの場合、本部の課長は(課の優劣関係はあるにせよ)出世の頂点といって良い。
  42. ^ この「兄」とは同じスタッフによるテレビドラマ『オヤジ探偵』で山西が演じた六角一二三で、東映の裏設定によるもの。この兄は婿養子で姓が変わっているという設定。
  43. ^ a b S.6より。S.5までは「大木刑事」「小松刑事」と表記。
  44. ^ 下の名前はS.5で明らかになったが、実際にはS.2-16で一瞬だけ出ている。
  45. ^ 大声で怒鳴る為に喉のスプレーまで使っているほど。
  46. ^ 劇場版の小説「古轍に合(かな)わんと要せば、請う前古を観ぜよ」からとった物と書かれているが、出典は不明。恐らく曹洞宗の経典のひとつ『宝鏡三昧』の記述からと思われる。
  47. ^ 管理官任用経験から、警視と考えられる。
  48. ^ 中身はではなく、子供の頃から大好物の「ラムネ菓子」(S.2-18)。この事実をばらすと懲戒免職にする、と特命係を脅かしたが、たまきと美和子にはすぐに伝わってしまった。
  49. ^ 実はゲイである。
  50. ^ 「官房室長」は架空の役職名だが、三浦が「官房長でいらっしゃいますか?」と尋ねる場面 (S.1-11)以降、劇中で「官房室長」と呼ぶ人物は皆無となっていて、皆が「官房長」と呼んでいる。オフィシャルガイドブックでは「官房室長」が正式な肩書きであり、官房長はその略称であるとされている。なお、実際の警察庁長官官房の長の役職名は「官房長」(警視監)である。
  51. ^ 内村が右京らに対し「あの人もただの官僚だ。いつもお前たちの味方してくれる訳ではない」と述べている (S.4-9)。小野田本人も、右京らに対し「いずれお前と対決しなくてはいけないのかしら。無論、そうならないよう願っていますが…」と発言した事もある。
  52. ^ 美和子に対し「特命係を動かしているのは、実は君の旦那様(=薫)なんだね。」と語ったことがある (S.5-15)。
  53. ^ 証拠を残していなかったため立件されなかったが、恋人の捨て身の告発により明るみになった。
  54. ^ 日本では法制度としての「司法取引」は無いうえ、殺人容疑での保釈は病気等の相当な理由が無い限り、まず認められない。
  55. ^ ロケ地は、北条役の長門裕之の実弟である瀬戸内役の津川雅彦が名誉城主を務める大理石村ロックハート城。この城はS.5-17「女王の宮殿」でも舞台として使用された。
  56. ^ 実は自殺。
  57. ^ おみくじではたいてい凶(よくて小吉)を引き、大吉を引いたことがない、中学の修学旅行前に盲腸で入院、初デートで行った海で波にさらわれ死にかける、大学受験当日に家が火事になる、新婚旅行から帰宅後空き巣に入られたといった不運な出来事が劇中で語られている。
  58. ^ S.2公式ページ登場人物紹介には「臼井法務大臣」となっている。
  59. ^ しかし本人は否定しており、真偽は不明。
  60. ^ 実際は圧力が掛かるも大河内監察官や小野田官房室長の時間稼ぎや内閣官房長官の逮捕によりそのエピソード中 (S.3-1〜3)は処分は発動されなかったが、後に内閣官房長官との繋がりを持った警察庁首席監察官が処分は有効であるとして強引に発動させた (S.3-4)。
  61. ^ 本人は特命係をエリートコースの類と勘違いしていたため左遷を全く自覚しておらず、異動が左遷であると聞かされた時には「マジかよ〜、左遷かよ〜」と嘆いている。
  62. ^ 劇中に出てくる内田の論文の表紙に「教授」という記載がある。
  63. ^ 右京の曽祖父と花の曽祖父が従兄弟同士に当たる関係である(公式ガイドブック記載の系図メモより)が、面倒を避けるため、普段はと紹介している。
  64. ^ 大学院にも進んだものの、そちらは中退した模様。
  65. ^ 事件に関する情報を右京に話そうと警視庁を訪れた際、花に事情聴取を行った芹沢から「まるで杉下警部と話しているみたいでした」と言われ、三浦には「嫌なDNAだなぁ〜」と言われていた。
  66. ^ 目的は夫と出会ったレストランバーでカクテルを飲む事だったが、その店は三好倫太郎がバーテンダーをしていた旧「リメンバランス」だった (S.1-7)。