ギムレット
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ギムレット(gimlet)とは、ジンベースのショートドリンクタイプのカクテル。マティーニ等と並ぶスタンダードカクテルのひとつ。
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[編集] 由来
1890年頃、イギリス海軍の軍医であったギムレット卿が、艦内で将校に配給されていたジンの飲み過ぎを憂慮し、健康維持のためにライムジュースを混ぜて飲むことを提唱したことが起源とされている。他に、ギムレット(gimlet)が錐の意であることから、その味の突き刺すような鋭いイメージから命名されたという説もある。
[編集] 標準的なレシピ
- ジン - (全量の)3/4
- ライム・ジュース - (全量の)1/4
現在の標準的なレシピは、以上の通りである。
ライムは、コーディアルライム(甘味付のライムジュース)を使うのがスタンダードだが、フレッシュライムの果汁を使った方が味・香りが良いという判断から、こちらが採用される場合もある。しかし、その場合はまったく甘味がなくなるので、砂糖かガムシロップ、あるいはコーディアルにより適度の甘味を付けるのが一般的である。稀ではあるが甘味にホワイトキュラソーなどのリキュールが使われる場合もある。
以上のように、作り手によりレシピの異なるカクテルの代表例となっている。コーディアルのみの使用なら、色は淡く透明なグリーンであるが、果汁を使うと白濁色となり、見た目のイメージも異なる。まったく甘味を加えないドライなカクテルとして作られることもあるが、多少の甘味を加えるのが主流である。
[編集] 作り方
[編集] バリエーション
- シェイクせず、氷を入れたグラスに同じ材料を注ぐと、「ジン・ライム」という別のカクテルとなる。
- ジンをウォッカに変えた場合、「ウォッカ・ギムレット」や「スレッジハンマー」というカクテルとなる。
- ジンをラムに変えた場合、「ラムレット」というカクテルとなる[1]。
[編集] 「ギムレットには早すぎる」
レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説『長いお別れ』中の代表的な台詞。英語の原文は「"I suppose it's a bit too early for a gimlet," he said.」
権威あるカクテルブックでも、主人公の私立探偵フィリップ・マーロウによる台詞と誤記されることが多いが、ゲストキャラクターのテリー・レノックスが、マーロウに対して言った台詞である。この台詞は直接的には「ギムレットのような強い酒を飲むにはまだ時刻が早い」という意と解釈できるが、物語全体における、更に重要な意味も含まれている。
また同じレノックスの台詞として「本当のギムレットはジンとローズ(社製)のライム・ジュースを半分ずつ、他には何も入れない」という記述もある。
[編集] その他
中央競馬で活躍した競走馬、タニノギムレット(2002年東京優駿優勝馬)の馬名はこのカクテルに由来する。
[編集] 関連項目
[編集] 出典
- ^ 杉田 米三 『最新カクテルブック』 p.80 柴田書店 1969年12月20日発行

