コブミカン
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コブミカンの果実
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Citrus hystrix D.C. | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| コブミカン | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| kaffir lime, makrud lime |
コブミカン(瘤蜜柑、学名: Citrus hystrix)は英語でカフィア・ライム(kaffir lime)とも呼ばれるインドネシア、マレーシア原産のライムの一種である。香りがよいため東南アジアの料理でよく使われ、裏庭の灌木として広く栽培されている。
目次 |
概要[編集]
緑色の果実をつけ、枝には棘がある。他の多くのミカン属の植物同様に葉柄部分の左右に翼(よく)があるが、葉柄部分と葉身部分の大きさの差があまり無いため、葉全体が二段になっているように見える。この葉は強い芳香を持ち、煮込み料理用ハーブとして使われる。鉢植えにも向く。緑色の実はそのごつごつとした外観とおよそ4cmほどの小さなサイズが特徴である。日本でも関東以西で、冬季の霜や雪に遭わなければ屋外で栽培が可能である。尚、東南アジアの各国から生の果実や枝を検疫を受けずに日本国内に持ち込むことは防疫上禁止されているので注意が必要である。
名称[編集]
コブミカンの各国での名称:
- ミャンマー: shauk-nu, shauk-waing
- カンボジア: krauch soeuch
- 中国: 馬蜂柑(mǎfēnggān)、箭葉橙(jiànyèchéng)、泰國青檸(広東語 Taai3gwok3 ching1ning4)、泰國柑(閩南語 Thai-kok-kam)
- マレーシア: リマウ・プルッ (limau purut)
- インドネシア: ジェルク・プルット jeruk purut, ジェルク・リモ (jeruk limo), ジェルク・サンバル (jeruk sambal)
- フィリピン: スワンギ (swangi)
- ベトナム: チャプ (trấp)
- スリランカ: kahpiri dehi, odu dehi, kudala-dehi
- タイ: マックルー (makrud、มะกรูด), ソム・マックルー (som makrud)
- ラオス: makgeehoot
"The Oxford Companion to Food" (ISBN 0-19-211579-0) ではカフィア・ライムの呼称を避け、マクルード・ライム (makrud lime) という呼称を支持している。カフィア (kaffir) には黒人や異教徒を指す侮辱的な意味があり、この植物をカフィア・ライムと呼ぶ明確な理由もないからである(このため、南アフリカではこの植物を「K-ライム」と呼んでいる)。しかしながら、世界的にはカフィア・ライムという呼称の方が広く使われている。
利用[編集]
料理[編集]
砂時計のような形状の葉はクルウングと呼ばれるペーストのベースとなり、タイ料理、ラオス料理、カンボジア料理で広く使われる。またインドネシア料理(特にバリ島、ジャワ島)でもポピュラーで、サユール・アサム(「酸っぱいスープ」の意味)等で使われ、またインドネシア産ベイ・リーフと共に鶏料理、魚料理に使われる。マレー料理やミャンマー料理でも見ることができる。
生のまま、あるいは乾燥させて使うが、冷凍保存したものもある。
果実の外皮はレユニオン島やマダガスカル島でクレオール料理によく使われ、スパイスド・ラムの香りづけにも使われる。
医療[編集]
果汁と果皮はインドネシアの医療で使用される。このため、この果実はインドネシアではジェルク・オバット(「薬のミカン」という意味)と呼ばれることがある。果皮から取れる油には強い殺虫効果がある。
その他の利用[編集]
- 2007年の映画『幸せのレシピ』で、キャサリン・ゼタ=ジョーンズが演じる料理長が隠し味としてサフランソースに使用した。
- ウォッカメーカーのスミノフはコブミカンを使ったモヒートを製造している。
- 北米最大のビール会社モルソンクアーズはコブミカンの葉の香りを付けたブルー・ムーン・ビールを製造している。
参考文献[編集]
- 東南アジア市場図鑑 植物篇 吉田よし子・菊地裕子=著ISBN978-4-335-55091-1 C1036
外部リンク[編集]
- 植物防疫法施行規則:植物防疫所
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