ブラッドオレンジ
ブラッドオレンジとは、紫がかった濃赤色の果肉を持った、オレンジである。その名の通り、血のような色の果肉を持ったオレンジとも説明される。なお、ブラッドオレンジには幾つかの品種が存在する。
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概説 [編集]
ブラッドオレンジは、平均的なオレンジと比べると果実が小ぶりである。他のオレンジと同様に、果皮にの表面に小さなくぼみが見られる。果肉は、オレンジの仲間の中では特徴的な、紫がかった濃赤色をしている。果肉の色は、アントシアニンによる。アントシアニンは、植物の花や果実に広く分布する色素だが、柑橘類の果実がアントシアニンを持つのは珍しい [1] 。 全てのオレンジは、ザボンとタンジェリンオレンジ(北アフリカ原産の柑橘類)の交配種だと考えられている [2] 。 このブラッドオレンジは、そうしてできた甘口のオレンジの突然変異種と考えられている。
品種 [編集]
ブラッドオレンジには、3つの有名な品種が存在する [3] 。 スペインの「Sanguinello」に、そのSanguinelloが変異してできたとされるイタリアの「Tarocco」、そして、シチリア島の「Moro」である。なお、その他の品種として次のようなものが存在する。
- Khanpur
- Washington Sanguine
- Ruby Blood
- Sanguigna Doble Fina
- Delfino
- Red Valencia
- Burris blood Valencia orange
- Vaccaro blood orange
- Sanguigna grossa rotonda
- Entre Fina blood orange
- Sanguinello a pignu
栄養と利用 [編集]
ブラッドオレンジは、他の多くの柑橘類と同じく、ビタミンCの補給源として適している。他の一般的な柑橘類の相違は、アントシアニンも得られる点である。他に、葉酸やビタミンB1の補給源ともなる。果肉を食べることで、食物繊維も摂取できる。
利用法としては、生食だけでなく、ジュースやジャムの原料ともなる。ドレッシングや氷菓子、果皮を香辛料として用いたパン(en:Zest (ingredient)も参照)、ブラッドオレンジで香り付けされたビールテイスト飲料なども存在する。ブラッドオレンジの産地として知られるシチリア島では、薄切りにしたブラッドオレンジ、同じく薄切りにしたウイキョウの球根、オリーブオイルとで作る、冬のサラダが有名である。
出典 [編集]
- ^ Rapisarda, P; Paolo Rapisarda, Fabiana Fanella, and Emanuele Maccarone (2 May 2000). [http://pubs.acs.org/doi/full/10.1021/jf991157h "Reliability of Analytical Methods for Determining Anthocyanins in Blood Orange Juices"] Journal of Agricultural and Food Chemistry 48 (6): 2249-2252.
- ^ Nicolosi, E.; Deng, Z. N.; Gentile, A.; La Malfa, S.; Continella, G.; Tribulato, E. (2000). "Citrus phylogeny and genetic origin of important species as investigated by molecular markers". TAG Theoretical and Applied Genetics 100: 1155
- ^ Reuther, Walter; Leon Dexter Batchelor, Herbert John Webber (January 1967). "Horticultural Varieties of Citrus". Citrus Industry: Crop Protection. Volume I: History, World Distribution, Botany, and Varieties (revised ed.). University of California.
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