ザテレビジョン
『ザテレビジョン』は、角川マガジンズ発行・角川グループパブリッシング発売の日本のテレビ情報誌である。毎週水曜日発売の週刊版、毎月24日発売の月刊版、同じく毎月24日発売の地上波・CS・BSを扱う専門版の「月刊ザハイビジョン」がある。週刊版は、有名人がレモンを持った表紙でおなじみ。
しばしば「ザ・テレビジョン」もしくは「ザ テレビジョン」と誤記されるが、正式名称は掲題の通りである。
目次 |
[編集] 週刊版
[編集] 概要
通常は発売週の土曜日から7日間の地上波とBSのテレビ番組表が掲載されており、ゴールデンタイムを中心に番組の見所が併載されている。バラエティー、音楽、アニメ等のジャンル別番組表も掲載。1年の最後に発売される12月中旬頃の発売号および8月中旬・お盆休みの号は、その期間内(年末年始号は2週間~3週間分・年によって日数は異なる)のガイドを掲載。価格も通常より若干高めになるが、年末号が1年で最も部数増となる号でもある。
放送地域ごとに各地区版を発行しており、『週刊TVガイド』と並び全国47都道府県をカバーしている。地域のローカル番組を紹介するページもあり地元アナウンサーのコラムなども掲載され、地元に密着した誌面作りが行われている。また、年末年始号を中心に特集が組まれることもある。ローカル情報の手厚さは、テレビ情報誌としては先輩格の『週刊TVガイド』を凌駕するとされる。また創刊当初のごく一時期、FM放送(NHK-FM放送と各地の県域民放)の番組表を載せていたことがあったが、FM県域民放の拡大などによる紙面スペースの都合でその後廃止された。
また日本雑誌協会調べの印刷証明付部数においてここ数年、週刊版は『ザテレビジョン』が首位を維持していたが、2011年度(2010年10月から2011年9月まで)の平均部数は『週刊TVガイド』が411,192部、ザテレビジョンは405,501部となり逆転を許した[1]。
[編集] 創刊時の状況
1982年9月22日、角川書店が株式会社ザテレビジョンを設立し角川映画のドル箱スター・薬師丸ひろ子を表紙にして「テレビと遊ぶ本・週刊カドカワ」の副題で創刊。同出版社の映画情報の月刊誌『バラエティ』の週刊版という位置づけで創刊から数年はFMラジオ番組の情報や週間番組表を掲載したり、赤川次郎や西村京太郎など人気作家の連載小説や角川映画の新作情報を掲載するなどバラエティに富んでいた。
先駆の『週刊TVガイド』はこの年既に創刊20周年にして1,000号を超えており、テレビ情報誌の代名詞的存在になっていた。『週刊TVガイド』が幼児からお年寄りまでを対象としたオールラウンドな誌面作りをしていたのに対し、同誌はカラーグラビアを多用するなど10 - 30代の購買層にターゲットを絞る戦略を採った事が奏功し後発ながらもライバル誌に肩を並べるに至った。尚、価格は両誌とも170円であった。
[編集] 表紙について
「有名人がレモンを持った表紙」は創刊号で撮影されて以来、しばらく行われなかった。創刊から3年半後の1986年3月14日号(モデル:荻野目洋子)から恒例となり、以降文字通り同誌の「顔」として定着している。皇室関係者や政治家、またはスポーツ選手の試合風景、映画・ドラマのシーンをモチーフにした号以外は必ずレモンを持たされるが、1993年10月15日号の長渕剛だけは拒否した[2]。
- 話題になった号・特色ある表紙の号
- 1982年10月29日号:外国人としては初めてジョン・マッケンローが登場。
- 1984年4月27日号:フジテレビ系バラエティ番組『オレたちひょうきん族』のキャラクター「ナンデスカマン」に扮した明石家さんまが登場。
- 1989年9月15日号:レモンを空中浮遊させたMr.マリックが登場。
- 1990年8月3日号:浅野ゆう子が登場。「ゆう子の夏はレモン色」と題した、スペシャルグラフが掲載された。表紙でも、ヘッドバンドやネックレスにしたレモンを付けていた。
- 2000年8月18日号:フジテレビ系ドラマ『ナースのお仕事』に主演した観月ありさが持つレモンに合成する形で、岡村隆史がレモンのかぶりもの姿で登場。これは同局番組『めちゃ×2イケてるッ!』とのコラボレーションで、同番組の企画「ザテレビジョン32時間記者」で委細が放送された(同年8月5日)。尚、このキャラクターは「オカレモン」と称され以降同番組の名物となった。
- 2005年12月9日号:同年12月の「Yahoo!JAPANチャリティーオークション」に、同号の表紙を飾ったTBSドラマ『花より男子』のヒロイン役を演じた井上真央の直筆サイン入りレプリカレモンが出品された[3]。
- 人物以外が表紙を飾った号
特定作品のキャラクターについては後述。
- 1984年2月10日号:吉田カツによるイラストが登場(サラエボオリンピック特集)。
- 1988年9月23日号・1992年7月31日号:日本オリンピック委員会(JOC)の「がんばれ!ニッポン」マークが登場。
- 1994年6月10日号・1995年4月14日号:日本テレビ系ドラマ『家なき子』にリュウ役で出演した犬、ピュンピュンが登場。どちらも単独ではなく、前者は安達祐実と、後者は安達祐実・堂本光一とともに登場。
- 2006年11月17日号:『CHIMPAN NEWS CHANNEL』司会者のチンパンジー、ゴメス・チェンバリンが登場。レモン以外にバナナも持った。
[編集] 表紙に登場した各種キャラクター
※2011年10月現在。メインで掲載されたものに限る。
- アニメキャラクター・機体
| 号 | キャラクター名 | 出典 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1984年1月27日号 | チャム・ファウ | 聖戦士ダンバイン | テレビアニメ特集 |
| 1985年3月8日号 | ガンダムMk-II | 機動戦士Ζガンダム | |
| 1985年4月26日号 | Q太郎 | オバケのQ太郎 | |
| 1988年11月11日号 | ミッキーマウス | ディズニーキャラクター | イラストではなく、着ぐるみが表紙に登場した |
| 1990年10月5日号 | キキ | 魔女の宅急便 | 『ダイ・ハード』『アンタッチャブル』とともに |
| 1990年12月14日号 | まる子 | ちびまる子ちゃん | |
| 2004年11月26日号 | シン・アスカ | 機動戦士ガンダムSEED DESTINY | |
| 2005年3月11日号 | モンキー・D・ルフィ トニートニー・チョッパー ロロノア・ゾロ ナミ サンジ ニコ・ロビン オマツリ男爵 |
ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島 |
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| 2006年5月5日号 | 江戸川コナン 毛利蘭 毛利小五郎 服部平次 怪盗キッド |
名探偵コナン | |
| 別冊ザテレビジョン LOVEアニメ!(2011年11月26日発売) | 平沢唯 秋山澪 田井中律 琴吹紬 中野梓 |
映画けいおん! | 左記の作品を主体としたアニメ関連情報のムック本として発売。発売時期が冬で年末なのにもかかわらず、全員水着姿でレモンを持たせている。 |
- 実写・特撮キャラクター
| 号 | キャラクター名 | 出典 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1983年5月13日号 | ゴジラ | ゴジラ | |
| 1983年6月17日号 | R2-D2 C-3PO |
スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還[4] |
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| 1983年9月2日号 | 月光仮面 | 月光仮面 | |
| 1984年3月30日号 | ウルトラマンタロウ | ウルトラマンタロウ | 高見知佳とともに |
| 1984年11月30日号 | ゴジラ モグワイ |
ゴジラ グレムリン |
「ゴーストバスターズ」のマークとともに |
| 1990年3月30日号 | ロボコップ | ロボコップ | |
| 1993年7月9日号 | レックス | REX 恐竜物語 | 安達祐実とともに |
- その他のキャラクター
| 号 | キャラクター名 | 出典 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1983年9月30日号 | 村上ワタル ナンター |
少年ケニヤ | |
| 2002年2月22日号 | サタッペ スマッペ |
サタ☆スマ | 中居正広、香取慎吾とともに |
なおメインで掲載されたもの以外でも各種キャラクターが表紙に載ることがあり、中でもケロロ軍曹は数回にわたって登場している(2006年3月17日号、2008年1月14日号、2009年1月12日号(お正月超特大号)、2009年3月13日号など)。
[編集] その他の特色
テレビ情報誌における芸能人連載コラムの掲載第一号は同誌であった。初代である高見知佳著「ひとりごとハートヌード」(1984年4月6日号~7月13日号、全15回)以降、旬のタレントが連載を担った。1989年に同企画初の単行本として出版された南野陽子著「月夜のくしゃみ」(1989年1月3日号~7月14日号)は彼女の人気と相まって好セールスを記録、テレビ情報誌の購買層以外にも同誌を広く知らしめた。
同誌はモーニング娘。の連載企画でも有名だったが、現在は終了。
ジャニーズタレントへの依存度は高く、数ページにわたる記事はほぼ毎号あり、表紙に起用される頻度も『週刊TVガイド』ほどではないものの高い。
[編集] 月刊版
前身の『TV cosmos』(1987年10月創刊、全国版のみ)を経て、1995年3月に『月刊ザテレビジョン』として首都圏版と関西版の2版で創刊。その後中部版を皮切りに各地域版が順次創刊されている。
[編集] 専門版
2001年6月23日に『BSザテレビジョン』として首都圏版と関西版が創刊。2002年5月号には「BS&CSザテレビジョン」に改題したが、2版体制から全国版のみに変更された。その後2006年5月に地上波番組表も加わり『月刊ザハイビジョン』として新創刊、再び全国版(首都圏版的位置付け)と関西版の2版体制になった。2008年9月には新たに中部版が創刊されている。
なお、正式誌名は「Digitalザテレビジョン 月刊ザハイビジョン」である。
[編集] 地方版と対応地域
※2009年現在
[編集] 週刊ザテレビジョン[5]
- 北海道・青森版(北海道、青森県)
- 秋田・岩手・山形版(秋田県、岩手県、山形県)
- 宮城・福島版(宮城県、福島県)
- 長野・新潟版(新潟県、長野県)
- 首都圏版(群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、山梨県[6])
- 富山・石川・福井版(富山県、石川県、福井県)
- 静岡版(静岡県[7])
- 中部版(岐阜県、愛知県、三重県)
- 関西版(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、徳島県)
- 岡山・四国版(岡山県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県)
- 広島・山口(東)[8]・島根・鳥取版(鳥取県、島根県、広島県、山口県東部)
- 福岡・佐賀・山口(西)[8]版(山口県西部、福岡県、佐賀県)
- 鹿児島・宮崎・大分版(大分県、宮崎県、鹿児島県)
- 熊本・長崎・沖縄版(長崎県、熊本県、沖縄県)
[編集] 月刊ザテレビジョン
- 北海道版(北海道)
- 青森・岩手版(青森・岩手県)
- 秋田・山形版[9](秋田・山形県)
- 宮城・福島版(宮城・福島県)
- 長野・新潟版(新潟・長野県)
- 首都圏版(東京都、群馬・栃木・茨城・埼玉・千葉・神奈川・山梨県)
- 富山・石川・福井版[9](富山・石川・福井県)
- 静岡版(静岡県)
- 中部版(岐阜・愛知・三重県)
- 関西版(京都・大阪府、滋賀・兵庫・奈良・和歌山・徳島県)
- 岡山・香川・愛媛・高知版[9](岡山・香川・愛媛・高知県)
- 広島・島根・鳥取版(広島・鳥取・島根県)
- 福岡・佐賀版(福岡・佐賀県)
- 熊本・長崎版[9](熊本・長崎県)
- 鹿児島・宮崎・大分版[9](鹿児島・宮崎・大分県)
[編集] 月刊ザハイビジョン
- 全国版(関東1都6県と下記以外の地域、地上波は東京キー局のものを掲載)
- 中部版(岐阜・愛知・三重県)
- 関西版(京都・大阪府、滋賀・兵庫・奈良・和歌山・徳島県)
[編集] 関連項目
- 角川グループパブリッシング
- 角川マーケティング
- ザメディアジョン - 岡山・香川版を編集受託
- 月刊ニュータイプ - アニメコーナー担当の井上伸一郎が編集人だった。
[編集] 脚注
- ^ JMPAマガジンデータ 日本雑誌協会
- ^ 「[3号連続企画第1弾]歴代表紙コレクション・1」『週刊ザテレビジョン』2011年10月7日号。
- ^ Yahoo!オークション - ザテレビジョン 表紙レモンチャリティー、Yahoo!JAPAN、2009年6月25日閲覧
- ^ 当時の邦題は「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」。
- ^ 首都圏版には山梨県、関西版には徳島県の各民放がハーフサイズで掲載。また独立UHF局については首都圏版では別ページに、関西版ではサンテレビがフルサイズ、KBS京都がハーフサイズ、その他の3局はさらに半分ぐらいのサイズで掲載されている。四国放送は関西版、岡山・四国版両方にハーフサイズで掲載。
- ^ 山梨県について、地方版創刊当初は「静岡・山梨版」として、隣県の静岡県と一つのエリアとして販売されていたが、山梨県内でのケーブルテレビの高普及率に伴い実質的に在京局の受信可能世帯が多かったことや、隣接する静岡県のエリア事情を考慮し、版割変更が行われ、以後は首都圏版に組み込まれている。
- ^ 地方版創刊当初は、隣県の山梨県との「静岡・山梨版」であったが、山梨県のエリア事情と、静岡県西部地方の事情(在名局を受信可能な地域が比較的多い)を考慮し、全国の版割で唯一(当時)の「1県単独版」として独立した。しかし、県西部に偏りすぎてしまった(静岡・山梨版当時にはあった在京局番組表が廃止され、在名局番組表に変更されたものの、県中部・東部・伊豆地域では在京局を直接もしくはケーブルテレビによる間接で受信している世帯の方が多かったことから、これについてのクレームが多数寄せられたと言われている)ため、版割はそのままに、後に在京各局の番組表も復活させた上で在名局番組表と併存させるなどの修正を施し、現在に至っている。
- ^ a b 山口県は地理的要因によりエリア外の視聴可能局が東部と西部で異なるため、同じ県内でも冊子が異なる。同県内の放送局はどちらもフルサイズで掲載されている。このような事象は『週刊TVガイド』でも同様であるが、以前は「広島版」に山口県の番組表を載せていたので山口県全県で広島版を発売していた時期がある。山口県#テレビの県域放送局も参照のこと。
- ^ a b c d e 秋田・山形版、富山・石川・福井版、岡山・香川・愛媛・高知版、熊本・長崎版、鹿児島・宮崎・大分版の地方版5版は一部特集と連載記事を外したライト版である。
[編集] 外部リンク
- Webザテレビジョン
- ザテレビジョン 日本生命版 - 1983年3月創刊。プロダクションに編集委託したカスタムマガジン。主に日本生命保険のセールスレディを通じて配布される。
- ニッセイザテレビジョンダイジェスト応募要項(読者プレゼント)
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