大塚周夫

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おおつか ちかお
大塚 周夫
生年月日 1929年7月5日(80歳)
出生地 Flag of Japan.svg 日本東京都
民族 日本人
血液型 B型
職業 俳優声優
活動期間 1950年代 -
家族 長男:大塚明夫

大塚 周夫(おおつか ちかお、本名:同じ、1929年7月5日 - )は、日本男性俳優声優ナレーター青二プロダクション所属。劇団東芸劇団俳優小劇場芸能座などで活動。東京都出身。

身長170cm、体重73kg。血液型B型星座かに座

代表作は『ソニックシリーズ』(Dr.エッグマン)、『名探偵ホームズ』(モリアーティ教授)、『ゲゲゲの鬼太郎[第1期・第2期]』『墓場鬼太郎』(ねずみ男)、『チキチキマシン猛レース』シリーズ(ブラック魔王)、『美味しんぼ』(海原雄山)、『忍たま乱太郎』(山田伝蔵)、『ルパン三世(TV第1シリーズ)』(石川五右エ門)、『バビル2世』(ヨミ)など。

またチャールズ・ブロンソンリチャード・ウィドマークの専属吹替としても有名。

目次

[編集] 来歴・人物

長男は同じく俳優・声優の大塚明夫。叔父は彫塑家の渡辺長男朝倉文夫(周夫、明夫共に文夫の命名)。

俳優になる前はダンサー(4歳から新宿区内のダンス教室に通っていた)だった。戦後は、進駐軍のキャンプで踊っていた。 だが両脚の膝関節炎結核のために俳優へ転向。タップダンスが得意で今でも時折スタジオや待合室で披露する事もある。

テレビラジオもなかった頃は、大八車を引いて小学校をまわり、『桃太郎』や『浦島太郎』などの演劇の芝居だけが唯一の仕事だったという苦労が続いた時期があったと語っている。その分、民放ラジオなどでラジオドラマなどが出てくるとやっと仕事が出来ると安堵し、嬉しかったと語っている。

俳優転向後は、その運動神経を活かしてスタントを交えたアクション映画の悪役の仕事に就く(丹波哲郎などに、殴られて吹っ飛ぶアクションが上手く、殴った丹波が強そうに見えるということで出演を依頼されることが多かった)。 その折にたまたま映画館で見たリチャード・ウィドマークの凄みのある芝居に引かれ、その芝居を研究するためテレビ局にウィドマークの吹き替えを担当させて欲しいと頼んだ事が、声優業を始めるきっかけとなった。以後、ウィドマークをはじめチャールズ・ブロンソンなど数々の洋画吹き替え、アニメで活躍している。

代表的なキャラクターを大きく二つに分けるとするならば、『ルパン三世(TV第1シリーズ)』の石川五右エ門、『ガンバの冒険』のノロイ、『美味しんぼ』の海原雄山といったニヒル[要出典]で重厚な演技が要求されるもの、『ピーターパンの冒険』のフック船長、『ソニックX』のDr.エッグマン、『名探偵ホームズ』のモリアーティ教授、そして後述にある代表作の『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男や『チキチキマシン猛レース』、『スカイキッドブラック魔王』のブラック魔王といった、悪役に分類されるがコミカルな面から憎めないキャラクターたち、と言えよう。だが勿論、『機動戦士ガンダム0083』のエイパー・シナプス艦長のような頭の切れるキャラクターや、『忍たま乱太郎』の山田伝蔵先生のような柔和な面をあわせ持つキャラクターまで幅広く演じ分けられ、深みがあり、卓越した演技力の持ち主である。

タイガーマスク二世』ではそれぞれの定番役を一人二役(ヒーロー物作品によくある、主人公の隣のギャグキャラと、悪の幹部)、『うしおととら』のとらは、一つのキャラで両方の定番役を演じた。

平成に入ってからは、鋭い言説で他人をたじろがせるような知識人的初老の男役が際立って多い。海原雄山(『美味しんぼ』)、ヨラン・ペールゼン(『装甲騎兵ボトムズ』OVAシリーズ)、そしてアドルフ・ヒトラー(『ヒトラー最後の12日間』)等々、いずれの役も、劇中何らかの専門探求分野で名を馳せている首魁に位置づけられている人物である。

平行して、舞台では小沢昭一らとの『しみじみ日本・乃木大将』『国語事件殺人辞典』(どちらも井上ひさし著)などに多数出演。またテレビではNHK朝の連続テレビ小説『凛凛と』や『みにくいアヒルの子』などのテレビドラマでも活躍している。

[編集] エピソード

  • ブロンソンの吹き替えを初めて担当した際、独特の声を表現するため、前日にブランデー(もしくはジン)を飲み喉をわざと荒らしてアフレコに挑んだという。しかし、とり・みき著「映画吹替王」のなかで、「(略)あれはね、オーバー。ただ、前の日少しは飲んでも大丈夫っていう感じでね」とある。
  • 吹き替えでの担当俳優のお気に入りは、『事件記者コルチャック』で声を担当したダーレン・マクギャヴィンだという。
  • 小沢昭一さんに「チカちゃん、あんたうまく立ち回れば天下取れた人間なのに、欲がないんだよなあ」と言われたことがある。
  • 2006年4月10日放送の『ブラック・ジャック21』(第1話「医師免許が返る日」)にて長男、明夫と共演している。そのストーリーで演じた医師会長の息子の名前を「明夫!」と叫んでいる。これは当初、台本には「息子よ!」という台詞が書かれていたが、「自分の息子のことを『息子』と呼ぶような親はいない」との周夫の指摘があり、製作者の判断で「明夫!」と変更になったといい、これらは後述の人間観察の賜物であるといえよう。
  • 息子らに「(財産もないし)何も遺してやれなくてごめんなぁ」と語ったところ、明夫から「俳優として一番大切なものを遺してもらった」と言われる。氏がそれは何かと問うと「血だ」と言われたことに感動し、嬉しかったと、インタビューなどでたびたび口にしている。
  • プレイステーション3用ソフト「メタルギアソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」のビッグ・ボス役では、アフレコをする際のモニタ映像でモーションアクター大塚明夫の芝居をみながら、それにあわせて声をあてるという珍しい現象がおきている。
  • 趣味はへら鮒釣り

[編集] 姿勢

芝居に関しては自他ともに認めるほど熱心であり、80代になった現在でも丹念な人間観察を行いながら、自身の芸に磨きをかける努力を惜しまない。 若い頃は、リアルな会話とはどういうことかを勉強するために小さなテレコを持って電車に乗り、乗客の声のトーンを研究した逸話がある。 60歳を迎えたとき、これからは老いを表現していかなければならないと考えた。そこで70歳以上からしか会員になれないへら鮒釣りの会に、頼み込んで入会させてもらい、そこで自分より高齢の人たちを観察し勉強をしたと、野沢那智のラジオに出演したさいに語っていた。

移動は電車か徒歩である。車は、人間観察をしなくてはいけない俳優には不必要だと語ったことがある。

また、持ち役のブロンソンに関して、「ただ声を低くして、渋く喋っているだけじゃ駄目。彼の持つ雰囲気、また台詞と台詞の間(ま)など、彼の魅力を声で表現する場合、一番大切なのは台詞の最後の音を『半音』にすることを意識している」そうである。それにより「少ない台詞に言外の意味合いや雰囲気を持たせることができる」といっている(半音にする、という方法は市原悦子の独特な喋り方を観察して発見したそうである)。

また、彼も吹き替えで活躍してきたベテラン同様に「声優以前に俳優である」という姿勢を持っている。このため、声の吹き替えはあくまでも俳優業の一つという意識を強く持っており、「声優という職業はない」と語ったこともある。

自身の所属する青二プロダクションの新人育成傾向が、声優専門に偏っていることには懸念を持っており、敢えて若手の指導に当たっていない。ただし「人間なんてねずみ男みたいに時間が経てば、コロコロ考え方が変わってしまうもんだから、言ったことと逆のことをしているかもしれない」と語ったこともある。

[編集] ねずみ男

ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男がお気に入りであり、人間の本質でもあるいい加減さを体現したキャラクターに共感を覚えると語っている。しかし、人間でもなく妖怪でもないという、非常にあやふやなキャラクターを演じるにあたって「どうすりゃいいんだ」と頭を悩ませたという。また、ねずみ男を演じたおかげで、子ども達は学校で「小ねずみ男」などと呼ばれ、苛められたという(息子の大塚明夫が雑誌でたびたび語っている)。近年でもねずみ男役としてインタビューを受けると、毎回自分なりのねずみ男に対する見解を多く語っている。

ラジオの『オールナイトニッポン』出演の際は、数年ぶりにねずみ男を演じた(厳密にはその声の調子で様々なことを語った)ためか、終始「俺はいい加減なんだから」と、楽しんでいるような調子でねずみ男に成り切っていた。また、同ラジオで特別に製作されたラジオドラマにおいては、久方振りにねずみ男を演じた。その後もNHKで放映された『鬼太郎が見た玉砕』においては、第5期放映中にも関わらず、野沢ら第1期のメンバーが演じている。ちなみに、ラジオ番組ではねずみ男を中心に多くのことを語っており、近年の若者に対して「ねずみ男はいけません」と告げたり、後に別の人間が演じていたねずみ男に対しても、短いながらも意見を述べていた。

自分のハイトーンだけで喋るとねずみ男になるという。また、このキャラクターのことは気に入ってはいるが、ハイトーン自体を維持するのは大変らしく、「くたびれたね、あれは」と語っている。元祖ねずみ男は大塚周夫であるが、当時バラエティ番組などにおいて鬼太郎の出演声優が呼ばれるという企画があった際にも、狂言回しであるねずみ男がピックアップされることは少なく、番組においてもあまり出演がなかった。代表作としても、吹き替え等が先行される等の事情があってか、以前は積極的に発表されにくかった。しかし近年では『墓場鬼太郎』等の影響から、彼がねずみ男の元祖であることが改めて世に知れ渡ることとなった。なお、それ以前に前述の二作品にねずみ男役として出演している他、元祖ねずみ男を演じた特別ゲスト出演として、鬼太郎第5期においてゲストキャラクターを二役演じている。そのうち一役は毎回高木渉演じるねずみ男との絡みが多い役柄であった。

本人の、ねずみ男に対する分析は「(ねずみ男の)本質は『自分で自分のことが大嫌いなヤツ』」であるという。コミカルさを軽減した『墓場鬼太郎』では、その本質が見え隠れしているようだ。

大塚明夫は、「一番すごい仕事はねずみ男だと思っている」と語っている。ブラック魔王などもこのねずみ男あってのものだと分析し、本人も軽く同意した。また、苛めの材料にされたキャラであるが、逆に息子である明夫は「ねずみ男を自分が演じて見たい」と冗談めかして言ったこともある。

[編集] 出演作品

太字は息子の大塚明夫と共演

[編集] テレビアニメ

1963年
1964年
1967年
1969年
1970年
1971年
1972年
1973年
1974年
1975年
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
1984年
1986年
1987年
1988年
1989年
1993年
1996年
  • ゲゲゲの鬼太郎(第4作)(白山坊)
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年

[編集] OVA

[編集] 劇場版アニメ

[編集] ゲーム

[編集] 吹き替え

[編集] 吹き替え(洋画)

[編集] 吹き替え(海外ドラマ・特撮)

[編集] 吹き替え(アニメ)

[編集] 特撮

  • ウルトラQ 第10話「地底超特急西へ」イタチに靴磨きしてもらう客(1966年)
  • ウルトラマン 第4話「大爆発五秒前」巡視船見張り員、第21話「噴煙突破せよ」レストハウス支配人(1966年)
  • 快獣ブースカ(担任の鬼山先生)
  • 月光仮面(山本記者・第1,2部)

[編集] 人形劇

[編集] テレビドラマ

[編集] 映画

[編集] ラジオ

[編集] CD

[編集] CM

[編集] ナレーション

[編集] その他

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク