夕陽のガンマン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
夕陽のガンマン
Per qualche dollaro in più
監督 セルジオ・レオーネ
脚本 セルジオ・レオーネ
ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ
製作 アルトゥーロ・ゴンザレス
アルベルト・グリマルディ
出演者 クリント・イーストウッド
リー・ヴァン・クリーフ
ジャン・マリア・ヴォロンテ
音楽 エンニオ・モリコーネ
撮影 マッシモ・ダラマーノ
編集 ユージェニオ・アラビソ
ジョルジョ・セッラロンガ
配給 日本の旗 ユナイト映画
公開 イタリアの旗 1965年12月18日
日本の旗 1967年1月27日
アメリカ合衆国の旗 1967年5月10日
上映時間 イタリアの旗 130分
アメリカ合衆国の旗 132分
製作国 イタリアの旗 イタリア
西ドイツの旗 西ドイツ
スペインの旗 スペイン
言語 イタリア語
製作費 600,000ドル
前作 荒野の用心棒
次作 続・夕陽のガンマン
テンプレートを表示

夕陽のガンマン』(: Per qualche dollaro in più: For a Few Dollars More、原題の意味は「もう数ドルのために」)は1965年のイタリア制作のマカロニ・ウェスタンである。監督はセルジオ・レオーネ、出演はクリント・イーストウッドリー・ヴァン・クリーフジャン・マリア・ヴォロンテ。他にドイツ人俳優クラウス・キンスキー悪役で出演している。日本とアメリカでは1967年に公開され、「ドル箱三部作」の第2作目に当たる。

1967年公開のマカロニ・ウェスタンに『新・夕陽のガンマン/復讐の旅』(原題:Da uomo a uomo)という作品があるが本作及び『続・夕陽のガンマン』とは一切関係ない作品である。

ストーリー[編集]

2人の賞金稼ぎ名無しの男イーストウッド)とダグラス・モーティマー大佐、通称「黒ずくめの男」(ヴァン・クリーフ)は麻薬中毒の凶暴なギャング“エル・インディオ”(ジャン・マリア・ヴォロンテ)の首にかけられた賞金を狙う。インディオは西部で最も恐れられている悪党だった。2人の凄腕の賞金稼ぎが時に協力しながら、時にお互いを出し抜きながらインディオを追い詰めていく。

キャスト[編集]

主演[編集]

ギャング[編集]

その他のキャラクター[編集]

日本語吹き替え[編集]

役名 俳優 日本語吹き替え
NETテレビ DVD
名無しの男(モンコ) クリント・イーストウッド 山田康雄多田野曜平 山路和弘
ダグラス・モーティマー大佐 リー・ヴァン・クリーフ 納谷悟朗 (納谷悟朗) 有川博
エル・インディオ ジャン・マリア・ヴォロンテ 小林清志 (小林清志) 谷口節
グロッギー ルイジ・ピスティッリ 大塚周夫 (大塚周夫) 廣田行生
ワイルド クラウス・キンスキー 内海賢二
クチーリオ アルド・サンブレル 寺島幹夫
サンチョ・ペレス パノス・パパドプロス 雨森雅司
ニーニョ マリオ・ブレガ 田中康郎
トゥーカムケアリの保安官 トーマス・ブランコ 北村弘一
ブラッキー フランク・ブラナ 今西正男
レッド・カヴァナフ ホセ・マルコ 緑川稔

()内は「日本語吹替完声版」での追加収録部分の担当声優

概要[編集]

荒野の用心棒』のイタリアでの大ヒットで実力を認められたレオーネが、前作を大幅に上回る予算を与えられて製作した作品である。映画の大部分はスペインアルメリア地方で撮影された。カルロ・シーミは本作品の撮影に当たり、“エル・パソ”の町並みのセットを砂漠に作り上げた。当時のセットは現存し、ミニ・ハリウッドと呼ばれる観光名所になっている。本作品でレオーネは独自の演出スタイルを確立、名実共にマカロニ・ウェスタンの巨匠と目されるようになった。

特記事項[編集]

  • 現在、日本で発売されている『夕陽のガンマン』はすべてアメリカ版である。そのためイタリアの原版とは微妙に違っている。
  • 主人公のあだ名はモンコ(Monco)であり、イタリア語で「片腕」。このあだ名の由来は、彼が銃を撃つときと馬に乗るとき以外決して右腕を使わないことである。
  • エル・インディオを演じたジャン・マリア・ヴォロンテのキャリアは舞台から始まっており、彼の演技は映画のキャラクターとしては大げさに過ぎるとして、レオーネは撮影中ヴォロンテに何度も抑えた演技をするように要請したと言われている[1]
  • 『荒野の用心棒』に引き続き音楽を担当したのはエンニオ・モリコーネである。レオーネは直接彼に音楽の指示をし、撮影前に完成したものもある。
  • イタリアには本作のパロディ映画 Per qualche dollaro in meno (英語:For a Few Dollars Less、原題を直訳すると「より少ないドルのために」)がある。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ A NEW STANDARD(レオーネの伝記作家クリストファー・フレイリングによる映画の解説、The Sergio Leone Anthology収録)

外部リンク[編集]