夕陽のガンマン
| 夕陽のガンマン | |
|---|---|
| Per qualche dollaro in più | |
| 監督 | セルジオ・レオーネ |
| 脚本 | セルジオ・レオーネ ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ |
| 製作 | アルトゥーロ・ゴンザレス アルベルト・グリマルディ |
| 出演者 | クリント・イーストウッド リー・ヴァン・クリーフ ジャン・マリア・ヴォロンテ |
| 音楽 | エンニオ・モリコーネ |
| 撮影 | マッシモ・ダラマーノ |
| 編集 | ユージェニオ・アラビソ ジョルジョ・セッラロンガ |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | |
| 製作国 | |
| 言語 | イタリア語 |
| 製作費 | 600,000ドル |
| 前作 | 荒野の用心棒 |
| 次作 | 続・夕陽のガンマン |
『夕陽のガンマン』(伊: Per qualche dollaro in più、英: For a Few Dollars More、原題の意味は「もう数ドルのために」)は1965年のイタリア制作のマカロニ・ウェスタンである。監督はセルジオ・レオーネ、出演はクリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテ。他にドイツ人俳優クラウス・キンスキーも悪役で出演している。日本とアメリカでは1967年に公開され、「ドル箱三部作」の第2作目に当たる。
1967年公開のマカロニ・ウェスタンに『新・夕陽のガンマン/復讐の旅』(原題:Da uomo a uomo)という作品があるが本作及び『続・夕陽のガンマン』とは一切関係ない作品である。
目次 |
ストーリー [編集]
2人の賞金稼ぎ、名無しの男(イーストウッド)とダグラス・モーティマー大佐、通称「黒ずくめの男」(ヴァン・クリーフ)は麻薬中毒の凶暴なギャング“エル・インディオ”(ジャン・マリア・ヴォロンテ)の首にかけられた賞金を狙う。インディオは西部で最も恐れられている悪党だった。2人の凄腕の賞金稼ぎが時に協力しながら、時にお互いを出し抜きながらインディオを追い詰めていく。
キャスト [編集]
主演 [編集]
- クリント・イーストウッド - モンコ(「名無しの男」、"モンコ"の意味はイタリア語で「片腕/不具者」)
- リー・ヴァン・クリーフ - ダグラス・モーティマー大佐
- ジャン・マリア・ヴォロンテ - エル・インディオ(スペイン語で“インディアン”という意味)
ギャング [編集]
- マリオ・ブレガ - ニーニョ
- ルイジ・ピスティリ - グロッギー
- アルド・サンブレル - クチーリオ
- クラウス・キンスキー - ワイルド
- ベニート・ステファネリ - ヒューイ(別名ルーク)
- ルイス・ロドリゲス - マヌエル
- パノス・パパドプロス - サンチョ・ペレス
- ウェルナー・アブロラット - スリム(クレジットなし)
- エドアルド・ガルシア - ファウスト(クレジットなし)
- エンリケ・サンティアゴ - ミゲル(クレジットなし)
- アントニオ・モリーノ・ロホ - フリスコ(クレジットなし)
- フランク・ブラナ - ブラッキー(クレジットなし)
- ホセ・カナレハス - チコ(クレジットなし)
- ナサレノ・ナタレ - パコ(クレジットなし)
その他のキャラクター [編集]
- ダンテ・マジオ - インディオと同じ刑務所の囚人、元大工
- ディアナ・ラビト - キャラウェイの女
- ショパンニ・タラロ - サンタ・クルスの電信技士
- ヨゼフ・エッガー - 地獄耳の老人
- ロレンツォ・ロブレド - インディオを裏切った男
- マラ・クルップ - メアリー、ホテルの主人の妻
- マリオ・メニコニ - 車掌
- ロベルト・カマディエル - 駅の店員
- セルジオ・メンディサバル - トゥーカムケアリの銀行支店長
- トーマス・ブランコ - トゥーカムケアリの保安官
- ローズマリー・デクスター - モーティマーの妹(クレジットなし)
- ピーター・リー・ローレンス - モーティマーの義弟(クレジットなし)
日本語吹き替え [編集]
| 役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | |
|---|---|---|---|
| テレビ朝日 | DVD | ||
| 名無しの男 | クリント・イーストウッド | 山田康雄 (多田野曜平) | 山路和弘 |
| ダグラス・モーティマー大佐 | リー・ヴァン・クリーフ | 納谷悟朗 (納谷悟朗) | 有川博 |
| エル・インディオ | ジャン・マリア・ヴォロンテ | 小林清志 (小林清志) | 谷口節 |
| グロッギー | ルイジ・ピスティッリ | 大塚周夫 (大塚周夫) | |
| ワイルド | クラウス・キンスキー | 内海賢二 | |
| クチーリオ | アルド・サンブレル | 寺島幹夫 | |
| サンチョ・ペレス | パノス・パパドプロス | 雨森雅司 | |
| ニーニョ | マリオ・ブレガ | 田中康郎 | |
| トゥーカムケアリの保安官 | トーマス・ブランコ | 北村弘一 | |
| ブラッキー | フランク・ブラナ | 今西正男 | |
| レッド・カヴァナフ | ホセ・マルコ | 緑川稔 | |
()内は「日本語吹替完声版」での追加収録部分の担当声優
- テレビ朝日版:初回放送 1973年4月8日テレビ朝日系『日曜洋画劇場』21:00-23:25
- テレビ朝日版では上記のキャストのほかに野沢雅子、槐柳二、富田耕生、寄山弘、大宮悌二、西山連、飯塚昭三、村越伊知郎、清川元夢、石森達幸、木原規之、渡辺典子、鈴木れい子が、DVD版では樋渡宏嗣が吹き替えを担当している。
- 2009年12月11日、セルジオ・レオーネ監督の生誕80周年を記念して『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』、『夕陽のギャングたち』を収録した6枚組のDVDセットが日本で発売された。「セルジオ・レオーネ 生誕80周年記念 夕陽コレクターズBOX -日本語吹替完声版- 」と題され、『夕陽のガンマン』、『続・夕陽のガンマン』はテレビ放送でカットされた部分の吹き替えが追加収録されている。イーストウッドの吹き替えは逝去した山田康雄の代わりに多田野曜平が担当し、それ以外の主要な役はテレビ版と同じ声優陣が再び声を当てている(「夕陽のガンマン アルティメットエディション」および「日本語完声版」に収録されているテレビ版の音声は初回放送時の最長版ではなく、2時間枠での放送時にそれを更にカットしたものである)。
概要 [編集]
『荒野の用心棒』のイタリアでの大ヒットで実力を認められたレオーネが、前作を大幅に上回る予算を与えられて製作した作品である。映画の大部分はスペインのアルメリア地方で撮影された。カルロ・シーミは本作品の撮影に当たり、“エル・パソ”の町並みのセットを砂漠に作り上げた。当時のセットは現存し、ミニ・ハリウッドと呼ばれる観光名所になっている。本作品でレオーネは独自の演出スタイルを確立、名実共にマカロニ・ウェスタンの巨匠と目されるようになった。
特記事項 [編集]
- 現在、日本で発売されている『夕陽のガンマン』はすべてアメリカ版である。そのためイタリアの原版とは微妙に違っている。
- 主人公のあだ名はモンコ(Monco)であり、イタリア語で「片腕」。このあだ名の由来は、彼が銃を撃つときと馬に乗るとき以外決して右腕を使わないことである。
- エル・インディオを演じたジャン・マリア・ヴォロンテのキャリアは舞台から始まっており、彼の演技は映画のキャラクターとしては大げさに過ぎるとして、レオーネは撮影中ヴォロンテに何度も抑えた演技をするように要請したと言われている[1]。
- 『荒野の用心棒』に引き続き音楽を担当したのはエンニオ・モリコーネである。レオーネは直接彼に音楽の指示をし、撮影前に完成したものもある。
- イタリアには本作のパロディ映画 Per qualche dollaro in meno (英語:For a Few Dollars Less、原題を直訳すると「より少ないドルのために」)がある。
脚注 [編集]
- ^ A NEW STANDARD(レオーネの伝記作家クリストファー・フレイリングによる映画の解説、The Sergio Leone Anthology収録)
外部リンク [編集]
- Per qualche dollaro in più - インターネット・ムービー・データベース(英語)
- Per qualche dollaro in più - AllMovie(英語)
- 夕陽のガンマン - allcinema
- 夕陽のガンマン - KINENOTE
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