多田野曜平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ただの ようへい
多田野 曜平
本名 篤雄
別名義 ナン様、ただの傭兵、ただの妖精
生年月日 1962年3月10日(52歳)
出生地 日本の旗 日本福岡県
民族 日本人
血液型 A型
職業 俳優
声優
ジャンル 舞台
テレビアニメ
吹き替え など
活動期間 1985年 -
配偶者 あり
著名な家族 あり

多田野 曜平(ただの ようへい、1962年(昭和37年)3月10日[1] - )は、日本舞台俳優声優福岡県出身。テアトル・エコー所属。

人物・経歴[編集]

1981年(昭和56年)に琉球大学に入学した後、沖縄ジャンジャンにて演劇実験室「観客席」へ入団する。1985年に上京し、いくつかの劇団を渡り歩いた後、1988年にテアトル・エコー附属養成所に入所する。1990年4月劇団テアトル・エコーに研究生として所属。1994年4月に準劇団員昇格、2000年4月に劇団員に昇格する。舞台を中心に洋画の吹き替えもしていたが、2006年に『姫様ご用心』でアニメにも出演した。

青年から老人まで幅広くこなす。ハゲ、小人、小動物、昆虫役が中心だが、『ボードウォーク・エンパイア』のナッキー・トンプソン役では二枚目、『ホワイトカラー』のモジー役では三枚目、『結界師』の繁守では老け役も演じている。他にも『シュガーラッシュ』のキャンディー大王、『フィニアスとファーブ』のドゥーフェンシュマーツのようなコミカルな悪役キャラや『ジェイクとネバーランドのかいぞくたち』ではフック船長の相棒スミーを演じるなど、演技の幅は広い。

声質が山田康雄に似ていると言われることもあり、実際に山田の代役を務めることもある(後述)。

趣味はギター、オートバイ、サッカー、大相撲、ミニカー収集等。家族は妻と娘一人。

エピソード[編集]

声質について[編集]

山田康雄とは声質が似ていることもあり、『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』『イージー・ライダー』の追加収録の部分のみ山田の代役を行った。

多田野が上記の作品の代役に選ばれた理由は、FOXの担当者に多田野が担当した『姫様ご用心』のレスリーの声を聞いてもらったところ、担当者は「山田に雰囲気が似ている」「ルパン三世のような口調」と評した。そのため、「多田野さんにお願いしたい」と依頼したという。しかし、多田野本人は何故自分が選ばれたのかをインタビュアーに言われるまで知らなかった[2]

2012年、WOWOWで『ダーティハリーシリーズ』のノーカット吹替版が放送されることになり、地上波放送時のカット部分がある第1 - 4作までの追加収録部分を、多田野が山田の代役として再び担当した。

多田野本人は「山田さんを真似したことは無い」と言っているが、小林清志の隣で「次元大介おれの相棒♪」と小声でルパン口調を披露したことがある。しかし、小林は気づいてくれなかったらしい[2]

夕陽のガンマン関連[編集]

2009年(平成21年)に夕陽コレクターズBOXが発売し、新たに日本語完声版の収録が行われることとなった。クリント・イーストウッドの専属声優である山田康雄はすでに逝去しているため、代役として多田野が『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン』の2作品において追加収録の部分でイーストウッドの声を当てることとなった[2]

イーストウッドの声を演じるのは夢だったらしく、「心底うれしい。演じたくてしょうがなかった」と公言している。また、このイーストウッドの吹き替えるにあたり、「山田の持っている雰囲気、どうやって出すか、近づけるか…」ということを考え、彼の声を持っている色気やガンマンという設定に気をつけて演じるため、『夕陽のガンマン』を朝から晩まで見ていたとのこと[2]。だが、あまりにも山田調の演技に集中したため、その数日後には舞台の稽古で共演者に「(山田康雄の)真似してない?」と、かなりのダメ出しをされたこともある[2]

本人は昔からイーストウッドが好きで、彼の主演作をいつも見ていたほどでもある。特に、『荒野の用心棒』『マンハッタン無宿』『戦略大作戦』『ダーティハリー』『ガントレット』の5作品は好きだと公言している。また、演じたい俳優として「スティーブ・ブシェミピーター・フォンダなどもいろいろあるが、特にイーストウッドの声は今後も担当してみたい」と語ったこともある[2]。上述の通り、2009年に発売された『イージー・ライダー』のBlu-ray Disc版の追加収録では、過去に山田康雄が声を当てたピーター・フォンダの声を新たに吹き替えている。

ナイアガラ関連[編集]

2013年(平成25年)に公開された早川千絵監督の実写映画『ナイアガラ』に出演。公開初日の舞台挨拶には多田野も登場した。『ナイアガラ』は多方面で評価され、2014年にはバッファロー・ナイアガラ国際映画祭短編部門ノミネート、ソウル女性国際映画祭アジア短編映画コンペ部門グランプリ受賞、ウラジオストク国際映画祭において国際映画批評家連盟賞を受賞、第36回PFFアワード入選、カンヌ国際映画祭シネフォンダシオン部門にもノミネートされた。

Twitter関連[編集]

2014年(平成26年)8月8日ディズニー・チャンネルにて放送された『フィニアスとファーブ』の特別番組『フィニアスとファーブの35時間テレビ カモノグルメ博覧会』に謎のカモノグルメ評論家として顔出し出演した際、サプライズともいえる多田野の登場に驚いたファンたちがTwitterに一斉に書き込んだ結果、「多田野さん」というワードがトレンド入りを果たした。これを受けて多田野本人はTwitterに喜びの旨を綴ったツイートを残した。

出演作品[編集]

テレビアニメ[編集]

1996年

2004年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

劇場アニメ[編集]

2005年

2009年

2012年

OVA[編集]

2006年

2010年

2011年

ゲーム[編集]

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

  • ウルトラストリートファイターIV(元[4]
  • パペッティア(インヤン、爺杉、ミスターピンク、ドッグ、オウム、執事ロボ、かかし、その他)

ラジオドラマ[編集]

2004年

2006年

2007年

2011年

2012年

ドラマCD[編集]

1996年

吹き替え[編集]

俳優[編集]

映画[編集]

テレビドラマ[編集]

アニメ[編集]

特撮[編集]

1996年

1997年

2002年

2003年

2007年

2013年

TV(俳優)[編集]

映画(俳優)[編集]

ナレーション[編集]

舞台[編集]

  • 九島亮「RANDOM」(1986年スペース・DEN)
  • 大橋秀樹「パッセンジャー」(1987年池袋アート・スポット・フリーク)
  • 大橋秀樹「情熱の花」(1987年スタジオ赤坂プレイBOX)
  • スラップスティック バンガード システムVOL7(1988年スタジオ赤坂プレイBOX)
  • T・ワイルダー「楽しき旅路」(1988年テアトル・エコー付属養成所)
  • 太宰治「カチカチ山」(1989年テアトル・エコー付属養成所)
  • 菊池寛「父帰る」(1989年テアトル・エコー付属養成所)
  • チェーホフ「家庭争議」(1989年テアトル・エコー付属養成所)
  • N・サイモン「名医先生」(1990年テアトル・エコー付属養成所)
  • 川和孝「河童譚」(1990年テアトル・エコー付属養成所)
  • ジャン・ベルナール・リュック「恋の冷凍保存」(1990年テアトル・エコー旧劇場)
  • 岡本蛍「匿名シネマ」(1991年テアトル・エコー旧劇場)
  • 桐生祐狩「ピンクレインの娘」(1991年テアトル・エコー旧劇場)
  • N・サイモン「おかしな二人 女性版」(1992年銀座みゆき館劇場)
  • 井上ひさし「表裏源内蛙合戦」(1992年テアトル・エコー)
  • F・ダンロップ、ジム・デール「スカピーノ」(1992年テアトル・エコー)
  • 松田環「ドラキュラ」(1993年テアトル・エコー)
  • N・サイモン「映画に出たい!」(1993年銀座小劇場)
  • 小川未玲「深く眠ろう死の手前ぐらいまで」(1996年テアトル・エコー)
  • 小川未玲「お勝手の姫」(1998年テアトル・エコー)
  • N・サイモン「サンシャイン・ボーイズ」(1998年紀伊國屋サザンシアター)
  • マルセル・エーメ「他人の首」(1999年テアトル・エコー)
  • N・サイモン「23階の笑い」(1999年紀伊國屋サザンシアター)
  • 氷室冴子「ざ・ちぇんじ!」(2000年紀伊國屋サザンシアター)
  • チェーホフ「くしゃみ」(2002年新国立劇場)
  • キノトール「青年がみな死ぬ時」(2002年テアトル・エコー)
  • 小川未玲「ちゃんとした道」(2003年テアトル・エコー)
  • 野田治彦「屋上桟敷の人々」(2003年テアトル・エコー)
  • A・エイクボーン「ドアをあけると…」(2003年紀伊國屋サザンシアター)
  • ジョン・マレー、アレン・ボレッツ「ルームサービス」(2008年 地方公演)
  • ロベール・トマ「フレディ」(2008年テアトル・エコー)
  • ロン・ハッチンソン「風と共に来たる」(2009年テアトル・エコー)
  • 井上ひさし「日本人のへそ」(2010年テアトル・エコー)
  • ロン・ハッチンソン「風と共に来たる」再演(2011年テアトル・エコー)
  • ロン・ハッチンソン「風と共に来たる」(2013年 東北公演)
  • ロン・ハッチンソン「風と共に来たる」(2014年 四国・神奈川公演)

脚注[編集]

  1. ^ 『日本音声製作者名鑑2007』、69頁、小学館、2007年、ISBN 978-4095263021
  2. ^ a b c d e f 吹替の帝王 インタビュー
  3. ^ 週刊ファミ通』2013年3月28日号、エンターブレイン、2013年3月14日
  4. ^ キャラクター”. CAPCOM : ULTRA STREET FIGHTER IV 公式サイト. 2013年7月17日閲覧。

外部リンク[編集]