女囚さそりシリーズ
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『女囚さそりシリーズ』(じょしゅうさそりシリーズ)とは、篠原とおるの漫画『さそり』を原作とした東映制作による映画シリーズ。主演の梶芽衣子の人気とあわせて大ヒットシリーズとなり、梶の歌う主題歌『怨み節』もヒットした。
ここでは劇場版と、オリジナルビデオ版について記述する。
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[編集] 概要
- 恋人に裏切られた挙句、冤罪によって収監された女囚「松島ナミ(さそり)」を主役とした女囚映画。収監された刑務所内での看守や女囚による陰惨な私刑(リンチ)や陵辱、刑事による暴力に超人的な精神力と忍耐力で耐え、「怨み」を蓄積していき、最終的には自分を陥れた男達へと復讐を遂げると言ったストーリー。さそりを陥れる男達は刑事や代議士、看守と言った権力に属する者が殆どである。
- このシリーズに必須なショックシーン(暴力、陵辱、嫌がらせ)は凄惨でインパクトが強く、それ故に無表情で耐えながら「怨み」の冷たい炎をたぎらせるさそりの魅力を高め、ただでさえ印象の強い70年代東映作品の中でも特別なイメージを与えている。
- 伊藤俊也監督による、ガラス張りの床下からのショット、回転する室内セットによる場面転換、暗転などの画面構成が特徴。
- ナミを演じた梶芽衣子の極端に少ないセリフ、冷たい目の表情は印象的。また田村正和、舘ひろし、浅香光代等の意外な俳優が、現在では考えられない配役で出演している。細川俊之はナミを「この世のためにならない奴」として憎しみを抱き、虐待して暴力を加えて殺そうとする警部を演じている。
- 梶芽衣子のシリーズ降板後も、映画、テレビ、オリジナルビデオと後続作品が作られている。(ただし、作品ごとに、キャラクターや舞台設定は多少異なる)
- 最新作は、香港でリメイクされる『さそり “SASORII”』で、主演は水野美紀。共演は台湾のディラン・クォ、香港のブルース・リャン、日本からは石橋凌らが共演する。2009年公開予定。
[編集] オマージュ
この作品へのオマージュは多く存在する。
- キル・ビル - 梶芽衣子の熱狂的なファンであるクエンティン・タランティーノが、『キル・ビル』シリーズで、梶の歌う『怨み節』を使用したことは有名である。
- 逃亡者おりん
- 無限の住人の作者、沙村広明の短編集『おひっこし』の劇中で度々、本作品が登場する。
- 2005年日本テレビ系で放送された土9テレビドラマ女王の教室では、その演出家である大塚恭司がタイトルバック、主人公の設定等に対し「演出において影響を受けた映画は(梶芽衣子主演の初期3部作)」であると述べている。
- 2009年公開の園子温監督の映画『愛のむきだし(あいのむきだし、英題Love Exposure)』では、主人公ユウ(配役:西島隆弘)がサソリと称する女性に女装することから物語が展開する。
- さそり監督という女囚さそりの格好をした映画監督も存在する。津田寛治が女装してさそりになりカンフーで戦う映画『スコーピオン&スネーク』が2008年に公開されている。
[編集] 劇場版作品
- 女囚701号/さそり(1972年8月25日公開)
- 女囚さそり 第41雑居房(1972年12月30日公開)
- 監督:伊藤俊也 主演:梶芽衣子
- 女囚さそり けもの部屋(1973年7月29日公開)
- 監督:伊藤俊也 主演:梶芽衣子
- 女囚さそり 701号怨み節(1973年12月29日公開)
- 監督:長谷部安春 主演:梶芽衣子
[編集] 劇場版作品(リメイク)
- 新・女囚さそり 701号(1976年11月17日公開)
- 新・女囚さそり 特殊房X(エックス)(1977年6月18日公開)
- SASORI IN U.S.A. (1997年4月5日公開)
- 女囚701号 さそり外伝(2011年10月7日公開)
[編集] Vシネマ版作品
- 女囚さそり 殺人予告(1991年)
- サソリ 殺す天使 (1998年)
- サソリ 女囚701号 (1998年)
[編集] 関連項目
- さそり (テレビドラマ)
- 蠍子-SASORI- (2009年8月8日公開 監督・馬偉豪(ジョー・マー)水野美紀主演)