ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア
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関連項目
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『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』は、HBO製作のアメリカのテレビドラマ。同局の大人向け看板番組。1999年から2007年にかけて全6シリーズ86話で完結し日本では、WOWOWで放送された。また、スーパー!ドラマTVでも放送されている。
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[編集] 概要
ストレス社会に生きるイタリア系マフィアのボスとその周囲の人々の人間模様を描いたテレビドラマである。マフィアを時に生々しく、時にユーモラスに描き、バイオレンス、過激なセリフ、性描写によって全米では子供の視聴を禁じる成人指定になった。ニュージャージーを実際に仕切っているデカヴァルカンテ一家(DeCavalcante crime family)がモデルとされ、主人公のトニーはヴィンセント・"ヴィニー・オーシャン"・パレルモを元にしたとされている。
裏社会の過激なドラマが描かれる一方で、夫婦や親子など家族のリアルで複雑な人間模様が展開することやこのドラマの1話あたりの制作費に2億円をかけ従来のハリウッド方式に従わず、物語の舞台であるニュージャージーで撮影を敢行して本物の空気、迫力を表現した。このことからマスコミから現代的でリアル、そしてより多くのテーマを扱っていると絶賛され高い視聴率を得た。6シーズンというロングランヒット、2007年で最終回を迎えた。
また、放送開始以来、エミー賞を96個のノミネート、通算17回受賞した。しかも2004年には、ネットワーク局以外のチャンネルが初めてシリーズ作品賞を受賞している。
[編集] あらすじ
主人公、アンソニー・ソプラノ(通称、トニー)は、ニュージャージーを縄張りとしたマフィア、ソプラノファミリーの初代ボスジョニー・ソプラノの長男。血筋も実力も十分にあるMafioso(ヤクザ)であるが、欠点もあった。ごくたまにではあるが医学的には解明出来ない原因不明のパニック症候群に悩まされ、隣人でありファミリードクターであるDr.クザマーノの勧めで精神科医に通いだすことからストーリーは始まる。
トニーは最初は警戒心を働かせながらも。精神科医とのセラピーの中で徐々に自分自身の悩みや生い立ちを話していく。そのひとつとしてRICO ACT(日本で言う暴対法)から来るプレッシャーを話し始める。『ゴッドファーザー』や『グッドフェローズ』といった映画で見られるマフィアの華やかな時代とは違い、RICO法が施行されてからはどんな小さな犯罪もしくじればFBIのターゲットになってしまい、長い懲役が待っている。またFBIは次々と平気で司法取引を強行し、トニーの同業者に盗聴器を身に付けさせマフィアの力を削いでいく。
トニーの悩みは本業にとどまらず、実の母の一風変わった性格やわがままのせいで多くの問題が生まれる。また、カソリックで古く保守的な考えを持ったトニーにとって家族は彼のすべてであり、父親としては精一杯のことをしようというスタンスを持っていることもあり、教養のある精神科医に真剣に家族との関係についても相談する。
そんな悩み多きトニーではあるが、それでもマフィアのサラブレッドとして生まれ育ち、四十代前半にして豪邸を持ち、父や叔父よりも財政的にもはるかに上回っており、リーダーシップもあり実質上ボスとして周りには信頼されている。しかし、表向きにはCAPO(キャプテン=幹部の一人)として、FBI対策にも万全を期している狡猾さも持ち合わせている。
[編集] 登場人物
※右はVIDEO版のキャスト
[編集] ソプラノ家
- トニー・ソプラノ(ジェームズ・ガンドルフィーニ :池田勝/渡瀬恒彦)
- 主人公でマフィアのボス。ストレスと悩みで精神科にカウンセリングを受ける。
- トニーの妻。ソプラノ家を支える妻だが子育てや夫との関係でストレスを抱えている。
- メドウ・ソプラノ(ジェイミー・リン・シグラー :大原さやか/小島幸子)
- ソプラノ家の長女で成績は優秀の優等生だったが・・・。
- ソプラノ家の長男でメドウの弟。悪ガキで学校の成績も悪い。
- コラード・ソプラノ・ジュニア(ドミニク・キアニーズ :塚田正昭/石森達幸)
- トニーの叔父。通称「アンクル・ジュニア」。トニーとは因縁の間柄である。
- ジャニス・ソプラノ (アイーダ・タトゥーロ)
- トニーの姉。トラブルメーカーであり、トニーの頭痛の種の一つ。
- リヴィア・ソプラノ(ナンシー・マーチャンド)
- トニーの母。トニーと折り合いが悪かったが、シーズン3で死去した。
- トニー・ブランデット(スティーヴ・ブシェミ :多田野曜平)
- トニーの従兄弟。通称「トニーB」。80年代の一斉検挙で逮捕された一人。出所後は堅気になろうとしている。
[編集] ソプラノ・ファミリー
- トニーの右腕で彼の相談役。トニーたちが溜まり場にしているストリップクラブ「Bada Bing!」のオーナー。
- ファミリーの幹部。融通の利かない堅物で、よくクリスと衝突する。
- トニーの甥。血の気が多く先走った行動が多い。早く正式なメンバーになりたい。
- トニーの幼馴染で、ファミリーのメンバー。FBIとの内通疑惑がある。
- ジャッキー・アプリール(マイケル・リスポリ)
- トニーの幼馴染で前ボス。シリーズ序盤に癌で死去する。
- リッチー・アプリール(デヴィッド・プローヴァル)
- ジャッキーの兄。トニーのゴミ回収事業を利用しコカインを捌いたりして、彼と対立する。
- ボビー・バカラ(スティーヴン・R・シリッパ)
- アンクル・ジュニアの世話役で、ジュニアの自宅軟禁中は彼の世話をしていた。
- フリオ・ジュンタ(フェデリコ・カステルッチオ)
- トニーがナポリから呼び寄せた兵隊。トニーの運転手も勤めている。
- ラルフィ・シファレット(ジョー・パントリアーノ)
- 遊歩道の工事を仕切っている組織の稼ぎ頭。トラブルメーカーで、トニーには幹部の器ではないと思われている。
- パッツィ・パリシ(ダン・グリマルディ)
- もともとはジュニアの部下だったが、トニーに引き抜かれる。
- ヴィト・スパタフォーレ(ジョセフ・R・ガナスコーリ)
- ラルフィの部下。後に出世するが、ゲイ疑惑が浮上する。
- ハーマン・ラブキン(ジェリー・アドラー)
- 通称「ヘッシュ」。トニーの父の代からの相談役だが、ユダヤ人なので正式なメンバーではない。
- ユージーン・ポンテコルヴォ(ロバート・フナーロ)
- ラルフィの部下。工事現場でリトルポーリーを叩きのめす。
- ベニー・ファジオ(マックス・カセラ)
- 組織の準構成員。クリスの仲間。
- ラリー・バリーシ(トニー・ダロウ)
- 組織の幹部。シーズン1の最後に逮捕される。
- レイモンド・クート(ジョージ・ロロス)
- 幹部。FBIと内通している。
- フィーチ・ラマンナ(ロバート・ロジア)
- 80年代の一斉検挙で逮捕された一人。70年代は大物で街の顔役だった。
- リトルポーリー(カール・カポトート)
- ポーリーの甥。
- マイキー・パルミーシ(アル・サピエンザ)
- ジュニアの相談役だったが、失敗したトニー暗殺計画の落とし前として始末される。
- ジミー・アルティエリ(ジョー・バダルコ)
- 幹部。FBIと内通していたためシルヴィオとクリスに始末される。
[編集] ニューヨーク・ファミリー
- ジョニー・サック(ヴィンセント・カラトーラ)
- ニューヨークの幹部。ニュージャージーとの橋渡し的役割を担っており、トニーとの関係も深い。
- カーマイン・ルパータッチ(トニー・リップ)
- ニューヨークのボス。ニュージャージーとは長年に渡り友好関係を築いてきた。
- リトルカーマイン・ルパータッチ(レイ・アブルッツォ)
- カーマインの息子。映画ビジネスに携わっている。
- フィル・レオタルド(フランク・ヴィンセント)
- 80年代の一斉検挙で逮捕された一人。出所後はトニーたちと揉め、敵対関係に。
- アンジェロ・ガレペ(ジョー・サントス)
- 80年代の一斉検挙で逮捕された一人。トニーBのムショ仲間で、彼を息子のように慕っている。
- ラスティ・ミリオ(フランキー・ヴァリ)
- ニューヨークの幹部。
[編集] その他
- 精神科女医でトニーのカウンセラー。トニーを診察するうちに自分でもカウンセラーにかかるようになってしまう。
- アドリアーナ・ラセルヴァ(ドレア・ド・マッテオ :桜澤凛)
- クリスの恋人。アーティの店で働いている。
- アーティ・ブッコ(ジョン・ヴィンティミリア)
- トニーの幼馴染。イタリアンレストラン「ベスビオ」を経営している。
- シャーメイン・ブッコ(キャサリン・ナルドゥッチ)
- アーティの妻。トニーたちマフィアが店に出入りする事を快く思っていない。
- ロザリー・アプリール(シャロン・アンジェラ)
- ジャッキーの妻。カーメラとは仲良し。
- ジャッキージュニア・アプリール(ジェイソン・セルボーン)
- ジャッキーの息子。父親は彼が堅気になる事を望んでいたが、本人はチンピラたちとつるんでいる。
- Dr.エリオット(ピーター・ボグダノヴィッチ)
- メルフィのカウンセラー。
[編集] エピソードタイトル
[編集] シーズン1
- 第1話「家族」 pilot
- 第2話「受難」 46 Long
- 第3話「報復」 Denial, Anger, Acceptance
- 第4話「秘密」 Meadowlands
- 第5話「真相」 College
- 第6話「悪夢」 Pax Soprana
- 第7話「宿命」 Down Neck
- 第8話「伝説」 The Legend of Tennessee Moltisanti
- 第9話「露見」 Boca
- 第10話「標的」 A Hit Is A Hit
- 第11話「殺意」 Nobody Knows Anything
- 第12話「幻想」 Isabella
- 第13話「憎悪」 I Dream of Jeannie Cusamano
[編集] シーズン2
- 第14話「再生」 Guy Walks Into a Psychiatrist's Office
- 第15話「拒絶」 Do Not Resuscitate
- 第16話「野望」 Toodle-Fucking-Oo
- 第17話「取引」 Commendatori
- 第18話「困惑」 Big Girls Don't Cry
- 第19話「賭博」 The Happy Wanderer
- 第20話「選択」 D-Girl
- 第21話「銃撃」 Full Leather Jacket
- 第22話「生還」 From Where to Eternity
- 第23話「証人」 Bust Out
- 第24話「軟禁」 House Arrest
- 第25話「絶望」 Knight in White Satin Armor
- 第26話「暗示」 Funhouse
[編集] シーズン3
- 第27話「盗聴」 Mr. Ruggerio's Neighborhood
- 第28話「禁忌」 Proshai, Livushka
- 第29話「儀式」 Fortunate Son
- 第30話「衝動」 Employee of the Month
- 第31話「制裁」 Another Toothpick
- 第32話「非情」 University
- 第33話「共犯」 Second Opinion
- 第34話「蠱惑」 He Is Risen
- 第35話「密会」 The Telltale Moozadell
- 第36話「亡霊」 To Save Us All From Satan's Power...
- 第37話「逃亡」 Pine Barrens
- 第38話「破滅」 Amour Fou
- 第39話「決断」 The Army of One
[編集] シーズン4
- 第40話「接触」 For All Debts Public Private
- 第41話「拘束」 No-Show
- 第42話「決意」 Christopher
- 第43話「暗殺」 The Weight
- 第44話「憔悴」 Pie o My
- 第45話「後悔」 Everybody Hurts
- 第46話「告白」 Watching too Much Television
- 第47話「代償」 Mergers and Acquisitions
- 第48話「芝居」 Whoever Did This
- 第49話「抹殺」 The Strong, Silent Type
- 第50話「予兆」 Calling All Cars
- 第51話「決裂」 Eloise
- 第52話「評決」 Whitecaps
[編集] シーズン5
- 第53話「紛糾」 Two Tonys
- 第54話「帰還」 Rat Pack
- 第55話「禁圧」 Where's Johnny?
- 第56話「対立」 All Happy Families...
- 第57話「接近」 Irregular Around The Margins
- 第58話「背徳」 Sentimental Education
- 第59話「追憶」 In Camelot
- 第60話「暗躍」 Marco Polo
- 第61話「古傷」 Unidentified Black Males
- 第62話「激情」 Cold Cuts
- 第63話「訃音」 The Test Dream
- 第64話「引鉄」 Long Term Parking
- 第65話「永訣」 All Due Respect
[編集] シーズン6
- 第66話「錯乱」 Members Only
- 第67話「昏睡」 Join The Club
- 第68話「重責」 Mayham
- 第69話「生命」 The Fleshy Part of The Thing
- 第70話「祝宴」 Mr. & Mrs. John Sacrimoni Request...
- 第71話「真偽」 Live Free or Die
- 第72話「斜陽」 Luxury Lounge
- 第73話「未遂」 Johnny Cakes
- 第74話「聖者」 The Ride
- 第75話「苦悩」 Moe N' Joe
- 第76話「感傷」 Cold Stones
- 第77話「調和」 Kaisha
- 第78話「波紋」 Soprano Home Movies
- 第79話「末期」 Stage 5
- 第80話「厄災」 Remember When
- 第81話「窮塞」 Chasing It
- 第82話「孤独」 Walk Like a Man
- 第83話「葬送」 Kennedy And Heidi
- 第84話「臨海」 The Second Coming
- 第85話「血戦」 The Blue Comet
- 第86話「哀愁」 Made in America
[編集] トリビア
- マーティン・スコセッシのギャング映画「グッドフェローズ」の出演者が本作にも多数出演している。メルフィ役のロレイン・ブラッコ、クリス役のマイケル・インペリオリ、ポーリー役のトニー・シリコ、ビッグ・プッシー役のヴィンセント・パストーレ、フィル役のフランク・ヴィンセント、ラリー役のトニー・ダロウ、カーマイン役のトニー・リップ、パット・ブランデット役のフランク・アルバネス、カーメラの母メアリー役のスーザン・シェパード、ビーンジー役のポール・ハーマン、FBIフランク捜査官役のフランク・ペレグリノなど。
- 豪華なゲストスターが多数出演している。ロバート・パトリック、ジョン・ファブロー、アリシア・ウィット、アナベラ・シオラ、トビン・ベル、ジャン・ユーグ・アングラード、デヴィッド・ストラザーン、ベン・キングスレー、ローレン・バコール、ダニエル・ボールドウィンなど。
- スティーヴ・ブシェミが第37話「逃亡」、第45話「後悔」、第59話「追憶」、第70話「祝宴」の監督を務めている。
- 作中に度々登場するハリソン・フォード主演の映画「逃亡者」にはラルフィ役のジョー・パントリアーノが出演している。
- シルヴィオがアル・パチーノのモノマネをする名台詞「Just when I thought I was out, They pull me back in」は有名になり、後にスティーヴン・ヴァン・ザントがPCゲームのCMに宣伝キャラクターとして出演した。
- 本国では本作のTVゲームが発売されている。日本では未発売。
- ヒラリー・クリントンが本作のラストシーンをパロディとした宣伝コマーシャルを作っている。ジョニー・サック役のヴィンセント・カラトーラも出演した。
[編集] 外部リンク
- Official Site on HBO.com
- ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア - インターネット・ムービー・データベース(英語)
- Sopranos locations and sightings