ばらかもん

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ばらかもん』は、ヨシノサツキによる日本漫画作品。スクウェア・エニックスウェブコミック配信サイトガンガンONLINE』で2009年2月21日更新分より月1回更新で連載中。2012年1月現在、単行本は5巻まで刊行されていて累計100万部を突破している[1]

目次

[編集] 概要

作者の出身・居住地である長崎県五島列島を舞台に、都会育ちの書道家と島民の交流を描く。表題の「ばらかもん」は、五島列島方言で「元気者」の意。

  • 但し、「七ツ岳郷」は実際の行政単位ではない。

本作は当初『ガンガンパワード2008年4月号に読み切り作品として掲載された。その際の反響が大きく、同年10月号に第2話・2009年4月号に第3話を掲載。現在は媒体を『ガンガンONLINE』へ移して連載(第3話までは読み切り版の再録)されている。

[編集] あらすじ

書道家の半田清舟は、ある受賞パーティーで書道展示館の館長を殴ってしまう。見かねた父親は半田に「自分の人間として欠けている部分」を見つけさせるため、彼を自然豊かな五島へ送り込む。

そこで彼は天真爛漫少女・琴石なるをはじめとする個性的な島民達と出会い、親交を深めていく。田舎独特の人間関係に戸惑いながらも、半田は新しい何かを見つけ始めていた。


注意:以降の記述でばらかもんに関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


[編集] 登場人物

先生 / 半田 清舟(はんだ せいしゅう)
主人公。23歳。清舟は雅号で、本名は「清」(せい)。
書道界の家元の後継ぎ。若き新鋭として名を馳せていたが、入賞作品を書道界の重鎮に酷評されて逆上し、暴力事件を起こす。大事には至らなかったが、父の「頭を冷やして来い」との計らいで単身、五島へ送られる。生まれも育ちも都会のため、島での生活や独特の慣習にしばしば戸惑う日々を過ごす。
プライドが高く、少し気難しい所があるが実は抜けた所が多々あり、面倒見も良い性格。子供の頃「成績は4と5しかとったことがない。」と言っており、習字以外の面でも優秀である事が窺えるが、料理は恐ろしく下手。が好きだが、猫アレルギーである。幽霊や虫は苦手。意外と順応力が高い。本人曰く「子供嫌い」だが、子供の扱いは上手い。じゃんけんが弱く、5勝負中5連敗するほどである。植物を育てるのが苦手であり、サボテンすらまともに育て上げたことがない。
なる / 琴石 なる(こといし なる)
生徒数9人の分校に通っているいたずら盛りの少女。祖父と2人暮らしの7歳[2]。髪は茶色。左手にミサンガをしている。
清舟が借りた空き家を隠れ家にしていた所を見つかり、書道を教えてもらう仲になる。清舟のことを「先生」と呼び慕っている。明るく逞しい性格。
なるのじいちゃん / 琴石 耕作
なるの祖父。農家。怪談好きで茶目っ気が強い。妻は鬼籍に入っている。
半田にとっての「第一村人」で、しばらくそう呼ばれていた。
郷長(ごうちょう) / 木戸 裕次郎
清舟が住む借家の管理人で、集落の代表を務める壮年の男性。ヒロシの父親。眼鏡をかけている。自称メタボ。家では野菜を育てている。噂を広めるのが好き。
奥さん / 木戸 朋子
郷長の妻。ヒロシの母。
夫や息子同様、学生時代の通信簿はオール3(体育だけ4)。家族仲は悪くないが、それはそれとして生活に潤いを求めており、美青年(半田)の生活を食事面で世話する事に「女としての喜び」を感じているとの事。
教頭(きょうとう) / 坂本 一行
なるが通う分校の教頭。
強面な顔立ちで、基本的にいい加減。あまり教育者らしくない教育者。一輪車に乗ることができず、そのことを気にしている。
ひな
分校に通う少女。なるの親友でいつも一緒にいる。7歳。髪飾りがチャームポイント。人見知りが激しく、哀しくても嬉しくてもすぐに泣く。本名は「くぼたひな」。
ケン太(ケンた)
分校に通うガキ大将の少年。漁師の子。坊主頭。なるのことが気になっている。本名は「おおはまけんたろう」。
美和 / 山村 美和(やまむら みわ)
地元の女子中学生。ボーイッシュで勝気な少女。なるやタマと清舟が借りた空き家を隠れ家にして遊んでいた。なるに色々と良からぬ知識を吹き込んでいる。自称ソフト部のエースピッチャー。名前は母親が命名した。
元は同人アンソロジー掲載の読切作品に脇役として登場していたキャラ。本作の未来に当たる高校時代には村を離れており、パーマをかけた長髪を赤毛に染め、「クラスでも断然大人っぽい」姿となっている。しかし卒業後は村に戻り、実家の酒屋を継ぐ模様。
タマ / 新井 珠子(たまこ)
美和の友達の女子中学生。14歳。三つ編みで眼鏡をかけている。
なるや美和と清舟が借りた空き家を隠れ家にして遊んでいた。漫画家を目指している。実は腐女子で、ボーイズラブネタには食い付きがいいが、本人は否認している。自称文学少女。原稿を投稿する時は封筒の代わりにベニャ板を使うといった用心深いところもある。漫画に影響されて忍者を目指していた時期があったため、身体能力は意外と高い(体育は5)。
美和同様、アンソロジー出身キャラ。美和と同じ高校に在学。髪型はショート。相変わらず漫画家志望であり、「都心の大学」への進学が決定している。
ヒロシ / 木戸 浩志(きど ひろし)
高校3年生になる郷長夫婦の息子。金髪。中学生の時に成績表でオール3を取って落ち込み、更に両親から凡人扱いされたことで荒れてしまい、不良になっていた。清舟が書にかける努力を目の当たりにして心を入れ替えるなど、根は良い人物。野球部。料理がうまいという特技があり、清舟にそれを指摘されて以来、進路に関して思うところがある様子。
ヤスば / 野村 ヤス
もちひろいで村一番の名人。通称「ヤスバァ」。なるのばあちゃん(故人)とは友人同士だった。
川藤(かわふじ) 鷹生
半田の中学時代からの友人で良き理解者。画商を営む。眼鏡をかけていて、両肩に鷹のタトゥーを入れている。酒に滅法弱い。
神崎 康介(かんざき こうすけ)
書道家。18歳。童顔の美青年だが、腹黒。半田をリスペクトしており、書風も島暮らしを始める前の彼にそっくりだった。鳴華院展大賞受賞者。根っからのインドア派で、虫や貝などがとにかく苦手。
あっきー
タマの弟。同じく眼鏡着用者。しっかり者。姉の夢を真剣に応援している。本名は新井明彦。
パンチ / 白川 百合江
パンチ頭が特徴。もちひろいで取った餅を横取りする。実はいい人。
河本 あいこ(こうもと あいこ)
年齢は2歳位。わがままな性格で、よく泣く。
山村 巌(やまむら いわお)
美和の父親。酒屋を営業している。一人称は「オィ」。顔に傷があり、半田からはヤクザだと恐れられている。見た目通り豪放な性格であり、怒るとやはり怖いらしい。唯我独尊丸(ゆいがどくそんまる)という船を私有している。

[編集] 単行本

ガンガンコミックスONLINEより刊行。

  1. 2009年8月22日初版発行 ISBN 978-4-7575-2616-7
  2. 2010年2月22日初版発行 ISBN 978-4-7575-2796-6
  3. 2010年10月22日初版発行 ISBN 978-4-7575-3027-0
  4. 2011年5月21日初版発行 ISBN 978-4-7575-3229-8
  5. 2011年12月22日初版発行 ISBN 978-4-7575-3443-8

ほか、ヨシノサツキの漫画短編集『みしかか! ヨシノサツキ短編集』収録の読切作品にて、高校生となった美和とタマが登場している。

[編集] 脚注

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  1. ^ 『月刊ガンガンJOKER』2012年2月号、スクウェア・エニックス、822頁。
  2. ^ 但し通知表の保護者欄には祖父「耕作」ではなく「琴石優一郎」の名が記されている。

[編集] 外部リンク

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