問題児たちが異世界から来るそうですよ?
| 問題児たちが異世界から来るそうですよ? | |||
|---|---|---|---|
| ジャンル | コメディ、ファンタジー | ||
| 小説 | |||
| 著者 | 竜ノ湖太郎 | ||
| イラスト | 天之有 | ||
| 出版社 | 角川書店 | ||
|
|||
| レーベル | 角川スニーカー文庫 | ||
| 刊行期間 | 2011年4月 - | ||
| 巻数 | 既刊7巻 | ||
| 漫画 | |||
| 原作・原案など | 竜ノ湖太郎、天之有 | ||
| 作画 | 七桃りお | ||
| 出版社 | 角川書店 | ||
| 掲載誌 | コンプエース | ||
| 発表号 | 2012年9月号 - | ||
| 漫画:問題児たちが異世界から来るそうですよ? 乙 | |||
| 原作・原案など | 竜ノ湖太郎、天之有 | ||
| 作画 | 坂野杏梨 | ||
| 出版社 | 富士見書房 | ||
| 掲載誌 | エイジプレミアム | ||
| 発表号 | 2012年9月号 - | ||
| アニメ | |||
| 原作 | 竜ノ湖太郎 | ||
| 総監督 | 草川啓造 | ||
| 監督 | 山本靖貴 | ||
| シリーズ構成 | 木村暢 | ||
| キャラクターデザイン | 井出直美 | ||
| 音楽 | 浜口史郎 | ||
| アニメーション制作 | ディオメディア | ||
| 製作 | プロジェクト「ノーネーム」 | ||
| 放送局 | 放送局参照 | ||
| 放送期間 | 2013年1月 - 3月 | ||
| 話数 | 全10話 | ||
| テンプレート - ノート | |||
| ウィキプロジェクト | ライトノベル・漫画・アニメ | ||
| ポータル | 文学・漫画・アニメ | ||
![]() |
|---|
『問題児たちが異世界から来るそうですよ?』(もんだいじたちがいせかいからくるそうですよ?、Mondaiji-tachi ga Isekai kara Kuru Sou Desu yo?)は、竜ノ湖太郎による日本のライトノベル。イラストは天之有が手掛けている。角川スニーカー文庫(角川書店)より、2011年4月から刊行されている。略称は「問題児シリーズ」。
目次
|
概要[編集]
『EQUATION ―イクヴェイジョン―』で第14回スニーカー大賞の奨励賞を受賞した作者の初刊行作品。箱庭の世界を舞台に、異世界からやってきた問題児達が様々な修羅神仏や悪魔達に立ち向かう物語である。神話や童話、歴史上の出来事等、様々なモチーフが存在する。そのため、時に詰め込み過ぎな印象を受けるが、これは過去のスニーカー大賞の選評に「もっとアイデアを使い捨てる度量がほしい」とあったため、その時の手持ちのアイデア全てを詰め込めるだけ詰め込んで作ったためである[1]。
2012年2月24日に、ザ・スニーカーWEBにて、コミカライズされることが発表された[2]。『コンプエース』と『エイジプレミアム』の2誌にて、それぞれ七桃りおと坂野杏梨により連載中[3]。
2012年7月25日に、ザ・スニーカーWEBにて、アニメ化企画が進行中であることが発表され[3]、2013年1月から3月にかけてテレビアニメが放送された。
ストーリー[編集]
自分たちの能力をもてあまし、現実世界に飽き飽きしていた逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀――3人の問題児たちのもとに1通の封筒が届く。手紙の文面に目を通したのと同時に、3人は見たこともない風景が広がる異世界――さまざまな種族や修羅神仏の集まる箱庭の世界へとやってきていた。そこで彼らは、呼び出した張本人の黒ウサギとジン・ラッセル、彼らが所属するコミュニティ“ノーネーム”に出会う。
“ノーネーム”は3年前、ある魔王に挑まれた『ギフトゲーム』と呼ばれるゲームに敗北し、名も旗も多くの仲間たちも奪われ残るは子供たちだけ、という逆境の真っ只中にあった。そんな中にあって浮上のきっかけを掴めず絵空事を唱えるばかりのジンを見かねた十六夜は、今後の“ノーネーム”の柱として打倒魔王を掲げる。
手持ちの町も畑も滅び、蓄えも労働力も足りない。失われた仲間の奪還など、やらねばならないことはあまりにも多い。そんな状況を跳ね除けるべく、問題児たちはギフトゲームに参加していくことになる。問題児たちの絶大な力は、『破竹の快進撃』という言葉を形にするに足るものだったが、“魔王”という存在はやはり圧倒的なものであった。知恵も力も出し尽くさなければ勝てない戦いの中で、“ノーネーム”メンバーは己を磨いていくことになる。
様々な戦いや出会いを経て、かつての仲間を取り戻し、コミュニティの規模を拡大させ、“ノーネーム”としてはありえないほどの功績を残していくが、三年前の魔王襲撃事件を彷彿とさせる魔王連盟(後述)が動き始めた。“アンダーウッド”において、“ノーネーム”主力と互角の力を持つ彼らとの邂逅は、両者を避けることの出来ない壮絶な闘いへと導いていく。事態は“煌焔の都”において、前“ノーネーム”メンバーの行方の手がかりとなる彼らとの、全面戦争へと発展していく。(6巻現在)
登場人物[編集]
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
「声」はテレビアニメ版における担当声優。
コミュニティ“ノーネーム”[編集]
問題児3人が所属するコミュニティ。東区画の箱庭第七桁2105380外門に本拠を構えている。かつては東区画最大手のコミュニティだった。3年前、魔王に敗北したことにより、一夜にしてコミュニティとして活動するのに必要なあらゆるもの(人材・コミュニティの名と旗)を奪われた[注 1]。現在は、奪われたものを取り戻すために打倒魔王の目標を掲げ、力を蓄え、領地の復興に奮闘している。だが、問題児たちの来訪までこの目標は具体性・実現可能性に大きく欠けた物でしかなく、十六夜たちによってようやく目標が現実味を帯び始める。
なお、本来“ノーネーム”は、名と旗印を持たないその他大勢のことを差し、他のコミュニティからは取引相手として見られないなど信用面で大きなハンデを持つ。そんな中、リーダー“ジン・ラッセル”の名前、“魔王退治”というコミュニティのスタンスを売り込むことで、のし上がりを図ることとなる。
そうした努力が実り2105380外門の外門利権書などの様々な恩恵を受ける中、ついに箱庭第六桁への本拠移転を決断。第六桁への移転にはコミュニティの旗が必須であり、それを補うべく“六本傷”と“ウィル・オ・ウィスプ”、因縁の相手“ペルセウス”と連盟(および六桁昇格に必要な“連盟旗”)を作ることとなった。
コミュニティ内は和食派と洋食派が半々であり、それが原因で白雪姫とペストが周りを巻き込んで度々もめている。
- 逆廻 十六夜(さかまき いざよい)
- 声 - 浅沼晋太郎
- 本作主人公。2000年代から箱庭の世界にやってきた問題児の1人。17歳。炎のマークがついたヘッドホンがトレードマーク。ギフトネームは“正体不明(コード・アンノウン)”。
- 水樹の苗を始めとして、物語当初から様々なギフトを手に入れているようだが、これらはコミュニティとしての共有資材として提供することがほとんど。作中ではギフトカードは、水樹の苗の持ち運びや白雪姫が避難所に使った程度である。
- 我々読者の世界同様、科学に覆われ神秘に欠ける世界にあって、常識を逸脱した能力を生まれながらに持っていた。それが原因で里親とも施設とも折り合いがつかずに無軌道に生きてきた[注 2]中、金糸雀(後述)との世界旅行と共同生活によって救われたという経緯を持つ。そしてその過程で「強大な力を自覚し、なおかつ抑えながら周囲と折り合いをつける」術と精神、共に生きていく仲間、さらに広範にわたる知識を身につけた。しかし、そのような安定した在り様にたどり着きながら、その内には自分の力を出し切れないことに対するネガティブな思いもくすぶっていた。箱庭の世界には「圧倒的な才能を持つ自分とつり合う娯楽を求めて」やってきたとはいうものの、到底一言では語れない開放の喜びと仲間との別れに際しての覚悟がそこにはあった。
- なお黒ウサギとの会話から両世界の金糸雀が同一人物ではと推測する描写が見られる。
- “正体不明”は、第三宇宙速度以上で物体を飛ばす、拳で悪魔化した宮殿を破壊する、といったでたらめな力や、相手ギフトの石化や死の呪い等の特殊な効力を受け付けない体質、普通の人間なら即死の攻撃に耐えられる頑強な肉体、星を砕くこともできる[注 3]光を束ねて放つ、など単一でも強大な力を複数発揮できる[注 4]が、十六夜は未だ十全に“正体不明”を使いこなせておらず、前述の力でさえ本来の力の一端でしかないことが明かされている。
- 戦闘能力は、(殊、近接戦闘において)精鋭揃いの“ノーネーム”の中でも飛び抜けている。前述の光は破壊規模が大きすぎるため、魔王のギフトゲーム以外で使ったことは一度も無い。
- 知性の面でも“ノーネーム”内トップクラスでジンの参謀格に位置し、その知識を以って箱庭の秘密やギフトゲームのクリア条件にいち早く気付くことが多い。リスク計算も早いが、ある程度のリスクを背負うことはギフトゲームを楽しむためにもいとわないようである。
- 戦闘においては常に最前線に身を置き、仲間を守ろうとする[注 5]。また、カナリアファミリーホームにおける暮らしから、年下の面倒見はよく、また、子供のような弱い存在に対して強大な力を振るわれることを嫌う。
- ギフトカードの色はコバルトブルー。
- 黒ウサギ(くろうさぎ)
- 声 - 野水伊織
- 本作のメインヒロイン。箱庭の世界に3人を呼び寄せた人物。よく動くウサ耳が自慢。
- 所持するギフトは“疑似神格・金剛杵(ヴァジュラ・レプリカ)”[注 6]、“月界神殿(チャンドラ・マハール)”、“叙事詩・マハーバーラタの紙片”(“インドラの槍”、“黄金の鎧”を召喚する[注 7])。
- 帝釈天の眷属である“箱庭の貴族”と呼ばれる月の兎の末裔。“審判権限(ジャッジ・マスター)”という特権を持っている。約200歳[注 8]。帝釈天の眷属として強力なギフトを持つ。力を使う時や感情が高ぶったりすると髪の色が青色から桜色に変わる。非常にスタイルが良い。
- 月の兎の伝承により相手に尽くすのが本分で、何かと問題児やコミュニティの世話をしている。魔王に襲われ運営していくのもやっとの“ノーネーム”を支え続けてきた。高い能力を持っているが、“審判権限”の制約によりギフトゲームに参加することはほとんどなかった。
- 自分を助けてくれた金糸雀に強い憧れを抱いている
- ギフトカードの色は白黒。
- 久遠 飛鳥(くどう あすか)
- 声 - ブリドカットセーラ恵美
- 戦後すぐの時代から箱庭の世界にやってきた問題児の1人。15歳。箱庭に来てからは赤いドレスを普段着にしている。ギフトネームは“威光(いこう)”。
- 所持するギフトは“白銀の十字剣”、“ディーン”、“アルマティアの城塞”、6巻時点では明らかになっていないギフト、発火・冷却の宝珠など。
- 元いた世界では財閥の令嬢であり、将来の幸福はほぼ約束されていた。しかし、自身のギフトにより、あらゆることが思い通りになる人間関係や、代わり映えのしない日々の生活に嫌気がさしていたため、箱庭世界にやってきた。
- 神霊によって10世代近くに渡り子孫を繋いできた家系に産まれ、敗戦直後の時代の救国の士を願う信仰を受けることにより、生まれながらにして半神霊と呼べる霊格を手にした。飛鳥のギフトがほかの二人に比べて「与える側」に特化しているのはこのため。
- プライドが高いが、決して傲慢というわけではなく、相手の意見を受け入れる柔軟さも持ち合わせている。
- 飛鳥の“威光”は、霊格が劣るものを従わせる・霊格を他人に上乗せする・霊格でギフトの力を底上げする等、本来は主にサポート向きの力である。また、飛鳥の“威光”はその性質上、自分よりも霊格が高いものには作用しない。また、使用に特殊な条件や資格が必要なものにも作用できない。[注 9]
- 支配する力が育っている自身のギフトを嫌っており、現在は「種(相手の心身)を支配するギフト」ではなく「ギフトを支配するギフト」の方向へ能力を育てている。
- “グリムグリモワール・ハーメルン”のギフトゲームのときにメルンとディーンを仲間にした。[注 10]
- 身体能力は普通の人間と変わらないため、護身用の武具に“威光(いこう)”の力を付加することで補っている[注 11][注 12]。
- 戦闘においては主にディーンを使役して戦うが、原作6巻からは“アルマティアの城塞”や、発火、冷却の宝珠を用いるようになる。
- ギフトカードの色はワインレッド。
- 春日部 耀(かすかべ よう)
- 声 - 中島愛
- 2000年代より少し後の時代から箱庭の世界にやってきた問題児の1人。14歳。ギフトネームは“生命の目録(ゲノム・ツリー)”、“ノーフォーマー”[注 13]。
- 過去に耀自身が持つ“生命の目録”に似た形式のギフトは確認されているようだが、父・孝明が使っていた物や、グライア=グライフが胸に刻んでいるものとは趣を異にする物のようである。耀の持つ“生命の目録”は、孝明とガロロが語り合った夢物語を実現させたもので、ガロロ曰く「あらゆる異能と策略に対抗するために造られた、対魔王・全局面的戦闘兵装(ジェネラル・ウェポン)」。
- 自分と同じ日に生まれた三毛猫(声 - 西明日香/陶山章央(おっさん版))を飼っている。三毛猫は“アンダーウッド”が襲撃された時に大怪我を負い、寿命の事もあって“アンダーウッド”を余生を過ごす場所として、そこに残った。
- 修羅神仏が多数集まる箱庭で、あらゆる種族の友達を増やすべくやってきた。そのため、箱庭の生物には高い興味を示しており、幻獣などと触れ合う機会のあるギフトゲームには率先して参加している。
- 性格は温厚で怒ることは滅多に無いが、“ノーネーム”やグリー(後述)が侮辱されたときは激怒している。また、見た目に似合わず大食漢で、食欲には忠実。一人でコミュニティ“六本傷”の食料庫を壊滅させた。
- 父は彫刻家で、母は生物学者である。科学技術が発展し、人間が万能となった時代の医学でも不治の病と宣告され、長い病院生活を送っていた。その間、父・孝明の箱庭の話を楽しみにすると同時に、その話に出てくる外の世界へのあこがれを募らせていった。11歳になったとき、父に木彫り細工をもらい、二年後のこの日から共に旅をする約束をする。この木彫り細工は白夜叉によると非常に価値の高い名品である。この日からギフトが現れ、歩いたり、生きているものとしゃべれるようになった。さらに数多の生物たちと友達になり、友達となった生物の能力を使用することができるようになった。こうして父と旅をするためにギフトを利用して友達を増やし、自身を強くしていったが、父が迎えに来ると告げた二年後の満月の夜(実際は十六夜の月だった)に、約束は守られなかった。
- 戦闘においては、主に鷲獅子の旋風や光翼馬(ペガサス)のギフトを使う。系統樹を操作した戦法によって、様々な環境下に適応して戦うことが出来る。
- ギフトカードの色はパールエメラルド。
- ジン・ラッセル
- 声 - 五十嵐裕美
- “ノーネーム”のリーダー。11歳。所持するギフトは“精霊使役者(ジーニアー)”(使役対象はペスト(後述))。
- 当初は絵空事を並べるばかりでリーダーとしての責務を果たしきれていなかったが、十六夜によって考えの甘さを思い知り、打倒魔王を掲げたコミュニティのリーダーとしての名を広めることで、コミュニティの再建を進めることになる。そして十六夜に引っ張られる形で“ノーネーム”書庫における学習と対魔王のギフトゲームでの経験を積み重ねることで、急速な進歩を遂げていく。
- 現在の知識・洞察力・機転は“ノーネーム”トップクラスであり、かつて敵であったペストでさえ認めるほどで、名実共にリーダーとしてふさわしい在り様を身に着けている。[注 14]
- “精霊使役者”は“ソロモンの霊王”が七十二の魔王を封印した功績で得たもので、ジンの一族は“ソロモンの霊王”の用意した“アラビアンナイト”をクリアすることでこの恩恵を得た。現在は“ソロモンの霊王”のギフトゲームはすべてクリアされており、この能力を手に入れるには他の誰かが同じような功績を打ち立てる必要がある。
- レティシア=ドラクレア
- 声 - 巽悠衣子
- 元魔王で、“箱庭の騎士”と呼ばれる純血の吸血鬼。普段は金髪の美少女の姿だが、特注のリボンを外すと女性の姿へと変わる。ギフトネームは“純潔の吸血姫(ロード・オブ・ヴァンパイア)”。
- 所持するギフトは“龍の遺影”と戦闘用の槍を始めとする武具(レティシア曰く「どれも三流まがいのギフト」)。
- 魔王のゲームの際に連れ去られた仲間の一人であったが、“ノーネーム”がコミュニティ“ペルセウス”とのゲームに勝利したことで戻ってきた。現在は“ノーネーム”のメイドとして活動中。後にペストと白雪姫がメイドに加わったため、侍女頭に格上げされた。
- 吸血鬼の純血と神格を持ち合わせていたことから魔王と呼ばれていたが、“ノーネーム”にかけつけるべく神格を捨てたため、魔王と称していた時の力はかなり失われてしまった。それでも吸血鬼の純血と武具や龍の遺影のギフトにより、魔王の配下の者と対等以上に戦っている。
- 普段は温厚だが怒ると怖い。子供たちにも常に礼儀を重んじるよう諭すなど、時に厳しく、時に優しい性格の持ち主。
- 作中において、箱庭世界の歴史や前“ノーネーム”のメンバーについて詳しく知っており、物語が進むにつれ、全ての事情を推測し、答えに最も近づいてしまっている数少ない一人。それによって苦悩する場面が多々見られる。
- 箱庭開闢時代、十二歳で“龍の騎士(ドラクル)”にまで昇りつめ、多くの魔王を打ち倒した。
- “箱庭の騎士”(後述)としての功績から、増設された十三番目の太陽主権が彼女に譲り渡される予定だったが、それを手に入れようとした一部の部下によって、家族、友人、同士を皆殺しにされる。彼女をスカウトするために、彼女の元を訪れた“遊興屋”(後述)から、嘘をついて無駄死にするか、生きて箱庭の秩序を守り、同士殺しの魔王となるかを迫られる。この時使用した“主催者権限”は彼女が行ったギフトゲームとともに封印されていたが、魔王連盟によって封印を解かれる(ゲームがクリアされた現在ではどうなっているか不明)。
- 現在の箱庭では彼女は同士殺しの魔王として口伝されているが、仲間を大切に思う気持ちは物語随所で伺える通りである。
- ギフトカードの色は金と紅と黒のコントラスト。
- リリ
- 声 - 三上枝織
- 狐耳と二尾が特徴的な少女で、“ノーネーム”年長組の筆頭。祖先は豊穣の神である宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)より神格をもらった白狐であり、代々“ノーネーム”の農園を守ってきた。九代目である母の代で神格を引き継ぎ現在に至る。
- 母親も“ノーネーム”に所属していたが、魔王のゲームに敗北した後に連れ去られた。
- 白雪姫
- トリトニスの大滝に住んでいた蛇の水神であり、人間の女性の姿をとれる。数百年前に白夜叉から神格を与えられた。また「水樹の苗」の持ち主でもある。
- 箱庭の世界にやって来たばかりの十六夜との戦いに力押しで敗れ、そのリベンジを企図してギフトゲームをセッティングするがまたしても十六夜の知恵と力の前に敗れ、隷属することになる。現在はレティシア・ペストと共に“ノーネーム”のメイドとして活動中。
- 和食派で米や豆といった和風料理が好み。そのため洋食派であり、麦栽培を推すペストとは馬が合わない[注 15]。
- 不器用で、五時間かけてもキャベツの千切りが出来ない、ベーコンの薄切りを頼むと角切りが出てくる等、家事のセンスは壊滅的(本人は神格保有者に包丁を持たせる方が悪いと言っている)。
- ペスト
- 声 - 斎藤千和
- 元“黒死斑の魔王”。黒死病で命を落とした八千万人の死者の霊群の代表。ギフトネームは“黒死斑の御子(ブラック・パーチャー)”。
- 神格がなくなっているため、霊格は格段に衰えているが、それでも白雪姫と同等の力を有している模様。黒死病で命を落とした八千万人の人々を助けたいと願っている。
- “ノーネーム”ではレティシアや白雪姫と同じメイドとして働いており、戦闘力に乏しいジンの警護役でもある。
- 人間として生きていたころはヨーロッパ圏に住んでいたようで、パンを中心とした洋食が好み。生前は麦の栽培に携わっていた事もあり、“ノーネーム”が稲作を推進することに不満を抱き、和食派の白雪姫とは喧嘩が耐えない(リリのご飯をいつもおかわりしているため、米が嫌いというわけではないようだ)。また嘗て敵対していた事やジンに隷属している為かサンドラとも仲が良くない。
- 肉体年齢は十二歳であるため、胸が年齢的には特別小さい訳ではないが、白雪姫に胸の大きさを指摘されたときは動揺していた。
- 詳しい記述は後述のコミュニティ"グリムグリモワール・ハーメルン"のペストを参照。
- グリー
- 声 - 石井康嗣
- アンダーウッド出身の鷲獅子。ドラコ=グライフの子。10年前、兄グリフィスとの決闘に負け、故郷を追い出されたところを“サウザンドアイズ”に迎えられた。
- 耀とはギフトゲームで対戦した後に友達になる。
- 巨人族との戦いで騎手を討たれ、また十六夜を乗せて城へ乗り込んだ際に、レティシアの影の攻撃で翼を失った。“ノーネーム”の“ヒッポカンプの騎手”優勝の恩恵として、グリーを客分として迎えたい、という申し出が白夜叉に認められ、グリー自身も“ノーネーム”に加わることを望んだことで“ノーネーム”の一員になった。
他にリリを含めて120人の10歳以下の子供がおり、中には獣のギフトを持つ者もいるが、ゲームに参加できるだけのギフトを持っている者はいない。
コミュニティ“ウィル・オ・ウィスプ”[編集]
北区画の箱庭678900外門に本拠を構える。様々なガラス細工やキャンドルスタンドを製作している。旗印は蒼い炎。その工芸品は北側においてブランドを確立しているほどだが、本拠が雨漏りを起こすほど困窮しているらしく、利益目当てに“ノーネーム”との同盟案に合意することとなる。
ギフトゲームに関しては参加者としてより主催者として力を発揮するタイプであり、そのゲームでは商品目当てのつわものがリピーターと化す一方、無料参加可能というレギュレーションを利用し子供たちも多く参加するという作中では珍しい光景が見られる。その様子は飛鳥や耀にとっては「こうしたギフトゲームの主催者になりたい」という思いを新たにさせるものであった。
幼い子供の霊を引き取っており、ジャックやアーシャを始めとして、幼子に対して悪事を働くものを許さない(これはコミュニティにおける共通理念でもある)。
現在は魔王“マクスウェルの悪魔”に付け狙われている。
- ウィラ=ザ=イグニファトゥス
- 生と死の境界に顕現する大悪魔。“ウィル・オ・ウィスプ”のリーダー。
- 本拠を出ることはほとんどなく、その実態はあまり知られていない。三年前からその存在を知られるようになり、マクスウェルの悪魔を封印したという噂もある。その偉業から少なくとも五桁最上位の力を持つとされ、北側最強といわれるほどの実力者。しかしその性格から、好んで戦いを行うことは少なく、ギフトゲームに参加することも稀である。
- その姿はベビーフェイスながらも魅惑的な姿をした少女。生死の境界を行き来し、外界の扉に干渉することも可能。境界を操作できるため、境界門を自由に開閉できる。これによって目の前から何の気配もなく消えるように見える。
- ギフトゲーム“造物主達の決闘”で飛鳥と耀の2人と対戦。ゲーム開始と同時に自身のギフトを発動し、直接地獄とつなげ“愚者の劫火”によってリング上をすべてを焼き払った(ただし二人は無傷だった)。この炎は彼女にとって大したことのない部類である。このゲームの中で、飛鳥と耀に助言を送り、彼女たちの本当の実力を確認させた。
- 興味のある人間の頭部にトンカチ状の鈍器をぶつけて反応を楽しむ悪癖がある。
- マクスウェルの悪魔に求愛されており、箱庭の外にいた頃からストーキングされているが、本人は「きもい」と拒絶している。
- アーシャ=イグニファトゥス
- 声 - 積田かよ子
- “ウィル・オ・ウィスプ”に所属するゴスロリ姿の地精。
- 地災で亡くなり地縛霊になったところをウィラ=ザ=イグニファトゥスが引き取り、大地の精霊として力をつけ始めている。“ウィル・オ・ウィスプ”の伝承により、手から天然ガスを放出することができる。
- 生前の性格からか、各所で子供っぽい一面を見せる。
- ジャック・オー・ランタン
- 声 - 速水奨
- ウィラ=ザ=イグニファトゥスが製作した、世界最古のカボチャのお化け。
- 業火と不死の烙印を持つ幽鬼である。生前は鍛冶屋をしており、箱庭に来たのは1960年代。
- “ウィル・オ・ウィスプ”の参謀で、主催者としての活動が多い。そのためか、参加者としてギフトゲームに参加するのは苦手なようである。
- 作中では耀との関わりが深く、その単独行動に走りやすいやり方を心配しつつも助言や手助けをもたらすことが多い。
- ランタンから地獄の劫火を召喚することが可能。
コミュニティ“ペルセウス”[編集]
東区画の箱庭26745外門に本拠を構えていた。“サウザンドアイズ”の傘下コミュニティであったが、“ノーネーム”にギフトゲームで敗北したことから“サウザンドアイズ”を追放され、6桁に降格した。ルイオスの側近(声 - 鷹野晶 )をはじめ、優秀な者も多いよう[注 16]だが、もっぱら部下を省みないルイオスに振り回されている。 6桁降格後は“ウィル・オ・ウィスプ”と同盟関係を結んでいた。[注 17]
- ルイオス=ペルセウス
- 声 - 井上剛
- “サウザンドアイズ”の幹部の一人。快楽主義者で、コミュニティのリーダーでありながら多くの仕事に手を付けずにおり、自身の資質も一向に伸ばそうとしていなかった。世襲によるものであっても絶大な力を持っていることは確かであるが、「今の状態が維持できないなら、5桁から6桁に降格しても構わない」と考えるなど、「箱庭に居続けること」を甘く見ていたことは否めない。
- レティシアの一件をめぐり“ノーネーム”にギフトゲームを申し込まれ、十六夜との一騎打ちに敗北した。
- ペルセウスには“オリュンポス十二神”の一つ“鍛冶神ヘパイストス”の神格具が授けられている。それを利用してジャックの手解きを受けながらディーンを修復し、ジャックとウィラとともに飛鳥の“城塞”の作成を行ったものの、かつての敗北を未だ根に持っており、“ノーネーム”の面々にはあまりいい顔はしていない。
- かつてのように嫌味な面は健在だが、ジャックや飛鳥に弄られ激昂する等、コミカルな面も見せている。
- アルゴール
- 声 - 藏合紗恵子
- ペルセウスが隷属させた元魔王の女星霊。灰色の髪と羽を持つ。
- 相手の霊格に石化の恩恵を与える“ゴーゴンの威光”のギフトを所持しているほか、魔獣を生み出すことができる。
- 使役者のルイオスが未熟だったため、力を十分に発揮できず、十六夜に敗北した。
コミュニティ“サウザンドアイズ”[編集]
特殊な“瞳”のギフトを持った者たちを中心とする群体コミュニティ。箱庭のすべての地区、層に精通する超大手商業コミュニティで、各地に支店を持つ。東区画の箱庭3345外門に本拠を構える。旗印は向かい合った双女神。[注 18]
- 白夜叉(しろやしゃ)/ 白夜王(びゃくやおう)
- 声 - 新井里美
- “サウザンドアイズ”の幹部の一人。白夜の星霊であり、夜叉の神霊。太陽の運行を司る精霊の一人で、太陽の主権を14個保持している。“白夜王”は星霊としての白夜叉を指す名前で、七大妖王など、仏門に帰依する以前(つまり魔王だった頃)の白夜叉を知っている者が使う。
- “ノーネーム”とは親交が深く、ギフトゲームの手配や新たなギフトを授けるなどコミュニティ復興への様々な手助けをしてきた。
- 女性(作中では主に黒ウサギに)にセクハラを行う際には暴走する。その様をいわく「駄神」[注 19]。
- 東区最強の階層支配者であり、東区4桁以下の階層には並ぶものがいない主催者である。それを証明するように、自身を表現した巨大なゲーム盤を持ち、箱庭に来たばかりでありながら決闘を持ちかけた十六夜たちをそこへ連れて行くことで戦うことなく降参させた。
- 階層支配者として下層に干渉するために、仏門に帰依して本来持つ星霊の力を封印していたが、“魔王連盟”による階層支配者同時襲撃の際、三年前の悲劇は繰り返すまいと、魔王を撃退するために仏門に神格を返上、少女の姿から女性の姿となった。解放した後の実力は桁違いであり、東区に現れた魔王の分身(神霊級五体)を一撃ですべて葬り去った。しかし、神格を返上したことで階層支配者を解任され、後任を探してあちこち奔走することとなる。
- 神格を返上した際、鵬魔王に「本来の階層に戻るのか」と言われているため、本来は4桁よりも上である可能性がある。
- ふざけた言動が多いが、仲間を何より大事にしている[注 20]。
- いつも遊んでいて仕事をしていない様に見えるが、実はちゃんと仕事[注 21]をこなした上で遊んでいた。
- 女性店員
- サウザントアイズの支店の一応店長。お堅い性格で十六夜達にからかわれることも多い。一応武術を使うことも。この話の中ではツッコミ役であり、白夜叉の暴走を止める役目をしている。
- ラプラスの悪魔
- “サウザンドアイズ”の幹部の一人。階層支配者でもあるが、現在は休眠中。
- 元々は白夜叉と同じく魔王だった。
- 情報収集能力を持つ群体の“ラプラスの小悪魔”が本体に情報を送信し、それにより未来を予見する。
- ギフトカードなどの魔王対策に有用なギフトを作成した。
コミュニティ“サラマンドラ”[編集]
北区画の箱庭54545外門に本拠を構える。初代頭首、龍の純血である星海龍王の龍角を代々の頭首が継承する。階層支配者の地位も継承する模様。元は4桁だったが、次期頭首候補サラの離脱で内部分裂が起き、5桁に落ちた。その後、前頭首の病による退陣、新頭首に幼少のサンドラの就任、と激動に見舞われる中で、サンドラの成長を促しコミュニティの威信を取り戻すため、“ウロボロス”から提案された案を呑み“火龍誕生祭”で“グリムグリモワール・ハーメルン”と戦うことを計画した[注 22]。以前の“ノーネーム”と親交があったが、“ノーネーム”が魔王に襲われて以来、縁が切れたも同然となった。
- サンドラ=ドルトレイク
- 声 - 佐土原かおり
- 前頭首の末娘にして新頭首。11歳。北側の階層支配者の一人。所持するギフトは“火龍”。
- “ノーネーム”のジンと同年齢の若年[注 23]であるが、その秘めた戦闘力は魔王・ペストと渡り合えるほどに高い。その反面知識・洞察力に関してはジン・十六夜・黒ウサギといった強者たちに譲る部分が多く、またリーダーとしての顔と年相応の素の顔には乖離があるらしく、ジンの前で態度を崩しマンドラにたしなめられるなどしており、まだまだ成長途上のようである。しかし、6巻では魔王を退けたことで霊格がかなり上がっているようで、かなり頭首としても成長しているようだ。ペストとは嘗て敵対していた事やジンに隷属していることもあってか仲があまり良くない。
- マンドラ
- 声 - 小西克幸
- サンドラの兄にして側近。自身が姉・サラはおろか、百歳は年下の妹・サンドラよりも劣る凡才でしかないと自覚しながらも、“サラマンドラ”の誇りと立場を守るべく尽力している。
- 名と旗印を持たない“ノーネーム”のことをよく思っていない[注 24]。だが、自身の抱え込んだある“秘密”によって、結果として“ノーネーム”に(というより十六夜に)大きな借りを作ってしまうこととなる。
- 当初は“ノーネーム”メンバーを侮蔑するような言動が多かったが、“煌焔の都”時点では、ある程度“ノーネーム”の面々の力を認めているよう。
“龍角を持つ鷲獅子(ドラコ・グライフ)”連盟[編集]
“一本角” “二翼” “三本の尾” “四本足” “五爪” “六本傷”の6つのコミュニティからなる連盟。南区画775917外門に本拠を構える。旗印は二本ある龍角の一本が醜くへし折れている鷲獅子。アンダーウッドとの共存を条件に、守護と復興を手助けしている。“一本角” “五爪”が戦闘、“二翼” “四本足” “三本の尾”は運搬、“六本傷”は農業、商業全般を担当している。5桁昇格、“階層支配者”任命にあたって“六本傷”を除くコミュニティは統合される。
- サラ=ドルドレイク
- “サラマンドラ”前頭首の娘。サンドラとマンドラの姉。200歳。2本の龍角を持ち、炎の翼で飛ぶことができる。
- 現在は“一本角”の頭首で“龍角を持つ鷲獅子”の議長を務める。
- かつては“サラマンドラ”の一員であり、「彼女が継げば、コミュニティは全盛期を迎えるだろう」と言われるほど、有望な跡取りとして期待されていた。3年前に“ノーネーム”が襲撃された際に、同盟を結んでいた“サラマンドラ”が動かなかったことに失望し、“サラマンドラ”を去って“龍角を持つ鷲獅子”に席をおくことになった。
- アンダーウッド襲撃で巨龍を止めるために、自身の龍角を切ってディーンに与えた。しかしそれにより重傷を負った上、所有する力も低下したことから、グリフィスと頭首の座を賭けた戦いをせざるを得なくなってしまう。しかしノーネームの活躍により頭首の座についた。
- ガロロ=ガンダック
- “六本傷”頭首[注 25]の怪猫。連盟の創設者の一人。かつてドラコ=グライフと共に南側の秩序のために戦った。また耀の父・孝明のことをよく知る人物であり、“魔王連盟”襲来の際に出来た縁から、耀と飛鳥のギフトコントロールに関する指導と、問題児3人のギフトに関する考察を行っている。
- ドラコ=グライフが生きていたころにコミュニティの参謀を務めた人物で、その経験から、相手の力量を量ることに長けている[注 26]。
- キャロロ=ガンダック
- 声 - 藏合紗恵子
- ガロロの24番目の子。2105380外門で喫茶店のウエイトレスをする傍らで諜報活動を行っている。当然そのことは秘密だったのだが、十六夜にあっさりバラして弱みを握られるなど、若干抜けたところがある。他の兄弟とは違い、ポロロとの仲は良好。
- ポロロ=ガンダック
- “六本傷”の新頭首。ガロロの25番目の子。末の子にして妾の子であり、さらにいまだ少年でありながら、頭首の座と絶対服従を賭けた一族内でのギフトゲームに勝利した実力者である。
- “ノーネーム”と連盟を組む際に現れ、ジンとの交渉に臨むが、ジンの交渉能力と隠し持つ切り札の前に手玉に取られ、その才を認めることとなる。
- グリフィス=グライフ
- “二翼”の長である“鷲獅子”と“龍馬(ドラニコルホース)”の混血。ドラコ=グライフの子で、グリーの兄である。
- 自身の血統を誇り、他者を侮辱するような言動をとる。これが原因で耀とのいざこざを引き起こし、“ノーネーム”とギフトゲーム“ヒッポカンプの騎手”で戦うことになった。
- 実力は確かなものがあるが、その利己的な性格から、周囲からは長の器ではないという評価を下されている。
- “龍角を持つ鷲獅子”の次期頭首の座を狙っていたが、“ヒッポカンプの騎手”で敗れたため逆に“二翼”を離れることとなった。
七大妖王[編集]
義兄弟の契りを結んだ7人の魔王。かつて天帝、道教、仙界、仏門を敵に回し敗れた。仏門に孫悟空、紅孩児(牛魔王の子)を奪われたことから仏門を嫌っている。現在は悪事を働いてはいないが、いまだ魔王を名乗っている。魔王の代名詞の1つに数えられるほど有名。
コミュニティ“平天大聖”[編集]
箱庭の北区画6243外門に本拠地を構える。
- 牛魔王(ぎゅうまおう)
- 美猴王と並び立ったとされる七大妖王の長。平天大聖とも呼ばれ、コミュニティ“平天大聖”の頭首でもある。
- 魔王の同時襲来で“鬼姫”連盟へ助力に向かってから本拠に戻っておらず行方不明。
その他[編集]
- 孫悟空(そん ごくう)
- 七大妖王の一人。美猴王(びこうおう)、斉天大聖とも呼ばれる。女性。地球の半星霊である。箱庭における最強の武神衆を一人で相手取った実力者。[注 27]
- 天上から魔王の烙印を受けながら、自らを大聖者と訴えた。玄奘三蔵との旅の後、仏門へ下った。
- 蛟劉(こうりゅう)
- 七大妖王の第三席。蛟魔王(こうまおう)、覆海大聖とも呼ばれる。海底火山で千年の修業を積んで得た“仙龍”の霊格を持つ。
- 現在は放浪人となっており、覇気のなさから“枯れ木の流木”と言われた。
- 義姉である孫悟空を慕っている。そのため、白夜叉が孫悟空と会わせる便宜を図る代わりに依頼を果たす契約を交わした。
- 星を揺るがす十六夜の拳や蹴りを容易く受け流す体術や大海を操る術を使う実力者。十六夜と戦う中で、十六夜の言葉に心を動かされ、魔王時代の覇気を取り戻した。
- 階層支配者を退く白夜叉に代わり、東側の階層支配者となった。
- 生前の金糸雀や春日部孝明と面識があり、彼の左目・“水珠”を前“ノーネーム”に譲ったほどの仲。[注 28]
- 鵬魔王(ほうまおう)
- 七大妖王の第四席。混天大聖とも呼ばれる。純血ではないが、護法十二天に匹敵する神鳥の金翅鳥である。
- 白夜叉や蛟劉に「迦陸(かりょう)ちゃん」とよばれている。(本人は嫌がっている)
コミュニティ“クイーン・ハロウィン”[編集]
箱庭屈指の組織力を持つコミュニティ。クイーン・ハロウィンから寵愛を受けた精鋭騎士団、女王騎士の強さは神群に匹敵する。女王騎士は本名とは別の騎士名を名乗ることを義務づけられている。
- クイーン・ハロウィン
- 星の運行を司る星霊。黄金と境界の魔王とも呼ばれる。太陽の主権を6つ持っている。
- 数々の修羅神仏が存在する箱庭において唯一「クイーン」と言われる存在。かつて太陽の主権をめぐり、白夜叉と争った。
- 白夜叉曰く箱庭の三大問題児の1人。
- 現在は“ウィル・オ・ウィスプ”に招かれている。
- フェイス・レス
- 人間の女性。女王騎士の1人。顔の上半分を仮面で覆っている。
- 戦闘では武器(弓、蛇腹剣、二本の槍)を使い分け、近距離から遠距離まで対応する。黒ウサギをして、十六夜と並び立つかそれ以上と言わしめるほどの実力者。
- “ヒッポカンプの騎手”では、恥も外聞もない作戦で他の選手たちを苦しめ、会場の盛り上がりに一役買った。
コミュニティ“フォレス・ガロ”[編集]
コミュニティ“六百六十六の獣”の傘下。“ノーネーム”と同じ箱庭2105380外門に本拠を構え、多くのコミュニティを傘下に治めていた。しかし、それは多くのコミュニティから女性や子供たちを人質にとった上でのことであり、さらにその人質を全員殺害していたことが飛鳥の“威光”により発覚。“ノーネーム”とのギフトゲームに挑まざるを得なくなり敗北し完全崩壊した。
- ガルド=ガスパー
- 声 - 安元洋貴
- “フォレス・ガロ”のリーダー。人と虎と悪魔から霊格を得たワータイガー。
- 表面上紳士的な態度をとっているが、その実態はルールを曲げ、悪事を犯すことに何らためらいを持たない外道。飛鳥の“威光”により秘密を全てバラされ、飛鳥たちの怒りに触れ“ノーネーム”にギフトゲームを持ちかけられた。
- ギフトゲームを前にレティシアから鬼種のギフトを手に入れたが、それにより人としての意思がほとんど消え去って野獣にも等しくなってしまい、飛鳥たちの前に敗れた。
コミュニティ“ラッテンフェンガー”[編集]
六桁の外門に本拠を構える。偽りの「ハーメルンの笛吹き」をモチーフとする。
- “群体精霊”
- ハーメルンで犠牲になった130人の御霊がもととなった精霊たち。星海龍王から授かった珍神鉄でディーンを作った。“グリムグリモワール・ハーメルン”によるゲームの最中、ディーンを託すに足る存在として飛鳥を見出し、さらにゲーム終了後、飛鳥の“ノーネーム”への誘いを断って箱庭を去ることを決断。その際に、自分たちの開拓の功績をメルンに託すことで、メルンを箱庭で生きた証として残した。
- メルン
- 声 - 久野美咲(とんがり帽子/メルン)
- 長い旅路の果てに上記の群体精霊より生まれた群体の欠片であり、飛鳥と出会ってその助けを得る。群体精霊が消えた後、飛鳥に名前をもらい、“ノーネーム”へ加入する。
- 開拓の功績を利用して“ノーネーム”の農園の復興を手伝い、農地復活という成果を出すことに成功した。
- ディーン
- 声 - 浜添伸也
- “ラッテンフェンガー”が製作した紅い鋼の巨人。
- “ラッテンフェンガー”からギフトゲーム“奇跡の担い手”をクリアした飛鳥へ贈られた。
- 神珍鉄でできており、自身の大きさを自在に変えられる。本来、神珍鉄は大きさは変化しても重量は変化しないが、飛鳥のギフトによって最大十倍まで増大する。
- レティシアのゲームの時にアンダーウッドを巨龍から守る際にサラの龍角と融合し、炎を発するようになった。
- 巨龍を受け止めた時に片腕がもげたが、ジャックの指示を受けたルイオスによって修復された。
- “ノーネーム”ではメルンと共に土壌復興に貢献した。
コミュニティ“アンダーウッド”[編集]
南区画の箱庭7759175外門に本拠を構える。非常に美しい景観をしていることで有名。巨躯の水樹と地下都市を中心としており、町には翠色の水晶で作られた水路が広がっている。多くの精霊が住み着いており、その数は2000体ともいわれる。10年前に魔王が襲来して以来、“アンダーウッド”に宿る大精霊は眠りについたままである。“龍角を持つ鷲獅子”に守護と復興を手助けしてもらっている。
- キリノ
- “アンダーウッド”の精霊の一人。樹霊(コダマ)の少女で弟がいる(弟はペストのゲームの際に飛鳥とディーンに助けられている)。
- 収穫祭の本陣営で受付をしていた。
“ウロボロス”連盟[編集]
各地の階層支配者を同時に襲ったことから、魔王連盟と仮称されている。箱庭世界を覆すほど大きなことを企てている。“サラマンドラ”を唆して“グリムグリモワール・ハーメルン”と戦わせた。レティシアの売買を行っていたことなどから、3年前に“ノーネーム”を襲った魔王もいると考えられる。
殿下の率いる組織[編集]
“ウロボロス”の下部組織。表向きには商業コミュニティとして活動しており、“サラマンドラ”“ペルセウス”に接触している。“ウロボロス”上部への下剋上を企てている。
- 殿下
- 殿下と呼ばれる謎の少年。リンやアウラ、グライア=グライフの主人。10代前半程度の外見年齢とは不相応な物静かさを持つ。実年齢は3歳未満。
- 産まれたての身に目的はなく、部下たちから期待を寄せられるままに行動している。
- 南の支配者“アヴァロン”を潰した功績により“原典(オリジン)”候補者となる。圧倒的な身体能力や強靱な肉体など、十六夜とほぼ互角の似た力を持つ。“ノーネーム”の面々を圧倒し、黒ウサギに大怪我を負わせた。
- コミュニティ運営やゲームに必要な知識を大量に与えられているが、一般常識はない。
- リン
- 活発な黒髪の少女。コミュニティの参謀を担っており、その直感と駆け引きの実力は高い。
- “アキレス・ハイ”[注 29]を所持している。概念的距離を操作する空間支配系のギフトとされているが、それ以外はほぼ不明。ほぼ無敵のギフトであり、対抗策は、瞬間的に距離を0にするか、条件発動する特殊なギフトしかない。
- アウラ
- 人間の幻獣である、魔法使い“フェイ”の一人。同時魔王襲来の際に“黄金の竪琴”を利用し、戦場を混乱させた。
- グライア=グライフ
- 黒い鷲獅子。ドラコ=グライフの弟。胸元に“疑似・生命の目録”を持つ。[注 30]
- 混世魔王
- 子供の放蕩心に付け入る悪魔。魔王だが近年は隠居していた。
- 数々の功績を打ち立てた孫悟空に最初に倒された。
- 魔王にしては戦闘力は低い。十六夜に圧倒された挙句に追い詰められたところをリンとマクスウェルの魔王に助けられた。しかし彼が主催するギフトゲームはかなりの難易度と危険度があり、彼のゲームを経験して生き残っているものは少ない。彼のゲームを経験した者のみが彼を“北の災い”と呼ぶ。
- 煌焔の都の人材、物資などすべてを奪うというリンの言葉に感動し、その大願に同意、その場で“ウロボロス”へと加盟した。
- マクスウェルの魔王
- 正式名称はマクスウェルの悪魔。北の5桁で最上位の魔王だったが、4桁に昇格[注 31]。境界を操ることができる。
- 生まれたのは1860年代で、箱庭上層に食い込むほどの“歴史の転換期(パラダイムシフト)”を多数引き起こすとされる時期には生まれていない。しかし、2120年代にそれを起こし、箱庭最強種に匹敵する霊格を得た。[注 32]
- “ウロボロス”から派遣された、殿下たちの監視役。
- 箱庭の外の世界にいた時からウィラに対して愛情を抱き、ストーカー行為を行ってきた。箱庭に来てからは、助けに入った孝明との戦いに敗れ、一度は退けられた。
コミュニティ“グリムグリモワール・ハーメルン”[編集]
ルーキー魔王であるペストが“ウロボロス”からラッテンとヴェーザーを部下として与えられた新興コミュニティ。本拠は存在しないが、5桁の外門の魔王に相当するとされた。
“火龍誕生祭”に突如現れ、太陽の主権を持つ白夜叉を倒すことと、新戦力の獲得のためにギフトゲームを行った。「敵を生かしたまま新戦力としてかっさらう」という思いが勝ちすぎるあまりいくつかの判断ミス[注 33]を犯し、壊滅した。
- ペスト
- 声 - 斎藤千和
- 14世紀以降に大流行した黒死病の8000万人の死者の霊群であるルーキー魔王。肉体ベースは12歳。ギフトネームは“黒死班の魔王(ブラック・パーチャー)”[注 34]。
- 死の恩恵を黒い風に乗せて与える神霊であり、その力は「命あるものを殺す」という点において強大なものである。
- “幻想魔道書群”のリーダーが召喚しようとしたが、召喚途中に亡くなってしまった後、何らかの形で召喚式が完成して箱庭にやってきた。
- “火龍誕生祭”に突然現れて混乱させ、さらにルール設定の機会を設けて優位に立つことに成功。しかし、そこで黒ウサギのゲーム参加を認めたことが運命の分かれ道となる。
- その後、黒ウサギとサンドラと戦い圧倒するものの、ラッテン、ヴェーザーが脱落すると自身の能力による無差別殺戮を企てる。しかし、ディーンという不確定要素[注 35]の乱入により失敗、最後は黒ウサギの所持する“叙事詩・マハーバーラタの紙片”から召喚されたインドラの槍によって魂まで砕かれた。
- 一度箱庭から消滅したが、魔王の隷属条件を満たした“ノーネーム”(正確にはジン)によって隷属されたため、箱庭に強制的に帰ってきた。その際、ギフトは“黒死班の魔王”から“黒死班の御子”へと変化した。かつて「玩具にしてみせる」と豪語したジンに従わせられる立場になったが、本人はこの状況に意外と楽しみを見出している[注 36]。
- いつかは必ず滅びるとわかっていながらも最後まで自分に忠を尽くしてくれたヴェーザーとラッテンには並々ならぬ思いを抱いており[注 37]、“グリムグリモワール・ハーメルン”の旗印が刻まれた指輪を大事にしている。[注 38]
- ヴェーザー
- 声 - 岩澤俊樹
- “グリムグリモワール・ハーメルン”の一員。その前は“幻想魔道書群”に所属していた。自身の身長とほぼ同じ長さの笛を持つ。
- 地災や河の氾濫、地盤の陥没などから生まれた悪魔である。
- “火龍誕生祭”に現れると同時に十六夜の強襲を受け、その知性と力を認めることとなる。その後戦いを前に、ペストから神格を授けられ、本気の勧誘を断られながらも十六夜と互角の勝負を繰り広げる。全力の勝負で召喚の触媒であった笛が壊れたことで消えていった。
- ラッテン
- 声 - 南里侑香
- “グリムグリモワール・ハーメルン”の一員。その前は、“幻想魔道書群”に所属していた。魔笛(フルート)を持つ。
- ネズミと心身を操る悪魔で、本物の“ネズミ取りの道化(ラッテンフェンガー)”。大量のネズミを操っている。
- 飛鳥との勝負でディーンの一撃を受け致命傷を負う。その後、飛鳥に自分を操ってみせるよう勝負を挑まれ、演奏で飛鳥を感動させるものの、支配するには至らずに敗北。霊格が持たなくなり消えた。
- シュトロム
- 声 - 浜添伸也
- 暴風などによる悪魔。擬人化した笛の姿をしており、全身に風穴が開いている。
- ハーメルンの笛吹きとは関係のない魔物である。
箱庭世界のその他の人物[編集]
- カーラ
- 吸血鬼の女性。レティシア付きの侍女頭をしていた。
- “遊興屋(ストーリーテラー)”
- コミュニティ“幻想魔道書群(グリムグリモワール)”のマスター。ラッテン、ヴェーザーを魔道書から呼び出した人物。生前は魔王で陽気な人物だった模様。多くの悪魔を従え、ペストも呼び出そうとしていたが、儀式途中に倒された。
- “階層支配者”制度施行初期(作中から遡って何百年も前)、吸血鬼の同士に裏切られ自暴自棄になっていたレティシアを一喝し、彼女が魔王になり復讐を果たすための手助けをした。ギフトゲーム“SUN SYNCHRONOUS ORBIT IN VAMPIRE KING”のルールを手がけ、その内容から頭が切れることが伺える一方で、救いの道も用意しておくなど誠実な人物でもあった模様。
- 己の利益だけに固執せず、相手に救いの道を提示した上で交渉を持ちかけるなど、常に相手と対等な立場で接する人物であったことがレティシアやペストとの会話から伺える。
- 大規模な力を持ち、指先一つで城を呼び出せる。
- 数多の平行世界を旅し“箱庭の世界”を“可能性(いせかい)に偏在する空間”と考えた。
- アジ=ダカーハ
- 三桁の外門の魔王。かつて“月の兎”の国を滅ぼし、金糸雀たちによって“煌焔の都”の地下に封印されていたが、リンの手によって開放された。
- 拝火教に記された五大魔王の龍。3つの頭と巨躯を誇り、千の魔術を駆使する。
- 傷口から分身を産み落とす性質を持つ。第一世代の分身は神霊級の強さを持つ。
- レティシアにとって苦い思い出があるらしく「馬鹿馬鹿しくて相手してられるか」と言っていた。
- 十六夜に「決して勝てない」と思わせるほどの強さを持ち、白夜叉の居ない状態では下層では止められる者がいないとまで言われる。
カナリアファミリーホーム[編集]
金糸雀が十六夜を引き受けるために作った児童福祉施設。研究施設のような真っ白な外観の5階建ての建物である。
常識から逸脱した能力を持つ子供たちを引き受けていた。ただし、それらの能力はあくまで現実的な範囲内に納まっており、能力が“ファンタジー”の域に入っているのはここにおいてもなお十六夜のみであった。だがそれでも金糸雀の努力の甲斐あって、以下の面子は“十六夜の大切な人たち”になりえた。
- 金糸雀(カナリア)
- 金髪の女性。箱庭の南側出身。“ノーネーム”の元参謀で、幼い黒ウサギをコミュニティに招いた。だがコミュニティが魔王に敗北したことで連れ去られ、異世界に飛ばされてしまう。
- その後自ら十六夜と接触し彼と世界中をめぐった後に、カナリアファミリーホームを設立。数年後、原因不明の病により死亡した。強大かつ不安定だった十六夜を世界に適合させるという難事をこなしてのけ、さらに奇妙な遺書まで用意して十六夜を箱庭に導き、その力を存分に発揮させるお膳立てまでして見せた。
- 黒ウサギと十六夜の双方に大きな影響を与えた人物であり、特に黒ウサギは彼女の救出を困難に耐えるモチベーションにしている節があるが、「異世界に流されそのまま死んだ」結果が確定した以上もはや救出の目はなく、レティシアは黒ウサギに真実を告げることができずにいる。現在、上記の事情を全て把握しているのはレティシアのみであり、金糸雀の辿った運命はレティシアに「奪われた仲間はみな異世界に流され、もはや奪還は不可能なのでは」という疑念をもたらすこととなる。
- 彩里鈴華(あやざとすずか)
- 健康的な褐色肌とパイナップルのような髪型の少女。見た目のとおり、非常に活発な女の子である。
- 西郷焔(さいごうほむら)
- ボサボサ頭に眼鏡をかけた少年。十六夜のヘッドホンを作った人物であり、圧倒的な理解力と再現力、創造力を持つ。
その他の人物[編集]
- クロア=バロン
- 南米の宗教で祀られる生と死の神霊。燕尾服と山高帽を常備している
- 金糸雀が十六夜に送った遺書を預かる弁護士として、カナリアファミリーホームを訪れる。
- 神霊の超身体能力に加え、現実世界に似た擬似世界を作り上げたり、物体を削り取る影を操ったり、生物を即死させる呪いを使える等、多彩且つ強力な力の持ち主である。
- 十六夜のギフトについても何か知っていたようだが詳細は不明。
- かつて箱庭に居たときの金糸雀に使役されており、その際には“燕尾服の魔王”と呼ばれていた。箱庭時代と十六夜と対面した時とではまるで性格が違っているが、どういう理由かは不明。
- 春日部 孝明(かすかべ こうめい)
- 耀の父親。彫刻家。白夜叉をして「神代の天才」と言わしめた。彼が作った彫刻は、“煌焔の都”の“星海の石碑”において殿堂入りを果たしている。
- “生命の目録”を造り、自身で使用していた後に耀に与えた。
- 旧“ノーネーム”のリーダー。階層支配者たちよりも強かった。
- ドラコ=グライフと素手で戦ったことがある。
- ガロロによると仲間のために力を発揮できる素晴らしい男であり、10年前に“アンダーウッド”を魔王襲来から救った。
- 3年前、マクスウェルの魔王との交戦経験もあり、手も足も出させず圧倒した。
- 蛟劉と知り合いであったようで、蛟劉の“眼”は彼と金糸雀に贈られた物。
- “Crescent moon No.16”という(孝明の時代から見て)ビンテージ物のヘッドフォンを持っており、現在は耀が所持している[注 39]。
用語[編集]
- 箱庭の世界
- 箱庭が存在する世界。表面積は恒星に匹敵すると言われ、明確な世界の果てが存在する。世界軸という柱によって支えられている。
- 箱庭
- 巨大な天幕に覆われた都市。1桁から7桁まで7つの層に分かれ、1〜4桁が上層、5桁が中層、6,7桁が下層と言われる。それぞれを区切る外門には数字が与えられている。若番の層ほど修羅神仏の猛者が集まり、1桁の差ながらも上層と中層の実力差は天と地ほどある。
- 上1桁が住所のようなもので、東:1~3 北:4~6 南:7~9となる。
- 天幕は太陽にあたることのできない種族のためにつくられたもので、箱庭の内側に入ると不可視となる。
- 雨は天幕の内側に発生させられる人工降雨によって起こされる。
- 東側の外門の外は世界の果てと向かい合っている(そのため、他の地域に比べて閑散としている)。
- 境界門(アストラルゲート)
- 箱庭を行き来するため作られた外門と外門をつなぐシステム。ナンバープレートを持って入り、プレートのナンバーの外門へ移動することができる。
- 使用するには料金が掛かり、その料金の80%が地域支配者に納められる。階層支配者が定めた範囲内なら使用料は地域支配者が決めることができる。
- 北から南に移動する際は、500%増しというぼったくり価格になっている。
- ギフトゲーム
- ギフトを持つ者だけが参加できる神魔の遊戯。ギフトを用いて競い合い、勝者は主催者の提示した賞品を得ることができる。ゲームの賞品は様々であり、ギフトや利権、名誉などがある。ゲームの難易度も様々であり、簡単な遊びのようなものから死人が出るようなゲームもある。
- 攻略するために無理難題を押し付けるゲームが存在するが、参加者側の能力不足・知識不足を考慮しない。できない場合はできない本人が悪い(空を飛ぶ必要があるが飛べないときは、空を飛べないのが悪い。不死を殺せないときは、殺せないほうが悪い)という形になる。
- 原則としてゲームはクリアすることが可能な物でなくてはならない[注 40]。
- 魔王主催のゲームに関しては、多くの場合ペナルティ条項が設けられており、その数や凶悪性は主催者側の勝利条件に反比例している。魔王主催のゲームに関する勝利条件は、基本的に「魔王を倒してクリア」か「魔王を無効化してクリア」(後者は謎解きの要素が強い)の二つであり、三つ以上の勝利条件が記載されている場合は、魔王に有利なペナルティルールが書かれているか、隠されている。
- 契約書類(ギアスロール)
- ゲームの内容、ルール、賞品などが書かれたギフト。これに主催するコミュニティのリーダーが署名することでゲームが成立する。
- 契約は絶対であり、いかなるギフトも契約書類に背く場合無効化される。
- 主催者権限(ホストマスター)
- 箱庭における特権階級の一つ。この権限を持つ者から挑まれたギフトゲームは、いかなる理由があっても断ることができない。
- 魔王
- 主催者権限を悪用する者たち。
- 魔王のギフトゲームの勝利条件を全て満たしてクリアした場合には、その魔王を隷属できる。その際、魔王がゲーム中に消滅していても蘇る。
- ギフトカード
- 正式名称は“ラプラスの紙片”といい、ラプラスの悪魔が製作した対魔王戦のギフトで、ギフトカードの有無によって、魔王主催のギフトゲームの勝敗が左右されると言われるほど。
- カードには自身の名前、ギフトネーム、コミュニティの名と旗印が記される。
- ギフトを収納でき、その場合はギフトカードに収納したギフトの名前と絵が記される。食料などを保存することもできる。
- 全知の一端であり、白夜叉の様子からエラーを起こすことは皆無であることが伺える。
- ギフトネーム
- 各々の魂と繋がった“恩恵(ギフト)”の名称。
- これを見れば大体のギフトの正体が分かる。
- 審判権限(ジャッジマスター)
- 箱庭における特権階級の一つ。これを持つ者が審判を務めた場合、参加者はルールを破れなくなり、破った場合そのゲームに敗北する。
- 無理に判定を揺るがすと盛大に爆死する。
- これを所持する者には、いくつかの制約が存在する(大原則として、主催者側が認めなければギフトゲームに参加することは出来ない)。
- コミュニティ
- 複数名で作られる組織の総称。活動するためには、箱庭の中枢に名と旗印を申告しなければならない。名がないと“ノーネーム”や“名無し”とよばれその他大勢に分類される。また、名の改名はコミュニティの完全解散を意味する。旗印はコミュニティの縄張りを主張するものである[注 43]。
- 基本的に、箱庭で生活するためにはコミュニティに所属する必要がある。
- 基本的に、コミュニティのマスターは傘下のコミュニティを好きに支配できるが、犯罪などの違法行為はその限りではない。また、複数のコミュニティが合流してつくられたコミュニティは、ほとんどの場合、内部分裂や内部抗争を抑えるため、ある程度折り合いをつけて暮らしているようである。
- 連盟
- 旗をもつ3つ以上のコミュニティによって成り立つ。コミュニティの旗と別に連盟旗を作ることができる。連盟を作る主な目的は、魔王に対抗するため。
- 連盟権限(ゲストマスター)
- 連盟加入コミュニティが魔王に襲われた際に、ゲームの参加条件をクリアせずに参加できる権限。ただし、参加するか否かはそれぞれのコミュニティの判断に任され、義務ではない[注 44]。
- 階層支配者(フロアマスター)
- 箱庭の下層コミュニティの成長を促進することと、箱庭の秩序を守るために作られた箱庭特権階級の一つ。多くの任務を担っており、特に魔王が現れた際には率先して戦う義務がある。それと引き換えに、多くの権力と主催者権限を持っている。
- 現在の階層支配者は“サウザンドアイズ”の白夜叉、ラプラスの悪魔(休眠中のため“階層支配者”としての活動は行っていない)、“サラマンドラ”と “鬼姫”連盟の4つである。
- 白夜叉が神格を返上したことで、今は蛟劉がその代行を務めている。
- 5巻から、正式に“龍角を持つ鷲獅子”連盟が南の“階層支配者”となった。
- 全権階層支配者(アンダーエリアマスター)
- 階層支配者が全滅、もしくは一人となった場合に全権階層支配者が選ばれ、暫定四桁の地位、太陽の主権の一つ、他の階層支配者を選定する権利を与えられる。
- 過去に全権階層支配者になったことがあるのは白夜叉とレティシアだけである。
- 地域支配者(レギオンマスター)
- 地域で最も力があると階層支配者に認められ、外門利権証を与えられたコミュニティのこと。
- 外門利権証とは、外門に存在する様々な権益を取得できる特殊な契約書類である。
- 外門の支配者(ゲート・ルーラー)
- 箱庭開闢時の制度。この権限を持つものが、独自の裁量で各地区のルールを決めていた。そのため、魔王に支配された外門は出ることもできずに飼い殺しにされた[注 45]。
- 星の主権
- 箱庭にはそれぞれの星に主権が存在し、星の主権を所有していると、絶大な力を持つ星霊・神霊を召喚し従えることができる。
- 太陽の主権
- 太陽の主権は最も多くの神仏が宿っているため、“黄道の十二宮”と“赤道の十二辰”の天体分割法を用いて24個に分け、主権を分散している。主権のいずれか一つでも持っていれば、箱庭の大天幕を開くことが可能である。
- 上記のものとは別に、十三番目の黄道宮の“蛇遣い座(アスクレピオス)”と呼ばれる“全権階層支配者”に貸し出されるものが存在する。
- 太陽の主権を持つ者は巨龍を召喚することが可能である。
- 霊格
- 世界に与えられた恩恵(ギフト)のこと。
- 霊格を得る方法は主に2通りあり、出自に特殊な事情がある(先祖が神仏であるなど)[注 46]か、世界に功績・代償(生贄など)を与える、かである。
- 恩恵(ギフト)は持ち主の魂と同義であるため、たとえ隷属させたとしても本人の許可なしには手に入れることは出来ない。
- 神格
- 神仏が眷属や武具に与える、種の最高位にまで体と力を変幻させるギフトのこと。
- これを持つことで他のギフトも強化され、強大な力を持つようになる。
- 神格を倒せるのは同じく神格を持つか、互いの種族によほど崩れたパワーバランスがある時だけである。
- より高位の種族ほど、神格を与えられたときの能力の上がり幅が大きい。
- 系統樹
- 生物の発祥と進化の系譜を示したもの。
- 純血
- 系統樹の起点に位置するギフト。種の中でも個別の呼び方をされる。
- 高位生命(ハイブリッド)
- 本来の生命体よりも高位の存在。異なる2種の生命体が子をなすのは本来は不可能であるが、その不条理を捻じ曲げて生まれてくる者たち。
- 2つ以上の因子を持つ種から、更に進化したものを第三幻想種と呼ぶ。
- 箱庭“最強種”
- 生来の神霊・星霊・龍の純血の3種を指す。
- 最強種を箱庭に召喚するには、星の主権と器が必要になる。
- 神霊
- 時代・概念を支配する最強種。
- 強力な神霊であれば、他者に神格を付与することも出来る。
- 一定数以上の信仰を得ることで神霊に成ることができる。
- 星霊
- 惑星級以上の星に存在する主精霊を指す。鬼種・精霊・悪魔などの最高位。質量・空間を司る最強種。
- ギフトを与える側の存在でもある。
- 半星霊
- 星霊とは別の使命を課せられた最高クラスの精霊。星の恩恵を得て生まれ、その土地の山神、海神、地母神となる存在。星霊の候補者であり、彼らの中の一人だけが真の星霊として覚醒する。
- 誕生に際して何かしらの手違いがあった場合、土地や空間に縛られることがなくなるため、生まれついて修羅神仏に並び立つ力を有するが、実際の半星霊に対して使命を帯びないため、周囲に対する影響範囲の自由度はこちらのほうが高いと言える[注 47]。
- 龍の純血
- 幻獣の頂点。系統樹が存在しない。
- 最初の龍の純血は、突然なんの前触れもなく強大な力が集結して形をなしたもの。
- 後世には単一生殖した場合に純血が生まれる。異種と交わった場合には亜龍が生まれる。
- 「吸血鬼を造った」とされる個体もいる。
- ちなみに十六夜はレティシアのギフトゲームで龍を一撃で葬っている
- 鬼種
- 箱庭の世界において鬼種は独立種であることが多く、個体によって霊体よりか幻獣よりかが決まる。
- 吸血鬼はその中でも特殊な立ち位置にあり、霊体と幻獣の中間に位置している。「龍から造られた」とされており、吸血による他種族の鬼種化は種を監視するための名残とされている。
- 箱庭の騎士
- 吸血鬼の一族のことを指す。魔王討伐や“階層支配者”や“地域支配者”制度の設立など、箱庭に多大な貢献をしたためこう呼ばれるようになった。
- 一部の者が太陽主権を手に入れるためにクーデターを起こし、レティシアと魔王討伐に向かった吸血鬼を除くほとんどの吸血鬼を死滅させ、後はレティシアを殺せば革命は成功だったが、“遊興屋”の協力によって、魔王となったレティシアに全滅させられた。
- 口伝では太陽主権を用いて上層の修羅神仏に戦争を仕掛けようとしたレティシアを止めるために奮戦し、その末に滅ぼされたとされており、現在の箱庭において“箱庭の騎士”は英雄視されている(事実を知っている者は、現在ではほとんど生存していない)。
- 箱庭の貴族
- 月の兎のことを指す。帝釈天の眷属であり、強力なギフトを複数所持している。
- 審判権限を持つ副次的要素として、さまざまな特徴を持つ。目と耳が箱庭の中枢につながっていて、遠くの場所の状況が分かる(審判の時はゲーム範囲すべて、参加者の時は1km以内)。幻獣を含む多くの種と会話することができる。
- 所持しているだけでコミュニティには大きな箔が付く。
- 東側の上層に“月の兎”の国が存在していたが、絶大な力を持つ魔王によって壊滅させられ、現在、一族は散り散りになっている。
- 立体交差並行世界論
- 作中における重要なキーワードのひとつ。通称・“歴史の転換期(パラダイムシフト)”。
- 人類だけでなく一生命体の単位で観測される節目の時期で、大規模な戦争、生態系が変わる程の天変地異が起こる時期を指す。起こる時代が大まかに決まっており、この時期には歴史の収束のために様々な形で“恩恵”が顕現する。そのためコミュニティのルーツを辿っていくと伝承・伝説・史実上の人物に行き着くことが多くなる。
- 作中において、箱庭は異なる全ての可能性の収束点として描写されるため、箱庭に召喚されるためには、異なるすべての時間軸で同様の事象が観測されなければならない[注 48]。
- “歴史の転換期”を起こしたもの、あるいは重要な役割を占めるものは(後者はその信仰により)高い神格を得る[注 49]。
- 基本的に、神霊はその性質から星の年代記に守られているため、生半可な方法では殺せない[注 50]。また、「とある事実」において、太陽の周期などの大規模な出来事が原因となると、必然的に“歴史の転換期”を迎えることになるため、その事実は各世界の時間軸において不可避の未来となる傾向にある[注 51]。
書誌情報[編集]
小説[編集]
| 巻数 | サブタイトル | 第1刷発行日 | ISBN |
|---|---|---|---|
| 1 | YES! ウサギが呼びました! | 2011年4月1日 | ISBN 978-4-04-474839-5 |
| 2 | あら、魔王襲来のお知らせ? | 2011年7月1日 | ISBN 978-4-04-474848-7 |
| 3 | そう……巨竜召喚 | 2011年11月1日 | ISBN 978-4-04-474854-8 |
| 4 | 十三番目の太陽を撃て | 2012年3月1日 | ISBN 978-4-04-100182-0 |
| 5 | 降臨、蒼海の覇者 | 2012年7月1日 | ISBN 978-4-04-100357-2 |
| 6 | ウロボロスの連盟旗 | 2012年12月1日 | ISBN 978-4-04-100585-9 |
| 7 | 落陽、そして墜月 | 2013年4月1日 | ISBN 978-4-04-100759-4 |
短編[編集]
| サブタイトル | 掲載日 | 時系列上の位置づけ | |
|---|---|---|---|
| 1 | 箱庭のとある日の日常 | 2011年6月27日 | 本編第1巻と第2巻の間 |
| 2 | キャンドルとオムレットとゴーストタウン | 2012年2月24日 | 本編第3巻の序盤 |
| 3 | 異邦人のお茶会 | 2012年6月25日 | 本編第4巻と第5巻の間 |
| 4 | リリの大冒険〜働かざる者食うべからずと偉い人は言いました〜前編 | 2012年11月26日 | 本編第5巻の序盤 |
| 5 | リリの大冒険〜働かざる者食うべからずと偉い人は言いました〜中編 | 2013年1月25日 | |
| 6 | リリの大冒険〜働かざる者食うベからずと偉い人は言いました〜後編 | 2013年2月25日 | |
コミック[編集]
コンプエース連載版(七桃りお作)
| 巻数 | 第1刷発行日 | ISBN |
|---|---|---|
| 1 | 2012年12月10日 | ISBN 978-4-04-120524-2 |
| 2 | 2013年3月9日 | ISBN 978-4-04-120632-4 |
エイジプレミアム(月刊ドラゴンエイジWEB増刊)連載版(坂野杏梨作)
| 巻数 | 第1刷発行日 | ISBN |
|---|---|---|
| 1 | 2013年1月9日 | ISBN 978-4047128484 |
テレビアニメ[編集]
2013年1月から3月にかけて、TOKYO MX・tvk・AT-Xほかにて放送された。全10話。
スタッフ[編集]
- 原作 - 竜ノ湖太郎・天之有(角川スニーカー文庫刊)
- 総監督 - 草川啓造
- 監督 - 山本靖貴
- シリーズ構成 - 木村暢
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 井出直美
- キーアニメーター - 石川雅一、本多美乃
- アクション監修 - 玉木慎吾
- レイアウト監修 - 益田賢治
- 色彩設計 - 小島真喜子
- 美術監督 - 稲葉邦彦
- 撮影監督 - 伊藤康行
- 編集 - 岡祐司
- 音楽 - 浜口史郎
- 音楽制作 - フライングドッグ、日本コロムビア
- 音響監督 - たなかかずや
- プロデューサー - 田村淳一郎、倉兼千晶
- アニメーションプロデューサー - せきやまあきひろ
- アニメーション制作 - ディオメディア
- 製作 - プロジェクト「ノーネーム」
主題歌[編集]
- オープニングテーマ
-
- 「Black † White」(第2話 - 第10話)
- 作詞・作曲 - manzo / 編曲 - CHOKKAKU / 歌 - 野水いおり
- 第1話ではOPがない代わりにエンディングテーマとして使用された。
- エンディングテーマ
-
- 「To Be Continued?」(第2話 - 第9話)
- 作詞 - 三浦誠司 / 作曲 - 大沢圭一 / 編曲 - 久下真音 / 歌 - 佐土原かおり
- 「ぼくたちの星座」(第10話)
- 作詞 - 三浦誠司 / 作曲 - Noda Akiko / 編曲 - マルヤマテツオ / 歌 - 佐土原かおり
- 挿入歌
-
- 「Beauty as the Beast」(第1話・第5話)
- 作詞 - 三浦誠司 / 作曲 - 酒匂謙一 / 編曲 - 木之下慶行 / 歌 - 佐土原かおり featuring 山形ユキオ
- 「Scarlet」(第10話)
- 作詞 - RUCCA / 作曲 - 雅大 / 歌 - 久遠飛鳥 starring ブリドカットセーラ恵美
各話リスト[編集]
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | エンドカード |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 問題児たちが箱庭にやって来たようですよ? | 木村暢 | 草川啓造 | 小平麻紀 | 石川雅一、本多美乃 佐藤麻里那 |
いとうのいぢ |
| 第2話 | 和装ロリはいろいろブっ飛んだお方のようですよ? | 吉田泰三 | 山本靖貴 | 松本麻友子、玉木慎吾 武本大介、本多美乃 |
mebae | |
| 第3話 | お風呂であんなコトやこんなコトだそうですよ? | 山田靖智 | 島津裕行 | 奥野耕太 | 宇佐美皓一、相坂直樹 小澤円 |
るろお |
| 第4話 | 黒ウサギがエロイヤらしい奴に狙われたようですよ? | 白根秀樹 | 所俊克 | 佐藤麻里那、若山政志 木村邦彦、工藤利春 |
藤真拓哉 | |
| 第5話 | 誓いは星の彼方にだそうですよ? | 山田靖智 | 三宅雄一郎 | 徳田夢之介、三宅雄一郎 | THORES柴本 | |
| 第6話 | 問題児たちがお祭り騒ぎに参加するようですよ? | 木村暢 | きみやしげる | 大西秀明、國行由里江 石川雅一、本多美乃 佐藤麻里那 |
ユキヲ | |
| 第7話 | 暗闇で飛鳥がチューチューされちゃうそうですよ? | 白根秀樹 | 吉田泰三 | 小坂春女 | 松本麻友子、冨谷美香 | ゆーげん |
| 第8話 | 黒い凶事は笛の音と共に来るそうですよ? | 山田靖智 | 島津裕行 | 矢野孝典 | 宇佐美皓一、飯飼一幸 | BUNBUN |
| 第9話 | 災禍をもたらす死の香りが街にはびこるようですよ? | 木村暢 | 所俊克 | 渡部周 | 三宅雄一郎、追崎史敏 渋谷秀 |
しらび |
| 第10話 | 問題児たちが白黒はっきりさせるようですよ? | 山本靖貴 | 佐藤麻里那、若山政志 大西秀明、國行由里江 |
天之有 | ||
放送局[編集]
| 放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京都 | TOKYO MX | 2013年1月11日 - 3月15日 | 金曜 25:30 - 26:00 | 独立局 | 製作関与 |
| 千葉県 | チバテレビ | 2013年1月13日 - 3月17日 | 日曜 24:00 - 24:30 | ||
| 神奈川県 | tvk | 製作関与 | |||
| 兵庫県 | サンテレビ | 日曜 24:30 - 25:00 | |||
| 埼玉県 | テレ玉 | 日曜 25:00 - 25:30 | |||
| 福岡県 | TVQ九州放送 | 日曜 26:30 - 27:00 | テレビ東京系列 | [注 52] | |
| 日本全域 | TwellV | 2013年1月14日 - 3月18日 | 月曜 26:00 - 26:30 | BS放送 | [注 53] |
| 岐阜県 | 岐阜放送 | 2013年1月15日 - 3月19日 | 火曜 24:00 - 24:30 | 独立局 | |
| 日本全域 | AT-X | 2013年1月16日 - 3月20日 | 水曜 21:00 - 21:30 | アニメ専門CS放送 | 製作関与 リピート放送あり |
| 三重県 | 三重テレビ | 水曜 25:20 - 25:50 | 独立局 |
関連商品[編集]
Blu-ray / DVD[編集]
2013年3月29日から発売。
| 巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| BD | DVD限定版 | DVD通常版 | |||
| 1 | 2013年3月29日 | 第1話 - 第2話 | KAXA-6101 | KABA-10132 | KABA-10137 |
| 2 | 2013年4月26日 | 第3話 - 第4話 | KAXA-6102 | KABA-10133 | KABA-10138 |
| 3 | 2013年5月31日 | 第5話 - 第6話 | KAXA-6103 | KABA-10134 | KABA-10139 |
| 4 | 2013年6月28日予定 | 第7話 - 第8話 | KAXA-6104 | KABA-10135 | KABA-10140 |
| 5 | 2013年7月26日予定 | 第9話 - 第10話 | KAXA-6105 | KABA-10136 | KABA-10141 |
CD[編集]
| 発売日 | タイトル | 規格品番 |
|---|---|---|
| 2013年2月20日 | 問題児たちが異世界から来るそうですよ? サウンド・コミュニティI | VTCL-60334 |
| 2013年3月13日 | 問題児たちが異世界から来るそうですよ? サウンド・コミュニティII | VTCL-60335 |
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ ただし、荒廃した領地は見せしめとして残され、宝物庫の伝説級のギフトは盗られなかった。
- ^ 里親の中には、その生き方を十六夜が認めた人物もいたようだが、その全員が十六夜を利用するだけ利用して最後には手放したため、十六夜によって、検察とマスコミに悪事の証拠を送りつけられるという形でそれら全ての生活に幕を下ろされている。
- ^ 「星を砕くぐらいの力がなければ、魔王には勝てない」という表現が本作にはあり、「十六夜は星をも砕ける」ということは「十六夜は人の身でありながら魔王を倒せる」ということを意味している。
- ^ 「単一のギフトで複数の働きは出来ない」というのは箱庭の世界における常識である。加えて“正体不明(コード・アンノウン)”には少なくとも、“ギフト無効化”と“山河をも砕く力を発現させるギフト”の二つが両立していることになるため、その点においても矛盾を抱えており(自身のギフトは無効化されないため)、常識に反する代物だといえる。
- ^ 殿下にはそれを「仲間を頼ることができない」と評している。
- ^ リンとの戦いで神格解放を行い半壊、その後完全に壊れたので、“ウィル・オ・ウィスプ”で修理する予定。
- ^ この2つのギフトを同時に使用するとペナルティが与えられる。
- ^ 月の兎としては第2次成長期を迎える頃。
- ^ ノーネーム地下の武具のように、特定の人物や、難題な課題をクリアしたものにしか扱えない武具には作用することが出来ない。
- ^ 原作6巻“煌焔の都”編において、龍角を核に融合させたディーンおよび新たなギフト“アルマティアの城塞”を戦闘に用いる。また、このときもう一つ新たなギフトを受け取った模様だが、6巻時点では明らかになっていない。ウィラの言葉から、現在飛鳥はフェイス=レスと互角に戦う力を有している模様。
- ^ 火花を散らす程度のギフトを鉄を蒸発させるギフトにまで昇華させるため、服にギフトを仕込んでいるだけで物理攻撃等を無視できる。反面、これらのギフトは霊格が低いため、飛鳥が使うとギフトの寿命を著しく削ってしまいすぐに壊れてしまうため、経済的な難点を抱えている。
- ^ 価格の参考までに、発火の宝珠は銅貨一枚、冷却の宝珠は金貨一枚というボッタクリ価格である。
- ^ 本来“生命の目録”は触れた生物から生物としての機能をサンプリングし、再現、合成するためのギフトで使用者は例外なく合成獣(キメラ)となるが、耀はサンプリングした生命体の遺伝子から、過去現在未来のすべての生命体の系譜を纏め上げることで、出会ったことのない幻想種の力までも再現できるようになった。
- ^ とは言ってもやはり歳相応で、問題児三人の素行やペストと白雪姫の喧嘩には、黒ウサギ共々日々頭を悩ませている。
- ^ お互いを「まな板娘」「乳蛇」と言い合うほど。
- ^ 十六夜が「万全の態勢で臨まれたら危なかった」と言うほど。
- ^ “ウィル・オ・ウィスプ”が“ペルセウス”の手綱を握っていると見受けられ、“ペルセウス”に何かしらのメリットがある模様。
- ^ 作中においては主役たる“ノーネーム”がいまだ下層に留まっていることもあり、コミュニティの全体像は明らかではない。その一方、「コミュニティそのものより一幹部である白夜叉の方が名が売れている」という下層における現実は、“ノーネーム”に「たとえ名も旗も無くても、幹部の名を売ることはできる」というブレイクスルーを与えることとなる。
- ^ 「エッチな衣装を着せる」「タックルをかましつつ抱きつく」「美に関する持論をとうとうと語る」「ギフトゲームの参加条件に女性陣の水着着用を義務とする」
- ^ 同士を売れと言ったルイオスに対して激怒したり、蛟劉がグリフィスがグリーを侮辱したことに対して「身内贔屓の白夜王が知ったら、“二翼”は今日明日中に皆殺し」「お前は巨龍十四体を相手に出来るのか」と脅すほど。
- ^ 代行を引き継いだ蛟劉が辟易するほどの量。
- ^ この計画はサンドラが知らないまま進められた。
- ^ ジンとは実質幼なじみの関係にあるが、自身が栄達しジンが落ちぶれたことで友達づきあいもままならなくなっている。
- ^ もっとも、これは箱庭にあっては普通の態度ではある。
- ^ ただし既に身を引くことが決定済みで、作中で頭首の座をポロロに譲り渡す。
- ^ 耀とグリフィスが一悶着起こしたときは、「あの子が本気になれば、一撃でグリフィスの若造は挽肉にされる」と肝を冷やしたほど。
- ^ 生まれついて修羅神仏に並び立つ力を有していたようで、蛟劉は「十六夜は孫悟空と同じ器の持ち主である」と考えている。
- ^ このギフトはコミュニティの水源として大変役立っていたようだが、三年前の魔王襲撃の際に奪われている。
- ^ これは自称であり、正式名称は不明。
- ^ 使用者は合成獣(キメラ)となる。が、耀はそれに加えて進化を行っているため、お互いの力には大きな差異が見られる。
- ^ “階層支配者”のように最強種の後ろ盾がない限り、5桁の者が4桁に昇格することはまず無い。
- ^ これほど長寿の年代記になると、技術は神代にも匹敵するとされる。作中では、近現代以降になると歴史の可能性は多岐にわたるため、可能性が収束する“歴史の転換期”は発生しにくくなるとされているため、マクスウェルの魔王は例外中の例外と言える。
- ^ 「黒ウサギが欲しいので参加者として認める」「多くの人材を手に入れたいので、タイムオーバー狙いの消極策をとる」
- ^ 神霊としてのギフトネームは“黒死班の死神(ブラック・パーチャー)”。
- ^ 「命あるものを殺す」ペストの能力にとって、元来「命を持たないもの」であるディーンとの相性は最悪である。
- ^ 「この関係性でもジンを玩具に出来そう」と思い、また、ジンのリーダーとしての佇まいに感心するなどしている。
- ^ 二人を三流悪魔呼ばわりしたアウラに対して激怒し、義理も恩も捨てて決別を告げている。
- ^ この指輪は、己の野望に殉じたヴェーザーとラッテンを思って、何らかの形で“グリムグリモワール・ハーメルン”の旗印を残して欲しいと白夜叉に頼み込んだものであり、本来なら、魔王となり秩序の道を踏み外した彼女にそんな自由は与えられるはずも無いが、その姿勢に更生の道を見出した白夜叉によって与えられたものである。また、この指輪は彼女自身を顕現させる媒介としての機能も果たしている。
- ^ このヘッドフォンは、その機能とエンブレムから、製作を手がけたのは十六夜のヘッドフォンを作った焔であると考えられ、これらの事情をすべて知るレティシアは耀に、「起こってからではとりかえしがつかない」と告げ、ヘッドフォンのことは伝えないようにと言っている(ザ・スニーカーWEB 問題児たちが異世界から来るそうですよ? 短編 『異邦人のお茶会』 より)。
- ^ 「定められた範囲内に生息する蕾を開花させる」という条件のゲームであるのにその範囲内にそもそも蕾がない等、参加者側に落ち度がない場合に限られる。
- ^ これは、ゲームに負けたコミュニティは、仲間がどれだけ殺されていようと、復讐のための報復行為が行えなくなるということでもある。
- ^ 練達の魔王が相手の場合、この審議決議によって追加された条件がゲームの勝敗を決定付けてしまうこともある。
- ^ 商業コミュニティにとっては、名と旗印が信頼に足るブランドであることを証明するものになるため、強制的に吸収されたコミュニティなどでない限り、名と旗印を変えることは滅多にない。“六本傷”が“龍角を持つ鷲獅子”連盟に統合されなかったのはこれが理由である。
- ^ 魔王に襲われた前“ノーネーム”は“サラマンドラ”と同盟を結んでいたが、終に“サラマンドラ”は動かなかった。この一件によって、サラは“サラマンドラ”に失望し、故郷を出奔することになった。
- ^ 当時はまだ“階層支配者”がいなかったため、魔王がその地域の外門利権証を使って門から門への移動の際に金貨100枚とされても住民は抵抗できなかった。
- ^ 飛鳥がこれにあたり、彼女の場合は父、母、神霊の三つがそのルーツとなっている。
- ^ この場合、それぞれの神が授かるはずの知識を得られなくなるため、星霊になることは出来なくなる。厳密に言えば斉天大聖がこれにあたり、十六夜や殿下もこれにあたることが作中で仄めかされている(原作第6巻)。
- ^ 飛鳥は久遠財閥を「日本で五指に入る財閥」と言っているが、十六夜の世界では久遠財閥は存在していないということになっているため、十六夜は、より根幹的な部分で飛鳥と十六夜の世界は袂を別ったと考えている。
- ^ 例としては前者がマクスウェルの魔王、後者がペルセウスを代表とした神話に登場する神々である
- ^ 年代記に沿った倒し方をする、あるいは一撃で人類史を破壊し尽くす大規模な超破壊能力の行使の二つが確認されている。
- ^ 例としては、太陽周期に伴う地球の寒冷化による黒死病など。
- ^ 第1話・第2話は 26:00 - 26:30、第3話・第4話は 25:20 - 25:50に時間帯繰り上げ。
- ^ 2007年の開局以来、初めて深夜アニメおよびUHFアニメを放送。また、同局の番組『BS12 TwellV Times』(MC:カスタマイズ)第3回・第4回で本作を取り上げた。
出典[編集]
- ^ 2巻作者あとがきより。
- ^ ザ・スニーカーWEB2012年2月24日サイト更新情報
- ^ a b ザ・スニーカーWEB2012年7月25日更新 スペシャルコンテンツ
外部リンク[編集]
- 問題児たちが異世界から来るそうですよ?(角川スニーカー文庫)
- アニメ 問題児たちが異世界から来るそうですよ? 公式サイト
|
||||||||
