実は私は

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実は私は
漫画
作者 増田英二
出版社 秋田書店
掲載誌 週刊少年チャンピオン
レーベル 少年チャンピオン・コミックス
発表号 2013年9号 -
巻数 既刊5巻
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実は私は』(じつはわたしは、I am ...)は、増田英二による日本漫画作品。秋田書店の『週刊少年チャンピオン』で2013年9号から連載中。各話のタイトルはごく一部を除き「○○しよう!」という形になっている。

ストーリー[編集]

考えていることが顔に出てしまい嘘や隠しごとが出来ない高校生、黒峰 朝陽。朝陽のクラスメイトであるミステリアスなクールビューティー、白神 葉子に恋をする。ある日、朝陽は偶然にも葉子の秘密を知ってしまい、その秘密を守り抜くためになし崩しに「お友達」になる。

しかし、次第に「実は私は宇宙人」「実は私は狼男」「実は私は悪魔」「実は私は未来人」といったような面々が周囲に増えて行き、中には朝陽に好意を覚える女性も少なからず……

葉子の恋愛に対する鈍感さも相まって、朝陽の恋の行方は望むと望まざると迷走する。

登場人物[編集]

本作の主要登場人物には苗字に色の名前が含まれている。

黒峰 朝陽(くろみね あさひ)
本作の主人公。思ったことがすぐに顔に出てしまい嘘や隠しごとができないことから「穴のあいたザル」通称「アナザル」と呼ばれている。本人は隠しているつもりでも全く隠せていない。思いを寄せている葉子に告白しようとした際に彼女の正体を知り、それが縁で友達として付き合うことになるが、自身の隠しごとのできない体質から苦労を抱えることもしばしば。人外の友人の迂闊な行為をフォローする保護者気質の苦労人でもある。
家族は両親と妹がいることが判明している。
白神 葉子(しらがみ ようこ)
本作のヒロインで、朝陽の同級生。口数が少なく、無表情でミステリアスな印象の女生徒だが、その正体は吸血鬼の父親と人間の母親のハーフで、周囲にはよくコウモリが飛び交っている。正体がばれると学校を去らねばならないという約束を父親としているためにクールビューティーな態度を装っている。これは、単に喋ったり笑ったりすると牙が見えてしまうという理由からであり、知人に対してはフランクで口調も関西弁を話す。かなり天然気味でもあり、朝陽に負けず劣らず分かりやすい性格の持ち主である[1]
黒峰と接するようになって他の人物との交流もある程度行うようになった。人が多い場所などでは牙が見えないように口元を手で隠しているが、気が緩むとすぐに背中から羽が出てしまい、それに気が付いた朝陽を慌てさせることも多い。
本人は恋愛には聡いと思っているようだが、朝陽の好意に気づかないほど鈍感で、朝陽は渚に気があると勘違いをしている。朝陽のことは友達と思っているようだが、獅穂の冗談交じりのアプローチに嫉妬心を見せるなど、惹かれてはいる模様。
たまに変にテンションが上がって暴走するところがあり、そうなると基本的にろくな結果にならない。
人間とのハーフであるためか、一般的な吸血鬼のフィクションにおける弱点の内、十字架は「ちょっとイラっとくる」、ニンニクは「目がシパシパする」、流水は「ぶるっとくる」程度と、見ても触っても極端な問題はない。太陽光を浴びても、すぐに日焼けするくらいですぐに回復し、日焼け止めを使用することでその問題も解決している。
朱美 みかん(あけみ みかん)
朝陽の幼馴染で、新聞部員の眼鏡少女。通称「オレンジ」。誰にも読まれなかった校内新聞を、生徒のゴシップや捏造したスキャンダルを掲載することで盛り上げ、廃部寸前だった新聞部を立て直した人物。人の嫌がる姿を見るのが大好きで、逆に喜ばれると心底嫌がり、ついた渾名は「外道クイーン」。
取材と称してしょっちゅう朝陽に絡んでおり、隠しごとの苦手な朝陽にとっては天敵ともいえる存在。
実はそこまでルール無用の外道ではないこと(あからさまな捏造報道以外は必ず本人に報道する旨を告知する等)を桜田に看破され、その際に自身の秘密とも言える内面を僅かに晒した。また、家族思いで、家計の足しにするために校内新聞を有料にしている他、バイトもしている。
朝陽に対しては何とも言えない感情を抱いているようで、かつて朝陽を容赦なくフった渚のことを「いけ好かない自意識過剰女」と酷評している。
実は眼鏡は伊達で、幼い頃に朝陽からもらったオモチャの眼鏡である。眼鏡は外道な性格になるためのスイッチとなっており、かけていないと素直で良識的な面が目立つようになる。
ロシアンシュークリーム」と呼ばれる凶悪な味のお菓子を作るのが得意だが、朝陽に言わせると普通に作ればちゃんと美味いシュークリームを作れるらしい。
フクちゃん
長年愛用されていたみかんの眼鏡に宿った、福の神見習い。ただし、福の神としての実力は微妙。みかんが眼鏡をかけるようになってからの出来事や彼女の心情を全て知っている。みかんを改心させるため、みかんの秘密を暴露するなどの悪意の無い暴挙に走っており、当のみかんから疫病神扱いされている。
藍澤 渚(あいざわ なぎさ)
朝陽のクラスの委員長。生真面目で融通の利かない性格をしており、生徒達からは「アイアンレディ」と呼ばれている。その正体は地球を観察する目的でやって来た宇宙人であり、人間大のボディは「外部ユニット」と呼ばれる精密なロボット。本体はそれをそのままスケールダウンしたような体長10センチメートル程度の小型の宇宙人で、普段はロボットの後頭部にある髪飾りの様なネジから出入りしている(本人も、なぜ出入口だけこんなアナクロなのかと不満を漏らしている)。本体は頭部から触覚のようなものが生えている。かつて朝陽から好意の視線を向けられたことがあったが、任務を優先させるという理由で「告白される前に」バッサリ断り、朝陽にトラウマを与えた。しかし、そのうち朝陽のことが気になっていく様子が描かれており、フクちゃんの暴走に巻き込まれ、朝陽に告白したような形になってしまう。
放課後に朝陽と葉子が(素の状態で)話している場面にたまたま出くわし、葉子の正体を知ってしまったが、その際、葉子を他の星の宇宙人と勘違いしたこともあり、驚きのあまり頭部から飛び出してしまい、自らの正体をさらしてしまうことになった。以後は「お互い秘密を口外しないようにする」という約束を交わし、一応の友人として付き合っている。
本体はライフルのようなものを装備しているが、極めてサイズが小さく人間に対しては全くダメージを与えられない程度の威力なので、意識を逸らせる際などに使用する。
普段は冷静沈着だが、想定外の事態に動転することが多く、上記のように思わず外部ユニットから飛び出すなど迂闊な行動をとることも。兄の詭弁に耳を傾け、堅物な性格が形成されたが兄本来の怠惰な一面を知ったことや友人との接触で少しだが印象が柔らかくなる。
なお、外部ユニットはロボットであるものの体温や柔らかな質感など、人間と大差がない模様。電池で動いており、携帯電話などと同様に充電をしないと機能停止を起こしてしまう(学校にいるときは保健室を利用している)。コックピットのシートは猫を模している。感覚を共有しており、外部ユニットが疲労すると本体も疲労する。
紫々戸 獅穂(ししど しほ) / 獅狼(しろう)
白神の幼馴染の狼男。ただし、主人格の獅穂の性別は女性。満月(写真でも可)を見る度に狼男の獅狼とスイッチする。白神の下着を盗んだり朝陽に体を押し付けたりなど、かなりオープンな性格(自称「痴女」)。後述の使命は獅狼が受けたものとして、自身は中立の立場を取る。実は渚の隣の部屋に住んでいる。下ネタ関係でボケることが多いが、他キャラの言動のせいでツッコミ側に回ることも多い。
獅狼は狼男なのだが、外見でそれらしい点は牙のみであり、本人もコンプレックスがある模様。枝などを放られると反射的に飛びつくなど、本能は犬に近い。獅穂とは対照的に硬派な性格。白神の父親から現状確認の命を受けており、正体がバレているようなら連れ戻そうとしている。また、白神に惚れているようで、連れ戻した暁には結婚させてくれと頼み込んでいる(流されたが)。ちなみに、着ている服までは変化しないので、変身すると確実にどちらかが変態的な有様になる。
獅狼が表に出ていても獅穂の意識などは残されている(その逆は不可)ため、脳内でも会話可能。また、意識を強く持てば体の一部分だけコントロールを奪うことで、部分変身することができ、その際は同時に発声することが可能(発声方法は不明)。しかし、最終的には部分変身は使用禁止になった。
紅本 茜(こうもと あかね)
朝陽や葉子の通う学校の校長先生。外見は角が生えた小柄な女子生徒だが、実は年齢数千歳の悪魔。白神の両親が在学中は学級担任だった。幻覚・分身・千里眼念動力など極めて強い超常の力を持っており、ひとたび威圧すれば周囲の窓ガラスをまとめて割るなどの芸当もできるが、本来の年齢にそぐわない(むしろ外見通りかそれ以下の)精神年齢の持ち主なため、葉子には校長だと信じてもらえていない。学力も高校の問題でさえ解けない程度であり、その超常の力を使う時もどこか間が抜けている。なお、白神・藍沢・紫々戸といった人外が入学できているのは彼女の工作によるもの。無類のお菓子好きで、お菓子の補充が途絶えるとお菓子を求めて凶暴化する。
子孫である明里に対しては全く頭が上がらず、調子に乗っては折檻や説教などをされている。普段は校内を千里眼で覗いているらしく、悪趣味だと言われている。
紅本 明里(こうもと あかり)
朝陽のクラスの担任。茜は高祖母に当たるが、悪魔の血統は薄く基本的にただの人間。編入時の書類などの都合で、クラスの人外たちのことは把握している。色々問題を巻き起こす朝陽たちや茜に頭を悩ませているが、白神の正体がバレて不本意な退学は避けたいと思っており、生徒たちへの情は厚い。酒好きだがそれほど強くない。
茜を止められる唯一の人物であり、敬語で接しつつも凄まじい威圧感や実力でおとなしくさせることができる。また、朝陽同様保護者兼ツッコミ役でもあるため、同時に突っ込むなど変な息の合い方をしている。
昔は、数々の伝説を残す不良亜華里であったため、怒ると木刀を持ち出すこともある。
藍澤 涼(あいざわ りょう)
渚の兄で、地球の観察任務にあたっている妹の様子を見るためにやってきた。普段は廃屋で女性の幽霊に化けて潜伏している。なお、こちらは出入り口のネジが額にある。
渚とは異なりギャンブル好きでかなりルーズな性格。渚の様子を見に来たのも、母親から言われて、小遣いを餌に嫌々引き受けたものである。外部ユニットは女性のものを使っているが、これは自分の正体を悟られないようにする以外にも女湯に堂々と入ることができるという理由からである。
なお、渚が堅物な性格になったのは彼が適当に教えたことを愚直に守っているため。当初、渚は涼の発言を信じ尊敬していたが、次第に兄の自堕落な性格に気付いていき、逆に彼の方が教育されるようになっていく。
黄龍院 凛(きりゅういん りん)
50年後の未来からやってきた、朝陽の孫。中二病的な物言いが多い。朝陽の1学年下に編入してきた。
凛がやってきた未来世界では「カリスマ痴女II世」なる女性に世界をほぼ支配されており、凛はレジスタンス活動として歴史を変えるために過去にやってきた。
他の登場人物に漏れずに間抜けな点も多く、禁止されていること(未来の情報を過去の人間に伝える等)をうっかり言ってしまっている。
未来世界では朱美みかんと関わりがあり彼女をおばあちゃんと呼んでいる、朝陽とみかんの未来については明らかにされていない。
桜田・岡田・嶋田
「あいつら」でまとめられる朝陽の友人たち。名前や外見が作者の前作『さくらDISCORD』の登場人物を彷彿とさせる。基本的に朝陽の人間関係を遠巻きに応援している。
桜田
無精ひげや柄シャツなど、高校生に見えない男らしい外見だがオネエ口調。外見は『さくらDISCORD』の登場人物「作楽 康介」に近い。あだ名は「さくらさん」。3人の中では一番温厚で落ち着いた性格であり、朝陽の恋についても基本的に温かく見守っている。
岡田
『さくらDISCORD』の登場人物「桜ケ丘 奏」に似た外見の眼鏡キャラで、あだ名は「岡」。しかし、面白半分にサポートもしくは傍観する性格は「芽吹 さくら」に近い。飄々とした性格の持ち主で朝陽、みかんとは中学からの付き合い。みかんの素の性格や普段の朝陽への振る舞いに隠れた気持ちなどを察している様子で、時折みかんに対してからかうような言動をするが、大抵その場でひどい仕返しを受ける。
嶋田
『さくらDISCORD』の登場人物「桜島 結太」に似た外見のキャラで、モップ頭などと呼ばれる。あだ名は「嶋公」。女性に対して過剰にがっつく面があるためモテないらしくかなり僻みっぽい。みかんの新聞のファン。だがみかんからは名前すら憶えられていない上3人の中ではみかんなどの被害を受ける確率が高い。実は留年しているため周りより年上である。
白神 源二郎(しらかみ げんじろう)
葉子の父。純血の吸血鬼。常人の数倍の体躯の持ち主[2]で、体格に相応しい人間離れした体力の持ち主。威圧感溢れる容姿と物腰に反してどこか抜けた面がある。娘には表面的には厳格な態度を取るが実際は溺愛しており、体育祭にもかけつけ至近距離からビデオ撮影を行っていた。
純血の吸血鬼であるが、太陽光を浴びても日焼け以外の問題は無く、日中でも外出は可能。しかし、十字架、ニンニクに関してはハーフの娘以上に効果があり、十字架を見ると怒り出し、ニンニクには滂沱の涙を流す。
獅狼からは「オジキ」と呼ばれている。
白神 桐子
葉子の母。人間。温厚そうな外見に反して、強かで腹黒い一面を隠し持つ。
源二郎とは朝陽と葉子同様に高校で知り合い、夜中のプールで泳ぐ練習を一緒にする、冬山で遭難し2人きりで山小屋で一夜を過ごすなどしている[3]。また高校時代は紅本茜が担任であり、いろいろと「お世話になった」ようである。
獅穂/獅狼の母
「カリスマ痴女」の異名を持つ。
白神桐子らといっしょに運動会を見にきたが、男子生徒に群がられて、その姿は直接は描かれていない。

単行本[編集]

その他[編集]

  • 2013年7月に俳優のトム・クルーズが本人のツイッター上で本作に関するリツイートを行い話題となった。当時、トム・クルーズは自身の主演する映画「Edge of Tomorrow」の撮影中で、この映画の原作者である桜坂洋が勧めている漫画を紹介するつもりでリツイートしたとされる。この事態に便乗し、週刊少年チャンピオン編集部も公式ツイッターで「トムクルーズもお気に入り」などとツイートしている[4]

出典[編集]

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  1. ^ 黒峰朝陽とババ抜きを1対1で行った際には、最初にジョーカーが配られたほうが、そのままジョーカーを保持し負けるということになった。なお、この互いの対戦が、ババ抜きで人生初の勝利になったののもお互い様であった。
  2. ^ 高校3年時に急激に成長したとのこと。
  3. ^ その頃の源二郎は人並みの体躯。
  4. ^ トム・クルーズ、漫画「実は私は」を突然RT チャンピオン編集部「トムもお気に入り!」(J-CASTニュース)