ステュムパーリデスの鳥

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ヘーラクレースとステュムパーリデスの鳥」ローマモザイク

ステュムパーリデスの鳥(ステュムパーリデスのとり、Stymphalian Birds、ステュムパリデス - 、スチュパリデス - とも)は、ギリシア神話に登場する怪鳥。ペロポネーソス半島のステュムパーロス湖畔のに棲んでいたとされる。の先が青銅で出来ており、集団で生活する。人間を襲ったり、田畑に毒性の排泄物を撒き散らしたりしていた。この鳥達はかつては軍神アレースペットであった。

ヘーラクレースの第6の試練[編集]

オボルス銀貨ドラクマの1/6の価値があるギリシア銀貨)。ステュムパーリデスの鳥が描かれている。

ステュムパーリデスの鳥を退治することはヘーラクレースの12の難行の一つであった。アテーナーヘーパイストスは、ヘーラクレースのために巨大な青銅製の鳴子を鍛造し、ヘーラクレースを助けた。その鳴子の音に驚いた鳥達は一斉に飛び立ち、ヘーラクレースは鳥達をヒュドラーの毒矢で射落としたとされる。その後、少数だが生き残った鳥はギリシアには二度と戻らなかったとされる。

参考文献[編集]

  • 草野巧 『幻想動物事典』 新紀元社、1997年、177頁。