ルー (神)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ルー(Lugh, 古期アイルランド語ではルグ[Lug])は、ケルト神話の太陽神(光の神)[1]。アイルランド伝承文学ではトゥアハ・デ・ダナーン(ダーナ神族)の一人で、「長腕のルー」[2]のあだ名で知られる。

工芸・武術・詩吟・古史・医術・魔術など全技能に秀で、「サウィルダーナハ[3]Samildánach[4]百芸に通じた」の意[3])や、「イルダーナハ[5]Ildánach[6]の別名の所以となっている。ドルドナ (Dul-Dauna) は、民話によるその訛り[7]

概要[編集]

ルーは医術の神ディアン・ケヒトの孫であり、フォモール族の「邪眼のバロール」の孫。 父親はキアンで、母親は、エスリウ/エスニウ英語版)。ルーは、英雄クー・フーリンの父ともされる。

 
 
 
ディアン・ケヒト
 
 
 
バロール
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
キアン
 
 
 
エスリン(エスリウ/エスニウ)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ルー
 
 
 
 
デヒテラ英語版/デヒティネ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
クー・フーリン
 
 
 
 

神話サイクル[編集]

ルーは『マグ・トゥレドの戦い』では、トゥアハ・デ・ダナーン神族の側に味方して戦い、投石器の石を放って、祖父にあたるフォモール族の「邪眼のバロール」を討ち取った[8]

父親のキアンは、トゥレンの子らに殺され、ルーはその賠償として魔法の槍や犬などの数々の財宝を求めた[9]。賠償品の槍や治癒の豚皮などは、マグ・トゥレドの戦いでルーが必要とした品々だが[10]、戦で使用した際の詳述はない。

『マグ・トゥレドの戦い』[11]の物語では、ルーは諸芸の達人サウィルダーナハと呼ばれ、自分は大工、鍛冶、強者(つわもの)、竪琴弾き、戦士、詩人で史家(語り部)、魔術師、酌杯係、金工師(鋳掛師)のすべてのだと門番に言って、中に入れてもらうエピソードがある。このあと各芸の達者と業比べをするのだが、たとえば八十基の牛枷につないだ牛たちで動かすほどの敷石をオグマが投げたのを見事投げかえしたばかりか、そのとき破損した館の破片も投げ返して元通りにした[12]

出自[編集]

古写本ではルーのことをルー・マク・エスリンエスリウの子ルー[13]と称す場合が(「長腕のルー」の呼称より)多い。母親エスリウ/エスニウについては、あまり鮮明としない[14]。ルーについて、フィルボルグ族の王妃のタルトゥ英語版に養われたという記述がある[15]

バロールが隠した育てた娘と、宝の牛の探求に来たキアンが恋愛し、そのときもうけた子である長腕のルーは、海神マナナーン・マクリルが育てた、あるいは鍛冶師ゴブニュの弟子となった、という設定の物語は、中世写本の神話には残っておらず、実は19世紀に集められた口承文学を根拠としている。

バロールの娘とキアンの民話[編集]

グレゴリー夫人版では、バロールのもとから豊穣の牝牛グラス・ガヴナン(?)(アイルランド語: Glas Gaibhnenn)[16]を奪い返しに行ったキアンと、バロールの娘とのあいだにルーが生まれる。
グレゴリー女史の再話は、同類の民話の二つのバージョン(魔法牛グラスの項で詳述)をたくみに合成して首尾一貫した話を作り上げている。一方の民話[17]では、キアンと名乗る一介の騎士?が、城主バラルのもとで働き、ほどなくバラルの娘に生ませた子や宝の牛を奪って逃げる。子供は、海神マナナーン・マクリルに預けて育てられ、ドルドナ (Dul Dauna) と名づけられる(これは綽名イルダーナハの転化で、長腕のルーをさす、と説明される[18])。この子が、ある日浜辺から、艦隊で通り過ぎる祖父バロールにむかって、ポケットからとりだしたダート(投げ矢)を投げつけ、これが命中してバロールは死んだ。
もう一篇の民話では、キアンのかわりにマク・キニーリーという人物が登場するが、やはり宝の牛グラス・ガヴレンにまつわる類似の民話である[19]。マク・キニーリーは、守護霊の妖精女(バンシー)の助けを借り、邪眼の盗賊バロールの牙城、トーリー島英語版で、バロールの娘がかくまわれる獄塔に忍び入り、自分の子を孕ませる。マク・キニーリーはバロールに殺されるが、生まれてきた児(≒ルー)は亡き父の兄弟、鍛冶師ガヴィダ(?) (Gavida) に預けられ、その弟子として成熟する。このルーと思しき遺児は、ある日、鍛冶場に現れて槍の製作を注文したバロールから、自分の父親を殺した自慢話を聞かされ、赤熱した鉄棒でバロールの邪眼めがけて突き殺してしまう。

アルスター伝説[編集]

アルスター伝説『クアルンゲの牛捕り』(クーリーの牛争い)では、ルーは英雄クー・フリンの超自然的な父親として登場する。
アルスターの王コンホヴォルの妹・デヒテラは、鳥達に導かれて妖精の丘に行き、ある夫婦の家で一晩過ごす。デヒテラは、その夫婦のあいだに誕生したばかりの男児と2頭の仔馬を預かり、我が子のように可愛がるが、その甲斐もなく、その子供は病気で死んでしまう。悲しみにくれるデヒテラは、コップの水に入った虫を誤って呑み込んでしまう。(呑み込んだ虫から超自然手に子供が宿るというのは、『エーディンへの求婚』にもみられる共通モチーフである)同じ夜、彼女の夢の中にルーが現れ、妖精の丘に連れ出し一夜の宿を与えたのも、可愛がっていた子供の親も自分であると名乗った。さらに、その子はおまえの胎内に居るゆえ生まれたらセタンタと名付けるべし、また2頭の仔馬はセタンタが成人した時その戦車を引く馬になるから一緒に育てよ、と告げた。懐妊したデヒテラは、やがてセタンタ(後のクー・フリン)を産んだ。

また、クー・フリンがスカアハの治める「影の国」へ向かう最中、「不幸の原」(アイルランド語: [Mag] ndobail)の沼地に足を取られ、暗闇の中で苦しんでいた。そこにエオフ・バルヘ(?)(Eochu Bairche)という青年が現れてクー・フリンに車輪を渡し、車輪を転がしてその後を進むよう助言した。(一説によればこの青年はルーの仮の姿であった[20])。クー・フリンがそのようにすると、車輪からは火花が飛び散り、周囲を明るく照らしながら熱で沼地を乾かしたので、クー・フリンは「不幸の原」を通りきった。[21] クーリーの牛争いでは、孤軍奮闘でコナハト軍を相手に戦うクー・フリンは、ロフとの対決でモリガンの妨害で負傷する。このクー・フリンの前にルーが現れ、彼に眠る猶予を与えるため、そののち3日間クー・フリンの身代わりにメイヴ女王の軍と戦った。[22]

所持品[編集]

概要[編集]

ルーの槍は、トゥアハ・デ・ダナーンの四神器の一つとされるが、アイルランド伝統文学では、これとは異なる槍の由来も伝承される。ルーが賠償として求めた槍は、《来寇の書》ではゲイ・アッサルすなわちアッサルの槍といい、これは呪文を唱えれば的中させたり召還ができる。だが近世物語では賠償品はアラドヴァルと称すペルシア王ピサルの槍で、水をたたえた釜に漬けおかないと発火性を発揮する槍。ルーの槍は森一番のイチイとも呼ばれるが、これをさらにルーン同一視する古文書のくだりも存在する。

ルーがマグ・トゥレドの戦い(モイトゥラの戦い)でバロールを斃した、あるいはその目を射抜いたのは投石器の石である。これをタスラムだとするのはわずかな文献に過ぎない。

『トゥレンの息子たちの最期』の物語では、ルーが賠償で求めた品々のほかに、マナナン・マク・リルより賜った、あるいは借り受けたフラガラッハや、陸海を駆ける馬アンヴァル、魔法の船舶《静波号》などがある。

[編集]

ルーの槍は、日本ではブリューナクとして知られ、以下のような説明がなされる。ケルトの神々が持つ四つの秘宝のひとつ[23]で、北方のゴリアスの都にあり、ドルイド僧エスラスによって守られていた魔槍。あるいはフィンジアスの都にあったともされる。ダーナ神族(トゥアハ・デ・ダナーン)がフォモール族と戦ったモイトゥラの戦いの折、神々の王ヌアザとエスラスによってルーに手渡された。投げると稲妻となって敵を死に至らしめる灼熱の槍であるという。またその稲妻を五条の光線状[23]のように記述する文献もある。

アイルランド文学の原典でみるとルーの槍については以下紹介するような描写がある(#四秘宝のルーの槍#アッサルの槍#アーラーワル (アラドヴァル) 、#森一番のイチイの名木#ルイン#5本に分かれた槍 (右下の「表示」ボタンをクリックして表示))。それらに神話的解釈を加えて練り直し集約し脚色したものが武器辞典等に掲載されるブリューナク像といえよう。

ルーの持物の自然神学論な解釈[編集]

ルーの持つ投擲武器や弾を、「稲妻の武器」(lightning-weapon)として解釈し、神話解説を展開したのは en:T. F. O'Rahilly [39]が著名な例である。

ルーは天の川をトルクとし、虹を投石紐(あるいはスタッフスリング用のスタッフ)としたといわれている。

スリング石[編集]

マグ・トゥレドの戦い英語版(モイトゥラの戦い)でルーが、投石器から放たれた石 (sling-stone, アイルランド語: cloich tabaill) によって、祖父バラルを斃したというのが、《アイルランド来寇の書》の略述[40]に書かれる内容であるが、ここではルーの祖父は「強撃のバラル」 (Balar the Strong-Smiter. アイルランド語: Balar Balc-beimnig) という意味の綽名で呼ばれ、バロールの目が武器だとも、その目を射抜かれたとも書かれてはいない。

後世の『マグ・トゥレドの戦い』の物語(唯一16世紀半ばの写本に現存)になると、ルーは投石器の石 (ここでは liic talma[41] § 133 という別の表現)を放って「刺すような目のバロール」 (Balor of the Piercing Eye. アイルランド語: Bolur Birugderc)[42]の邪眼(Evil Eye, アイルランド語: Súil milldagach) を射抜いたことになっている。

タスラム[編集]

この武器(弾)は、これら原作では何の変哲もない石としか書かれていないが、ルーが放った弾タスラム (tathlum 「セメント(でできた投石器の石弾)」) [43]だとする一編の詩(オカリー講義集に、英訳のみが5詩節収録)[44]によれば:

タスラム一個、重く、烈火のごとく、固く、
トゥアハ・デ・ダナーンがたずさえしもの、
これこそバロールの目を破壊せしもの、
昔、大軍の戦の折に。
A tathlum, heavy, fiery, firm,
Which the Tuatha Dé Danann had with them,
It was that broke the fierce Balor's eye,
Of old, in the battle of the great armies.

に始まり、タスラム弾は、蝦蟇、熊、獅子、蝮、オスムン(Osmuinn)の体幹/長鼻から血を集め、清めたアルモリア海と紅海の砂を使ってベサルの息子ブリオン(Briun son of Bethar)が製造し、ルーに渡され、マグ・トゥレドの戦いで投じられた、と続く。ブリオンという名の神は、ルーがこの決戦で使用する魔法の品々を賠償品として献上せねばならなかったトゥレンの子らのひとりと同名であるが、その父名は《来寇の書》ではトゥリルともデルバエス(Delbaeth)とも伝わることを付記しておきたい。

フラガラッハ[編集]

ルーはまた、フラガラッハ(フラガラック)という剣を、 マナナーン・マク・リールから借り受けており、『トゥレンの子らの最期』でもトァハ・デ・ダナーン神族の集合においてこの剣を佩いている。

ルーの馬と船[編集]

ルーはアンヴァル [45](Aenbharr) という名の海陸かまわず駆けることができる馬を持っていたが、その甲冑武器と同様、海神マナナーンから預かり受けたものだった。トゥレンの子らが、賠償品を探求する旅に出るため、この馬の借用を願い出たが、ルーは、借物を又借りさせることはまかりならぬ、と断った[46]

しかしその方便は二度は使えず、ルーは、マナナーンの船の貸し出しを求められると拒むことができなかった。この船は狭いが、行き先を言葉で命じれば、そこまで自動的に航行してくれる魔法の船で、「静波号」〔ウェイヴ・スウィーパー〕[47]とも表記される。これは英訳名 "Wave-Sweeper" の大意訳と音写である。

[* 原典では船名は Sguaba Tuinne と表記し、編者オカリーの脚注によれば原義は「波の箒(ほうき)」[48]を意味する。これは現代標準語だと scuab-toinne [49](発音:スクーブ・トゥイニエ[50])になるが、オカリー脚注のように"a"を落として現代語標準語で表記すべきか、原典を反映して「スクーブァ~」あるいは「スクーヴァ~」と表記すべきかは今後の課題である。]

また、《アイルランド来寇の書》によれば、ルーが賠償に求めた二頭の馬は、ガーネ(?)[51]とレー(?) (アイルランド語: Gainne & Rea)といい、ティレニア海 のシチリア島の王の持ち物であった。怪我、波、落雷に害されず、女神エルンワス英語版の死とも無縁と歌われる[52]

ルーの犬ファリニシュ[編集]

ルーが賠償として求めた中には、ファリニシュ (アイルランド語: Failinis) という名の犬がおり、これはイルアーゼ(?)(Ioruaidhe)[53]の王が大事にしている犬であった (近代版『トゥレンの子らの最期』)。この犬名は、古写本の詩にも記載されている[54]

脚注[編集]

  1. ^ インターノーツ 2007など多数。
  2. ^ 『トゥレンの子らの最期』,O'Curry 1863, pp. 162/3, "Luġ Láṁḟada. loinnḃéimionnaċ "Lugh Lamh-fada [i.e. Lugh of the long arms and furious blows]"
  3. ^ a b 辺見葉子の研究発表(参考リンク)
  4. ^ Samildánach 『マグ・トゥレドの戦い』, Gray 1982, pp. 38/9 (CMT §53)
  5. ^ イルダーナの表記は、Squire 1904にある 発音 Ildâna からか
  6. ^ 『トゥレンの子らの最期』,O'Curry 1863, pp. 166/167.さらに脚注155で"The Ioldanach, that is, the Master of many (or all) Arts"と説明
  7. ^ 『よくわかる英雄と魔物』(PHP研究所、p.22)でドルドナを「全知全能の意」とするのは端折り。この 口承民話(Larminie 1893)について、Squire 1904, p. 237 では、Dul-dauna は 「盲目頑固 "Blind-Stubborn"」の意味になるが、これは Ioldanach (発音 Ildâna)「全ての知恵の達人 ("Master of All Knowledge")」の訛りと説明。
  8. ^ 原典ではこの武器は投石器の石(槍ではない): "sling stone" cloch a tabaill (『来寇の書』), "sling stone" liic talma (『マグ・トゥレドの戦い』物語)
  9. ^ 『来寇の書』(Macalister 1941)や18世紀以降の写本の『トゥレンの子らの最期』物語(O'Curry 1863)
  10. ^ 『トゥレンの子らの最期』 O'Curry 1863, p. 215, "..the Children of Tuireann had obtained all the things that were wanting to himself(Lugh) against the battle of Magh Tuireadh"(この時点でまだ集め残している焼串と叫びは必要品ではなかった。)
  11. ^ 参考文献
  12. ^ Gray 1982, "Then Ogma threw the flagstone, which required fourscore yoke of oxen to move it,.."原文では"cethri xx"つまり4x20頭
  13. ^ 『来寇の書』、『クアルンゲの牛捕り』等
  14. ^ en:Ethniu参照
  15. ^ 『来寇の書』, Macalister 1941¶311, "Tailltiu daughter of Mag Mor king of Spain, queen of Fir Bolg... Cian son of Dian Cecht [aka] Scal Balb, gave her his son in fosterage, namely Lug."
  16. ^ Gregory(参考文献)
  17. ^ "The Gloss Gavlen", Larminie 1893, pp. 1-9所収
  18. ^ Squire 1904
  19. ^ O'Donovan 1856の脚注に所収する民話
  20. ^ 井村君江 1983『ケルトの神話』157頁。
  21. ^ 前話『エウィルへの求婚』(とクー・フリンの修練) Meyer 英訳 "Wooing of Emer"
  22. ^ 『クアルンゲの牛捕り』本編。Kinsella 英訳 p.142-にルーが登場。
  23. ^ a b 『伝説の「武器・防具」がよくわかる本』(佐藤俊之監修、造事務所編、PHP研究所〈PHP文庫〉、2007年、ISBN 978-4-569-66918-2
  24. ^ 『トォウアハ・デ・ダナーンの四至宝』(Vernam Hull 1930,ZCP 18)"No battle was maintained against the spear of Lug or against him who had it in his hand,"
  25. ^ a b Macalister, R. A. S. 編訳Lebor Gabála Érenn: The Book Of The Taking Of Ireland, Part IV (1941) [1]。第1第2第3稿本(¶305, ¶315, ¶357)のいずれとも、ルーの槍は"Goirias"から持込まれたとする。
  26. ^ Keating, Comyn ed. tr. History of Ireland
  27. ^ Macalister 1941,First Redaction (第1稿本) ¶319および Poem LXV "The spear of Assal .. he lives not whose blood it sheddeth: and no cast 'goeth amiss so long as one saith "Yew!" of it; but when one saith "Re-Yew! " it goeth backward forthwith."
  28. ^ アラドヴァル(?)は、古語発音にもとづくが、中アイルランド語の写本に例がないので、復元的といえる。現代発音は、Areadbhar をそのまま現代風に発音しても、おそらく/アラーワル/となるが、オカリー教授のヒントにもとづきこの槍名を語釈した場合、標準現代語だと ár-ábhar という綴りになる。ár は "slaughter (DIL)"の意、発音[ɑːɾˠ] ár(wiktionary)、: ábhar は "matter, gear, equipment (DIL)"の意、 発音 [ˈaːwəɾˠ]である。これら単独の発音を合成すると発音/アーラーワル(?)/だが、連声効果(en:sandhi)で/アーラウル/などに変化することもありうる。
  29. ^ O'Curry 1863, pp. 188/189, 脚注#198
  30. ^ O'Duffy 1888
  31. ^ 建部 1990, p. 137
  32. ^ 小辻 1995, p. 37
  33. ^ Joyce, P. W. (Patrick Weston), 1827-1914, tr. "The Fate of the Children of Turenn; or, The Quest for the Eric-Fine", Old Celtic Romances (3rd ed., 1907) (reprint 1920)
  34. ^ O'Curry 1863 (Atlantis IV), p.204/5
  35. ^ O'Curry, Manners II, 325-6 "Ibar Alainn Fidh-bhaidhea",.. "Luin Cheltchair.. in the possesion of King Cormac, about the year 260, but then under the name of the Crimall, that is, the "Blood-spotted."
  36. ^ このくだりは、 Hennessy, Edmund, 編訳en:Mesca Uladの序文 p.xivで紹介されている以外は、きちんと編訳されていない。
  37. ^ foga fogablaigi = "foga. A small spear, a javelin, in heroic lit. distinguished from gae and sleg, and generally forming part of a warrior's equipment" + "fogablaigi. pronged" (eDIL)
  38. ^ Cecile O'Rahilly tr., Táin Bó Cúalnge Recension 1 (1976), line 2072-, LU, English (p.183), Irish Irish (p.64) Kinsella tr., Táin (1969)p.142 (第1稿本)
  39. ^ T. F. O'Rahilly, Early Irish History and Mythology (1946), pp.60-5
  40. ^ [[#CITEREF|]], Vol. 4, ¶312, ¶312, ¶364
  41. ^ liic(lía)「石」+ tailm「投石器」(eDIL)
  42. ^ Gray, Elizabeth A. 編訳 Cath Maige Tuired : the second battle of Mag Tuired ([Dublin] : Irish Texts Society [Series 52] 1982.), English
  43. ^ táthluib "(slingstone made of) cement" (eDIL)
  44. ^ O'Curry, Eugene Manners and Customs II, 252. この詩を収録した羊皮紙写本は行方が知れないが、元 Mr. W. Monck Mason 所有だったが当時競売されただったと書かれている。
  45. ^ "絶対に落馬しない白馬アンヴァル"「伝説の武器・防具がよくわかる本」(PHP), p.144
  46. ^ 『トゥレンの子らの最期』, O'Curry 1863
  47. ^ 井村 1990「トゥレン3兄弟の試練の旅」による表記
  48. ^ O'Curry 1863, p.193, 192n, "Scuab-tuinné, that is, the Besom, or Sweeper of the Waves" 語義は辞典(eDIL)でも確認できる。
  49. ^ 「波」の標準綴りは tonn (発音トン)だが所有格は toinne
  50. ^ scuab の発音は skoobと音写表記され、音声ページあり 。「波」を意味する語の所有格 toinne は、|tin-yehなどと音写表記されるが、ある投稿記事では"Deep peace of the running wave to you" で始まる讃歌のアイルランド訳の発音を求め、その朗読がアイルランド語紹介サイトの音声ページ に掲載された。
  51. ^ 古音表記だが定訳ではない。近代発音だとGaine ガイネまたは Gainne ガーニア(人名グラーニアと韻)。
  52. ^ Macalister 1941, ¶319)
  53. ^ 架空の異郷。O'Curry 1863, p. 190は、アイスランドだと説くが、簡単に言えば、ロフランとは別なる北欧あたりの伝説上の国か地。ヘオロットという説もあるらしい:Hogan, Edumund (1910) (UCC (DOI Project)), Onomasticon Goedelicum, Dublin, http://publish.ucc.ie/doi/locus 2012年1月16日閲覧。 , Letter "I"; "hirota" の項
  54. ^ Stern 編, "Eine Ossianische Ballade", Festschrift Whitley Stokes (LL本版); Stokes 編 ZCP 3, p.431(Lismore本版);ファリニシュ]の項に詳細は転載する。

参考文献[編集]

事典など[編集]

  • Mackillop, James (1998), Dictionary of Celtic Mytholgy, Oxford University Press, ISBN 0192801201 
  • 建部伸明; 怪兵隊 『虚空の神々』6巻 新紀元社〈Truth In Fantasy〉、1990年ISBN 4-915146-24-3 
  • インターノーツ; 保坂俊司 『よくわかる英雄と魔物』6巻 PHP研究所〈Truth In Fantasy〉、2007年ISBN 4-915146-24-3 

一次資料[編集]

宝の牛の民話[編集]

二次資料[編集]