ぎんぎつね

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ぎんぎつね
ジャンル 神道
漫画
作者 落合さより
出版社 集英社
掲載誌 ウルトラジャンプ
レーベル ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ
発表号 読切:2008年3月号・6月号
連載:2009年6月号 - 連載中
発表期間 2008年7月19日 -
巻数 既刊10巻(2013年10月現在)
アニメ
原作 落合さより
監督 三沢伸
シリーズ構成 山口宏
キャラクターデザイン 松本麻友子、井出直美
音楽 加藤達也
アニメーション制作 diomedéa
製作 ぎんぎつね製作委員会
放送局 放送局参照
放送期間 2013年10月 - 12月
話数 全12話
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

ぎんぎつね』は、落合さよりによる日本漫画作品。集英社の漫画雑誌『ウルトラジャンプ』にて連載中。2013年10月現在、単行本は10巻まで刊行されている。

概要[編集]

『ウルトラジャンプ』2008年3月号・6月号に読み切りが掲載されたのち、2009年6月号より連載に昇格した。2話の読み切りと連載版は話が繋がっており、時系列も掲載された順番になっている。単行本では2008年3月号掲載分を第1話、6月号掲載分を第2話、連載版第1話を第3話とカウントして掲載している。

内容は、とある町の小さな稲荷神社を舞台に、神社の十五代目跡取・冴木まことと、神使(しんし)の狐・銀太郎の2人が中心となって、神社や神々にまつわる存在を中心とした日常と、それらの出来事を通じてまこと達が成長する姿を描く話である。2013年現在、累計発行部数は100万部を超えている[1]。2013年4月にテレビアニメ化が発表され、2013年10月から12月まで放送された。

登場人物[編集]

担当声優は、VOMIC版 / テレビアニメ版の順。1人のみ記載の場合はテレビアニメ版を示す。

冴木神社[編集]

冴木 まこと(さえき まこと)
声 - 伊藤かな恵 / 金元寿子
主人公の少女。16歳、高校2年生。江戸時代から続く冴木稲荷神社(祭神宇迦之御魂大神)の十五代目跡取。歴代神主では最年少。神社では父・達夫と2人で暮らしている(母・由子はまことが幼い頃に他界している)。普段、人の目に見えない存在(神使など)を見ることのできる目、神眼(しんがん)を持っている。見ることができるのは、神社の正当な跡取で、同じく神使などを見ることのできた母や祖父の血を引いているため。神眼が発現したのは母の葬儀の時で、銀太郎とはそれ以来、10年以上の付き合い。幼い頃から兄のような存在として銀太郎を見てきているためか、神使に対しても物怖じしない。特に銀太郎に対しては容赦がなく、髭を引っ張ったり、眠っているところに腹の上に思いっきり拳を振り下ろしたりなど過激なスキンシップを取ることも。
おせっかい焼きで、困っている人を見ると放っておけない。天真爛漫で人懐っこく、年齢の割にやや子供っぽい面もあるが、周囲には好かれやすい性格。しかし男女の機微には呆れるほど疎く、小杉に想いを寄せられていることや、船橋が達夫に憧れていることにも全く気づいていない。また、悟とは同居しているうえ神眼と言う秘密を共有しているため、周囲から付き合っていると見られることも多いが、まこと自身は否定している。
作中で言及される場面は少ないが、容姿は母親似でかわいらしく、小杉には「天使」とまで言われている。
銀太郎(ぎんたろう)
声 - 関俊彦 / 三木眞一郎
冴木稲荷神社を依代とし、稲荷大神に仕える銀色の狐の神使。雄。長い間神社に住み多忙な神の代わりに神社を守っている。350年ほど生きており、若年の神使からはたびたび「おっさん」呼ばわりされ、本人も否定していない。初期はたまに狐の姿に戻っていたことも。元は普通の狐で、眉の上の傷痕は生前に負ったもの。その際に貰ったミカンのことが忘れられず大好物になったが、まこと達にはその経緯は教えていない。占いができ、たびたびまことに請われては渋々占いをしている。
口が悪く面倒くさがりで、普段はほぼ一日中寝て過ごしている。まこと曰く「かわいくない」性格で、上記の占いのように、嫌々ながらもまことのわがままに付き合ったり、周囲に馴染めない悟に対し、ぶっきらぼうながらアドバイスをしてやるなど、素直ではないが根は優しい、いわゆるツンデレ。神使として畏敬されることに慣れてはいるが好んではおらず、神使を人間と対等に見ているまことを特別視している節がある。神使と人間の違いは弁えているため、まことを敢えて突き放しているようだが、他の神使がまことをたしなめると不機嫌になるなど、その胸中は複雑な様子。
達夫につられてTVドラマを見ていることも多く、特に放送中の時代劇にはまことより詳しいが、登場人物と役者を混同している節もある。
冴木 達夫(さえき たつお)
声 - 織田優成 / 関俊彦
まことの父で、冴木神社の宮司。43歳。神社の婿として入ったため、神使などを見ることはできないが、存在はなんとなく感じているようである。常に穏やかで夢見がちなのんびり屋で、神使が見えるまことの良き理解者でもある。(本人には見えていなかったとはいえ)亀の神使の前で、子供の頃に見た、車に敷かれた亀の死体の話をするなど、やや天然ボケな一面も覗かせるが若干性格を装っている風情もある。人の心が読める神使たちにも「何を考えてるか分からない」と思われ、一目置かれている。男手一つでまことを育ててきたため、料理を始めとした家事全般は得意。近所の主婦達からは「先生」と慕われており、冴木神社は主婦達の溜まり場となっている様子。
神尾 悟(かみお さとる)
声 - 小野賢章
冴木神社に居候している、まことと同い年の少年。彼もまた神社の正式な跡取りであり、まことと同じく幼い頃から神眼を持っている。生真面目で優しく礼儀正しいが、周囲に対して淡白で一歩退いたような態度を取ることも多く、まことに他人の事情へ深入りしないよう釘を刺すこともしばしば。しかし剣道の際は格上の相手に対しても強気で攻めるなど、根は頑固でかなりの負けず嫌い。女性は苦手だが、年長の男性に対しては比較的素直になる面も。また、背が低いことをひそかに気にしているなど、歳相応な悩みも抱えている。まこととは異なり神使を畏敬しているが、唯一ハルだけは兄妹のように対等に接している。
幼い頃に両親を事故で失い、その後悟を引き取った祖父(声 - 真田五郎)もすぐに他界し、その後は叔母(父の妹)夫婦に育てられる。幼い頃から叔母やその子ども達から虐げられてきた経験から、周囲に対して壁を作ってしまい、それ故に周囲に対してもどこか他人行儀で接してきた。その後、紆余曲折あって冴木神社に居候することとなったが、まことたちの開いた歓迎会を機に少しずつ周囲にも溶け込めるようになり、まことやユミに対して、ストレートかつ辛辣なツッコミを入れるなど、彼なりのコミュニケーションを取っている様子。幼い頃から剣道を習っており、その腕前は折り紙つき。冴木神社に居候することになったのも、まことの通う高校の剣道部が強豪であったという背景がある。ハルの処遇のこともあり弁護士の勉強をしたいらしいが、叔母からは財産の権利を主張され彼に全部取り上げられると警戒されており、三者面談の際に学ぶと宣言した時に学費等をもう支払わないとまで恫喝されてしまっているが本人は意に介していない。
ハル
声 - 藤村歩
悟と共に冴木神社に居候している狐の神使。一見すると男の子のようだが、実際は女の子。年齢は80歳前後だが、神使としてはまだ子供(仔狐のときに死んだことが原因かもしれないが)。元は子別れ中に自動車に撥ねられた仔狐で、悟の曽祖父(声 - 中島ヨシキ)に供養され神使となった。子供らしく生意気な性格で、まことや銀太郎に対しても「バカ女」や「デブサイク」などの暴言を吐く一方、悟に対しては過保護で甘える様子も見せ、女性(特に悟と同世代の)が悟に好意的な態度を見せると機嫌が悪くなるなど、悟に「入れあげすぎ」ている。また、銀太郎に対しては辛辣な態度を取るものの、悟がいないときはそばにいて過ごしたり、遠くに出かけるときは銀太郎に肩車をしてもらうなど、それなりに仲は良い模様。好物はクリームパン。天気を占うことができる。
冴木 由子(さえき ゆうこ)
まことの母で故人。冴木神社の十四代目で、銀太郎曰く「ちょっと夢見がちなフツーの女」。達夫や高見と同い年だったが、病気がちであまり学校へは通えていなかったらしい。まことが生まれた頃には神眼を発現しており、先行き短い自分に代わってまことを見守るよう、銀太郎に頼んでいた。
冴木 武光(さえき たけみつ)
まことの母方の祖父で故人。冴木神社の十三代目で、厳格だが思慮深く思いやりのある人物だった様子。当初は一人娘の由子と達夫の結婚に反対していたが、悪意はなく、老舗酒蔵の跡取り息子を奪う申し訳なさから来たものだった。まことが生まれる前に亡くなったため、まことは祖父についてよく知らない様子。

まことの友人・高校関係者[編集]

池上 ユミ(いけがみ ユミ)
声 - 川名真知子 / 赤﨑千夏
まことのクラスメイト。まことの占いの失敗(実際はユミ本人が最後まで話を聞かなかったことに起因するが)によって付き合っている彼氏との仲が一時険悪になるなどして、当初はまことに対して辛辣な態度を取っていた。後にある事件がきっかけで和解し親友となる。おしゃべり好きで気が強く、噂話とイケメンが大好きな今時の女の子。一方で、公園に集まる野良猫にエサを買って与えるなど、動物好きで心優しい一面も。思ったことをすぐ口に出してしまうなど、ややトゲのある性格だが、周囲に馴染めない悟のために歓迎会を率先して計画するなど、人に対する(彼女なりの)思いやりも持ち合わせているようで、まこと曰く「誤解されやすい性格」。身長は誠より高く日輪子より低い。
船橋 日輪子(ふなばし ひわこ)
声 - 庄司宇芽香 / 小清水亜美
まことのクラスメイト。父(声 - 樫井笙人)が議員、母(声 - 高梨愛)が江戸時代から続く茶道の家元と言う名門のお嬢様で、生徒会にも所属している。真面目で融通の効かない性格で、初登場時は些細な事からユミと対立し、彼女と仲の良いクラスメートから嫌がらせを受ける。しかし、本心では周囲からの期待をプレッシャーに感じており、ある出来事が原因でそれを爆発させる。それ以降はまことやユミとよくつるむようになり、表向きは「勉強会」としてまことの家に泊まりに行ったり、学校の授業を抜け出して神社の行事に向かうなど、以前より融通を効かせ人当たりも柔らかくなってきている。また、若干ファザコンの気があり、まことの父親である達夫に対して憧れを抱いており、それをユミにからかわれる一幕も。身長はまこと、ユミ、日輪子の三人の中で一番高く悟よりも高い。
葦原 梢(あしはら こずえ)
声 - 大地葉
まことのクラスメイト。のんびりした性格の老舗旅館の娘。黒髪のショートヘアで左の目尻にホクロがある。痩せの大食いで、将来は調理師栄養士志望。親しい相手には自分だけのあだ名を勝手に付ける。
鈴井 咲(すずい さき)
声 - 諏訪彩花
まことのクラスメイト。梢の幼馴染で一緒に行動することが多く、どこか抜けたところのある梢をフォローするしっかり者。将来は保育士志望。
小杉 七海(こすぎ ななみ)
声 - 吉野裕行
2年生。剣道部所属。単純で妄想が激しく惚れっぽい。巫女姿のまことを見て一目惚れするが、気持ちは伝えられていない。しかしまこと本人を除く周囲の者には気づかれている。当初は部活を休みがちな悟と対立していたが、まことを通じて次第に親しく(?)なる。またユミとは中学時代からの知り合い。大の甘党。女性のような名前を気に入っていない。
絹川 泰介(きぬがわ たいすけ)
声 - 小野友樹
3年生。剣道部主将。いつもニコニコしている、おおらかでマイペースな性格。家が豆腐屋を営んでおり、店の名でもある「きぬちゃん」のあだ名で慕われている。神職のため剣道部を辞めようとする悟に両立するよう助言した。生徒会長の桐島とは幼馴染。
桐島 清志郎(きりしま せいしろう)
声 - 杉田智和
3年生。生徒会長。イギリス人の祖母をもつクォーターで帰国子女。両親は貿易関係の会社を経営している。大人や女性には愛想がいいものの、幼馴染の絹川を始め男性に対しては尖った性格。外国人にも見えるイケメンだが、絹川曰く「頭はいいけどバカ」。日輪子にアタックし続けているものの、全く相手にされていない(本人は自覚していない様子)。小学生の頃のトラウマで、神社が苦手。

その他の人物[編集]

天本 将平(あまもと しょうへい)
声 - 関智一
ユミの彼氏。まこと達とは別の高校(仏教系)に通う高校2年生で、天吹寺の跡取り。ユミや3人の姉から不遇な扱いを受けている。
吉住 真一(よしずみ しんいち)
声 - 野島裕史
日輪子の父の秘書。27歳。日輪子の学校送迎も任されており、日輪子の知人には「運転手」と思われることが多い。大人びてきた日輪子に惹かれているが、立場上抑えている。
高見 義友(たかみ よしとも)
声 - 平田広明[2]
達夫の同い年の幼馴染で元神主。43歳。現在は居酒屋の店主だが、冴木神社の祭事では宮司の達夫を神主として補佐する。バツイチで子供がおらず、まことを娘同然にかわいがっている。要領が良く万事に優秀で、ルックスも良いため女性にもて、本人も女性にもてるための努力は欠かさないが、身辺はだらしない。軽薄なようで本心を隠している部分があり、現在でも亡き由子に想いを寄せている節がある。神眼は持たないが、神使の存在やまことと悟が「視える」ことは知っている。しかし達夫とは異なり、神や神使の存在を心底信じきれず「神主に向いていなかった」と自嘲する。わざと神使をまことに合わせようと仕向けたりとやや斜に構えた行動を取る事も。
豊倉 江津子(とよくら えつこ)
声 - 田中敦子[2]
まことの伯母で達夫の実姉。49歳。まことや達夫の良き理解者で、さばさばした性格のしっかり者。冴木神社の祭事を毎回手伝いに来ている。跡取りの達夫が冴木神社へ婿養子に入ったため、実家の豊倉酒造を継いだ。その立場柄、地元の各方面には顔が広い。美大に通う娘(まことの従姉)がいる。
久龍 照正(くりゅう てるまさ)
義友が以前奉職していた幸多神宮の宮司。67歳。神眼持ちであるが、神使が見えるようになったのは7年前から。義友が神主を辞めた後も気にかけており、たまに連絡を取り合っている。
紬 十子(つむぎ とおこ)
元編集者の新人小説家。28歳。明るく社交的で、誰もが目を見張るような美女。神眼を持ち、はぐれ神使の鉄郎の面倒を見ている。

天吹寺の関係者[編集]

天本将造
声 - 高岡瓶々
将平の父。
天本芳実
声 - 定岡小百合
将平の母。
芹香、藤野
声 - 橋本結(芹香)、大久保瑠美(藤野)
将平の姉たち。
木崎、ヒロポン、ヤッサン
声 - 倉富亮(木崎)、武田幸史(ヒロポン)、田尻浩章(ヤッサン)

絹川豆腐店関係者[編集]

泰介の両親
声 - 白川りさ(母)、?(父)
泰介の兄弟
声 - 日野まり大地葉、他

悟の関係者[編集]

神尾 清悟
声 - 中島ヨシキ
悟のおじ。
神尾 佐也加
声 - 津川祝子
悟のおば。
神尾 征樹
声 - こねり翔
おば夫婦のいとこ。

冴木神社の関係者[編集]

瀬戸祥奈、福田朱輝
声 - 森千晃(瀬戸)、日野まり(福田)
冴木神社の近くに住んでいる小学生の女の子。
池田侑也
声 - 河合紗希子
近所の悪ガキ。他に2人の子供(声 - 冨田泰代合田絵利 )とつるんで瀬戸と福田をからかっている小学生。池田おばあちゃんの孫。
池田のおばあちゃん
声 - えもりえりこ
毎日神社にお参りをしてくれる近所の老婆。侑也の祖母。
総代さん
声 - 西村太佑
冴木神社の総代さん。
村上新蔵
声 - 山本兼平

神使・霊獣[編集]

金次郎(きんじろう)
声 - 井上和彦
かつて冴木神社にいた狐の神使。銀太郎の元相方で、金色がかった毛並みと鼻筋の模様が特徴。生きていれば300歳ほど。真面目で大人しく無口で、銀太郎曰く細かいことに悩みすぎる性格。悩んだ末、100年ほど前に冴木神社を出ていき、現在は行方不明(消えれば冴木神社に新たな神使が来るはずなので、現在でも生きている可能性はある)。元は普通の野生の狐の家族の長であったが狩りの練習をしていた人間に討たれ、後に供養され神使になった。
才丸(さいまる)、歌丸(うたまる)
声 - 楠見尚己(才丸)、上田燿司(歌丸)
松梅大社を守る狛犬獅子。口を開け(阿形)角がある方が狛犬の才丸で約1500歳、口を閉じ(吽形)目元が見える方が獅子の歌丸で約1400歳(通常は獅子が阿形で狛犬が吽形だが、この二柱は逆である)。「魔除けの霊獣」であり、神使とは性質が異なる。2人とも1週間ぐらいは平気でボーっとしている。
カメ
声 - 山本兼平
隣町の池のに住んでいた亀の神使。約300歳。道路開発で住んでいた祠を取り壊され、新たな住処を求め彷徨っていたが、神域から長時間離れ力尽きていた所をまことに保護される。それまで銀太郎以外の神使を見たことがなかったまことは、普通の亀と間違えていた。亀らしく口調も性格ものんびりしているが、先の事情からネガティブ思考。亀は松尾大社の神使であるため、松梅大社の摂社に住むことになる。
風(ふう)、吹(ふく)
声 - 福沙奈恵(風)、小岩井ことり(吹)[2]
天吹寺内の神社に住んでいる猿の神使。風は男の子、吹は女の子で約60歳。寺に来る人間を楽しませようと、風(かぜ)を使ってはいたずらを繰り返していた。まこと達に見つかり、やめるように説得され反省していたが、本人たちはやめる気がないようだ。
珠千代(たまちよ)
まこと達が生徒会長の別荘へ遊びに行った際、出会った兎の神使。約30歳。男の子。本来は町にある住吉神社の神使で、別宮へ移った波真に会いに行こうとしたが、まだ幼いため迷子になっていたところをまことに拾われた。悟の協力もあり、無事波真に会うことができた。
波真(はま)
約150歳。真面目で口うるさい兎の神使。男の子。海神が祀ってある住吉神社の別宮に1人で住んでいる。
深月(みつき)
約700歳。派手好きな兎の神使。女性。カンが鋭い。珠千代とともに住吉神社の本社に住んでいる。珠千代を迎えに別宮に来ていた。そろそろ引退を考えている節もあるがまだまだ現役。
那智(なち)
約250歳。おしゃべり好きな八咫烏。故郷・熊野を出て、全国の熊野神社を旅しているらしい。
軍司(ぐんじ)
約900歳。幸多神宮を護っている鶏の神使。亘里とともに奥社に住んでいる。威厳を感じる面持ちだが、まことから自分の姿で気絶したと聞いて落ち込むなど、感情はそれなりに見られる様子。神宮内から一度も出たことが無く若干世情に疎い。
亘里(わたり)
約450歳。思い込みの激しい鶏の神使。軍司とともに幸多神宮の奥社に住んでおり、やはり神宮内から一度も出たことが無い。烏帽子を被り、弓矢を携えている。軍司と違い表情が豊か。感情の赴くまま行動することが多々あり、その都度軍司に窘められている。
鉄郎(てつろう)
狼の神使で、特定の神社に住まず十子と共に各地の神社を巡っている“はぐれ神使”。神使になって15年とまだ若く、十子を強く慕っており、人間に対する理解はまだ浅い。銀太郎をアニキと呼び慕う。
乙松
声 - 佐々木敏
ハルの前任の老狐の神使。
じっちゃん
声 - 菅生隆之
風、吹の前任の天吹寺内の神社の老猿の神使。右目に傷がある。

用語[編集]

神使
神社の祭神に仕える霊的存在で、お使いとも云う。動物そのもの、あるいは直立二足歩行可能な動物と言った姿をしており、基本的には神社仏閣内に仮住まいして人間の祈りや願い等を神へ送り届けたりする仲介役を引き受けている。人間よりも上位にある霊格を持つらしいが、基本的には死した動物霊が転生した存在であり、大概は陰陽のバランスの関係上対となるらしい。例外もあり、銀太郎は金次郎が出て行ってからは一柱で神社にいる(普通はどちらか一方が出て行ったり消えたりすると自然に補完される)。神使となる動物は祭神によって決まっている(稲荷大神は狐、住吉三神は兎など)。守り神等とは異なるので、お参りに来た人々の心の声を聞いたり占う事は出来たりはする(神使によって能力は異なる)が、それ以上の事は出来ない。
神域(である神社仏閣)から神力を補充して存在を維持しており、居るべき神社等から長時間離れていると衰弱し、終いには消滅してしまうらしい。ただし祭神が同一であれば、他の神社や祠など(系列社)へ移り住むことも可能。また異なる祭神の神社にも滞在できるが、神力の補充が十分には行なえない。特に決まった寿命は持たないらしいが、自ら潮時と判断したりすると役目を終え消えていくという。
大昔は誰でも視たり触ったり出来たらしいが、現在は“神眼”を持つ者や霊格の高い人などにしかその存在を確認出来なくなりつつある。また、動物からは存在を認識されているほか、神眼を持たない者でも(特に子供には)一時的に視えることがある様子。
神眼
霊的存在を視たり聞いたりする事が出来る能力。霊に触れる能力とはまた別(まこと等はそこに居るという事を理解しそこに居るという前提で行動しているので神使等に触れられるが、霊的存在が視えない者からは挙動不審に思われる事もある)。昔は誰でも霊的存在に視たり触ったり出来ていたらしいが、現在では限られた人々にしか発現しなくなっている。基本的には遺伝によって能力が受け継がれていくらしいが、発現の条件や時期、視たり感じたり出来る能力の差は人によって異なる(能力が低いとそこに居る事位しか分からない)。
作中では「神社の正当な跡取り」に発現することが明記されているほか、作中の描写から「ひとつの家系で同時に発現するのは一人のみ(当代の神眼持ちが亡くなった後、次代に発現する)」「年齢・性別は問わない」ことなどが分かる。その性質上、神眼持ちは神眼を受け継いできた家系の直系尊属を亡くしていると言うことでもある。

地名など[編集]

神東(しんとう)市
物語の舞台になっている街。関東地方にある小さな城下町で、現在でも神東城や古戦場が残っており、他にも時代劇の撮影所などがある、ちょっとした観光地。
冴木稲荷神社
神東市郊外の小高い山の中腹にある稲荷神社。銀太郎(と、100年ほど前に出て行った金次郎)の依代。冴木家が代々宮司を務めており、まことが十五代目。元々は豊穣神である稲荷神の祭られた小さな祠だったが、江戸時代初期に藩主の指示で神社として創建されたのが由緒とされる。
モデルは久富稲荷神社と王子稲荷神社
松梅(しょうばい)大社
神東市の市街地にある大きな神社。1000年以上前に創建された歴史ある神社であり、毎年ゴールデンウィークの時期には(おそらくは観光行事も兼ねて)例大祭が執り行われている。
神尾神社
悟の実家の稲荷神社。ハルと四尾の老狐・乙松の依代。創建から1200年ほど経つ古い神社で、神尾家が代々宮司を務めており、悟が七十七代目だが、現在は悟の叔母夫婦が執り仕切っている。
モデルは根津神社
天吹寺(てんぷくじ)
神東市内にある寺院で、将平の実家。宗派は不明だが、神仏習合の名残で境内に小さな日吉神社がある(厳密には神社の敷地を寺が間借りしている)ため、天台宗系と推測される。猿の神使・風と吹は、この日吉神社を依代としている。
豊倉酒造
達夫の実家で、地元の銘酒として広く知られている大手の造り酒屋
幸多(さだ)神宮
神東市から車で1時間半ほどの郊外にある、かつて高見が奉職していた神社。「神宮」の社号の通り主祭神は天照大神で、テレビでCMを流したり神東市から初詣客が訪れたりするほどの規模らしい。鶏の神使・軍司と亘里の依代。

書籍情報[編集]

漫画本編[編集]

ノベライズ[編集]

ジャンプ ジェイ ブックスより発売されている。著者は七緒で、原作・イラストは落合さより

ラジオドラマ (VOMIC)[編集]

集英社ヴォイスコミックステーションサイト「VOMIC」で配信されていた。全4回。声優はテレビアニメ版と異なる。テレビアニメの放映開始に伴い配信終了。

  1. 2010年2月4日~
  2. 2010年2月11日~
  3. 2010年2月18日~
  4. 2010年2月25日~

テレビアニメ[編集]

2013年10月から12月までテレビ東京AT-Xほかにて放送された。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ「tiny lamp
作詞 - 林英樹 / 作曲 - 佐藤純一 / 編曲・歌 - fhána
エンディングテーマ「月光STORY」
作詞・歌 - SCREEN mode / 作曲・編曲 - 太田雅友

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督 原作
第1話 十五代目と銀太郎 山口宏 三沢伸 小原充 石川雅一
井出直美
松本麻友子 第1話「十五代目と銀太郎」
第2話「神使の役目と人の性」(一部)
第2話 譲り合うように 金杉弘子 稲垣隆行 森脇真琴 藤澤俊幸 小泉初栄 第3話「譲り合うように」
第3話 神様のいる所 山口宏 小平麻紀 池端隆史 大西秀明
嵩本樹
松本麻友子 第4話「神様のいる所」(一部)
第5話「いろんな神使」
第4話 悟とハル 雨宮ひとみ 川崎逸朗 伊勢奈央子 小泉初栄 第6話「悟とハル」
第5話 あたたかい季節 湖山禎崇 安藤健 上野卓志
岡本達明
松本麻友子 第7話「あたたかい季節」
第6話 どんな顔してる? 山口宏 高林久弥 西田美弥子
國行由里江
小泉初栄 第8話「どんな顔してる?」
第9話「これから」
第7話 神社とお寺 金杉弘子 三沢伸 本多美乃 佐藤麻里那
徳田夢之介
大西陽一
松本麻友子 第12話「神社とお寺」
第13話「日本の神様」
第8話 人間って変 竹内浩志 高村雄太 洪範錫
Jang Min-ho
小泉初栄 第11話「人間って変」
第9話 ごめんなさい 雨宮ひとみ 筑紫大介 嵩本樹
大西秀明
松本麻友子 第36話「神主の日常」(一部)
第17話「ごめんなさい」
第10話 いーじゃん別に 川崎逸朗 伊勢奈央子 小泉初栄 第14話「いーじゃん別に」
第19話「まことの未来」(一部)
第11話 まことの未来 湖山禎崇 安藤健 岡本達明
上野卓志
松本麻友子 第19話「まことの未来」(一部)
第15話「夏越の祓<前編>」
第12話 夏越の祓 山口宏 三沢伸 松本麻友子 - 第16話「夏越の祓<後編>」
第19話「まことの未来」(一部)

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
関東広域圏 テレビ東京 2013年10月6日 - 12月22日 日曜 25:05 - 25:35 テレビ東京系列
大阪府 テレビ大阪 2013年10月7日 - 12月23日 月曜 25:15 - 25:45 最終回のみ 25:45 - 26:15
愛知県 テレビ愛知 月曜 27:05 - 27:35 最終回のみ 27:35 - 28:05
日本全域 AT-X 2013年10月8日 - 12月24日 火曜 23:00 - 23:30 CS放送 リピート放送あり
ニコニコ生放送 2013年10月9日 - 12月25日 水曜 23:30 - 24:00 ネット配信
ニコニコチャンネル 水曜 24:00 更新
韓国全域 ANIPLUS 水曜 24:30 - 25:00 CS放送
IP放送
ケーブルテレビ
ネット配信
15歳以上視聴可で放送
韓国語字幕あり
日本全域 バンダイチャンネル 2013年10月23日 - 2014年1月8日 水曜 12:00 更新 ネット配信
熊本県 熊本放送 2013年11月3日 - 2014年2月2日 日曜 25:50 - 26:20 TBS系列
奈良県 奈良テレビ 2014年1月17日 - 4月4日 金曜 25:35 - 26:05 独立局

Blu-ray / DVD[編集]

発売日 収録話 規格品番
BD DVD
1 2013年12月25日 第1話 - 第2話 PCXG-50301 PCBG-51621
2 2014年1月22日 第3話 - 第4話 PCXG-50302 PCBG-51622
3 2014年2月19日 第5話 - 第6話 PCXG-50303 PCBG-51623
4 2014年3月19日 第7話 - 第8話 PCXG-50304 PCBG-51624
5 2014年4月16日 第9話 - 第10話 PCXG-50305 PCBG-51625
6 2014年5月21日 第11話 - 第12話 PCXG-50306 PCBG-51626

Webラジオ[編集]

『TVアニメぎんぎつね 銀とハルの稲荷通信』
アニメイトTVにて2013年10月4日から12月27日まで配信されていたWebラジオ番組。月2回金曜配信。
パーソナリティ
ゲスト
  • 第2回(2013年10月18日) - 金元寿子(冴木まこと 役)
  • 第4回(2013年11月15日) - 赤﨑千夏(池上ユミ 役)
  • 第5回(2013年11月29日) - 小野賢章(神尾悟 役)

脚注[編集]

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  1. ^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「ex01」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  2. ^ a b c ウルトラジャンプ』2013年11月号、集英社2013年11月9日
  3. ^ 武智は、クロックワークスの取締役。 会社概要|INFO|クロックワークス公式サイト
  4. ^ 山田は、AT-Xプロデューサー古怒田健志『ダイヤのA』インタビュー (マッドハウス) なお、ヤマダ電機の創業者・代表取締役社長兼代表執行役員CEO山田昇とは同姓同名であるが、全くの別人である。
  5. ^ 太布は、ムービックの代表取締役社長。
  6. ^ ムービック - アニメ、ゲーム、キャラクターの総合エンターテイメント企業会社案内

出典[編集]

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外部リンク[編集]

テレビ東京 日曜25:05枠
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ぎんぎつね