怪物王女

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怪物王女
ジャンル ホラーコメディ
漫画: 怪物王女
作者 光永康則
出版社 日本の旗講談社
アメリカ合衆国の旗Del Rey Manga
掲載誌 月刊少年シリウス
レーベル シリウスKC
発表期間 2005年8月号 - 連載中
巻数 既刊9冊
アニメ: 怪物王女
原作 光永康則
監督 迫井政行
シリーズ構成 ふでやすかずゆき
キャラクターデザイン 黒田和也
アニメーション制作 マッドハウス
製作 怪物王女製作委員会[1]
TBS
放送局 放送局参照
放送期間 2007年4月12日 - 9月27日
話数 全25話(番外編1話含む)
コピーライト表記 ©光永康則・講談社/
怪物王女製作委員会
ドラマCD: 怪物王女――放浪王女
原作 光永康則
脚本 ふでやすかずゆき
レーベル ランティス
発売日 2007年8月8日
販売価格 3000円
収録時間 51分
話数 9話
枚数 1枚
漫画: 怪物王女 OFFICIAL FANBOOK
作者 光永康則(原作)
月刊少年シリウス編集部(編)
出版社 日本の旗講談社
レーベル KCデラックス
発売日 2007年8月23日
巻数 1
テンプレート使用方法 ノート
画像:Logo serie manga.png
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漫画作品日本
漫画家日本
漫画原作者
漫画雑誌
カテゴリ
漫画作品
漫画 - 漫画家
プロジェクト
漫画作品 - 漫画家
漫画雑誌

怪物王女』(かいぶつおうじょ、Princess Resurrection)は、光永康則による漫画。及び、それを原作として制作されたTVアニメ。

目次

[編集] 作品概要

月刊少年シリウス』(講談社)において、2005年8月号から連載中。

バイオレンスとヒロイック要素を軸に、時にコメディの側面を含むホラー漫画

怪物達を統べる王族の一人「姫」の冒険と戦いの日々を描く。初期は主人公の少年「ヒロ」の視点を中心として描かれることが多かったが、物語が進行するにつれて三人称で描かれることが多くなっていく。また、連載初期は各話読み切りのスタイルを取っていたが、現在ではおおむね単行本一巻分のボリュームで進行する話も現れている。奇譚語りに加えて激しい暴力描写や古典的ホラー作品(古今東西新旧の映画作品も含む)を意識した舞台設定・作劇・演出が特徴である。

その中で、同じく主人公格であるヒロの姫に対する想いを絡めながら、物語が進行していく。

藤子不二雄Ⓐによる作品『怪物くん』を強く意識した世界・キャラクター設定を持つ。しかしながら現代の作品らしく、時に意味もなく無辜の人々に対する虐殺や大量殺戮が行われるといった不条理なストーリー展開もよく用いられる。

本作に登場する怪物の設定は、多くが古典的ホラー・映画作品における通俗的な設定をそのまま適用し、現代風にアレンジしている。また、時折、同一ジャンルのホラー作品からの引用やそれに基づいたパロディが用いられる。

ちなみにオフィシャルファンブックが発刊されており、本作品に登場する怪物や武器などの原型が解説されている。また、本作を楽しむための勧めとして、さまざまなホラー映画が紹介されている等、この作品の背景を知る上で良い資料である。

各回のサブタイトルは「○○王女」と必ず「王女」の言葉が含まれる(例えば○○には「蘇生」「破壊」など、その回のストーリーを示唆する二字熟語が入る)。

テレビアニメが2007年4月から9月にかけTBSほかにて放送された。

[編集] あらすじ

平凡な少年だった主人公・日和見日郎ヒロ)は、不慮の事故で死亡する。

その場に居合わせた少女「」によって仮初めの命を与えられ蘇生したヒロだが、それが原因となって凄惨な戦いに巻き込まれることとなる。姫は「怪物」を統べる王族の王女であり、兄弟姉妹達の王位争いの渦中にいたのだ。

「血の戦士」として王女に仕える立場となったヒロは、姫の命を狙って次々と現われる怪物達や、姫と敵対する者達との戦いを続ける中で、次第に姫の隠れた素顔とその境遇、そして不可思議な世界の姿を知っていく。


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[編集] 登場人物

[編集] 姫とその周囲の人物

[編集] 姫の屋敷に住む人物

姫(ひめ)
川澄綾子
やや細めの身体と長いストレートの金髪を、ボンデージ素材を連想させるロンググローブ、タイトドレス、オーバーニーブーツ、頭にはティアラという黒ずくめのゴシック・ファッションで包んだ美少女。本名をリリアーヌというが、この名を嫌い誰にも呼ばせようとしない。全ての怪物の上に君臨する王の娘であり、第2王女。年齢は、42話『回帰王女』のフランケン・シュタイン博士(後述)の台詞から17歳と判明している。兄弟達の骨肉相食む王位継承権争いの渦中にいる。
気心強く・誇り高く常に堂々とした態度を崩さず、本心を下々に晒すのを良しとしない気高い気質。危機に及んでは極めて好戦的な一面を見せるが、通常時は争いごとを好まず、上等の食事と読書や思索に芸術、加えてとびきりの素晴らしい紅茶を愛でることを好む性格のようである。人(怪物)の死や不幸に対しては理解と憐憫の情を持ち、それに触れると寂しそうな表情を見せる。理知深く、他者の苦しみや悲しみを理解でき、度量が大きい。だが一時の感情によって大局を見誤ることはなく、それ故、冷徹かつ残酷な行動を取らざるを得ないこともしばしである。知略・策謀にかけては天才的であるが、それはあくまでも防御のためにのみ用いており、自ら悪用は決してしない潔癖さを備えている。
生まれながらの資質及び作品中の行動から分析するに、最も王座の継承者としてふさわしい風格と素質を備えており、まさに王女中の王女であるのだが、皮肉なことにその事実が、絶えずその命を付け狙われる原因となっている。彼女自身は「王座になど興味はない」と宣言している。
ちなみに王国の庶民や人々からは王族中、一番愛されていると思われる過去の経緯や表現が作中によく現れる。
武器はレイピアからモーニングスターチェーンソーまで幅広く使いこなす上、臨機応変にその場にある道具を武器にして戦うなど技量も高いが、身体能力は人間と大して変わらない(前述の武器を両手別で使ってみせるなど、技量のみが人間離れしている)。
戦闘時の移動は大型トラックのいすゞ・ギガ、プライベートの移動には高級車のジャガー・Mk1/Mk2と使い分けているが、自分では運転せず、主にフランドル、たまにリザが運転している。
人間界に居を構えた理由や、かつての親衛隊「血の騎士団」が全滅した経緯など、本作中で徐々に説明はされているが、その詳細は依然、謎に包まれている。
ヒロを蘇生させた主人であり、彼女の死は血の戦士であるヒロの死にほぼ等しい。
静岡県[2]笹鳴町(ささなきちょう)[3]という町で、丘の上にある大きな屋敷に住んでいる。
日和見 日郎(ひよりみ ひろ)
声:大浦冬華
通称・ヒロ。気弱な中学2年生。フランドルの曳く荷車とワゴン車の衝突事故の巻き添えにより(アニメ版では建設中のビルから落下していく鉄柱の下に立っていた姫を守ろうとして下敷きになり)死亡するが、「良い死体だ」と見込まれた姫に生き血を与えられて(アニメ版では命の炎を吹き込まれて)蘇生した。その後、姫の見込み通りその夜の、狼男との遭遇戦で身を挺して姫を守り、その資質を認められ、改めて「血の契約」により姫の下僕かつ血の戦士となった。
性格はお人よしで、困っている人を見捨てておけない。転校初日にいじめの標的にされるなど気弱で奥手なタイプ。時にトラブルメーカーとなり、結局は姫などの手を煩わせる一面があるが、総じて好青年である。その人柄から、姫始めリザ、令裡やシャーウッドに信頼されていく。当初は困惑の中で血の戦士として、姫を守る戦いに巻き込まれていたが、姫の人となりを知るにつれ、姫に対する想いを深めて自発的に姫を守る行動を取るようになり、姫との生き血で繋がった絆を、日々深めている。
シャーウッド曰く、最強の血の戦士に成り得る素質があるらしい(本人の素質によるものなのか、それとも別の理由によるものなのかは未だ不明)。戦闘においては、もともと武芸の心得がないので基本的に体当たりや身代わりが中心であったが、慣れてくるに従い獲物として斧をよく使用している。姫が危機に晒されると身体に変化が現れ、自覚できる。そうなるとヒロはまさに「怪物化」し、勇敢かつ献身的に「姫を護るため」にのみ行動するようになる。
フランドル
声:河原木志穂
姫の第一の家来である人造人間メイド服を着た童女の姿をしており、無敵に近い防御力と怪力を持つが、動きは鈍い。大木を武器として振り回すことが多い。「ふが」以外の言葉は発せないが、その言葉にも複雑な意味があるようで、王族や他の人造人間とは会話が成立している。自重は推定数トン。動力は電気であり、充電式。一ヶ月あたりの消費電力は日本の一般家庭の電気代に換算して30万円弱とのことである。人造人間として最も小型化に成功した王国科学技術の粋を集めたボディである。しかし、そのために機能が制限されている面もあり、最も基本的な家政婦としての仕事、情報機器の操作や自動車の運転はこなせるものの、他の人造人間に見られる特殊能力は備えていない。時々見当外れな行動を取っては、姫に叱責されることもある。ずっと呆けたような表情であるが、感情がないわけではなく、その勤めの必要上、そのようにしているだけの様子である。ちなみに充電時には鼻提灯を出したりする。
ヒロに対する感情は不明瞭だが、ときおり手荒に扱うことから、自分が先輩である、との意識があるのかも知れない。
アニメ版の番外編では暴走して、怒りなどの感情を見せている。
リザ・ワイルドマン
声:甲斐田裕子
人狼族。 狼男であるヴォルグ・ワイルドマンを父に、人間を母に持つ半分人間(ハーフブリード)の少女。軽いクセのあるショートヘアとヘソ出しTシャツが特徴。兄を姫に謀殺されたという誤解から姫を襲うが、後に事情を知り和解。真犯人である王族を探すため、姫の元に身を寄せている。当初は姫と一線を引いて接していたが、共に死地を乗り越えるうちに「うちの姫さんは変わり者なんだ」とキザイアに説明するまでになり、事実上姫の親衛隊の一人として重要な戦力となっている。
混血の人狼であるため肘から先までしか変身できないが、戦闘能力は同族の者達に引けを取らない。狼の耳は髪の毛に隠れている。単純で粗暴な面もあるが、誇り高く純粋な性格をしており、犬扱いはご法度。ヒロの優しい性根を好んで四六時中遊び相手に付き合わせている一方、姫からは格好のからかい対象として扱われている。令裡とは天敵同士ということもあって反りが合わず、顔を合わせると罵詈雑言の応酬をしていたが、キニスキーとの戦いで共に行動してからは関係に変化が見られるようになった。また、令裡との会話において、処女であることが判明している。
人狼の血ゆえか、バイクやジェットスキーなど、スピード感のある乗り物を好む。自称「笹鳴峠最速」。ハーフとはいえ人狼の例に漏れず、満月の夜には身体能力が格段に上がる。逆に、新月の夜は格段に戦闘能力が低下する。
嘉村 令裡(かむら れいり)
声:能登麻美子
吸血鬼の少女。年齢は不明。純血種の誇り高き吸血鬼。ヒロが通う笹鳴学園の高等部に属し、美貌と上品な物腰から学園のアイドル的存在である。長い黒髪と特別あつらえの黒いセーラー服トレードマーク。学園の少女達から「令裡さま」と慕われる立場を気に入っている。一般的な吸血鬼一族としての弱点を踏襲しており、日光に弱い身体を押して通学しているが、それが祟って突然倒れてしまうことも。“儀式”と称し、自分を好いている女子から血を貰っては糧としている。また、古の作品に対する敬意に倣って、朝食はトマトジュースである。原作では黒い下着を着用しており、それが見えてしまうシーンが多いが、アニメ版ではどんな時でも見えてしまわないような修正描写が施されている
かつて吸血鬼としての高い能力を活かし、策略を持って姫の生き血を狙うも失敗。その時、大胆かつ豪放そして慈悲深い行動によって自らを破った姫には一目置いており、共闘も辞さない。元々同族間でも孤高を好んでいたが、行きがかり上、キニスキーと敵対したことにより理不尽にも吸血鬼の社会から追放される立場となった。それ以来、住み処を失くしたために姫の屋敷に居候する。ヒロのことはからかい半分ではあるが、その純粋さを気に入ってもいる。当初はリザと反目していたが、次第に仲が深まりつつある。ちなみに、王族以外の好みの血は処女と可愛い男の子らしい。当初は吸血鬼としての冷酷な性格であったが、姫やその仲間と行動を共にしていく中でそれが変化していく。
戦闘力はかなり高く、それは本編中でリザが牢獄で受けた災厄で証明される事になる。また、飛行能力を生かした諜報や探索をすることが多い。
日和見 紗和々(ひよりみ さわわ)
声:皆口裕子
ヒロの姉。原作で名字が明言されたことはないが、オフィシャルファンブックに明記されており、アニメ版第1話でもフルネームを名乗っている。姫の屋敷で住み込み家政婦として働いており、料理の腕は姫も認める一級品。屋敷が怪物に襲われても全く気付かず眠り続けるなど、その図太い神経と酷くズレた性格は、数々の騒動の後も姫の正体やヒロの身体の異常に一切の疑問を持たないほど。男が誰しも振り向く巨乳の持ち主であり、驚いたときなど彼女の胸が揺れる際は小さく「ぽよん」「ぽよ…」などの擬音語が用いられる。ある意味、最も謎に包まれた登場人物である。
怪物の存在に気付いていないという設定上、住み込みにもかかわらず作中に登場しないことが多い。しかし、アニメ版では出番が増えている。
パフェが好物で、商店街の喫茶店でパフェを食べているシーンがアニメではよく見られる。

[編集] シャーウッド一派

シャーウッド
声:清水愛
王族の一員で第3王女。姫の妹で、黒いドレスを纏った金髪の可愛らしい童女。食人植物「トリフィド」(同名の肉食植物とは設定が異なる)を自在に操り、その能力で姫の命を狙うが、力およばず敗れ、兄妹との凄惨かつ無情な闘いに失望して、せめて姫の傍でと、潔く自らその命を絶とうとするが、その場に居合わせたヒロに助けられる。元々、姫に対しては敵意や嫌悪感を持っていなかったため、和解に至り、同盟関係を築くに至った。その後は姫の屋敷とは反対側の丘の上にある屋敷に居を構え、機に応じて姫の元を訪れ、何度か姫を危機から救っている。本作中で現在の所、唯一健常な姉妹らしい姉妹関係を築いている。
誇り高い性格で理知的であるが、まだ幼さは抜け切っていない。
自ら具体的な戦闘はまだ行っていないが、自ら戦闘するよりも後方で戦闘を指揮する策士タイプと思われる。
文字通り命を懸けて自分を救ってくれたヒロにはすっかり気を許しており、数回、自身の血を与えており、自称「血の戦士第一号」と思っているところがある。姫とは違って血は足から与える。
フランシスカ
声:森永理科
シャーウッドに仕える人造人間。常にメイド服を着用し、眼鏡を掛けた女性の姿形をしている。フランドルの姉妹機であり能力的にもほぼ同等だが、高度なプログラムにより指弾を操り、格闘技術にも長けている。フランドルよりも後に製造されたためか、知性面でもフランドルより優れているらしく、全てにおいて未熟な主人を的確にフォローすることもしばしば。ただし「ふが」としか喋れない上に、エネルギーが切れると鼻提灯が出るといった点は、フランドルと変わらない。
下着は意外と大胆であることが第35話で判明した。
劉劉(りゅうりゅう)
声:加藤亮夫
シャーウッドに仕える血の戦士のパンダ。笹鳴動物園で遊具から転落死したところを、シャーウッドの血によって蘇生した(アニメ版ではフランシスカに生きた状態で連れ出された上に、ツェペリの来襲時にも死亡せず、そのまま生き残って家来となった)。血の戦士としての力が発現すると体毛が白色になるため、発現時の姿はシロクマのような外見になる。攻撃方法はいかにも動物らしく単純な打撃で、かなり荒々しい(ヒロ曰く「野生」、シャーウッド曰く「アニマル」、フランシスカ曰く「ふが」)。同じく笹鳴動物園に居たパンダの関関(かんかん)と張張(ちょうちょう)とは義兄弟。関関と張張が血の戦士かどうかは不明だが、この2匹も劉劉と共にシャーウッドの屋敷に住むことになる。

[編集] エミール一派

エミール
声:内田夕夜
王族の一員で、姫の兄に当たる。何番目の王子かは不明だが、少なくとも第3王子より年上ではない。装飾的なシャツを着た高貴な面立ちの青年。外面上は姫を見下しているそぶりを見せるが、内心は姫には一目置いているようである。まだ実際に相身互い闘争するステージには達していないとのそれぞれの判断があるのか、現在の所、関係は均衡を保っている。下馬評によると王座の継承者として最も有望視されており、それゆえ姫同様、その命を真っ先に狙われている。
表だってそれを露わにすることはないが、姫同様、心に信じる何かを持っており、自らの命を賭けてでも義に応じた行動を見せることがある。王位継承争いから見れば、その風格と慈悲の心から、姫の最大のライバルといえる。
あまり戦闘そのものは好まないが、降りかかる火の粉は容赦なく払う。熟考と読みの深い戦略で、冷静に機会を辛抱強く待ち、最後の王手で敵を一気に殲滅するタイプ。
睨みつけた相手を念力で攻撃することができ、このような異能力を持つのは、王族の兄弟の中でも彼一人のみである。なお、念力の効果範囲は本人の周囲15m。また、断片的に未来が見えることがある。27話のキザイアのセリフによると、25話でギリアムと戦ったことで負傷したらしい。
その後38話に修理されたフランダースGを運ぶために王界と人間界を結ぶ定期列車に乗っていたところを、ギリアムに襲撃される。フランダースを破壊され、自身が乗っている列車に突撃してきたメガ粒子列車砲から、列車と姫達、それに偶然乗り込んでしまった人間を守るため、渾身の念力でメガ粒子列車砲を反転させ爆発させるが、その代償で命に関わる程の重傷を負う。
キザイア・ボルド
声:東地宏樹
エミールに仕える人狼族の戦士。顔を縦に走る4本の傷と葉巻が特徴。リザと同様に自動車全般の運転が得意と思われ、6代目フォード・マスタングに乗っている。リザの父ヴォルグとはかつての戦友であり、憎まれ口は多いが、義を重んじ誇りを忘れない好漢。心底からエミールに忠誠を捧げている。人魚のガーディアンとしての役割をエミールより仰せつかっている様子。戦士としての伎倆は、同族のリザよりも高みにある。父親の名はカダリア・ボルド。
フランダース
声:名村幸太郎
エミールに仕える人造人間。フランドルらと異なり、人間の数倍もある巨大な体躯と「執事型ロボット」と形容するべき機械的な外見を持つ。発せられる声はやはり「フガ」だけ。恐竜 (?) との戦闘でボディが損傷した際にメモリーだけ残してフランドル並みの大きさのボディになった事がある。39話でギリアムによって破壊されるが、40話にて生存を匂わせる描写がある。
人魚(にんぎょ)
本名不詳。幽霊船に囚われていたがエミールの命を受けたキザイア、そして姫達によって解放され、エミールに保護された[4]人魚族の童女。笛の音で船舶を呼び寄せる能力を持っている。呪いによって人間の足を持つ姿にされており、声を発した事によってその命脈を絶たれるが、エミールの生き血を得て彼の血の戦士となった。幽霊船から開放された後も呪い自体は解けていない。
スレッジ
「決闘王女」や「秘境王女」等でエミール一行に加わっている有翼の男。彼の血の戦士だと思われるが詳細は不明。キザイアとは仲が悪いらしく「ワン公」「トリ目野郎」と言い争っていた。鳥族だけに鳥目なので暗視ゴーグルが無いと周りが見えなくなってしまうらしい。彼もまた、心底からエミールに忠誠を捧げている。

[編集] 姫と敵対する者達

[編集] シルヴィア一派

シルヴィア
王族の一員で第1王女。ただ一人白いドレスを纏い、頭には王冠を被る。紗和々を超えるほどの爆乳の持ち主である。キニスキーとは何らかの経緯で関係を持ち、最後には殺害をもくろむが、ちょっとしたミスで己の血を与えてしまい、復活したキニスキーによって捕らえられ、革紐と眼帯とボールギャグSMチックに拘束された上、脇に蛇口を取り付けられて血を搾取されていた。キニスキーが姫を呪殺せんと夢中になるあまり、つい見せた隙に乗じて、フランセットとミカサにより救出され、その功労によってミカサに血を与える。
姫を屋敷に閉じ込めて弄んだり、姫が自分の為に精一杯作った曲に対し、執着的に未完成と言い張り執拗に叱咤するなど、その穏やかで優しく気品にあふれた外見の陰に、隠れた深い狂気と底知れぬ冷酷さを持ち合わせている。
その戦略は陰湿で悪意に満ちており、猫が鼠をいたぶって追い詰めたあげく、最も残忍に殺すようなやり方を好むようである。
己の血の戦士に対する処遇は姫とはかなり異なる様子である。
アニメ版では登場しない。
フランセット
シルヴィアに仕える人造人間。フランドルの姉妹機で、メイド服の成人女性の姿。黒目がちな瞳が特徴。破損した左前腕部の代わりに、武器として巨大なドリルを取り付けている(姫曰く「何種かアタッチメントを用意した」とのことなので、ドリル以外にも幾つかあると思われる)。姫に一度は助けられたものの、再び放浪の中でスクラップ同然になったところを蠅男に助けられ、主であるシルヴィア救出後は再び主人と行動を共にしている。
アニメ版では登場しない。
キニスキー
公爵の爵位を持つ吸血鬼。荒々しい長髪と整えられた髭の怪人物。王国の辺境に城を構えており「人狼殺しのキニスキー」の二つ名を持つ。王国の王座を狙っており、王族の一人であるシルヴィアを捕らえて居城に監禁したが、リザと令裡によって妨害された。自身はツェペリに重傷を負わせておきながら、令裡を「同胞に刃を向けた罪」と称して、吸血鬼社会から追放した張本人でもある。
キニスキー自身は王族の血を賞味しているとして虚勢を張ってはいたものの、シルヴィアの項にある通り実はシルヴィアによって一度殺害されたが偶然によって復活しただけであり、彼女が救出され保護されてしまったため、王族からの血の補給が不可能になり、休止状態に入った(吸血鬼は再び生き血を得ると蘇生するので)。
アニメ版では登場しない。
魔術師
『呪殺王女』等に登場。素性や目的、名前などは不明。頭部が蛇のような姿をしている。人魚に呪いをかけた張本人。怨霊を集め、魔道パイプオルガンによる姫の呪殺を目論むキニスキーに協力したこともあるが、再び行方をくらました。その後、『箱入王女』にてシルヴィアの仲間として登場。姫の屋敷を迷路化し暗殺をもくろむが返り討ちにあい死亡する。
所持していた魔導書は現在シルヴィアが所持している。ちなみに所持していた魔導書や残して行った魔方陣などはクトゥルフ神話がモチーフに使われている。

[編集] ツェペリ一派

ツェペリ
声:堀内賢雄
吸血鬼。浅黒い肌と銀髪・顎髭の優男。吸血鬼の根城である笹鳴総合病院の主。自らは前線に立たず暗躍する道を好み、姫を狙い様々な策謀を巡らす。
同族の令裡とはある程度は協調関係にあったが、彼も恐れるキニスキーを令裡が敵に回して以来、吸血鬼社会の決定に従い令裡と敵対する。しかし、キニスキーの死亡以後は令裡との敵対をとりやめ、シルヴィアを利用しようとする蝿男と何らかの密約を交わしている。
吸血鬼らしく狡猾かつ残忍で、自己陶酔的な戦略を用いて相手をおとしめるのを好む。
アニメ版では手下の蛹田との掛け合いシーンがあるせいか、原作より小悪党的に描写されているものの、数々の事件の首謀者として存在感を高めている。
蛹田 方正(さなぎだ ほうせい)
声:千田光男
笹鳴総合病院の院長であり、ツェペリの部下でもある人間の男性。2度目にヒロが笹鳴総合病院へ運ばれたときに、そこで再びヒロが生き返ったことを知るや否や「デッドマンウォーキング」と呼んで生体研究しようとするが、姫とフランドルに阻止される。
「血の戦士」の存在を知らされていなかったことから、ツェペリには軽んじられていることがわかる。
アニメ版ではことあるごとにツェペリを「マイ・マスター」と呼んで崇拝している。ツェペリと対等の口を訊く令裡が気に入らないが、令裡からは相手にされていない。
シエル
声:川島得愛
人造人間。見た目は長身の男性。「ふが」としか話せないフランドルらと違い、普通に会話が可能。また、フランドルの言葉も理解できる。3年前までは王国のデューテリウム鉱山で働く鉱夫だった彼は、そこを逃げ出して目にした海に感動し、自由に生きたいと願う。そして、町を歩いていた時に偶然フランドルと出会い、姫の屋敷で故障箇所の修理をして貰う。しかし、実はツェペリの手で10時間前(アニメ版では10日前)に作られたばかりの存在で、作られてから27年が経過したという過去の記憶も作られたものであった。姫をさらおうとするが、シャーウッドとフランシスカにより阻止される。その後で真実を知らされた彼は、フランドルに修理用部品を提供した後、ツェペリの元へ復讐に赴き自爆する。

[編集] セブラン一派

セブラン
声:平田広明
王族の一員で姫の兄に当たる。第5王子。眼光鋭い金髪の美青年。卑劣漢であり小心者であるが、肩に王のマントを模した黒いコートをぞんざいに羽織って威勢を張るなど弱い内面を隠そうとしている。町一帯の住人を死霊化させるなど、法に抵触する手段を選ばぬ策謀を次々に犯してでも王位奪取を狙う悪辣な野心家。故に王国を簒奪しようとする不逞の輩につけ込まれ、その跳梁跋扈を許してしまうことになる。自らの「死霊を野に放つ禁を犯した」罪を姫に着せようとして起こした裁判の結果、姫の申し出で決闘で決着をつけることとなり、その決闘に敗れて王位継承権を喪失(死亡)する。
臆病ゆえのヤケッパチか、平気で死霊を使ったりと、ズルが得意であり、戦法や作戦に美学というものを持たないようである。
姫の本名「リリアーヌ」は、元々は彼が飼っていて殺してしまった猫の名前である。
フランツ
セブランに仕える人造人間。黒のスーツにボウタイを締めた執事の姿をしており、カメラのように稼働する機械的な左目とそこから走る傷痕が特徴。作中で発した声は「フガ」のみ。主であるセブランの死亡を見届けて自爆した。
ミカサ
声:大原さやか
セブランに仕える血の戦士。黒髪のロングヘアーの寡黙な少女。過去にセブランに殺されて血の戦士となっており、彼との関係は複雑であるといえる。正真正銘の人間だが、兵器生物として創られた寄生生物を頭部に宿しており、高い戦闘能力を持つ。セブランの死後はシルヴィアの血の戦士として延命する。足に病気を患った妹がいる。

[編集] ギリアム一派

ギリアム
王族の一員でシルヴィアの弟、エミールの兄にあたる[5]。髪をオールバックにし前髪を額に垂らしている。武器としてはサーベルを愛用する。O郡警察署にて姫に不意打ちを試みたが、ヒロに阻まれて撤退する[6]
その後、エミールが修理を終えたフランダースGを列車にて移送中に、メガ粒子列車砲と血の戦士を引き連れて襲撃。姫一行の介入もあり、フランダースGを破壊することには成功したが、最終的にエミールの乗っている車両に突っ込ませようとしたメガ粒子列車砲を念力で跳ね返され、爆炎に消えた。
派手な仕掛けや重厚長大な兵器を好み、悪趣味な手下と獲物を使って戦うなど、好戦的で武闘派である。しかしながら作戦がうまく行くと油断し、ここ一歩の所での詰めの甘さを露呈しやすいところがある。
フラテリス
ギリアムに仕える人造人間。変形ゴーグルを付けて、黒のスーツに蝶ネクタイを締めた執事の姿をしている。O郡警察署にてキザイアやフランシスカらと闘った。王族以外の者に対しては非常に好戦的な性格を思わせる[6]。ギリアムと共にエミールと姫の一向を襲撃したものの、エミールに跳ね返されたメガ粒子列車砲の爆炎にギリアムとともに消えた。
正式名称は不明。6つの目と巨大な口を持つ蜘蛛のような怪物。ギリアムの血の戦士。
ソード・ビーイング
ギリアムの所持する生きた剣にして血の戦士。たとえ折られてもギリアムの血があれば再生する。

[編集] ?一派

第一王子
恐らく第1王子。第37話の巻末で登場。その詳細は神秘のベールに包まれている。
人造人間
第一王子に仕える人造人間。名称は不明。犬の形をしているが、蝶ネクタイはちゃんと着けている。

[編集] サリエリ一派

サリエリ
第3王子。第2話『破壊王女』において、姫がヒロに透明人間によって仕留められたと明かした兄その人である。しかし、その真相は異なり、実はフランケン・シュタイン博士の館で、博士の定めた掟を破り、事故を装って姫を透明人間を使って暗殺しようとしていたところを博士によって処罰された結果、運悪く死亡したものであった。
風貌爽やかで一見優しげだが、残忍な性格。
フランツェル
サリエリに仕える人造人間。

[編集] 所属不明

王族や上位吸血鬼からの刺客であると思われるものの、誰の配下かまでは不明確な者達はここに分類する。

リザの兄(ロボ・ワイルドマン)
声:竹本英史
『蘇生王女』に登場。妹思いで礼儀正しく高潔な人狼族の戦士。名字はワイルドマンで、長らくファーストネームが不明だったが、32話『巨獣王女』にてキザイアより「ロボ」という名前であると判明した。
かつては姫の家来だったが、姫の兄の誰かに人質に捕られてしまったリザの命を救うために命じられるまま、主君殺しの汚名を背負う覚悟で満月の晩に姫を襲撃する。
透明人間
『破壊王女』に登場。名前は不明。ヒロの転校初日に姫の兄弟の誰かに刺客として送り込まれた。見えざる糸(テグス)を使って姫の殺害を試みるが、ヒロによって間一髪のところで止められる。その後、姫が屋敷に火をつけたため体が火達磨になり、屋敷から出てきたところをチェーンソーで攻撃されて敗れる。
第3王子・サリエリはこの種族によって殺害されているが、それが姫の屋敷に送り込まれてきた者と同一個体であったのかどうかは不明。
人狼族三人組 アレク、カリム、サロメ
声:土田大高塚正也間宮康弘
『殺戮王女』に登場。血の戦士となった3人の人狼族。リザの反応からすると、人狼が血の戦士となることは種族の誇りに反することであるらしい。原作では所属不明だが、アニメ版ではセブランの配下となっている。
アレ
『密室王女』に登場。特に名前は存在せず、姫からは「アレ」としか呼ばれない。蜘蛛のような脚と幾つもの眼球を持った姿の怪物で、人体に侵入しては、内側から食い破って殺していた(アニメ版では精気を吸い取って気絶させるのみ)。特別な弱点は存在せず、徹底的な「破壊」のみが対処法。原作では誰が放ったか不明だが、アニメ版ではツェペリが放ったと思わせる場面がある。
王(ファラオ)
『消耗王女』に登場。ミイラ男の軍勢を率いて姫の屋敷に攻めてきた。原作では終始無言であったが、アニメ版では普通に台詞を喋っている。また、原作では刃を仕込んだ杖で姫に挑んだが、アニメでは単なる杖で殴りかかるだけだった。
コウモリグモ
『白黒王女』に登場。名前の通り、蝙蝠と蜘蛛を掛け合わせたかのような姿をしている。大群をなしてシャーウッドの屋敷に攻め入る。アニメ版ではツェペリがシャーウッドを襲うために放った。
悪夢の攻撃者
『昏睡王女』に登場。屋敷の住人に悪夢を見せ、精神的な死に至らしめようとした。が、姫に仕掛けを見破られてしまい、夢から現実世界に帰還した姫に本体を倒され、悪夢ともども消滅。
複製植物
『霧中王女』に登場。刺した生物の複製を作り出して、当人に成り代わるが、能力まで同一化されない。火炎が苦手の可能性がある。「アレ」同様に宇宙から隕石と共に飛来したという説がある。

[編集] その他の敵対者

その他、姫と敵対した者達はここに分類する。王族や上位吸血鬼の配下ではない者も含む。

ポセイ・どん
声:宗矢樹頼
山奥の湖で暮らす半漁人一族の一員。人間と同程度の大きさである他の半漁人達と異なり、山のように異常な巨体をしている。リザと決闘して敗れる。決闘後、原作では明らかに死んでいるようにしか見えない姿で倒れていたが、アニメ版ではその後も生きている上にリザに惚れてしまう。また、名前は原作では不明だったが、アニメ版にて設定された。
首無し騎士
『疾走王女』に登場。馬に乗った騎士の姿をした怪物。笹鳴峠に出没しては、己の首を捜し求めていた。原作では鎧の中身が存在しているが、アニメでは鎧を纏った霊(つまり中身が無い)になっている。
幽霊船の怨霊
『洋上王女』に登場。巨大なサメの怨霊。取り付いている船の一室に人魚を幽閉して、船をおびき寄せては海難事故を引き起こして人の魂を喰らい続けていた。
赤錆村の覆面男
声:室園丈裕
『生贄王女』に登場。ダム計画により廃村となった赤錆村において、昭和40年に発生した連続少女暴行殺人事件の犯人。車が故障したために村へ迷い込んだ姫とヒロを、標的として狙った。
風貌はランニングシャツとサスペンダーを装着したズボンを着た中年太りの男で、紙袋を被って顔を隠している。凶器は草刈鎌。
アニメ版ではダム計画反対派のリーダーという設定になり、殺人の目的も計画賛成派の村人を老若男女無差別に狙っての犯行へと変更されている。また、原作より巨体に設定され、人間とは思えないほどの巨体になった。
姫やヒロに強い印象を残していたようで、後に『昏睡王女』の悪夢にて攻撃者としてその姿を利用される。
蠅男
蠅頭人身の科学者。己が開発した生物兵器を姫に売り込もうとして、彼女を屋敷の地下に作った迷路に閉じ込めるが失敗する。ミカサに宿る寄生生物も彼が開発したものである。王室のテクノロジーに対して少なからずコンプレックスを抱いている様子である。キニスキーの死亡後は、シルヴィアの財力に目をつけてツェペリと手を組み、利用しようと目論んでいる。
アニメでは登場しない。
看守
『女囚王女』に登場した怪物刑務所の看守。何者かに買収され、リザとカロラインの決闘の最中のどさくさに紛れて、姫を陵辱しての暗殺をもくろむが、ラッドによって妨害され、ヒロに倒された。
カロライン・ルゴシュ
『女囚王女』に登場した怪物刑務所の女子監房の吸血鬼のリーダー。宝塚調。限られた数しか存在しない純血の吸血鬼だが、(リザいわく)「お前は私が今まで戦ってきた奴の中では最強ではない」と言われ、リザと決闘して倒された。囚人であるにもかかわらず、囚人服ではなくスーツを着用していた。これは令裡のセーラー服などと同様、蝙蝠への変身時にも変化しているので、本体と一体化しているものと考えられる。
轢き逃げ犯の怨霊
『激突王女』に登場。13年前に女性ばかりを狙った連続轢き逃げを繰り返してきた男の怨霊。魔術師の手によって怨霊化したトラックに乗り、暴走していた。
南久阿
『学校王女』『千年王女』に登場した。姫曰く神族と言うことである。山野に隠れて生息していたが、生息地を追われて笹鳴学園に落ち延びてきた。校舎内に自らの領域を作り上げ、配下の大蜘蛛を操り、夜、校舎に立ち入る生徒を捕食し始めた。それが姫達に知られるところとなり、その行為について姫は、一度は黙認する。だが、南久阿の行為を良しとしない、元々学園をテリトリーとする令裡とリザに征伐される事になり、かろうじて生き延びる。そして捨て身の戦法で姫始め一派を、別荘ごと二千年前の世界に封じ込め、神罰と宣言する。しかしフランドルの機転によって、その居所を曝かれ、姫に対して生命の危機を与えた罪から、姫のチェーンソーの前に斃れる。
赤骨温泉郷の狐一族
『湯煙王女』に登場した。赤骨温泉郷をテリトリーとした邪神族。温泉郷を結界で囲み、訪れる湯治客を飼育して、やがてそこから退去する者の魂を糧にしていた。
死神
『往生王女』に登場した。いつでもドライブする時はしっかりシートベルトを着用する姫が、なぜかシートベルトを付けないでいすゞ・ギガに乗っていたところ、飛び出してきた猫を避けようと運転するフランドルが急ハンドルを切った弾みで車外に放出され、半死半生の狭間に立たされた時、姫を冥界へと策術を用いて連れて行こうとした。

[編集] その他

フランケン・シュタイン博士
王国の中立地帯に研究所を構え、そこに住んでいる。既に肉体は滅んでしまったのか、脳髄だけが巨大な培養槽に浮かんでいる。従って移動はできないため、誰かに用があるときは出向くのではなく、相手を呼び出す。怪奇ものに登場する科学者らしく、相手が誰であろうと口調は常に尊大であり、フランダースを呼び出した際に、フランダースを連れてきた王族であるエミールを、その下僕であるフランダースのおまけだと言い放つ。キザイアの第一印象は「人の話を聞かないタイプ」。それらのことから、かなりの高齢であると思われる。
研究所内の様子、会話などはカメラ等を通してすべて把握することができ、それらを通して眼前にいない者とも会話ができる。中立地帯での自衛、警察権を持ち、地域内での殺生は誰であろうと決して許さない。

[編集] 人間

小淵沢 望(こぶちざわ のぞみ)
声:川本成
ヒロの友人で、眼鏡をかけたおたくな少年。ヒロからは「ブッチー」と呼ばれている。令裡をストーカーしている際、令裡が吸血鬼だという事実を知ってしまうが、結局はその部分の記憶を令裡によって消されてしまう(後に『秘境王女』にて再びその事実を知るが、このときも記憶を消された)。ヒロに対して嫌悪感は持っていないようだが、ヒロに「令裡吸血鬼説」を執拗に語り、それに対して何も反論しないヒロを「否定している」と決め付けるなど、人の話を聞かない性格をしている。また、劉劉を「パンダの着ぐるみを着た男」と本気で考えているなど、周囲の状況が読めない上に思い込みの激しい一面もある。フランシスカに惚れている。
アニメ版では令裡以外にも姫とリザと紗和々を盗撮しており、特にメイドの紗和々に興味を持つ。また、ヒロとは互いに無関係であり、アニメでの彼の友人は吉田と村山である。さらに吸血コウモリの大群に襲われた吉田と村山を助けずに写真を撮ったり、アニメ21話で再登場した際に「姫達と暮らしているヒロに嫉妬して、吉田と村山と共にヒロを殴ったこと」に関して謝罪しなかったりと、原作より自己中心的な性格に描かれている。
城島 親夫(じょうじま ちかお)
『死霊王女』『脱出王女』に登場。山間部の小さな街である「G県B市」で発生した、死霊の被害に巻き込まれた男性。職業は警備員が趣味で、そのための銃も所持していた。姫一行や数人の生存者と共にスーパーマーケットに立て篭もっていたが、脱出の為の犠牲となってしまい、死霊化する寸前に姫の手で射殺される。
本編では名前は明かされなかったが、単行本5巻のケルベロッテちゃんの項で判明した。
アニメ版では登場しない。
マスター
声:加藤亮夫
紗和々がパフェを賞味している喫茶店の主人で、髭を生やしたダンディーな風貌の男性。原作では一コマ登場するだけという背景同然の扱いだったが、アニメ版では紗和々の登場頻度増加に伴って出番を得た。紗和々と同様に物語の本筋に大きく関わることはない。
紗和々に対して恋心を抱いている。紗和々にパフェをおごり、割引券を大量にプレゼントして、果ては店名を「紗和々」に改名しようとするなど、回が進む度に行動はエスカレートしている。また、喫茶店の店名は原作では不明だが、アニメ版では「伊達男(ダンディー)」とされている。

[編集] 怪物・その他

半魚人
主に湖沼地帯に生息する一族で、人間世界に住み、王国から見放されし忘却の一族と姫の前で大見得を切るが、実は穏やかで人の良い、田舎語を話す種族。第5話で登場し、一度は姫を拉致するが、堂々としたその態度に圧倒されて負けを認める。以来、第15話でキニスキー公と対決するにあたり、姫の軍隊として出動したりと、姫の協力者となる。
日本の主な湖沼地帯に万遍なくテリトリーを持つらしく、シャーウッド姫が第25話で屈斜路湖に、絶滅危惧怪物の調査に王家伝統のフィールドワークとして赴く際に、現地の半魚人が登場し、怪物にしては世間ズレした対応をしつつ、協力をしたりもしている。
ラッド
『女囚王女』に登場。怪物刑務所の監房でヒロと相部屋だった地中人で、モグラのような風貌をしている。温厚な性格をしており、ヒロとは投獄したその日に打ち解けていた。以前から姫にあこがれを抱いており、その特技を使って女子監房へ忍び込んで姫の姿を見に行こうとした際、偶然にも看守の企みを知り、ヒロとともに姫の暗殺を食い止める。その結果、出所後に姫の屋敷に正式招待される栄誉を得る。
アイダ・カヌ
『女囚王女』に登場。怪物刑務所の女子監房の人狼族のリーダー。新入りのリザを最初は半分人間として見下していたが、リザとの決闘で敗れた後に実力を認め、リザを新たなるリーダーとして、吸血鬼側リーダーのカロラインと対決させた。
神族
王国に帰依せぬ者たちとされており、数多くの特殊能力を持っている。30話・31話で南久阿が登場した。
南久阿の弁によると、自分は人間界に住み、かつては山野に在って祟り神のように人々に畏怖され祀られることで生贄を得て、その代償に人間を庇護していたそうである。しかし、その行動からはむしろ妖怪が連想される。
現在ではそのような慣習が失われてしまったため、闇に潜み、僅かな人を捕らえ捕食することで生命維持を行っていると、姫に対して自己の存在を正当化した。しかしながら令裡とリザからは邪神と呼ばれ、討伐される。
他の神族と呼ばれる者達も同様であるかどうかは定かではなく、この作品において天界の存在の有無、かつ「」と呼ばれる存在の有無もまだ明らかにされていない。
今のところ判明している能力としては、成人した王族同様、時間や空間を自在に扱える力を持つようであり、かつ人狼であるリザの超感覚・嗅覚でも気配や匂いを感知さぬ等、一切の気配を消して潜伏することが可能なようである。
邪神族(土地神)
人間界に災いをもたらす存在。多くの場合、人の魂を糧として生き延びている様子である。実力派の吸血鬼である礼裡をもってしても、かなり危険な存在と言わしめるほどの脅威である。

[編集] アニメ版・ドラマCD版のオリジナルキャラクター

ヒロ子
声:吉田真弓
アニメ版第11話『猫舌王女』に登場。人猫族の少女。道で倒れていた所をヒロに助けられた。名前は紗和々によるもの。本来は善良な怪物だが、姫の兄の一人によって付けられた首輪で操られ、姫を殺そうとした。令裡の助言で真相を知ったヒロは、自らの命と引き換え(結局、姫に命の炎で甦らせてもらうが)にヒロ子の首輪を外して助ける。その後、自分の行いを恥じたヒロ子は、姫の屋敷を去った。
カエル忍者
アニメ版第11話『猫舌王女』に登場。忍者の格好をした人間大のカエルで、ヒロ子と同じく姫の兄の一人に操られている。シャーウッドを急襲するが、フランシスカに一蹴される。劇中では一切喋らないモブキャラ扱い。
吉田
声:遠近孝一
アニメ版第15話『訪問王女』に登場。小淵沢と村山と共に姫の屋敷を訪れる。「姫に痛めつけられたい」と妄想するマゾヒストのマッチョ系。
村山
声:花輪英司
アニメ版第15話『訪問王女』に登場。小淵沢と吉田と共に姫の屋敷を訪れる。根暗っぽい顔つきの男で、リザのような逞しい女性が好みのタイプ。
アロン
声:木村亜希子
アニメ版第16話『継承王女』に登場。殺し屋と名高いサメ族の女性。腕から飛び出すヒレ状の鎌刃が武器。
格闘術に長け、その実力はリザを軽くあしらうほど。別れ際、リザの頬にキスをしたが、本人曰く人妻にしか興味がないらしい。リザの兄・ロボとは、王国の軍にいた頃からの知り合いだった。仕えている王族の命令で姫を殺そうとするが、リザとの一騎打ちで倒され、ロボの墓の前で彼から預かっていた認識票をリザに託し、息絶えた。
魔女
声:久川綾
アニメ版第17話『年増王女』に登場。「黒い森」に住んでいる魔女。青系の服を着た美女だが、他人に文句を言われると「お黙り」と連呼する。「王族の姫の精気を得ると永遠の若さを取り戻せる」という言い伝えを信じ、時空を超えてやってきた。餃子の臭いが苦手。持っていたコンパクト型魔鏡にシャーウッドを吸い込んだが、同時にヒロ、リザ、フランシスカ、劉劉も吸い込んだために魔鏡を壊してしまう。最後は姫に許され、紗和々が福引で引き当てた沢山の化粧水を持って帰っていった。
魔女の手下の怪物
声:間宮康弘
アニメ版第17話『年増王女』に登場。悪魔の様な顔つきをした3匹の小鬼で、やたらと食い意地が張っている。ヒロが買ったタコ焼きを横取りして食べたり、魔女対策に持ってきた餃子を平らげたりした。
シガラ
声:中尾隆聖
アニメ版第18話『狩人王女』に登場。王国に住んでいるタヌキ族の男。『吸血鬼ハンターD』の主人公「D」を思わせる服装をしている。基本的に悪い奴ではないらしく、「困っている人を見ると助けずにはいられない」という面を持つ。元の職業を失ったために、吸血鬼に懸けられた賞金を狙う賞金稼ぎとなって妻子を養おうと目論むが、姫を吸血鬼と間違えたり、ツェペリや令裡を襲うも返り討ちにされたりと散々な目に遭った挙句、最後はツェペリや令裡の策略で「ツェペリを倒した」と思い込み、喜び勇んで王国へ戻っていった。
ドラクル
声:大塚芳忠
アニメ版第20話『連結王女』と第21話『追放王女』に登場。原作でのキニスキーの役割を担う吸血鬼。キニスキーと比べると遥かに紳士的な外見で、短髪の壮年男の姿をしている。ただ、第1王女には関わっておらず、セブランに唆されていた。第20話ではキニスキー同様にヒロを拉致し、令裡を吸血鬼社会から追放。第21話では姫、ヒロ、リザ、令裡の連携攻撃で深手を負い、居城へ命からがら戻ってセブランに助けを請うものの、用済みとばかりにトドメを刺されて絶命した。
裁判長
声:浪川大輔
アニメ版第24話『決闘王女』に登場。原作での裁判官とは外見が異なり、大きな緑の帽子を被った男の姿をしている。怪物裁判の法廷ではやる気のない姿勢を見せていたものの、姫からの提案を受け入れた。セブランと姫との決闘の結末を見届けた後、本来の自身の姿に戻り、立ち去った。
モ・グラ
声:岩田光央
ドラマCD版『放浪王女』に登場。旅行代理店「地底ツーリスト」を経営しているモグラ族の男。50万匹のモグラを動員して地下トンネル鉄道を敷設し、地底鉄道「モグラー号」で旅行客を観光地に案内している。姫一行を無料でツアーに招待し、隙を見て姫の殺害を狙うも失敗するが、王族が利用したことを謳い文句に掲げ、ツアー客を集めることには成功した。モグラゆえ、明るい所ではサングラスを着用している。

[編集] 用語

怪物
作中に登場する異形の存在達の総称。姿や能力は共に多種多様で、「王国」と呼ばれる怪物の世界に暮らすものと、人間の世界で暮らすものとがいる。世界各地の神話・伝説や、近代のホラー映画・ホラー小説などに、その由来を見出せるものが多い。
王族
全ての怪物の頂点に君臨する種族。自らの血を死者に飲ませることで、自らを守る血の戦士(後述)を生み出す能力を持つ。成人前は外見も人間と殆ど変わりなく、年齢に応じて成長もする。身体能力も人間を大きく上回るものではない。
単行本9巻までの劇中説明によるもので最新のものを引用すると、成人になるにはすでに成人した王族の祝福を受ける必要があり、人間界のように一定の年齢に達する事が成人の条件ではない。現在のところはっきりしているのは、その世代の王族が最後の一人になった時点で、その者が成人とみなされるという条件である。従ってただ一つの王座を巡って姉妹兄弟間の殺し合いが行なわれているとの説明である。
しかしいつまでも決着がつかない場合は先祖である不死鳥の判断により、次世代の王族が生み出され、戦いは持ち越しとなる。そうなった場合、現世代の者達がどうなるかは今のところ不明である。
血の戦士
王族が死人に自らの血を飲ませる行為(契約)で生み出す、「半不死身」の生命体の総称。通常なら致命傷となるような外傷を受けても死ぬことがなく、多少の傷ならすぐに回復する。また、契約した王族の危機に際しては無意識に身体能力が強化され、体毛と瞳の色が白色(瞳は王族と同じ赤の可能性もある)に変化するのが特徴。ただし、王族には自分で殺した者とは契約を結んではならないという掟がある。基本的に、2人以上の王族の血を飲んだ場合、最初の契約者が優先される。
不死身である一方、数日に一度は王族の血を飲まないと効力が消えて死亡してしまうという弱点を持つ。また、一度血の効果が切れてしまうと、蘇生は不可能。また、王族の血は必ずしも最初の契約者のものである必要はなく、ヒロが姫の代わりにシャーウッドから血を与えられることや、姫を襲った人狼の血の戦士は彼女の血を飲むことで補給を行っていた。
血の騎士団
かつての姫の親衛隊。姫の領土がセブランによって放たれた死霊によって侵され、姫の身に危険が迫った際、姫をフランドルと共に逃がすために壁となり、壊滅した。その生き残りが、兄たちの陰謀によって何回か刺客として姫の元に送り込まれている。
王国
怪物の暮らす世界。具体的にどのような領域であるのかは明示されていないが、王国と人間界を隔てているのは「物理的な距離」ではないという。また、人間界と同じくが見えるらしい。
人狼
いわゆる狼男。主にの上半身と特に肥大化した前腕を持つ姿で現われるが、完全な人間の姿への変身も可能。強靭で素手の戦いを得意とし、高い聴力(人間の姿の耳と別に、頭頂部に狼然とした耳が生える)と嗅覚を持ち、満月の夜には最大の力を発揮する。弱点は銀の銃弾。同胞意識が強く家名を重んじて、戦いに生きる誇り高い種族であるが、中には例外も存在する。劇中の描写から、腕を胸前で×の字に組んで自分の名を名乗った後、「偉大なる戦士○○(自分の親の名)の娘(または息子)」と続けるのが同族間での礼儀であるらしきことがわかる。
吸血鬼とは天敵同士で、過去には種族間での殺し合いの歴史がある。リザと令裡もその例に漏れず、犬猿の仲。
吸血鬼
人間と変わらぬ容姿を持ち、血液を能力の媒介とする点で王族とも類似性があるが、根本的には異種族に当たる。飛行能力や催眠術、吸血による下僕化、コウモリへの分裂や使役など様々な能力を持つ。その一方で弱点も多く、日光の下では貧血に似た症状に陥って酷く動きが鈍り、水中行動も苦手としている、ホワイト・アッシュの杭で心臓を貫かれると多くの場合は死に至る。また、家人に招かれたことのない家には入れないという特殊な制限も持つ。十字架ニンニクを嫌うが、直接的な弱点ではない。
血を吸われて吸血鬼化した者は「下層吸血鬼」とされ、能力面で純血の吸血鬼より大きく劣る。純血の吸血鬼の多くは、高い知性と優雅な物腰が特徴である。生き血を好み、特に王族の血は最上のものとされる。
人造人間
人を模した姿の自律機械。作中での定義は明確ではないが、王国の高度なテクノロジーによって造られたアンドロイドと考えられる。多くは外見的に人間と変わりない(ただし、王室の男子に仕える者は怪物的風貌の持ち主が多い)が、皮膚の下は機械で構成されており、非常に頑丈かつ重い。強靱な膂力と己の主に忠実な思考を持つ。王室付き仕様の個体は王族に危害を加えることができないよう作られており、もし自らの主が死ぬと運命を共にし、自爆するのが習わしである。
フランドルをはじめとした王室付きの者達は「ふが」もしくは「フガ」としか喋らないが、全ての人造人間がそうであるわけではなく、シエルや博士の元にいた人造人間は普通に会話が可能。この「ふが語」を理解できるのはフランケン博士と王室付きの人造人間、それと王族達に限られるようである。
アニメ版では人造人間の頭に付いているネジが緩むと制御がきかなくなり、暴走するという設定がある。
また、フランドルなどの王室付きの人造人間は名前が「フラ - 」となる。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] タイトルリスト・単行本

一覧表
タイトル 英タイトル 掲載された号 収録されているコミックス
1 蘇生王女 Princess Resurrection 05年8月号 第1巻(2006年1月23日発売)
ISBN 978-4-06-373010-4
2 破壊王女 Princess Destruction 05年9月号
3 暴走王女 Princess Rampage 05年10月号
4 電撃王女 Princess Lightning 05年11月号
5 交渉王女 Princess Negotiation 05年12月号
6 同盟王女 Princess Alliance 06年1月号 第2巻(2006年5月23日発売)
ISBN 978-4-06-373025-8
7 血統王女 Princess Blood 06年2月号
8 殺戮王女 Princess Carnage 06年3月号
9 追憶王女 Princess Recollections 06年4月号
10 密室王女 Princess Secret Room 06年5月号
11 消耗王女 Princess Attrition 06年6月号 第3巻(2006年12月22日発売)
ISBN 978-4-06-373048-7
12 疾走王女 Princess Dead Run 06年7月号
13 白黒王女 Princess Monochrome 06年8月号
14 洋上王女 Princess Ocean 06年10月号
15 連結王女 Princess Connection 06年11月号 第4巻(2007年4月6日発売)
ISBN 978-4-06-373068-5
16 生贄王女 Princess Sacrifice 06年12月号
17 追放王女 Princess Banishment 07年1月号
18 地底王女 Princess Underground 07年2月号
19 昏睡王女 Princess Coma 07年3月号
20 先制王女 Night of the Princess 07年4月号 第5巻(2007年8月23日発売)
ISBN 978-4-06-373079-1
21 死霊王女 Dawn of the Princess 07年5月号
22 脱出王女 Day of the Princess 07年6月号
23 決闘王女 Princess Duel 07年7月号
24 女囚王女 Princess Prisoner 07年8月号 第6巻(2007年12月21日発売)
ISBN 978-4-06-373096-8
25 秘境王女 Princess the Lost World 07年9月号
26 霧中王女 Princess Dense Fog 07年10月号
27 激突王女 Princess Collision 07年11月号
28 呪殺王女 Princess Curse 08年1月号 第7巻(2008年5月23日発売)
ISBN 978-4-06-373118-7
29 旋律王女 Princess Melody 08年2月号
30 学怪王女 Princess Occult Research 08年3月号
31 千年王女 Princess Millennia 08年4月号
32 巨獣王女 Princess Behemoth 08年5月号
31.5 万年王女 Princess Eternity Bonus Track
33 往生王女 Princess Erebus 08年6月号 第8巻(2008年11月21日発売)
ISBN 978-4-06-373143-9
34 夜勤王女 Princess Night Duty 08年7月号
35 遭遇王女 Princess Encounter 08年8月号
36 箱入王女 Princess Secret Room 08年9月号
37 熱砂王女 Princess Burning Sand 08年10月号
38 特急王女 Princess Express 08年11月号 第9巻(2009年5月22日発売)
ISBN 978-4-06-373173-6
39 超特急王女 Princess Super Express 08年12月号
40 決戦王女 Princess Decisive Battle 09年1月号
41 湯煙王女 Princess Hot Springs 09年2月号
42 回帰王女 Princess Recurrence 09年3月号
地獄に道連れ! ケルベロッテちゃん
各単行本に描き下ろされた巻末特別付録 (Bonus Track)。「『怪物王女』スピン・オフ(外伝)漫画」と題されている。
本編とは異なるタッチのギャグ漫画。地獄の門番「ケルベロッテ」と彼女に仕えるケルベロスに似た怪物「クロブラック」の、現世に逃れた「神殺し47堕天使」との戦いを描いている。単純化された描線とコントラストの強い陰影表現が特徴で、ナンセンスなスラップスティック・コメディ的作風も含め、本編とはイメージが大きく異なる。劇中にはフランドル、城島親夫らが登場しているが、本編との正確な関連は不明。
アニメ版では、ヒロとリザがプレイするテレビゲームやフランドルらが観ているアニメの中に、ケルベロッテらがキャラクターとして登場している。
第7巻のBonus Track「第31.5話 万年王女」
実は1回のトライで脱出出来ておらず何回も繰り返し続けていたという仮定の話。本編の第31話の裏話ではない。

[編集] アニメ

2007年春よりTBS系列深夜アニメとして放映。エンディングアニメーションの一部は、ホラー映画『悪魔のいけにえ』のパロディとなっている。

[編集] 原作との相違点

原作とは設定が変更されている点が多く存在する。その要因の一つとして、TBS(東京放送)の表現規制の厳しさ[7]が掲げられる。アニメ化においては、原作とは違った独自の世界が原作者公認の上で築かれており、細部に渡ってTVアニメーション向けの変更が加えられた事が確認できる。[8]

血の戦士の設定
王族が戦士に与えるものが血液から「命の炎」なる発光体へ変更され、作中では「王族の戦士」「不死身の戦士」と呼ばれるようになった。能力強化の際にも、体毛の変化などが無い。なお、命の炎については原作者が立てた代案である[9]
令裡のパンチラなど男性ファン向けの扇情的な描写
令裡のパンチラについては、構図やスカートの靡きを変更することにより、全て削除された。結果的に、元から肌の露出度の高いリザが令裡の代わりを担っている。
ヒロなどの各キャラクター達の出血描写を含む「血液」に関する規制
「血」にまつわる表現・エピソードのほぼ全てが削除。残存したのは、第1話において事故死したヒロの背部に付着している大量の血痕くらいである。
一般人や動物の死亡エピソードなど「死」にかかわる部分の削除
第1話におけるヒロの事故死のみとなり、パンダの劉劉や第8話のモーテルの客は死亡せず、他にも原作において「死」を連想させる展開やエピソードは割愛・変更されている。
残酷描写の変更
いくつかが削除・変更されている。
脇役のセミレギュラー化
ポセイ・どん、喫茶店のマスターなど、1話限りの登場だった者達がそれぞれの登場話以降でも再登場する。
一部サブタイトルの改題
原作第14話の『洋上王女』が、アニメ第19話では『海洋王女』に変更されている。なお、この回はストーリー面での大きな変更はない。
主要キャラクターの性格描写の変更とサブキャラクターに関するエピソードの追加
微妙に異なる性格に変更された主要キャラクターが少なくない。また、原作では姫中心に進行していくストーリーを、サブキャラにスポットを当てたストーリー展開へと変更する試みがなされたり、ギャグシーンの追加が行われた。
ツェペリの扱い
アニメ化された原作の範囲では登場頻度はまだ少なかったが、アニメ版では怪事件の黒幕として活躍する。
キニスキーやシルヴィアの扱い
キニスキー一派との決着がアニメ化時点で未消化だったため、アニメ版では『連結王女』の回でもキニスキー達は登場しない。代わってアニメ版オリジナルキャラクターのドラクル公が、キニスキーの役割を担っている。
オリジナルキャラクター及びオリジナルストーリーの追加 及び 基本設定の整理
原作に登場しないキャラクターやストーリーが設定されており、かつ、原作でシークレットとされている設定のいくつかが整理され、明確化されている。

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

[編集] オープニングテーマ

BLOOD QUEEN
作詞 - 畑亜貴、作曲 - 黒須克彦、編曲 - 鈴木マサキ、歌 - 美郷あき

[編集] エンディングテーマ

跪いて足をお嘗め
作詞 - 宝野アリカ、作編曲 - 片倉三起也、歌 - ALI PROJECT

[編集] 挿入歌

「王的血族」(第14話)
作詞 - 宝野アリカ、作編曲 - 片倉三起也、歌 - ALI PROJECT
「逢魔ケ恋」(第19話)
作詞 - 宝野アリカ、作編曲 - 片倉三起也、歌 - ALI PROJECT
「原罪のAperitif」(番外編)
作詞 - 畑亜貴、作編曲 - 橋本由香利、歌 - 川澄綾子

[編集] 各話リスト

放送日はTBSのもの。BS-i、CBC、KBS京都は異なる。また一部地域においては番外編の不良王女は放送されなかった。

話数 サブタイトル 放送日 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 蘇生王女 2007年4月12日 小林靖子 迫井政行 小堺能夫
Kaung Baek Min
2 破壊王女 2007年4月19日 高屋敷英夫 いわもとやすお しのだよしの 奈良岡光
3 暴走王女 2007年4月26日 博多正寿 森田浩光 川尻祥大 Um Sang Yong
4 交渉王女 2007年5月3日 ふでやすかずゆき 高橋丈夫 高木秀文 Lee Sang Hee
5 血統王女 2007年5月10日 博多正寿 中山正恵 横山広実
岩本美香
大塚美登理
6 同盟王女 2007年5月17日 ふでやすかずゆき しのだよしの 奈良岡光
7 電撃王女 2007年5月24日 博多正寿 横山広実 川尻将大 Im Seung Bong
8 密室王女 2007年5月31日 江夏由結 高橋丈夫 高木秀文 小堺能夫
Kyung Baek Min
9 白黒王女 2007年6月7日 ふでやすかずゆき 中山正恵 小野田雄亮 大塚美登理
10 追憶王女 2007年6月14日 水上清資 いわもとやすお しのだよしの 奈良岡光
11 猫舌王女 2007年6月21日 ふでやすかずゆき 藤澤俊幸 横山広実
岩本美香
Joo Ok Yoon
12 消耗王女 2007年6月28日 高屋敷英夫 きみやしげる 浅見松雄 Im Seung Bong
13 生贄王女 2007年7月5日 江夏由結 高橋丈夫 川尻祥大 大塚美登理
14 疾走王女 2007年7月12日 ふでやすかずゆき いわもとやすお しのだよしの 奈良岡光
15 訪問王女 2007年7月19日 江夏由結 藤澤俊幸 高木秀文 Joo Ok Yoon
16 継承王女 2007年7月26日 ふでやすかずゆき 玉井公子 中村近世 高澤美佳
Kyung Baek Min
17 年増王女 2007年8月2日 高屋敷英夫 藤澤俊幸 横山広実
岩本美香
Im Seung Bong
18 狩人王女 2007年8月9日 ふでやすかずゆき いわもとやすお しのだよしの 奈良岡光
19 海洋王女 2007年8月16日 福富博 古谷田順久 大塚美登理
20 連結王女 2007年8月23日 中山正恵 高木秀文 Joo Ok Yoon
21 追放王女 2007年8月30日 きみやしげる 臼井文明 Kim You Chun
Seo Soon Young
22 殺戮王女 2007年9月6日 いわもとやすお しのだよしの 奈良岡光
23 死霊王女 2007年9月13日 中山正恵 鹿島典夫 Joo Ok Yoon
24 決闘王女 2007年9月20日 迫井政行 小堺能夫
番外編 不良王女 2007年9月27日 江夏由結 藤澤俊幸 横山広実 大塚美登理
昏睡王女 DVD9巻収録[10] ふでやすかずゆき いわもとやすお しのだよしの 奈良岡光

[編集] 放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時
関東広域圏 TBS 2007年4月12日 - 9月27日 木曜 25時55分 - 26時25分
中京広域圏 中部日本放送 2007年4月25日 - 10月3日 水曜 26時45分 - 27時15分
京都府 KBS京都 2007年4月26日 - 10月4日 木曜 25時30分 - 26時00分
全国 BS-i 2007年4月26日 - 10月11日 木曜 25時00分 - 25時30分

近畿圏の場合、TBSの系列局の毎日放送ではなく、独立UHF局KBS京都でネットされていた(『009-1』、『Venus Versus Virus』と同じ理由)。なお、KBS京都におけるTBS深夜アニメネット枠は当作品をもって解消された。

[編集] DVD

初回生産限定版と通常版がそれぞれ全9巻ずつ発売された。各巻3話ずつ(1巻のみ2話)収録。レンタル向けバージョンもデリバリーされている。

  • 怪物王女 vol. 1 (2007年10月11日発売)
  • 怪物王女 vol. 2 (2007年11月8日発売)
  • 怪物王女 vol. 3 (2007年11月8日発売)
  • 怪物王女 vol. 4 (2007年12月13日発売)
  • 怪物王女 vol. 5 (2007年12月13日発売)
  • 怪物王女 vol. 6 (2008年1月12日発売)
  • 怪物王女 vol. 7 (2008年1月12日発売)
  • 怪物王女 vol. 8 (2008年2月14日発売)
  • 怪物王女 vol. 9 (2008年2月14日発売)

[編集] CD

OP、EDについては主題歌の節参照。ドラマCDについては後述。

[編集] ドラマCD

放浪王女(ほうろうおうじょ)
2007年8月8日ランティスより発売。アニメ版では表現できなかった、流血などの過激な描写が盛り込まれている。
廃屋王女(はいおくおうじょ)
2009年11月発売予定の単行本第10巻に付属する。

[編集] 関連書籍

[編集] 脚注

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  1. ^ ユニバーサル・ピクチャーズ講談社、マッドハウス、ムービックランティス
  2. ^ 原作の救急車の車体に「静岡県」との表記が見える。
  3. ^ 笹鳴町のモデルは静岡県浜松市中区佐鳴台光永康則原作、月刊少年シリウス編集部監修『怪物王女 OFFICIAL FANBOOK』講談社2007年、64ページ)である。
  4. ^ 王族は希少怪物の調査と保護を伝統的なフィールドワークとしており、エミールが人魚を保護したのもその一環。
  5. ^ 「熱砂王女」光永康則『怪物王女』8巻、講談社2008年11月
  6. ^ a b 「遭遇王女」光永康則『怪物王女』8巻、講談社2008年11月
  7. ^ 在京キー局ではテレビ東京に並ぶとされ、流血絡みに至ってはテレビ東京よりも厳しい傾向が強い。対照的に系列局の毎日放送 (MBS) や中部日本放送 (CBC) は緩い方である
  8. ^ 怪物王女DVD Vol.6及びVol.7収録「怪物王女」迫井監督とふでやすかずゆきインタビュー参照
  9. ^ 「『怪物王女』インタビュー――シリーズ構成&脚本:ふでやすかずゆき」『TBSアニメーション 「怪物王女」公式ホームページ東京放送
  10. ^ 2008年4月10日BS-iで放送

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

TBS 木曜25:55枠
前番組 番組名 次番組
怪物王女
KBS京都 木曜25:30(TBS深夜アニメネット)枠
Venus Versus Virus
怪物王女
(ここまでTBS深夜アニメネット枠)
BS-i 木曜25:00枠
Kanon(第2作)
(約1か月間の空きあり)
怪物王女