BTOOOM!
| BTOOOM! | |
|---|---|
| ジャンル | 青年漫画、SF、アクション |
| 漫画 | |
| 作者 | 井上淳哉 |
| 出版社 | 新潮社 |
| 掲載誌 | 週刊コミックバンチ (2009年6月 - 2010年8月) 月刊コミック@バンチ (2011年1月 - ) |
| レーベル | BUNCH COMICS |
| 発表期間 | 2009年29号 - 2010年39号 (週刊コミックバンチ) 2011年3月号 - (月刊コミック@バンチ) |
| 巻数 | 既刊11巻(以下続刊) |
| アニメ | |
| 原作 | 井上淳哉 |
| 監督 | 渡邉こと乃 |
| 脚本 | 黒田洋介 |
| キャラクターデザイン | 岸田隆宏 |
| 音楽 | 井内啓二 |
| アニメーション制作 | マッドハウス |
| 製作 | 「BTOOOM!」製作委員会 |
| 放送局 | 放送局参照 |
| 放送期間 | 2012年10月 - 12月 |
| 話数 | 全12話 |
| テンプレート - ノート | |
| ウィキプロジェクト | 漫画・アニメ |
| ポータル | 漫画・アニメ |
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『BTOOOM!』(ブトゥーム!)は、井上淳哉による日本の漫画・テレビアニメ作品。
目次 |
概要 [編集]
2009年6月19日(29号)より2010年8月27日(39号・最終号)まで、青年漫画誌『週刊コミックバンチ』(新潮社)にて連載された。『週刊コミックバンチ』の休刊に伴い、同社の『月刊コミック@バンチ』に移籍し、2011年1月21日の創刊号より連載中。また『コミック@バンチ』のWEB公式サイトで描き下ろし連載『BTOOOM!〜ANOTHER SIDE EPISODE HIMIKO〜』(ブトゥーム!〜アナザー・サイド・エピソード・ヒミコ〜)が掲載されていた[注 1]。
作者の井上淳哉は、以前はゲームデザイナーの仕事をしていたという前歴があり[1]、本作もゲームを題材にした内容となっている。極限状態下の人間描写や、生死を賭けたゲームの中での心理戦は本作の見せ場となっている[1]。爆弾を使って対戦するという劇中ゲーム「BTOOOM!」の内容は、ハドソンのアクションゲーム『ボンバーマン』シリーズを想起させるものとなっており、企画も「リアルなボンバーマン」というアイディアから出発している[1]。
表紙カバーはXbox 360のゲームソフトパッケージがイメージされており、緑色の縁取りに、Xbox 360のロゴを模した「DX」のロゴ、「DXBOX720」の表記、CEROレイティングをもじった「GURO Z」(興味のある人対象)が描かれている。
2012年にテレビアニメ化され、同年10月から12月にかけて放送された。
あらすじ [編集]
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
定職にも就かず日々オンラインゲーム「BTOOOM!」に没頭する坂本竜太は、ある日南海の孤島のジャングルで目を覚ます。なぜそこにいるのかも分からぬまま、彼は、同じく島に連れ去られて来た人々との爆弾<BIM>を駆使した殺し合いリアル版「BTOOOM!」を強いられることになる。
登場人物 [編集]
登場人物(プレイヤー)は歴史上の人物の名前をモチーフにしている。
主要人物 [編集]
- 坂本 竜太(さかもと りょうた)
- 声 - 本郷奏多
- 本作の主人公。男性、22歳、B型、無職、東京在住。初期BIMタイプはタイマータイプ[2]。身長176センチメートル。典型的ニートであり、自室に閉じこもってオンラインゲームをプレイしてばかりいるネットゲーム廃人。コンビニ帰りに突如見知らぬ男たちに連行されて南海の孤島に放り出され、爆弾を使ったサバイバルゲームを強要されることになった。ゲームの腕は天才的で、いくつものゲームでワールドレコードを叩き出している[3]、ネットゲーム「BTOOOM!」でも四つ星プレイヤーで日本人唯一の世界トップ10ランカーだった[4][5]。殺人ゲーム参加時、着ていた服の下に「BTOOOM!」の公式Tシャツを着用していた。
- 「ゲーム版BTOOOM!」の制作会社であるティラノスジャパンに知人が居る縁で「ゲーム版BTOOOM!」にはデバッグ段階から参加していたことから、同社の人間の幾人かと顔見知りである[6]。ゲーム参加者を連行した飛行機内で「現実版BTOOOM!」の説明をした男を見知っていたと平清から伝えられたが、説明者に反抗したことで頭にスタンガンを当てられ、その結果として機内での出来事は忘れてしまっていた[6]。
- 小さい頃は何でも他人よりも優れた成績を出していたが、その頃に出会ったネットゲームの世界にあっという間に魅了され没頭していく。両親との折り合いの悪さや高校時代の友人の恋愛絡みの裏切りなど、現実のごたごたから逃げるようにネットの世界に入り込み、そこでは天才的な技術を発揮できるためにプライドが尚更に肥大化。他人を見下し何事もすぐに投げ出してしまうようになってしまい、専門学校や仕事を直ぐに辞めては引きこもり、母親とも不仲になっていった[3]。そのため「消えて欲しい者」として指名された人物が連行されてこのゲームに参加させられているシステム[7]を知り、自分は母親に「消えて欲しい者」として指名されたと思うようになっていく。しかし、命がけの状況でも足をくじいた平を逃がすために1人戦ったり[8]、気絶したヒミコを背負ってコモドオオトカゲの群れから逃げたり[9]と他人を見捨てられない正義漢でもある。ヒミコや平との関係の中で様々な苦難や喪失を乗り越えていくうちに、人間的に大きく成長していく。
- ゲーム世界と現実の違いは自覚しており、人を殺して生き延びる「現実版BTOOOM!」に参加することを拒絶し、殺し合いをせずにゲームから逃げ出す手段を探し、他のプレイヤーと遭遇したときもまず説得を試みる。「ゲーム版BTOOOM!」でも「現実版BTOOOM!」でも自分を認めてもらい満足するために、つい自分が率先して面倒事を請け負おうとしてしまう[10]。「ゲーム版BTOOOM!」の経験を生かして戦闘では優位に展開を進めることができるが、危機的状況に立たされたことによりゲームと現実の境界を踏み越えてしまい、他のプレイヤーを殺害して後悔してしまうことがある。
- ヒミコに対して最初は性的好奇心を抱いた程度で、大量のBIMと食糧を持っていたことから殺人に躊躇いのない危険なプレイヤーだと思っていた。しかし彼女が宮本に拉致された際、落としてしまった携帯電話の画像(ゲーム版「BTOOOM!」キャラクターのコスプレ姿)を見たことによってゲーム中で結婚したHIMIKOではないかと思い始めたことから必死で彼女を救出するなど、徐々に彼女に情愛を抱き始める。
- ヒミコ[11]
- 声 - 三森すずこ
- 本作のヒロイン。女性、15歳、B型、高校生、身長158センチメートル、7月22日生まれ、3サイズ:B90(Hカップ)/W58/H81、東京在住、初期BIMタイプはタイマータイプ。「ゲーム版BTOOOM!」ではHIMIKOの名前でプレイしている[12]。本名はヘミリア[13]。金髪碧眼白人の女子高生。護身用にスタンガンを持ち歩いている。ゲーム開始当初に宮本雅志、近藤勇、明智光男の3人と言われるままにチームを組んだが仲違いにより宮本が近藤を殺害し、明智と共に全員分のBIMを持って逃げ出したが明智に肉体目的で襲われかけてしまう。その結果としてBIMによって明智を殺害することになった[14][15][11]。レイプされかけたことから男性を信用せず、特に男の体に強い拒否感をもち、レイプされるぐらいならば自殺することを選んでいる[16][11]。坂本や平にも嫌悪感をあらわにし、当初は遭遇しても話もせずに逃げ出したり[17]、いきなり戦闘行動に訴えたり[18]しており、仲間になった後も積極的に近寄ろうとはしなかった。
- 高校ではミホ、アリサ、ユキと友人グループを組んでおり、特にミホと仲が良かった。先輩であった吉岡をミホ達に紹介したことが結果的にミホ達を吉岡とその仲間からのレイプ被害に遭わせてしまうことになり、ヒミコはそこから1人だけ逃げ出してしまう[15]。そのせいでミホ達3人から恨まれ「消えて欲しい者」として指名され「現実版BTOOOM!」に参加することになった。事件が公になったことで学校ではヒミコの噂話が流れるだけでなく、ヒミコと席が隣接しているクラスメイト全員が席をヒミコから遠ざけるなどのいじめを行ないクラスで完全に孤立してしまった[19](アニメでは机に落書きされるなどより苛烈ないじめを受け、不登校になっていた)。ヒミコの父親もヒミコが1人で逃げ出したことを良くは思っておらず、ヒミコは学校でも家でも居場所がないと苦痛に感じていた。そんな中、「ゲーム版BTOOOM!」で出会ったプレイヤーのSAKAMOTOの優しさに触れ、彼を心の支えにするようになり、ゲーム内で結婚するまでの関係になる。彼の存在によりゲーム内に居心地を感じるようになる。
- SAKAMOTOとはリアルで会うつもりはなかったが、戦いの中でSAKAMOTOと坂本竜太が同一人物であることを知り、心を開いていいのか悩みながらも彼を少しずつ信頼するようになっていく。坂本には自分が「ゲーム版BTOOOM!」のプレイヤーではあるがSAKAMOTOと結婚したHIMIKOではないと嘘をついていたが、再び坂本から問い詰められた際には、反論することなく、流れでキスを交わす。その後、坂本から島を脱出後に改めて交際を申し込むと言われる。
- 平 清(たいら きよし)
- 声 - 大川透
- 男性、51歳、A型、不動産経営、大阪在住[20]、初期BIMタイプはホーミングタイプ[21]。身長164センチメートル。関西弁の中年男性で、坂本の最初の仲間。殺し合いに参加する気はなく、坂本にも仲間を増やして島から脱出することを提案している[22]。社会人として長くやってきたこともあってか知恵は働き根気もあり、坂本もそれに関心していたが、「ゲーム版BTOOOM!」はプレイしたことが無く、戦闘に関しては殆ど素人同然である。そのためもあるが、見捨てられたり1人で置いていかれたりすることを極端に恐れており[21][23]、それが後に破局をもたらす原因となる。
- 妻の昭子と息子の柚彦と3人家族で家族関係は良好だった。昭子とともに不動産屋「不動産のたいら」を切り盛りする。中年太りをしているが、学生時代は元陸上部だった。ヤクザからの借金があり、仕事では法律の網目を抜けるようなぎりぎりの行為をしており、客と盛大にもめることもあったことから、誰から「消えて欲しい者」と指名されてもおかしくないと思っている[9]。仲間を増やすことを提案したが、他人を信用せず敵を作らず心を許さない生き方を信条としていた。しかし、坂本に命がけで助けられたことから、自分も体を張って仲間を守ろうという意識を強く持つようになった[21]。坂本にとって初めての仲間であることもあり、数少ない信頼できる人物となる。ヒミコや織田と並び、坂本に大きな影響を与えた人物。坂本にとってはこれまでの人生でないがしろにしてきた「大人」の象徴的存在であり、その責任を取るためにも彼を本気で救おうとしていた。
- 坂本やヒミコを身を呈して助けたことによりトカゲに足を噛まれて毒による発熱にうなされ、更に宮本にナイフで指を切断される重傷を負い、拠点で傷や毒に苦しみながら1人で坂本達の帰りを待つことが多くなる。その孤独と恐怖に精神を蝕まれ、更には坂本が結果的に彼に不安を与える行動を多く取ってしまったことから、次第に家族の幻覚を見るようになり、ついには自分だけ助かろうと心の中で詫びながらも坂本とヒミコに攻撃を仕掛けるが失敗する。坂本達を裏切ってしまったことから自分が殺されると思い込み、坂本達の前から逃走するが、トカゲの群れに遭遇。BIMの残機が1個、足の怪我等といった絶望的な状況であったため、家族の幸福を願い、詫びながら自害してしまう。彼の死は、坂本に深い後悔と罪悪感を残すこととなる。
- 吉良 康介(きら こうすけ)
- 声 - 沢城みゆき
- 男性、14歳、AB型、中学生、東京在住、初期BIMタイプは爆縮タイプ[24]。「ゲーム版BTOOOM!」のプレイヤー。身長158センチメートル。五芒星がプリントされたパーカーを着た「可愛い」顔立ちの美少年であり、普段の言動は無邪気だが、その本質は一般社会の倫理を平気で無視し、弱肉強食という発想でしか行動することが出来ない病的な性格。「BTOOOM!」に関しては自信を持っており[8]、三つ星プレイヤー以上の技術を持っている[25]。幼少から父親である吉良義久により児童虐待を受けていたが、父親に自分の意志をぶつけることが出来ずにいた。父親から逃れるために家を飛び出すも金に困ってひったくりをしていたが、次第に行為はエスカレートし、強姦殺人(殺人後の屍姦の可能性あり)をするようになり、3人の女性を殺害したところで逮捕された。その後裁判で極刑を求刑されたが、精神鑑定の結果により一審で著しく減刑となり、裁判は継続中である[26]。
- 島には父親の吉良義久と担当弁護士の夏目総一と共に送られた。島でも変わらず暴力を加えてくる父親におびえていたが、父親への反撃を決意し、BIMで殺してしまう。父親の暴力から開放されたため、これ以降、生き生きとした表情に変わり、殺し合いゲームに積極的に参加し楽しむようになる。坂本と食糧のことで揉めて交戦状態になり一度は錯乱させるほど追い詰めるが、そのことで「ゲームと現実の区別を失い」本来の実力を出すことになった彼に負ける。木に拘束されBIMと食糧を奪われた後、坂本が日本人唯一の世界ランカーであるSAKAMOTOであることに気付き、プレイヤーとして敬意を抱くと同時に好敵手として命を狙い続けている。
- 「現実版BTOOOM!」においてBIMやレーダーを使いこなすだけではなく、相手の力量や心理状態を測る判断力やBIMの安全装置を応用するなどの発想力に長けていて、坂本を始め他のプレイヤー達からはその能力を認められている。一方、自分一人で突っ込んでいってしまうなどチームワークには問題がある模様。
- 織田と坂本の交戦中、脱出後にチームを組んだ岩倉にBIMを使わせて2人を襲うが、罠にかかって岩倉は死亡。直後に坂本と一緒に穴に落ちてしまい、協力するふりをして自分のものだった爆縮タイプBIMを作動して坂本を殺そうとするが失敗。自分も爆死するところだったが間一髪で生還し、坂本から2つのBIMを盗み出して逃亡する。その後、遭遇した東郷、上杉、樋口、楠と交戦するが東郷の戦法に予想以上に苦戦。楠を殺害し上杉を狙うも、背後から襲いかかってきた樋口に取り押さえられる。そこで東郷達にチームへの参加を提案され、彼らと組むことになる。そして、坂本との再度の遭遇においてその執着心からチームワークを無視して独断専行、自身は敗北し他のメンバーも負傷しBIMを奪われる等散々たる結果を生んでしまう。父からの虐待によるトラウマからメンバーの制裁に怯えるも、大人として誠実に接してくる東郷の言葉に涙を流す。
- 自分達が島に送り込まれたことについて、坂本が「消えて欲しい人間が選ばれる」と発言したことから、自分自身や父親、夏目のような「社会のクズが揃ってる」と評しながらも、自分達を殺人ゲームに選ぶような人間を「凡人」と見下している様子が見て取れた。
- 織田 信隆(おだ のぶたか)
- 声 - 中村悠一
- 男性、22歳、AB型、飲食店経営、東京在住、初期BIMタイプはリモコンタイプ[27]。身長180センチメートル。坂本の高校時代の同級生。高校時代は坂本と同じ母子家庭ということもあってか、不思議と気楽に話し合える友人だった。パーマをかけた長髪にサングラスが特徴。優れた頭脳と高い身体能力を持ち、一か八かの駆け引きにも大胆に挑む行動力とそれを成功させる勝負強さを持つ。トランクを囮にした罠を仕掛けることが多く、他のプレイヤーを躊躇なく殺している[注 2]。ゲームの序盤、坂本の目の前で北条を殺しているが、高校時代の短髪姿と風貌が著しく異なっていたため坂本は全く気付かなかった。高校時代からは坂本のことを消極的で甘ちゃんであると思いつつもそれ以外は自分に似ていると感じているため強い対抗意識と執着心を持ち、ゲーム内の坂本の戦術に感心することもある。木下秀美と行動を共にしているが、木下の所持するBIMの残機と種類の少なさやBIMを無駄使いすることに戦力としていささか不安に感じている。
- 高校時代は、何をやっても完璧にこなし、誰に対しても明るく接していたため、友達が多く、女子にも人気があり、彼女もいた。坂本はそんな完璧な織田が心を開いて接してくれていることに気を良くしていたが、織田本人は坂本が持つ素質に対してコンプレックスを持っていたことから「主従関係」のような関係を望んでおり、ある日、坂本がクラスメイトの芹沢に好意を抱いていることを聞き、その後その芹沢と肉体関係を交わしたことで、激怒した坂本に一方的に殴られてしまう。坂本と共に停学処分を受けるが、織田のみ自主退学した。母子家庭で高校在学中から年齢詐称してホストクラブでアルバイトをしており、退学後は自分で店を持つまでになっている。
- 坂本は過去の苦い思い出から「誰に消えて欲しいと指名されてもおかしくない」と評している。
ゲームプレイヤー [編集]
- 今川 義明(いまがわ よしあき)
- 声 - 奈良徹
- 男性、24歳、O型、無職、神奈川在住、初期BIMタイプはクラッカータイプ[28]。身長185センチメートル。坂本が最初に出会った参加者。短い金髪に袖無しの軍用コートを着たチンピラ風の青年。ジャンキーで、ゲーム参加前には街で不良仲間達と一緒に恐喝を繰り返していた。BIMの使い方も知らず戦う気もない坂本を一方的に攻めるも、深追いしたところを坂本が仕掛けたタイマータイプのBIMにより爆殺された。クラッカー式BIMが入ったポーチを2個所持していた。
- 宮本 雅志(みやもと まさし)
- 声 - 黒田崇矢
- 男性、38歳、A型、元自衛官・軍事ライター、東京在住、初期BIMタイプはクラッカータイプ[29][30]。身長184センチメートル。ヒミコが最初に出会った参加者の1人。島に来た当初に出会った近藤、明智、ヒミコの3人とチームを組んだが、食料の分配で近藤と口論になり殺害し[14]、そのためヒミコと明智に不信感をもたれBIMと食料を盗まれることになる[15][11]。ヒミコにBIMを盗まれたためもあったが、詳細の分からないBIMやレーダーを使おうとせずランボーナイフや自分の技術を使って敵を倒そうとする。屈強な肉体を持ち、レンジャーの訓練を受けたことやフランス外人部隊に身を置いたこともあり[31]、足跡などを追ってレーダーなしで相手を追跡でき、ドアにクラッカータイプBIMを応用したトラップを張るなど、坂本のようなゲームの技術を応用した戦闘術ではなく、現実の戦闘術のプロ。主催者の見立てではゲームクリアの最有力候補[32]。加虐的な性向で、若い女性を生きたまま皮を剥ぐなどの行為に興味を持っていた[23]。
- ヒミコ達と別れた後は夏目と一緒に行動し、ヒミコを奪還しに来た坂本と一騎打ちを挑み、圧倒的な力で彼をねじ伏せるがヒミコの咄嗟の抵抗により烈火ガスを浴びてしまう。全身が焼け爛れるものの執念で坂本達を追跡し、ガスが充満する地下に道連れにしようとするが夏目のタイマータイプのBIMを利用され死亡した。
- 坂本のゲームを脱出しようという計画は一笑に付し、「まともな奴ほどゲームに参加しているはず」と切り捨てた。彼の言葉通りに彼と夏目を殺害してしまった坂本は、「奴の心に負けた」と涙を流して自分の行動を悔やんだ。
- 近藤 勇(こんどう いさむ)
- 声 - 櫛田泰道
- 男性、40歳、A型、中学教師、東京在住、初期BIMタイプはクラッカータイプ[30]。身長171センチメートル。ヒミコが最初に出会った参加者の1人。柔道六段(アニメ版では四段)。正義感が強く殺し合いのゲームを拒否していたが、口うるさい性分のために宮本の怒りに触れて、ナイフで殺されてしまう[14]。
- 明智 光男(あけち みつお)
- 声 - 間宮康弘
- 男性、18歳、O型、無職、埼玉在住、初期BIMタイプは烈火ガスタイプ[30]。身長179センチメートル。ヒミコが最初に出会った参加者の1人。肥満体型で重度のマザコン。女性に偏見を持ち、自分の好きな女性を襲った時に抵抗しなかったことから「嫌がられていない」と勘違いしてレイプする事件を起こしており、同じ理屈でヒミコを拘束してレイプしようとする[11]。ヒミコが犯されるぐらいなら自爆しようと起動したタイマータイプのBIMに驚いて逃げ出すが、それを見たヒミコが投げたBIMの爆発に巻き込まれ死亡した[11]。
- 北条 美沙子(ほうじょう みさこ)
- 声 - 藤堂真衣
- 女性、25歳。身長170センチメートル。肌が浅黒く黒人風のファッションをしている。島に落とされたトランク(食料の救援物資)を手に入れようとした際、織田があらかじめ仕掛けていたリモコンタイプのBMIによる罠に引っかかり死亡する。
- 吉良 義久(きら よしひさ)
- 声 - 江川央生
- 男性、44歳、A型、トラック運転手、東京在住、初期BIMタイプはクラッカータイプ[24]。身長175センチメートル。吉良康介の父親。息子以上に自己中心的で粗暴な男。息子である康介を自分の都合の良いように扱い、少しでも気に入らないことがあるとすぐに暴力を振るうことが日常化していた。康介に歪んだ人間性を植えつけた張本人。康介が起こした事件でも息子一人に責任を押し付け全く反省せず、自分に降り掛かってきた厄介事としか考えていなかった。島でも康介のBIMで手に入れた食糧を独り占めして康介や夏目をいいなりにしようとするなど自己中心性は相変わらずであり、その態度を「最低」と罵った康介にいつものように暴力を振るおうとしたが、抵抗を決意した康介にBIMで殺されてしまう。
- 夏目 総一(なつめ そういち)
- 声 - 二又一成
- 男性、52歳、A型、弁護士、神奈川在住、初期BIMタイプはタイマータイプ[24]。身長161センチメートル。吉良康介の裁判を担当し、減刑判決にした弁護士。アニメでは刑事から「温情派のやり手」と評され、その弁護ぶりを「目立ちたがり」と吐き捨てていた。島に送り込まれた当初は父親にしたいようにされている康介に父親に反抗するように説得する一見善良そうな面が見られたが、実際の性格は非常に臆病で錯乱しやすく、結果として父親を殺すことになった康介を罵倒して逃げ出し、その後、宮本雅志と仲間を組むことになる。戦いの中で宮本から譲ってもらった興奮系のドラッグに依存してしまい、異常な精神状態で坂本に襲い掛かる。最後は宮本が仕掛けていたBIMを利用され死亡した。
- 木下 秀美(きのした ひでみ)
- 声 - 日笠陽子
- 女性、19歳、A型、フリーター、群馬在住、初期BIMタイプはタイマータイプ[33]。身長166センチメートル。ギャル風の派手な外見で自己主張が強い性格。額が開いた髪型をしている。織田と行動を共にしており、織田からは「秀子」と名前を勘違いされた上に、省略されてデコと呼ばれている。鍛え抜かれた肉体から繰り出される蹴り技や関節技を使いこなす。元の世界では読者モデルをするなどして大勢の友達に囲まれ充実した人生を送っていたが、サッカーの日本代表候補だった彼氏が怪我で選手生命が絶たれたことをきっかけに別れてしまい、その後は今まで通り人生を楽しんでいたものの、そのことをブログに書き綴ってしまいかつての彼氏が絶望のあまり自殺。彼の葬儀で「秀美が追い込んだ」と陰口が叩かれ、彼の母親からも睨みつけられるなど、一転して周囲の恨みを買うようになる。
- 織田の前は柿本と行動を共にしていたが、トカゲの群れに追われた際、柿本を岩山の上から突き落とし、柿本を捕食するために集まってきたトカゲを、タイマータイプのBIMで瀕死の柿本と共に吹き飛ばす。織田と組んだ後、遭遇したヒミコと格闘戦をし、あっという間にヒミコを追い詰めるが伊達が投げ込んだリモコンタイプBIMによる爆撃によって彼女を離して逃亡する。
- 前述の理由のため、トカゲに良い思い出がなく、柿本から奪ったクラッカータイプのBIMはすべてトカゲを殺すために使用してしまった。
- 柿本 人志(かきもと ひとし)
- 声 - 間島淳司
- 男性、27歳。会社員風の身なり。初期BIMはクラッカータイプ。木下と行動を共にしていたが、トカゲの群れに追われ、BIMを使いトカゲを殺そうとするも、自分が投げたクラッカータイプのBIMの爆発により吹き飛んだ石で顔を負傷する。その後、木下に安全地帯であった岩山の上から突き落とされ、トカゲに襲われ死亡。
- 岩倉 智明(いわくら ともあき)
- 声 - 坂本くんぺい
- 男性、49歳。初期BIMはフレイムタイプ。半袖を着た浅黒い肌の男。坂本との戦いでBIMを失った吉良と行動を共にする。吉良のことはいけすかないと思いつつも読みの良さから戦力として認めているが、吉良からはバカな大人と思われている。文句を言いながらも吉良に言われるがまま所持するフレイムタイプのBIMで坂本と織田を攻撃するが、2人が流れ着いた浜辺で織田が仕掛けていた罠に引っかかり死亡する。
- 伊達 政人(だて まさひと)
- 声 - 成田剣
- 男性、40歳、AB型、医師、千葉在住、初期BIMタイプはリモコンタイプ[34]。身長187センチメートル。前回のゲームをクリアし2度目のゲーム参加となる。
- 一見誠実そうだが、本質的には打算的であらゆる人間を見下し、自分の保身のことしか考えていない性格。同じ病院に勤務する看護師の村崎にカルテの改ざん等をやらせたうえ、手術ミスの責任を全て押し付けた過去を持つ。島で再会した村崎と協力してゲームを進めるが、チップが6枚集まったところで村崎を裏切り、1人だけゲームクリアとなった。
- 今回のゲームにおいても、単独プレイは不利であることを十分に理解しており、宮本との戦闘で負傷した平の手当てを行うことで、坂本達の信頼を得て行動を共にする。だが、あまり利用価値がないとわかると罠を仕掛け、坂本とヒミコを殺そうとするが、ヒミコに不信感を抱かれていたことや、島で生き延びていた村崎の介入もあり、坂本を殺しそこね、逆に仕掛けていた罠のBIMの位置を坂本に変えられていたことで、自分のBIMの爆発で負傷する。ゲームの脱出を目指す坂本にさえ「殺すしかない」と見捨てられ、その生死は村崎に委ねられたが、彼への思いを捨てきれなかった彼女によって殺害は免れ、彼女に手当をされ生きながらえる。
- 東郷 平太郎(とうごう へいたろう)
- 男性。45歳。元警察官。初期BIMはバリアタイプ。身長170センチメートル。他にもタイマータイプとホーミングタイプのBIMも所持している。3人の仲間と手を組み4人でのクリアを目指す。リーダーとしての資質に優れていて、レーダーとジェスチャーを組み合わせて連携プレーを行う戦法で勝ち残ってきた。坂本から2個のBIMを奪い返した吉良と遭遇して交戦、彼が投げたクラッカータイプのBIMをバリアタイプのBIMで相殺し、仲間の1人である楠を殺されながらも吉良を確保する。自らをある程度追い込んでいった吉良の能力を認め、戦力として仲間に加えることにする。「強い男」が好きな樋口に気に入られたが、勃起不全であることを理由に相手ができない。
- 独断専行により窮地に陥った吉良を助けるために坂本と交戦、ゲームは素人ながらも坂本をして「強敵」と言わしめる技量と機転を見せた。吉良の行動により上杉が負傷、BIMも奪われるという散々な状態に陥ったが「暴力で解決する人間関係など一度も無かった」と制裁に怯える吉良に誠実に接する。
- 上杉 謙也(うえすぎ けんや)
- 男性。26歳。会社員。初期BIMタイプはクラッカータイプ。身長173センチメートル。東郷とチームを組む1人。今風の軽そうな雰囲気で、吉良にも怯えるあまり簡単に騙されてしまう。AV女優としてのファンだった樋口に性的魅力を感じているが、「強い男が好き」という理由で相手にされていない。
- 樋口 葉子(ひぐち ようこ)
- 女性。20歳。女優。初期BIMは烈火ガスタイプ。身長165センチメートル。東郷とチームを組む1人。「一葉」という芸名でアダルトビデオに出演していて淫猥な雰囲気を出しているが、本人曰く男性にはこだわりがある模様。勘が鋭く、他人の嘘を見破れる。
- 楠 重雅(くすのき しげまさ)
- 男性。46歳。会社役員。初期BIMはホーミングタイプ。身長180センチメートル。中年太りした眼鏡の男。東郷とチームを組む1人。吉良曰く「一番トロい」。吉良が仕掛けた爆縮タイプBIMによる罠にひっかかり死亡。
ティラノスジャパン [編集]
- 飯田 恒明(いいだ つねあき)
- 声 - 浅科准平
- 男性、24歳、A型、ゲームプログラマー、東京在住[35]。坂本の学生時代の先輩で、ティラノスジャパンの開発プログラマー。「ゲーム版BTOOOM!」の開発スタッフであり、「現実版BTOOOM!」でも統括的な立場に関わっている[35]。
- 坂本のゲームの才能を認めつつもクリエイターとしての能力のなさに気付いており、彼がティラノスジャパンに入社することをやんわりと受け流していたが、ゲームに参加した坂本を気をかけており、坂本の生死に一喜一憂する場面があった。ゲーム中にゲームを統括しているメインコンピューターが故障し、修理のために岩本と一緒に島へとやってきて、坂本にあることを託す。
- 鷹嘴(たかのはし)
- 声 - 高橋名人
- 男性。45歳、AB型、ゲームプランナー、北海道在住[35]。帽子をかぶった中年太りした男。飛行機内での説明で名前は告げているが、平は憶えられなかった[6]。「ゲーム版BTOOOM!」開発の中心的人物で、「現実版BTOOOM!」の主催者の1人でもある[35]。
- 若き日の高橋名人がモデルであり、アニメではモデルとなった本人が声を務めている。
- 岩本(いわもと)
- 声 - 保志総一朗
- 眼鏡をかけた小柄な男性。ティラノスジャパンの社員で、「現実版BTOOOM」を管理する1人。修理のために飯田と一緒に島へとやってくる。
- ティラノスジャパン社長
- 声 - 高岡瓶々
- スキンヘッドの男性。「現実版BTOOOM」を気に入り、プロジェクト発表の準備をしている。
プレイヤー達の家族 [編集]
- 坂本 幸江(さかもと ゆきえ)
- 声 - 喜田あゆ美
- 坂本竜太の母親。数年前に離婚し久信と再婚したが、自分の連れ子である竜太が就職もせず引きこもっていることから引け目や強い精神的負担を感じ、うつ病になってしまう。久信が会社をリストラされ体を壊し借金をしながら生活を支えていることを知り、限界を感じて竜太を自分達の前から消すことを決意する。竜太が「現実版BTOOOM!」に連れ去られた後、遺書を残し手首を切って自殺を図るが、久信の発見が早かったため一命を取り留める[36]。
- 坂本 久信(さかもと ひさのぶ)
- 声 - 真殿光昭
- 坂本竜太の継父。竜太と良い関係を築こうとするが初めて会った時から相手にされていなかった。その後、就職もせず引きこもってゲームばかりやる竜太の将来を心配し、ネット回線を勝手に解約するが怒った竜太に顔を殴られる。既に会社をリストラされており、借金をしてまで家族にその事実を隠していたが、幸江には気付かれていた。
- 竜太の実父
- 坂本竜太の父親。家庭を省みずに仕事をし、竜太に対してもろくに愛情を与えることがなかった。結果的に何らかのトラブル(竜太は浮気か何かと思っていた)によって、妻である幸江と離婚することになる。
- 竜太は終始彼のことを恨んでいたが、彼自身もゲームの脱出などに気を取られて平を置き去りにしてしまう行動をたびたびしており、仕事や勉強を放り投げた以前の生活と合わせて「自分は親父と同じ事をしていた」と後悔することになる。
- 平 昭子(たいら あきこ)
- 声 - 佐々木優子
- 平清の妻。夫が失踪して以降、ヤクザの取り立てに追い込まれている。
- 平 柚彦(たいら ゆずひこ)
- 声 - 松田崚佑
- 平清の息子。いじめられっ子で父親の清に「情けない」と叱られるほどだったが、平が死亡するシーンの直後に、取り立てにきたヤクザに自ら立ち向かう姿が描かれた。
その他の人物 [編集]
- 村崎 志紀(むらさき しき)
- 声 - 深見梨加
- 女性、39歳、O型、看護師、千葉在住、初期BIMタイプは不明。身長165センチメートル。前回のゲームの生き残り。看護師の時代に当時医師であった伊達の手術ミスの責任をなすりつけられ解雇されて、その結果ゲームの参加者に指名された。前回のゲームで同様に参加者となった伊達とチームを組みチップを6枚集めたが、そこで伊達に裏切られ左手を爆発で失う。生活反応を失ったことで左手から外れたチップは伊達に奪われることになったが、その結果として後の殺し合いには参加せずに生き残ることになった。そのまま島の廃墟で自給自足の生活をしている[37]。伊達に裏切られたことから、男性に対しては強い不信感を抱いている。
- 芹沢 愛子(せりざわ あいこ)
- 声 - 佐藤あずさ
- 坂本の高校時代のクラスメイトで、坂本の初恋の相手。眼鏡っ娘。地味な少女だが美人。泣き虫。髪型は黒髪のロングヘアを後ろで束ねている。
- 織田に恋の告白し肉体関係までに至るが、翌日織田の彼女に非難されたことで二股をかけられていたことに気付き号泣してしまう。
- ミホ
- 声 - 三上枝織
- ヒミコの大親友で、クラスメイト。眼鏡っ娘。黒髪のおかっぱ頭の女子高生。ヒミコに吉岡の自宅に誘われるが、吉岡達にアリサとユキ共々レイプされてしまう。それ以来ヒミコに強い恨みを抱きヒミコを自分達の前から消すことを決意する。
- アリサ
- 声 - 上田のりこ
- ヒミコの親友で、クラスメイト。茶髪の女子高生。話題によく突っ込むムードメーカー的な存在。レイプ事件後に引っ越す。
- ユキ
- 声 - 藤井ゆきよ
- ヒミコの親友で、クラスメイト。黒髪ロングの女子高生。大人びた性格。レイプ事件後に引っ越す。
- 吉岡(よしおか)
- 声 - 岩崎洋介
- ヒミコやミホ達の先輩。ヒミコの幼馴染でもあり、同じマンションに住む。人気バンド「ジャッジメントフラッシュ」のメンバー。表向きは穏やかで礼儀正しい性格を装っているが、裏の顔は残忍で非道。ヒミコに頼まれ自宅に招いたミホ達に薬を飲ませ、バンドメンバー全員でレイプし、その光景を撮影する。遅れてやって来たヒミコも同じように犯そうとするがヒミコに顔を殴られ、その隙に逃げられる。その後、ヒミコの通報により事件は公となり吉岡達は逮捕された。
ゲームシステム [編集]
孤島を舞台にBIMと呼ばれる様々な種類の高性能爆弾を利用して他のプレイヤーと戦う[6]。ゲーム参加者は左腕に楕円形のICチップが埋め込まれており、これを自分のチップも含めて8個集めることで島を抜け出せるが、ICチップは参加者の心肺が停止するか手術をして取り出すしか外す方法はなく、殺害して奪い合わせることを目的としている[6]。BIMを駆使して戦うと説明しているが、「ゲーム版BTOOOM!」とは違いBIM以外での殺傷も認められており、その場合でもICチップは取り外せる。BIMは有利な武器として与えられているだけである。
ICチップは最初に所有しているBIMと連動しており、ICチップを保有している人間以外はBIMを起動できない[38]。また、ICチップは他プレイヤーを見つけるレーダーとして使える。
食料や水、ライト、生活用品などゲームを有利にする物品が入ったトランク[39]が、1日に1回定時に飛行機で空からパラシュートで投下される[22]。
用語解説 [編集]
- BTOOOM!
- ティラノスジャパンが開発したオンラインゲーム。4人のチームを組み[40]、BIMと呼ばれる爆弾を使って敵プレイヤーチームを倒していく[4]。全世界で300万本発売されている[12]。
- 現実版BTOOOM!
- 無人島で行われる殺人ゲーム。事前に「消えて欲しい人間の名前を書くと100万円もらえる」という内容の封書が無作為に人々に送られている。その封書に名前を書かれた人間が自分の意志に関係なくゲームの参加者として島に送られている。
- ゲーム版BTOOOM!のBIMと全く同じ性能のBIMで殺しあわせ、自分のものを含めて8人分のICチップを手にしたものはゲームクリアとなり島を脱出することができる。ゲームには32人が参加させられており、最大4人までゲームクリアできる。
- 坂本やヒミコが参加しているのは第3回目のゲームであり、伊達や村崎が参加した第2回のゲームと比べてゲームバランスが格段に向上している[41]。また、第2回のゲームは第3回の約半年ほど前に実施された[42]。
- 主催者側はICチップから得たモーションデータと音声をプレイヤーに似せた3Dモデルに組み込んだ映像をリアルタイムで制作することでカメラを使わずにあらゆる角度からゲームを監視することができている。
- ティラノスジャパン
- ゲーム会社。「ゲーム版BTOOOM!」の制作会社[17]。「現実版BTOOOM!」におけるシステムの構築や管理を行なっている。
- BIM
- 「ゲーム版BTOOOM!」で使用される、様々な性能を持った高性能の爆弾の総称。「現実版BTOOOM!」でもゲームと同じ性能の爆弾を使って戦う。
- 「現実版BTOOOM!」ではICチップと連動しており、所有しているプレイヤーが死亡しない限り、BIMの所有権が移動せず、他のプレイヤーには使用できないようになっている。しかし、一度起爆スイッチを入れたBIMを爆発する前に他のプレイヤーが解除スイッチを入れると本来の所有者が死亡していなくても、そのBIMの所有権は解除スイッチを入れたプレイヤーに移動する[43]。
- 1人のプレイヤーに1種類8個のBIMが初期装備として配られている。
- ICチップ
- プレイヤーの左手の甲に埋め込まれている楕円形のガラスのようなもの[4]。チップはプレイヤーが死亡するか、チップが埋め込まれている部位が肉体から切り離されない限り外れないようになっている。
- ゲーム版「BTOOOM!」の「8つのアイテムを手に入れたらクリア」というルールを踏襲している。
- 三次元スキャナーとモーションキャプチャーの性能を持ち、プレイヤーとその周辺の地形のモーションデータ等の情報が主催者側にリアルタイムに送られている。[44]
- レーダー
- ICチップに組み込まれている機能。プレイヤーは集中して左手の中指を動かすことでレーダー波を発することができる。このレーダー波を当てられると他のプレイヤーに自分の位置が知られてしまう。しかし、動いていないプレイヤーにレーダー波が当たっても反応せず位置は分からず、レーダー波を発信した当人のある程度の位置情報も他のプレイヤーに教えることになってしまう[45]。また、レーダー波同士が重なると、「レーダー相殺」が起こり、お互いに位置情報が伝わらなくなってしまう。
- 指に力を入れ続けることで通常のレーダーよりも範囲は狭まるがレーダーを出し続けることができる[46]。これによりプレイヤーの肉体から離れたチップや動いていないチップもレーダーに反応するようになり、身動きを止めたプレイヤーの位置や他のプレイヤーが何個のチップを所持しているか等も把握することができる[47]。
- コモドオオトカゲ
- 島に大量に生息する巨大なトカゲ。夜行性で群れで行動する。エサとして人間を食べるため、プレイヤーにとって脅威的な存在。食料に困った宮本が捌いて食べていた模様[48]。
登場するBIM [編集]
- クラッカータイプ
- 球形に細かい凸型のクッションラバーがついている。スイッチを入れて衝撃を与えると爆発し、主に投げてぶつけることで使用する。オーソドックスで使いやすいが、反面威力が低く、破壊力評価は星2[49]。
- タイマータイプ
- 立方体にタイマーを表示するグラスモニターがついている。スイッチを入れると10からカウントダウンし始め、数字が00になると爆発する。もう一度スイッチを押せばタイマーを一時停止出来る。破壊力評価は星4[49]。カウントダウンの時間は変更可能。
- 爆縮タイプ
- 皿に半球がついているような形。スイッチを入れると裏面が接着出来るようになり、数秒後にスライドカバーが開いて空気を吸い込み始め、臨界点に達すると爆縮して真空の爆発を起こす。一度起動したら停止させることができず、設置環境によっては自爆の可能性も高い。破壊力評価は星5[50]。
- 烈火ガスタイプ
- ジュース缶のような形。上部のスイッチを入れると数秒後にカバーが開き、化学薬品が入った小型カプセルが撒き散らされる。化学薬品は空気に触れると高熱を発して気化し、灼熱のガスとして一帯を覆い尽くし、猛毒で体が溶解するという恐ろしいものだが、他のBIMと異なり直撃しても即死には至らない。攻撃範囲は最も広い。破壊力評価は星3[50]。
- ホーミングタイプ
- 球形の本体に折りたたみ式のプロペラがついている。本体中央にモニターとカメラがついており、モニターでロックオンした生物を追尾し、ターゲットの圏内に入ると爆発する。飛行装置が大きいため炸薬が少なく、破壊力評価は星1[21]。ロックオンできる対象は1体のみで、飛行スピードもラジコン程度の速さなのでターゲットでなければ捕獲して無効化することも可能。
- リモコンタイプ
- 平たい円形。起爆スイッチと吸盤がついており、スイッチを入れて配置した後、付属のリモコンで起爆する。番号が割り振られており、爆発のタイミングを操ることが可能。トラップ用としては最適だが、リモコンを押して起爆という性質上起爆のタイミングは遅くなり、更にトラップ用にすべてのBIMを撒いてしまうと、反撃された時に戦闘手段がなくなってしまうという欠点を持つ。また、起爆スイッチを操作しない限りBIMは危険性がないので、配置場所を変えることが可能。破壊力評価は星2。
- フレイムタイプ
- 十字の星型。スイッチを入れて投げ、地面に落ちると1300℃で燃えるオイルを十字に撒き散らす。オイルは暫くの間燃え続けるため、直接当たらなくても相手の行動を制限できる。
- バリアタイプ
- ピラミッド型。スイッチを入れるとプレイヤーの周囲に、BIMによる爆発の衝撃波のみを無効化するピラミッド状の磁場を一定時間展開する。使い捨てのため、連続して使うことはできない。
既刊一覧 [編集]
- 井上淳哉『BTOOOM!』新潮社〈BUNCH COMICS〉、既刊11巻
- 2009年10月9日発売 ISBN 978-4-10-771516-6
- 2010年1月9日発売 ISBN 978-4-10-771537-1
- 2010年5月8日発売 ISBN 978-4-10-771563-0
- 2010年10月9日発売 ISBN 978-4-10-771593-7
- 2011年6月9日発売 ISBN 978-4-10-771622-4
- 2011年9月9日発売 ISBN 978-4-10-771633-0
- 2012年1月7日発売 ISBN 978-4-10-771647-7
- 単行本7巻 超豪華HIMIKOグラビア「写真集」『Gravity Angel』付限定版 2012年1月7日発売 ISBN 978-4-10-771648-4
- 2012年6月8日発売 ISBN 978-4-10-771665-1
- 2012年9月7日発売 ISBN 978-4-10-771680-4
- 2013年1月9日発売 ISBN 978-4-10-771693-4
- 2013年5月9日発売 ISBN 978-4-10-771708-5
テレビアニメ [編集]
2012年10月から12月までTOKYO MX、サンテレビ、KBS京都、テレビ愛知、BS11、AT-Xにて放送された。9月29日にニコニコ生放送にて、第1話と第2話の先行放送が行われた。
スタッフ [編集]
- 原作・エンドカードイラスト - 井上淳哉(「月刊コミック@バンチ」新潮社刊)
- 監督 - 渡邉こと乃
- 脚本 - 黒田洋介
- キャラクターデザイン - 岸田隆宏
- 総作画監督 - 日向正樹
- 美術設定 - 金平和茂
- 美術監督 - 大泉杏奈
- 色彩設計 - 野口幸恵
- 撮影監督 - 藤田賢治
- 編集 - 瀬山武司
- 音響監督 - えびなやすのり
- 音楽 - 井内啓二
- プロデューサー - 南健、福田順、川村仁、田中寧、松本正義、岡村武真、吉田勇樹
- アニメーションプロデューサー - 中本健二
- アニメーション制作 - MADHOUSE
- 製作著作 - 「BTOOOM!」製作委員会(フライングドッグ、クロックワークス、ショウゲート、新潮社、スタジオマウス、創通)
主題歌 [編集]
- オープニングテーマ「No pain, No game」
- 作詞・歌 - ナノ / 作曲・編曲 - 塚本けむ
- 第12話ではエンディングテーマとして使用。
- オープニングテーマ「エグジスト」(第12話)
- 作詞・歌 - ナノ / 作曲・編曲 - Powerless
- エンディングテーマ「アオゾラ」
- 作詞 - 真名杏樹 / 作曲 - 本間昭光 / 編曲 - 中村タイチ / 歌 - May'n
各話リスト [編集]
| 話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
|---|---|---|---|---|
| 第1話 | start | 渡邉こと乃 | 日向正樹 | |
| 第2話 | 血の女子高生 | 渡邉こと乃 | のがみかずお | 敷島博英 |
| 第3話 | サバイバル | 加藤誠 | 河井淳 | |
| 第4話 | 世界ランカー | 細川ヒデキ | 金綿樹 | |
| 第5話 | 強襲 | 浅香守生 | 齋藤徳明 | 管振宇 吉田徹 |
| 第6話 | 生贄の夜 | のがみかずお | 清水恵蔵 高鉾誠 福島豊明 |
|
| 第7話 | 仮想花嫁 | 細川ヒデキ | 江副仁美 | 東亮太 韓正履 |
| 第8話 | 白い亡霊 | 加藤誠 | 河井淳 | |
| 第9話 | 最強プレイヤー | 川尻善昭 | かわこしたかひろ | 時矢義則 吉田徹 |
| 第10話 | ハイレベル | のがみかずお | 敷島博英 | |
| 第11話 | 復活 | 細川ヒデキ | 金綿樹 | |
| 第12話 | 絆 | 川尻善昭 | 渡邉こと乃 | 日向正樹 |
放送局 [編集]
国内 [編集]
| 放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京都 | TOKYO MX | 2012年10月4日 - 12月20日 | 木曜 23:00 - 23:30 | 独立局 | |
| 日本全域 | AT-X | 2012年10月5日 - 12月21日 | 金曜 22:30 - 23:00 | アニメ専門CS放送 | リピート放送あり |
| 兵庫県 | サンテレビ | 金曜 26:15 - 26:45[注 3] | 独立局 | ||
| 京都府 | KBS京都 | 2012年10月7日 - 12月23日 | 日曜 24:00 - 24:30 | ||
| 愛知県 | テレビ愛知 | 日曜 25:05 - 25:35 | テレビ東京系列 | ||
| 日本全域 | ニコニコ生放送 | 2012年10月8日 - 12月24日 | 月曜 22:00 - 22:30 | ネット配信 | |
| ニコニコチャンネル | 月曜 22:30 更新 | ||||
| みんなでストリーム | 月曜 23:30 - 24:00 | ||||
| バンダイチャンネル | 月曜 24:00 更新 | 有料会員限定配信 | |||
| dマーケット アニメストア | 2012年10月9日 - 12月25日 | 火曜 12:00 更新 | |||
| ShowTime | |||||
| BS11 | 2012年10月13日 - 12月29日 | 土曜 27:00 - 27:30 | BS放送 | ANIME+枠 | |
| バンダイチャンネル | 2012年10月16日 - 2013年1月1日 | 火曜 24:00 更新 | ネット配信 | 第1話無料 個別課金による有料配信 |
国外 [編集]
| 放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 韓国全域 | ANIPLUS | 2012年10月6日 - | 土曜 00:00 - 00:30 | CS放送 ネット配信 |
リピート放送あり 韓国語字幕あり |
Blu-ray / DVD [編集]
| 巻数 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | 特典CD(BDのみ) | |
|---|---|---|---|---|---|
| Blu-ray | DVD | ||||
| 1 | 2012年11月21日 | 第1話 - 第2話 | VTZF-25 | VTBF-55 | OST1 |
| 2 | 2012年12月19日 | 第3話 - 第4話 | VTZF-26 | VTBF-56 | ラジオ |
| 3 | 2013年1月23日 | 第5話 - 第6話 | VTZF-27 | VTBF-57 | サウンドドラマ1 |
| 4 | 2013年2月20日 | 第7話 - 第8話 | VTZF-28 | VTBF-58 | OST2 |
| 5 | 2013年3月20日 | 第9話 - 第10話 | VTZF-29 | VTBF-59 | ラジオ |
| 6 | 2013年4月24日 | 第11話 - 第12話 | VTZF-30 | VTBF-60 | サウンドドラマ2 |
WEBラジオ [編集]
『BTOOOM!ラジオ![51]』は、2012年9月26日から2013年1月2日まで、HiBiKi Radio Stationにて配信されたラジオ番組。毎週水曜配信。
パーソナリティ
- 三森すずこ(ヒミコ 役)
ゲスト
脚注 [編集]
注釈 [編集]
出典 [編集]
- ^ a b c 里西哲哉 (2011年10月24日). マンガ質問状 :「BTOOOM!」 名物編集長が1話目に激怒 アニメ化は……?. インタビュアー:まんたんウェブ. 毎日新聞デジタル. 2011年10月24日閲覧。
- ^ 1巻第2話61項。
- ^ a b 4巻第24話。
- ^ a b c 1巻第1話。
- ^ 2巻第12話。
- ^ a b c d e 1巻第5話。
- ^ 3巻第17話。
- ^ a b 2巻第9話。
- ^ a b 3巻第19話。
- ^ 4巻第23話。
- ^ a b c d e f BTOOOM!『ANOTHER SIDE EPISODE HIMIKO』第3話。
- ^ a b 4巻第29話。
- ^ 9巻20項。
- ^ a b c BTOOOM!『ANOTHER SIDE EPISODE HIMIKO』第1話。
- ^ a b c BTOOOM!『ANOTHER SIDE EPISODE HIMIKO』第2話。
- ^ 3巻第16話。
- ^ a b 1巻第4話。
- ^ 2巻第14話。
- ^ 9巻19項。
- ^ 1巻第5話135項。
- ^ a b c d 3巻第20話。
- ^ a b 1巻第6話。
- ^ a b 4巻第27話。
- ^ a b c 2巻005項。
- ^ 2巻第10話。
- ^ 2巻第8話。
- ^ 7巻5項。
- ^ 1巻第3話89項。
- ^ 4巻第25話53項。
- ^ a b c 5巻37項。
- ^ 4巻第26話。
- ^ 4巻第31話。
- ^ 7巻55項。
- ^ 6巻5項。
- ^ a b c d 5巻5項。
- ^ 2巻14話。
- ^ 5巻37話。
- ^ 3巻第18話92項。
- ^ 2巻第13話。
- ^ 9巻134項。
- ^ 4巻189項。
- ^ 5巻190項
- ^ 4巻136項。
- ^ 4巻122項。
- ^ 2巻巻末攻略講座。
- ^ 7巻43項。
- ^ 7巻44項。
- ^ 4巻47項。
- ^ a b 1巻160項。
- ^ a b 2巻142項。
- ^ “BTOOOM!ラジオ!”. BTOOOM!|インフォメーション|FlyingDog (2012年9月11日). 2012年9月11日閲覧。
