織田信奈の野望

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織田信奈の野望
織田信奈の野望 全国版
ジャンル ラブコメ歴史
小説
著者 春日みかげ
イラスト みやま零
出版社 ソフトバンククリエイティブ富士見書房
レーベル GA文庫富士見ファンタジア文庫
刊行期間 2009年8月31日 -
巻数 既刊11巻[注 1]+外伝1巻
漫画
漫画:織田信奈の野望
原作・原案など 春日みかげ
みやま零(キャラクター原案)
作画 青刃時雨
出版社 角川書店
掲載誌 月刊コンプエース
レーベル カドカワコミックス・エース
発表号 2011年9月号 - 2014年8月号
発表期間 2011年7月26日[1] - 2014年6月26日
巻数 既刊5巻
漫画:織田信奈の野望 ひめさまといっしょ
原作・原案など 春日みかげ
みやま零(キャラクター原案)
作画 みなづきふたご
出版社 富士見書房
掲載誌 エイジプレミアム
レーベル ドラゴンコミックスエイジ
発表号 2011年Vol.1 - 2012年11月号(Vol.15)
発表期間 2011年8月9日 - 2012年10月9日
巻数 既刊2巻
ドラマCD
制作 ホビボックス
脚本 白瀧由裕
演出 関根奈美
販売元 ホビボックス
発売日 2010年1月22日
レイティング 指定なし
収録時間 75分
枚数 1枚
アニメ
原作 春日みかげ
監督 熊澤祐嗣
シリーズ構成 鈴木雅詞
脚本 鈴木雅詞
キャラクターデザイン 高品有桂
音楽 高梨康治
アニメーション制作 Studio五組マッドハウス
製作 織田信奈の野望製作委員会
放送局 #放送局を参照
放送期間 2012年7月 - 9月
話数 全12話
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト ライトノベルアニメ
ポータル 文学アニメ

織田信奈の野望』(おだのぶなのやぼう)は、春日みかげ・著、みやま零・画のライトノベル作品。ソフトバンククリエイティブGA文庫刊。11巻からは富士見ファンタジア文庫から『織田信奈の野望 全国版』(おだのぶなのやぼう ぜんこくばん)と改題して刊行[2]

概要[編集]

戦国武将が美少女になった世界へタイムスリップした高校生の、恋と冒険を描いた作品。

メディアミックス展開としてはドラマCD化、コミック化が行われ、更に2011年11月にテレビアニメ化が発表され[3]、2012年7月から9月まで放送された。

2013年3月にGA文庫から刊行された10巻を最後に1年以上、刊行が途絶えていたが2014年2月に『織田信奈の野望 全国版』と改題して富士見ファンタジア文庫から発行されることが発表された。


本作のスピンオフ作品も刊行されており、2012年12月には伊達政宗を主人公にした外伝第一弾『邪気眼竜政宗』が刊行された。

富士見ファンタジア文庫移籍後の2014年6月からは、富士見書房の無料小説サイト「ファンタジアBeyond」にて武田信玄上杉謙信を主人公に川中島の戦いを描く外伝第二弾『天と地と姫と』の連載が開始した。

あらすじ[編集]

現代の日本に暮らす男子高校生・相良良晴はある日突然、戦国時代濃尾平野に飛ばされてしまう。その世界では今川義元松平元康柴田勝家といった戦国武将たちが美少女の姿で存在しており、その上、尾張国の主である織田信長織田信奈という名前だった。

良晴は、この世界で不慮の死を遂げてしまった木下藤吉郎の代わりに信奈の家臣となり、彼女の野望である天下統一の手助けをすることとなる。戦国という激動の乱世の時代を自分らしく生きる良晴そして美少女たちの物語がいま、ここに幕を開けるのであった。

作品世界について[編集]

上記の通り本作は現実の日本の戦国時代を下敷きにしており、地理や大名の地政学的支配地域などは史実に基づいている。その一方、「武家の第一子は性別に関わらず家督を継ぐ」ことから「姫大名」や「姫武将」と呼ばれる者が存在することで、多数の女性武将が登場する根拠となっている[注 2]

なお、桶狭間の合戦と墨俣城築城が同じ年に行われるなど、年代や時間の流れについては必ずしも史実に沿っていない[注 3]。また歴史上は特定の場所で戦死するもしくは殺害されるはずの人物が物語の展開上そこでは死なないという点も史実に沿っていない。

物語開始時点で既に相良良晴が戦国時代へタイムスリップしているため、彼のいた元の世界(現代)や学園は一切登場せず、彼が戦国時代へタイムスリップした原因は現段階では不明である。

陰陽道
本作のもう1つの特徴として、陰陽道をはじめとするオカルト要素が挙げられる。主要登場人物の中には陰陽師(竹中半兵衛、土御門久脩など)や幻術使い(松永久秀)といった異能の力を使役する者たちが登場し、作品世界を彩っている。
陰陽師が使役する式神は大軍を翻弄するほどの能力を持つ一方、銃などのテクノロジーには弱いという設定があり、「歴史上の人物の女性化」と並ぶ本作のパラレルワールド的要素といえよう。
『織田信長公の野望』
本作に登場する架空のゲーム。コーエーの『信長の野望シリーズ』が元ネタである。
戦国SLGのヒット作であり、良晴もファンである。本編には、良晴がこのゲーム内のイベントを引用して歴史上の出来事を解説するシーンがしばしば登場する。詳しいゲーム内容は不明だが、史実上の出来事が発生するヒストリカルなSLGのようだ。
戦国時代を訪れる直前に良晴はこのゲームを遊んでいたらしいが、そのこととタイムスリップの関係は不明。
『太閤立志伝説』
本作に登場する架空のゲーム。コーエーの『太閤立志伝シリーズ』が元ネタである。
良晴は『織田信長公の野望』と並んでそのファンでもある。テレビアニメ版では、特産品の転売を繰り返すことによって資金を増やす方法を良晴が説明する際、『太閤立志伝V』の野外マップと酷似するゲーム画面が表示された。

登場人物[編集]

年齢などの設定は特に説明がある場合を除いて初登場時に準拠する。本作においては数え年と満年齢が混在していることに注意されたい。特に注記がない限り、歴史上の人物に関しては本作オリジナルの設定である。史実に関しては各項目参照。

声優ドラマCD / テレビアニメ版の順。声優名1人の場合は、原則アニメ版のみであることを示す。

大名・武将[編集]

尾張・織田家[編集]

相良 良晴(さがら よしはる)
声 - 川原慶久 / 江口拓也[4]
本作の主人公。17歳。あだ名は「がらよしは」の頭と終わりをとって信奈がつけた「サル」(厳密には信奈に踏まれながら名乗ったため「さ」「る」しか、信奈が聞き取れなかったため)。現代日本に住む男子高校生だったが、突如戦国時代へとタイムスリップしてしまう。木下藤吉郎に助けられ、またその後偶然出くわした合戦のさなか信奈の命を救い、木下藤吉郎に代わり足軽として取り立てられる。
当初は乱暴な信奈に反発を覚えていたが、彼女の境遇や志を知るに連れ惹かれていく(良晴の心の中を覗いた姫巫女は、彼の信奈への思いを「あれほどのあつきおもい」と評した)。信奈に対しては素直になれず、そんな惹かれつつある自分の心を自他から指摘されるとことが多々あったが、照れつつそれを否定してきた。5巻終盤で信奈とは恋仲に発展する。いつも他の女の子に目移りし、その度に信奈からひどい仕置きを喰らうが、恋仲になってからは心の奥底では本当に信奈に惚れており、大切に想っている。
戦国物ゲームや歴史映画・ドラマが好きで歴史に強いが簡単な計算や地理を間違うなど学力はいまいち。身長・体重・運動能力はすべて平均だが、ドッジボールで「球よけのヨシ」の異名を取るほどの逃げ上手。物事に鈍感で、そのためか並外れに肝が座っており、大名である信奈にも最初からタメ口で接したり、敵将を目の前にしても物怖じをせず正面から対峙する。前述で説明したように卓越した身体能力や秀でた剣術・格闘術の腕は特にないが、絶体絶命の時でも本人も自分で驚く程落ち着いており、現代の戦国ゲームから学んできた知識を駆使しながら持ち前の精神力と決断力と判断力で死線をくぐり抜けていく。守りたいと思える女の子に巡り会えた時本人さえも理解できない程に勇気が溢れ出し、本来気弱で臆病な自分とは別人のように変われる人間性を持つ(それは父親譲りである模様)。
夢によく元の世界の母親や父親が出てくるらしく、特に母親の夢を見るらしい。信奈や政宗が母親と不仲であることを心配し、または激怒して叱ったりすることから母親のことは大切に思っていることが察せられる。
大の女好きであり、自称「天下一の女好き」。大名、家臣など身分関係なく誰にでも砕けた態度で接していく。良晴自身、武将としての器は非凡なものがあり、配下の者達に囃し立てられながらも「相良の大将」と慕われている。女の子や仲間達のためなら別人のように変われる人間性のおかげか、戦国時代に来てから時間が経つにつれて敵味方問わず、姫武将に好意を持たれるようになる。前鬼からは「女難の相がある」と言われており、女絡みのトラブルが絶えない。また、思ったことをうっかり口に滑らしてしまう悪癖があることを相良自身自負している。他に、(ギャグ路線で)逆上すると何故か中途半端なオンドゥル語を使い始める[注 4]
最初はモテモテハーレムを目指していたが、徐々に良晴を巡る修羅場に命の危機まで陥ることが多々起こるようになり、そのせいか「幼女は射程圏外」から「年頃の生娘達よりも、純粋で無垢な幼女が良い」と露璃魂(ロリコン)に目覚めつつある。
数々の戦場に出て経験を積んでいくが、現代人のためか人の死というものに慣れることが出来ず、戦場での殺し合いが未だ出来ないでいる。そのためか、戦場で数々の命の選択を迫られるときは、仲間であれ敵であれ、「落ちてくる実は全て拾ってみせる」と自らの命を捨てる覚悟で身体を賭けて全て救おうとする。大阪本猫寺合戦の際に、氏郷の手引きにより三種の神器が揃い、天岩戸開きが起こってしまう。日本中が見守る中、「現代に戻るか、この世界に留まるか」の選択を迫られるが葛藤の末、信奈の告白を受け入れるも直後に六角親子の放った矢から信奈を庇って生死不明になる。織田家と交戦中であった毛利軍の小早川隆景に救助されるが、織田家臣時代のすべての記憶を喪っており隆景に惹かれていたこともあって毛利軍の将として働き出す。第二次木津川口の戦いでは、隆景と共に織田軍と戦い丁字戦法で信奈率いる鉄甲船を追い詰めるが半兵衛に策の裏を掻かれ敗戦。撤退の際に光秀と接吻したことで記憶を取り戻し、織田家に帰参する。
3巻での本人による弁では、先祖にあたる作品世界の「相良家は九州出の大名」であることが語られているが当の家が現在どうしているかは不明。
1巻終盤で足軽から侍大将に出世、3巻では筑前守の官位を賜り、7巻にて北近江20万石の大名に出世、8巻からは中国方面軍司令官として播磨に赴任し、11巻にて播磨を領有し毛利家との合戦外交権を得る。
織田 信奈(おだ のぶな)
声 - 皆口裕子 / 伊藤かな恵[4]
本作のメインヒロイン。尾張を支配する織田家の当主で、史実での織田信長とほぼ符合する存在。16歳の姫大名で幼名は「」、登場当初は上総介の通称を名乗る。やや粗暴な言動に加え、その奇矯な格好や振る舞いから「うつけ姫」などと呼ばれている。「デアルカ」が口癖。自他共に認める美少女で本人曰く「尾張一の美少女」[注 5]。とてもファッショナブルで、「茶筅まげ・腰ヒョウタンのバサラ風」「京友禅のお姫様スタイル」「南蛮兜とマント」「町娘」等々、服装のバリエーションが多い。
卓抜した戦略家にして行動力の持ち主で、天下統一後の世界戦略まで見据えているが[注 6]、時代を超えたその考えが理解されることは少なく、異端児扱いされる。意外にもケチな一面があり、織田家の家臣はみな薄給である。
天下布武のため弊害となる者、事柄に対峙すると、敵味方を畏怖させる程の冷徹非道の「第六天魔王」になりきる。しかし、信奈本人の心の底では非道になりきれない部分があり、根本が実は心優しい信奈を良晴に見抜かれており、いつも暴走寸前でうまく窘められ、時に激励され助けられている。また、父・信秀や堺で出会った宣教師の死の結果「自分が信頼し好きになる男性は死んでしまう」というトラウマを抱えている。
自分に対して物怖じしない良晴のことは当初から憎からず思いながらも、自分の思うようにならない良晴といつも口喧嘩、その後は暴力へと発展していく喧嘩を毎度繰り返していく(周りの者曰く「夫婦漫才」)。物語が進むにつれ良晴を想う気持ちは大きくなっていくが、気位が高く素直になれない自分と身分の差に葛藤。5巻終盤からは恋仲になるが、身分の差を慮り周囲には隠している。しかし感情が人並み以上に富んでいる信奈は独占欲、嫉妬心も異常に高く、良晴が他の美少女に目移りしていると浮気者と激怒しお仕置きが熾烈を極めるがそれは愛情の裏返しで、それほどまでに良晴を大切に想い慕っている。
良晴が心の支えとなってからは戦で魔王化することもなく年相応の少女としての顔を見せ、武田や浅井・朝倉、本猫寺・雑賀衆と対峙しながらも天下統一へ邁進していくが、大阪本猫寺合戦の折に氏郷の手引きにより三種の神器が揃い、天岩戸開きが起こった際に全国津々浦々が見守る中で「天下も良晴も手に入れる」と宣言したことでついに恋仲が露見することになった。それにより武田信玄や上杉謙信には敵視されることになったが、風評とは違う素顔の信奈を目の当たりにした全国の女子は共感を覚え、男子は信奈を崇拝するようになったことから図らずとも人心を得ることになった。
良晴との別離などを経て最近では嫉妬はするものの序盤よりお仕置きすることは少なくなり、素直に甘えたがるなど人間としても女としても成長を見せているが、一方で光秀からはその生い立ちからか「良晴に愛されることしか考えていない」と指摘もされている。
3巻で正四位下・弾正大弼、7巻で右近衛大将の官位を賜る。
織田一門[編集]
織田 信勝(おだ のぶかつ)
声 - 須藤翔 / 加藤英美里
信奈の弟。あだ名は「勘十郎」。周囲にそそのかされては謀反を起こす気弱な少年であったが、野望に乏しく自身も将の器ではないと内心自覚しており、信奈のことを嫌っている訳ではない。大変な美男子で100人近い女の子の取り巻きがおり、女装をすればその辺の女より美人になってしまうほど。
信奈に謀反を許されたおり「津田信澄」と改名し勝家の与力となる。
2巻終盤では浅井家との同盟のため「お市姫」として政略結婚させられてしまう。浅井長政の秘密を知り、彼女と性別逆転の夫婦関係を結び、互いに理解し合った同士お互い愛し合う。しかし浅井家の同盟破棄を受け離縁されてしまう。その後は愛する妻のために男として覚醒し、見違えるほどの成長を遂げた。ひとたび真剣に恋をしたら、その人の全人生を背負うことと覚悟し、同盟破棄となり敵同士になった浅井長政を最後まで愛し抜いた。
7巻終盤では数々の合戦を経て、浅井長政を「お市」として妻に迎え入れ、以後は岐阜城で武田家の西進の抑え役を担っている。
お市
津田三姉妹(つださんしまい)
信澄とお市(長政)の間に生まれた三つ子。名は長女・茶々、次女・初、三女・江。信澄曰く「織田と浅井、戦国二大美形家系の血が合体した子供達は将来、絶世の美少女になる」と溺愛している。
特に長女の茶々は、赤子ながらも外見も気性も伯母にあたる信奈にそっくりで、早くも良晴に懐いて?いる。
蒲生 氏郷(がもう うじさと)
近江の名門「蒲生家」の嫡子で信奈の義妹。洗礼名は「レオン」。当初は織田家への人質であったが、日本古来の神話やキリシタンの聖書にも博識な学者肌でその聡明さと蒲生家との縁、そして信奈自身が妹分ではなく妹を欲しがっていたことから義妹に迎え入れられた。
天下人たる器を持つ信奈を崇拝しており純真だが、故に周りが見えず人の気持ちを慮らない所があり信奈の醜聞の原因となっている良晴を排除しようと画策する。ガスパール・カブラルと結託し、一益を動かすことによって三種の神器を収集してその力で良晴を未来へ帰し、信奈を日ノ本を統べる神にしようと計画するが…。
織田 信秀(おだ のぶひで)
信奈の父。道三とは美濃攻めで何度か戦っている。
信奈の器量を見抜き、周囲の反対を押し切って信奈を世継ぎに指名したが、病によって死去した。
土田 御前(つちだごぜん)
声 - 浅野真澄
信奈の母。南蛮趣味にかぶれたり粗野な言動が目立つ信奈を嫌い、信澄を溺愛している。
浅井・朝倉連合討伐後の「黄金の髑髏」騒動で信奈とは事実上絶縁した。
織田家臣団[編集]
明智 光秀(あけち みつひで)
声 - 矢作紗友里
織田四天王の一人で信奈と並ぶメインヒロイン。あだ名は「十兵衛」や「キンカン」。道三の小姓として仕えるが、彼が美濃を追われた折に浪人となり、後に信奈へ上洛の献策をしてそのまま召抱えられる[注 7]。トレードマークは金柑の髪飾りと広めのおでこ。アニメでは和装に女袴、革靴と、明治・大正時代の女学生を思わせる衣装をまとっている。見目麗しい美少女剣士で信奈の世界戦略に理解を示すなど、頭脳労働や礼儀ごとにも通じている。鉄砲の名手で、剣術は鹿島新当流の免許皆伝。口癖は「~です」だが、その前の言葉が汚い(例:臓物ぶちまけて後悔しやがれ、です)ため、セリフから受ける印象はアンバランスなものとなっている。
幼少期からの周囲の環境の影響から思い込みの激しいところがあり、時に目的達成のために周りが見えなくなることや信奈の言葉を真に受けてそれまでと反対の行動に出ることも。また素直すぎることもあり、それが裏目に出て空気が読めない。
良晴の事は当初「先輩」と呼び慕っていたのだが[注 8]、信奈の何気ない一言がきっかけで良晴を激しくライバル視するようになる。清水寺の戦い以後は火中の中助けにきてくれた良晴に恋心を抱くようになった[注 9]
良晴と信奈の仲を勘ぐっており、事あるごとに二人の仲を(無意識に)邪魔し、「信奈を良晴の毒牙から守る」という名目で毎度良晴に結婚を強要してくる。徐々に信奈への忠誠よりも良晴への想いが強くなっており、当初とは反対に最近では信奈に嫉妬・対抗意識を燃やすことが多くなっている。天岩戸開きの折に良晴と信奈が恋仲である事実を知り情緒不安定になりつつあるが、第二次木津川口の戦いでは記憶を喪った良晴に接吻して記憶を取り戻し、自分の感情を偽ることを止めて良晴に告白した。以降は良晴への想いを隠すことなく公言するようになり、信奈と張り合うようになるが一方で自身に暗い未来が訪れることを予感し出している。
3巻で惟任日向守の姓・官位を賜り、4巻終盤では坂本城城主に任じられ、以後は畿内各国を転戦している。
柴田 勝家(しばた かついえ)
声 - 雪野五月 / 生天目仁美
本作のヒロインの1人で織田四天王。18歳の姫武将で、あだ名は「六(りく)」。幼名は「権六」だったが、年頃になった際に勝家本人が可愛くないと言ったため変更した。
織田家きっての武芸家だが血気盛んで頭脳労働は苦手。当初は信勝の家臣であったが1巻途中で信奈の家老となり、以後織田軍の主力として活躍する。合戦では主に長槍を用い、水瓶をたたき割ってその破片で攻撃する「瓶割大斬撃」という技を使う。滅多に太刀を奮うことはないが、抜刀術も得意とする。
良晴が「リアルでは初めて見た」というほどの巨乳の持ち主で、人に見られるのを気にしている。信奈と親しくする良晴には嫉妬めいた感情を抱いており、何かと突っかかってくる[注 10]一方で、良晴に胸を揉まれたことがトラウマになっている節があり、思い出すと切腹しようとする。また自身と長秀の周囲からの扱いの差に不満を感じており一方的にライバル視している。
「女の子らしくなりたい」と考えており、良晴に未来の女の子について聞かされ、それを真に受けてしまい、一時期いわゆる「萌えっ子」になったこともあった。
浅井・朝倉連合討伐後は北陸方面軍司令官として越前に赴任し、上杉軍と対峙している。
丹羽 長秀(にわ ながひで)
声 - 久川綾 / 松嵜麗
織田家の家老で織田四天王の一人。信奈の小姓上がりで20歳そこそこの女性。あだ名は「万千代」。温厚な常識人で信奈の姉代わり。中国の古典や兵法に通じた教養人でもある。
参謀型で他人の補佐、合理的判断、情報分析をするのは得意だが、自ら軍を率いるのは苦手。他人の行動や発生した事件・状況に点数をつけるクセがある。
当初は信奈と良晴の恋には否定的だったが、金ヶ崎の退き口以降は良晴の人柄を認め陰ながら応援する態度へと改めた。
浅井・朝倉連合討伐後は若狭の大名に出世したが、傍で信奈を見守るために後に若狭国主を辞退した。
滝川 一益(たきがわ かずます)
甲賀出身で忍術と鉄砲に通じた少女。あだ名は「左近将監」で、通称「左近」。その顔姿は姫巫女と瓜二つで、「手を触れた相手に心の内を語らせる」という神通力も持つ[注 11]。織田家では新参者だが、数々の手柄を立て「織田家四天王」に数えられる。
おおらかだがムラッ気のある性格で、信奈が扱いに手を焼く数少ない人物。その愛くるしさと配下の九鬼水軍を駆使して伊勢をほぼ制圧したが、陸戦を嫌い信奈の再三の呼び出しを無視し続けていた。
左遷された良晴の求めに応じ、傘下の九鬼水軍を率いて織田軍中央へ復帰する。
10巻では、信奈の義妹となった蒲生氏郷の登場に動揺し、更には一益の姿を見た近衛前久の手引きで姫巫女と対面し、双子の姉妹であることが判明する。双子であったことで姫巫女の相続に支障をきたす可能性があったことから御所の慣習により妹の一益が甲賀へ送られることになったのが真相で、自由を追い求めていた自分は実際は二人の姉(姫巫女と信奈)の掌であった真実[注 12]と良晴から史実での自分の末路を聞いてしまい、追い詰められていく。
前田 犬千代(まえだ いぬちよ)
声 - 早見沙織 / 福圓美里
信奈の小姓で本作のヒロインの1人。12歳。「犬千代」はあだ名で本名は「利家」。良晴とは気が合うらしく、家が近所であることからも何かと面倒を見てくれる。
信勝の家来を斬ったことで出奔するが、後に虎の被り物を被るカブキ者となって織田家へと戻ってきた[注 13]
戦では信奈の本陣に参することが多く小兵ながら長槍を使いこなす強者だが胸の小ささを気にしたり、良晴に弟扱いされて反発したりと女の子らしい一面も見られる。初期から良晴への好意を隠すことなく伝えているが、当の良晴には子ども扱いされて取り合ってもらえずにいる。また良晴の匂いを嗅ぎ分けられるという特技を持つ。
浅井・朝倉連合討伐後は勝家の与力として越前に赴任した。11巻にて前述の特技にて良晴の居場所を突き止め良晴帰参に尽力した。
松永 久秀(まつなが ひさひで)
声 - 浅野真澄
大和多聞山城城主で姫大名。30がらみで外国人風褐色の肌を持つペルシァ系の短髪美女。あだ名は「弾正」。幻術や傀儡を使役し、宝蔵院流槍術の使い手でもある[注 14]。子代わりでもあった主君・三好長慶が病死してからは、有力大名や将軍家を次々襲撃してきた謀反人(良晴曰く「ヤンデレ入っている」)。
信奈に清水寺での謀反を許された折「白弾正」として生まれ変わると宣言、織田陣営に参ずる。
道三や曲直瀬とは旧知の仲で、特に道三とは男女の仲であったことがほのめかされている。
蔓延していた信奈に関する悪評を払拭するためにあえて謀反を起こし、反信奈派を攻撃し「信奈に討伐される」という形をとって爆死する。
九鬼 嘉隆(くき よしたか)
南国ビキニに身を包んだ九鬼海賊衆の女頭領。27歳。可愛いものに目がなく、一益にメロメロになっている。
男子禁制の女人海賊衆を率いてきたため婚期を逃しつつあり、子分たちに事あるごとにネタにされているうえ、信奈には「行き遅れ」という不名誉なあだ名をつけられた。本人曰く、「10歳以上年下のかわいい男の子でないと結婚したくない」とのこと。
「大阪本猫寺合戦」の折に勃発した「木津川口の戦い」では、戦国最強と謳われる「村上水軍」と激突して旗艦・鬼宿丸も喪う大敗を喫した。その後、官兵衛やジョバンナの技術協力と織田家の財政援助により「鉄甲船」を建造。鉄甲船に生まれ変わった「新・鬼宿丸」で第二次木津川口の戦いに臨み、村上水軍に雪辱を果たした。
高山 右近(たかやま うこん)
声 - 荻野晴朗
摂津高槻城城主。フロイスの洗礼を受けキリシタンに改宗し、「ドン・ジュスト」を名乗る。清水寺の戦い以降は織田軍の傘下に入る。
小西 ジョウチン(こにし ジョウチン)
声 - 前野智昭
堺の商人。右近とともにキリシタンに改宗し、清水寺の戦いで織田家傘下となる。
万見仙千代(まんみ せんちよ)
浅井・朝倉連合討伐後に信奈が召し抱えた17〜18歳の少女。愛想はないが京文化に秀で、頭も良いため信奈に重宝され、小姓衆と旗本衆を統轄している。
正体は近衛前久に雇われた風魔忍者であり、信奈の側近くに仕えているのを良いことに信奈が臥せると「信奈の命令」を乱発し、武将たちを信奈に会わせないようにして、信奈と武将たちの間に溝を作ろうとしていた。
久秀の謀反に便乗して信奈を暗殺しようとするが、五右衛門に阻まれ失敗。捕えられた後に自害した。
相良軍団[編集]
ねね
声 - 神田朱未 / 北方奈月
うこぎ長屋で良晴たちの近所に住む女の子。数えで8歳。長屋の長老格である祖父と一緒に暮らしている。後に信奈から良晴の私生活の監視役を頼まれ、良晴の義妹となる。
利発で算術が得意だが、オネショ癖があるなど年相応なところも見られるが、良晴のことを実の兄以上に慕っている。良晴が中国遠征に出た後は、居城の長浜城で人材発掘を進めながら留守番している。
蜂須賀 五右衛門(はちすか ごえもん)
声 - 金田朋子 / 同左
川賊・川並衆の頭領にして少女忍者。良晴によると小学5年生くらい。雑兵なら複数を一度に気絶させるほどの手練で、忍術や諜報活動にも通じている。30文字以上のセリフを喋ると噛んでしまう。
元々仕えていた木下藤吉郎が討死したため、その場にいた良晴と新たな主従関係を結ぶ。良晴の出世と共に織田家へ召し抱えられ、情報活動のみならず他国への使者など外交面でも活躍する。良晴が大名に出世した際に正式に織田家臣となり良晴の筆頭家老となったが、「腕がなまる」との理由で相変わらず忍者をしている。
周囲にはひた隠しにしているが極度の男性接触恐怖症であり、男に触れると精神が混乱してやがて気を失う。主である良晴への接触は短時間なら我慢出来る。
竹中 半兵衛(たけなか はんべえ)
声 - 小倉唯
本作のヒロインの1人で14歳の少女。「半兵衛」はあだ名で本名は「重虎」。斎藤義龍の軍師で「今孔明」と呼ばれるほどの兵法家にして陰陽師。両親とも他界しており、叔父の安藤守就が親代わり。名刀「虎御前」を携え、木綿筒服を身につけている。
自称「おめん子(美濃弁で「人見知りっ子」の意)」でいじめられることに過剰な反応を示す。生まれながらにして病弱な体質で、式神の前鬼を身代わりに立て、自分は菩提山で隠遁生活を送っていた。しかし、調略に来た良晴の人柄に義を感じ、只隠遁して生涯を終えるよりは良晴に仕えることにより軍師となり、支えになることに生きる意味を見つける。
陰陽師としての実力は抜きん出ており、式神を一度に多数使役したり、天候まで操るほど。義龍配下の時は十面埋伏等の待ち伏せ戦法を得意としたが、良晴に仕えるようになってからは正攻法な献策が多い。
古い因習から日の本を解放するため、前鬼とともに京の龍脈を破壊している。そのため、徐々に陰陽師としての力が衰えつつあり、自身の寿命を縮めている。三木城包囲戦の際にこれまで龍脈を破壊していたことによる「気」の消耗により危篤状態となる。しかし、久秀と五右衛門が協力して盗み出したやまと御所の宝物”蘭奢待”により「気」を取り戻し10年ほど寿命を延ばすことができ、一命を得た。それでも病が完治したわけではないため、病弱なところは変わっていないと思われる。
陰陽師の力は喪ったが軍師としての智謀はますます冴えており、第二次木津川口の戦いでは良晴が繰り出した「丁字戦法」に対して「輪形陣」を考案して九鬼水軍の危機を救い、更に良晴帰参の為に光秀の暴走を見逃す。
黒田 官兵衛(くろだ かんべえ)
播磨の姫路城城主。少年にも見える出立ちだが12〜13歳の女の子である。洗礼を受けており「ドン・シメオン」と名乗り、南蛮装束を着ている。信奈からは「播磨」というあだ名で呼ばれている。
頭の回転が非常に早い天才であり、その才を見込んだ父・宗円から家督を譲られた。九州に遊学し、南蛮の科学を研究していたため日焼けしてしまい、肌が黒い。播磨にいた頃は陰陽道を会得していた。性格は楽天的で自信過剰であり、人の心情を理解出来ないため、周囲の人からまるで理解されていなかったため友達がおらず、妖怪を召喚して遊んでいた過去を持つ。
「南蛮に出て南蛮の知識を学びたい」という野望を持ち、そのために信奈に天下を統一してもらうため織田家に仕官するも、良晴の(女癖の)監視役兼軍師にされてしまう。良晴を歴史を歪める「いれぎゅらあ」と認識しており、極秘に良晴強制送還計画を進めていたが、良晴に危機を救ってもらい、良晴の自分を友達と思ってくれる気持ちに触れ、照れながらも心を開いていく。半兵衛の負担を減らすため、単身宇喜多直家の調略に向かうが失敗し、書写山に幽閉される。直家に処刑されそうになったが、良晴に救出されその後は暫く有馬温泉にて湯治をしていたが第二次木津川口の戦い前に復帰して、南蛮技術を用いた鉄甲船建造の指揮をとる。
山中 鹿之助(やまなか しかのすけ)
毛利家に滅ぼされた主家・尼子家の再興を目指す「尼子十勇士」の筆頭を務める短髪の美少女。勝家のように勇猛で光秀のように礼儀正しく、良晴に「戦国の正統派美少女」と絶賛されており宇喜多軍に包囲され危機に瀕していた良晴を救い、主家再興を果たすため良晴の家臣となった。
主家再興のため、月に「七難八苦」を唱えたため、次から次へと苦難が襲いかかるようになり、次第に苦難に直面していないと落ち着かない性格になってしまったのだが、毛利との合戦前後に捕らえられた後、帰還する際にどこかあっさりしている一面も見せた。
前野 長康(まえの ながやす)[注 15]
声 - 高橋英則
川並衆の副将。頭領の五右衛門にちょっかいを出す良晴に殺意を抱いたり、五右衛門の一言で自分の意見を簡単に翻したりするため、良晴に「真性のロリコン」と言われている。
良晴が大名になった際に正式に織田家臣となり、相良軍団の中核を担っている。
浅野(あさの)の爺さま / 浅野又右衛門[注 15]
声 - 広瀬正志
ねねの祖父で、うこぎ長屋の長老として良晴の面倒を見ている。物忘れが激しく、良晴のことを会うたびに忘れ、違う人の名前で呼んでしまう。
黒田 宗円(くろだ そうえん)
官兵衛の父。娘の才能を見抜き家督を譲って隠居した。官兵衛が留守の間姫路城の留守を守っていたが、良晴が播磨に赴任した際に城を譲ったが良晴からは城は借りたと遠慮されている。
飄々とした性格で何事にも動じない人物だが、官兵衛が人の輪に入れず孤独を感じていることを案じる優しい父親でもある。
黒田 松寿丸(くろだ しょうじゅまる)
官兵衛の妹。長浜城に人質に出される。仙千代の出した「信奈の命令」によって処刑されそうになるが、半兵衛によって救われる。
前鬼(ぜんき)
声 - 高橋伸也
半兵衛が使役する式神の筆頭で彼女の影武者。30がらみの美男子で中々の美声の持ち主。その正体は安倍晴明本人である。
飄々とした態度を崩さない怪人物でいたずら好き。妖かしとしての実力は圧倒的で、久脩の式神を一瞬にして屠り去ったほど[注 16]
何事も往生際が悪く全てを救おうとする良晴に対し、呆れながらも好ましく思っている素振りを見せ、時に助力し叱咤して導く。
8巻から半兵衛の龍脈の破壊により力が弱まっており、再生出来なくなってしまい戦闘能力も衰える。官兵衛を救うため良晴と共に書写山に向かっている際、直家に出会し、良晴を庇って自分の弱点である銃弾を受ける。最後、良晴を自分の友と認め、主人の半兵衛を任せ天に還る。
後鬼(ごき)
半兵衛が使役する式神の一人。オオカミの耳と尻尾を生やしている少女。
すねこすり
官兵衛が寂しさを紛らわせるために錬成した人工精霊。性別はメスで、手乗りサイズの子犬のような姿をしている。人恋しく女の子の肌に触れるのを喜びとしている。
良晴と信奈の仲を裂くため官兵衛が良晴に取り憑かせた。良晴のハレンチ疑惑が晴れた後、信奈と光秀に今までの仕返しとばかりにボコられ、以降は前鬼を失った半兵衛に取り憑くことになった。

三河・松平家[編集]

松平 元康(まつだいら もとやす)
声 - 田村ゆかり / 三森すずこ
三河の小大名・松平家の当主で姫大名。幼少の頃から今川家と織田家の間で人質生活を送った苦労人。たぬきを始祖と崇める松平家の伝統で、たぬき耳とたぬき尻尾を付けている(アニメでは軍配もたぬき柄)。信奈の幼馴染みで、その頃いびり倒されたトラウマから彼女には頭が上がらない。
当初は今川義元に付き従っていたが最前線に回されるなどこき使われており、それらの不満が積もり桶狭間の敗戦で今川家から独立を宣言し、織田家と同盟を結ぶ。
乱波を使ったゲリラ戦法を得意としている。大名としての実力は発展途上だが、三方ヶ原で相対した武田信玄は「武将として見込みがある」との感想を抱いたようで将来性はある様子。
なかなか本音を語らない策謀家だが、良晴への恩義を忘れず金ヶ崎で残ろうとしたりするなど、誠実な部分も合わせ持つ複雑な人物。日頃から隠忍自重を余儀なくされる鬱屈した人生を送っているため、半蔵曰く「一度ぶち切れると止まらなくなる」らしい。
服部 半蔵(はっとり はんぞう)
声 - 櫻井孝宏
元康に仕える忍びの頭領。単なる忍びの頭領ではなく、松平家や他国の情勢から作戦をたてる冷酷な戦略家でもある。
桶狭間の合戦では良晴たちをあと一歩で討ち取るところまで追い詰めるが、良晴が未来から来た人間だと理解しており、元康が当初仕えていた今川義元の武将としての力量を疑問視していたこともあって主君・元康の命運を託せる人間だと彼の説得に応じて見逃す。金ヶ崎では桶狭間の約束を守ってくれた恩義に報いるべく良晴に加勢する。

反織田勢力[編集]

駿河・今川家[編集]

今川 義元(いまがわ よしもと)
声 - 國府田マリ子 / 能登麻美子
駿河遠江を支配する大大名・今川家の当主。姫大名。足利将軍家の分家という高貴な血筋で、気位も高い。「海道一の弓取り」を自任するが、その戦略は自軍の戦力を過信した部下丸投げのアバウトなスタイル。根が臆病なために、戦いの最前線に赴くわけでもなく、自身は本陣で高みの見物をしている。大戦力の今川軍ゆえにそれまではこの戦法が通じていたものの、そのような杜撰さを良晴に突かれ史実通り桶狭間の合戦で敗北。今川家は分散・滅亡し人質となる[注 17]が、出家する約束を半ば反故にし食客同然に遊び暮らしていた。
光秀の献策により次期将軍として信奈に担ぎ出され、紆余曲折の末にお飾りの征夷大将軍に任ぜられ「今川幕府」を開く。将軍になってからも蹴鞠やお茶にうつつを抜かす日々を送っているが、良晴と信奈への恩義は忘れておらず本猫寺との南蛮蹴球大会に飛び入り参加したり、自信を喪失した信奈を叱咤するなど、ここぞという時には将軍として思いがけない活躍を見せる[注 18]。織田軍が第二次木津川口の戦いで村上水軍に対し勝利を収めたのちには、良晴と信奈の恋仲を世間に対してカムフラージュするため良晴の偽装祝言相手に立候補する。その際には普段の能天気ぶりとは一転して周囲を論破して信奈に偽装祝言を認めさせるが、良晴を「天下一の男」と賞賛するなど当の義元も恋心を抱いている。

美濃・斎藤家[編集]

斎藤 道三(さいとう どうさん)
声 - 麦人
美濃を支配する戦国大名。京の油商人から立身出世した百戦錬磨の強者。2巻の時点で還暦を過ぎている。兵法や人物に通じた老練な策略家である一方、ヒヒジジイそのままの行動に出ることもしばしばである。若い頃は絶世の美男子であり、数々の女性と浮名を流してきた。
正徳寺の会見で信奈の実力を見抜き、彼女に美濃を譲ろうとするが、嫡子の義龍に謀反を起こされる。長良川に追い詰められ絶体絶命の危機に陥るが、助けに来た良晴の説得に応じて脱出。以後、織田家の客人として隠居の身になる。
織田家に来た後は事実上の信奈の後見人となっていたが、その影で病に冒されており武田軍の岐阜侵攻の際には病を押して出陣するが、川中島から生還した山本勘助の策に翻弄される。合戦は武田軍に与した義龍の翻意によって辛くも勝利するが、直後に病死する。
元主君の忘れ形見を養子にした(だがのちに実子であることが判明した)長男・義龍と帰蝶姫[注 19]の二子がある。
斎藤 義龍(さいとう よしたつ)
声 - 梁田清之
道三に美濃を追い出された土岐頼芸の子と称し、長良川の戦いで道三を美濃から追い出して斎藤家の当主となった武将。大男で身の丈が六尺五寸ほどもあるらしい。加えて、顔に肉が付きすぎて落書きのような顔(だが病に冒されて痩せ細った時の顔は若い頃の道三の様に美男子である)になってしまっている。だがその風貌に似合わず頭の切れる人物で、道三追討の際に織田軍が現れると速やかに引き返したり、墨俣の良晴を攻撃するときに稲葉山城にも十分な守備兵を残すなど慎重な作戦を好む。信奈に降伏後も、言い逃れしようとする長政を諌めたり、結果的にだが斎藤家を裏切ってしまった半兵衛を笑顔で許すなど、度量の広さがうかがえる。
信奈に放逐された後、山本勘助に騎馬隊を預けられ、岐阜の戦いの際に止めとなる筈だったが、自身の出生の真実を知り道三に加勢、勝利に貢献したが既に不治の病に冒されていたため、道三の後を追うように間もなく病死した。
アニメ版では美濃の城主の時は粗暴な振る舞いが多かったが、「龍面鬼」と名乗って朝倉家に身を寄せてからは武人らしい性格となって人間的な成長を見せた。
安藤 守就(あんどう もりなり)
声 - 滝知史
美濃三人衆の筆頭で半兵衛の叔父。あだ名は「伊賀守」。
愛想のよい外見とは裏腹に腹黒な性格で、周囲から全く信用されておらず、金にも汚い。ただし半兵衛のことは可愛がっており、常に気に掛けている。
稲葉 一鉄(いなば いってつ)
声 - 稲田徹
美濃三人衆の一人。本名は「良通」、あだ名は「伊予守」。
軍師としての半兵衛に心酔しており、半兵衛や安藤が織田家に寝返ると、率先してそれに従った。
アニメ版では義龍の策によって、織田信奈と味方の氏家卜全と共に焼き殺されそうになるが、自分たちの窮地を救った信奈に味方する。
氏家 卜全(うじいえ ぼくぜん)
声 - 松本忍
美濃三人衆の一人。本名は「直元」。
一鉄と同じく半兵衛に心酔しており、共に織田家に与する。
アニメ版では半兵衛に心酔している描写はないが、義龍の策によって織田信奈と味方の稲葉一鉄共々焼き殺されそうになるが、信奈の奇策に救われた折に稲葉と共に織田の味方になる。

北近江・浅井家[編集]

浅井 長政(あさい ながまさ)
声 - 斎賀みつき
北近江の戦国大名・浅井家の当主。あだ名は「猿夜叉丸(さるやしゃまる)」で、由来は幼名から。
美青年風の出で立ちだが、実はうら若き娘である。人質時代に操を守るため男と偽り[注 20]、以後その事実をひた隠しにしてきた。その美貌を生かした調略を得意とし、敵対勢力の女性を篭絡し、今の地位に上り詰めた過去を持つ。
信奈に結婚を条件とした同盟を申し込むが、良晴たちの活躍で婚約は破棄。同盟のため嫁いできたお市姫(信澄)の正体を知り、彼と相思相愛の仲となり、彼と二人きりの時には「お市」と名乗るようになる。
織田家への謀反に反対し幽閉されるが、惨敗した父・久政と家臣たちを見捨てることができず、浅井家当主へと戻っていく。織田軍との戦闘では獅子奮迅の活躍を見せたが、信澄を相手に躊躇いを見せ決定打を打てず、「浅井長政」と「お市」の間で葛藤する。戦乱の終盤には死を覚悟し信澄に討たれることを望んだが、良晴に父・久政の遺言を伝えられ思い留まる。
浅井・朝倉連合滅亡後は信奈の義妹「お市」として新たな人生を歩み始め9巻にて信澄との間に子を儲け、後に三つ子を出産した。また当初は織田家中でも重臣しかその正体を知らず、世間には極秘とされていたが「お市は信奈や信澄とは血縁関係のない尾張の街で見つけた美少女を信奈が義妹にした」という作り話を世間に流布したことで信澄との婚姻関係が正式に公表された。
浅井 久政(あさい ひさまさ)
声 - 四宮豪
長政の父で浅井家前当主。武将としては凡庸で、六角家・朝倉家に臣従することで家名を守ってきた。
隠居していたが娘・長政を天下人にするため家督を奪い、織田信奈包囲網に参加する。長政と信澄の関係を知ってからは二人の仲を引き裂いたことを後悔しており、小谷城が落城すると良晴に『遺言』を託し、切腹した。

越前・朝倉家[編集]

朝倉 義景(あさくら よしかげ)
声 - 木村良平
越前の名門・朝倉家の11代当主。公家装束に身を包んだ30歳前後の男性。幼少期に母と死別し、一族の朝倉宗滴に虐待のような苛烈な武稽古を施される過程で頭角を現しつつあった信奈と比較される日々を送った。その結果、人格が歪み現世の一切に興味を示さなくなり、母の面影を求め『源氏物語』の世界にのめり込んでいく。
比叡山での和睦の席で出会った信奈に理想の女性像を見出し、以降は歪んだ心を満たすために信奈を執拗に追い求めると同時に、信奈を守ろうとする良晴を邪魔者として目の敵にしている。
戦乱の終盤に居城・一乗谷を信奈によって徹底的に焼き討ちされ精神が崩壊。久脩に、自身に呪いをかけるよう命じ、信奈と良晴への激しい憎悪を抱き、へと生まれ変わった。鬼となった後は信奈の前に度々立ちはだかるようになる。
朝倉 宗滴(あさくら そうてき)
朝倉一門で軍事一切を取り仕切る老将。幼い義景に苛烈に武芸を叩き込む。『源氏物語』を好む義景を「軟弱者」と罵り、織田家の信奈を「未来ある将器」と評し比較し続けた結果、義景が信奈を意識するきっかけを作る。

奥州・伊達家[編集]

伊達 政宗(だて まさむね)
声 - 大久保瑠美
金髪で左眼が紅いオッドアイの幼女で、あだ名は「梵天丸(ぼんてんまる)」。南蛮人との間に生まれた不義の子であり、そのため周囲に疎んじられていた。
中二病気味で、聖書の世界設定、特に『ヨハネの黙示録』にどっぷりはまっている。自らを「黙示録のびぃすと」に例え、その象徴である「666」の数字を三つ巴風にあしらった眼帯(実は小十郎が山本勘助からもらったもの)で左眼を隠している。
奥州から堺の町へ遊学に来ていたが、南蛮寺で出会った良晴の言葉にインスピレーションを受け、「第六天魔王・織田信奈」と並び立つ「天下覆滅のあんち・くらいすと"邪気眼竜政宗"」を自称するようになる。出羽へ帰国後、伊達家の家督を継承し、奥州制覇と天下統一へ向けて行動を開始。瞬く間に南奥州を平定し関東を脅かす程の一大勢力となる。
外伝『邪気眼竜政宗』の主人公で、その生い立ちから良晴との邂逅を経て、奥州の覇者に登り詰めるまで描かれている。
片倉 小十郎(かたくら こじゅうろう)
15歳の少女で伊達家家老の一人娘で男装の麗人。政宗のお守役を務めており、後に政宗が家督を継いだ際には筆頭家老に就任するも政宗の暴走を諫めているが全く聞き入れられない。
小姓姿で行動しており、良晴を始めほとんどの人間に男と勘違いされている。男だと思っている直江兼続からもひそかに片思いされているが、本人はまったく気づいていない。
伊達 成実(だて しげざね)
伊達一門で政宗の従姉に当たる姫武将。政宗と大して歳は変わらないが早熟なため、実年齢以上に見られている。”虫めづる姫”と呼ばれる虫採りが趣味で、採集した虫を佃煮にして食べるのも好んでいる。
知勇に優れた小十郎とは反対に武勇に優れており、政宗が伊達家当主になると軍事部門の大将に抜擢された。
愛姫(めごひめ)
政宗の義妹。実際は伊達家に送られて来た人質だったが、政宗に溺愛され義妹になった。愛姫自身も政宗を敬愛しており、政宗とはまた違った意味での中二病を発症し全身に包帯を施している。
伊達 小次郎(だて こじろう)
政宗の異父弟で幼名は「竺丸(じくまる)」。
伊達 輝宗(だて てるむね)
政宗の父で伊達家第十六代当主。非常に温和な人物で、自身の子ではない政宗の才覚にも早くから気付いており、次期伊達家当主として政宗に期待している。温和な性格故に最上義光や、畠山某に人質にされたが、いずれの時も政宗の枷にはなりたくないと気丈な態度は崩さなかった。
義光の時は政宗の機転、畠山に人質にされた際は直江兼続の介入により救出されたが、政宗の奥州制覇を援助するために自身の死亡を喧伝するよう政宗に伝え、お遍路の旅に出た。
義姫(よしひめ)
政宗の母。出自は最上義光の妹で、幼少の頃から知勇兼備の神童と期待されていた。
嫡子の義光ですら義姫を溺愛しており、家督を譲るつもりでいたが南蛮商人との間に子を儲けたことで実家に命を狙われることになった。辛くも義光によって命は救われるも、最上一族の決定により伊達輝宗と政略結婚という形で山形より追放された。
米沢に移ってからは、輝宗との間に小次郎を儲けつつも、政宗を英雄にすべく心を鬼にして厳しい修行を課している。

甲斐・武田家[編集]

武田 信玄(たけだ しんげん)
甲斐を統べる名門武田家の当主で20歳前の姫大名。父・信虎を追放して当主となった。「信玄」は出家名で、本名は「勝千代」。天才肌の軍略家で投機的ながら内政にも成功し、本作世界では最強の戦国大名であることが示唆されている。自国の内政が涎が出るほど好き。そのため、戦いが終わるとすぐ引き返していく謙信が理解できず、何度も闘っている。
勇ましく雄々しく「甲斐の虎」武田信玄として人々の前では振舞っているが、「勝千代」として素の信玄は子供を見れば黄色い声をあげ、猫を見れば涎を垂らしながら可愛がり続ける程の大の子供好き、猫好きの年頃の女の子である。また、かわいい女の子には目がなく、勝家に匹敵する巨乳。
新興著しい織田家との対決、勘助から聞かされた天命を動かす者との相対を欲し、上洛を決意する。自分は天命を持ちえぬ者なのか不安に思っていたが、三方ヶ原の戦い前に出会った天命を動かす者、相良良晴との邂逅、および暗殺の危機を自らの力で乗り越えたことで完全な存在になった。三方ヶ原で松平元康を破ると、勘助の待つ岐阜へ赴き、道三との戦いに臨んだ。
実の父のように慕っていた勘助の病死、上杉軍の川中島再進出や伊達政宗の関東侵攻もあって上洛戦を一時中断し、同盟国の北条家の援軍として小田原城に篭城していたが、信奈と会見を行い伊達軍を撤退させることを条件に川中島で上杉軍を抑えるという盟約を結んだ。
三方原の戦い以降、敵である自分の命を救った良晴に好意を寄せており、勘助の後釜の軍師兼武田家の種馬として良晴を勧誘している。
天岩戸開きの際に天下獲りも良晴も諦めないと宣言した信奈を人生最大の宿敵と見定めて、北条・上杉と「甲相越一和」を結ぶ。
武田 勝頼(たけだ かつより)
信玄に滅ぼされた諏訪家の娘で7歳の童女。あだ名は「四郎」。「かわいい」との理由で信玄の義妹にされた。良晴のことを気に入っている。
武田 逍遥軒(たけだ しょうようけん)
信玄の双子の妹。信玄の影武者の役割を担っている。
山本 勘助(やまもと かんすけ)
武田家の軍師たる僧形隻眼の小男。諏訪大明神の巫女の末裔である四郎を崇拝しており、彼女のお願いなら何でも聞いてしまう。宿曜道を用い人の天命を占うことができる。
川中島での失態を償うため玉砕を覚悟したが、信玄に諌められ、生き永らえた。その後、信玄の上洛戦に際して美濃で斎藤道三と対決。『啄木鳥戦法・改』を用いて道三を追い詰めるも斎藤義龍の裏切りにより失敗、単騎で道三と対峙するも直後に脳溢血を発症し、病死した。
信玄と勘助の間には親子にも等しい絆があり、信玄にとっては実の父以上に自らを理解してくれた人物でもあり、勘助にとっても信玄を天下人にすることを生き甲斐としていた。
山県 昌景(やまがた まさかげ)
武田四天王の一人。身長130cmと小柄だが、名門・山県家の当主としてのプライドが高く、気品溢れる姫武将である。
馬場 信房(ばば のぶふさ)
武田四天王の一人。身長が高くモデル並の体形をしている。「不死身の馬場」と恐れられているが、話をするのがとても遅く、非常に恥ずかしがりな性格をしている。
高坂 昌信(こうさか まさのぶ)
武田四天王の一人。農民の娘だったが、「ひまわりの花のようにかわいい」との理由で信玄の小姓に取り立てられた。軍議では「逃げましょう」としか言わないので、「逃げ弾正」と呼ばれている。
内藤 昌豊(ないとう まさとよ)
武田四天王の一人。これといった特徴がなく影が薄く、信玄には名前すら覚えられていない。そのため戦場で抜群の功績を挙げても認めてもらえない。

相模・北条家[編集]

北条 氏康(ほうじょう うじやす)
北条家の3代当主たる姫大名。小田原城を居城とする関東の雄で「相模の獅子」と呼ばれている。長い黒髪を腰まで垂らした、青白い肌の華奢な体をしている。態度は優雅、かつ傲慢。関東に独立王国を作ることを野望としており、上洛したい信玄とは利害の一致から同盟を結んでいる。ゆえに、お互いをあまり信頼していない。
胸が小さいことを気にしており[注 21]甲相駿三国同盟の際に「胸の話をしない」と約定を交わしたらしい。
戦いでは籠城策を異様なほど好み、壮大な城郭、膨大な量の兵糧、忍の張る結界、敵将の籠絡、と確実・陰険な策を弄し、撤退する敵軍を追討して大きな損害を与える。その戦法の前には上杉謙信、武田信玄の両雄ですら小田原を落とすことができなかった。
信奈を「異質な存在」として危険視し、殺そうと陰謀を張り巡らせている。また、良晴に自分の秘密(お尻の蒙古斑[注 22])を見られたことに激昂し、良晴のことも殺そうとしている。
11巻終盤の武田・上杉との「甲相越一和」では、背後を脅かす伊達家に対して単独での関東の防衛の任に当たることになる。
風魔 小太郎(ふうま こたろう)
関東最大の忍者組織「風魔」の首領。氏康の軍師的存在として策謀を練っている。黒装束に身を包んでおり、性別不明である。

本猫寺[編集]

けんにょ
猫を本尊とする新興宗教「にゃんこう宗」の総本山・本猫寺(ほんびょうじ)の当主。猫耳と猫尻尾(イミテーションではなく本物である)を身につけた小柄な少女。幼いその年齢とは裏腹に、「戦で疲れた民の心をお笑いで癒す」という固い信念を持った器の大きな教祖であり非常に聡明。人間離れした運動能力と、至近距離で鉄砲で撃たれても平気な肉体を持ち、にゃんこう宗徒には半神半人の存在として崇められている。その影響力は絶大で、毛利家や武田家にも外交ルートを持っている。
戦に明け暮れている武士や、無力な公家を全く信用しておらず、大坂・摂津の本猫寺を要塞化して籠城している。和平の使者として訪れた良晴の説得を受け織田家との戦を回避し、以降は南蛮蹴鞠に興じていたが、突然猫耳と猫尻尾が取れて普通の少女になってしまい、妹のきょうにょに本猫寺を追放される。
猫耳と尻尾が取れたと同時に超常的な力を喪い、性格もこれまでの天真爛漫から素の性格である聡明・冷静沈着に戻った一方で影が薄くなった。きょうにょを止めるため織田家に身を寄せ、織田家と本猫寺の合戦回避に奔走したが影の軍師に狙撃されたことが引き金となり大阪本猫時合戦を招いてしまう。その後、何とか一命をとりとめ旧友である孫市の本拠・雑賀荘に身をおいている。
きょうにょ
けんにょの妹。南蛮蹴鞠や漫才にうつつを抜かす姉に不満を抱いていたため、けんにょが猫神でなくなったのを機に当主の座を奪い、織田家との合戦を宣言する。しかし大阪本猫寺合戦において、孫市が戦鬼となり戦ったことにより戦の悲惨さを目の当たりにしたきょうにょを始めとするにゃんこう宗の女子門徒たちの士気はガタ落ち、戦場がいかに地獄であるかを知ることとなった。それからきょうにょは、織田家との戦を始めた責任を取り最後の決戦に臨むことを決意する。しかし、第二次木津川口の戦いで毛利軍が敗戦したことにより大阪本猫寺は全面降伏し開城することとなった。
実はけんにょと同時期にきょうにょの猫耳と猫尻尾も取れていて、半兵衛と前鬼が龍脈を絶ったことが原因とされている。
雑賀 孫市(さいか まごいち)
紀伊の鉄砲傭兵集団・雑賀衆を率いる姫武将。堅苦しい武家社会を嫌い、自由奔放な本猫寺に味方をしている。特注の火縄銃「八咫烏(やたがらす)」を振り回す豪傑だが、「自分がほれた天下一の男と結ばれるのが夢」と公言する乙女チックなところも持っている。「尻でも喰らえ」が決め台詞で、自慢の桃尻をふんどしルックで露出させている。
織田家の和睦の使者として来た良晴を気に入り自分の婿にしようとアプローチをかけており、伊達政宗に雇われた際には本猫寺の時とは違い、姫武将らしい清楚な着物姿をしており最新鋭の騎馬鉄砲隊を編成していた。
大阪本猫寺合戦では、戦鬼へと変貌し織田軍の武将の首を100間の間隔から撃ち落していくという御業を示し、織田軍・本猫寺軍共に震撼させた。孫市は今だかつて一発で討ち損じた経験がなかったが、信奈との南蛮蹴鞠対決の思い出などから彼女を一発で討つことができず躊躇した孫市も負傷して合戦は終了した。織田・本猫寺の停戦期間が切れると信奈との決着を望み、雑賀水軍を率いて堺を奇襲するも待ち構えていた織田軍の「鉄甲船」に完敗し、またもや信奈を打ち損じることとなる。これらを期に孫市は、信奈を討ち真の自由を手に入れるため織田家と戦っていくことを決意する。
下間 乱亭(しもつま ランディ
銀髪碧眼の大柄な少女。かつてはドミヌス会の修道女でフロイスとも面識があったが、けんにょの漫才を見て「笑いの素晴らしさ」を思い出し、にゃんこう宗に改宗した。
下間 掛布(しもつま かけふ
本猫寺の外交を担当する小柄な少女。話が長い上にあちらこちらに逸れてしまうため、交渉が先に進まない。

安芸・毛利家[編集]

小早川 隆景(こばやかわ たかかげ)
毛利元就の双子の娘で「毛利両川」の妹。歳は、詳しくは不明だが子供を産める歳にはなっているらしい。「明智(めいち)の将」と称される頭脳派で弓の達人。常に冷静で表情に乏しい。姉の元春と違い、元就の遺言を尊重しており、毛利は天下人の器を見定める役目と考えており、信奈が天下人たるかを見極めようとしている。
播磨での織田軍との戦いではあと一歩の所で勝利を逃したことから、村上水軍を動員して厳島の戦いの如く、乾坤一擲の作戦として信奈の裏をかき第一次木津川口の戦いで九鬼水軍を壊滅させ、信奈を追い詰める。
第二次木津川口の戦いでは、良晴の知識を基に織田軍の「鉄甲船団」旗艦の「鬼宿丸」を圧倒するが、半兵衛に策の裏を掻かれ村上水軍は大敗を喫する。しかしその後、毛利軍の敗戦を事前に予想していた宇喜多水軍に救助される。
記憶を失くしてしまった良晴を介抱してからは、彼の人間性を兄の隆元と重ね次第に彼に惹かれていくようになる。いつか良晴が記憶を取り戻し自分から離れていってしまうことを恐れて、彼に対して「そばにいてほしい」、「自分を置いていかないでほしい」などと告げている。また良晴自身、村上武吉より聞かされた、隆元が殺された後の隆景の錯乱騒動より、彼女から自分が離れてしまえば彼女は心の不安や弱さから壊れてしまうのではないかということを危惧し始める。しかし心ならず、良晴は記憶を取り戻してしまう。それでも良晴を織田家に返すため自分の想いを押し殺し、「自分の兄は浮気癖などなかった」という名目を理由に良晴を遠ざけ織田家に返す(武吉曰く、これを期に「兄離れ」が出来たという)。良晴が織田家に戻った後は、良晴を奪回するため織田家と戦っていく...
言葉遣いの荒い元春を窘めるツッコミ役である。
吉川 元春(きっかわ もとはる)
毛利元就の双子の娘で「毛利両川」の姉。「豪勇の将」と称される武闘派で居合の達人。脇差「姫切」を常に持ち歩いている。
気が短く安芸言葉で話すため、相手に恐がられることが多い。妹・隆景と間違えられないように「毛利上等」と書かれた鉢巻きを巻いている。
「天下を狙うな」という元就の遺言に不満を持っており、義昭の幕府再興を名目に天下を取ろうと企んでいる。
妹の隆景のことは大変大事に思っており隆景の恋を応援する一方で、元春自身は天下一の女たらしである良晴のことは快く思っていない、否、不快に思っている。
太平記』、『平家物語』といった恋物語にふける趣味があり、平家物語の続きを勝手に書いてにやにやする悪癖があり、隆景に「腐った女子のような趣味」と苦言を呈されている。現実の男には一切興味が無く、汚らわしいものとして認識している(兄の隆元を除く)。
毛利 輝元(もうり てるもと)
毛利家の三代目当主。まだ赤子のため、伯母にあたる元春・隆景の補佐を受けている。
毛利 隆元(もうり たかもと)
毛利家の二代目当主で元就の長男、両川姉妹の兄にあたる。故人。濃すぎる父や妹とは似ても似つかぬ地味で影の薄い存在。両川姉妹には「穀潰し」「無能」と散々に言われていた。
戦も下手、謀略の才能もからっきしという凡庸な将と思われていたが、妹達への愛情と人徳、そして比類なき男気という美徳があり厳島の戦い前には策謀家故に商人や周辺勢力から信用を失っていた元就に代わり、商人達から借銭し、更に村上武吉との会談で「『賭け』の儀式」を強要され窮地に陥った妹達を助け出すなど、武吉をして「天下人の器」と認めるほどであった。
上記の一件を機に兄妹仲も良好となり家族一丸で厳島の戦いで陶軍を破った後、奪った領国を上手く経営し、人々からは信義に厚い将と賞賛された。しかし最期はその人徳が仇となり、尼子方と内通した家臣に毒殺されてしまい、家族の中でも特に隆景の錯乱ぶりは後に毛利家の黒歴史になるほど凄まじいものであったらしい。
毛利 元就(もうり もとなり)
毛利家の初代当主で、隆元・両川姉妹の父。故人。小さな国人領主であった毛利家を安芸の大名にまでのしあげたが、数多くの権謀算術を用いたことから「中国最悪の謀将」「謀神」とも呼ばれている。
老境に入ったが、陶・尼子という二大勢力に挟まれている事情もあって隠居も出来ず、家中では頼りない隆元、両川姉妹の仲の悪さに日々頭を悩ませており三人に「三本の矢」の話を聞かせるが、元春によってあっけなく折られ元就の企みは散った。
村上 武吉(むらかみ たけよし)
戦国最強と謳われる村上水軍の首領。全身赤銅のように日焼けした弁慶似の大男で記憶を喪っていた良晴はプロレスラーと勘違いしてた。毛利元就の代から毛利家に仕えているが、元々は海賊であるため純粋な主従関係はない。
人情に溢れる人物で、勇敢な人物(『賭け』の儀式を突破した者)や男の鑑となるような男気を持つ人物には手厚く義理堅い。しかしごつい外見にそぐわず純情で色恋には疎い。亡き毛利隆元とは義兄弟の契りを交わした間柄で隆元が死去した後は兄代わりとして両川姉妹を見守っている。
宇喜多 直家(うきた なおいえ)
40歳手前の男性。敵対する国人豪族を暗殺して勢力を拡大し、備前美作50万石の大名に成り上がった。
刀の代わりに南蛮の短筒を持ち歩いており、武将の暗殺に用いている。「姫武将殺し」のあだ名を持ち、姫武将や武将の奥方を籠絡し、野心の道具として利用してきたため評判はかなり悪いが、「女子供は殺さない」という美学を持っている。
生き残るため毛利家に臣従しているが両川には全く信用されておらず、忠誠心を図るため播磨攻略を命じられ良晴たちと戦う。捕らえた官兵衛を救出しに来た前鬼を消滅させるも良晴と対決した際に落馬、その際に腰を負傷したこともあって暫く戦線離脱する。
毛利方として記憶を喪った良晴と再会した際には、療養中に秀家に献身的な介護を受けていたようで露璃魂を発症して両川姉妹や義昭から不気味がられていた。記憶を喪った良晴を敵視していたが隆景らの手前、手を出すことも出来ず逆に元春に罵られる仲間として彼を受け入れている。暫くは織田にも毛利にもつかず日和見に徹する意向だが、様々な姫武将と恋沙汰が流れる良晴を「自分以上の姫武将殺し」と評価する一方、良晴に入れ込む信奈・光秀・義元が織田家崩壊の鍵である事にも気付いている。
宇喜多 秀家(うきた ひでいえ)
直家の娘。「家臣や領民に慕われる領主になって欲しい」との直家の願いにより、キリスト教の英才教育を受けキリシタンになる。その影響か、気品に満ちた純朴な少女に育ち、父のやり方に胸を痛めている。
お守り役の弥九郎と共に、官兵衛の脱出の手引をしていた折に良晴と出会う。その際に直家を改心させるために良晴に一芝居打ってもらったことから恩義を感じている。
小西 弥九郎(こにし やくろう)
宇喜多家臣の少女。キリシタンであり、「アゴスチノ」の洗礼名を名乗る。
堺の商人・小西ジョウチンの娘だが、堺でトラブルを起こし、備前に流れた所を直家に召し抱えられ、秀家のお守り役に抜擢される。

足利将軍家[編集]

足利 義昭(あしかが よしあき)
将軍・足利義輝の妹。義元がそのまま子供になったような性格をしている。
松永久秀の謀反に遭い、兄とともにへ亡命したが、兄から将軍職を譲り受け、足利幕府再興を目指し帰国。通称「お手紙将軍」で、現在は毛利家に身を寄せ、武田・上杉を始め全国の武将に信奈討伐の書状をばら撒いている。
良晴とは毛利軍の陣中で初対面しており、記憶を喪っているとはいえ鹿之助を拿捕した手柄もあり懐いている。後に身分のない良晴との関係に悩む隆景に無邪気に「良晴を自身の義兄にする」という案を出すが、嫉妬した隆景に即座に拒絶された。
足利 義輝(あしかが よしてる)
征夷大将軍。松永久秀の謀反に遭い、妹・義昭とともに明へ亡命。同地で剣術修行に入り浸っている。

出羽・最上家[編集]

最上 義光(もがみ よしあき)
出羽の大名。筋骨隆々の大男で知勇兼備の一方で暴虐な人格から「出羽の狐」と呼ばれる。家中で独裁体制を築くために父親や弟たち一族と抗争を繰り広げ、越後の上杉家とも小競り合いを起こすなど野心を見せるも妹の義姫だけは溺愛しており義姫の事となると常軌を逸した行動を取る。
実際は幼少時から義姫の事を溺愛していた義光は英雄になると嘱望されていた義姫に家督を譲るつもりでいたが、義姫が南蛮商人との間に子を宿したことで一族から命を狙われることとなり、義姫を守る一心で一族と抗争を繰り広げた。そのような経緯があったことから義姫が最上家から去る原因となり、義姫が英雄と信じる政宗を敵視(嫉妬)している。

越後・上杉家[編集]

上杉 謙信(うえすぎ けんしん)
関東管領職の上杉家の名跡を継ぐ越後の姫大名。齢は17〜18歳で真紅の瞳に白銀の髪、そしてアルビノという日本人離れした容姿を持つ。
アルビノ故に日光を苦手としており、普段は毘沙門堂に篭っているが、いざ合戦になると神懸り的な直観力を発揮して武田信玄と並ぶ戦国最強と呼び声高い。何よりも義の戦を重んじており、当初は武田信玄と川中島の戦いを繰り広げていたが、織田家が武田、浅井・朝倉軍に挟撃されると面識もない織田家の援護を行うも、浅井・朝倉軍が劣勢になると逆に織田家と一戦を交えようとしたり、最上義光に暗殺されそうになっていた伊達政宗の護衛に直江兼続を派遣するなど常に弱者の味方となっている。
初登場は外伝『邪気眼竜政宗』であったが、天岩戸開きの際に自身の人生観とは正反対に天下獲りも良晴も諦めないと宣言した信奈を欲深き者と断罪。「人生最大にして最後の仇敵」と定め、11巻にて宿敵であった武田・北条との「甲相越一和」を結び、京にて織田家に宣戦布告した。
毘沙門天の化身と信じるが故に生涯不犯を誓い、自身の余命が僅かであることを悟っており今は信奈と共に昇天することを望んでいる。
直江 兼続(なおえ かねつぐ)
上杉家の重臣で齢12〜13歳頃の姫武将。出自は戦災孤児であったが、上杉謙信にその才気を見出され、小姓から破格の出世を遂げ、名門・直江家の名跡を継いだ知勇兼備の将。
謙信に命じられ、最上義光の暗殺に危機に晒されていた伊達政宗の護衛とその才覚を見極めるために伊達家に派遣されたが、実直で純粋な兼継とは反対に中二病を発症して捻くれ者の政宗とは喧嘩友達のような関係になる。輝宗が畠山某に人質にされると義を掲げ、輝宗を救出するも政宗が奥州を席巻し始めると、奥州の秩序を守るため、南奥州連合軍の軍師となり政宗と対峙する。
伊達家に居候していた際に異性(と思い込んでいる)として片倉小十郎に好意を抱き、また政宗の義妹・愛姫の魅力に骨抜きにされてしまい自身の妹にしたがっている。
越後に帰還した際には小十郎への想いと愛姫から一字をとり、『愛』という字を前立にあしらった兜を着用するようになった。

比叡山延暦寺[編集]

覚恕(かくじょ)
姫巫女の兄で天台座主。実権は豪盛らが握っており、お飾りの存在である。
織田軍の比叡山攻めの際は甲斐を訪れており、信玄の上洛軍の大義名分に利用される。
正覚院 豪盛(しょうかくいん ごうせい)
声 - 宮下栄治
延暦寺の僧兵を束ねる首領。僧でありながら酒を飲み、肉を食べる典型的な破戒僧。姫武将を忌み嫌っていたため浅井・朝倉連合に与し、織田軍と戦う。
不利になれば女人禁制の比叡山に逃げ込んだり、和睦の席で騙し討ちしようとするなど、勝つためには手段を選ばない。
その考え方と卑劣さゆえに信奈に降伏した際、逆鱗に触れた信奈や織田家臣団に加え、今川義元からも集団で足蹴にされ、そこをフロイスに救われたため、フロイスを「観音菩薩様の生まれ変わり」として崇める。
その後は織田陣営に付き坂本城の警備を任されるが、同時にフロイスを観音菩薩として象った像を複数作って布教させようとする。
アニメ版では破戒僧ではなく、南蛮人を日本から追い出す名目で近衛達と手を組むが最終話で袂を分かつ。

その他の大名・武将[編集]

影の軍師(かげのぐんし)
織田家崩壊のために暗躍する謎の人物。当初は信奈を亡き者にしようとする近衛前久に雇われ、軍師を務めていた。しかしその危険性から前久にも追放されることになったが、その際に軍資金を強奪して行方をくらませる。以降も信奈を付け狙っており、信奈と良晴の捏造した醜聞を世間にばら撒き織田家を窮地に追い詰める。
前久曰く「名門の血筋をひきながら、性格は猛獣の如く凶悪、その武威は人外化生、知恵深く奸悪」と評しており、いざとなれば姫巫女すらも弑逆しかねないと語っている。
六角 承禎(ろっかく じょうてい)
佐々木源氏の末裔たる南近江の大名。北近江の浅井家から、幼い長政を人質として差し出させていた。女であれば年端のいかない少女でさえ手を出す男で、長政曰く「歪み切った好色漢」。
信奈の上洛軍の攻勢を受け、居城・観音寺城を捨て甲賀に逃亡、織田信奈包囲網に参加し、度々信奈を苦しめる。「弓の名手」としての一面もあり、大阪本猫寺合戦の際には「影の軍師」の指示に従い、けんにょ・信奈を狙撃し間接的に良晴の記憶喪失を招いた。
朽木 元綱(くつき もとつな)
近江朽木城城主。あだ名は「信濃守」。越前から撤退する信奈を討ち取ろうとしたが、交渉に赴いた久秀に毒を盛られ、精神を破壊され傀儡になる。
別所(べっしょ)
三木城城主で播磨の名門豪族。
格下の官兵衛が自分たちに命令することに反感を抱いていたが、良晴の一喝により考えを改め、妹を人質として差し出し臣従した。その後、宇喜多直家に籠絡された妻によって城を追放された。
別所 節子(べっしょ せつこ)
別所某の妹。良晴の下へ人質に出されることになっていた。

その他の勢力[編集]

やまと御所[編集]

姫巫女(ひみこ)
声 - 諸星すみれ
本作の日本において神代の時代から続く朝廷・やまと御所の主。禿髪に巫女装束の幼い女の子。触れた相手の心の中を見通す神通力の持ち主。
大変利発で、公家たちの本質や戦乱の原因も見ぬいており、信奈にキリスト教の布教を許すなどリベラルな面もある。良晴が未来から来た人間だと理解しており、「戦乱の世を終わらせる可能性を持つ男」だと良晴を信頼している。
なお「姫巫女」とは個人名ではなく、代々受け継がれる敬称であり、史実の天皇とほぼ符合する存在[注 23]
近衛 前久(このえ さきひさ)
声 - 荻野晴朗
藤原家の氏長者五摂家のトップ)で関白。30代の男性で、お歯黒白塗り顔といったステレオタイプな公家ルック。野心家でやまと御所の実権を握る実力者。信奈の革新的思想を理解出来ず、彼女を亡き者にしようと津田宗及や土御門久脩、影の軍師らと結託して織田信奈包囲網を形成するなど、数々の陰謀を張り巡らす。
しかし、久秀やけんにょの進言によりその陰謀が信奈の知るところとなり、包囲されついに信奈の器量を認め降伏を宣言する。その後も、信奈が良晴を伴侶に迎え入れるために良晴を養子にして関白の位を譲るよう無理難題を押し付けられたりしたことから依然として信奈を毛嫌いしていたが、本猫寺との合戦前に信奈がいずれ来る南蛮の脅威に立ち向かおうとしている姿勢を目の当たりにし、考えを改めて信奈に謝罪する。大阪本猫寺合戦では親織田方として奔走し、姫巫女からの綸旨をでっちあげ、和睦勧告により絶体絶命の織田家を救った。
外見に反して運動神経抜群で、初対面の良晴の顔面にオーバーヘッドキックで蹴鞠を叩き込む大技を披露した。
アニメ版では朝倉義景や正覚院豪盛等と手を組んで陰謀を巡らすが、最終話で比叡山に火を放ったことで彼等と袂を分かち、最期は信奈に討たれて自ら放った炎に消えた。
土御門 久脩(つちみかど ひさなが)
陰陽師宗家たる土御門家の当主である10歳の少年。プライドが高く、半兵衛に対抗心を燃やし、浅井・朝倉連合に与し、信奈たちの前に立ちはだかる。子供故の無邪気さから、人を殺すことに何の躊躇いも無い。
浅井・朝倉連合が滅びた後は、近衛前久の元に身を寄せている。アニメ版では登場しない。

ドミヌス会[編集]

ルイズ・フロイス
声 - 佐藤利奈
ドミヌス会に所属する宣教師。金髪巨乳の女の子でポルトガル人。堺の町の南蛮寺で布教活動を行っている。梵天丸の良き理解者である。
住民や信者たちから慕われる優しい人柄だが、良晴たちのピンチに甲冑を身につけ駆けつける行動力も持つ。
オルガンティノ
ドミヌス会に所属する宣教師で10代後半のイタリア人。フロイスの後輩。船が暴風雨で難破したため伊勢イスパニア島に漂着した。
ジョバンナ・ロルテス
イタリア貴族の娘で聖ヨハネ騎士団に所属する騎士。15歳で赤髪碧眼の美少女。戦闘では騎士道精神に則った正々堂々とした戦いを好む。九鬼水軍に居候しており戦闘時以外は、ひたすら食べるか、眠っている。
実は日本に来る前はマルタ包囲戦オスマン帝国相手に戦い抜いた過去があり、その時に長く厳しい飢餓状態を経験したことで空腹に怯えるようになり、人の十倍食べるようになってしまった。木津川口の戦いに敗れた信奈に、コンスタンティノープル包囲戦を語り、自身が持ち込んでいた「フランキ砲」を供与して鉄甲船建造に協力した。
ガスパール・カブラル
ドミヌス会の新ジパング支部長。「日本の歴史を改変」するため来日する。

堺衆[編集]

今井 宗久(いまい そうきゅう)
声 - 前野智昭
堺の大店・納屋の主人にして茶人。片眼鏡をかけた大柄な壮年の男性(初見の良晴はドイツ人の将軍を連想した)。
信奈とその父・信秀とは旧知の間柄で、織田軍に鉄砲を納入する取引相手でもある。たこ焼きを発案、独占販売して利益を得ていた。後に良晴開発の揚げたこ焼きの権利を得、独占販売する。
津田 宗及(つだ そうきゅう)
声 - 山本兼平
堺の大店・天王寺屋の主人で会合衆代表の座を巡って宗久と争っている。線が細く青白い顔をしている。
裏工作に長けており、堺の独立を守るために近衛前久と組み、信奈の追い落としを図る
千利休(せん の りきゅう)
ゴスロリの黒装束に身を包む少女。キリシタン[注 24])でありながら名茶人で、茶の湯にキリシタン様式を取り入れた新しい茶の湯を形成する。錬金術を会得しており、茶から金を錬成出来る他、信奈を急襲した鬼(朝倉義景)を一蹴する術も持っている。黒田官兵衛とは師弟関係の仲でその縁もあって現在は織田家に身を寄せている。
愛らしいアニメ声をしているが、魔術師系のキャラを演じるため無口を貫いている。そのため「口を動かさずに相手に考えていることを伝える」という特技を持っている。

その他の人物(戦国世界)[編集]

木下 藤吉郎(きのした とうきちろう)
声 - 田坂浩樹 / 塩屋翼
今川軍の足軽。戦場へタイムスリップしてきた良晴を救い意気投合。2人で織田家へ仕官しようとするが、その直後あえなく討死する。
杉谷 善住坊(すぎたに ぜんじゅうぼう)
声 - 浜田賢二
甲賀の忍びで鉄砲による暗殺を得意としている。殺しが何よりも好きな殺人狂であり、金を貰えば誰でも殺す。ある人物たちに雇われ信奈、次いで信玄の命を狙うも生き延びており、その後は戦況を見つめる僧となり義龍の最後を見守った。
曲直瀬 ベルショール(まなせ ベルショール)
60歳を過ぎた仙人風の男性で、足利将軍のお抱え医を務めたこともある名医。腕は確かだが、スケベなのが玉に瑕。本来は東洋医だったが南蛮医術にも通じている。松永久秀とは浅からぬ縁がある。
「ベルショール」とはルイズに洗礼を受けた時の洗礼名であり、本名は「道三」。
芦屋 道海(あしや どうかい)
蘆屋道満の子孫で「英賀のおばば」と呼ばれる陰陽師。長寿の薬で延命しているため、かなりの高齢(100歳や200歳ではきかないらしい)。
官兵衛の師匠であり、官兵衛を救出しようとする良晴に協力する。
果心 居士(かしん こじ)
京に現れた講釈師。その正体は、蘭奢待の効能により仙千代の身体に魂を移し替えた久秀。

その他の人物(現在世界)[編集]

良晴の父(よしはるのちち)
良晴の実父。本名不明。職業は建築家で、海外でテナントビルの建築等を手掛けている。過去にSF小説を書いていたらしいが、あまりに突拍子もない内容ばかりだったためデビューできなかったという黒歴史を持つ。
海外の各地に愛人がいて、世界規模のハーレムを作っているという噂がある。本人は否定してるが怪しい。
また、良晴の人間性は父親譲りのようで、息子にも自分と同じ熱い血潮が流れていることを理解してるようである。
良晴の母(よしはるのはは)
良晴の実母。本名不明。職業不明。夫とは非常に仲睦まじい夫婦であるが、夫の世界規模ハーレムの噂を疑っており話があがると包丁を研ぎ出すらしい。それでも、そんな夫婦漫才は良晴曰く「いちゃいちゃリア充夫婦」らしい。

アニメ版オリジナルキャラクター[編集]

池田 恒興(いけだ つねおき)
声 - 日岡なつみ
信奈の馬廻り。ポニーテールの少女。主に信奈への伝令役や取次ぎとして活動している。
佐々 成政(さっさ なりまさ)
声 - 荻野永梨奈
信奈の馬廻り。短髪の少女。主に信奈への伝令役として活動している。
林 通勝(はやし みちかつ) / 佐久間 信盛(さくま のぶもり)
声 - 岩瀬周平(林) / 松本忍(佐久間)
信勝(信澄)の家臣。男性。かつては信勝と共に信奈への謀反に加わったが、信奈に許された。
寄木の半七(よせぎのはんしち) / 八剣 六郎太(やつるぎ ろくろうた)
声 - 杉崎亮(寄木) / 相馬 康一(八剣)
川並衆。前野長康らと共に五右衛門や良晴を盛り立てる。共に金ヶ崎の撤退戦で良晴を庇って戦死する。
富塚 元繁(とみづか もとしげ) / 岡崎 忠実(おかざき ただざね)
声 - 松本忍(富塚) / 岩瀬周平(岡崎)
今川義元の家臣。男性。タイムスリップ直後の良晴を襲った武将。桶狭間の戦いでは旗本衆として義元の側に控えた。
堀田 道空(ほった どうくう)
斎藤道三の家臣。男性。長良川の戦いでは最後まで道三に従うが、脱出の途中に義龍軍の攻撃を受けて戦死する。
赤尾 清綱(あかお きよつな) / 雨森 弥兵衛(あめのもり やへえ)
声 - 岩瀬周平(赤尾) / 赤羽根健治(雨森)
浅井長政の家臣。男性。長政と共に尾張を訪れる。後に浅井久政が織田家との手切れを決めると、そのクーデターに従う。
長井 隼人正(ながい はやとのかみ) / 岸 勘解由(きし かげゆ) / 多治見 修理(たじみ しゅり)
声 - 相馬康一(長井) / 杉崎亮(岸) / 岩瀬周平(多治見)
斎藤義龍の家臣。男性。若手の足軽大将だが、美濃三人衆を軽んじる義龍には信用されている。美濃三人衆に代わって重臣に成り上がることを期待されていたが、戦には敗れた。
三好 長逸(みよし ながゆき) / 三好 政康(みよし まさやす)
声 - 岩瀬周平(長逸) / 山本兼平(政康)
信奈が上洛する以前に京で勢力を持っていた三好家の重臣・三好三人衆。男性。同じく三好家臣の松永久秀とともに織田家に対抗するが、摂津での戦いに敗北し四国へと後退する。
お牧の方(おまきのかた)
声 - まつだ志緒理
光秀の母。早くに夫を亡くし、女手一つで光秀を育て上げた。現在は病に臥せっているようだが、光秀からはよく孝心を持たれている。
溝尾 庄兵衛(みぞお しょうべえ)
声 - 岩瀬周平
織田信奈の家臣。男性。清水寺残留を命じられた明智光秀に従う。
真柄 直隆(まがら なおたか) / 真柄 直澄(まがら なおずみ)
声 - 小松未可子(直隆) / 高森奈津美(直澄)
朝倉義景の家臣。女性。大剣を振るう猛将姉妹として知られ、朝倉・浅井両軍の挟撃を受けて越前から撤退する織田軍を追撃する。比叡山の戦いでも奮戦するも、勝家の活躍で敗北し捕えられる。
朝倉 景健(あさくら かげたけ)
声 - 荻野晴男
朝倉義景の家臣。男性。側近として義景らとともに比叡山へ籠もる。

漫画版[編集]

織田信奈の野望
『月刊コンプエース』で2011年9月号から連載開始。作画は青刃時雨
原作本編に沿ったストーリーとなっている。
織田信奈の野望 ひめさまといっしょ
『エイジプレミアム』で2011年Vol.1から2012年11月号(Vol.15)まで連載された。作画はみなづきふたご
原作を題材としたスピンオフ作品で、「ドキッ!美少女だらけの戦国時代」と銘打ち[5]、信奈ら姫武将たちの日常をコミカルに描いている。

ドラマCD[編集]

2010年1月22日、HOBiRECORDSより発売(2009年末開催のコミックマーケット77で先行販売)。小説1巻を元に構成されているが、エピソードの一部が省略されているため、小説を読んでいないとわかりづらい部分がある。ボーナストラックとして担当声優のコメントが収録されている。

また、ドラマCD化を記念し、2009年12月9日より期間限定のWebラジオ『皆口裕子の野望』が配信された。

スタッフ
  • 原作・監修 - 春日みかげ
  • ジャケットイラスト - みやま零
  • 構成・脚本 - 白瀧由裕
  • 制作・発売 - ホビボックス

その他[編集]

  • 2巻以降ではアニメイト限定版が発売された。内容は通常版と同様だがカバー表紙絵が異なっており、アニメイトの店舗およびネット通販にて購入できた(現在はいずれも品切れ)。
  • 各巻の執筆時に春日みかげは舞台となる古戦場の取材を行っていて、後書きやイラスト担当・みやま零のブログにそのことへの言及がある。本作中には丁寧な地理描写が登場し、取材成果の一端が伺える。
  • 2011年2月20日付読売新聞の書評欄において本書が紹介された。同欄内のコラム「本のソムリエ」で「気分転換に(おすすめの)非現実的な本を紹介して欲しい」という高校2年生の質問に対し、回答者の山田真哉は「非現実的かつ勉強の世界にも通じる小説」として本書と野村美月「文学少女と死にたがりの道化」を推薦している。

既刊一覧[編集]

原作[編集]

既刊11冊(2014年4月25日現在)

ソフトバンククリエイティブGA文庫

富士見書房富士見ファンタジア文庫

漫画[編集]

織田信奈の野望
角川書店〈カドカワコミックス・エース〉、既刊3冊(2013年1月24日現在)
  1. 2012年2月24日初版 ISBN 978-4-04-120135-0
  2. 2012年7月6日初版 ISBN 978-4-04-120341-5
  3. 2013年1月24日初版 ISBN 978-4-04-120595-2
織田信奈の野望 ひめさまといっしょ
富士見書房〈ドラゴンコミックスエイジ〉、既刊2冊(2012年7月6日現在)
  1. 2012年3月8日初版 ISBN 978-4-04-712786-9
  2. 2012年7月6日初版 ISBN 978-4-04-712815-6

テレビアニメ[編集]

2012年7月から9月にかけてテレビ東京AT-Xほかにて放送された。全12話。最終回の翌週には総集編が放送された。

監督の熊澤祐嗣はアニメーション制作を担当するマッドハウスの過去作品に参加していた流れで声をかけられた[7]ことから、キャラクターデザイン・総作画監督の高品有桂は同じくStudio五組の社長に誘われてオーディションに参加した[8]ことから、それぞれ起用された。

原作との相違点[編集]

基本的には原作小説のストーリーに沿って作られており、主となる事件・イベントなどは順当に消化している。ただし、該当する事件・イベントの進行の細部・登場人物の設定が大幅に変更が加えられている箇所もある。特に最後のエピソードとなる金ヶ崎から比叡山にかけての戦いは、原作のストーリーの大筋を踏襲しつつも主人公たちと対決する敵側の人物が原作とは異なるなど、アニメオリジナル色が強いエピソードとなっている。

また、池田恒興や佐々成政などのアニメオリジナルキャラクター(いずれも実在の人物をモデルにしているが)が多く登場するのも特徴である。

スタッフ[編集]

  • 原作 - 春日みかげ(GA文庫 / ソフトバンククリエイティブ
  • キャラクター原案 - みやま零
  • 企画 - 福場一義、柴田維、吉尾太一、山田昇、武智恒雄、八田紳作、柴田知典
  • 監督 - 熊澤祐嗣
  • シリーズ構成・脚本 - 鈴木雅詞
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 高品有桂
  • サブキャラクターデザイン - 吉川真一
  • 総作画監督 - 宮前真一
  • 美術監督 - 小田理恵
  • 色彩設計 - 大野春恵
  • 撮影監督 - 川下裕樹
  • 編集 - 木村佳史子
  • 音楽 - 高梨康治
  • 音楽制作 - ポニーキャニオン
  • 音響監督 - 本山哲
  • プロデューサー - 石原良一、立崎孝史、宮崎誠司、田中利明
  • アニメーションプロデューサー - 橋本健太郎
  • アニメーション制作 - Studio五組×マッドハウス
  • 製作 - 織田信奈の野望製作委員会
  • ナレーション - 光明寺敬子

主題歌[編集]

オープニングテーマ「Link
作詞 - 深青結希 / 作曲 - 若林充 / 編曲 - 草野よしひろ / 歌 - 愛美
エンディングテーマ「ヒカリ」
作詞 - 深青結希 / 作曲 - 若林充 / 編曲 - 佐藤準 / 歌 - みずたまきの

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督 原作収録巻
第一回 信奈とサル 熊澤祐嗣 熊澤祐嗣
雪村愛
高品有桂
吉川真一
高品有桂 1巻
第二回 織田家、お家騒動 数井浩子 津田義三 服部憲知
秋田英人
高品有桂
宮前真一
第三回 美濃動乱 熊澤祐嗣 阿部雅司 小畑賢
第四回 風雲!桶狭間! 熊澤祐嗣
村岡朋美
村岡朋美 小嶋慶祐
第五回 天才軍師調略 香月邦夫 上田繁 日下岳史
赤尾良太郎
2巻
第六回 墨俣一夜城 天衝 岩崎太郎 高炅楠
第七回 信奈上洛 数井浩子 清水明 服部憲知
秋田英人
高品有桂
宮前真一
吉川真一
3巻
第八回 黄金の自由都市・堺 大原実 久保山英一 小畑賢
市野まりあ
谷圭司
高品有桂
宮前真一
第九回 清水寺攻防 伊藤尚往 村岡朋美 小嶋慶祐
金容植
山崎輝彦
高品有桂
宮前真一
吉川真一
第十回 信奈絶体絶命 大原実 布施康之 須永正博
岡田正和
藤本真由
原修一
4巻
第十一回 金ヶ崎の退き口 雪村愛 高炅楠 高品有桂
宮前真一
最終回 天下布武 熊澤祐嗣 宮前真一
吉川真一
高品有桂 オリジナル

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
関東広域圏 テレビ東京 2012年7月8日 - 9月23日 日曜 25:05 - 25:35 テレビ東京系列
日本全域 AT-X 2012年7月9日 - 9月24日 月曜 8:30 - 9:00 CS放送 リピート放送あり
韓国全域 ANIPLUS 2012年7月10日 - 9月25日 火曜 24:30 - 25:00 CS放送
ネット配信
リピート放送あり
韓国語字幕あり
愛知県 テレビ愛知 火曜 26:30 - 27:00 テレビ東京系列
大阪府 テレビ大阪 2012年7月14日 - 9月29日 土曜 26:25 - 26:55

Webラジオ[編集]

伊藤かな恵・矢作紗友里のデアルカラジオ』は、2012年6月19日から10月30日までHiBiKi Radio Stationで配信されていたラジオ番組。毎週火曜日更新[9]

パーソナリティ
ゲスト
  • #3(2012年7月3日) - 福圓美里(前田犬千代 役)
  • #4(2012年7月10日) - 江口拓也(相良良晴 役)
  • #5(2012年7月17日) - 愛美
  • #7(2012年7月31日) - 北方奈月(ねね 役)
  • #9(2012年8月14日) - 松嵜麗(丹羽長秀 役)
  • #11(2012年8月28日) - 小倉唯(竹中半兵衛 役)
  • #13(2012年9月11日) - 熊澤祐嗣監督
  • #14(2012年9月18日) - 金田朋子(蜂須賀五右衛門 役)
  • #16(2012年10月2日) - 生天目仁美(柴田勝家 役)
  • #18(2012年10月16日) - 三森すずこ(松平元康 役)
関連CD
  • 織田信奈の野望 伊藤かな恵・矢作紗友里のデアルカラジオ ラジオCD vol.1(2012年8月29日発売)

関連商品[編集]

BD / DVD[編集]

巻数 発売日 収録話 規格品番 特典
BD DVD
1 2012年9月5日 第一回、第二回 PCXG-50171 PCBG-51571 ドラマCD「激闘、スイカ割り」
2 2012年10月3日 第三回、第四回 PCXG-50172 PCBG-51572
3 2012年11月7日 第五回、第六回 PCXG-50173 PCBG-51573 ドラマCD「戦国混浴露天風呂の惨劇 湯の中に隠された秘密 欲望渦巻く温泉に血の花が咲いた!」
4 2012年12月5日 第七回、第八回 PCXG-50174 PCBG-51574 「戦国群雄シリーズ(4)拡大号」、コミック(「織田信奈の野望〜出張編〜」、
「織田信奈の野望 ひめさまといっしょ〜特別版!その2〜」)
5 2013年1月9日 第九回、第十回 PCXG-50175 PCBG-51575 「戦国群雄シリーズ(5)」ドラマCD「『マツタケのベタで危険な香り』」
6 2013年3月1日 第十一回、最終回 PCXG-50176 PCBG-51576 「戦国群雄シリーズ(6)拡大号」、コミック(「織田信奈の野望〜出張編〜」、
「織田信奈の野望 ひめさまといっしょ〜特別版!その3〜」)
総集編 2013年4月17日 総集編 PCXG-50177 PCBG-51577
BOX 2014年9月17日予定 全十二回 + 総集編 PCXG-60059

CD[編集]

発売日 タイトル 規格品番
2012年9月5日 織田信奈の野望 歌姫01 Music of the different world 織田信奈/蜂須賀五右衛門 PCCG-70151
織田信奈の野望 歌姫02 Music of the different world 前田犬千代/柴田勝家 PCCG-70152
織田信奈の野望 歌姫03 Music of the different world 明智光秀/丹羽長秀 PCCG-70153
2012年9月19日 織田信奈の野望 歌姫04 Music of the different world 竹中半兵衛/梵天丸 PCCG-70154
織田信奈の野望 歌姫05 Music of the different world ルイズ・フロイス/松平元康 PCCG-70155
2012年10月17日 織田信奈の野望 オリジナルサウンドトラックアルバム PCCG-01300

ソーシャルゲーム[編集]

GREE用ソーシャルゲームとして2012年8月31日配信開始。サービス提供はインデックス。ユーザー登録は10万人を突破した[10]

コラボレーション[編集]

  • 2012年7月24日より8月23日までパセラリゾーツの新宿靖国通り店・横浜関内店・御茶ノ水店・秋葉原昭和通り店でコラボメニューが注文できた。また8月11日より9月10日まで秋葉原昭和通り店でコラボルームが用意された。
  • 2013年2月15日よりBIGLOBEのカードコレクションゲーム『嫁コレ』にてキャラクターのボイスを撮りおろし収録したアプリが配信された。最終的には織田信奈、蜂須賀五右衛門、丹羽長秀、柴田勝家、竹中半兵衛の5名分が利用できた。
  • 2013年9月28日よりコナミデジタルエンタテインメントの音楽シミュレーションタイトル『REFLEC BEAT plus』で楽曲4曲が収録された「織田信奈の野望 PACK」が配信された。
  • 2014年4月10日より4月30日までポケラボのリアルタイム戦国バトル『戦乱のサムライキングダム』でゲーム内コラボレーションを実施。キャラクターが敵将となって登場し、また「信奈のレアガチャ」「織田信奈の野望 天下布武ガチャ」が入手できた。
  • 2014年4月17日より4月25日までポケラボのカードバトルRPG『戦国幻想曲』でゲーム内コラボレーションを実施。「織田信奈ガチャ」他、イベントに挑戦し一定ポイント達成のご褒美、破城槌ガチャにより獲得可能な破城槌を集め城門を破壊すると一定確率でカードが入手できた。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 本編では10巻、外伝では1巻までがGA文庫刊行
  2. ^ 合戦で敗北した場合、敵武将の恩赦によっては出家もしくは側室になることで生き長らえる選択肢がある。
  3. ^ 今川義元が上洛のために兵を起こしたのが5月18日(1巻212頁)、信奈の上洛軍が岐阜を出発したのは同じ年の9月7日(3巻5頁)である。
  4. ^ 1巻で自身に対する信奈の仕打ちに下克上を計画していた時(彼女が年頃の女の子らしい一面を持つことを認識し、心の内に鎮める)。9巻で自身と信奈の関係が中々縮まらないことで悩んでた時期に、信勝からお市(長政)との間に子宝を授かったことを聞かされた際。
  5. ^ 後に「天下一の美少女」へとグレードアップした。
  6. ^ 全国の情報収集を完了した南蛮をはじめとする世界各国がいずれ日本へ攻め込みに来ると予想しており、そうなる前に全国統一して各国と対等に渡り合える強国にしようと考えている。
  7. ^ アニメ版では道三と共に織田家に逃れ、そのまま尾張で暮らしている。
  8. ^ アニメ版では「サル先輩」と呼んでいた。
  9. ^ ただし、本人は信奈と同じく気位が高いせいか全く自覚していない。
  10. ^ アニメ版ではあまり嫉妬めいたところは見当たらなく、時には信頼しているところが見受けられる。
  11. ^ 姫巫女と肉親関係があるのかは不明。
  12. ^ 伊勢制圧も実際は伊勢神宮の神官が一益と姫巫女を誤認したため。
  13. ^ アニメ版ではこのエピソードは割愛され、最初から虎の被り物を被るカブキ者となっている。
  14. ^ 作者の春日みかげによると、彼女の設定は宇月原晴明の『黎明に叛くもの』へのオマージュであるとのこと。
  15. ^ a b テレビアニメ版より。
  16. ^ 久脩によると完全な人間への変身ができる式神は極めて珍しい存在らしい。
  17. ^ あまりの美貌に討ち取るのはもったいないと良晴が懇願したため。
  18. ^ ただし戦は苦手らしく武田家が攻め込んできた際には逃げ支度をしていた。
  19. ^ 1巻にて名前のみ、アニメ版3話で姿のみ登場
  20. ^ なお、アニメ版では操を守るという理由は語っていない。
  21. ^ 信玄、光秀からは相模の洗濯板と呼ばれた。
  22. ^ 「大人びた知将のイメージが台無しになるから見られたくない」とのこと。
  23. ^ 過去には「清和の姫巫女」なる姫巫女がいたらしい。
  24. ^ 名前のどの字にも十字架が入っている

出典[編集]

  1. ^ 月刊コンプエース 2011年9月号” (日本語). E-hon. 2013年12月30日閲覧。
  2. ^ 『織田信奈の野望』続刊がファンタジア文庫から発売”. ITmediaニュース. 2014年2月25日閲覧。
  3. ^ 『織田信奈の野望』TVアニメ化企画進行中!!”. GA文庫ブログ. 2011年11月2日閲覧。
  4. ^ a b 月刊コンプエース』2012年5月号、角川書店、2012年4月。
  5. ^ 織田信奈の野望 ひめさまといっしょ”. 富士見書房. 2013年6月2日閲覧。
  6. ^ ファンタジア文庫「織田信奈の野望 全国版11巻」刊行延期のご案内”. 富士見書房. 2014年3月8日閲覧。
  7. ^ スタッフコメントリレー三人目 熊澤祐嗣”. 織田信奈の野望製作委員会. 2013年11月23日閲覧。
  8. ^ スタッフコメントリレー四人目 高品有桂”. 織田信奈の野望製作委員会. 2013年11月23日閲覧。
  9. ^ 響 - HiBiKi Radio Station -「織田信奈の野望 伊藤かな恵・矢作紗友里”. 2012年4月3日07:54閲覧。
  10. ^ ソーシャルゲームも人気!『織田信奈の野望』登録ユーザーが10万人突破で期間限定キャンペーン実施!”. 2012年11月2日16:40閲覧。

外部リンク[編集]

テレビ東京 日曜25:05枠
前番組 番組名 次番組
織田信奈の野望