中二病

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中二病(ちゅうにびょう)とは、思春期の少年にありがちな、「大人の価値観とは微妙にずれた自意識過剰」及び、それから転じて起こる数々の「中学2年生(14歳、ティーンエイジャー)くらいの年代にありがちな言動」をユーモアを交えて、「病気」として比喩したもの。伊集院光がラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』の中で用いたのが最初とされる。「病」という表現を含むが、実際に治療の必要とされる医学的な意味での「病気」または「精神疾患」ではない。

目次

[編集] 概要

思春期の少年が子どもから急激に大人になろうと無理に背伸びをして、「(子供の価値観での)大人が好みそうな格好のいいもの」に興味を持ち始め、「子供に好かれそうなもの」、「幼少の頃に好きだった幼稚なもの」を否定したりするという気持ちが要因である。こういった感情から「もう子どもじゃない」、「(格好の悪い)大人にはなりたくない」という自己矛盾からくる行動が、実際に大人になってから振り返ると非常にピントが「ずれ」ており、滑稽に感じることが大きな特徴である。

加えて生死宇宙、人間や身近なものの存在に関して、(的外れ気味に)思い悩んでみたり、(子供基準での)政治社会の矛盾を批判してみたりするのも特徴的である。さらに実際の自分よりも自らを悪く見せかけようとするものの、結局何も行動を起こさないでそのまま収束するといった性質も「中二病」の「症状」として含まれる。

[編集] 歴史

思春期の少年の言動の特異さは古来たびたび語られてきたが、明確にこれらを症状として「中二病」と命名し、人々に広く知らしめたのは、ラジオ番組伊集院光 深夜の馬鹿力』であった。1999年1月11日放送の同番組内でパーソナリティ伊集院光が「自分が未だ中二病に罹患している」と発言し、翌週から「かかったかな?と思ったら中二病」(1999年1月18日3月22日)というコーナーを作ってリスナーから募った「症例」を体系化させていった。なお、このコーナーはそれらの傾向のある者を馬鹿にする、というよりはむしろ自嘲気味に語って笑いをとる、一種のあるあるネタというものであった。

この当時は熱狂的な伊集院リスナーの間だけで用いられた名称であったが、次第にインターネット上を中心として「中二病」(二病と表記される場合が多い)という言葉が浸透し始め、インターネットスラングとして広く使われるようになった。

その後、定義はそれ自体が非常に曖昧なものになってきているが、多くの場合、初期の意味である「自分を特別視」し、「中学2年生くらいの世代の好みそうな趣味・嗜好」を持っていると言う意味をさす。それに伴って高二病大二病などの類似する派生語が自然発生し、現在では自虐ネタの意味合いというよりは、思春期の少年が行いがちな珍妙な言動に対する蔑称の一つとして定着するに至っている。また、天久聖一タナカカツキバカドリル』にも関連記述が見られる。

[編集] 症例

以下は『オタク用語の基礎知識』内の中二病の項目内で紹介されている症例の一部である。

  • 洋楽を聞き始める。
  • うまくもないコーヒーを飲み始める。
  • 売れたバンドを「売れる前から知っている」とムキになる。
  • やればできると思っている。
  • 母親に対して激昂して「プライバシーを尊重してくれ」などと言い出す。
  • 社会の勉強をある程度して、歴史に詳しくなると「アメリカって汚いよな」と急に言い出す。

[編集] 関連項目

[編集] 関連書籍

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