GUNSLINGER GIRL
| GUNSLINGER GIRL | |||
|---|---|---|---|
| ジャンル | SF、ガンアクション | ||
| 漫画 | |||
| 作者 | 相田裕 | ||
| 出版社 | アスキー・メディアワークス | ||
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| 掲載誌 | 月刊コミック電撃大王 | ||
| レーベル | 電撃コミックス | ||
| 発表期間 | 2002年5月21日 - | ||
| 巻数 | 既刊14巻 | ||
| 話数 | 90話(1 - 14巻中) | ||
| アニメ | |||
| 原作 | 相田裕 | ||
| 監督 | 浅香守生 | ||
| シリーズ構成 | 武上純希 | ||
| 脚本 | 武上純希、植野慶子 筆安一幸、砂山蔵澄 |
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| キャラクターデザイン | 阿部恒 | ||
| 音楽 | 佐橋俊彦 | ||
| アニメーション制作 | マッドハウス | ||
| 製作 | 中山晴喜、フジテレビ | ||
| 放送局 | フジテレビ | ||
| 放送期間 | 2003年10月8日 - 2004年2月18日 | ||
| 話数 | 全13話 | ||
| コピーライト表記 | ©相田裕/マーベラス音楽出版 メディアワークス ガンスリ製作委員会 2002 |
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| アニメ:-IL TEATRINO- | |||
| 原作 | 相田裕 | ||
| 総監督 | 石踊宏 | ||
| 監督 | 真野玲 | ||
| シリーズ構成 | 相田裕 | ||
| 脚本 | 相田裕、浦畑達彦 | ||
| 音楽 | 大谷幸 | ||
| アニメーション制作 | アートランド | ||
| 製作 | マーベラスエンターテイメント | ||
| 放送局 | 詳細は放送局(第2期)参照 | ||
| 放送期間 | 2008年1月7日 - 3月31日 | ||
| 話数 | 全13話+未放映2話 | ||
| コピーライト表記 | ©相田裕/メディアワークス マーベラスエンターテイメント |
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| ゲーム:Volume.I - III | |||
| ゲームジャンル | 3Dガンアクション・アドベンチャー | ||
| 対応機種 | プレイステーション2 | ||
| 開発元 | ディンプス | ||
| 発売元 | マーベラスエンターテイメント | ||
| 音楽 | 佐藤天平 | ||
| メディア | DVD-ROM | ||
| プレイ人数 | 1人 | ||
| 発売日 | 2004年4月8日 (I) 2004年6月17日 (II) 2004年8月19日 (III) |
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| 販売価格 | 各7,140円(税込) | ||
| レイティング | CERO:15歳以上 | ||
| コンテンツアイコン | 暴力(IIとIIIのみ) | ||
| その他 | TVアニメDVD同梱 | ||
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |||
| ウィキプロジェクト | 漫画・アニメ・ゲーム | ||
| ポータル | 漫画・アニメ・ゲーム | ||
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『GUNSLINGER GIRL』(ガンスリンガー・ガール)は、アスキー・メディアワークスの雑誌『月刊コミック電撃大王』に連載されている、相田裕の漫画。または、これを原作とするテレビアニメ・ドラマCD・コンピュータゲーム作品。略称ガンスリ。
目次 |
[編集] 概要
イタリアを舞台に、「身体を改造した少女の殺し屋」を運用する対テロ機関「社会福祉公社」と、犯罪やテロによってイタリアを恐怖に陥れるテロリスト集団「五共和国派」との戦いを軸にしたガンアクション漫画。その舞台に合わせて、劇中にはヨーロッパ製の銃(SIG、ファブリックナショナルなど)や車両が多数登場する(詳しくは登場する銃器や登場する車両を参照)。
相田裕が自分の個人誌『JEWELBOX』で「GUN SLINGER GIRL」(当時のタイトルは“GUN”と“SLINGER”の間にスペースが入っている)として発表。その後、商業誌に場を移し連載中。2011年12月現在、単行本は第14巻までアスキー・メディアワークスの「DENGEKI COMICS」レーベルから刊行されている。
掲載誌『電撃大王』は、いわゆる萌え系の漫画誌であり、当作品も美少女が重要な役回りを果たす。しかし、美少女本人や、周囲の人々の様々な思いや信念を丹念に描いたり、現代のイタリアが抱える社会問題をフィクションを取り混ぜつつも深く扱うことによって、ストーリーに奥行きがもたらされている。
2003年に第1期のテレビアニメ化され、同年10月から翌年2月にかけて全13話がフジテレビ・CSで放映された。原作の2巻までのエピソードの順番を並び替え、エルザが登場するオリジナルエピソードを組み合わせ、コミック本編と整合性の取れた物語になっている。
また、同時期にプレイステーション2用のゲームソフトが全3部作で発売され、アニメのDVD-Videoはその特典として同梱された(1巻には5話分、2,3巻には4話分ずつ収録)。後にアニメ単体のDVD-BOXも発売された。
テレビアニメ第2期は2008年1月から3月にかけて全13話が放送された。同作では「ピノッキオ」編からのストーリーが描かれ、DVD-Videoとして販売も行われた。2008年10月に第2期の14・15話に相当するOVAが発売され、原作の28、29話が描かれた。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
[編集] あらすじ
「少女に与えられたのは、大きな銃と小さな幸せ。」 単行本1巻帯
物語の舞台は架空の現代イタリアを中心としたヨーロッパ。イタリアは国内に地域間対立や思想対立を抱え、テロや暗殺などの暴力活動が絶えなかった。イタリア政府・首相府は、表向きには障害者への様々な支援を行う組織として公益法人「社会福祉公社」を設立する。しかしその実態は、身体に障害を持った少女たちを集め、身体の改造と洗脳を行い、反政府組織に対する暗殺をはじめとした超法規的活動を行わせる闇の面を持った組織だった。少女たちは、「義体」と呼ばれる人工の肉体と引き換えに、時に危険すら顧みられることなく銃を手に戦う運命を背負わされた。
[編集] 登場人物
担当声優は左が第1期アニメ及びゲームのもの、右が第2期アニメのものである。なお、併記のないものは第2期には登場しない。
[編集] 義体
[編集] 1期生
- ヘンリエッタ (Henrietta)
- 声:南里侑香 / 阿久津加菜
- 担当官はジョゼ。愛称はエッタ。義肢・サイバネティックス試験体XA14-03。リコと組で公社が完成させた3番目と4番目の義体。髪と瞳の色は茶色。純真無垢で礼儀正しいが、年齢の割に幼さが若干残る。聴覚が鋭い。
- かつてローマに暮らす、7人家族の裕福な家庭で愛情を注がれて育てられていたが、自宅にて連続殺人犯が起こした一家殺害事件に遭う。殺された家族の隣で一晩中暴行を受け、瀕死の重傷を負う(その際、片眼、右手、左足を失っている)も唯一生き残る。病院に収容され一命を留めたものの凄惨な記憶から自殺を望んでいた時に、素体を求めて病院を捜し歩いていたジョゼとジャンの目に留まり、彼女を救いたいというジョゼの希望により公社に収容された。子宮を失っており、ホルモン補充療法を受けている描写もある。義体の訓練の一環でヴァイオリンを弾き、ジョゼにプレゼントされたカメラでの写真撮影、日記もつけるなど多趣味で表情や感性も豊かである。自室はリコとの相部屋で、二段ベッドは上段を使っている。
- ジョゼの方針で、1期生の中でも特に「条件付け」が抑えられているが、軽過ぎる条件付けから問題を起こし、条件付け強化を迫られることもある。特にジョゼの身に僅かでも危険が生じると自制できなくなるなど、やや情緒不安定であるが、それを差し引いても彼女の評価はきわめて「優秀」。兄を盲愛する妹のようにジョゼに依存・傾倒し、彼の愛情を強く求め、独占欲も強いが、ジョゼとともに今一歩踏み込めないでいる。
- 物語の当初から義体化による条件付けの副作用が発現している。紅茶に大量の砂糖を入れる味覚障害、公社に来た当初にジョゼと金星を見た記憶が欠落していたり、冬の旅行のことを夏には忘れていたりという健忘症の描写があり、本人も「一年前のことを日記を見ても思い出せない」と自覚し、ジョゼの記憶を失うこと、自らの死でジョゼに貢献できなくなることを極度に恐れている。
- タイトルのロゴに添えられているシルエットはヘンリエッタであり、ヒロイン格であると言えるが、物語が進むにつれストーリーの本流からは外される傾向にあった(言及すると初期義体の稼動限界を描かねばならず、一種の延命措置であった)。
- ジャン・ジャコモを首謀者とする新トリノ原発での「五共和国派」との最終決戦において、戦闘中に過去の暴行の記憶が蘇ったため錯乱し、制止しようとしたジョゼに致命傷を負わせてしまい、エルザ、ラウーロ組の心中事件の真相を暴いた際のエッタの言葉を思い出した瀕死のジョゼと思いを遂げる。
- リコ (Rico)
- 声:三橋加奈子 / 塩野アンリ
- 担当官はジャン。ショートカットのブロンドの髪と青い瞳。ファッションには無頓着で、通常はズボンを着用しボーイッシュな格好をしている。自室はヘンリエッタとの相部屋で、二段ベッドは下段を使っている。
- CFS症候群による先天性の全身麻痺患者で、生まれてからずっと入院生活を行っていた。それが原因で両親の仲は悪化し、公社に引き取られる。義体化により11歳の誕生日に動く身体を手に入れた。義体になって初めて見たり触れたりすることが出来るようになったため、あらゆる日常に新鮮さを感じており、公社での生活を誰よりも自然に受け入れている。そのためかジャンに叱られたり、殴られることにさえ嬉しさを感じている。基本的に明るく好奇心旺盛だが、感情の起伏は少なく(喜怒哀楽の感情のうち、「怒」だけが抜け落ちた状態)、任務では無表情になる。また、条件付けで失うはずの義体化以前の記憶を持つ描写があり、自分の身体が再び動かなくなり、ジャンに見捨てられることに恐怖を抱いている。
- ジャンには完全に仕事の道具として扱われており、「条件付け」は躊躇無く最も強く施されているが、却って良い結果になっているようでもある。
- イタリアでは本来「リコ」という名前は男性名である[1]。ジャンの不自然な命名に驚かれることもあるが、「リコ」は男性名Enricoの短縮形であり、女性名にするとジャンの妹と同じ「エンリカ(Enrica)」になる。
- ジャン・ジャコモとの対決で瀕死の重傷を負い、仇を討った事でこのままソフィアの元へ行く事を望むジャンに対し、自分を残して死なないで欲しいと哀願し、涙を流す。
- トリエラ (Triela)
- 声:仙台エリ / 榎本温子
- 担当官はヒルシャー。公社が2番目に完成させた義体。褐色の肌と長い金髪の少女。登場する義体の中では唯一純粋なヨーロッパ系ではない。精神年齢が高く聡明で、他の義体の面倒見も良い。真面目でさっぱりした性格だが、実は非常に繊細。ヒルシャーに対してだけは素直になれず、独り苦悩を抱えている。イタリア語の他にドイツ語とフランス語を操るトリリンガルで、高い教養をも持ち合わせている為、他の義体の勉強では教師役を務めるほど。トリエラ自身はそれらをヒルシャーから教わっている描写もある。戦闘能力と観察・判断能力も極めて高いため(合同訓練に赴いた軍隊では「天才少女」と称されたほど)、複数の義体で作戦を行う場合は突入役を担うことが多く、銃剣やナイフ類を扱い近接格闘もこなす。
- 1期生の中では年長組で比較的高身長のため、変装して成人女性として任務に就くこともある。服装は、プライベートでもネクタイとスーツが多い。その一方で少女のような柔らかい服装も望んではいるが、ヒルシャーにそういう服をねだることが気恥ずかしくて口に出せないでいる。ヒルシャーから時折贈られるテディベアを集め、名前をつけている。当初は白雪姫 (アニメ映画)に出てくる七人の小人の名前を名付けていたが、7体を超えてからは歴代ローマ皇帝の名前を付けている。義体の少女らの中では、唯一生理痛に苦しむ描写がある。自室はクラエスとの相部屋で、二段ベッドは下段を使っている。
- ヒルシャーのある思いから条件付けが比較的弱いため、他の義体とは違って異論を持ち合わせ、全てを客観視するリアリスト且つニヒリストである。公社と義体についても客観的視点を持って認識しており、義体である自分の運命として死が迫っていることを受け入れている。単行本9巻頃から、健忘症や味覚異常などの障害が現れ始めた。
- 自分の過去にはあまり執着しておらず、「ポルノ・ムービーかスナッフ・フィルムにでも出演させられていたのではないか」と他人事のように語るほどだった。その素性は自らが語った通り、カモッラによるスナッフ・フィルムの撮影現場にチュニジアから拉致され、ユーロポール時代のヒルシャーがラシェルと共に救出した少女であることをマリオ・ボッシの口から語られた。時折ラシェルのことを夢に見て、「お母さん」と呼んでいる。ヒルシャーに助け出された結果、公社によって義体化されてしまったことを詫びられ、ヒルシャーの望みはただ一つ「自分に少しでも永く生きてもらうこと」だと知る。自分の存在がヒルシャーの生き方を縛っていると自覚し自分を責める一方、条件付けの副作用だと嘯いていた自分のヒルシャーに対する感情もまた純粋な愛情であると確信する。そして迫りくる寿命を精一杯にヒルシャーと共に生きることを決意した。
- 新トリノ原発攻略戦中にバレットM82の50口径弾によって左腕と左足を失ったため、リコとエッタのために殿となり、駆けつけたヒルシャーと共に闘う。
- クラエス (Claes)
- 声:小清水亜美 / 水野理紗
- 担当官はラバロ。素体の頃の本名はフレッダ・クラエス・ヨハンソン(Freda Claes Johansson)。父親が大学教授だったため家には多くの書物があり、幼い頃から本が好きだった[2]。公社に来た当初は、義体の扱いに慣れず、俊敏かつ精巧な動作が出来なかった。また、素体の頃は読書好きで眼鏡を着用していたが、義体化されたことで眼鏡を必要としなくなったと共に読書の習慣は無くなった。ラバロに義体の操作訓練の一環でイタリア北部各地に釣りに連れられた。ラバロから無為に時間を過ごす楽しみを教わり、大量の本があるラバロの自室を訪れたことから、再び読書を習慣とするようになる。自室はトリエラとの相部屋で、二段ベッドは上段を使っている。
- ラバロの死亡により、「条件付け」の書き換えによってラバロの記憶は消去されたものの、担当官の変更は困難だったことから通常の義体としての運用が不可能なことが判明し、その代わりに従来義体全員で分担していた義体開発用の試験を集中的に課せられることになった。その結果、義体開発の進捗情況は早まったとのこと。
- ラバロから渡された素体時の眼鏡をレンズを換えて伊達眼鏡として使っている。ラバロが死亡する直前に、「眼鏡をしている時はおとなしいクラエスでいて欲しい」という「命令ではない血の通った約束」を交わした。このため、ラバロの記憶は一切失っているものの、眼鏡をしているクラエスは銃を生理的に撃てず、眼鏡に触れられることも極度に嫌うようになっている。但し、ラバロによる戦闘訓練の経験は残っており、7巻では2期生のペトルーシュカを素手で制圧している。ラバロとの釣り旅行をした経験からか、自ら描く絵画は常に水辺の風景であり、湖を見ると(今のクラエス自身にとっては)理由もなく落ち込み涙を流してしまう。ただ、彼との「約束」だけは記憶を消された現在も覚えており、その約束の方が条件付けの縛りに勝っている。精神年齢が高く淡白な性格で孤独を愛し干渉を嫌うが、人付き合いは良い。音楽、読書を好み、菜園を作ったりと、義体の開発試験を行っている時以外は気ままな生活をしている。1期生の中ではトリエラと共に年齢は高く、化粧をすればハイティーン程度に見える。
- アニメ版では、戦闘にあたって眼鏡を外す描写がある。また、クラエスには似つかわしくない大きなアナログクロノグラフウォッチを愛用している。ラバロが使用していた物と思われる。
- アンジェリカ (Angelica)
- 声:寺門仁美 / 花澤香菜
- 担当官はマルコー。愛称:アンジェ。素体時の本名はアンジェリーナ。経営する町工場の運転資金に困った両親が保険金殺人を目論み、轢殺されかける。一命を取り留めたところを公社に回収され、公社で最初に完成した義体となる。本名にちなみアンジェリカ(天使の意)とマルコーに命名される。穏やかで優しい性格。最も古くからの義体であることから、義体の改造を繰り返され、投薬の量や方法も手探り状態だったため、義体の中で薬の副作用が最も発現し不安定で実戦に投入される機会は少なく、物語開始時点から入院がちだった。マルコーと過ごした記憶も障害によって断片的になり、その事実を直視できなかったマルコーからは次第に冷たく遇されていった。
- 末期には健忘症の傾向が激しくなると同時に、半年以上前の記憶をつい最近のことのように語ったり、義体になる前の記憶が夢や白昼夢として戻るなど、記憶と認識が錯綜した症状が見られた。五共和国派による官庁を狙った自動車による爆破テロが発生した際、マルコーと共に警備を担当していたアンジェリカは自らの身体を盾にして義体としての役割を証明しマルコーを護り自分は重傷を負う。身体は修復されたが昏睡状態に陥り、脳の状態から「寿命」が近いことが判明する。技術部員のマリアンナには「覚醒は絶望的」と言われたが、マルコーが病室に入ってきた際に目を覚まし、マリアンナを驚愕させた。また、素体の頃に飼っていた犬の親友「ペロ」との対面で、一時的に過去の記憶を取り戻す。その後3日間眠り続け、最後に目覚めた時には記憶が完全に錯乱しマルコーのことすらも忘れてしまっていた。しかし、枕元で落ち込んでいるマルコーを元気付けるため、既に忘れてしまっていたはずの「パスタの国の王子様」の物語を最後まで語り聴かせた後、静かに息を引き取った。その遺体は公社敷地内の修道院跡に埋葬され、"寿命"で死んだ最初の義体となった。
- エルザ・デ・シーカ (Elsa de Sica)
- 声:能登麻美子
- 担当官はラウーロ。愛称:エルザ。思いつめる性格で、他の義体達とは一切交わろうとせず会話もほとんどなかった。これは素体時からの性格とのこと。寮の部屋も1人で使っていたが、自室の荷物は何も無く、私物はラウーロの写真ただ1枚だけだった。その一方で能力は高く、ラウーロ自身も優秀だったことから、フラテッロとしては非常に優れていた。
- エルザにとってはラウーロが全てだったが、彼からは単なる道具として扱われていた。その結果、永遠に手に入らないものを前に、本来有り得ないはずの義体による担当官の殺害という悲劇的な結末に至ってしまう。この事件は、義体に懐疑的な作戦1課に知られないように、五共和国派による暗殺として処理された。当初、義体の暴走の原因は公社にとって理解しがたい現象であったが、ヘンリエッタだけは最初から"無理心中"と理解していた。
- 原作では登場した時点で既に死亡していたが[3]、アニメでは彼女の死に至るまでの「事件」が描かれた。ある任務でラウーロはエルザに独りで仕事をやらせるが、ラウーロは自分の自動車で待っているだけだった。エルザに任務完了の証拠写真を撮らせており、ラウーロは余ったフィルムを何気なく撮影して使い切ってしまう。そのときに偶然ラウーロが写っていた写真がエルザ唯一の私物で宝物となった。自室で任務を確実に遂行するために銃を磨くのに余念がない所にヘンリエッタが訪ねたが、エルザは担当官への愛情が足りないとヘンリエッタを責めるだけだった。後日、ヘンリエッタと共に任務を行うが、自分とは対称的なヘンリエッタとジョゼとの仲睦まじい会話を目にして激しく動揺する。ラウーロはエルザの動揺に関心を持たず、役立たずとしてエルザを任務から外してしまう。その直後のある晩、事件が起こる。
- ベアトリーチェ (Beatrice)
- 声:なし / 伊瀬茉莉也
- 担当官は軽めな性格で、おしゃべり好きなベルナルド(声:なし / 中野裕斗)。愛称:ビーチェ。嗅覚が鋭い。ベルナルドが饒舌なのに対し、口数は少なく、無感情。情感が薄いことが本人の口からも語られている。マイクロUZIを使用。物語初期から登場するが、登場回数は少ない。ベネツィアのサン・マルコ広場の鐘楼に籠城するテロリストを排除する作戦で、トリエラと共に突入役に抜擢される。鐘楼外壁を登り展望台に到達し、展望台の制圧中に自爆用の500kgミサイル弾頭を発見。爆発前に窓から投げ捨てようと500kg弾頭を持ち上げたところを、ダネル NTW-20対物ライフルで狙撃される。20㎜弾で胸部を撃ち抜かれながらも自身ごと弾頭を捨ててトリエラを救ったが、爆発に巻き込まれて遺体も残らずに殉職した。
[編集] 2期生
最初の計画では10体を予定され、一月で2体のペースで義体化が行われている。数体が完成し、義体棟で寮生活している描写があるものの、活躍が描かれているのはペトルーシュカのみである。
- ペトルーシュカ (Petrushka)
- 声:なし / 坂本真綾
- 担当官はアレッサンドロ。愛称:ペトラ。機能強化目的義肢・サイバネティクス試験体XB11-01。外見は、担当官の意向でミドルティーンに設定されているが、「赤毛にだけはしないでくれ」というリクエストは無視され、意向に反して赤毛にされた。瞳は緑。素体の頃からの習慣で毎朝のストレッチを日課としている。また、条件付けに強い縛りをかけないという2期生のコンセプトにより素体の影響を強く受けている上、忠誠心により強制された気持ちではなく、サンドロに関する検査質問に「愛しい人です…」と答える様に強制ではない愛情を抱くなど1期生とは一線を画している。
- 素体の頃の名はエリザヴェータ・バラノフスカヤ。ロシアのボリショイ・バレエ学校に通い、一流バレリーナを志していた。愛称はリーザ。努力を惜しまない性格で、身長が低いことに悩んでいたが、芸術性と技術的には評価が高かった。脚の骨折が快気しないことから精密検査を行い、骨肉腫が判明し、医療技術の進んだイタリアに渡る。脚を切断され、絶望し病院の屋上から投身自殺をはかった。一命を取りとめたが、親の収入では治療費を払えないとして公社が収容し、義体に改造される。担当することになったアレッサンドロとは手術前に偶然出逢っているが、アレッサンドロはペトルーシュカがリーザであったことは知らず、ペトルーシュカも当然その出来事の記憶を失っている[4]。
- ペトルーシュカという名は、素体がロシア人と聞いたサンドロによってロシアバレエの有名な演目であり、人間になれない人形の苦しみを描いたペトルーシュカにちなんで命名された。
- 同人誌時代の『GUN SLINGER GIRL』にも登場していた。当時の名前は「ペトロシュカ」で、長い黒髪から「黒ペトラ」と呼ばれている。アンジェリカと印象が重なるため、当初キャストから外されていたことが著者によって明かされている。
[編集] ゲームオリジナル
- ピア
- 声:田中小百合
- 担当官アーネスト。PS2版ゲーム三部作にのみに登場するオリジナルキャラクター。ヘンリエッタらより新しい世代の義体とされているため2期生の可能性があるが不明。担当官アーネスト(声:内藤玲)と共に公社から脱走、五共和国派への亡命を図る。
[編集] 義体担当官
義体の運用と世話を担当する。担当する義体に命名する権利を持つ。担当する義体の条件付けや運用は、公社の命令に反しない範囲で裁量が与えられている。現在のところ全て成人男性である[5]。
- ジョゼッフォ・クローチェ (Gioseffo Croce)
- 声:木内秀信 / 三戸耕三
- ヘンリエッタの担当官で、ジャンの3歳年下の弟。通称:ジョゼ。ヘンリエッタには妹のように接しているが、逆にそのことが自身の負担になっている面もあり、義体の運用や「条件付け」についてジャンと対立することもある。劇中では何度か髪形が変わっている。
- 元は軍警察(カラビニエリ)の憲兵隊に所属していた。中尉としてセルビア共和国での国連平和維持軍への参加に満足しており、妹をはじめ家族を疎ましく思っていたことからそれとは無縁の戦場が好きだった。セルビアの任務が終了した後は、中東や中央アジアへの派遣を望んでいた。しかし、有名人である父の子弟が戦死や捕虜になることで生じる社会への影響を望まない国防省の方針から、ジョゼにとっては不本意ながら帰国を命じられた。クローチェ事件で父・母・妹エンリカを亡くし、家族を疎ましく思っていたことを後悔し自暴自棄になっていたが、家族の復讐の機会を得たとしてジャンに引っ張られて社会福祉公社に転職した。
- 家を空けがちな両親、家族と言えど他人に興味を持たない兄に代わり、妹・エンリカの面倒をみていたことからエンリカに溺愛されていた過去があり、ジョゼもそれを受け入れていた様子。その一方でエンリカのことを重荷に感じてもいた。その後、ヘンリエッタの担当官になってからは無意識のうちにヘンリエッタにエンリカと重ねて見ている。「エンリカ(Enrica)」と「ヘンリエッタ(Henrietta)」は同じ由来をもつ名前である。
- ジャン・ジャコモを首謀者とする新トリノ原発での「五共和国派」との最終決戦において、過去のトラウマを思い出し錯乱状態となったエッタを制止しようとして瀕死の重傷を負う。正気に戻ったエッタがエルザ、ラウーロ組と同じ結末を望んでいる事を悟り、思いを受け入れる。
- ジャン・クローチェ (Gian Croce)
- 声:宮本充 / 子安武人
- リコの担当官。ラバロ死亡により担当官不在となったクラエスも担当する。ジョゼの3歳年上の兄。義体担当官のリーダーで、現場では無線で担当官への指示を行う。「条件付け」に対して何の躊躇いも無く、義体は仕事の道具とリコの前であっても公言し、彼女にも冷たく接している。仕事には厳しく、リコに対する体罰、拷問相手に過剰な暴力を振るうなど、目的のためには手段を選ばない冷酷な性格だが、6巻以降は以前よりも感情的になる場面が多くなっている。
- 第二次世界大戦のイタリアの英雄だった祖父に憧れ、法律家になることを薦める父の意見を押し切って18歳で陸軍士官学校に入校。5年後、士官学校を次席で卒業して23歳で中尉となり新任で軍警察カラビニエリの第一パラシュート連隊に本部付き情報参謀として着任した超エリート。連隊幹部からも幹部候補として嘱望されていたが、パラシュート連隊を踏み台に特殊部隊GISに転属を上官に対しても公言していた。家族にも関心が薄く、自分だけが可愛いと考えており、他人への愛情が薄いと自他共に認めていた。しかし、連隊の伍長だったソフィアと出会い、ソフィアの告白を受け入れて恋人となり婚約する。ソフィアのジャンに対する情愛は、ジャンの他人に対する情に変化をもたらしていた。ソフィアという新しい家族の存在が、バラバラだったクローチェ家の人々の関係をも好転させようとしたまさにその時、「クローチェ事件」が起こり父・母・妹とソフィアを亡くす。事件に関わったロレンツォより社会福祉公社に勧誘され、五共和国派に対する個人的な復讐を目的として籍を置くこととなる。
- 弟のジョゼとヘンリエッタの関係が、かつてのジョゼと妹エンリカの関係に重なっていることを密かに危惧している他、ジャン自身もエンリカに強いこだわりを持っており、6巻ではエンリカの幻影に向かって、激昂しながらも人間の弱さを認めるという場面もあった。
- 新トリノ原発での「五共和国派」との最終決戦において、ジャン・ジャコモとのナイフ戦で左胸を刺される。サポートに向かったリコがジャンを盾にしたジャコモにバレットM82対物ライフルを向けた際、撃つ事に躊躇するリコに『ジャコモを討つ』という己の望みを叶えるため諸共に撃つ事を命令し、右腹も負傷。ジャコモを討ち、瀕死の状態でリコに本懐を遂げた感謝の言葉と別れを告げるが、別れたくないというリコの言葉に動揺する。
- ヴィクトル・ヒルシャー (Victor Hilscher)
- 声:江原正士 / 松風雅也
- トリエラの担当官。ドイツ人。本名:ヴィクトル・ハルトマン (Victor Hartmann)。元は欧州刑事警察機構(ユーロポール)児童虐待取締班に派遣されたドイツ警察の警官。ユーロポール時代に遭遇した事件(「カモッラの虐殺」)に大きな影響を受けており、それがトリエラとの関係に悩む一因になっている。生真面目な性格で、過度の条件付けにも反対しているが、これもまたトリエラとの関係を複雑にしてしまっている。父親に勘当されているが、母親は今でも彼のことを気遣っており、早くドイツに戻ってくるよう説得されている。母にはイタリアの役所に勤務していると話している。
- ユーロポール時代に、単純な使命感で児童を対象にしたスナッフ・フィルムの暗部に介入し、足を洗いたがっていたカモッラ幹部のマリオ・ボッシから犯行の情報を得る。その頃知り合った同僚の監察医ラシェル・ベローと共にアムステルダムのスナッフ・フィルムの撮影現場へ上司に無断で潜入を行うが、少女への救急救命措置で一命を救ったラシェルは殉職してしまう。しかし昏睡から回復しない少女の治療のため、回復を期待していないオランダ警察から逃れるため、オランダの入院先からマリオと共に独断で最先端医療技術を持つと噂に聞くイタリアに少女を移送し、ユーロポールに背信した。この少女が後のトリエラである。素体を求めていた公社は彼女を受け入れたものの戦闘用に義体化してしまい、ヒルシャーは事実を知って激昂するも公社の機密を知ってしまったとして処刑を待つ身となる。ジャンにトリエラの身分と自身の命の保証の取引を持ちかけられ、公社が偽造した戸籍で公社に籍を置くことになった。ラシェルの遺言と自分の希望であるトリエラを生きながらえさせるため、トリエラとフラテッロを組む。
- 新トリノ原発戦では、殿を引き受けたトリエラを助けるため、単独で向かい「五共和国派」と戦う。
- マルコー・トーニ (Marco Toni)
- 声:井上倫宏 / 矢尾一樹
- アンジェリカの担当官。誕生日は1968年11月28日。パンテオンの警察官として勤務しており、フランカことカテリーナにパトリツィアを紹介され恋人となる。能力を認められ内務省治安作戦中央部隊(NOCS)に移籍するも、目の負傷による視力低下を理由(口実)に解任され、一般の警察官勤務には飽き足らず退職する。友人のビアンキの紹介により社会福祉公社に入り、交通事故で重体だったアンジェリーナの担当官となった。注射を嫌がるアンジェリーナの気を紛らわすために即興で童話「パスタの国の王子様」を作り聞かせる。アンジェリーナが義体化されアンジェリカとして生まれ変わってからも、注射を嫌がるアンジェリカの為に童話の創作を続けるが次第に無理が出てきて、まだ仕事が無かった二課の課員を巻き込んで創作を続けた。当初はアンジェリカには熱意を持って接していたが、繰り返し施される「条件付け」の副作用により、教えたことを忘れてしまうアンジェリカを見て失望してしまった。根は真面目で明るいが、アンジェリカへの対応を含め何事に対しても強がって冷静と客観を装っている。公社の仕事の内容が部外秘であることからパトリツィアに真実を話せなかったため、重荷になりたくないと考えた彼女から離別を切り出されてしまった。
- アンジェリカが寿命間近であることを知り、彼女の夢に出てくる犬がアンジェリーナだった頃に飼っていた犬であること、今は遠縁の親戚が飼っていることを突き止め、引き合わせる。アンジェリカのことで落ち込んでいるマルコーを元気付けるためにアンジェリカは、マルコーのことすら記憶から消えてしまっていたものの忘れてしまっていたと思われていた「パスタの国の王子様」をマルコーに語って聞かせ、そして息絶えた。
- 公社内の墓地にアンジェリカを葬った後、現在は二期生の担当官を統括する立場となっている。
- 新トリノ原発戦では、司令室攻略班の指揮を取るが、罠に嵌り隔壁に閉じ込められた上、水攻めに遭う。
- クラウディオ・ラバロ (Claudio Labaro)
- 声:堀内賢雄 / 同左
- クラエスの担当官。小銃の暴発により脚を負傷し軍警察を退役したジャンの元上司。退役時の階級は大尉。未練がある軍警察に公社の力で復帰するため、ジャンの誘いで3年間だけという条件で担当官になった。
- ジャンはラバロに義体の命名に男性名を助言していたが、本名のミドルネームを採用した。当初はクラエスに対し突き放した接し方をしていたが、射撃で7ヤード必中の課題を出して単独の訓練を指示したが、翌日にクラエスが一晩中雨の中で射撃を続けていたことを知り、愕然とする。義体の操作訓練という名目でクラエスを度々釣りに連れて行くようになる。ラバロはクラエスに対し「軍警察に復帰するため」・「お前には興味がない」と言い放つが、公社では教官と生徒の役割を演じる一方で、次第に娘に接する父のような愛情が芽生えている様子がうかがえる。
- ある日、銃の扱いの未熟なヘンリエッタを射撃場に入れていたジョゼに対しラバロが制裁を加えたことで、それぞれの義体であるヘンリエッタとクラエスとが一触即発の状態になる事件が起きた。事件を未然に防ぐためとは言え彼女らの寿命を縮める条件付けを躊躇することなく行うジャンと対立し、社会福祉公社の実態をマスコミに公表しようとするが、その直前「ひき逃げ」に遭い死亡。その直前のクラエスとの別れ際にクラエスの素体時の眼鏡を手渡し、「眼鏡をしている時はおとなしいクラエスでいてくれ」との命令ではない約束をした。その際に自室の鍵も渡したことから、自分が公社により暗殺されることを予期していたと推測されるが、ひき逃げ犯人は明らかにされていない。
- アレッサンドロ・リッチ (Alessandro Ricci)
- 声:白石稔(ドラマCD)
- ペトルーシュカの担当官。通称サンドロ。アレッシオ・リッピの偽名を名のる時もある。20歳無職の時分にロッサーナに見出された直弟子で、内務省スパイ養成所を経て公安部公安1課に所属。仕事では調査対象に近しい女性と肉体関係を作り情報を得ることを専門に行っていた。軽薄そうに振舞っているが、相手の本心を窺うため。相手の仕種や会話などからその人物の背景を見抜く抜群の人間観察能力を持つ。敵であろうと不必要に傷つけることを好まない。ペトルーシュカにはロボットではなくパートナーであることを望んでいる。
- ロッサーナの私室を見た数少ない一人。ロッサーナを最も理解する人間として彼女の弱さも理解し、恋人となる。自らの人格の空白を埋めるため、あらゆる知識と経験を溜めていったロッサーナの姿を真似るかのように、アレッサンドロも知識を蓄えていく。その結果、彼の私室はロッサーナのそれと同じく倉庫同然のような状態になっていった。しかしある日突然、ロッサーナは失踪。裏切られたとの想いが残った。パートナーとなる義体(ペトルーシュカ)を構築する際、ロッサーナが赤髪であったため「赤髪だけにはするな」とリクエストしている。しかしそのリクエストは見事に裏切られることになる。
- 新トリノ原発戦では、ラバロ達の救出と核爆発阻止のため、司令室に篭るアシクに対し心理戦を仕掛け、床下から潜入したペトラと共に成功させる。
- ラウーロ (Lauro)
- 声:津田英佑 / なし
- エルザの担当官。自分に対して忠誠と愛情を注ぐエルザに対し何の感情も持たず、彼女を単なる道具として扱っていた。そんな彼の態度がエルザを追い詰め、エルザに無理心中で射殺される。原作では死体として登場し、その顔や人物像も不明のままだった。アニメ版では、そのシーンに繋がるエピソードも描かれた。公式な身分は、ローマ在住でエルザと親娘の商社マンということになっていた。
[編集] 他の社会福祉公社職員
[編集] その他の作戦二課課員
設立当初は10名ほどの組織だった。人員も実績もなかったことで、義体の補助をする以外の仕事がなかったが、アンジェリカがジョルジョとアマデオの喧嘩を身体を呈して防いだことがきっかけとなり、仕事が回ってくるようになった。デスクワークの課員も、大規模作戦の場合は現場に出動するため、実務訓練も行っている。
- ロレンツォ・ピエリ (Lorenzo Pieri)
- 声:家中宏 / てらそままさき
- 社会福祉公社作戦二課の課長。内務省SISDE(民生治安情報部)で対国内テロを担当していた。五共和国派を精力的に摘発しているクローチェ検事へのテロを警戒しており、クローチェ家の持つタオルミナの別荘でのバカンスで護衛作戦を指揮していたが、クローチェ事件の発生を許してしまう。社会福祉公社の設立で作戦二課に着任。その結果、クローチェ事件の主犯と目されたジャコモが首謀するサンマルコ広場の鐘楼事件では冷静を欠いてしまう対応になってしまった。
- フェッロ (Ferro)
- 声:中川里江 / 同左
- 一般二課員のリーダーを務める女性。社会福祉公社設立以前からのロレンツォの部下。公社ではジョゼの作戦を補佐する場面が多い。無愛想だが、ただ仕事に厳しいだけだと予想する課員もいる。タイトスカートのスーツとネクタイを着用していることが多い。
- プリシッラ (Priscilla)
- 声:鈴木真仁 / 高橋まゆこ
- 作戦二課創設初期時からのメンバーの女性。アンジェリカには「愛の堕天使」と自己紹介していた。元財務警察(Guardia di Finanza)の警察官で、敵組織の経済面の分析を担当する。アンジェリカに自分を「プリシッラちゃん」と呼ぶようにさせているが、その記憶を失ったアンジェリカに対し命令として呼ばせている自分に嫌悪している。陽気な性格だが、不器用な生き方しか出来ない自分らが行き着いた公社で、公社の仲間の仲を取り持ったのがアンジェリカであるとして、アンジェリカに心を砕いている。また、薬切れを起こしたアンジェリカに手首を握り折られたことがあるが、アンジェに責任はないとして周囲に報告しないように要請していた。寿命が尽きるアンジェのために奔走する。
- オリガ (Olga [ロシア語 Ольга])
- 声:尾小平志津香 / 加藤沙織
- 大柄なロシア人女性で、作戦二課創設初期時からのメンバー。愛称:オーリャ。ロシアの大使館勤務の諜報員だった。尾行を撒くのは日常茶飯事だったらしい。義体の少女たちをバレリーナにしたがっている。
- アマデオ (Amadeo)
- 声:前田剛 / 細谷佳正
- 赤毛で顎割れの色男。海兵隊出身で、作戦二課創設初期時からのメンバー。アンジェリカとの初対面で「愛の伝道師」と自己紹介した。ジョルジョとナイフを使うケンカをした制裁として、二人には解雇ではなくヘリフォード(英陸軍特殊部隊SAS本部がある)に「出張(過酷で有名なSASの選抜訓練に参加)」をさせられた。
- ジョルジョ (Giorgio)
- 声:下崎紘史 / 同左
- 陸軍出身、作戦二課創設初期時からのメンバー。二課の設立直後で仕事が無く苛立っていた時に、「義体の少女の世話をして給料が貰えていいじゃないか」と言うアマデオと口論となり、ナイフを取り出して喧嘩をしたことがあった。それを見たアンジェリカが身を挺して仲裁したことから、義体の効果が評価され二課に仕事を任されるようになった。オリガから「馬鹿ジョルジョ」と呼ばれるだけあり、直線的で前向きな男。
- アルフォンソ (Alfonso)
- 声:岩崎征実 / 渡辺秀雄
- 浅黒い肌。金髪をオールバックにし、顎ヒゲがある。任務で自動車の運転や自動車のチェックなどを行うことが多い。
- ニハッド (Nihad)
- 声:土屋裕一 / なし
- アラブ系の人種のようだ。キリスト教徒もしくはキリスト教圏の出身ではない。
- マリオ (Mario)
- 声:下崎紘史 / なし
- 内勤の課員。
[編集] 作戦部
- モニカ・マリア=ペトリス (Monica Maria Petris)
- 声:赤土眞弓 / 吉沢希梨
- 社会福祉公社作戦部の部長を務める女性。作戦一課と二課を統括する。メッシーナ海峡横断橋会社のイザベラ・ダンジェロ理事長とは旧友。
[編集] 作戦一課課員
- ドラーギ (Draghi)
- 声:小村哲生 / 辻親八
- 作戦一課の課長。義体について否定的な見解を持っている。作戦二課を疎ましく考えており、二課を失脚させるように動くこともある。
- ピエトロ・フェルミ (Pietro Fermi)
- 声:池田秀一 / なし
- 無精ひげを生やした男。エレノラとコンビを組む。ドラーギから指示を受け、エルザ事件を調査。調査結果を報告した後も、納得がいかずに休暇を取って独自に調査をする。ジャンによると、捜査員としてはなかなか優秀とのこと。少女を諜報や暗殺活動に使っていることに抵抗を感じている。
- エレノラ・ガブリエリ (Eleonora Gabrieli)
- 声:水野理紗 / なし
- 社会福祉公社作戦一課の若い女性課員。ラウーロとエルザの事件を調査。ピエトロとコンビを組む。マメな性格で、ピエトロに必要な下調べをいつもしている。
[編集] 技術部
義体への改造、メンテナンス、技術開発を担当する。ほとんどが医師・医学博士である。
- ベリサリオ (Belisario)
- 声:山崎たくみ / 真殿光昭
- 義体の条件付けを担当する。技術部の中心的な人物。4つの博士号を持っている。
- ビアンキ (Bianchi)
- 声:真殿光昭
- フェルナンド・ビアンキ(Fernando Bianchi)。義体の精神面のカウンセリングを担当する。マルコーやパトリツィアの古くからの友人で、怪我により辞職して無職になっていたマルコーを自らの職場である福祉公社に引き入れた。
[編集] 公安部
- ロッサーナ (Rossana)
- 赤い髪(ロッサーナ)と呼称される公安部の伝説的な諜報員で、公社でもロッサーナと呼ばれ本名は不明。ローマのコロッセオで偶然アレッサンドロと出会い、人間観察能力を見込んで公安部に引き入れ、自ら師となる。アレッサンドロ以上に人間を観察し見抜く能力があり、別人になりすまし潜入工作をする能力にも秀でていた。任務の一環として恋愛とは無関係に肉体関係を結ぶこともあった。公安の中では個性を持たない「機械(マッキナ)」と呼ばれ、同僚からも距離を置かれていた。孤独を感じていたロッサーナを理解したアレッサンドロと恋仲になった。
- 仕事で肉体関係をもった男(政治家)との子を妊娠し、仕事に疲れていたことから中絶をせず、アレッサンドロにも知らせず密かに公社を離れてシエーナ県の農村(詳細なコムーネは明らかにされていない)に移り住み、産まれた娘をビアンカと名づけ[6]育てながら隠遁生活を送っていた。逃亡後も居場所は公社の一部の幹部に知られており、時々仕事を名目的に請け負っていた。ビアンカの父親が政治信条を変更し北部分離派で力をつけてきたため、アレッサンドロとペトローシュカらの協力でビアンカと共に国外に逃亡した[7]。
- 幼少時から自らの人格を空虚なものだと考えていたため、心の空白を埋めるべく膨大な知識と経験を身につけていった。そのため、自宅は各種の書籍などの資料で埋め尽くされた倉庫と化していたが、それでも満たされず、依然として空虚なままの自分を自嘲すらしていた。娘と暮らすことでようやく自分を得ることができた。
- レスキリアン (Reschigliano)
- 社会福祉公社設立以前は内務省に所属しており、ロレンツォの部下だった。社会福祉公社の設立後、公安1課長に就任し、アレッサンドロ、ロッサーナのかつての上司となる。自身を「善良な個人であり、邪悪な組織人」と評する。
- エンツォ (Enzo)
- 声:なし / 土屋大
- 公安部ローマ支局の課員。黒髪短髪で、髭が濃く剃り跡が青々している。娘はもう夜遊びを覚える年頃という中年男性。
- 荒事が得意な支部の課員が別件の爆弾テロを警戒して国立競技場の警備に動員されたことで、エンリコ逮捕の協力を二課に要請しジョゼと行動する。その後、ガニエ大佐の暗殺エピソードでも登場し、二課の作戦の後の後始末を愚痴っていもいる。
- アルトマイヤー (Altmeyer)
- 声:なし / 土屋大
- 公安部ヴェネツィア支局の課員。ドイツ系で、ヴェネツィアでの居心地は良くないとのこと。情報収集が主で、実戦は苦手。逆に五共和国派の根絶やしに留まる事を知らないジャンに驚く。アニメ第二期に特別に登場するキャラクター。
[編集] 五共和国派(パダーニャ)
- アーロン・チチェロ (Aaron Cicero)
- クローチェ事件の実行グループに近い活動家。その存在は政府も捕捉しており、サンドロ・ペトローシュカ組の内偵により公社が身柄を確保。拷問でも自白しなかったことから、廃人となる可能性が高い非抑制型自白剤を用いられて実行犯などの情報を訊き出された。
- ルチャーノ (Luciano)
- 五共和国派の要注意人物リストB3011番。ルチャーノという名前は通称。物品調達係。ジャンらが来ていたビエモンテ州マッジョーレ湖で偶然居合わせた。クローチェ事件の担当検事を暗殺した犯人が湖の対岸のスイスに逃亡しようとしており、必要物資を手渡した。ジャンにより強引に身柄を確保された。
- ピノッキオ (Pinocchio)
- 声:なし / 岸尾だいすけ・洞内愛(幼少期)
- クリスティアーノに飼われている殺し屋の少年。トリエラと対等以上に渡り合った数少ない人間。少年の頃に地下室に監禁されており、クリスティアーノに保護されて育てられる。その恩を返すために殺し屋となる。初めての仕事で、殺人現場を標的の娘に見られてしまったことから、殺害。それがトラウマとなって少女を苦手とするようになった。高い身体能力と天才的な殺しの能力を持ち殺しの技術は一通り備えているが、その中でもナイフの扱いに秀でる。
- トスカーナの中心地であるモンタルチーノに潜伏し、周辺ではピーノとの愛称で呼ばれていた。潜伏していた家屋に調べに入ったを公社作戦1課のコーエンを殺害。その後、フランカ・フランコが合流しに尋ねてくる。アウローラが家に忍び込んでしまったために捕らえられ、アウローラの救出で侵入してきたトリエラにフランコの援護もあり完勝する。しかし前述のトラウマ故に留めを刺すことが出来ずに見逃してしまう。
- 登場当初は感情表現の少ない無機質な青年だったが、フランカとフランコとの交流で、人間性を取り戻していく。クリスティアーノへの愛情からクリスティアーノの命令を無視してクリスティアーノ救出に向かい、二人は初めて親と子に近い関係であったことを確認し合う。しかし、雪辱に燃えるトリエラと再び死闘を演じ相打ちとなり絶命する。
- クリスティアーノ・サヴォナローラ (Cristiano Savonarola)
- 声:龍田直樹 / うえだゆうじ
- 五共和国派の正統派派閥ミラノ派の中堅幹部。ミラノでは名士として通っている。サヴォナローラはジロラモ・サヴォナローラからちなんだ偽名と公社は考えている。ただの少し裕福なチンピラと自らを卑下しているが、イタリアへの侮辱だとして美術館や教会などでの襲撃や携帯電話を使わせないようにしている宗教や芸術など文化への理解者でもある。用心棒ジョンと共にピノッキオを育てる。ピノッキオに対して利用するだけの打算の関係だとしていたが、愛情をもって接していた。
- 五共和国派の中心だったミラノ派に失態が続き、他の派閥に主導権を取られかねない事態になった。そのためにミラノ派内部で責任のなすりつけが起こり、クリスティアーノにその役目を負わされて当局に売られた。クリスティアーノも自身も今までの失態の責任を感じてそれを受け入れ、一部を残して使用人を解雇し、屋敷で当局の手入れを待っていた。逮捕を担当したのが公社で、ただのチンピラではないと興味を覚えた作戦部長から殺さないで逮捕するように指示されていた。屋敷に戻ってきたピノッキオの説得で考えを変え、再起のために海外に逃亡することを決意しフランカたちと共に脱出を試みるも、車ごと崖から川に転落した。
- ミラノ派幹部によるジョバンニ・クローチェ暗殺の指示には当初異論を持っていたが、その後エジプト政府に拘束されていた活動家ジャコモを救出し、クローチェの暗殺を依頼することで、実行にうつす。サンマルコ広場の鐘楼籠城事件の後、ジャコモがクリスティアーノを訪ねて来たが、クリスティアーノは全身不随となっておりブレイン・コンピュータ・インタフェース(BCI)で会話などを行っていた。その姿を自ら醜態と称しており、それでもなおイタリアの未来を見届け、そして息子(ピノッキオ)と仲間(フランカとフランコ)の復讐の為だとして、ジャン・ジャコモに社会福祉公社を葬る事を依頼した。
- ジョン・ドゥ (John Doe)
- 声:なし / 樫井笙人
- クリスティアーノの用心棒兼殺し屋。自称:元CIAの工作員。暇なときは車の屋根の上で寝て、作戦中でも酒を手放さない。ピノッキオの暗殺技術の師匠でもある。ピノッキオのエピソードが始まる以前に抗争で亡くなっている。殺し屋になるなら情を捨てることを教えた。自分の分身をこの世に残すようなもので面白いとしていたが、しかし自身がピノッキオに殺しの技術を教えるのは愛情の一つであるともしていた。
- なお「ジョン・ドゥ」は、アメリカで本名が明らかになっていない男性に対する便宜的な呼び名として用いられる名前でもある。参考:名無しの権兵衛、en:John Doe
- フィリッポ・アダーニ (Filippo Adani)
- 声:西村仁 / なし
- 会計士。絵描きを志望していたが、絵の才能が無かったことと数学が得意だったことから父の仕事を継ぐこととなった。父は富豪ピリアツィの経理を担当しており、脱税に加担して工面した資金を五共和国派のテロリストの活動資金になっていることを知る。しかし無賃乗車も駐車違反もしたことがない性格から告発を計画したが、刺客に殺されると予想してその前にフィレンツェもう一度訪れた。その情報を察知したジャンとリコがフィリッポに接触し、刺客に追われ銃撃を受けるも公社に保護される。
- バルナバ (Barnaba)
- 五共和国派のヴェネツィア派のサンマルコ広場の鐘楼の籠城事件で籠城した12名を率いる部隊のリーダー。開戦直後は鐘楼北側のジャンの居る時計台に小銃で攻撃を加えていたが、トリエラとベアトリーチェが南側を登壁していると報告を受けて駆け付け、ロケット砲でベアトリーチェを狙撃するが、トリエラの転機で失敗に終わる。自ら撃ったロケット砲弾の爆発で怯んだ隙にトリエラが展望台への突入を緩し、小銃に持ち変える隙にトリエラに胸部を撃たれて倒される。
- グイド (Guido)
- 五共和国派のヴェネツィア派のサンマルコ広場の鐘楼の籠城事件で籠城した部隊のナンバー2。巡航ミサイルの弾頭の無線起爆スイッチを与えられており、もしもの場合には自爆することになっていた。バルナバを倒したトリエラに小銃を向けて銃撃するが、それを躱したトリエラに接近され、短剣に持ち帰るもトリエラに剣で倒される。起爆スイッチを入れて絶命。
- レオナルド・コンティ (Leonardo Conti)
- 声:なし / 高階俊嗣
- 雑誌記者で、福祉公社についてパトリツィアと調べていた。実は五共和国派の一員であり、それがマルコーに発覚した際、パトリツィアを人質にしたが、アンジェリカの活躍により逮捕された。
- マンジェロ・マリノフ
- 声:なし / 上別府仁資
- ローマのブローカー。活動家になりたいと志願してきたフランカに対し、フランコを紹介した。フランカはおじ様と呼んでいたが、血縁などは不明。公社作戦1課は彼を「あんなブローカー」と称していた。
- ブルーノ (Bruno)
- 声:なし / 高瀬右光
- 死体を処理する掃除屋。殺人には関与しない。妻と息子アントニオがいる。この仕事に嫌気が差しているが、家族を養うために続けている。クリスティアーノの一派の下っ端が吐露したことで、公社作戦2課に身柄を拘束される。
- ヴィンチェンツォ (Vincenzo)
- 声:なし / 前田武
- ブルーノの助手。ブルーノの運転する防弾仕様のフェラーリに乗っていたところ、公社に襲撃され反撃しようと窓から身を乗り出したところをリコの銃撃を受けて死亡。
- セルジョ・アイマーロ (Sergio Aimaro)
- 声:なし / 水野広一
- ウーゴ・カルシュマンという偽名で、5年前から誘拐の対象であったメッシーナ海峡横断橋を建設する企業のトップであるダンジェロ理事の警護担当していた。五共和国派の潜伏工作員。
[編集] フリーの活動家
- ジャコモ=ダンテ
- クローチェ事件の主犯で、ジャンとジョゼの復讐の相手。少年の頃からの活動家として名を知られており、18歳のときにイタリア北部のヴィチェンツァのアメリカ軍キャンプで起こした極左テロが最初だとされている。逮捕された翌年に拘置所から脱走。1993年に海軍のミサイル駆逐艦を攻撃。1999年には極右勢力の環境大臣の誘拐を主導したとされる。
- 理由は不明だが、ジャコモを護送していたエジプトの巡視艇ディムヤートが地中海を航行中に、海賊救難信号を発信した船舶に接近したところ巡視艇はピノッキオとジョン・ドゥに襲撃され、ジャコモは救出される。ジャコモは救出を望んではいなかったが、五共和国派の極右勢力の一人クリスティアーノ・サヴォナローラからジョバンニ・クローチェの殺害の依頼を受ける。クローチェ事件を起こした後、長らく逃亡してアフリカに潜伏していたが、新たなテロを引き起こすためイタリアへ舞い戻る。
- 過去に右翼でも左翼でも活動していたことから、当局は無政府主義者としている。しかしアレッサンドロは、才能の自己顕示の行動だと見ている。特定の思想を持たず、自分の目的は闘争そのものだとしている。目的の達成のためなら人種民族などに拘らない。リーダー性とカリスマ性を持っており、主義・主張を異とするも目的を同じくする者らを五共和国派の垣根を超えて各派を統べる。
- イブラヒム・アシク
- ジャコモ=ダンテの右腕となる黒人活動家。五共和国派は黒人を差別しているが、ジャコモに対してアシクを使用する理由を訊かれたときにアシクは器用だからだと説明している。
- 彼自身は中東の地図にも載らない様な小国、その中でもさらに小さな少数民族の出身で事の正否に関わらず「自分の名が知れれば故郷の運動も注目される」と判断し五共和国派の戦いに参加した。
- フランカ
- 声:横山智佐 / 平田絵里子
- 「フランコとフランカ」として有名なフリーの爆弾テロリストの女。本名はカテリーナで、フラスカーティの農園なども営む裕福な家庭の生まれ。パトリツィアとは大学の友人同士で、当時ローマの警官だったマルコーを紹介した。冤罪で投獄された父を救い出すため、中途半端を嫌って大学を(休学ではなく)中退し、何度も裁判に挑んだが何も進展せず、父は不審な獄中死を遂げた。父親の名誉回復と政府への復讐、そして世の中を変えるために活動家となる。活動家になるに際しパトリツィアには事後にその経緯を明かした。活動に加わるために活動家に接触するも、たらい回しされた末に厄介払いでフランコを紹介された。フランコを訪ね、生きる情熱を失っていたフランコを焚き付けてコンビを組む。フランカの偽名は、爆弾仲間であるニノらにフランコが紹介した時に名前を訊かれ、フランコが咄嗟に名付けた。
- クリスティアーノの依頼を受け、フランコと共に五共和国派に与することとなる。最初の依頼はスペイン広場での無差別爆破テロで使う爆弾の製造で、一般人を巻き込むのは自らの主義に反するとして偽物の爆弾を渡そうとするが、爆破計画が漏れたことで爆弾の引渡しは行われなかった。次にメッシーナ海峡横断橋の建設中止のための活動を指示され、クリスティアーノ子飼いの殺し屋ピノッキオと組ませられる。合流した三人は横断橋爆破を計画するが、公社など体制側の執拗な妨害に遭い、計画は難航する。度重なる失敗の責任を負わされたクリスティアーノが組織内で失脚することを知らされたフランカは、彼を救うため拙速ながら実験橋の橋脚を爆破しようとするが、ジョゼとヘンリエッタに妨害され不十分な結果に終わる。翌日、ピノッキオはクリスティアーノを助けに屋敷へ向かい、フランカとフランコは逡巡するが結局彼を追うことに決める。屋敷へ急行した二人は公社に捕まったクリスティアーノを門前で奪還して車に乗せ逃走を試みるが、アンジェリカに狙撃されて致命傷を負い、車ごと崖から川に転落した。生還したクリスティアーノによると死亡とのこと。
- 目的のためには手段を選ばない活動を良しとせず、無関係な人を巻き込まない主義に徹した。場合によっては他のテロリストに対し、依頼された爆弾の偽物を渡そうとしたり、当局に通報したりもしている。自分らを目撃した少女の殺害を提案したピノッキオを言い含めたり、負傷したピノッキオを気遣い手当てしたり、苦しんでいる妊婦を助けようとして公社作戦1課に身柄を拘束され、拷問を受けながらも妊婦が変装であることを確認したりと、本質は心優しい女性である。
- フランコ
- 声:園岡新太郎 / 安元洋貴
- 「フランコとフランカ」として有名なフリーの爆弾テロリストで身長190cmの男。祖父は爆弾作りの名人として有名で、その手伝いをしていたことから爆弾作りのその腕前は知られている。しかし、今では精巧な爆弾ではなく携帯電話で起爆させる簡単な爆弾が重用されているとして、嫌気がさしている。
- 爆弾作りの教えを請いに来たカテリーナを疎ましく思っていたが、焚き付けられてフランカを仲間とする。フランカとの個人的な関係ははっきりと描かれていない。フランカはピノッキオに対しフランコのことを相棒、ボディーガード、爆弾作りの師匠と紹介している。またフランコは、ピノッキオに対しフランカの恋人であることを否定し、フランカは目的を失った自分に対し目的を与えてくれる存在としている。しかし二人が抱擁するシーンがある。
- メッシーナ海峡横断橋を爆破する計画が失敗し、政府当局のクリスティアーノ逮捕の作戦でクリスティアーノ救出でフランカに協力する。救出の際、銃撃するために飛び出してきたリコをフランカは避けようとしたが、フランコがそれを阻止、リコを轢かせた(漫画では倒れたリコをさらに銃撃している)。フランカと共にクリスティアーノの救出を試みるが、二人と共に車ごと崖から川に転落した。生還したクリスティアーノによると死亡とのこと。
- ニノ・フェレッティ
- 声:なし / 関俊彦
- ベルガモ・アルタの出身。表の世界ではアンティークショップ「ベルッティ道具店」に勤務する修理工をしている活動家。元トリノ工科大学の学生。リコが壊してしまったジョゼからヘンリエッタに贈られた万華鏡を修理した。店主からは腕を見込まれていたが、修理工としての使命感はあまり持っていないと説明している。
- 裏の世界では、かつては爆弾作りの名人で、仲間からも一目置かれる過激な爆弾テロ犯だったが、活動に疑問を持つようになり、ある日を境に慎重で流血を好まない誘拐専門の活動家になった(アニメでは一緒に活動していた兄の死がきっかけとされている)。それ以降、活動家仲間からは「チベタン・テリア」(作中では俊敏だがおとなしいチベットの牧畜犬あるいは観賞用の犬と説明されている)と蔑まれている。メッシーナ海峡横断橋会社のイザベラ・ダンジェロ理事長を誘拐する計画のリーダーに指名され準備していたが、慎重なニノに苛立った仲間たちが独断で作戦を決行し失敗、彼はその責任を取るとして姿をくらませた。誘拐の準備中、フランカがニノに爆弾作りを頼みに来るが、彼は彼女に復讐の虚しさを語った(アニメでは失敗後に列車で去る場面になっている)。
- エンリコ・ペルディーニ
- 活動家。元「赤い旅団」系極左テロリストで、共和国広場爆弾テロほか4件の実行犯。無政府主義者で、活動資金が出るなら政治色は左右を問わない。フランカとフランコに依頼していた爆弾をローマ郊外のオスティアで受け取ることになっていたが、エンリコの独断でローマで引き渡すこととなった。スペイン広場で無差別爆破テロを行う予定で、その経歴からフランカは良い顔をせず偽物を渡す予定だった。しかし、前の晩に公社による手入れでエンリコは逮捕された。
[編集] その他
- クローチェ検事
- ジョゼおよびジャンの父。ジョバンニ・クローチェ(Giovanni Croce)。ただしアレッサンドロはジュゼッペと呼んでいた。1998年、ミラノ地方検察局に着任。五共和国派の極右勢力の摘発に奔走し、英雄となる。しかし、道路に仕掛けられた爆弾で家族共々暗殺され、クローチェ事件と呼ばれる事となる。
- カーラ
- クローチェ検事の妻。企業内弁護士。エヴァとも呼ばれている。ジャン、ジョゼ、エンリカの母。夫とともに仕事で自宅を不在がちだった。クローチェ事件に巻き込まれ、死亡した。
- エンリカ
- 声:阿久津加菜
- エンリカ・クローチェ(Enrica Croce)。クローチェ事件で死亡したジョゼとジャンの妹。髪の色は金髪あるいはライトブラウン。自分を構ってくれていたジョゼを特に好いていた。学業優秀で、スポーツでもサッカーチームの中心的プレイヤーで、ジョゼと同じくハープも嗜む。級友からは、両親と同じ法律家、あるいはサッカー選手やプロのハープ奏者になるのではないかと言われるほど才能に富む。しかしエンリカの関心は、自宅に不在がちの家族の目を自分に向けさせることだけだった。
- 死後は彼女自身の意志はともかく、ジャン、ジョゼの周りに幻影として出没している。
- フェルナンド
- ジャンの婚約者だったソフィアの弟。尊敬するジャンの義弟となることを誇りにしていたが、クローチェ事件を機に軍警察を退役し、そして五共和国派への復讐もしないジャンに苛立ちを感じている。兵役後、ソフィアの墓前で偶然会ったジャンに対し、復讐に参加していないことを腰抜けとなじる一幕もあった(ジャン自身は公社での任務で積極的に復讐していることを教えていない)。左翼運動に参加しているらしい。しかし、左翼活動を辞めさせるため、ジャンが指示してマルコーに逮捕させた。
- ラシェル・ベロー
- 声:なし / 小松由佳
- ヒルシャーのユーロポール時代の同僚。村自慢の秀才で、パリで医師となり、パリ警視庁から監察医としてユーロポールに出向していた。「カモッラの虐殺」と呼ばれる児童を対象としたスナッフ・フィルム事件で被害者の遺体の司法解剖を担当しており、心を痛めていた。内気で人見知りの性格だった。同僚となっていたハルトマン刑事(後のヒルシャー)と意気投合し職務を離れても2人で事件の調査をしていた。逮捕しようとしたカモッラ幹部であるマリオ・ボッシに、人身売買の被害者の救出を依頼され、アムステルダムの撮影現場へ2人で潜入を試みる。銃撃戦で腹部に弾を受け瀕死の重傷を負い、医師として自分は助からないことを予見して被害者少女(後のトリエラ)に救命処置を行い、殉職した。その後、遺体は見つかっていない。
- ロベルタ・グエルフィ
- ボローニャ大学法学部出身のローマ地検の若手女性検事。「クローチェ事件」の共犯者に関連する裁判を担当していた検事が五共和国派に暗殺されたことにより、その後を引き継いだ。裁判の証拠の多くは違法なもので、捜査がやり易くなる新法の可決施行までの時間稼ぎとして勝訴を期待されていなかったうえ、五共和国派を装った政府関係機関による暗殺が行われるという予想もあったため、人的損害の少ない若手でという理由からである。
- TVクルーを装った五共和国派の襲撃に遭い銃弾で負傷するが、トリエラ、ペトルーシュカの活躍もあり一命をとりとめ、裁判は一応の成果をあげて完了する。裁判後はほとぼりを冷ますため、南イタリアのナポリ検察へ異動させられていた。ヒルシャーとはファーストネームで呼び合い、悩みを相談するなどかなり親しい仲となる。最後の戦いの前のナポリでの逢瀬の際、ヒルシャーから避難を勧められ空軍基地に向かうが、その途中トリエラとヒルシャーの関係、そして公社の秘密を記した手紙と鍵に気付く。トリエラも、守りたいと感じる一方でヒルシャーと接近することに良い気はしていなかったが、自分の死期を悟り彼女の事を認めるようになった。ミミはトリエラの恋敵と感じていた。
- マリオ・ボッシ
- 声:長島雄一 / 同左
- カモッラの元幹部。マリオが所属していたファミリーは、新たな資金稼ぎのとしてバルカン半島やアフリカ北部などから誘拐した子供の人身売買を行っていたが、マリオは娘ミミの成長をきっかけに改心する。地元警察に通報したものの無視されていたところに、自分を逮捕しようと接近してきたユーロポールのハルトマン(後のヒルシャー)とラシェルに対し逆に子供の救出を依頼する。ハルトマンとラシェルによる被害者少女(後のトリエラ)の救出では後方待機しており、現場から戻ってきたハルトマンとトリエラを保護する。被害者を犯罪の証拠としか見ていない地元警察からトリエラの奪取するハルトマンに協力した。その後もヒルシャーとの情報のやり取りなどの関係は続いていた。トリエラを殺人動画から救い出したキッカケを作った恩人であると共に、それに加担していたとして、ヒルシャーはマリオに複雑な思いを抱いている。
- その後、カモッラの裁判の証人となる条件で、今までの容疑は免責される。裁判に出廷するために帰郷し、マフィアから暗殺の標的になるとして公社の作戦一課は裁判まで身柄を拘束する予定だったが、義体となったトリエラの活躍で暗殺は事なきを得、クリスマスは娘と過ごしたいとトリエラに告白するマリオの身柄をトリエラは拘束せず、見逃す。その現場を見ていたヒルシャーもあえて見逃した。そのお礼としてその年のクリスマスにトリエラに熊のぬいぐるみを贈った。その後はカモッラの目を逃れヨーロッパ各地を転々としているが、クリスマスには娘に会いに自宅に帰るという生活を送っている。
- マリア・マキャヴェリ
- 声:藤森多哉
- マリオの婚外子の娘。愛称はミミ。父マリオは放浪の身で、母親は既に死亡していて、ナポリで一人暮らしをしている。両親とも裏社会の人間であることを承知している。クリスマスの時など時々マリオがやって来るようである。マリオから送られたクマのぬいぐるみを集めていて、ぬいぐるみにサッカーのユニフォームを着せ、ポジションも決めているらしい。
- 身辺警護として自宅で軟禁されていたところ、恋人に逢いたくなり、警護していたトリエラとヒルシャーの2人を出し抜いて逃走するなど、一筋縄ではいかない能力を持つ。トリエラ自身が意識してなかった頃からトリエラの好意がヒルシャーに向いていることを見抜き、トリエラを応援している。後にはトリエラと親友のような仲となっている。
- パトリツィア
- 声:渕崎ゆり子 / 能登麻美子
- マルコーの元恋人。出版社に勤めている。フランカことカテリーナの大学の友人で、マルコーとの交際はカテリーナの紹介によるもの。マルコーが負傷してそれまでの任務から解任されたことから警察を退職していたことを快く受け入れた。公社に転職して子供のお守りをしているというマルコーに対し、(それ自体は嘘ではないが)マルコーが自分に話せない事情を抱えていると察知し、交際を解消した。
- マルコーがアンジェリカに話した創作童話「パスタの国の王子様」を絵本にして出版し評判となり、シリーズとして3作が作られた。「パスタ王子とピッツァ姫」はそのうちの1作。
- イザベラ・ダンジェロ
- 声:なし / 幸田直子
- メッシーナ海峡横断橋の架橋を行うメッシーナ海峡横断橋会社の理事長。テロで亡くなった夫に代わり理事長に就任した。夫を失ったテロでの傷で車椅子での生活になった。以前はテロと犯人を憎んだが、今では反対意見を押し切ってまで架橋を行うことに疑問を持つようになった。テロに狙われる公算が大きいが、過度の警備を行っていない。公社作戦部長のモニカとは旧知の仲。
- 五共和国派のミラノ派のクリスティーナの指示でイザベラの誘拐が計画され、その計画を察知した公社二課が警備に付くようになった。モニカから身体障害者に貢献すると義体の説明を受けて素直に受け入れられず、警備担当となったジョゼの復讐にはやる心を察して恐怖していた。フェッロのがイゼベラに変装し、公社二課の活躍で誘拐犯を一網打尽とすることに成功する。
- ドメニコ
- 声:なし / 下崎紘史
- 名義はドメニコ夫妻になっているがフラスカーティにあるフランカのブドウ園を、妻のパオラ(声:なし / 長浜満里子)と守る老人。フランカが爆弾テロリストとして活動していることは承知している。収穫したブドウでワインを作っている。クリスティアーノを救出しに行くピノッキオを帰って来るように言い聞かせ、送り出した。フランカのアルファ・ロメオの整備も行っていた。
- アウローラ
- 声:なし / 酒井香奈子
- ピノッキオの隠れ家の近所に住む少女。ピノッキオに好意を持ち親切にしていたが、人付き合いの苦手な彼からは煙たがられていた。世話を焼こうとピノッキオの家に入り込んだところをフランカに見付かり、殺し屋と誤解され拘束されてしまう。誤解が晴れた後も、自らが殺し屋であると知れたピノッキオに殺されそうになるが、フランカが異議を唱え解放されることに。盗聴によりアウローラが拘束されたことを知ったトリエラとヒルシャーが隠れ家を強襲。フランカら3人は逃走し、地下で縛られていたアウローラは助かる。アニメ版では、トリエラが突入した部屋にフランカら3人と共に居合わせ、銃撃戦に巻き込まれるが、フランカに安全な場所まで連れ出され、解放される。
- ジュリア・アプレア
- 新トリノ原発で警備にあたっていた軍警察の女性兵士。五共和国派が原発を占拠した際、異音について照会の電話をした際に応答したのがジャコモ=ダンテであると気付き、異変を察知したことからただ一人脱出に成功。社会福祉公社に情報を提供する。
- 実は中学時代のエンリカの友人。将来は女子サッカー選手になることを夢見ていたが、クローチェ事件でエンリカが死亡したことを受け、彼女が将来の目標としていた軍警察に入る。エンリカの敵であるジャコモには強い憎しみを抱いており、最終決戦に加えて欲しいとジャンに願い出るが、「若者が死にに行く必要はない」と止められた。その後単身原発に戻り、重傷を負ったジャコモを発見し銃を向けるが、結局殺すことはできなかった。
[編集] 用語
- 義体
- 社会福祉公社の作戦2課が運用するいわばサイボーグ。サイボーグ化することを義体化と言う。義体化には事故や犯罪による瀕死の重傷者や、重篤な障害者などが利用される。義体になる以前の名前や経歴等は全て抹消される。そのため孤児や家庭の事情により家族から疎遠や絶縁せざるを得ない者が選択される。脳を除く臓器、筋肉、骨格など身体の8割が強力な人工物に置き換えられており、身体能力は通常の人間のそれをはるかに上回る。また義体としての運用に不都合な感情を持たないよう、条件付けと呼ばれる洗脳も行われている。
- 義体化への適性は、脳の適応力から若年者が適しているとされている。現在、義体は少女と呼ぶに相応しい若年女性だけが登場しているが、女性に限定される理由は明かされていない。
- 義体技術は、外見も改造することも可能で、髪や瞳の色も変えられる。それらは事情が許せば担当官の意見が取り込まれる。担当官のリーダーであるジャンは男の名前を付けるように奨励しているが、義体の命名権も担当官に与えられている。条件付けなども担当官に大きく裁量が任されており、多様である(差を作ることでの様々な点で差異を調査する目的でもある)。義体は、身体の部品の交換が(寿命を縮めることになるにしても)可能であるため、脳死をもって死となる。
- 条件付け
- 義体は社会福祉公社によって、薬物・暗示・電気的刺激などを用いた強力な洗脳が行われる。これを条件付けと呼ぶ。内容は「担当官(上司)、および社会福祉公社に忠実であること」「殺人に抵抗を持たないこと」「目的達成のためには自己犠牲を厭わないこと」などであり、戦闘員にとって必要なことばかりである。ただし問題は、それが義体の知らないうちに無意識下に埋め込まれることであろう。
- 義体の少女と担当官(成人男性)は一組で行動し、「フラテッロ(兄妹)」と呼ばれる。義体は担当官の安全に極度に敏感で、場合によっては仲間の義体さえ反射的に攻撃することさえある。義体の過去の記憶は(条件付けの結果として)消去される場合が殆どであり[8]、新たに任務に必要な知識が植え付けられる。ただし義体たちは、夢という形で過去の記憶を思い出すことが多い。
- 条件付けを強化すると、感情喪失・記憶障害・薬物依存・短命化などの副作用が生じる。条件付けの内容は譜面と呼ばれ、量はページ数で表される。
- 1期生・2期生
- 単行本第6巻以降には、身体能力は若干劣るが、「条件付け」をフレキシブルにすることで寿命を倍に延ばした「2期生」が登場する。2期生の計画実行をもってそれ以前の義体は「1期生」と呼ばれるようになった。
- 1期生は試験運用の性格が強く、個体ごとに事情が大きく違っている。また、義体化以前の面影をそのまま残している義体が多い。1期生は高機能であるが、精神的に不安定、寿命が短い、保守に多くの費用が掛かるなどの欠点がある。短命では固体の経験の蓄積が難しくコストパフォーマンスが悪いこと、重度義体化技術では民生に技術転用する際に応用が難しいという理由もある。また、1期生は義体自身の問題の他に担当官の人選にも問題があったようである。
- 2期生の寿命は、最低5年、希望的観測で7年とジャンは発言している。しかし事件や事故による殉職ではなく寿命に達した義体は1期生のアンジェリカ1体のみで、アンジェリカ自体が手探り状態での非効率な義体化で実用化された最初の義体であるため、あくまでも推測である。2期生となる素体は広範囲から集めたことから、素体の頃を知る人に知られないように外見は大幅に改造されている。
- 単行本1巻の時期に1期生は10体ほどが存在している様子で、2期生は現在のところ10体が計画され、毎月2体のペースで完成を予定している。しかし、劇中に登場する個体は多くなく、ストーリーに絡む個体はさらに少ない。
- 素体
- 義体個体の義体化される以前の状態、およびその個体のことを指す。
- フラテッロ
- 義体の少女と担当官(男性のみが着任している)は常に行動を共にすることから、時に二人をまとめて「フラテッロ(fratello、ラテン語で兄妹という意味)」とも呼ばれる。但し、作戦二課以外でこの言葉が使われることは少ない。
- 公益法人 社会福祉公社
- イタリア政府の内閣府が運営する公営組織で、障害者支援を目的として名称の通り社会福祉の事業を行っている。しかしそれの表向きの事業とは別に、反政府勢力への諜報や暗殺など非合法活動を行う裏面も持ち合わせている。イタリアの進んだ医療技術を背景に義体技術を開発し、少女と呼ぶに相応しい若年女性を集めて義体化している。義体は作戦二課が運用し、暗殺や保安警備に利用している。その一方で、義体で培った成果を民生用義肢などにフィードバックし、実績を上げていることで世間の目を欺いている。
- 本部はローマ郊外に拠点を持つ。施設は約1000年前に建てられた修道院。その為、敷地内に墓地がある。その後、貴族の屋敷となり、世界大戦では軍の施設として使われていた。戦後、政府が管理していたが、福祉公社の設立で本部として利用することになった。構内に川が流れたり模擬市街戦演習場があるなど敷地は広大である。イタリアの全国の各州の州都などには支部が置かれている。支部は、管轄地域での情報収集と管轄地域で本部が活動する場合の支援を行い、敵組織に対して直接的な行動を行うことは無い。
- 五共和国派(通称パダーニャ)
- 反政府活動団体で、社会福祉公社が敵対している組織。イタリアの南北の経済格差を背景に、経済的に豊かな北部が納めている税金が貧しい南部に使われていることを問題視し、分離独立を求めて活動している。国会議員を擁する純粋な政党などの政治組織からテロなどを行っている過激派まで様々である。北部では、程度の差はあれある程度の支持がある。活動資金は五共和国派を支持する実業家や裏社会組織などからの寄付により成り立っている。名称は、イタリアを5カ国に分割した共和国制を目指していることにちなむ。
- パダーニャそのものは実在する。イタリア北部を拠点としている。パダーニャは、北部同盟党首ウンベルト・ボッシ(Umberto Bossi)が提唱する、北部8州と中部3州(トスカーナ州・ウンブリア州・マルケ州)をイタリア共和国から分離独立させて「パダーニャ共和国連邦(Repubblica Federale de Padana)」を樹立する、という構想を実現するために武力闘争を行っている。パダーニャについては、北部同盟を参照。(北部同盟そのものは、実在する極右政党であることに注意。)
- クローチェ事件
- 五共和国派が起こした事件の裁判を担当していたクローチェ検事が暗殺された事件。バカンスに出かける途中、クローチェの妻・エンリカ・ソフィアと共に、路上に仕掛けられていた爆弾により全員が死亡した。五共和国派(コミック版では「ミラノ・北部連盟」)から犯行声明が出ており、五共和国派の反政府テロ活動の象徴とされている。内務省のテロ担当だったロレンツォとフェッロが護衛しており、この事件の後、政・官・軍合同の超法規機関である『社会福祉公社』の設立に関わっている。ジョゼとジャンは、クローチェ検事の息子であり、軍警察官だった2人が福祉公社に転職しその活動に従事しているのは、ロレンツォが勧誘したため。
- クローチェ検事暗殺事件とも呼ばれる。首謀者すら不明だったが、公社の捜査によりジャコモ・ダンテが主犯であることが判明した。クローチェ検事の後を引き継いだ検事らも同様に自動車上で殺害されることが多い。
- メッシーナ海峡横断橋
- イタリア本土とシチリア島との間にあるメッシーナ海峡を渡る吊り橋で、建設はダンジェロが総裁に就いているイタリア開発公社が担当している。北部からの税金を南部へ流用する公共事業の象徴として五共和国派は反対している。実験橋の橋脚の一部が完成した時点で爆弾テロにより橋脚の一部が損壊されてしまった。現在は本橋の建設に移り、実験橋の橋脚は撤去工事が始まっている。完成すれば世界最大のものとなる。
- カモッラ
- 本作品中では、ナポリ・マフィアのこと。詳しくはカモッラを参照。
[編集] 登場する銃器
実在する銃器が登場する。各登場人物はおおよそ使用する銃器が決まっている。銃器雑誌のインタビューにおいて作者は、「フラテッロは銃もフラテッロ」と発言している。義体と担当官の所持する銃はそれぞれ共通性があることを示している。基本的に、作者がそのモデルガンやエアガンを所蔵し作画見本としているが、作画時に手元に無い場合は登場人物が他の銃を使用することもある。また、アニメーションの2期の初期の第1話から第6話のオープニングの実写として登場する銃は、KSCの製品である。これは本作品に登場する銃器をKSCとタイアップで発売する企画がきっかけとなっている。しかし、幾つか企画されていたが実際に発売されたのはトリエラが使用しているP230SLの1点のみである。
- ヘンリエッタ
- メインアームにFN P90をアマティのヴァイオリンのケースに隠している所が印象的。サイドアームはシングルカラムのSIG P239を使用している(スライドステンレスモデル; 1巻表紙では9mm、18話では.357SIGが描かれている)。
- P90専用のサイドアームであるFive-seveNを使用しないのは、ヘンリエッタの手の大きさではこれを扱えないからである。
- リコ
- 扱う銃器は狙撃銃中心で、SVDドラグノフでの狙撃、MG3を使用した後方支援を担当する他、ガリルMAR、ベレッタSCS70/90等を用いる。拳銃はCz75のセカンドモデルを使用する。
- トリエラ
- メインアームにウィンチェスターM1897(ポンプアクションのショットガン)を使用する。銃剣を装着することもある。サイドアームはヒルシャーから贈られたSIG P230 SL(P230のステンレスモデル/初期型)。
- このショットガンはトリエラが殺人動画の撮影現場から救出されたときにマリオが使用していたものである。しかし誰に貰ったのかトリエラの記憶には無い。大型の銃であることが原因にトリエラが度々怪我をしており、生き抜く決意をしたトリエラは怪我をしないようストック部のソードオフ(切り詰め)を行った。この銃は、アニメ第2期の製作を機にコラボレーションのエアソフトガンがKSCよりP230SLモデッロTとして限定生産されている(モデッロTとはトリエラモデルという意味である)。
- P230 SLをピノッキオに奪われてからは、ヒルシャーが使っているSIG P232を譲り受け使用していた。コミック版ではヒルシャーの使用していたものを譲与されていたが、アニメ版ではヒルシャーとお揃いとなっている。ピノッキオとの雪辱戦でP230SLを取り戻し、以後再びP230SLを使用する。第3話のみバックアップ用としてH&K P7M8を使用、その他にH&K UMP45も使用している。ナイフや短剣類をも扱い格闘もこなす。
- クラエス
- ラバロが生存時にはH&K VP70を使用していた。しかし腕前は良くなく、射撃訓練で必中するまで射撃場から帰ってくるなとラバロの指示を受け、雨が降り出しても一晩中射撃訓練をしていた。義体は命令に融通の利かないことを思い知らされたラバロは、それを期にクラエスとの付き合いに愛情を持つようになった。チンピラに対して実地訓練を行うが、射撃機会を逸して接近を許し負傷することがあった。その後、ラバロの血の通った約束により、銃を持つも敵を前にしても引き鉄を引けないでいる。その他にH&K MP5K PDW。
- アンジェリカ
- メインアームにステアーAUGを使用。拳銃はベレッタM84を使用(第23話のみフラッシュライトを搭載したステアーM9を使用)。
- エルザ・デ・シーカ
- SIG 550およびSIG 552を使用。
- ベアトリーチェ
- マイクロUZIを使用。
- ペトルーシュカ
- 使用武器はスペクトラ M4、薄着など服装の都合でSMGが携行出来ない場合はトーラスPT92も使用する。
- ジョゼ
- 拳銃は第7話でFN Five-seveNを使用しているが本人の物ではなく、普段何を携行しているか不明。
- ジャン
- 使用拳銃はFN ブローニング・ハイパワーMk3。
- ヒルシャー
- 拳銃は第1話ではH&K USP Tactical、第3話ではH&K Mk23を使用しているが、第15話以降はSIG P232を使用している。しかしトリエラが自らの銃P230SLをピノッキオに奪われ、コミック版では自らの銃をトリエラに貸与した。アニメ版では自分とお揃いのP232をトリエラに渡している。
- マルコー
- 使用拳銃はステアーGB。
- アレッサンドロ
- 使用拳銃はベレッタM92。
- ピエトロ・フェルミ
- 使用拳銃はベレッタM8000。
- オルガ
- 使用拳銃はデザートイーグル。
- プリシッラ
- 使用武器はベネリM3。
[編集] 登場する車両
本作品には実在の車両が多数登場する。主要各人物が乗用するものは下記の通りだが、その他にもランチア・デルタ HF インテグラーレ Evo Iやアルファロメオ・145、アルファロメオ・147、BMW・X5など、1コマのみの登場や背景での描写でもランチア・イプシロン、フォルクスワーゲン・ゴルフなど、欧州車を中心に非常に多くの自動車が描かれている。義体担当官が乗る車両は、担当官の個人所有のものか公社が用意しているものかは不明。
- ジョゼ
- ポルシェ・ボクスター
- ジャン
- メルセデス・ベンツ・CLクラス、Gクラス
- ヒルシャー
- メルセデス・ベンツ・Eクラスステーションワゴン
- マルコ
- フィアット・クーペ・フィアット
- ラバロ
- アウディ・A3
- アレッサンドロ
- ダイムラー・スマート
- ラウーロ
- レンジローバー
- プリシッラ
- フォルクスワーゲン・ニュービートル
- ピエトロ・フェルミ
- ニュー・ミニクーパー
- レスキリアン
- アルファロメオ・156ステーションワゴン
- フランカ
- アルファロメオ・2600スパイダー
- ロベルタ・グエルフィ
- シトロエン・C3プルリエル
[編集] 評価
本作に対しては肯定的な評価もある一方、悪趣味である・倫理的に問題があるといった批判的意見もあり賛否両論となっている[9]。
漫画評論家の伊藤剛は、本作が「美少女が銃器を使って戦う(戦闘美少女)」という男性読者の欲望にかなった内容を描きながらも、それが悪趣味・非倫理的なものであるということに言及した描写がみられるため強い批評性を持った作品であると述べている[10]。
評論家の宇野常寛は、男性が自分より弱い立場にある(障害を持った)少女を所有するという欲望を追求する本作を、同様の構造を持った『AIR』『NHKにようこそ!』などとともに「安全に痛い自己反省パフォーマンス」であると批判し、批評家によって過大評価されていると述べている[11]。
小説家・文芸評論家の笠井潔は、本作に登場するヘンリエッタについて、精神科医の斎藤環が『戦闘美少女の精神分析』で用いた類型での最新事例であるとしている。斎藤環は1990年代後半以降、『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波レイのように「少女としての快活さよりも空虚さを前面に押し出したキャラクター」が増えていることを指摘しているが、笠井潔によれば精神的外傷体験の記憶を人工的に消去されて悩むことすら許されないヘンリエッタはそれ以上に暗澹とした印象を与え、そこが本作の独自性であると述べている[12]。
[編集] 単行本
相田裕著、アスキー・メディアワークス刊
[編集] 通常版
- 第1巻 2002年12月15日初版発行 ISBN 4-8402-2237-1
- 第2巻 2003年7月15日初版発行 ISBN 4-8402-2421-8
- 第3巻 2004年3月15日初版発行 ISBN 4-8402-2622-9
- 第4巻 2004年11月15日初版発行 ISBN 4-8402-2819-1
- 第5巻 2005年6月15日初版発行 ISBN 4-8402-3072-2
- 第6巻 2006年1月15日初版発行 ISBN 4-8402-3290-3
- 第7巻 2006年8月15日初版発行 ISBN 4-8402-3532-5
- 第8巻 2007年4月15日初版発行 ISBN 978-4-8402-3826-7
- 第9巻 2007年11月27日初版発行 ISBN 978-4-8402-4108-3
- 第10巻 2008年10月27日初版発行 ISBN 978-4-04-867387-7
- 第11巻 2009年7月27日初版発行 ISBN 978-4-04-867977-0
- 第12巻 2010年4月27日初版発行 ISBN 978-4-04-868567-2
- 第13巻 2011年4月27日初版発行 ISBN 978-4-04-870412-0
- 第14巻 2011年12月17日初版発行 ISBN 978-4-04-886173-1
[編集] 特装版
- 第10巻 2008年10月27日発行ISBN 978-4-04-867432-4
- 特製の小冊子Libretto!が添付されている。劇中に登場するイタリアなど語られていない細部の解説が記載されている。その為、第10巻にはVol.10 with Libretto!と固有名称が付けられている。価格800円(消費税込)
[編集] 同人誌
上述の通り当作品は、作者が同人誌として発表したものを後に主軸を商業誌に移行したものである。
- PRESENCE♯3
- 1998年冬発行。作者の同人誌であるPRESENCEの3冊目で初めて当作品を発表する。タイトルは『Gun Slinger Girl』で、現在のタイトルとは僅かに違う。『第一話 Gun Slinger』と『第二話 Friends』を掲載。リコとアンジェリカが登場。
- PRESENCE♯4
- 1999年夏発行。副題は『Gun Slinger Girl II』。『第三話 良く喋る子』を掲載。
- The Disabled persons
- 1999年夏発行。ラフスケッチ集。
- PRESENCE♯5
- 1999年冬発行。副題は『GUN SLINGER GIRL COLLECTION』。『第四話 Free talk』と既発表の第一話から第三話も収録。常に受身のリコとアンジェリカとは違う自ら行動するキャラクターとしてトリエラを登場させる。
- PRESENCE♯6
- 2000年春発行。副題は『パスタの国の王子様』。『第五話 パスタの国の王子様』を掲載。
- idle talk
- 2000年夏発行。副題は『PRESENCE♯8 GUN SLINGER GIRL外伝』。ストーリーは本編とは大きく違う。ヘンリエッタとジョゼとの性的描写があるため成人指定となっている。その他ペトロシュカが登場。
- たたかうものたち
- 2000年秋発行。ラフスケッチ集。
- たたかうものたち 2
- 2000年冬発行。ラフスケッチ集。
- GUN SLINGER GIRL COLLECTION 2
- 2002年夏発行。『Gun Slinger Girl』・『Gun Slinger Girl II』、『GUN SLINGER GIRL COLLECTION』、『パスタの国の王子様』、『たたかうものたち』、『たたかうものたち 2』を収録。『idle talk』は、成人指定であること、ストーリーが本編と大きく違う外伝であることから掲載されていない。
- たたかうものたち 3
- 2003年夏発行。主要な義体の少女たちの銃の解説とそのイラスト集。
- Cope de Coeur(クープ・ド・クール)
- 2003年冬発行。ラフスケッチ集。
- たたかうものたち 4
- 2004年冬発行。ラフスケッチ集。
- たたかうものたち 5
- 2005年夏発行。イラスト集。
- ITALIA 2005〜2006
- 2007年夏発行。イラストと写真集。オールカラー。
[編集] アニメーション
[編集] 第1期
2003年10月から2004年2月までフジテレビで放送。全13話。
[編集] スタッフ
- 原作 - 相田裕
- 監督 - 浅香守生
- 助監督 - 川村賢一
- シリーズ構成 - 武上純希
- キャラクターデザイン - 阿部恒
- 銃器デザイン - 安田好孝
- プロップデザイン - 香月邦夫、室井ふみえ(第4話 - )
- 美術監督 - 池田尚
- 色彩設計 - 角本百合子
- 撮影監督 - 宮田崇弘
- 編集 - 寺内聡
- 音響演出 - 平光琢也
- 音楽 - 佐橋俊彦
- プロデューサー - 浜野貴敏、吉本聡、渡辺和哉、大井守
- アニメーション制作 - マッドハウス
- 製作 - 中山晴喜
- 制作 - マーベラスエンターテイメント、フジテレビ
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ
-
- 「THE LIGHT BEFORE WE LAND」
- 作曲 - デルガドス(The Delgados)
- この曲はアニメオリジナルではなく、デルガドスのアルバム『HATE』に含まれている。後にエンディングテーマとあわせてシングルリリースされ、サントラにも収録された。
- エンディングテーマ
-
- 「DOPO IL SOGNO 〜夢のあとに〜」
- 作詞 - うえのけいこ / 作曲 - 佐橋俊彦 / 編曲 - 佐橋俊彦、三村奈々恵 / 歌 - op.(オーパス)
- 曲はガブリエル・フォーレの歌曲『夢のあとに』の編曲である。フォーレの名前はTV放映版・DVD収録版でも表記されていないが、サウンドトラックCDのブックレットにはフォーレのインスパイアである事が明記されている。TV放映版・DVD収録版の歌詞はヘンデルの歌劇『リナルド』から、「私を泣かせてください」の歌詞の一部分をそのまま引用したものだが、サウンドトラックに収録されている同曲の歌詞は、フランチェスコ・ドゥランテのアリア「清き乙女」からの一部引用が見られる。
- 挿入歌
-
- 「Woke From Dreaming」(第7話)
- 作曲 - デルガドス(The Delgados)
- 上と同様に『HATE』に収録されている。
[編集] 各話リスト
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 兄妹 - fratello - |
武上純希 | 浅香守生 | 川村賢一 | 香月邦夫 | 阿部恒 |
| 2 | 天体観測 - orione - |
有冨興二 | ||||
| 3 | 少年 - ragazzo - |
武上純希 植野慶子 |
小島正幸 | 依田正彦 | 今里佳子 | |
| 4 | 人形 - bambola - |
筆安一幸 | 青山浩行 | 中村亮介 | 石井久美 | |
| 5 | 約束 - promessa - |
砂山蔵澄 | 片渕須直 | 太田雅彦 | 室井ふみえ | |
| 6 | 報酬 - gelato - |
武上純希 | 岩永彰 | 渡辺和夫 | ||
| 7 | 守護 - protezione - |
植野慶子 | おざわかずひろ | 丸山泰英 | ||
| 8 | 御伽噺 - Il Principe del regno della pasta - |
筆安一幸 | 佐藤真二 | 白石道太 | 松崎一 | |
| 9 | 彼岸花 - Lycoris radiata Herb - |
植野慶子 | 川村賢一 | 香月邦夫 | ||
| 10 | 熱病 - amare - |
筆安一幸 | 山本沙代 | 山本善哉 | ||
| 11 | 恋慕 - febbre alta - |
駒井一也 | 千葉大輔 | 石川洋一 | ||
| 12 | 共生 - simbiosi - |
武上純希 | 古橋一浩 | 山口武志 | Lee Si Min | 阿部恒 石井久美 |
| 13 | 流星 - stella cadente - |
浅香守生 | 川村賢一 | 山本善哉 阿部恒 |
阿部恒 | |
[編集] 放送局
| 放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送区分 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 関東広域圏 | フジテレビ | 2003年10月8日 - 2004年2月18日 | 水曜 27時48分 - 28時18分 | フジテレビ系列 | |
| 日本全域 | アニマックス | 2003年11月14日 - 2004年2月20日 | 金曜 23時00分 - 23時30分 | CS放送 | リピート放送あり |
| BS11 | 2008年1月5日 - 3月29日 | 土曜 24時30分 - 25時00分 | BSデジタル放送 | ANIME+枠内 |
[編集] 第2期
2008年1月より『GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-』(ガンスリンガー・ガール イル・テアトリーノ)のタイトルで放送された。トリエラとピノッキオとの闘いを主軸にいくつかのエピソードで構成された。
原作者の相田裕本人が脚本を担当、制作はマッドハウスからアートランドに変更された。
第1期から時間が経過しているため、スタッフおよび担当声優は一新されている。目を大きく描くなど、登場人物のデザインも変更された。
[編集] スタッフ(第2期)
- 原作・総監修・シリーズ構成・キャラクターデザイン原案 - 相田裕
- 総監督 - 石踊宏
- 監督 - 真野玲
- 総監修補佐 - 杉原ちあき
- シリーズ構成協力 - 浦畑達彦
- メインキャラクターデザイン・総作画監督 - 杉光登
- ゲストキャラクターデザイン・総作画監督 - 小関雅、川島勝
- 小物設定・小物総作画監督 - 伊佐秀朗
- 銃器総監修 - 又野弘道
- 銃器設定・銃器総作画監督 - 江田恵一
- 美術監督 - 西倉力
- 色彩設計 - 佐藤裕子
- 撮影監督 - 大西博
- 編集 - 村井秀明
- 音響監督 - 平光琢也
- 音楽 - 大谷幸
- アニメーション制作 - アートランド
- プロデューサー - 丸山創、吉井敏久
- 製作 - マーベラスエンターテイメント
[編集] 主題歌(第2期)
- オープニングテーマ
-
- 「たった1つの想い」
- 作詞・作曲 - KOKIA / 編曲 - KOKIAn'S / 歌 - KOKIA
- エンディングテーマ
-
- 「doll」
- 作詞・作曲 - 麻枝准 / 編曲 - ANANT-GARDE EYES / 歌 - Lia、多田葵[13]
- 挿入歌
-
- 「スカボロー・フェア」(第8話)
- 作詞・作曲 - イングランド民謡 / 編曲 - 冬野竜彦 / 歌 - 多田葵
- 「human」(第13話)
- 作詞・作曲 - 麻枝准 / 編曲 - ANANT-GARDE EYES / 歌 - Lia
[編集] 各話リスト(第2期)
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | DVD収録 | 発売日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 二人の距離 兄妹 | 相田裕 浦畑達彦 |
石踊宏 | 川西泰二 | 白石達也、小林亮 | Vol.1 | 2008年 3月25日 |
| 2 | ピノッキオ | 多田貴大 | 松浦錠平 | 田中宏紀 | Vol.2 | 4月25日 | |
| 3 | シミュラクラ | 又野弘道 | 小山知洋 | ||||
| 4 | アンジェリカの復帰 | 相田裕 | 石踊宏 | 楠本巨樹 | 柳瀬譲二、石井ゆみこ | Vol.3 | 5月22日 |
| 5 | 泡沫と追憶 | 成田歳法 | 村田尚樹 | 飯飼一幸 | |||
| 6 | チベタンテリアの引退 | 水本葉月 | 道下康太、山崎正和 田中ちゆき、阿部航 菊池晃、明珍宇作 |
Vol.4 | 6月25日 | ||
| 7 | カテリーナ 復讐の円環 | 左藤洋二 | 山口頼房 | しんごーやすし | |||
| 8 | クラエスの一日 | 福冨博 | 松浦錠平 | 松下純子、をがわいちろう | Vol.5 | 7月25日 | |
| 9 | 賢い蛇 純真な鳩 | 又野弘道 | 小山知洋 | ||||
| 10 | 善意の花 | 水本葉月 | 京極尚彦 | 柳瀬譲二 | Vol.6 | 8月22日 | |
| 11 | 芽生える感情 | 左藤洋二 | 村田尚樹 | 飯飼一幸 | |||
| 12 | 戦う人形 | 成田歳法 | フモトモモ | 高乗陽子、杉光登 川島勝、伊佐秀朗 |
Vol.7 | 9月25日 | |
| 13 | そしてピノッキオは人間に | 石踊宏 | 高島大輔 小田原男 |
松下純子、氏家嘉宏 明珍宇作、杉光登 小関雅、川島勝、伊佐秀朗 |
|||
| OVA 1 | ヴェネツィアの光、心の闇 | おざわかずひろ | 石川敏浩 | 保怜諸家印、古谷田順久 いいずみとしおみ、石田啓一 伊藤祐毅、大河原晴男 佐藤真史、都竹隆治 |
OVA | 11月24日 | |
| OVA 2 | ファンタズマ | 福冨博 | 高島大輔 | 小関雅 | |||
[編集] 放送局(第2期)
| 放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送区分 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京都 | TOKYO MX | 2008年1月7日 - 3月31日 | 月曜 27時00分 - 27時30分 | 独立UHF局 | |
| 大阪府 | テレビ大阪 | 2008年1月9日 - 3月26日 | 水曜 26時55分 - 27時25分 | テレビ東京系列 | |
| 中京広域圏 | 中京テレビ | 2008年1月16日 - 4月9日 | 水曜 27時14分 - 27時44分 | 日本テレビ系列 | |
| 日本全域 | BS11 | 2008年4月5日 - 6月28日 | 土曜 24時30分 - 25時00分 | BSデジタル放送 | ANIME+枠内 |
| アニマックス | 2009年5月15日 - 8月21日 | 金曜 22時00分 - 22時30分 | CS放送 | リピート放送あり |
BS11での放送に合わせて、15分間の特別番組『GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- 応援番組 「花満開・あなたにもっと近づきたい」』が、BS11で2008年3月30日の深夜24時00分より5夜連続で放送された。出演は、司会に主要な義体の少女を演じている声優が日替わりで担当した。ゲストは司会の声優が担当している義体の担当官を演じている声優。ただし、クラエス役が出演する回のゲストは、主題歌を歌唱する多田葵とLiaの2人。その内容は、主に番組に関したフリートークで、第3夜だけは、歌手の2人による主題歌の歌唱が行われていた。これらの内容は、DVDの初回特典として未放送部分を加えて収録されている。
| 話数 | 司会 | ゲスト | DVD収録 |
|---|---|---|---|
| 第1夜 | 阿久津加菜(ヘンリエッタ役) | 三戸耕三(ジョゼ役) | Vol.4 |
| 第2夜 | 花澤香菜(アンジェリカ役) | 矢尾一樹(マルコー役) | Vol.5 |
| 第3夜 | 水野理紗(クラエス役) | 多田葵、Lia | Vol.6 |
| 第4夜 | 塩野アンリ(リコ役) | 子安武人(ジャン役) | Vol.7 |
| 第5夜 | 榎本温子(トリエラ役) | 松風雅也(ヒルシャー役) | OVA |
[編集] 音楽作品・CDドラマ
すべてマーベラスエンターテイメント(現マーベラスAQL)から発売されている。
- GUNSLINGER GIRL Singles 2003年11月21日発売
- デルガドスの『THE LIGHT BEFORE WE LAND』と『Woke From Dreaming』、op.の『DOPO IL SOGNO 〜夢のあとに〜』を収録。ジャケットは白いバックに蛍光塗料でロゴが印刷されている。
- GUNSLINGER GIRL ORIGINAL SOUND TRACK 2003年12月21日発売 2006年10月4日再発
- アニメ第一期で使用された佐橋俊彦の楽曲(『DOPO IL SOGNO 〜夢のあとに〜』も含む)およびデルガドスの『THE LIGHT BEFORE WE LAND』を収録。ジャケットはシングルとは対照的に黒いバックに白くロゴが縁取られている。
- GUNSLINGER GIRL GAME SOUND ALBUM
- PS2版ゲームのサウンドトラック。ジャケットは銀色。
- GUNSLINGER GIRL Image Album『poca felicita』 2005年12月21日発売
- Sound HorizonのRevoが作曲したイメージソング集。各キャラクターの楽曲はアニメ第1期の声優が歌っている。なお"poca felicita"とは「小さな幸せ」の意味。
- GUNSLINGER GIRL SONORO『壁の向こう、世界の果て』 2007年11月21日発売
- リコ、アンジェリカ、クラエスを主人公にした短編ドラマCD。担当声優は一新されている。
- たった一つの想い 「GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- オープニングテーマ」 2008年1月23日発売
- カップリングは「生まれたての白」。2曲それぞれのインストゥルメンタルの合計4曲が収録されている。
- doll / human 「GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- エンディングテーマ」 2008年1月30日発売
- 多田葵とLiaの歌唱によるdollと、Liaの歌唱によるhuman、そして2曲それぞれのインストゥルメンタルの合計5曲が収録されている。
- GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- Vocal Album 2008年4月23日発売
- TVアニメ「GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO-」の世界を彩るボーカルアルバム!! OPテーマ「たった1つの想い」(KOKIA)と麻枝准が詞曲をてがけたEDテーマ「doll」はO.A.されているLia ver.、多田葵ver.に加え、メインキャスト5名がそれぞれに歌ったバージョンも新録! 更に2007年11月に発売されたドラマCD「GUNSLINGER SONORO『壁の向こう、世界の果て』」から崎元仁が作曲し、多田葵が歌ったEDテーマ「追憶~森と水の詩~」も収録!
[編集] 脚注
- ^ 末尾の母音が男性は「o」、女性は「a」となる。
- ^ テレビ版のエピソード「約束」に出てくるクラエスのプロフィール資料より。クラエスの10歳の誕生日の写真と共に、父親が大学教授だったため家には多くの書物があった、そのため子供時代に本好きになった、本への興味を持たせるため両親が多くの本を贈り物として与えた等の記述がある。
- ^ 名前だけは第二話で登場している。
- ^ 第84話において、新トリノ原発攻略中にアレッサンドロは過去に病院の屋上で出会った少女である事を思い出しており、ペトラも不完全ながら自分の過去に関わりがあると感じている。
- ^ 第84話冒頭、二期生の担当官フィオは、体型及び化粧から成人女性である可能性が高い。
- ^ 公安部時代に私室に通っていた野良猫にもビアンカという名前をつけていた。
- ^ 「交渉材料」としてロッサーナとビアンカの身の安全を確保するという意図がある
- ^ 単行本1巻P26、ジョゼの台詞より。なお、例外的に過去の記憶が残っているケースとして、リコが挙げられる(ちなみに、過去の記憶が消去されていないことが劇中で明らかになっているのは、彼女だけである)。
- ^ 伊藤剛 『テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ』 NTT出版、2005年、268頁。ISBN 978-4757141292。
- ^ 『テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ』267-269頁。
- ^ 宇野常寛 『ゼロ年代の想像力』 早川書房、2008年、95頁・206頁・271-272頁。ISBN 978-4152089410。
- ^ 笠井潔 『人間の消失・小説の変貌』 東京創元社、2009年、52-53頁。ISBN 978-4488015275。
- ^ 歌い手は話によって入れ替わる。
- ^ Gunslinger Girl:ニュース
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- JEWEL BOX - 相田裕の公式サイト
- アニメ第2期公式サイト
- アニメ第2期公式サイト(TOKYO MX)
- バンダイチャンネル - GUNSLINGER GIRL
- Gunslinger Girl DB WIKIによる非公式DB
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