BECK (漫画)
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『BECK』(ベック)はハロルド作石による少年漫画作品。全34巻。
目次 |
[編集] 概要
1999年から2008年まで月刊少年マガジン(講談社)にて連載されていた。2002年に第26回講談社漫画賞少年部門受賞。2004年10月から2005年3月までアニメが放送された。
『ゴリラーマン』、『ストッパー毒島』で知られる作者が手がける音楽漫画。作者にとって初の少年向け漫画でもある。KCDXサイズで全34巻+ガイドブック4巻が発売され、累計発行部数は1200万部を突破した。
作品の世界は『ゴリラーマン』や『バカイチ』、『ストッパー毒島』と同一世界であるとの設定を持っており、『京浜アスレチックスの行方』など他作品の登場人物が脇役的に登場している。
[編集] あらすじ
漫画の世界では珍しい、音楽をメインテーマにした作品。
平凡な毎日に不安を持っていた主人公の少年/田中幸雄(通称:コユキ)は、南竜介との偶然の出会いによって、音楽の世界に入り込むことになる。南竜介・田中幸雄を中心に、バンド:BECK(ベック)・英語名:Mongolian Chop Squad(モンゴリアン・チョップ・スクワッド、M.C.S)が結成され、失敗・挫折を繰り返しながらも、音楽への信念を原動力に一歩ずつ前進してゆく様を描く。
[編集] 登場人物
[編集] BECK (Mongolian Chop Squad)
南竜介がシリアル・ママ解散後、「最強のバンドを作る」というコンセプトの下に結成したロックバンド。結成時のメンバーは竜介、千葉、平、東郷だったが、東郷が家業を継ぐために脱退。その後、コユキとサクがサポートメンバーとして参加し、後に正式加入。
バンド名は千葉がベック(犬)の姿を見て(仮)として命名する。海外では実在のミュージシャン(ジェフ・ベック、ベックなど)との重複を避けるため、モンゴリアン・チョップ・スクワッド(元ネタはオランダのミクスチャー・ロックバンド、アーバン・ダンス・スクワッド)を名乗る。
業界で強大な権力を持つ蘭の怒りを買ったため、国内の活動は制限されており、知名度は知る人ぞ知るレベルを抜け出せていなかったが、幾多の困難を乗り越えて次々と奇跡を起こしていく。
- 田中幸雄(コユキ)/Vocal&Guitar(たなか ゆきお)
- 声:浪川大輔/Vo:平林一哉(ex:HUSKING BEE)
- 登場時14歳。平凡な中学生活を送っていたが、竜介と出会ったことにより音楽の世界へ、のめりこむ。天性のヴォーカルでBECK正式加入を果たし、ギターも担当する。バンドを優先した結果、なんとか入れた高校も中退することになる。主なギターはフェンダー・テレキャスターなど。サブギターとして、運送屋のバイト中に拾ったギブソン・SG(廉価版のSGジュニアをカスタムしたもの)やイギリスの楽器屋で購入したフェンダー・ムスタングも使用する。
- 「コユキ」という通称は、年上に同姓同名の人物がおり、自分のほうが背が低いということから。名前の由来であるプロ野球・北海道日本ハムファイターズの田中幸雄選手も、先輩に同姓同名の投手がいた事から「コユキ」と呼ばれた。
- フェンダージャパンからコユキモデルのテレキャスターが発売されており、漫画のキャラクターのシグネチャーモデルが発売されたのは史上初。登場人物の中で所持ギターが一番多く、ギブソン・L48(のニセモノ)→ティブソン(ギブソンのバッタモノ)・レスポール→グレッチ・ホワイトファルコン→フェンダー・テレキャスター、ギブソン・SG、フェンダー・ムスタングなど。オアシスのリアム・ギャラガーの影響なのか、ギターを持たずに歌う時は手を後ろに組んで歌う。
- 南竜介(竜介、Ray)/Guitar (みなみ りゅうすけ)
- 声:上野裕馬
- 登場時16歳。ニューヨークで暮らしていた帰国子女。日本語と英語を堪能に使う(漢字は苦手)。義父との確執から家出し、釣り堀に住み込んでいる。
- 車上狙いを繰り返す不良少年だった過去があり、それが原因で、バンドを様々な問題に巻き込む事になる。現在でも、借りた金は返さない、女は泣かせる等、いわゆるロクデナシ男であるが、音楽のことになると決して妥協を許さない。自由自在の多彩なテクニックとエモーショナルな音色は評価が高い。
- 主なギターはギブソン・レスポール(ルシール)など。左手でもギターが弾ける。外国人からは、竜介という名前が発音しにくいため、「Ray(レイ)」の愛称で呼ばれる。
- モデルとなったのは、ロックバンドバッキンガム宮殿のメンバーである南竜介。
- 千葉恒美(千葉)/Vocal, MC(ちば つねみ)
- 声:大畑伸太郎/Vo:TATSUZO(from YKZ)
- 登場時16歳。喧嘩早く、曲がったことが大嫌い。しかし繊細な性格を持つ人物。空手をたしなんでおり、その実力はかなりのもの。登場人物の中で一番人間的なキャラクターで、感情をストレートに表現することが多い。バンドのムードメーカーでもあり、ライブではその人を惹きつける魅力を発揮し、MCも担当する。コユキの高校の先輩で、担任から級長に任命されるほどの秀才(ただし学内でのみ)。ラップの才能も申し分ないが、コユキの成長を目の当たりにして脅威を感じたのか、自分の居場所に悩む傾向にあった。ラップのコンテストに出場したり修行を重ね、徐々に千葉独自のヴォーカルスタイルを確立し、人種、宗教、国境を超える実力を身につけ始めている。『ゴリラーマン』にも登場したコンドルラーメンでアルバイトをしていた。障害をもつ兄がおり、蘭の罠でそのことを蘭に不用意に話してしまったコユキに激しく激怒し、一時期バンド存続の危機に陥るほど不仲になる。
- モデルはロックバンド、バッキンガム宮殿のメンバーである千葉大輔。名前は広島東洋カープで「炎のストッパー」といわれた津田恒美から。
- 平義行(平)/Bass (たいら よしゆき)
- 声:野島健児
- 登場時18歳。冷静、聡明で音楽業界にも詳しく、メンバーの中で一番年上ということもありバンドの中でまとめ役であり精神的支柱。メンバーからの信頼は厚く、バンド内の経理も担当。ライブでは日本人離れしたファンキーなプレイをし、アフリカン・アメリカ人から「ファンキーだ」といわれるほどベースの技術・センスは一級品。その才能は、プロアマ問わず様々なバンドから誘いの声があるが、自分のフィーリングに従いBECKへ加入する。メインベースはミュージックマン・スティングレイ。継父は自動車修理業を営んでいるが、実の父親はジャズミュージシャンである。平は、女を作って家を出て行った実父より、黙々と仕事をこなして家族を養っている継父を尊敬している。上半身裸で演奏する事が多かったり、演奏スタイルから、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリーに影響を受けていると思われる。
- モデルはロックバンド、バッキンガム宮殿のメンバーである平益男。
- 桜井裕志(サク)/Drums (さくらい ゆうじ)
- 声:奈良徹
- 登場時14歳。コユキの同級生で、いじめで中学生活に苦しんでいたコユキの唯一の味方。兄の影響により七歳からドラムを始め、メンバーやプロミュージシャン、観客をも認める心の広さを持っている。エディの言葉に影響を受け、自分の信念を貫いて生きる芯の強い人物。いつも穏やかな笑顔を絶やさない(目が非常に細い)。コユキと同じ高校へ進むが、1年の冬に親の転勤で転校する。転校は通算5回目。しかし家族の反対を押し切って再び戻ってくる。それはコユキとの約束でもあった。コユキの絶対的親友で、バンドを引き裂こうとする蘭の罠にも全く屈せずコユキを信頼する。
- モデルはプロレスラー桜庭和志と永田裕志。
[編集] BECKの協力者たち
- ベック
- 声:麻生智久
- 犬版ブラック・ジャックのようなつぎはぎだらけの犬。竜介の飼い犬で、バンド名「BECK」の由来でもある。性格はコユキに対してのみ獰猛。元々はレオン・サイクスの飼い犬で竜介がルシールと一緒に盗んできた。レオンの元にはキースという似たようなつぎはぎ犬がもう1匹いた。ベックとキースがつぎはぎだらけの姿をしているのは元々3匹いたレオンの飼い犬が瀕死の重傷を負い、ヤミ医者の手術でそれぞれ無事な身体の部位を繋ぎ合わせた結果である。この経緯は月刊少年マガジン掲載版ではアメリカ遠征編においてレオンが竜介に語っているが、コミック版ではカットされており、アバロンフェスティバル終了後のコユキの質問に対してレオンが語る形になっている。
- 南真帆 (みなみ まほ)
- 声:斉木美帆/Vo:Sowelu
- 南竜介の父違いの妹。義兄妹だがとても仲が良く容姿も似ている。コユキの才能をいち早く見出し、常にコユキの支えとなっている。義兄・竜介に優るとも劣らない行動力でコユキを惑わすが、家では泣いてばかりらしい(竜介談)。優れたヴォーカルの才能を持ち、たまにライブ出演もするが、プロデビューを目指す気は全く無い。芸能関係の誘いも多く、グラビアで水着姿を披露していたこともあるが、芸能界自体に興味が無いため長くは続かなかった。高校三年の夏、映画監督になりたいという夢のためイギリスへ留学する。日本ではBECKの物販スタッフ、イギリスではレコードデビュー交渉の通訳として緑の下を支える。
- 益岡弘美 (ますおか ひろみ)
- 声:山川琴美
- コユキとサクが入学した高校の同級生。初めは軽音楽部に入部するが、半休部状態なのと自分のギターの才能の無さを考えて新体操部へ転部。コユキとアルバイト先が隣同士だったことがきっかけでギターを習うようになる。コユキを通してサクとも仲良くなり、後にサクと両思いになる。よくBECKの物販などの手伝いをしている。
- 斉藤研一 (さいとう けんいち)
- 声:掟ポルシェ(from ロマンポルシェ。)
- 登場時44歳。影の主役。コユキの水泳・ギターの師匠でコユキを自らが経営する「斉藤紙業」のアルバイトとして雇っている。元五輪強化選手の経歴を持ち、風俗が大好きな独身貴族。強烈なキャラクターで自己中心的な部分もあるが、なにかとコユキをバックアップする大切な存在で、物語になくてはならない人物である。コユキにギターの基礎をたたき込んだ人で、彼がいなければ今のコユキはなかった。古き良きブリティッシュミュージックが好き。ギターの無いコユキに練習用としては贅沢すぎるグレッチの最高機種とされるホワイトファルコンを貸す。他にもリッケンバッカーやティブソン(ギブソンの偽物)のレスポールタイプのギターを所有している。その縁もあり、コユキの中学時代の副担任の桃子先生と婚約するが、浮気され一時破局。後に、自分が本当は斉藤さんを愛していると気づいた桃子先生に告白されるが、桃子先生のことを考え拒否。しかし、BECKの曲を聴いたことをきっかけに、自分の気持ちに正直になり、劇的に桃子先生を取り戻す。
- ペイジ
- 声:エナぞう(ex:ロリータ18号)
- 斉藤さんが飼っているオウム。ベックと並ぶ本作のマスコットキャラクター。演奏に合わせてさえずるという特技を持つが、一流の演奏にしか反応しない。オウム嫌いの桃子先生に一度はネットオークションで売却されるが、自力で飛んで戻ってきてしまう。売却価格は12万円。名前は斉藤さんが好きなジミー・ペイジから。
- 石黒泉 (いしぐろ いずみ)
- 声:丸山美紀
- コユキのあだ名の名付け親でコユキよりも1歳年上。コユキの通う書道教室ではやんちゃな女の子であったが、中学校で再会した時は水泳部のエース兼学校のアイドルとして遠くの存在に感じるようになる。The Dying Breedの熱烈なファンでコユキにダイブリの存在を紹介した事でその後の音楽活動に影響を与える。音楽や竜介との仲立ちで楽しい思い出ができたもののコユキの実力ではかなり難しい進学校へ入学する。その後コユキが別の高校に進学したため疎遠になった。
- ミッちゃん
- 声:江川央生
- 竜介らの行きつけのバー「REMEDY」のマスター。前科持ちの強面で怒ると手がつけられない。調理師免許もない彼の作る料理はかなり不味いようである。BECKのライヴには頻繁に足を運んでおり、音楽の知識も豊富。趣味は草野球。
- 小林紗耶香 (こばやし さやか)
- 女子高生。BECKのライヴ告知のビラ配りに参加、その後コユキと交流を深める。千葉の大ボラをきっかけに眼鏡をかけるようになる。コユキに対して好意を抱いていると思われる態度が目立つが、ハッキリと言葉にはしないし、コユキも気付いていないような関係だったが、友人の助言でコユキに積極的にアタックするも、やんわりと拒否され、その後は登場していない。
- 高野拳児 (たかの けんじ)
- 声:松本吉朗
- イングヴェイ楽器店長。プロデビューするまで髪を切らないらしく、現在は腰まで伸びている。ヘヴィメタルバンド・クレイジートレインズのリーダーでもあり、ケガの竜介に替わりBECKのサポートを務めるが、ベタベタなメタリック・ギターと気持ち悪いルックスで途中で帰った客多数。名前の由来はプロレスラーの高野拳磁。モデルはギタリストのイングヴェイ・マルムスティーン。使用ギターはギブソン・レスポール・ザック・ワイルドモデル。
- 佐藤和緒(オバちゃん) (さとう かずお)
- 声:高乃麗
- グレイトフル・サウンドを主催するイベント会社メタルグルー(T.RexのMetal Guruに由来)の社長。BECKに第5回グレイトフル・サウンドの出場を依頼し、その後も何かとBECKに関わる。本人は「私はマネージャーじゃない。」と言うが、メンバーには頼りにされており、バンドに色々と力を貸してくれる。グレイトフル・サウンドは彼女の亡き姉(モデルはオノ・ヨーコ)が作り上げたもの。顔は美人とは言い難いがナイスバディで、竜介たちも「どうしても目がいっちゃう」と苦笑していた。
- 川久保彰 (かわくぼ)
- 初登場時はラスト・フォー・ライフレコード(イギー・ポップのLust For Lifeに由来)の社員。かつて大手インディーレーベルに所属し、いくつものバンドをプロデュースし成功を収めてきた。オバちゃんの依頼でBECKのプロデュースを手掛ける。BECKの活動方針を巡って社長と対立、独立して新レーベル、ナポリタン・スミスを立ち上げる。生まれた子供に「雷音(ライドン)」、「須虎馬(ストラマー)」などと名付ける予定だったが、女の子が生まれたため小雪「コユキ」と名付けた。大きなホクロが特徴。蘭とは旧知である。ビクター音楽産業(現ビクターエンタテインメント)の社員ディレクターからロック評論家に転身した小野島大がモデルとの説もある。
- 山ピー (やまぴー)
- ラスト・フォー・ライフレコードの社員だが、川久保に追随し退社。BECKを高く評価し、彼らを裏側から支えたいと奮闘する。中学時代に自らが発案者となりバンドを結成したが、あまりのリズム感の無さにクビにされた。麻雀が非常に強い。
- 大石 円 (おおいし まどか)
- エンジニア。かつて川久保とのコンビで活躍したが、現在はキャバクラのピアニスト。川久保の依頼でBECKのエンジニアを引き受ける。口は悪いがバンドの潜在能力を引き出す事に長けている。川久保と同じく大きなホクロが特徴。関西弁で話す。柿ピーを好む。
- ジム・ウォルシュ
- 登場時28歳。全米で注目を集める世界的な映画監督。The Dying Breedのドキュメントムービーの撮影のために共に来日。数年後、BECKのプロモーションビデオの監督を無料で引き受ける(その後"ある事"を報酬にしようと考え、BECKは冗談と受け取っていたが、彼自身は本気のようである)。ちなみにBelle Ame側からプロモ撮影の依頼があった時は、破格の契約金を提示されたが断っている。記憶力に優れる。
- モデルは映画監督のジム・ジャームッシュ。
[編集] The Dying Breed(ダイイング・ブリード)
全世界で3000万枚以上のセールスを誇るアメリカのロックバンド。日本での略称はダイブリ。竜介、コユキをはじめBECKのメンバーに多大な影響を与えるが、エディの死により解散。活動期間中にリリースされたアルバムはわずか3枚であった。エディ、マットの他に2人のメンバー(ドラマーの名前はクリス)がいるが、作中ではほとんど台詞がない(登場も数回程度)。
- エディ・リー
- 声:Jamie Vickers
- 全米でカリスマ的人気のロックバンド・The Dying Breedのギタリスト。本名はエドワード・リー。竜介にギターを教え、バンドを組んだり、一緒に悪さをしたりと竜介にとって一番の親友だった。コユキ、BECKにも多大な影響を与える。マットの妹であるシェインやエリカ・ブライジとは一時、恋人関係にあった。第7回グレイトフル・サウンドの出場間際、レコーディングスタジオに向かう途中に強盗に射殺される。ちなみに犯人の名前ホセ・ゴンザレスはブルーザー・ブロディを刺殺した犯人から取られている)。その死の悲しみは世界中を駆け巡った。ファンたちから「ロック界一フレンドリーな男」と評されていた。
- マット・リード
- 声:ブライアン・ユル
- The Dying Breedのヴォーカル。奇行癖があり、かなり酒癖が悪いロックを地で行く性格。コユキの声を気に入り、まだ音楽を始めたばかりだったコユキを自分のライブの舞台に上げたことがあり、その後このライブのことは何かと話題に出る。エディ以外の人間は信用できず、エディの言うことのみ耳を傾ける。エディの死後、即バンドの解散を決定する。その後はドラッグなどに溺れていたようだが、コユキ達との再会によりソロ活動を開始する。シェインという足の不自由な妹がいる。
[編集] Belle Ame(ベル・アーム)
竜介がBECK結成前に組んでいたバンド「シリアルママ」のメンバー・栄二が結成したバンド。蘭の権力により一気にメジャーデビューし、日本武道館・東京ドームをソールドアウトさせるなど日本を代表するバンドとなる。 The Dying Breedの来日シークレットライブで栄二がステージに上がったとき、ボーカル・マットからギターに火を付けられたり、竜介に「これが最強のバンドか」と言われるなど、他のバンドからの評価は低い。栄二と学の諍いから解散。
- 木村栄二 (きむら えいじ)
- 声:渋谷茂
- ベル・アームのGuitar。竜介と共に活動していたシリアルママの解散後、ベル・アームを結成。プロデューサーに蘭を迎え、一気にトップバンドへとのし上がった。竜介たちとの確執からBECKに対して執拗な嫌がらせをする。平から、かつては「竜介以上かも」というほどのギターの実力を持っていたが、ベル・アーム結成以降は「フィーリングを失った」と評されている。使用ギターはフェンダー・ストラトキャスター(1959年製。後に、The Dying Breedのマットに燃やされる)やアイバニーズの7弦など。
- 宮沢学 (みやざわ まなぶ)
- 声:SOTA
- ベル・アームのVocal。竜介と栄二からそれぞれバンドの誘いを受けるが、栄二を選ぶ。軽い性格。後に「あんま有名じゃないモデル」と結婚。
- 蘭 (らん)
- 声:ROLLY
- 音楽プロデューサー。かつて、バンド「ノワール」として活動していた過去があり、J-POP界で大きな発言力を持つ。ベル・アームがメジャーデビューする前から面倒を見ている。The Dying Breed来日公演での一件をきっかけにBECKを敵視し、自らの地位やコネを駆使してBECKの活動を妨害する。しかし、アバロンフェスティバルのBECKのパフォーマンスを見てついにコユキを認め、「晋作のSG」を譲ってもらうことを条件に妨害工作を終了させる。
- 風貌、経歴などのモデルはX JAPANのYOSHIKI。
[編集] F.V.E
アメリカのロックバンド。グレイトフル・サウンド5におけるベストアクトと評された。同じグレイトフル・サウンドに出場していたBECKのライブに感銘を受け、アメリカ対バンツアーのオファーを出す。バンド名の由来はプロレスラー、フリッツ・フォン・エリックの頭文字から。
- デビッド・エリック
- 登場時24歳。F.V.EのVocal。BECKにオファーを出した張本人。気さくな性格。名前の由来はプロレスラーでエリック兄弟の三男、デビッド・フォン・エリック。外見はブリンク182のトラヴィス・バーカーがモデルと思われる。
- ケビン・エリック
- デビッドの兄。F.V.EのGuitarでバンドのリーダー。妥協を許さない性格でアメリカツアーで不調のBECKを毛嫌いしていたが、竜介の復帰したBECKのプレイに圧倒され和解。コユキにビッグ・マフをプレゼントし、後にコンピレーション・アルバム制作のオファーを出す。主なギターはポール・リード・スミス。
- 名前の由来はプロレスラーでエリック兄弟の次男、ケビン・フォン・エリック。
[編集] 死亡遊戯
関西インディーズシーンを代表するバンド。日本の音楽シーンを変えるべくBECK、ROOM13、チャイニーズ・ブッキーなどの同志を集め「ヘルフェスト」「36th Chamber」などのイベントを主催している。バンド名はブルース・リーの映画から。「36th Chamber」はカンフー映画「少林寺三十六房」のアメリカ公開時のタイトル。
- 金本健時(タケちゃん) (かねもと たけとき)
- 死亡遊戯のVocal。その筋に片足を突っ込んだ事があるらしく、舎弟がたくさんいる。BECKを高く評価し、特に千葉とは仲がいい。
- カンフー映画好きでバンド名やイベント名などもそこから取られている。
- 名前の由来は阪神タイガースの外野手、金本知憲。下の名前は極真の伝説的空手家で、キックボクシングの名コーチとしても知られる黒崎健時から。
- 片岡段平 (かたおか だんぺい)
- 死亡遊戯のbass。イカつい外見とは裏腹に腰が低い。
- 名前の由来は元日本ハム、阪神タイガースの内野手、片岡篤史。下の名前は、名作漫画「あしたのジョー」より丹下段平から。顔も若干似ている。
- 佐久本裕也 (さくもと ゆうや)
- 死亡遊戯のdrums。サクも含めて多くのドラマーからリスペクトを得ている。実家は自動車整備会社で、会社の倉庫で弟子入り志願者(ノゲイラやミルコにそっくり)が日夜特訓をしているが、何故か格闘技のトレーニングばかりで、食事はちゃんこやプロテインなど。一時期サクも弟子入り修行をしていたが、その後のサクの進歩から一応の効果が見られる。
- 名前の由来はダイエー、阪神、横浜に在籍した投手、佐久本昌広。
- 笹川睦男 (ささがわ むつお)
- 死亡遊戯のプロデューサー。野外ロックフェスティバル「BUZZ IN BALLPARK」をグレイトフル・サウンドに匹敵するまでに育て上げた実力者。チャイニーズ・ブッキーのイベント起用を巡って一度は死亡遊戯と袂を分かつが後に和解。
[編集] ROOM 13
天才ギタリスト・小野晋吾率いるバンド。タケちゃんによって発掘される。結成間もないが、その初ライブは「事件」と呼ばれた程の実力を持ち、専門誌で表紙を飾るなどインディーズシーンでBECK以上の頭角を表す。BECKとは対立関係にあったが、次第にライバルとして実力を認め合っていく。モデルはハードコア・バンド、コンヴァージ。
- 小野晋吾 (おの しんご)
- ROOM 13のGuitar。弱冠18歳でベテランバンドのサポートを務めた経験を持つ。愛器はGibsonのSG。性格はクールで冷静沈着。眼鏡を掛けた真面目そうな風貌で、とてもロックバンドのギタリストとは見えないが、外見とは裏腹にプレイスタイルは本能的で「変態的」と評される。趣味は神社・仏閣巡りで、この趣味をきっかけにBECKとの距離が縮まった。
- 名前の由来は千葉ロッテマリーンズに在籍する同名の投手、小野晋吾。
- 黒木哲生 (くろき てつお)
- ROOM 13のVocal。背中に「草魂」とタトゥーを彫っている。喧嘩っ早い性格。そのボーカルは「唄ではなく、もはや絶叫」と評される。名前の由来は千葉ロッテマリーンズの投手、黒木知宏。また草魂は、元近鉄バファローズ投手・監督の鈴木啓示の座右の銘である。
- BECKの千葉とは初対面で諍いを起こして以来犬猿の仲だったが、時間が経つにつれ少しずつ認め合っていく。後に互いの空手の流派が対立するものであったと知り再び亀裂が入るが、マンチェスターで再び仲を深める(ちなみに、キッカケとなったエピソードのモデルはアントニオ猪木のものと思われる。)
- ROOM 13のモデルとされるブラック・フラッグ(このバンドはROOM 13と言う曲を発表している)のメンバーであったヘンリー・ロリンズは短パン一丁で裸足で絶叫しながら歌う。黒木のプレイスタイルは彼が由来のようである。
[編集] チャイニーズ・ブッキー
タケちゃんが発掘したバンド。第1回36th Chamber参加時点で結成8週間。演奏技術は未熟ながら、楽曲の才能がタケちゃんやBECKのメンバーから高い評価を受けている。雄太の女性人気も手伝い、人気やセールスにおいてはBECKを上回っている。後に雄太が脱退し、チェ・今江が加入。音楽性と共にファン層が入れ替わるも人気を維持している。
- 伝馬薫 (でんば かおる)
- チャイニーズ・ブッキーのBass/Vocal。演奏技術は未熟ながら、優れた作曲センスがタケちゃんの目に止まりイベントに参加。平も「大器の片鱗が見える」と感想を述べた。ジェネレーション69の大ファンで弟と共にバックステージに潜り込んだこともある。見た目はバナナマンの日村勇紀にそっくり。
- 伝馬徹 (でんば とおる)
- チャイニーズ・ブッキーのDrums。コユキと同い年。演奏技術はメンバー中でも最も未熟。兄と同じくジェネレーション69の大ファン。
- 五十嵐雄太 (いがらし ゆうた)
- チャイニーズ・ブッキーのGuitar/Vocal。伝馬弟の友人でコユキと同い年。コユキをとても尊敬しており、部屋には引き伸ばした写真が飾られていた(ホモではないらしい)。コユキが着ていたのと同じパーカーを購入して着ていたこともある。イケメンで女性人気が高く、次第に自惚れが強くなり横柄な態度が目立つようになり、後に蘭に誘われTHE FUTUREというバンドでメジャーデビューするが、乱交パーティーが週刊誌にスクープされ、一気にどん底に。
- 名前の由来は東京ヤクルトスワローズの投手、五十嵐亮太。
- チェ・今江 (ちぇ・いまえ)
- チャイニーズ・ブッキーの新Guitar/Vocal。元プラチナ・ベリーズ。エフェクターを使わずにバリエーション豊かなプレイができるなどテクニックは一流。一方、ライブ中に下ネタを連呼するため女性には不人気。ただしこれは伝馬兄に作られたキャラクターで普段は気の弱い人物。チェ・ゲバラを尊敬している設定だが本人はゲバラを知らない。
- 名前は千葉ロッテマリーンズの今江敏晃から。
[編集] ジェネレーション69
千葉や伝馬兄弟に影響を与えた日本ロック界のカリスマバンド。バンド名はパンク・ロックバンド、ジェネレーションXとシャム69を合わせたもの。モデルはTHE HIGH-LOWS。アニメではハイロウズの「不死身のエレキマン」で演奏している。漫画版で千葉がライブで「不死身のエレキマン」を演奏しようとしていた事からもBECKの世界にもハイロウズは存在すると思われる。
- ヒロちゃん
- 声:甲本ヒロト
- 人気ロックバンド、ジェネレーション69のvocal。モデルは甲本ヒロト。アニメ版では甲本本人が演じている。
- マーちゃん
- ジェネレーション69のguitar。BECKが一時解散していた時期の平と交流を持ち、BECKを自身のイベントに招待する。モデルは真島昌利。
- 平野健 (ひらの けん)
- ジェネレーション69のDrums。グレイトフル・サウンドでサクのドラミングを高く評価する。モデルはHi-STANDARDの横山健だが、本人とはパートは異なる。名前は中日、西武で活躍した野球選手、平野兼から。
[編集] ミュージシャン・音楽関係者
- レオン・サイクス
- 声:Ryu
- RJレーベルをまとめる人物。様々な人種の血が流れているため、孤立した少年時代を過ごす。昔、竜介・エディがレオンの車からベックとルシールを盗み出したことで竜介・エディそしてコユキにも関わる事になる。徹底した拝金主義で自分の利益の為には手段を選ばず、殺人容疑で逮捕されるが司法取引により無罪判決を受け釈放。無一文となり表舞台から姿を消すが、西海岸のギャングと手を結び復活。ゴールディーという金歯のボディガードを連れていたが何者かの銃撃によって重傷を負い、その後は甥のドギー(モデルはスヌープ・ドッグ)を連れ歩くようになる。心の底では音楽の持つ可能性を信じており、アヴァロンフェスティバルの後、ベックの為の首輪を竜介に託し、和解。外見はゴリラーマンを彷彿とさせる。
- エリカ・ブライジ
- RJレーベル所属のカリスマ歌姫。人気絶頂の最中、謎の自殺を遂げるが、実際には元恋人のラッパー、マルコムを売り出すためにレオンらの策略で暗殺されたと考えられている(この疑惑でレオンは逮捕されているが無罪判決となっている)。かつてエディと恋人関係にあったが短時間で破局。エディの死後、エディとエリカの共作曲を収録した未発表音源が取引で竜介からレオンの手に渡っている。外見のモデルはローリン・ヒル、名前はエリカ・バドゥとメアリー・J・ブライジから。
- ジョン・リー・デイヴィス
- レオンの叔父。知る人ぞ知る名ブルースマンで、伝説のブルースマンと呼ばれるサニーボーイ・ウォータースの弟子。竜介とのセッションを通じてその才能を認め、師の形見であるルシールを改めて託す。モデルはジョン・リー・フッカーとマイルス・デイヴィス。
- 片平達也 (かたひら たつや)
- 日本最高のロックバンドと呼ばれたものの解散したラウド・クライム・シティのドラマー。名古屋弁で話す。モデルは元BLANKEY JET CITYの中村達也。高野と交友があり、BECKのライブにも足を運んでいる。
- ガイ・セクストン
- 登場時19歳。ダイブリと肩を並べるアメリカの人気バンド、パワーゲートのvocal。BUZZ IN BALLPARKでエディの死を「偽善者にふさわしい犬死」と罵り、エディのファンの反感を買う。アバロン・フェスティバルでも同様にエディを非難し、観客からブーイングを受けた。他のメンバーはガイの言動に手を焼いている様子。外見はリンプ・ビズキットのボーカルフレッド・ダーストに酷似している。
- デクスター・アダムス
- ザ・ハイプのvocal。天才と評されるUKロックシーンのカリスマ。文学的で世界観の深い歌詞が人気を博している。生前のエディとも交流があった。物静かで聡明な性格だが、ファンや業界人からは「近寄りがたい男」とも評されている。容姿や生い立ちなど、レディオヘッドのトム・ヨークに共通している。
- 吉田 晋作 (よしだ しんさく)
- 伝説のインディーバンド、ロスト・ピエロズ(モデルはVocal宮城宗典の急逝で活動を休止した、ヒルビリー・バップス)のメンバー。川久保プロデュースの元、一大シーンを築き上げ、山ピーや蘭にも影響を与えたが、謎の自殺を遂げている。コユキの持つSGの元の持ち主と言われている。
[編集] その他の登場人物
- カヨ
- 声:エナぞう
- 泉の従姉妹。優等生タイプの泉とは対極の性格。コユキと竜介の二度目の出会いのキッカケを作り重要な役割を果たしている。泉と一緒に竜介のバンドの追っかけをしていた。
- 田辺(たなべ)
- 声:岩田光央
- コユキの友人。好色で盗撮や水着泥棒などと行った犯罪行為に走る事も。意中の女性を射止めるためにコユキやサクと文化祭でバンドを組むが、兵藤の妨害に怖気づき逃亡。その後は泉ちゃんと同じ高校に通っているようである。『ゴリラーマン』にも「ベカちゃん」(桂べかこ=現・桂南光に顔が似ている事から)という名前で登場している。
- 鬼形 (きがた)
- コユキの友人でコユキとは中学・高校と同じ学校に通う。新聞配達のアルバイトをしている。何故かレスリング部に入部し、サクからグリーン・デイのCDを借りていた。由来はつのだじろう『恐怖新聞』の主人公。
- 兵藤マサル (ひょうどう まさる)
- 声:森田成一
- コユキの中学の同級生で軽音楽部に所属。北沢力也とは幼馴染でそれを笠に学年内で強い権力を持ち、「兵藤軍団」のリーダーである。ギタープレイは一級品で父親はバームクーヘンというバンドのギタリストだったが両親が離婚して母方に引き取られている。コユキを目の仇にして嫌がらせを繰り返すが、文化祭の演奏の後ライバルとして実力を認めていることを告白。コユキやサクに「根は悪いヤツじゃないと思う」と評されていた。高校進学後も音楽活動を続けているようだ。
- 北沢力也 (きたざわ りきや)
- 声:津田健次郎
- コユキの中学の1年先輩で番長格。肩にチェ・ゲバラのタトゥーを彫っている。軽音楽部に所属しているがギターの腕前は今ひとつ。短気な暴れん坊だが曲がった事が大嫌いで、兵藤が自分の権力を笠に着てコユキから恐喝していた事を知り制裁を加えた。竜介と栄二が組んでいたバンド、シリアル・ママのファンだった。後にグレイトフル・サウンドでコユキと再会している。
- 諸積ヨシト (もろづみ よしと)
- 声:天田真人
- 俳優で真帆のアメリカンスクールでの同級生。出演ドラマがヒットして売れっ子に。かなりの嫌味な性格で、真帆を巡ってコユキをライバル視する。ベルアームとのコラボレーションでグレイトフル・サウンドに出場するが歌は下手。
- 国吉ちえみ(くによし ちえみ)
- 声 & Vo:佐伯美愛
- コユキが好きなアイドル。コユキが14歳の時は知る人ぞ知る程度のアイドルだったが現在はヨシトと主演映画で共演する程の売れっ子。性格はあまりよくない。沖縄県出身。
- 東郷 (とうごう)
- 元シリアル・ママのdrums。シリアル・ママ解散後は竜介の誘いでBECK結成に参加するが、家業を継ぐために脱退。ドラムの腕前は「正直いってイマイチ」とサクに評価された。
- 哲平 (てっぺい)
- シリアル・ママの元メンバー。バンド解散後は写真家を目指しニューヨークに渡る。BECKのアメリカツアーの際にはアパートに宿泊させるなど世話を焼いている。しかしエディの死後、渡米して酒に溺れる竜介に愛想を尽かし家から叩き出している。力也の知り合いの「ベースの山岸くん」と同一人物かどうかは不明。
[編集] 用語
- アヴァロン・フェスティバル
- かつてイギリスで開催された伝説のロック・フェスティバル。数年ぶりに復活が発表される。モデルは、開催されている場所や、歴史的な経過から見て、レディング・フェスティバルと思われる。また一部のステージのモデルはグラストンベリー・フェスティバルのステージであると思われる。(31巻表紙の背景写真はグラストンベリー・フェスティバルである)
- クリスティ作石
- 作中に登場する人気少女漫画家。代表作は「ハッピー☆三国志」「戦国カタログ」など。
- クリスティ作石は合同ペンネームで、2人で執筆しており、ともに男性。モデルは言わずと知れた藤子不二雄である。
- グレイトフル・サウンド
- 毎年夏に開かれるロック・フェスティバル。株式会社メタルグルーの主催だが現在は蘭に運営権を奪われている。モデルはフジ・ロック・フェスティバルであるが、フジ・ロック自体もBECKの世界に存在している。第2回の開催が台風で中止になったという話から歴史はフジ・ロックそのものである。
- 居酒屋「蜀のチェーン」
- 全国展開している居酒屋チェーン。BECKがよくライブの打上げに利用している居酒屋のひとつで、各店名は三国志に関係する言葉がつけられている(関羽、張飛、錦馬超、桃園の誓いなど)。コユキは馬謖でバイトしていた時期もある。ライバルチェーンに「魏チェーン」や「呉チェーン」もある。「呂布」は蜀から独立したらしい(史実とは異なる)。
- 私立一枝学園高校
- コユキ、サク、千葉、弘美、鬼形が通っていた高校。コユキ、サクは中退。千葉は卒業したのかどうか不明。『ストッパー毒島』に登場する火野勝の母校でもある。名前の由来は元阪神コーチの一枝修平から。
- ソリッド・ロック
- 日本の音楽専門誌。渋谷陽一そっくりの編集長がいる。
- ナフ・レコーズ
- イギリスに本拠を置く大手インディーズレーベル。モデルはラフ・トレード。
- BUZZ IN BALLPARK
- グレイトフル・サウンドと対をなすロックフェスティバルで死亡遊戯のプロデューサーである笹川の手で大きくなった。モデルはサマーソニックでその名の通り、メインステージは野球場である。
- モンゴリアン・チョップ・スクワッド (Mongolian Chop Squad)
- BECKの音源がシカゴのインディーレーベルから発売されるにあたって、海外では同名のミュージシャン(ベック・ハンセン、ジェフ・ベックなど)がいるため、レーベルの社長(何故かモリッシーにそっくり)が適当につけたバンド名。アヴァロンフェスティバルではモンゴルの民族楽団と紹介されていた。
- 夢
- 死んだロックスター達がロックフェスティバルでBECKのライブの後片付け(ゴミ拾い)をしている、という内容の夢。BECKのメンバー全員が何度も見ており、BECKを導いていく。千葉だけは他のメンバーから遅れておりグレイトフル・サウンドの後に初めて見た。ジョン・レノン、シド・ヴィシャス、ボブ・マーリー、ブライアン・ジョーンズ、カート・コバーン、フレディ・マーキュリー、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、ジミ・ヘンドリックス、ジョン・ボーナム、マーク・ボランがゴミ拾いをしている。エディも死後その夢に現れるようになる。メジャー1stアルバム「ONE BY ONE」のジャケット写真はこの夢をヒントに選考されている。
- ルシール
- 竜介がメインで使用しているレスポール。元々は伝説のブルースマン、サニーボーイ・ウォーターズのもので、ステージの上で恋敵に銃殺されたためにボディに7つの弾痕が刻まれている。その後、サニーボーイの弟子であるジョン・リー・デイヴィスが譲り受け、さらに甥のレオン・サイクスに渡るが少年時代の竜介とエディが車上荒らしで偶然発見し盗んで現在に至る。ピックアップが弾痕で壊れているにも拘らず、並みのレスポールなど歯牙にもかけぬ程の良質な音を奏でる。名前の由来はB・B・キングが愛用のギターを「ルシール」と呼称しているエピソードから。
[編集] 作中で登場する楽曲
- BECK
オリジナル(コミック版のタイトル:アニメ版のタイトル:現実でのタイトル:アーティスト)
- TABASCO:SPICE OF LIFE:SPICE OF LIFE:TYPHOON24 feat.TAtsuzo of YKZ
- HUMAN FLY:ENDLESS TRAVERING MAP:UP HOLD(原作のみ)
- baby star:brightest:brightest:HUSKING BEE
- SISTER:FACE:FACE:SISTER
- OUT OF THE HOLE:slip out:LITTLE MORE THEN BEFORE:10-FEET
- ELECTRIC SHEEP
- DEVIL'S WAY
- もともとThe Dying Breedの未発表曲だがBECKの手で完成。
- COIN LOUNDRY
カバー及びアレンジ
- I've Got A Feeling/The Beatles
- ロクデナシ/THE BLUE HEARTS
- Street Fighting Man/The Rolling Stones
- All Along the Watchtower/Jimi Hendrix
- アンカー/The Dying Breed
- The Dying Breed
- SWIMMING BARE(MOON ON THE WATER)
- JOHN SAYS
- CITY
- FASTLANE DRIVE
- アンカー
- 国吉ちえみ
- 元気を出して
- その他(カバーなど)
- Heartbreaker/Led Zeppelin
- Get Back/The Beatles
- I Am the Walrus/The Beatles
- 妖怪人間ベム
- Traveling Riverside Blues/Robert Johnson
- アニメでは同アーティストの「Sweet Home Chicago」らしき曲が演奏されている。
- White Riot/The Clash
- Tommy Gun/The Clash
- People Get Ready/The Impressions(作中ではCurtis Mayfieldの曲として紹介)
- Machine Gun/Jimi Hendrix
- Search and Destroy/Iggy & The Stooges
- 悲しみの果て/エレファントカシマシ(山ピーがカラオケで熱唱している。)
[編集] 単行本・扉絵元ネタ
単行本の中扉や各話の扉絵の多くはアーティストのジャケット写真やビデオクリップをパロディ化したものである。
- ISBN 9784063342789
- ISBN 9784063342918
- ISBN 9784063343076
- ISBN 9784063343137 LED ZEPPELIN IV/LED ZEPPELIN
- ISBN 9784063343403
- ISBN 9784063343816 NEVERMIND/NIRVANA
- ISBN 9784063344042 PUMP/AEROSMITH
- ISBN 9784063344516
- ISBN 9784063344691 THE BENDS/RADIOHEAD
- ISBN 9784063345070 DEFINITELY MAYBE/OASIS
- ISBN 9784063345452 SURVIVOR/DESTINY'S CHILD
- ISBN 9784063345810 WHITE RIOT/THE CLASH
- ISBN 9784063346220 THE SCORE/THE FUGEES
- ISBN 9784063346718 AXIS:BALD AS LOVE/JIMI HENDRIX ※限定版はコンピレーションCD付属
- ISBN 9784063347326 INTERNATIONAL SUPER HITSGREEN DAY
- ISBN 9784063347722 GET YER YA-YA'S OUT!/THE ROLLING STONES
- ISBN 9784063348231 MAGGOT BRAIN/FUNKADELIC
- ISBN 9784063348507 RAMONES/RAMONES
- ISBN 9784063348781 SOUTHERN CALIFORNIA(PV)/wax ※限定版はダイイング・ブリードTシャツ付属
- ISBN 9784063349245 PARACHUTES/COLDPLAY
- ISBN 9784063349597 DIARY OF ALICIA KEYS/ALICIA KEYS
- ISBN 9784063349993 ATOM HEART MOTHER/PINK FLOYD
- ISBN 9784063720358 BLACK AND BLUE/THE ROLLING STONES ※限定版はBECK(MCS)Tシャツ付属
- ISBN 9784063720884 THE BEST OF MUDDY WATERS/MUDDY WATERS
- ISBN 9784063721270 BE/COMMON
- ISBN 9784063721393 ※限定版はコユキ×ルシールフィギュア付属
- ISBN 9784063721836 BONO(U2、コスプレ)
- ISBN 9784063722284
- ISBN 9784063722666
- ISBN 9784063723083 RAW POWER/IGGY AND STOOGES
- ISBN 9784063723656
- ISBN 9784063754452
- ISBN 9784063754926 THE LIVING DEAD/BUMP OF CHICKEN
[編集] テレビアニメ
2004年10月6日から2005年3月30日まで、テレビ東京系列6局で全26話が放送され、原作第1話からアメリカ遠征編直前までを描いた。原作で登場した楽曲は権利の関係でビートルズの「アイヴ・ガッタ・フィーリング」以外は使用されず、オリジナルのものが使用された。
[編集] スタッフ
- 監督・シリーズ構成:小林治
- エグゼクティブプロデューサー:森山敦、片岡義朗、松本慶明
- プロデューサー:宿利剛、中嶋嘉美
- 助監督:増原光幸
- キャラクターデザイン:堀元宣、小林治
- 美術監督:上原伸一
- 色彩設計:こしかわよしみ( - 21話)、こしかわよしみ・堀川佳典(22話 - )
- 撮影プロデューサー:奈良井昌幸
- コンポジットディレクター:尾崎隆晴
- 音響監督:長崎行男
- 音楽総合プロデューサー:ヒダカトオル (BEAT CRUSADERS)
- アニメーションプロデューサー:笠井信児( - 18話)、諸澤昌男(19話 - )
- アニメーション制作:マッドハウス
- 製作:BECK製作委員会
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ「HIT IN THE USA」 BEAT CRUSADERS (DefSTAR RECORDS)
- 作詞:ヒダカトオル、作曲・編曲:BEAT CRUSADERS
- エンディングテーマ( - 20話)「My World Down」 meister (DefSTAR RECORDS)
- 作詞:Tim Jensen、作曲・編曲:Ryo Matsui
- エンディングテーマ(21話 - )「MOON ON THE WATER」 sowelu (DefSTAR RECORDS)
- 作詞:ヒダカトオル、作曲:BEAT CRUSADERS
[編集] 各話リスト
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
|---|---|---|---|---|---|
| Live 1 | 14歳の風景 | 小林治 | 小林治 | 堀元宣 | |
| Live 2 | LIVE HOUSE | 松本文男 | |||
| Live 3 | MOON ON THE WATER | 浜崎博嗣 | 三宅綱太郎 | 高橋昇 | |
| Live 4 | Strum the guitar | 窪岡俊之 | 宍戸淳 | 渡辺和夫 | |
| Live 5 | BECK | 小林治 | 花井信也 | 日向正樹 | |
| Live 6 | 兵藤とジャガー | 小田原男 | 鎌仲史陽 | 青木真理子 | |
| Live 7 | ルシール | 若林漢二 | 堀元宣 | ||
| Live 8 | 校内放送 | 小林治 | 田中雄一 | ||
| Live 9 | LIVE前夜 | 増井壮一 | 三宅綱太郎 | 高橋昇 | |
| Live 10 | FACE | 小田原男 | 宍戸淳 | 渡辺和夫 | |
| Live 11 | Summer holidays | 小林治 | 花井信也 | 日向正樹 | |
| Live 12 | シークレットライブ | 浜崎博嗣 | 浜津武広 | ||
| Live 13 | シエル・ブリュ | 増井壮一 | 鎌仲史陽 | 青木真理子 | |
| Live 14 | Dream | 篠崎康行 | 梅津泰臣 | ||
| Live 15 | Back to school | 駒井一也 | 駒井一也 松本憲生 |
||
| Live 16 | インディーズ | 小林治 | 三宅綱太郎 | 高橋昇 | |
| Live 17 | スリーデイズ | 柳沼和良 | 宍戸淳 | 渡辺和夫 | |
| Live 18 | レオン・サイクス | 小林治 | 花井信也 | 日向正樹 | |
| Live 19 | ブルース | 米田光宏 | 浜津武広 | ||
| Live 20 | グレイトフルサウンド | 田中雄一 | 鎌仲史陽 | 青木真理子 | |
| Live 21 | Write Music | 増井壮一 | 増原光幸 | 日向正樹 (Aパート) 高田晴仁 (Bパート) |
|
| Live 22 | 前夜祭 | 柳沼和良 | 松竹徳幸 | ||
| Live 23 | FESTIVAL | 増井壮一 | 郷敏治 | 渡辺和夫 | |
| Live 24 | サードステージ | 小林治 堀元宣 |
堀元宣 | 浜津武広 | |
| Live 25 | Slip out | 小林治 | 加藤裕美 | ||
| Live 26 | America | 日向正樹 | |||
[編集] サウンドトラック
- 『original soundtrack"BECK"』
- 『original soundtrack"KEITH"』
- 参加アーティスト
[編集] 映画
水嶋ヒロ主演で映画化される。2010年秋公開に向けて、7月上旬よりクランクインする予定。
[編集] キャスト
[編集] スタッフ
- 監督:堤幸彦
[編集] 反対運動
- キャスティングなどの制作手法に原作ファンからの反発が起き、署名活動が始まっている。
[編集] その他
- 単行本限定版に付属したコユキのフィギュアに合わせたスケールでギブソン等のギター・ベース・ドラム(第三弾)のミニチュアが、2008年6月現在第4弾まで発売されている。
[編集] 外部リンク
- BECKオフィシャルサイト
- TV東京による公式サイト
- PS2用ゲーム BECK THE GAMEオフィシャルサイト
- 月刊マガジンオフィシャルサイト
- BECK Guitar Collection公式サイト BECKに出てくる楽器のフィギュア
| 講談社漫画賞少年部門 |
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| テレビ東京 水曜25:30枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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BECK
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| AT-X 木曜9:00/20:00、月曜13:00/23:00(60分2話) | ||
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BECK
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