千年女優
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『千年女優』(せんねんじょゆう)とは、日本のアニメ映画である。2002年9月14日日本公開。作品世界が、現在・過去・未来、と時空を越えた”入れ子構造”となっており、三島由紀夫の作品世界を連想させる、絢爛たる輪廻転生譚となっている。
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[編集] あらすじ
芸能界を引退して久しい伝説の大女優・藤原千代子は、自分の所属していた映画会社「銀映」の古い撮影所が老朽化によって取り壊されることについてのインタビューの依頼を承諾し、それまで一切受けなかった取材に30年ぶりに応じた。千代子のファンだった立花源也は、カメラマンの井田恭二と共にインタビュアーとして千代子の家を訪れるが、立花はインタビューの前に千代子に小さな箱を渡す。その中に入っていたのは、古めかしい鍵だった。そして鍵を手に取った千代子は、鍵を見つめながら小声で呟いた。
「一番大切なものを開ける鍵・・・」
少しずつ自分の過去を語りだす千代子。しかし千代子の話が進むにつれて、彼女の半生の記憶と映画の世界が段々と混じりあっていく・・・。
[編集] 受賞歴
- 第5回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞(『千と千尋の神隠し』と同時受賞)
- 第6回ファンタジア映画祭(カナダ)・最優秀アニメーション作品賞&芸術的革新賞
- 第33回シッチェス・カタロニア国際映画祭・最優秀アジア映画作品賞
- 2003年度東京アニメアワード・劇場映画部門最優秀作品賞
- 第57回毎日映画コンクール・大藤信郎賞
- 第8回アニメーション神戸作品賞・劇場部門
[編集] スタッフ
- 原案・脚本・キャラクターデザイン・監督:今敏
- 脚本:村井さだゆき
- 演出:松尾衡
- キャラクターデザイン・作画監督:本田雄
- 作画監督:井上俊之、濱洲英喜、小西賢一、古屋勝悟
- 美術監督:池信孝
- 撮影監督:白井久男
- 音響監督:三間雅文
- 音楽:平沢進
- アニメーション制作:マッドハウス
- 配給:クロックワークス
- 製作:角川書店・WOWOW・クロックワークス・バンダイビジュアル・ジェンコ
[編集] キャスト(声の出演)
- 藤原千代子(70代):荘司美代子
- 藤原千代子(20~40代):小山茉美
- 藤原千代子(10~20代):折笠富美子
- 立花源也:飯塚昭三
- 立花源也(青年期):佐藤政道
- 井田恭二:小野坂昌也
- 島尾詠子:津田匠子
- 大滝諄一:鈴置洋孝
- 美濃:片岡富枝
- 番頭:石森達幸
- 銀映専務:徳丸完
- 千代子の母:京田尚子
- 鍵の君:山寺宏一
- 傷の男:津嘉山正種
- その他:小形満、麻生智久、遊佐浩二、肥後誠、坂口候一、志村知幸、木村亜希子、サエキトモ、野島祐史、浅野るり、大中寛子、園部好徳、大黒優美子
[編集] 主題歌
『ロタティオン[LOTUS-2]』作詞・作曲・編曲:平沢進。 『千年女優』の作品構造である、”入れ子構造” 性を意識し、『フラクタル幾何学』の理論を援用した楽曲となっているそうである。
[編集] 備考
主題歌が「LOTUS-2」であるように、物語中では蓮をモチーフにしたものや蓮そのものが何度か登場するが、蓮とは仏教などにおいて転生や出生などの類に縁のあるものである。
[編集] 関連文献
- 『千年女優画報 -- Millennial actress special edition』 マッドハウス・発行、河出書房新社・発売 2002年10月 ISBN 4-309-90511-0
- 『KON’S TONE―「千年女優」への道』、晶文社 2002年9月 ISBN-10: 479496546X, ISBN-13: 978-4794965462

