DEAR BOYS
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『DEAR BOYS』(ディア ボーイズ)は、八神ひろきによるバスケットボール漫画。2007年第31回講談社漫画賞少年部門受賞。
『月刊少年マガジン』(講談社)において、1989年から連載中。単行本は、第1部が全23巻、中学時代をつづった第0部ともいえる「THE EARLY DAYS」が全1巻、第2部の「DEAR BOYS ACT2」が全30巻、第3部の「DEAR BOYS ACT3」が8巻まで刊行中。
月刊少年マガジン2008年12月号でACT2が終了。2009年1月号の成田中央戦より新章であるACT3が始まった。
2003年4月7日から9月29日にかけてテレビ東京とAT-Xでアニメが全26話で放送された。なお、頭文字Dシリーズに続いて、劇中にSUPER EUROBEATが使われている。
2007年にミュージカル化、12月20日から29日に上演された。2008年には続編が公演、7月25日から8月3日に上演された。2011年に第3弾としてニコニコミュージカルで4月30日から5月8日に上演された。
目次 |
[編集] 概要
本作品はバスケットボールを題材にしたスポーツ漫画であるが、同系統の作品にありがちな汗臭い要素を排除し、爽やかに描いている。
初期はバスケを通じて学生生活を描写する場面も多かったが、ACT2以降は本格的なバスケシーン中心になる。外連味重視に走る事もなく、バスケットボールの本質を正面から描いている。また、各高校のバスケカラーが明確に描き分けられ、戦術やディフェンスシステムも細かく描かれている。
選手同士・選手とマネージャー等の関係にある男女の恋愛感情が、当事者達のバスケに関わる者としての成長を促す等、スポーツ漫画としては珍しく「恋愛」が重要な要素として描かれている事も特徴である(ACT2以降は抑えられている)。
連載開始から20周年を超え、バスケットボールを主題とした漫画では史上最長連載を誇るが、作中での時間は1年も経過していない。そのため連載開始年の1989年を劇中の年数とすると、2011年連載時点でも劇中の年代は1990年となる。しかし、1990年には存在しない携帯電話(ワンセグTV付の携帯も描かれている)の登場や、試合のクォーター制の導入など連載時期に即した時代考証は取り入れている。
[編集] あらすじ
過去に起きた暴力事件によってほとんどの部員が去り、4人しか残らなかったことでチームが組めず、休部状態になっていた瑞穂高校バスケットボール部。藤原たちが2年生の秋、元天童寺高校バスケットボール部キャプテン・哀川和彦の転入、突然の入部により、部員たちの心にくすぶっていた「全国制覇」の夢を目指していく。
[編集] 主な登場人物
※学年についてはACT2以降を基準とする。
[編集] 瑞穂高校
本作の主役校。神奈川県内にある。
[編集] 男子バスケットボール部
藤原の暴力事件により部員が4人とチームが組めず 一時はバスケ部は廃部寸前であった(OBとの確執も残っていた)。転校して来た哀川が、残っていたメンバーを奮起させて活動再開。後に高階の加入でさらに団結し打倒天童寺を胸にインターハイに挑戦。第一部では急成長を遂げるもののチームとしては未熟なために哀川に頼りがちであった(また、当初メンバーが5人しかいないためファールトラブルを狙われることが多かった)。ACT2では高階、新入部員である1年生を加えベンチメンバーを充実、初のインターハイ出場を果たす。一部関係者からは舐められ放題だったがインターハイでは強豪校を次々と撃破し哀川のワンマンチームではないことを知らしめた。テンポのいいオフェンスを中心にゲームを組み立てることが多い。
- 哀川和彦(あいかわ かずひこ)
- 声:喜安浩平、結城比呂(ドラマCD) / 演:池田竜治、植野堀まこと
- 本編の主人公。背番号7番。3年。身長175cmながらダンクシュートを連発する驚異的なジャンプ力を持つ。「天才」と賞されるが驕ったところはなく、天真爛漫な朗らかな性格で交友関係も広い。ポジションはスモールフォワード/シューティングガード。 非常に広いシュートレンジを持ち、 勝負所で決定的なスティール、ブロックを繰り出し相手チームの流れを断ち切る。このようにオフェンス、ディフェンス両部門で共通する持ち味はコートビジョンの広さ、試合の流れを読む嗅覚といった「killer instinct(キラー・インスティンクト)」(「殺戮本能」。転じて敵チームの息の根を止める能力。NBAで使用される)が登場人物の中で群を抜く。 強い精神力、闘志、キャプテンシーまで兼ね備えた 高校No.1プレイヤー。作中後半ではオフェンスに専念するためディフェンスでのシーンが少なくなっている。また、メンバーの成長により作中前半に頻繁に見られた個人技の描写も無くなっている。 天童寺高校でキャプテンの経験もあるが、「バスケットの楽しさ」を犠牲にする指導方法に疑問をもち転校してきた。 マンションで一人暮らしをしており家族から送金されているが、家賃以外は手を付けずビデオショップでのアルバイトで生活費を賄っている。家庭環境や瑞穂に転校してきた理由は作中断片的に語られていたが、藤原たちが詳細を知ることになったのは連載開始から10年以上経過したときだった。モデルはマイケル・ジョーダン(作者が公言)。
- 藤原拓弥(ふじわら たくみ)
- 声:松風雅也、森川智之(ドラマCD) / 演:鶴見知大、小笠原健
- 背番号4番。3年。身長184cm。キャプテン。ポジションはポイントガード。全国屈指のポイントガードとしてのセンスを武器に、哀川と抜群のコンビネーションを見せる。強気でアグレッシブなゲームメイクを見せ、スティールやパスカットの率も高く、文字通りオフェンスの起点となる。厳しいディフェンスの僅かな隙間を縫ってのキラーパスが特徴だが パスのタイミング、スピードがシビアであり、ある程度藤原と共にプレーの経験がないとパスに反応できない。 感受性が強すぎるところがあり、 目上の人間に対しても暴言を吐くこともある。敵を作りやすい性格であるが、ACT2以降のストーリー中盤にかけては 精神的に成長した跡が見られる。左膝に中学時代に三浦を庇った際にできた古傷があり、今現在も試合に影響を及ぼすことがある。基本的に苗字で呼ぶが、彼女である秋吉のみ「夢津美」と呼ぶ。三浦には「藤」、石井・哀川には「拓」、トウヤにはACT2最終話以降「アニキ」と呼ばれている。モデルはマジック・ジョンソン(同じく作者が公言)。「もしジョーダンとマジックが同じチームにいたら…」というコンセプトで本作品はスタートした。リーゼントをきっちり決めるなど几帳面な性格。
- 三浦蘭丸(みうら らんまる)
- 声:武内健、菊池正美(ドラマCD) / 演:南圭介、田中稔彦
- 背番号8番。3年。身長173cm。ポジションはシューティングガード/ポイントガード。サウスポーの3ポイントシューター。素晴らしいシューターが揃っていた横浜学園と対戦し、自己のチームにおける存在意義を自問。シュートの精度に磨きをかけ、インターハイ編に突入するころには3ポイントライン1m後方のNBAラインからも決められるロングスリィを身につけ、瑞穂の攻撃の切り札になる。また、自分の3Pを囮にディフェンスを引きつけてからのパスが得意。頭脳明晰、冷静沈着でチームの名参謀役だが、コート上ではルーズボールに果敢にダイブする闘志を露にする。母子家庭で母親が仕事で忙しいこともあり、母親が嫉妬するほど料理もうまい。藤原とは中学時代からの親友で荒んでいた藤原をフォローしていた。現在でこそ柔らかい性格であるが中学時代は頭脳明晰故の唯我独尊な性格で周囲に敵を作りやすく、その都度藤原がフォローしていた。湘南大相模の2年生らが「瑞穂の美少年君」と呼ぶほどの美形キャラ。人物のモデルは小室哲哉。母親のことを「ママ」と呼んでいる。
- 石井努(いしい つとむ)
- 声:鈴木達央、三木眞一郎(ドラマCD) / 演:石橋脩平、山谷光博
- 背番号6番。3年。身長190cm。ポジションはパワーフォワード。諦めない闘志を持つ熱血漢。短絡的な調子者のため、理論派の三浦と対立したときもあったが、後に和解する。初期はムラッ気のあるプレイと短気な性格でチームのお荷物的な存在になりかけたが、負けん気の強さと高い運動能力でブロックショットやアリウープを得意とするインサイドの要となる選手に成長。苦手だったフリースローも克服し横浜学園との試合ではキーマンとなった。哀川以外の瑞穂のメンバーで最も成長した人物であり強豪校もマークしている。藤原とは中学時代に対戦し惨敗した悔しさが現在も心に残っているがそのバスケセンスには憧れており、いつか藤原に必要とされ、褒められるような選手になる事を密かな目標としている。
- 土橋健二(どばし けんじ)
- 声:小西克幸、小杉十郎太(ドラマCD) / 演:安岡新八、別紙慶一
- 背番号5番。3年。身長192cm。ポジションはセンター。周りに気配りが出来る心優しい男。石井の様な派手な得点シーンは少ない代わりに抜群のポジショニングの良さでゴール下での役割を的確にこなし、ディフェンス面を中心にチームを支える大黒柱。全国クラスのセンター相手には苦戦する場面も多いが決して諦めない強い精神力を持つ反面、責任感が強過ぎるあまり気負い過ぎて体調を崩してしまうという繊細な部分も併せ持つ。作品初期ではかなり太めの体型の暢気なキャラクターだったが、プレイに支障が出ない程度までの減量を行い、それに伴い髪型や顔つきも初期より男らしくなっている。それでも瑞穂の中では重量級で、ファウルすれすれのプレイで相手を吹っ飛ばしてマイボールにする場面や、リバウンド争い時のチップアウトなど、力強さでは他に代わりのいない存在。石井とは中学時代からの親友。石井は「おやじ」、哀川は「どばっちゃん」、トウヤは「おやっさん」と呼ぶ。
- 高階トウヤ(たかしな トウヤ)
- 声:近藤隆 / 演:阿部直生
- 背番号9番。2年。身長187cm。瑞穂高校男子バスケ部のシックスマン。哀川和彦たちの1学年後輩。明朗快活で、外交的な性格。同じインサイドが主戦場の石井・土橋が直線的、パワー型であるのに対し、硬軟織り交ぜる非常に柔軟なタイプの選手。天才肌でどこのポジションでもソツなくこなすオールラウンダーだが、悪く言えば器用貧乏。ダブルクラッチからのリバースレイアップが十八番。オフェンスのセカンドオプションとして活躍している。中学時代は全中オールスターに選ばれ出場経験があるが1年間のブランクがあるため、スタミナ不足で試合の後半になるとプレーの質が落ちる。インターハイ予選湘南大相模高校との試合1点差で負けているところ、残り数秒で最後のシュートを落としてしまう(中学時代にも同じような場面でシュートを落としている)。常に軽口をたたいているが、過去には挫折を経験しており本心を告白する場面は少ない。エロ本が大好き。インターハイ終了後にバスケを続けるかどうか考えていた様子であったが、1年生たちの活躍を見ていくうちに、「(一緒にやっていくのも)悪くない」と思うようになり、バスケを続ける決心をする。
- 榎本仁志(えのもと ひとし)
- 背番号15番。1年。3年生からレギュラーを奪うべく1人で黙々と練習を重ねるオールラウンドプレイヤー、周囲に対して辛辣な言葉も平然と言い放つ唯我独尊な性格。相当な自信家でもあり先輩相手でもでかい口を叩くが、弱気の裏返しでもあるので同級生にはよくツッコミを入れられている。藤原曰く「中坊の頃の三浦にそっくりな性格」。インターハイ県大会の出場機会では完全に足を引っ張り、実際には哀川たち3年生のレベルやタフさにはついてこれていないが1年生の中では最も質の高いプレイを見せ、本戦でも短時間ではあるが三浦や高階の穴を埋めるべく試合に出場する機会を得る。おばあちゃん子。
- 水前寺清(すいぜんじ きよし)
- 背番号14番。1年。入部後、ポイントガードとして藤原に挑むも無意味なテクニックをひけらかすだけのプレイをあっさりと見抜かれ一蹴される。その後は藤原を師匠として勝手に慕い、技術やリーダーシップなどを見習うためにつきまとうようになる。まだ試合に出場する実力はないが、今ひとつ影の薄い1年生たちを引っ張り将来のリーダー性を見せている。榎本とは考え方の違いから衝突をくり返していたが、徐々に1年生の代表として認め協力するようになる。
- 紅林丈一郎(くればやし じょういちろう)
- 背番号11番。1年。身長210cmの飛べないセンター。普段は寡黙でなかなか喋らないが、バスケのときには人が変わり「きえーっ」「ちょおおお」などの奇声を発する。ジャンプ力が非常に低いことを筆頭に体力面ではレギュラーに劣るが、飛ばなくても非常に高い210cmの体格を武器とする。口数は少ないが冷静沈着な性格で言葉に重みがあり、血気盛んな榎本をよく黙らせている。県予選で体調不良の土橋に代わりわずかな出場機会を得て以来、土橋をポジションを争うライバルと見定めつつも、その献身的なプレイを尊敬し練習を共にしている。
- 近藤英次(こんどう えいじ)
- 背番号13番。1年。中学時代は野球部員だったが新人戦での藤原と哀川のコンビネーションを見て感動し、初心者ながらバスケ部入部を決意した。かつて藤原と確執があり後に和解した瑞穂バスケ部OBの近藤裕次を兄に持つ。衝突する榎本と水前寺を和解させるために腐心するなど、剛直な兄とは正反対の気弱で優しい性格だが、経験者達の足を引っ張るまいと努力するひたむきさは兄と同じ。藤原と兄の関係は入部するまで知らなかった。
- 桑田勇(くわた いさむ)
- 背番号10番。1年。ポジションはフォワード。南山と共に特に目的意識を持たずに強豪チームに入部しただけで浮かれているという態度を榎本に酷評されていたが、水前寺に引っ張られる様に徐々に熱意を持ち始め、先輩達をバックアップしていく。憧れの選手は石井。
- 南山瞬(みなみやま しゅん)
- 背番号12番。1年。ポジションはシューティングガード。桑田と行動を共にしていることが多い。憧れの選手は哀川。
- 杏崎沙斗未(あんざき さとみ)
- 声:能登麻美子、皆口裕子(ドラマCD) / 演:寺崎裕香
- 男子バスケット部マネージャー。理知的で言いたい事をはっきり言う性格。強い人間と思われがちだが保科にアプローチを掛けられた時は赤面するなど年齢相応の面も見せている。保科以外にも様々な男子に好意をもたれている。藤原と三浦の中学の後輩で、女子バスケ部のポイントガードを担当していたが、足を怪我して選手としての活動を断念した過去を持つため(故にメンバーの怪我には敏感である)バスケに懸ける情熱は全員に認められている。
- 桑野義男(くわの よしお)
- 男子バスケット部顧問。
[編集] 女子バスケットボール部
男子バスケ部と違い県内では有数の強豪校。連載初期の段階では男子と同等の描写がされていたが、男子バスケ部が本格的に始動すると徐々に描かれる頻度は減少していった。第一部では人数が少ない男バスのための練習相手も務めていた。
- 秋吉夢津美(あきよし むつみ)
- 声:芳野美樹
- 背番号4番。3年。藤原の彼女。藤原をかなり慕っているが、同時に少々嫉妬深い面を持っていた。付き合う内に藤原の言動を信じるようになりヒステリーさはなくなり、女性らしい柔らかい面を見せる。女子バスケットボール部のキャプテン。連載当初は和彦にスカートめくりなどのセクハラ被害にあっていた。ポジションはスモールフォワード。
- 森高麻衣(もりたか まい)
- 声:川瀬晶子
- 背番号7番。3年。和彦の彼女。親友の秋吉とは対照的な落ち着いた性格で陰になり日向になり哀川を支える健気な面をもつ。ポニーテールがトレードマークで、哀川には当初「ポニーちゃん」と呼ばれていたが、練習の休憩中に髪を解いたことがきっかけで現在は「麻衣ちゃん」と呼ばれている。女子バスケットボール部員でポジションはシューティングガードでシュートフォームはボースハンドである。
- 大神恵子(おおがみ けいこ)
- 声:山田美穂
- 背番号5番。3年。女子バスケットボール部員でポジションはセンター。チーム一の長身。「大魔神」の異名を持つ。男勝りな性格。
- 川崎雪子(かわさき ゆきこ)
- 声:川上とも子
- 背番号6番。3年。女子バスケットボール部員でポジションはパワーフォワード。黒髪でおさげの髪型が特徴。ニックネームは「ゆっこ」。
- 工藤かおり(くどう かおり)
- 声:氷上恭子
- 背番号8番。3年。女子バスケットボール部員でポジションはポイントガード。ACT2より髪型をツインテールに変更。川崎と一緒にいることが多い。
- 氷室恭子(ひむろ きょうこ)
- 声:田中敦子、小山茉美(ドラマCD) / 演:能登まり子
- バスケット部監督(男女兼任)。関東大会でのゲーム展開は自分の采配ミスだと思い、一時は男バスをやめる決意をしたが今は吹っ切れ、以前は「君」付けで部員を呼んでいたが今ではみんなファーストネームの呼び捨てにしている。才色兼備。担当教科は英語。名前は作者自身大ファンであった氷室京介から。
[編集] 卒業生
- 五十嵐修(いがらし おさむ)
- 声:山根剛 / 演:鯨井康介
- 瑞穂バスケ部OB。身長182cm。在学時のポジションはポイントガード。藤原の前にキャプテンを務めていた。現成田中央の指揮官・下条の教えを受けていた世代で、実力はそれなりに高い。藤原がもう1度真剣にバスケに取り組もうとしたとき、他の元バスケ部員が藤原に怒りをぶつける中でも1人理解を示していた。バスケへの未練を引きずり藤原に危害を加える近藤を諌めたりと、藤原をめぐる問題でも大人な対応に終始しそのキャプテンシーと人柄のよさを窺わせた。卒業後は大学でバスケを続ける中、OBとしてしばしば顔を出している。
- 近藤裕次(こんどう ゆうじ)
- 声:園部好德 / 演:郷本直也
- 瑞穂バスケ部OB。身長190cm。在学時のポジションはパワーフォワード。人一倍のバスケへの情熱を見せる熱血漢。現バスケ部1年・近藤英次の兄。藤原が暴力事件を起こして、結果として自分たち3年生の選手生命を奪われたことを憎んでいた。時折藤原に暴行を加えていたが、杏崎に「本当はバスケがしたいのにごちゃごちゃひがんでるだけ」と看破され苦悩する。その後、未練をふっきるために練習に参加し、2年vs3年の練習試合を通して藤原と和解。現在も藤原は近藤には無条件で敬意をもって接しており、一年生には「あの藤原先輩が尊敬するすごい人」と憧れを持たれている。以降は卒業までバスケ部に協力し、卒業後は実業団でバスケを続ける中、OBとしてしばしば顔を出し、差し入れや他校の偵察など、やり過ぎなくらいの面倒見の良さで後輩をサポートしている。石井にゴール下でのパワープレイを徹底して教え込み育てるなど、ある程度実力も高いと見て取れる。杏崎に好意を抱いている節がある。
- 佐伯満雄(さえき みつお)
- 声:三浦岳 / 演:六本木康弘
- 瑞穂バスケ部OB。在学時のポジションはセンター。土橋にゴール下での諦めない精神力と脚力の大事さを教えた。また、石井にアリウープのタイミングをそれとなく教え、インサイド陣の実力向上に一役買った。OBのメンバーの中で藤原を部室で暴行した事件には、五十嵐と同様に参加していない。
- 清水正樹(しみず まさき)
- 演:堀有希
- 瑞穂バスケ部OB。在学時のポジションはスモールフォワード。試合中の石井の気迫とムラのある性格がマイナスな方向にも働いていることを体験させ、メンタルな面の成長を促した。
- 下田利伸(しもだ としのぶ)
- 演:秋山真太郎
- 瑞穂バスケ部OB。在学時のポジションはシューティングガード。三浦が、ノーマークでもリスクを恐れて3ポイントを打たないのを見抜き、ボールを持ったらシュートを狙う積極性と自信を持つことをアドバイスした。
- 織田尋実(おだ ひろみ)
- 声:早瀬俊行
- 瑞穂高校の卒業生。ACT1で近藤(裕次)とつるんでいた不良で、近藤と藤原が和解した後は、登場することはなかったが、ACT2の最終話で再登場。瑞穂に在学している弟が男子バスケ部応援要請メールを受けたことを知り、暇だったからとの理由で瑞穂の試合を見学しに来ていた。
[編集] 神奈川県の高校
[編集] 本牧東高校
合同合宿で知り合って以降、瑞穂バスケ部とは良き友達・良きライバルとして鎬を削り合う事になる神奈川県の新興強豪校。スタメンの5人が元々ストバス仲間だった事もあって息はぴったりで、粗削りながらもダンクや3ポイントシュートなど、観客の目を惹くダイナミックなバスケを得意とするチーム。2年時の新人大会では決勝で瑞穂を破るも、3年のインターハイ予選では雪辱を許し、インターハイ出場も逃す事となった。3年の5人は、部活引退後に高階の計らいによって横浜学園の面々と共に瑞穂のインターハイ直前合宿に飛び入りで駆けつけ、練習相手としてかつてのライバルのステップアップに一役買った。
- 保科唯人(ほしな ゆいと)
- 声:千葉進歩、松本保典(ドラマCD) / 演:岡田亮輔
- 背番号7。3年。身長186cm。ポジションはスモールフォワード。本牧東高校のエース。元々はストバスで仲間とバスケを楽しんでいたが、監督である飯嶋から仲間共々スカウト(?)されて高校バスケに参入した。ダンクなどの派手なプレーを好む。初めて会った合同合宿では哀川に徹底的に叩きのめされたものの、ここぞという時の爆発的なオフェンス力は哀川にも引けを取らないものがあり、また勝つために必要とあらば、嫌いな筈のディフェンスの練習にも真剣に取り組む努力家の一面も見せる。瑞穂マネージャーの杏崎に一目惚れし、会う度に猛烈なアプローチを掛けるがついに恋は実らなかった。モデルは、慶應義塾体育会バスケットボール部のある部員とも言われている。
- 薬師丸元(やくしまる げん)
- 声:志村知幸、安井邦彦(ドラマCD) / 演:渡部紘士、小島将士
- 背番号6番。3年。ポジションはセンター。199cmの巨体でゴール下を支配し、リバウンドに得点にフル回転する本牧東の大黒柱。チームメイトが安心してシュートを打てるのは薬師丸のリバウンドあってこそであり、事実、インターハイ県予選では彼がオーバーワークで膝を傷めた事によってその後のゲームプランが崩壊し、本来の力を出し切れずに敗退する事となった。保科のように積極的なアプローチをしたりはしないが、彼も杏崎に対して密かに恋心を抱いていた模様。
- 藤沢守(ふじさわ まもる)
- 声:佐藤淳、上田祐司(ドラマCD) / 演:兼崎健太郎、兼松若人
- 背番号4番。3年。身長190cm。本牧を影から支えるキャプテン。ポジションはパワーフォワード。保科とは中学時代からの親友。普段は仲間たちとともに悪ふざけを楽しんでいるが、暴走しがちなチームメイト(特に保科)に歯止めを掛けるのは他ならぬ彼であり、休日に練習しようと言い出す保科に率先して付き合ったり、キレそうになった保科を落ち着かせたりと、キャプテンらしい面倒見の良さや冷静さも備え、試合においても新人戦県大会決勝で値千金のウィニングショットを沈めた。
- 角松聡(かどまつ さとし)
- 声:植木誠、保志総一郎(ドラマCD) / 演:小島裕、中島康太
- 背番号5番。3年。身長181cm。ポジションはシューティングガード。3ポイントシューターとして得点源の一角を担い、センターライン付近からの超ロングスリーを狙って決めるなど、強心臓の持ち主でもある。草野と共にチームのムードメーカー的存在。
- 草野勝巳(くさの かつみ)
- 声:栗田圭、中村大樹(ドラマCD) / 演:藤沢大悟、河原田巧也
- 背番号8番。3年。身長172cm。ポジションはポイントガード。三浦に「PGの弱い本牧東」と酷評される。
- 梅田五郎(うめだ ごろう)
- 演:夛留見啓助
- 背番号13番。2年。本牧東のシックスマン。100mを11秒以下で走るという俊足を生かしたディフェンス重視の戦術で活躍する。そのディフェンス力は記者の榊原から「一見の価値がある」と評され、インターハイ予選の瑞穂戦でも活躍した。
- 大平洋(おおひら ひろし)
- 3年。マネージャー。部内では「たいへいよう」と呼ばれている。
- 飯嶋優作(いいじま ゆうさく)
- 声:石井康嗣、大塚明夫(ドラマCD) / 演:湯澤幸一郎
- 本牧東高校の監督。選手達からは「ソリコミ」と呼ばれている。厳つい見た目や粗野な言葉遣いとは裏腹に、人情に厚く選手想いの熱血オヤジであり、その暑苦しさをからかわれつつも、悪ガキ達をその気にさせる手腕は一級品で、彼らからも慕われている。氷室に淡い恋心を抱いているが口に出せていない。
[編集] 横浜学園
湘南大相模と並ぶ神奈川の強豪校。ゾーンプレスとディレイドオフェンスを戦術の要とし、背の低さをカバーすべく3ポイントシュート主体の攻めと、ひたすら走ってしっかり守る基本に忠実なバスケットで対戦相手を苦しめる。新人戦県大会の準決勝で瑞穂と初対戦するが僅差で敗れ、また3年夏のインターハイ県予選では決勝リーグに駒を進めるも、瑞穂と湘南大相模に敗れて敗退した。実在する横浜学園高等学校とは無関係。
- 佐藤一也(さとう かずや)
- 声:吉野裕行
- 背番号4番。3年。身長165cm。ポジションはポイントガード。小柄ながらも運動量を生かした執拗なディフェンスと、3ポイントラインから更に下がって打つロングシュートを得意とする。性格は非常に生真面目で腰が低く(保科に「先生になりそう」と言われていた)、瑞穂や本牧東の面々にも感心されるほどだが、試合では怪我をしようがどんなに苦しい展開だろうが決して弱みを見せず、最後の一秒まで勝負を諦めない不屈の闘志でチームを引っ張る不動のキャプテン。バスケ部引退後は保科の予想通り、教育者の道を志す事を明かした。
- 小泉徹(こいずみ とおる)
- 声:石川正明
- 背番号5番。3年。身長174cm。3ガードの一角、佐藤に次ぐ3ポイントシューター。
- 相澤直樹(あいざわ なおき)
- 声:小林高鹿
- 背番号8番。3年。身長181cm。ポジションはセンター。ポストプレイでガード陣の3ポイントをお膳立てする役割を担うが、頭に血が上りやすいという欠点がある。センターにしては背が低い事を気にしている。
- 高野勇次(たかの ゆうじ)
- 声:塩塚晃平
- 背番号6番。3年。守備固めの際にディフェンスの切り札として投入されるシックスマン。インターハイ県予選最終戦では、敗色濃厚で心の折れかけた広瀬に対し、自分が出たい気持ちを押し殺して、最後まで出続けるよう発破をかけた。
- 吉野幸二(よしの こうじ)
- 声:原田正夫
- 背番号7番。3年。ポジションはフォワード。高野とガード陣との橋渡し的な役割を堅実に務める。
- 広瀬達也(ひろせ たつや)
- 声:藤田大助
- 背番号15番。2年。身長160cm。中学時代の石井・土橋の後輩にしてチームメイト。身長を伸ばすために毎日牛乳を2リットル飲み続けたものの、全く成果が出なかったという逸話を持つ。バンクショットを得意とし、調子に乗せると「3ポイントマシーン」と呼ばれるほどに手が付けられなくなるシューターへと成長したが、その反面チームの中ではディフェンス力がやや劣り、また、ひとたび劣勢に陥ると途端に集中力を欠くなど、経験不足ゆえの精神的な脆さも見受けられる。
- 真鍋純子(まなべ じゅんこ)
- 声:新谷良子
- 3年。マネージャー。部員皆から慕われ、大事な試合の前には選手の掌やリストバンドの裏に激励の言葉を書いて願掛けを行うなど、発奮材料としてもチームを盛り立てる。
- 丸山平蔵(まるやま へいぞう)
- 声:西松和彦
- 横浜学園の監督。チームカラーを象徴するような温厚な人柄と、体格的にハンデのある選手達を全国も狙えるチームに育て上げた確かな手腕で彼らから尊敬され、選手と監督の枠に留まらない理想的な信頼関係を築いている。
[編集] 湘南大相模高校
神奈川県の中でも、毎年インターハイ出場を果たしている名門校。「湘南カップ」というインターハイに出場するであろうチームを呼んで大会を開催するほどの設備を持っている。有力選手をスカウトして強いチームを作っている。インターハイ県予選では全勝で1位通過を果たすが、本戦3回戦にて2位出場の瑞穂に敗れる。布施ら2年生の5人は中学時代からのチームメイトであるため、抜群のコンビネーションを魅せる。シュートを打たせないディフェンスが伝統、インサイドが強いチーム。名前のモデルは東海大相模。
- 布施歩(ふせ あゆみ)
- 声:杉田智和
- 背番号15番。2年。身長190cm。ポジションはスモールフォワード。湘南大相模のエース。どこまでも傲岸不遜で謙虚さのカケラもない自信家だが、全中オールスターや神奈川ベスト5に選ばれるほどの実力の持ち主。ダンクと3ポイントシュート等の派手なプレイを邪道扱いするだけあって、基本に忠実なゴール下のレイアップとジャンプシュートには絶対の自信を持っている。高階トウヤとは中学時代からのライバルで、彼のプレイスタイルを全否定せんばかりに嫌っているが、これは布施自身が不器用な努力家で、高階のようになんでもこなせる天才型のプレイヤーではない事に劣等感を持っている事の裏返しである(故に高階をかなり意識している)。ダンクや3ポイントシュートを相手に決められると途端にヒートアップし始めるが、梁川から「少しキレた時のがいい」と言われるだけあって、多少熱くなっても判断力が鈍る事はない。インサイドでは抜群の個人技を持ち、ディフェンスファウルを誘いながらゴールを決め、フリースローを成功させる3ポイントプレイを得意とする。その一方で、監督を差し置いて作戦を立案できる高い戦術眼も併せ持つ。
- 梁川慎司(やながわ しんじ)
- 声:高階俊嗣
- 背番号11番。2年。身長201cm。ゴーグルがトレードマーク(ド近眼)。布施と並ぶ湘南大相模のエースでポジションはセンター。インターハイ県予選のベスト5に選ばれた実力者であり、パワープレイで圧倒する本牧東の薬師丸とは対照的に、トリッキーなポストプレイで相手を翻弄する柔のセンターであり、特に布施との連携は抜群である。試合中は土橋の事を「ジャンプボールで跳ばないセンター」と小馬鹿にするなど、布施同様口の悪さが際立つが、要領の悪い布施の言葉を代弁したり、3Pを決めた轟をおだてたりと仲間にとっては面倒見のいい男でもある。
- 小原充(おはら みつる)
- 声:程島鎮磨
- 背番号12番。2年。ポジションはシューティングガード。愛称の「チャー」は、「茶髪」と彼の得意な「テイクチャージ」を掛けたダジャレらしい。全国レベルのディフェンスのスペシャリストであり、藤原や哀川に対しても臆するところがないビッグマウス。疲労していても重要な勝負所でチャージングを奪うなど、湘南大相模が大崩れしないのは彼の存在があるからと言われている。ディフェンスを身上としながらも、背後からのスティールを(自分がするのも相手からされるのも)嫌うという妙なこだわりを持っている。本人曰く「俺は(布施)歩ちゃんを守るナイト」。
- 轟幸二郎(とどろき こうじろう)
- 背番号4番。3年。ポジションはポイントガード。県予選では他のメンバーの足を引っ張るなど3Pを打てる以外、役に立たなかったがインターハイでは得点源の一人になりゲームメイクなども成長する。2年時からスターターをつとめ名門校のキャプテンとしてそれなりの実力はあるが、全国レベルではやや頼りなく新人戦でも本牧東・横浜学園に敗北を喫した。しかし現役最後の夏のインターハイで、布施ら2年生5人の中に誰もいなかった3ポイントシューターとして、3年生唯一のレギュラーの座を掴む。布施からは「しょぼい3ポイント」と評されているが、当たりだすと入るシューターで、県予選の瑞穂戦でそれを証明し、京南戦でも得点源として活躍した。洛水館戦でのノールックパスは非凡なバスケセンスを窺わせた。瑞穂戦ではトウヤの出来を見定めて攻めどころを把握したり、哀川のプレッシャーを肌で感じ取るなど洞察力に優れたりする。一方でディフェンスに難があり、瑞穂戦では県予選で三浦、インターハイで高階に多くの失点を許してしまっている。勝負どころでは2年生に厳しい言葉で活を入れてキャプテンシーを発揮し、プレイでは湘南大相模のディフェンスを模範を示すようにド根性で実践し、3ポイントをしずめるなど、さすがに名門校のキャプテンと思える存在感をだした。3年生からも信頼されており、湘南大相模においての影響力はかなりのウェートがある(ように思える)。後輩からは「轟くん」と呼ばれ、その中でも布施には口がすべって「ロッキー」と呼ばれて一度拒絶するも、以来それが定着し、自身もいつのまにか受け入れている。
- 大門栄作(だいもん えいさく)
- 声:原田正夫
- 背番号13番。2年。身長195cm。ポジションはパワーフォワード。通称角刈り。口数の多い選手ばかりの湘南において比較的寡黙な職人気質のプレイヤー。サウスポーでインサイドのパワープレイを得意とする。梁川と小原が布施を煽るのに対して、大門は布施に注意したり、なだめるなどむしろブレーキをかける役割が目立つ。
- 柳本和雄(やなぎもと かずお)
- 声:野瀬育二
- 背番号14番。2年。ポジションはポイントガード。布施に「完璧ボール運びオンリー」と評されていたように、個人としての技量は目立ったものではない模様。3ポイントの打てる轟と入れ替えられた。
- 輪島団(わじま だん)
- 湘南大相模高校の監督。名門校の監督でありながら碌に指示も作戦も提示できず、布施の言いなりになっているため、彼らからは無能の烙印を押され、陰で「唇(星人)」などと呼ばれて見下されている。
[編集] 神奈川県外の高校
[編集] 天童寺高校(新潟県)
インターハイ優勝が義務付けられた高校バスケ界の絶対王者。スポーツ科があり、バスケに限らず各競技、各種目のエリートが集まっていると思われる。和彦の兄がコーチを勤めるバスケ部は、全国の中学から集まった名のある選手達が試合より厳しい内部競争に晒され、勝ち残った者だけがレギュラーの座を手にする事が出来る。インターハイでは瑞穂高校は決勝まで勝ちあがらないと天童寺と対戦できない。突然チームを去った哀川の事も、苦楽を共にした仲間とあって大沢以外は現在も悪感情は持っていないようである。
- 沢登聖人(さわのぼり まさと)
- 声:野島裕史
- 背番号4番(和彦在籍時は5番)。3年。身長179cm。天童寺のキャプテンをつとめている。ポジションはポイントガード。藤原とは正反対の冷静なプレースタイルで、チームメイトの能力を引き出し裏方に徹するアンセルフィッシュな面と、試合の流れを読んで自ら決定的なプレーを決めるスキルを持つ名実共に日本一のポイントガード。和彦の親友で一度アパートへ和彦を天童寺へ連れ戻そうとやって来たが、和彦の真意を知りライバルとして再戦を誓う。和彦からは「さわ」チームメイトからは「ノボリ」の愛称で誰からも好かれる面倒見のよい性格で、和彦が天童寺を辞めたことに対しても恨んだり責めることなく理解している。梅こぶ茶が好き。
- 如月彩(きさらぎ ひかる)
- 背番号10番。3年。身長195cm。ポジションはスモールフォワード。天童寺の現エース。哀川が天童寺を去った事そのものについてとやかく言う気はさらさら無いようだが、それによって自分がレギュラーを獲得した事で常に周囲から彼と比べられ、批判されてきたために強烈なライバル心を抱いている。プレイスタイルにおいても高さとパワーを活かしてインサイドから強引に点を取りに行くという、あえて哀川とは正反対のやり方を貫いている。常に攻撃的な言葉を発するクールな性格だが、失踪した鎌倉を真っ先に見つけるなど仲間想いの面も見せる。沢登とは寮のルームメイト。
- 剣武蔵(つるぎ むさし)
- 背番号6番。3年。身長198cm。ポジションはセンター。顎髭と坊主頭に鋭い切れ長の眼という威圧的な容姿に似合わず雄弁で落ち着いた性格。2mを超えるセンターにも負けない跳躍力とフィジカルを持ち、3Pも打てる(インサイドを北沢・如月が固めたときのみ)という広いシュートエリアを持つ剛と柔を備えた日本一のセンター。218cmの九工大福岡の二階堂がライバル視している。将来的にはフォワードに転向するのが目標。
- 鎌倉元春(かまくら もとはる)
- 背番号5番。3年。身長180cm。ポジションはシューティングガード。天童寺のシックスマン的存在。挫折知らずの3ポイントシューターとして天童寺でも頭角を現していたが、肘のケガをした事と同レベルの実力を持つ本田裕太の台頭に焦り、シュートモーションで彼の真似をして自分を見失いかけた。仲間の説得の中で自分を取り戻しインターハイに臨む。高い弧を描く3Pを打ち、本田のシュートタイミングとは全くリズムが違う為対戦相手は非常に守り辛い。レギュラー選手の中では最もエリート意識が強い軽い性格だが、天童寺の一員だけあってディフェンスにも長けておりスキのない選手である。
- 北沢龍之介(きたざわ りゅうのすけ)
- 背番号7番。3年。身長191cm。ポジションはパワーフォワード。エース殺しと呼ばれるほど徹底したディフェンスで相手のエースを封じる。インターハイ県予選前の天童寺カップでの勝負では、成田中央の森山も抑え込んでいる(5ブロックショット)。天童寺の中でも随一のディフェンス力を持つ。プレースタイルの影響もあってかスターター5人衆の中では最も地味で目立たない存在だが、鎌倉曰く「ウチのイケメン様」との事。しかし、元々オールラウンダーとして入部した為シュートが打てないわけではなく、インターハイでの明和大日立戦ではミドルシュートを決めている。
- 本田裕太(ほんだ ゆうた)
- 背番号11番。2年。身長185cm。ポジションはシューティングガード。天童寺で唯一の2年生レギュラー。プレッシャーとは無縁の非常に飄々とした性格で、高確率で決める超クイックモーションかつフェイダウェイからの3ポイントが得意。ディフェンスにやや手を抜く傾向があり、大沢に発破をかけられた。瑞穂高の高階トウヤとは全中オールスターで一緒であり、彼の性格を熟知し、ファーストネームで呼んでいる。
- 大沢桂一郎(おおさわ けいいちろう)
- 3年。マネージャー。かつては有望なプレイヤーだったが怪我をして選手としての道を断たれてしまい転向。哀川の行動を「自分勝手」と非難するなど激しく憎んでおり、レギュラー陣に打倒哀川を頼んだ。タイムアウト時は具体的な戦術を指示する役目も担っており、かつて将来を嘱望された選手であることを髣髴とさせる一端を見せている。
- 哀川昭彦(あいかわ あきひこ)
- 声:檜山修之
- 和彦の兄でありバスケ部のコーチ。サングラスがトレードマークであり常勝天童寺の優勝請負人として普段は感情を表に出さず、選手間の熾烈な生存競争に私情を交える事も甘やかす事もなく厳しい指導を行うが、その裏には「チーム内での競争に勝って初めて相手との競争に勝てる」という信念がある。また、弟の和彦が途方に暮れている時はバスケ部の寮に泊まらせた上で相談に乗るなど、兄らしい暖かい一面も見せ、和彦が転校した理由もある程度は理解している。
- 哀川の父
- 声:土師孝也
- 和彦の父であり天童寺高校の校長を務める傍らバスケ部の監督も兼任している。天童寺高校のバスケットボールを創り上げたその人でもあるが、現在は実質的な指導を息子の昭彦に任せている。事実上天童寺のバスケから逃げ出した形となった和彦を許す事が出来ず、心労で倒れた母の見舞いに来ても実家の敷居を跨がせないなど勘当状態である。
[編集] 成田中央高校(千葉県)
かつて瑞穂の監督を務めていた下条薫率いる、スタメンのほとんどが190cmを超える超大型チーム。高度な連携と高さを活かしたインサイド主体のバスケットを展開する。練習試合で瑞穂に敗れたことをきっかけに目覚しい進歩を遂げ、天童寺に唯一対抗できるのではと目されるレベルに成長した。インターハイ準決勝の瑞穂戦で逆転負けを喫する。
- 森山敦司(もりやま あつし)
- 声:風間勇刀 / 演:谷和憲、中山優貴
- 背番号4番。3年。成田中央高校のキャプテン。ポジションは当初はその196cmという長身からセンターを務めていたが、後輩の武内にセンターを任せパワーフォワードに転向。フェイダウェイを得意とし、大型選手にもかかわらずテクニカルかつ機敏なオールラウンダーで、哀川もボディコントロールと得点感覚は全国トップクラスと認めている。下条の教えを尊敬し、それゆえに衝突したこともあった。実直、誠実な性格で瑞穂のメンバーとも交流がある。長瀬や結城とも交流がある。妹が居る。ピアノが得意。
- 岸本忍(きしもと しのぶ)
- 声:赤石広樹 / 演:磯野正一、六本木康弘
- 背番号7番。2年。身長185cm。ポジションはポイントガード。瑞穂高の高階トウヤと同学年で全中オールスターの1人だが、彼を「器用貧乏」と酷評している。中学時代からセンスがあったが、優しい性格が仇となって思い切ったリードをできずにいた。瑞穂との練習試合では特に藤原とのレベルの差を感じ、敗戦を自分の責任としてその後の努力によって技術的・精神的に大きな成長を見せ、口の悪い児嶋に対しても丁々発止のやり取りをして言い負かすなどチームの要となっている。
- 武内純一(たけうち じゅんいち)
- 声:蓮池龍三 / 演:中村昌也、山本哲平
- 背番号12番。2年。209cmの堂々たる体躯を見込まれ、森山の後を受けてセンターのポジションに座る。経験不足もあってか練習試合では石井にブロックを掻い潜られて決勝点を許すも、その後巨体からは想像も付かないテクニックとスピードを身に付けて記者から「とんでもない怪物」と評されるまでに大化けした。新人戦では本牧東の薬師丸に格の違いを見せ付けて戦意喪失させた上、石井と土橋の2人を相手にオフェンス・ディフェンスの両面で完全に圧倒するなど獅子奮迅の活躍を見せて雪辱を果たす。フリースローは苦手。精神的にムラがあり、相手の調子に自分のプレーを合わせてしまう。
- 児嶋章男(こじま あきお)
- 声:加藤木賢志 / 演:東虎之丞、尾門和也
- 背番号6番。3年。身長189cm(後に190cmを超える)。真面目な選手の多い成田中央において、一人トラッシュトークを好み、監督の指示とあらば悪質なラフプレーをも厭わない悪童であるが実力は確かであり、キャラに似合わぬ献身的なディフェンスで不動のレギュラーとチームメイトの信頼を勝ち得ている。新人戦では連携を生かして保科や三浦を押さえ込んだ。「成田中央らしくない顔」と女の子に言われ「悪かったな、らしくない顔で」と認めている。
- 玉置直也(たまき なおや)
- 声:高口公介 / 演:久松幸一、安里勇哉
- 背番号5番。3年。194cmの身長で強力なインサイドの一角を成す選手。森山や武内の影に隠れがちだが、堅実なディフェンスと洗練されたコンビネーションから軽々とダンクを叩き込むポテンシャルの高さでチームを支える縁の下の力持ち。ACT2最終話以降、瑞穂高の高階トウヤを意識するようになる。
- 片山達夫(かたやま たつお)
- 背番号8番。3年。身長190cm。瑞穂との練習試合以降、武内にレギュラーを奪われた。
- 山口(やまぐち)
- 背番号9番。3年。身長190cm。
- 松浦ひろみ(まつうら ひろみ)
- マネージャー。
- 加納珠美(かのう たまみ)
- 声:山口由里子
- 成田中央高校のアシスタントコーチで、常に監督の横に陣取りサポートする。
- 下條薫(しもじょう かおる)
- 声:藤原啓治 / 演:湯澤幸一郎
- 成田中央高校の監督。全日本のメンバーを蹴ってまで指導者としての道を選び、単身アメリカで学んだ経歴を持つ。高さ主体のバスケットを身上とし、また勝つためには手段を選ばず、大差をつけた試合ではメンバーを総入れ替えするなど非情な一面を併せ持つ。瑞穂男子バスケ部の前監督であり、藤原の暴力事件とそれに伴う瑞穂の出場停止を引き起こした張本人でもあるため、藤原とは現在でも確執があるが、同時に「沢登に唯一対抗できるポイントガード」と賞賛している。元々藤原は下條に憧れて瑞穂高校に入学しており、石井と土橋も下條のダンク姿に感銘を受けて以降バスケットに真剣になるなど、瑞穂の面々とは浅からぬ縁がある。成田中央でもシステマチックな厳しい指導を行うが、その裏には「始めからやりたいようにやらせていても、真に自分で考えて動けるチームにはならない」という理念があり、選手達もそのおかげで強くなれた事を理解しているため、信頼は厚い。喫煙家。
[編集] 秋田城北高校(秋田県)
天童寺と毎回のように決勝を争う「2位常連校」。未だ優勝経験はなく、天童寺のような華やかさもないが、伝統を受け継ぎつつ毎年強力なチームを作り上げ、天童寺メンバーをして「一番相手するのが面倒くさい」と言わしめる優勝候補の一角。1年、2年でベンチに入ることも難しく、もしくは3年になってもスタンドで応援する可能性もあるというほどの強豪校ならではの選手層を誇る。高校生には難しいと言われるマッチアップゾーンディフェンスを実践し、天童寺をも凌ぐと言われる無尽蔵の運動量とフィジカルコンタクトの強さで強引にルーズボールを支配して速攻をモノにするという、泥臭く粘り強いバスケットを展開する。インターハイの準々決勝で瑞穂と対戦し敗れる。
- 日下部正宗(くさかべ まさむね)
- 背番号4番。3年。ポジションはシューティングガード。3ポイントシュートを得意としシュートレンジの広さが武器。融通の利かない生真面目な性格であり、常に冷静であろうと努めているが、天童寺および哀川に対してやや気負い過ぎている一面がある。弟・則宗とは犬猿の仲に見えて、最もお互いの事をよく理解しており、哀川をも手玉に取る双子ならではの抜群のコンビネーションも見せる。
- 日下部則宗(くさかべ のりむね)
- 背番号8番。3年。ポジションはスモールフォワード。少々強引にでも突破してシュートに持っていくランニングプレイを得意とする。兄とは対照的に軽口をよく叩き、直情的な性格でもあるため常日頃からいがみ合っているが、気負いすぎて試合に集中できてない正宗を諌めるなど軽さが故の冷静さも併せ持つ。
- 穴水 REIOVICH PETER(あなみず レイオヴィッチ ピョートル)
- 背番号15番。1年。身長190cm。ポジションはセンター。日本人とロシア人のハーフであり、また一年生ながらもプレッシャーとは無縁の飄々とした物腰から異彩を放つプレイヤー。体力面にやや難があるものの、センターとしてはスピードとテクニックに優れ、また3ポイントに近いミドルレンジからのシュートも打てるなど、連携を重視する秋田城北において個人技で点を取れる選手として攻撃の切り札を担っている。
- 阿部(あべ)
- 背番号7番。3年。ポジションはポイントガード。日下部兄弟を1号(正宗)2号(則宗)と呼び、二人がいがみ合った時の仲裁役を務めている。
- 久保田(くぼた)
- 背番号5番。3年。ポジションはパワーフォワード。
- 片桐(かたぎり)
- 秋田城北高校の監督。穏やかな物腰に選手との強い結束は横浜学園の丸山監督に通じる物がある。
[編集] 嘉手納西高校(沖縄県)
明るくポジティブなバスケでインターハイ予選を勝ち抜いてきた高校。勝つ事よりもバスケを楽しむ事にこだわり、たとえ試合に負けてもあっけらかんとしている天真爛漫なチーム。インターハイ予選の前に湘南大相模主催のカップ戦へ出場がてら、たまたま本牧東のメンバーとストバスで対戦した事がきっかけで、瑞穂の面々とも親しくなった。とにかくよく走る速攻主体のチームだが、セットオフェンスからのパス&ランも得意とし、ディフェンスにおいても相手の隙を見逃さない抜け目の無さと運動量を生かしたしぶとさを併せ持つ。インターハイ本選ではダークホース扱いだったが、2回戦の瑞穂との直接対決では、それまで隠しておいた時間差レイアップやフックシュート等の奥の手を駆使して試合の主導権を握り続け、最後まで瑞穂を苦しめたが接戦の末敗れる。
- 見城哲太(けんじょう てつた)
- 背番号5番。3年。身長169cm。ポジションはシューティングガード。嘉手納西のエース。低い身長をデメリットに感じさせず、哀川和彦に勝るとも劣らないバスケセンスの持ち主。作者の八神ひろきが「メンタルは哀川以上という安定した強靭な精神力を持っている」と語っている。落としたら負ける土壇場の3Pを哀川のマークを掻い潜りながら決めるなどが良い例。普段は口数が少なくシャイであるが、バスケットでは溌剌とした豪快なプレーを連発させる。「あきらめない哲太」とチームメイトから言われている通り、粘り強いプレイと鼓舞する発言でチームを引っ張る。瑞穂の1-3-1ゾーンを突破し、哀川と互角以上の戦いを見せ、現時点では最強の選手の一人であろう。しかし容姿と雰囲気から高階に中学生のイメージにされたり、後輩からも「哲太」と言われたりと、実年齢よりも幼く見られ親しみやすい人柄である。スコアリングマシンのスモールガードという意味ではアレン・アイバーソンを連想させる選手である。
- 大城了(おおしろ りょう)
- 背番号4番。3年。身長189cm。キャプテン。ポジションはセンター。暑苦しい風貌と堅苦しい口調がトレードマークの嘉手納西の大黒柱。部員からは「隊長」と言うニックネームで呼ばれている。「ディフェンス命」を信条としており、どんなに疲れても気持ちでディフェンスするしぶとさと、チームがピンチになった時でも的確な指示をだしメンバーをまとめ上げるなど精神的な強さも持っている。
- 佐久本直人(さくもと なおと)
- 背番号10番。2年。身長186cm。ポジションはスモールフォワード。視野の広さと状況判断の良さを持ち、パスにもシュートにも長けた曲者。高階トウヤが初見でのイメージから「社会人」と呼んでいたが、アゴ髭を蓄えたその風貌からか、メンバーからは「おやっさん」と呼ばれている。
- 島袋健太(しまぶくろ けんた)
- 背番号15番。2年。身長175cm。ポジションはポイントガード。ボールキープ力の高さと無尽蔵の運動量を生かした執拗なDFが武器。その風貌から高階トウヤに「プー」と呼ばれた。
- 与那嶺護(よなみね まもる)
- 背番号6番。2年。身長190cm。ポジションはパワーフォワード。ぬぼっとした覇気の無い顔だが、長い腕を生かしたフックシュートを得意とし、嘉手納西の切り札の一つに位置づけられている。
- 安谷屋淳(あだにや あつし)
- 背番号9番。1年。
- 知花大助(ちばな だいすけ)
- 背番号14番。1年。
- 比嘉憲作(ひが けんさく)
- 嘉手納西高校の監督。強面で一見監督とは思えないようなラフな格好だが、その実冷静な策士であり、インターハイの瑞穂戦では得点パターンを何度も替える事で相手を撹乱して先手を取り続け、終盤まで瑞穂を苦しめた。ちなみに本業は民宿の料理長。
[編集] 九工大福岡高校(福岡県)
九州の強豪。インターハイ前には優勝候補の一角として雑誌にフィーチャーされていた。攻撃面では二階堂にボールを集め、防御面では相手のシュートコースを塞ぎ、二階堂にリバウンドを取らせるという攻守ともに二階堂を中心とした戦術をとる。おそらく全国最大のビッグセンターである二階堂を擁しインターハイに挑むも、ワンマンチームであったことを瑞穂に突かれ1回戦で敗れる。
- 二階堂航(にかいどう わたる)
- 背番号4番。3年。キャプテン。全国ナンバーワンセンターを目指す218cmの巨人で、天童寺の剣に並々ならぬ対抗意識を抱いている。瑞穂とのインターハイ1回戦では規格外の高さとパワーを武器に、「1人で5人分」と言われるほどの働きと存在感でインサイドを蹂躙するものの、高すぎる気位と傲慢さゆえに一人で試合を決めようとして最後まで周りとの連携に苦しみ、ファウルトラブルで自滅してしまった。
- 神田川爽太郎(かんだがわ そうたろう)
- 背番号13番。2年。ポジションはスモールフォワード。スタメンで唯一の2年生。二階堂から「裏エース」と期待される事からも才能はかなりのものである事や、また本人も二階堂を尊敬している節などが窺えるが、やはり功名心と気負いが先走り、まるで周りが見えていないように独断専行と空回りを繰り返した。
- 池波京介(いけなみ きょうすけ)
- 背番号7番。3年。ポジションはポイントガード。司令塔としてゲームメイクを請け負う傍ら、焦りの目立つ二階堂や神田川を諌める事に努めていたが、周りを信頼しない自分を棚に上げてチームメイトを役立たず呼ばわりする二階堂への反発から、肝心の自分までもがゲームをコントロールする冷静さを失ってしまった。
- 三田陽司(みた ようじ)
- 背番号6番。3年。ポジションはパワーフォワード。
- 吉田鉄矢(よしだ てつや)
- 背番号5番。3年。ポジションはシューティングガード。
- 稲垣(いながき)
- 九工大福岡高校の監督。インターハイ直前には二階堂中心のチーム作りに必勝の自信を期していたが、責任感と協調性を身に付けさせるべく二階堂をキャプテンに据えた事が裏目となって彼の増長に歯止めを掛けられなくなり、後悔する事となった。
[編集] 明和大日立高校(茨城県)
茨城の有力校。哀川たちが2年時のウィンターカップでは4位に入りまさに全国のトップレベル、優勝候補と見られる学校のひとつ。1-3-1ゾーンディフェンスを得意とし、失点の少なさでは天童寺にも引けをとらない。今回のインターハイ準決勝で再び天童寺と対戦し、予想外の善戦をみせるものの敗れ去る。名前のモデルは明秀学園日立高等学校。
- 結城希(ゆうき のぞむ)
- 声:福島潤
- 背番号9番。2年。身長189cm。明和大日立のエース。学年は藤原たちの1つ下で、トーヤ、布施らとは全中オールスターでプレイした間柄。天才と言われる抜群の運動能力とテクニックに加え、カリーム・アブドゥル=ジャバーばりの「スカイフック」と呼ばれるフックシュートを武器にする。かつて天童寺に完敗(ゲーム終盤に二軍メンバーに総入れ替えされた)したことから打倒哀川に執念を燃やすが、少々若さが見られ、精神的な甘さを露呈し瑞穂に移った哀川に再び敗れてしまう。インターハイでの天童寺戦では精神的な成長を遂げ、格好ばかりを気にしたプレーを捨て、貪欲に勝ちにいくプレーをするようになる。
- 長瀬悟(ながせ さとる)
- 声:中村悠一
- 背番号4番。3年。身長182cm。キャプテン。ポジションはポイントガード。全国クラスのディフェンス力とキラークロスオーバードリブルが武器。エースの結城に全幅の信頼を寄せており、結城の出来は自分に懸かっていると気負い過ぎているためか、やや熱くなりやすい一面があり、新人戦関東大会の瑞穂戦ではそこを藤原に付け込まれて5ファウルで自滅という大失態を犯し、敗北を決定付けてしまった。自分よりもまずチームのことを考えられるチーム第一主義であり、その献身的なプレースタイルは他校にも高く評価されている。
- 麻上龍一(あさがみ りゅういち)
- 背番号8番。3年。身長193cm。ポジションはセンター。リバウンド時にボールの落下地点を読む力に長けており、新人戦では石井と土橋を相手に前半のリバウンドを支配した。体は細くパワーもないが、天童寺の剣からも「勝負強く、相当実戦慣れしている」と評されている。練習で精彩を欠く結城にきつい言葉で発破をかけたり、結城を甘やかし過ぎる長瀬を諫めたりと、主力2人に歯に衣着せぬ意見を言える選手でもある。
- 氷川陽司(ひかわ ようじ)
- 背番号11番。2年。ポジションはシューティングガード。得点源を結城に頼りすぎていた明和においてようやく頭角を現してきた3Pシューターであり、自分が囮となって結城の得点をお膳立てする役割も担うが、本人は必ずしも結城の引き立て役に収まる事を由としないため、良きライバルとして結城と競い合っている。
- 木下(きのした てっぺい)
- 背番号6番。3年。無印の頃は目立たない存在だったが、ACT2からはディフェンスが特徴として描かれ、天童寺のエース・如月をマークし苦しめた。しかし3Pシューターでリリース時の弧が高い鎌倉を止めることは出来なかった。
- 沢本(さわもと)
- 背番号5番。3年。氷川が出てくるまではレギュラーとして試合に出場していた。
- 水戸英治郎(みと えいじろう)
- 明和大日立高校の監督。腕組みをしたままベンチにふんぞり返り、タイムアウトを取っても具体的な指示もしないために選手からの人望は薄いが、的確な一言を放ったり突き放すような言葉で彼らに発破をかけるなど侮れない一面もある。成田中央の下條薫に対してかなりの対抗心あり。
[編集] その他の登場人物
- 北川千尋(きたがわ ちひろ)
- 声:伊藤美紀
- 哀川和彦の姉。旧姓は哀川。現在は結婚し、息子が一人いる。徐々にバスケットが楽しく感じられなくなっていく実家の環境に弟を居させる事に危機感を覚え、弟にこれ以上感じて欲しくないという思いで和彦に瑞穂高校への転校を促した。現在、和彦が暮らしている部屋は自身が以前暮らしていた部屋である。
- 北川透(きたがわ とおる)
- 北川千尋の夫。妻と息子と共に神奈川県内に住んでいる。哀川の父と母との関係は良好の様子。
- 榊原美佐子(さかきばら みさこ)
- 声:勝生真沙子、榊原良子(ドラマCD)
- 高校バスケの取材をしている聡明な女性記者。愛想がよく監督や選手にも顔が広いが、特に瑞穂高校のメンバーに興味を持ち、彼らの試合にはほぼ毎回顔を出す。それ故に瑞穂との試合では瑞穂寄りの解説をしている。この事から、必然的に瑞穂嫌いの奥村とは意見が衝突するが、彼の方が詳しい場合は下手に出て意見を仰ぐ謙虚さも備えている。
- 加藤(かとう)
- 榊原のアシスタントを務める雑誌記者。瑞穂対嘉手納西の試合では、榊原に嘉手納西の選手のレクチャーをした。
- 奥村寿(おくむら ひさし)
- 声:小杉十郎太(ドラマCD)
- 雑誌記者。個人的に哀川と天童寺のファンであるらしく、哀川の移った瑞穂バスケ部に面と向かって嫌味を言ったものの鼻であしらわれてしまった。その事を逆恨みし、以来記者でありながらアンチ瑞穂的なスタンスを隠そうともせず、毎回のように瑞穂の試合会場に現れては毒を吐くようになったヒネクレ者。特に藤原に対する執着は尋常ではなく、第1部の新人大会決勝で退場した藤原を痛烈批判した事もあり、記者としてはあるまじき内容として榊原から一喝された。個人的な感情さえ交えなければバスケに対する見識は深いようだが、瑞穂憎しのあまり偏った意見を述べてはその都度手痛いシッペ返しを喰らっている。ACT2以降は少なからずであるが瑞穂及び選手に対しても的確な見解も述べている。
[編集] 「THE EARLY DAYS」の登場人物
[編集] 瑞穂中学校
神奈川県の中学校。藤原、三浦、杏崎が通っていた。当時2年生の藤原をキャプテンに抜擢したり、三浦を上級生よりも先に選手起用をするなど実力を重きにチーム作りをしている。藤原たちが2年生の時、県大会準優勝の実績を残す。
- 内藤(ないとう)
- 3年生。自称瑞穂中のポイントゲッターであるが、試合中にイージーショットを外している。普段は藤原に対して調子を合わせているが、影では、県大会決勝で負傷退場した藤原を嘲笑している(尚、彼を含めた3年生メンバーは藤原の退場後、早々に試合をあきらめた様子が描かれている)。上下関係を非常に気にしており、度々三浦に対してつっかかっていたが、三浦は彼を含めた3年生達のことを快く思っておらず、度々いなされている。
- 城島(じょうじま)
- 藤原、三浦と同級生で、藤原ほどバスケに対する情熱はなく、仕方なくやっている様子。3年生の前では藤原のバスケに対する姿勢を嘲笑し、藤原の前では3年生たちをやっかい者よばわりするなど相手によって調子を合わせており、その様子を見ていた三浦に痛烈な皮肉を浴びせられた。尚、3年生が引退した新チームでは、練習試合ではあるがスタメンで出場している。
[編集] 鷹蔵中学校
神奈川県の中学校。石井、土橋、達也が通っていた。瑞穂中学と練習試合をするも、トリプルスコアで大敗した。第1部で三浦曰く「苦戦した」と言わしめたところからその後チームとして成長を遂げたようである。
- 鬼塚(おにづか)
- 鷹蔵中の監督。部員たちからは「づか」と呼ばれている。背が高いという理由で石井曰く「ムリヤリ」彼らを入部させた。バスケに対する熱い情熱を持つ熱血漢であるが、それに反し、土橋、達也を除くやる気の無い部員たちは悩みの種であったようだ。それゆえに、とある理由で真剣に練習をする石井を見て感動の涙を流していた。
[編集] アニメ
[編集] スタッフ
- 原作 - 八神ひろき
- 連載 - 講談社「月刊少年マガジン」
- 監督 - 工藤進
- シリーズ構成 - 岸間信明
- キャラクターデザイン - 加野晃
- 美術監督 - 西倉力
- 色彩設計 - 鈴城るみ子
- 撮影監督 - 青木孝司
- 編集 - 瀬山武司
- 音楽 - 井上日徳
- 音響監督 - 三間雅文
- エグゼクティブプロデューサー - 宇佐美廉
- アニメーション制作 - A・C・G・T
- 製作 - トゥーマックス、オービー企画
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ「Sound of Bounce」
- 作詞 - m.c.A・T、KEN / 作曲・編曲 - AKIO TOGASHI / 歌 - DA PUMP
- エンディングテーマ「Ballerの章号」
- 作詞 - CHRIS / 作曲・編曲 - DJ MASTERKEY / 歌 - CHRIS
[編集] 各話リスト
※この項目では同時に劇中で使用されたSUPER EUROBEATと挿入歌も紹介する(未使用回については未記入とする)。
| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 劇中で使用されたSUPER EUROBEATと挿入歌 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 気になる転校生 | 岸間信明 | 工藤進 | 石井久美 高乗陽子 |
SEX ON FIRE / DE LA VEGA | |
| HARD BEAT / BUDDY BO | ||||||
| 2 | 男子バスケ部復活す? | 大庭秀昭 | 下司泰弘 | 小原充 飯飼一幸 |
THE FIRE AND THE RAIN / DUSTY | |
| 3 | 練習試合の相手は? | 工藤進 | 岡嶋国敏 | 書紫乃家 柳太郎 |
DANCING IN THE STARLIGHT / DAVE RODGERS | |
| 4 | 負けられない意地 | 小林智樹 | 木村寛 | 鈴木勝 宮本タカシ |
- | |
| 5 | 傷だらけの反撃 | 桝井剛 | ひのたかふみ 今木宏明 |
- | ||
| 6 | それぞれの思い…… | 紅優 小林智樹 |
小林智樹 | 鈴木勝 宮本タカシ |
FLY TO ME BABY / POWERFUL T. | |
| 7 | 不穏な空気 | 吉岡たかを | 紅優 五十嵐達也 |
五十嵐達也 | 書紫乃家 柳太郎 金賢玉 |
- |
| 8 | 冷たい雨 | 大庭秀昭 | 下司泰弘 | 飯田宏義 飯飼一幸 |
- | |
| 9 | あなたがいるから…… | 岸間信明 | 早川啓二 | 坂巻貞彦 | DANCING IN THE STARLIGHT / DAVE RODGERS | |
| 10 | 閉ざされた情熱 | 桝井剛 | 田名部登 | 高橋敦子 雨宮英男 |
DON'T STOP ME / MATT LAND | |
| 11 | 夢を継ぐ者たち | 仁賀緑朗 | 木村寛 | 鈴木勝 宮本タカシ |
GREAT BALLS OF FIRE / POWERFUL T. | |
| 12 | 出会いは突然に | 五十嵐達也 | 書紫乃家 柳太郎 |
PAMELA / MATT LAND | ||
| 13 | 噛みあわない歯車 | 菊池一仁 | 上野史博 | 相坂直紀 松下清志 |
FALL IN THE WEB OF DESIRE / POWERFUL T. | |
| 14 | 不安と負担 | 早川啓二 | 坂巻貞彦 | BABY BE HAPPY BECAUSE I LOVE YOU / MADISON | ||
| 15 | ライバルたち | 吉澤孝男 | 田名部登 | 飯田宏義 | - | |
| 16 | デッドヒート | 仁賀緑朗 | 木村寛 | 鈴木勝 | - | |
| 17 | ネバーギブアップ | 川島宏 | 三宅雄一郎 | 宮本タカシ 宮前真一 |
BABY FACE / PAMSY | |
| 18 | ゲームセット | 五十嵐達也 | 書紫乃家 柳太郎 |
- | ||
| 19 | 決勝の相手は? | 早川啓二 | 神大寺たけし | 保谷五郎 | - | |
| 20 | 揺れる心 | 工藤進 | 岡崎幸男 | 岩井優器 | - | |
| 21 | 支えあう仲間たち | 小林智樹 | 谷田部勝義 | 石浦拓彦 | - | |
| 22 | 六人目の男 | 木村寛 | 関口雅浩 高乗陽子 |
TO BE OR NOTTA BE / THE SPIDERS FROM MARS | ||
| 23 | 決勝! | 仁賀緑朗 | 山内東生雄 | 書紫乃家 柳太郎 |
FIGHT FOR LOVE TONIGHT / ACE WARRIOR | |
| 24 | 一進一退 | 早川啓二 | 神大寺たけし | 保谷五郎 | TO BE OR NOTTA BE / THE SPIDERS FROM MARS | |
| 25 | 決着、そして…… | 仁賀緑朗 | 工藤進 | 関口雅浩 宮前真一 |
PRETTY LITTLE GIRL / KEVIN JOHNSON | |
| 26 | 明日に向かって | 工藤進 | 木村寛 | 高乗陽子 松下清志 |
青春 in the starlight / DEAR BOYS (DANCING IN THE STARLIGHT / DAVE RODGERSのカヴァー) |
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[編集] ゲーム
- DEAR BOYS(ユタカ、スーパーファミコン、1994年10月28日)
- DEAR BOYS Fast Break!(コナミ、プレイステーション2、2003年9月18日)
[編集] 関連項目
- スラムダンク - 同時期の連載であった。
[編集] 外部リンク
| テレビ東京 月曜25:00枠 | ||
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| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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美神のくびれ
※24:55 -25:25 |
DEAR BOYS
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