ブラック・ジャック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

ブラック・ジャック』は、手塚治虫による日本漫画作品、および、その作品に登場する主人公医師のニックネーム。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)の1973年11月19日号(48号)から1978年9月18日号(39号)にかけて連載、1979年から1983年にかけて読切掲載された。略称はBJ。医療漫画の元祖かつ金字塔とされる。

目次

[編集] 概要

主人公は、黒いマント姿にツギハギの顔の天才無免許医師ブラック・ジャック。法外な料金を代償に、様々な怪我や難病を治療してゆく人間ドラマである。

本作は20ページ前後の一話完結型作品で、主人公のBJにまつわる話のほか、当時の医療現場の問題点、主人公の周囲の様々な人物の悲喜劇も描かれる。そのためBJが常に主役という位置づけではなく、狂言回しや端役となる事もある。

劇画を手塚流に消化し[1]、高い物語性が評価され、ロングセラーとなった。また様々な映像化や舞台化が行なわれている。

本作には、医学的リアリティと大胆なフィクションが並存しているが、これは医学的事実よりも物語性を優先した、手塚の作劇術の一環である。異星人やミイラ、幽霊、感情を持つコンピュータを手術するなどという突飛な設定の話も存在する。架空の病気も登場したほか、BJやピノコの医学的設定も現代の医療技術をも超越している(別作品『ミッドナイト』では、人間の脳交換手術についてBJ本人に「その様な事は漫画だから可能だ」と言わせている)。

単行本の発行部数は手塚の他作品を大きく引き離す、まさに代表作である。

[編集] 各話タイトル


第28話『指』は第227話『刻印』として改稿された(扉絵もそのまま流用だが背景にビルが描き足されている)ため、完全な状態での原稿は残っていない。また、第180話『土砂降り』は第179話『メス』の続編であり、単行本では『土砂降り』として一つにまとめられている。唯一第113話の後の増刊号掲載の『U-18は知っていた』だけはナンバリングされていない。連載終了後の読切全13話も雑誌掲載時はナンバリングされていなかったが、連載に続けてのカウントが通例となっている。第9話・第67話・第224話は2回、第238話は4回に亘り雑誌に掲載され完結した話であり、「ブラック・ジャック」雑誌発表時の全ての扉絵が完全に収録されている書籍は秋田文庫「BLACK JACK」IllustrationMuseum(2001年/秋田書店)のみである。

[編集] 単行本

  1. 少年チャンピオン・コミックス「ブラック・ジャック」全25巻(1974年-1995年/秋田書店)★8(7) ※新書版
  2. 手塚治虫漫画全集「ブラック・ジャック」全22巻+「鉄腕アトム」別巻1(1977年-1983年、1995年-1996年/講談社)★22 ※全集版
  3. 豪華版「ブラック・ジャック」全17巻+オールカラー版(1987年-2004年/秋田書店)★11 ※豪華版、愛蔵版
  4. 秋田文庫「BLACK JACK」全17巻+TreasureBook(1993年-2003年、2008年/秋田書店)★8 ※文庫版
  5. 手塚治虫漫画全集DX版「ブラック・ジャック」全22巻(2003年-2005年/講談社)★23 ※DX版
  6. 少年チャンピオン・コミックス・スペシャル「ブラック・ジャック」全17巻(2004年-2005年/秋田書店)★11 ※新装版
  7. 手塚治虫文庫全集「ブラック・ジャック」全12巻+「鉄腕アトム別巻」(2010年/講談社)★9 ※文庫全集版


★の後ろの数字は未収録話の数、※の後ろは愛称。単行本「1」から「7」の内、中心となる「1」「2」「4」「7」の各収録話は上の「各話タイトル」項を参照のこと。その他収録話を書くと、「3」「6」は「4」の秋田文庫「BLACK JACK」全17巻と同じ、「5」は「2」の手塚治虫漫画全集「ブラック・ジャック」全22巻と同じ。「6」と「7」のみが雑誌発表時の順番通りに収録されている。

単行本収録の際には差別用語など表現上の問題で一部セリフの改変がある。とくに第46話・第67話・第153話の設定変更は、その印象を大きく変える。2011年発行の冊子「まんだらけZENBU」第51号には、初出と「2」に収録のものとの差異が掲載されている(第67話と第85話を除く)。「1」の第4巻に初版から1977年頃の版まで収録されていた第41話『植物人間』は、のちに第70話『からだが石に…』に差し替えられた。その『植物人間』や第58話『快楽の座』の単行本収録が難しくなったのは、精神外科手術を取り扱っていたことから精神科医や精神外科手術反対の市民団体からのクレームがあったためとみられる[2]。正確には前者は脳外科手術、後者は1979年に発生したロボトミー殺人事件への憂慮による。

これ以外にコンビニ売りの単行本として秋田書店からトップコミックスとトップコミックスワイドのシリーズが刊行されており、第209話『落下物』の単行本初収録はトップコミックス「ブラック・ジャック 医師の使命編」(2005年)、第171話『壁』もヤングチャンピオン増刊「ブラック・ジャック スペシャル」(2005年)に袋とじ掲載された後、トップコミックスワイド「ブラック・ジャック 死にゆくものへの祈り編」(2006年)に単行本初収録された。

初出以来一度も書籍に再収録されていないものは第28話『指』(連載時に第227話『刻印』として改稿)と第58話『快楽の座』(連載時オールカラー掲載)のみで、必然的にこれら初出掲載誌の古書価格は非常に高騰しているが、ともに国会図書館には所蔵があるため閲覧は可能であり、国際児童文学館をはじめとした図書館では遠隔複写サービスを行っているため、インターネットの発達した現代では比較的容易に拝読は可能である。

[編集] 逸話

医療漫画の元祖として著名な作品であるが、連載当初は主人公の容姿や手術シーンに人間の血や内臓などが描かれる事から、当時流行であった恐怖マンガ的作品として扱われ、秋田書店の少年チャンピオンコミックスでは“恐怖コミックス”に分類されていた。事実、初期の作品中には恐怖感を煽るようなシーンや演出が散見される。後に、チャンピオンコミックスの9巻から25巻の分類は“ヒューマンコミックス”に改められた。

かつてはトップクラスの人気を誇った手塚も、1960年代の終盤になると少年漫画の分野では既に過去の漫画家と見なされるようになり、大人漫画を描いたり、青年誌に進出するなど自らの方向性を模索していた。経営していた虫プロダクションの倒産もあり、少年漫画でのヒット作を生み出せず、手塚治虫はこの時期、最大の危機を迎えた状態で[3]どこの雑誌社も使おうとしなかったとも言われる[4]

当時の『週刊少年チャンピオン』編集長の壁村耐三が手塚の花道を飾ろうと、自誌に数回分[5]の連載枠を用意したのが連載開始のきっかけと言われる[6][7]。ただしこの通説に対して、当の壁村耐三は自分から持ちかけたのではなく、手塚自らが「これが最後」と持ち込んだ企画だったと証言している[8]。引退作品になる予定だったため、漫画家生活30周年記念作品として宣伝された[9]。読み切り形式にしたのは手塚治虫に限らず、当時の『週刊少年チャンピオン』の編集方針であった[10]が、読み切りでないと手塚が流す回をやるためそれを防ぐためという話もあった[11]。連載が開始されると読者の反応も良く、3週目で連載の続行が決定した[12]。『週刊少年マガジン』で連載した『三つ目がとおる』とともに手塚治虫の少年漫画における1970年代の最大にして、少年漫画家としては最後のヒット作であり[13]、本作のヒットによる復活がなければ、手塚治虫は国民的なマンガ家にならなかっただろうとも言われ、またこの作品によって現代まで続く「医療マンガ」のジャンルが形成されるきっかけになった金字塔である[14]

当初は圧倒的な反響があった訳ではなく、連載中は静かに人気を集めた。しかしたまたま休載となった回ではファンからの問い合わせが殺到し、編集部は「手塚治虫は終わってなどいなかった」と改めて実感したという。

漫画家生活の締めくくりの意味で、過去の作品群の登場人物が随所に登場する手塚が従来より取っていたスターシステムの集大成となっており、『鉄腕アトム』のアトム、『リボンの騎士』のサファイヤ、『ふしぎなメルモ』のメルモなど、他の手塚漫画の主役が本作では毎回のように患者やゲストキャラクターとして登場した。特にヒゲオヤジは列車のスリ、車掌など出演が多い。手塚治虫自身もBJの友人である医者や、架空の慢性シメキリ病により入院した本人そのままの漫画家として登場した事がある。テレビアニメでは『三つ目がとおる』の写楽や和登もレギュラー出演した[15]

当時の『ドカベン』『がきデカ』『マカロニほうれん荘』といった超ヒット作には及ばなかったものの、10年間にわたり安定して柱となり、『週刊少年チャンピオン』の黄金時代を支えた[16]。「人生という名のSL」で定期連載は終了するが、その後も読み切りが『週刊少年チャンピオン』誌上で散発的に13本発表された(最終作品は「オペの順番」)。当時の『チャンピオン』掲載作品のパロディも作中に何度か出てくる。

連載の終了は手塚の息子である手塚眞によると、誰にも立ち入りを許さなかった手塚の仕事部屋に担当編集者が無断で入ったことに怒った手塚が宣言したという[17]。これとは別の理由として、ロボトミーの描写に関する抗議事件の後、医学的な整合性について指摘を受けて描きづらくなったことを生前の手塚が書き残している[18]

単行本は秋田書店の少年チャンピオン・コミックスにまとめられたのが最初で、その後も愛蔵版や手塚治虫漫画全集にも収められ、文庫版はミリオンセラーを達成し[19]、1994年から始まった1990年代のマンガ文庫のブームの火付け役になった[20][21]

単行本は新書版・文庫版・ハードカバー等を含めた発行部数が日本国内で4564万部[22]、全世界で1億7600万部に達している[23]

アメリカでは1995年からVIZ社が発行した月刊漫画雑誌『MANGA VISION』に連載された[24]

実在の人物で登場するJ大学のS教授は、順天堂大学 胸部外科元教授の鈴木章夫。アメリカで人工心肺の開発及び心肺疾患の治療に携わり、後、順天堂大学付属病院に心臓外科学教授として迎えられる。心臓外科のフロントランナーとして活躍するが、マンガの執筆と時同じくする。このころの様子がJ大学のS教授で登場する[25]

[編集] 医学描写

手塚は漫画執筆のため、医療関係者に治療方法について取材した事もあったが、劇中で治療困難な症例として扱われているものが、実際には連載当時の医療技術でも治療可能な症例であるという指摘や[26]、医学用語のミスが指摘されている[27]。中でもロボトミーに関する描写では糾弾を受け、新聞に謝罪文を掲載、連載中止の話まで出た[28]

手塚は医師免許を持ってはいたが、医学的知識は昭和20年代(1945年から1954年)にとどまっており、外科医としての臨床経験がほとんどなかった[29]。十分な検証をしない手塚の執筆態度を疑問視する声もあった[30](同時期に発表された医療漫画では、執筆時点での最新の知識を取り入れた『夜光虫』(柿沼宏篠原とおる)なども存在する)。しかし中には当時には問題視されていたものの後に再評価された手術方法が書かれている話もある[31]。なお、手塚は上記の批判に対し「ブラック・ジャックは医療技術の紹介のために描いたのではなく、医師は患者の延命を行なうことが使命なのか、患者を延命させることでその患者を幸福にできるのか、などという医師のジレンマを描いた」としている[32]

[編集] 年表

  • 1973年(昭和48年)11月:『週刊少年チャンピオン』11月19日号(48号)にて連載開始。
  • 1975年(昭和50年)5月12日:『ブラック・ジャック』で第4回日本漫画家協会賞特別優秀賞受賞。
  • 1977年(昭和52年)7月22日:『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』で第1回講談社漫画賞受賞。
  • 1978年(昭和53年)9月:9月18日号(39号)にて連載終了(全229話+増刊号掲載1話)。
  • 1979年(昭和54年)1月:1月15日号(3号)~1983年10月14日号(44号)まで不定期で新作読切を13話掲載。
  • 1993年(平成5年)7月20日:秋田書店より秋田文庫『BLACK JACK』(1~12巻)が刊行される。
  • 1993年(平成5年):OVA『ブラック・ジャック』が2000年まで発売される。
  • 1996年(平成8年)11月30日:アニメ映画『BLACKJACK(ブラックジャック劇場版)』が全国松竹系で公開。
  • 1996年(平成8年):オリジナルビデオ『ブラック・ジャック』が3巻まで発売される。
  • 2000年(平成12年)3月31日:スペシャルドラマ『ブラック・ジャック』TBS系にて放映。
  • 2000年(平成12年)8月26日:スペシャルドラマ『ブラック・ジャックII』TBS系にて放映。
  • 2000年(平成12年)9月29日:スペシャルドラマ『ブラック・ジャックIII』TBS系にて放映。
  • 2003年(平成15年)12月22日:テレビスペシャルアニメ『ブラック・ジャック2時間スペシャル』よみうりテレビ日本テレビ系にて放映。
  • 2004年(平成16年)10月11日:テレビアニメ『ブラック・ジャック』よみうりテレビ・日本テレビ系にて放送開始。
  • 2005年(平成17年)12月17日:アニメ映画『ブラック・ジャック ふたりの黒い医者』が全国東宝系で公開。
  • 2006年(平成18年)4月10日:テレビアニメブラック・ジャック』の続編『ブラック・ジャック21』よみうりテレビ・日本テレビ系にて放送開始(同年9月に終了)。
  • 2006年(平成18年)11月9日:『ブラック・ジャック』のゲーム版『ブラック・ジャック 火の鳥編』がニンテンドーDS対応ゲームソフトとしてSEGAから発売。
  • 2011年(平成23年)12月16日:ブラック・ジャック (OVA)の新作エピソードが約11年ぶりに発売される。出崎統監督の遺作とされる。

[編集] 主な登場人物

[編集] 本作の謎

[編集] BJが無免許である理由

劇中では明確に示されていない。

執筆の背景には、『少年チャンピオン』編集部から劇画っぽさを要求された手塚が、黒マントや初期のニヒルな性格、残酷描写など劇画の影響を受けたキャラクター造形にしたことが指摘されている。かつての貸本劇画には黒マントをまとった殺し屋が定番であった。BJがアウトローになった理由は劇画を取り込んだからだというのである[33]

しかし、長期連載になるにしたがい、無免許であることに理由が必要となり、以下の様な理由が付け加えられた。

肩書きやルールに価値を見出さない
作中には「私はノーベル賞を取った人間なんかに興味はないんでね」「私は肩書きというものが苦手でね」「こんな立派な病院では、モグリの医者が作った資料なんか役に立ちませんよ」といった台詞が散見される。
医師免許を取り医師連盟に加盟すると、決められた料金しか請求できなくなる
現実にはこのようなことはない。保険診療ならば規定された料金しか請求できないが、美容整形のような自由診療(保険外診療)のみで医療を行うならば、理論的には自由に治療費を設定することも可能である[34]。ただ本作では自由診療など現実の医療制度の説明は省かれており、ストーリーを明快にするために、あえてこの様に設定した可能性も否定できない。
BJがあちこちで患者を脅迫して、世界医師会連盟に苦情が殺到しているため
『獅子面病』では、「BJがあちこちで患者を脅迫して、世界医師会連盟に苦情が殺到しているので、医師免許を与えることは出来ない」と説明されているが、『報復』では日本医師会連盟会長自らが自身の息子の手術の依頼をするため、BJに免許状を手渡している[35]。ただし、その直後、BJは渡された免許状を破り捨てているため、BJはその後も無免許のままであった。
医師免許取得のための面接に出席できなかった
『ピノコ還る』で、特別に医師免許を交付される事になったが、失踪したピノコの捜索を優先したため、話は流れてしまった。BJは大変落胆しており、本心では正規の医師に憧れていたことがうかがえる。
ただしこの時の医師免許は「世界医師連盟」からのものであり、日本医師連盟との軋轢が否定されたものではない。
爆発事故のトラウマのため
少年時代に遭った不発弾の爆発事故の際気胸を発症し、その苦痛がトラウマとなって同症の手術の際、メスを持つ手が痙攣を起こすということがあった。手塚にそれを指摘された際、当人は「私がまともな免許が取れない理由が分かっただろう!」と発言している。ただし、この症状は山田野教授の身を挺した治療により治っている。
団体に所属することを嫌う一匹狼的気質のため
『おばあちゃん』にて甚大医師の名医、偏屈、一匹狼、がめつい所等を自分と似ていると評し、『一ひきだけの丘』では自然保護を行っていることを聞いた小学生時代の恩師が自分の所属する自然保護団体に寄付を申し出た際に「私は団体とか運動にかかわりたくないタチでね」との発言がある。
恩師、本間医師への医師会の扱いのため
『本間血腫』にて、BJの恩師・本間丈太郎医師が患者を治すための新治療法を試し、そのことが生体実験ではないかとの非難を受け医師界を追放されたエピソードが語られる。このことから、BJは日本医師連盟に対し非難感情を持っていることがうかがわれる。

[編集] 高額の手術料金

高額の手術料金を要求するのは、無免許であることと併せて、作品を面白くする為の設定と思われる。BJと言う名前から連想されるとおり、異端児であるが独自の倫理観を持つという主人公の二面性をこの2点で表現しているといえる。

義賊のように「金持ちには高額な治療費を突きつけるが貧しい人には治療費を取らない」といったことはなく、貧しい人が依頼者であっても容赦なく高額な治療費を突きつける。BJが要求する手術料は、相手の支払い能力の限界を呈示することが多く、その額は数百万円から100億円以上にまで及び、ほとんどの場合元患者(金持ちの場合が多い)は債務を背負い込む事になる(無論、支払いを拒む者もいる)。

しかし一方で特に依頼者が貧乏な場合には「●月×日までに」といった支払期限を設けることは殆どない。その理由は作中に語られることはないが、恐らく患者の治療への意思の強さを試すためとみられている[36]。また、依頼者が「一生かかってでも」と全部支払おうと努力する姿に「その言葉が聞きたかった」とつぶやいたり、かつて瀕死の重傷から過酷なリハビリをして復帰を目指していた当時の自分を重ね、普段は隠されている人間の精神的な強さ(底力)を信じたい気持ちが表れているともいえる。

その一方、稀ではあるが「1000円に負けてやろう」と言って治療代がたった1000円になったり、「手術料の代わり」として風車を受け取るなど治療費がタダ同然となる事もあるが、特に理由がある訳でなく、単なる気まぐれである。無論、内心の理由はあるのかもしれないが、上述の通り守銭奴を装うためにそれを隠し、気まぐれで治療費を負けているように振る舞っているのかもしれない。端的な例としては、3,000万円の小切手を紛失した患者の父親に対して、手術代の代わりとして無茶な内容の契約書を作らせたが、その後わざと契約書を落として、警察に遺失物として届出した事がある[37]。動物からは手術料を取ることはないが、「シャチの詩」の巻では診療所を設けて最初にBJのもとへやってきた患者のシャチのトリトンに対して「特別サービスで治療費は負けてやるぜ」と言っている。しかしトリトンは数日後、海から真珠をくわえてきて治療費代わりにBJに渡している。

宇宙人に高額の手術料を請求したときには、「紙幣」の概念がうまく伝わらなかったため、見本として見せたドル札をそっくりそのままコピーされてしまい、全て同じ番号で汚れやシワまでも全く同じ紙幣だったのを気が付かずに手術料として受け取り、その後、紙幣偽造の疑いをかけられて投獄されてしまう。紙幣を知らない悪気のない宇宙人の仕業だけに、これにはBJも苦笑するしかなかった。

[編集] 受け取った金の使い道

治療費の使い道に関しては「無免許医は医療器具を正規ルートで買えないので必要経費が高くつくのではないか」との説がある[38]。作中でBJは自分のメスを名高い刀匠に手入れしてもらっており、数千万円の報酬を渡している(刀匠はその紙幣を炉の燃料として使用)。さらに、ガラス製のメスや緊急手術の為の閉鎖型透明テント(絶縁体製で「ビニールケース」と呼ばれている)、オリジナルの人工心臓など特殊な器具も多数所有している。 また、謎のルートで移植用の死体などを調達している場面もあり、それらにも多額の費用を支払っているものと思われる。 作中で判明している物では、以下が挙げられる。

  • 過去の事故の復讐など母親がらみ
  • 島嶼を買い取り自分の看護をしてくれた人の墓とした上での自然保護
  • 本間血腫を治すための人工心臓の開発などの本間丈太郎がらみ
  • 無実の罪で捕まったときに助けてもらった人を数十億使って治したなどの自分に親切にした人への恩
  • ダイアモンドの話で描かれた老人ホームの維持

[編集] リメイク漫画

2004年10月のテレビアニメシリーズ放送開始に合わせ、秋田書店の各漫画雑誌にて複数の漫画家による『ブラック・ジャック』のリメイク作品が読切形式で掲載された(『週刊少年チャンピオン』のみ月1回掲載)。

また、『週刊少年チャンピオン』創刊40周年・手塚治虫生誕80周年記念企画として、2009年及び2010年には『週刊少年チャンピオン』にて吉富昭仁の作画によるbjリーグとのコラボ作品が数度掲載された他、連載当時の製作秘話を描いたドキュメンタリー漫画など、『ブラック・ジャック』の特集企画も行われた。

以下の表は作品名・掲載誌・執筆した漫画家の一覧である。

『ブラック・ジャック』のリメイク作品・企画漫画
題名 掲載誌 執筆者(順不同) 単行本
ブラック・ジャック 〜黒い医師〜 週刊少年チャンピオン
2004年45号 - 2006年11号
※不定期
山本賢治 全3巻
ブラック・ジャック ALIVE ヤングチャンピオン
2004年20号 - 2005年15号
青池保子 / 立原あゆみ / 田口雅之 / たがみよしひさ / 吉富昭仁 / 高倉あつこ / 佐藤マコト / 芹沢直樹 / 井荻寿一 / 葉月京 / 北見けんいち / 近藤佳文 / 乾良彦 / きくち正太 / 高口里純 / やまだないと 全2巻
ヤングチャンピオン増刊号
「ブラック・ジャックMAGAZINE」
永井豪
ブラック・ジャック チャンピオンRED
2005年1月号
吉富昭仁 不明
ブラック・ジャックM 月刊サスペリアミステリー
2004年11月号 - 2006年2月号
鳥羽笙子 / 秋乃茉莉 / 吉川うたた / 風祭壮太 / 大舞キリコ / 宗美智子 / 大橋薫 / 金子玲美+月嶋つぐ美 / 佐藤千江子 / 御茶漬海苔 / 千之ナイフ / 垣野内成美 全2巻
ブラック・ジャック NEO ヤングチャンピオン
2005年17号 - 2006年7号
田口雅之 全2巻
ブラック・ジャックB・J×bj 週刊少年チャンピオン
2009年23号 - 25号、48号
2010年24号・25号
吉富昭仁 全1巻
ブラック・ジャック〜青き未来〜 週刊少年チャンピオン
2011年41号 - 46号
※休載中、2011年12月連載再開予定
脚本:岩明均
漫画:中山昌亮
ヤング ブラック・ジャック ヤングチャンピオン
2011年24号 -
脚本:田畑由秋
漫画:大熊ゆうご

[編集] 漫画以外のメディア化

リンクのある作品の詳細については、リンク先を参照。

[編集] テレビアニメ

[編集] OVA

[編集] 劇場用アニメ

上記「テレビアニメ」「OVA」を参照。

[編集] ブラック・ジャック / 平安遷都

京都駅ビルの中にある手塚治虫ワールド内のみで上映。

原作ストーリーからは『おばあちゃん』を採用。京都にまつわる歴史的なエピソードを紹介するアニメーションとの2本立てという形で 上映され、その2本を火の鳥がストーリー・テラーとなってつないで行く、という構成。

作画監督、演出、共に西田正義。音楽はKARTE6以降のOVA版と同様に、川村栄二による劇伴を使用。

上映後は『平安遷都(へいあんせんと)』という京都の歴史を紹介したアニメが流れる。

スタッフ
  • 監督・演出・作画監督・原画 - 西田正義
  • 脚本 - 森田眞由美
  • 美術監督 - 岡田和夫
  • 色彩設定 - 宇田川佐東美
  • 編集 - 森田編集室
  • 音楽 - 川村栄二
  • 選曲 - 合田豊
  • プロデューサー - 久保田稔、宇田川純男
  • 制作担当 - 柳澤光子
キャスト


[編集] インターネットアニメ

『ブラック・ジャック』
ピノコ役を宇多田ヒカルが演じたことで有名なブロードバンド用のアニメ。有料。全12話。
BJ役はOVA・テレビアニメ版と同じく大塚明夫
アニメーションの製作とネット配信はコンテンツジャパン社が担当した。監督は本田ちさと、作画監督は玉置千夏が担当。
現在は配信を終了している。
作品
  • 医者はどこだ!(声の出演/デビイ:野島健児、ニクラ:掛川裕彦、デビイの母:萩森侚子、アセチレン・ランプ:稲田徹
  • ピノコ・ラブストーリー(声の出演/男の子:神田朱未、父:麻生智久、母:牧島有希、郵便屋:今村直樹
  • 肩書き(声の出演/ブリリアント3世陛下:遠藤守哉、井上医師:平野正人、病院長:麻生智久、外務大臣:掛川裕彦、アナウンス:私市淳
  • ふたりの黒い医者(声の出演/ドクター・キリコ:田中秀幸、母:疋田由香里、息子:野島健児、娘:神田朱未、医者:稲田徹、店員:麻生智久)
  • ハッスルピノコ(声の出演/配達員:徳山靖彦、受付の男:麻生智久、男の先生:今村直樹、試験官:稲田徹、校医:服巻浩司
  • ちぢむ!!(声の出演/戸隠先生:郷里大輔、助手:里内信夫
  • やり残しの家(声の出演/丑五郎:佐藤正治、弟子:戸北宗寛
  • 六等星(声の出演/椎竹先生:塩屋浩三、徳川先生:郷里大輔、柴田先生:田中和実、椎竹夫人:疋田由香里、アナウンサー:戸北宗寛)
  • 刻印(声の出演/間久部緑郎:神奈延年、ピエール:田中一成、部下A:服巻浩司、部下B:江川央生、警部:稲田徹)
  • ときには真珠のように(声の出演/本間丈太郎:青野武、老女:江森浩子、通行人:佐藤浩之、看護師:立野香菜子、医者A:服巻浩司)
  • アリの足(声の出演/光男:立野香菜子、母親:萩森侚子、野次馬:田中一成、運転手:佐藤浩之、治虫少年:江川央生)
  • シャチの詩

[編集] その他のアニメ

アメリカでもAZN TVで放送されている。しかしBJ21とは違うバージョンで、こちらは約45分。絵も内容やストーリーもすべて大人向きになっている。

[編集] 実写版

[編集] ゲーム

[編集] ラジオドラマ

『ブラック・ジャック』
ラジオ劇画傑作シリーズの一作品として、1977年(昭和52年)10月31日から11月25日まで、全20話をTBSラジオで放送。
BJ役は岸田森。ピノコ役は松島みのり
台詞以外のナレーション、効果音等は「ブラックジャックギャング団」という子供達の団体が担当。
『ブラック・ジャック』
1993年10月4日から1994年4月1日まで全130話をTBSラジオの番組「ザ・ヒットパレード」の1コーナー「手塚治虫ワンダーランド」で放送。その後、新潮社の「新潮カセットブック」のレーベルで全3巻のカセットテープに収録されて発売された。
BJ役は時任三郎。ピノコ役は山田妙子(川田妙子)。ナレーションは此島愛子
放送作品
  • 医者はどこだ!(脚本:横光晃、声の出演:安藤一夫立石凉子倉崎青児大塚周夫内山森彦樋浦勉坂元貞美
  • しめくくり(脚本:利光隆一、声の出演:小川隆市上田忠好
  • 曇りのち晴れ(脚本:利光隆一、声の出演:山下智子、安藤一夫、松阪隆子井上倫宏
  • 誘拐(脚本:横光晃、声の出演:近石真介、内山森彦、坂元貞美、樋浦勉、山下智子、花房徹影山会里子
  • ふたりの黒い医者(脚本:雁田昇、声の出演:清水紘治三好美智子二木てるみ、倉崎青児、堀勝之祐
  • えらばれたマスク(脚本:雁田昇、声の出演:内山森彦、三好美智子、二木てるみ)
  • 黒潮号メモ(脚本:利光隆一、声の出演:井上倫宏、堀勝之祐、小川隆市)
  • 骨肉(脚本:雁田昇、声の出演:三好美智子、松阪隆子、内山森彦、樋浦勉、坂元貞美、佐藤博
  • ハリケーン(脚本:横光晃、声の出演:村松克己、二木てるみ、安藤一夫、松阪隆子、堀勝之祐)
  • 小うるさい自殺者(脚本:雁田昇、声の出演:清水紘治、花房徹、二木てるみ)
  • 灰色の館(脚本:渡辺治子、声の出演:二木てるみ、坂元貞美、村松克己)
  • 復しゅうこそわが命(脚本:雁田昇、声の出演:高橋理恵子、二木てるみ、樋浦勉、松阪隆子)
  • ナダレ(脚本:津川泉、声の出演:安藤一夫、内山森彦、影山会里子、小川隆市、佐藤博)
  • 道すがら(脚本:横光晃、声の出演:二木てるみ、大塚周夫、坂元貞美)
  • 人生という名のSL(脚本:雁田昇、声の出演:清水紘治、宮川洋一、上田忠好、佐藤博)

[編集] 舞台

[編集] 朗読劇

『ブラック・ジャック おばあちゃん』
1999年5月13日放送「ダウンタウンDX」の一コーナー「泣きメンタリー三分間劇場」で『おばあちゃん』が取り上げられる。
紙芝居のように漫画を映し、その日のゲストが声を吹き込んだ。
BJは高橋英樹、おばあちゃんは小林幸子、息子は関根勤がそれぞれ声をあてた。

[編集] その他

  • 台湾香港でもアメリカとは違い、アニメ版だけではなくテレビドラマ版(本木版)も放送された。

[編集] 影響・受容史

医療漫画という新ジャンルを開拓し、アウトローの天才的プロフェッショナルを主人公とする一話完結の職業漫画のスタイルを確立した[39]。手塚自身も『七色いんこ』(演劇界)という類似スタイルの作品を発表している。代表的な作品を以下に挙げる。

医療漫画というジャンルの代表作とされ、強い影響下にある漫画も多い。また、現実に愛読者が医師を志した例も数多いという。

漫画『ブラックジャックによろしく』(2002年-)でタイトルに使われる(BJは内容には直接関係しない)、実在する優秀な外科医にブラックジャックの愛称が用いられるなど、近年では作品の知名度の高さからBJのキャラクター自体が一人歩きし、神業の天才外科医の代名詞となっている。

1998年、ドクター・キリコを称した男が自殺志願者にネット上で青酸カリを密売した通称「ドクターキリコ事件」が発生、社会問題となった。

2003年、東京都の男性が単行本未収録の話や単行本で改変された話の雑誌版など10話を集めて自作した、架空の少年チャンピオンコミックス版26巻をネットオークションに1冊10万円で出品して著作権侵害で摘発され、罰金30万円の有罪判決を受けた[41]

[編集] 出典・脚注

  1. ^ 夏目房之介「手塚治虫の自己批判時代」『マンガの力 成熟する戦後マンガ』晶文社、1999年、p191
  2. ^ 詳細な始末は安藤健二『封印作品の謎 ウルトラセブンからブラック・ジャックまで』(大和書房だいわ文庫、2007年) ISBN 978-4-479-30099-1 第四章 禁じられたオペ―『ブラック・ジャック』第四一話「植物人間」・第五八話「快楽の座」 p201 - p264 を参照する。
  3. ^ 夏目房之介「手塚マンガはやっぱり、すごい」『マンガの力 成熟する戦後マンガ』晶文社、1999年、p177 - p179
  4. ^ 当時の手塚治虫の連載は小学館『ビッグコミック』での『ばるぼら』と潮出版社の『希望の友』での『ブッダ』の2作品。
  5. ^ 当初の予定回数については諸説ある。『週刊少年チャンピオン』編集長の壁村耐三は反応がなければ3回で辞める約束だったとしている(『別冊宝島288 70年代マンガ大百科 こんな名作・快作・珍作があったのか!』)。同誌に連載していた漫画家の石井いさみは10回だったと語り(『名作マンガの知られざる制作現場「ダメ!」と言われてメガヒット』)、評論家の呉智英は5回としている(『朝日ジャーナル臨時増刊 手塚治虫の世界』)
  6. ^ 安藤健二『封印作品の謎』太田出版、2004年、p196 - p198
  7. ^ 宇都宮滋一『名作マンガの知られざる制作現場「ダメ!」と言われてメガヒット』東邦出版、2004年、p92 - p93
  8. ^ 「週刊少年チャンピオン突然の黄金期! 元編集長壁村耐三氏インタビュー」『別冊宝島288 70年代マンガ大百科 こんな名作・快作・珍作があったのか!』宝島社、1996年、p125 - p126
  9. ^ 実際には1946年デビューで28年目にあたる。
  10. ^ 「週刊少年チャンピオン突然の黄金期! 元編集長壁村耐三氏インタビュー」『別冊宝島288 70年代マンガ大百科 こんな名作・快作・珍作があったのか!』宝島社、1996年、p1246
  11. ^ 武居俊樹『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』文藝春秋、2005年、p223 - p224
  12. ^ 大下英治『手塚治虫 ロマン大宇宙 下』潮出版社、1995年、p160
  13. ^ 呉智英「『ブラック・ジャック』科学もヒューマニズムも信じない神の眼差し」『朝日ジャーナル臨時増刊 手塚治虫の世界』朝日新聞社、1989年
  14. ^ 夏目房之介「不死鳥のごとく復活した手塚治虫ー」『別冊宝島288 70年代マンガ大百科 こんな名作・快作・珍作があったのか!』宝島社、1996年、p74 - p76
  15. ^ 写楽は原作にもゲスト出演あり
  16. ^ 西村繁男『まんが編集術』白夜書房、1999年、p346 - 347
  17. ^ 手塚眞『天才の息子 ベレー帽をとった手塚治虫』ソニー・マガジンズ、2003年、p136
  18. ^ 『手塚治虫ファンクラブ会報』1号、1979年7月(安藤健二『封印作品の謎』太田出版、2004年、p207 - p208)
  19. ^ 藤原邦夫『出版幻想論』太田出版、1994年、p169
  20. ^ 竹内オサム『戦後マンガ50年史』筑摩書房、1995年、p173
  21. ^ 安藤健二『封印作品の謎』太田出版、2004年、p199 - p200
  22. ^ 2007年8月現在。『毎日新聞』2007年8月20日夕刊
  23. ^ 2000年度末時点。全協・出版科学研究所「出版月報」
  24. ^ 『萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか』日経BP社、2006年、p132
  25. ^ [asahi.com]ブラックジャック列伝:4 「宿命のライバル」が競い合う心臓手術. 2006年6月22日
  26. ^ B・J症例検討会『ブラック・ジャック・ザ・カルテ』海拓社、2001年、p32 - p35, p48 - p51およびp58 - p61
  27. ^ 安藤健二『封印作品の謎』太田出版、2004年、p165 - p166
  28. ^ 安藤健二『封印作品の謎』太田出版、2004年、p176 - p182
  29. ^ 手塚眞『天才の息子 ベレー帽をとった手塚治虫』ソニー・マガジンズ、2003年、p218
  30. ^ 手塚治虫自らが語る所によると、嘘を書くなと東大医学部の学生から抗議の手紙をもらったとの事である。それに対して手塚は、東大生ともあろうものが、漫画に嘘があることすら知らないのかとコメントしている。(講談社手塚治虫漫画全集『ブラック・ジャック』18巻あとがきより)
  31. ^ 安藤健二『封印作品の謎』太田出版、2004年、p174 - p175
  32. ^ 手塚治虫『ガラスの地球を救え』光文社文庫、1996年、p89 - p94
  33. ^ 夏目房之介「変人ブラックジャックの解剖」『笑う長嶋』太田出版、1998年、p82 - p85
  34. ^ 日本では混合診療を禁じている
  35. ^ 実際に医師免許を発行するのは厚生大臣(現厚生労働大臣
  36. ^ 筒井康隆「ブラックジャック1〜7」『みだれ撃ち涜書ノート』集英社集英社文庫、1982年、p48 - p50
  37. ^ ちなみにこの時は、紛失した小切手が見つかってしまうというオチで終わっている。なお小切手を紛失した際は、事故届を提出して換金を阻止する事は可能なので、作中のこの描写には間違いがある。
  38. ^ 『別冊宝島794 ブラック・ジャック完全読本』宝島社、2003年
  39. ^ ただし本作の構想には『ゴルゴ13』との構造の類似が指摘されている(呉智英「『ブラック・ジャック』科学もヒューマニズムも信じない神の眼差し」『朝日ジャーナル臨時増刊 手塚治虫の世界』朝日新聞社、1989年)
  40. ^ 呉智英「『ブラック・ジャック』科学もヒューマニズムも信じない神の眼差し」『朝日ジャーナル臨時増刊 手塚治虫の世界』朝日新聞社、1989年
  41. ^ 『朝日新聞』2003年6月26日号

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語