宇宙海賊

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宇宙海賊(うちゅうかいぞく)は、人類が宇宙空間に進出した世界を描くSF作品にしばしば登場する架空の犯罪組織である。

概要[編集]

武装した宇宙船を操り、主に貨物宇宙船や旅客宇宙船を襲撃するなどの私掠行為を営む無法者として描写される。「宙賊」とも呼ばれる。特にスペースオペラ作品で題材となることが多い。

大半の作品では、概ね史実の海賊を宇宙に移したような略奪組織として描かれているが、『レンズマン』に登場する海賊組織ボスコーンのように、人類文明に匹敵するもう一つの巨大な文明として登場することもある。

宇宙文明にこうした前近代的な海賊組織が登場することについては、銀河帝国に追われた植民星の反乱軍が食い詰めて海賊に落ちぶれたもの、或いは星間戦争で兵士として従軍した者が戦争終結に伴って働き口を失い、武器や宇宙戦艦ごと脱走して掠奪者に転じたもの、などといった背景が伴う。また、幾つかの作品では、宇宙はあまりにも広大なために警備に必要な正規軍を人類宇宙全域に派遣することは事実上不可能であり、そうした中央の手が届かない辺境宙域を根城にする犯罪組織として描写されている。

日本においては、松本零士の『宇宙海賊キャプテンハーロック』が漫画・アニメ共にヒットし、主人公・ハーロックは「誰にも束縛されず、己の信念に従い大宇宙を股にかける無法者」として描かれ、宇宙海賊を主人公側とした作品も作られている。

当然ながら、登場する作品にはこれを取り締まる宇宙警察機関も登場する(軍隊ではないことが多い)。

関連作品や主な関連人物[編集]

個人[編集]

組織・団体[編集]

関連項目[編集]