ブラックジャックによろしく
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『ブラックジャックによろしく』は、研修医が目にする日本の大学病院や医療現場の現状を描いた漫画またはそれを原作にした同名のテレビドラマ。佐藤秀峰作。医療監修は長屋憲。
目次 |
[編集] 概要
2006年1月まで、講談社『モーニング』誌上で連載されていた。2002年第6回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。本作は2003年にTBS系列でテレビドラマ化された。臨床研修制度の不条理さ、医局の都合により歪められる医療、健康保険制度の矛盾、患者や家族との葛藤などを経て主人公は成長してゆく。
題名は手塚治虫の漫画『ブラック・ジャック』と『ブッキラによろしく!』に由来するが、内容的には直接の関係はない。
「精神科編」終了後1年以上に渡って連載が中断していたが、小学館のビッグコミックスピリッツに移籍し、2007年8号から「新ブラックジャックによろしく」と改題して連載を再開した。単行本1-13巻の累計発行部数は1000万部を超える。
[編集] 主な登場人物
※( )内はTBSのドラマ版でのキャスト
- 斉藤 英二郎(さいとう えいじろう) (妻夫木聡)
- 名門の永禄大学卒の研修医。北海道函館市出身。現在の実家は千葉県銚子市。5人兄弟の2番目で、父親は中学校の英語教師。大学卒業時には医者として希望に燃えていたが理想と現実の違いを早々に知る。性格は純粋で一直線。患者のために奔走するが、そのたびに医局や教授、日本の医療事情の現実と衝突する。
- 皆川 由紀子(みながわ ゆきこ) (国仲涼子)(特別出演)
- 新生児集中治療室(NICU)の看護師。後に斉藤と付き合うようになる。あまりにも斉藤に振り回されるため看護師を辞する覚悟を決めたこともあったが、今では嘱望される看護師として職責を果たそうと努力している。後に脳外科に異動。連続ドラマやTBSの新春ドラマ企画(2004年1月3日放送)では皆川泰子(みながわ やすこ)となっている。
- 赤城 カオリ(あかぎ かおり) (鈴木京香)
- 手術部勤務の看護師。かなり色っぽく、藤井教授からナンパされたりしている。現実的で冷静に周囲を観察し、その一方で斉藤を応援している。腎臓病に加え糖尿病であり人工透析を受けており、父親の腎臓を移植された経験を持つ。実家は斉藤の地元・函館の隣である亀田郡七飯町大沼。
- 出久根 邦弥(でくね くにや) (加藤浩次)
- 斉藤の同期。やたらと合コンをやりたがる。斉藤ほど医師という職業に情熱を注いではいないため、特に周囲と衝突もしていないよう。5浪して永禄大学に入学した。
- 宗形 正臣(むなかた まさむね) (松尾政寿)
- 椿 理沙子(つばき りさこ) (綾瀬はるか)
- 田中 恵美(たなか えみ) (今井陽子)
[編集] 第一外科編(ブラックジャックによろしく第1巻)
- 金子 明子(かねこ あきこ) (泉ピン子)
- 白鳥 貴久(しらとり たかひさ) (三浦友和)
- 斉藤の第一外科の指導医。手術は丁寧で実力もあり、患者の前では笑顔も見せる。教授が絶対的権力を握る医局制度に不満を持ち、医療制度を変えるためにいつかは自らが教授になろうと思っている。
- 服部 脩(はっとり おさむ) (緒形拳)
[編集] 第一内科編(ブラックジャックによろしく第2巻)
- 川上 寛(かわかみ ひろし) (浅野和之)
- 宮村 和男(みやむら かずお) (ガッツ石松)
- 53歳。信濃町で小さな酒屋を経営している。心筋症で転院してきた。
- 斉藤 トモ子(さいとう ともこ) (浅茅陽子)
- 英二郎の母親。息子に内緒で函館から上京し、その様子を見に訪れる。
- 藤井 義也(ふじい よしや) (石橋凌)
- 心臓外科医の教授。金と女と権力が大好きで医者というより政治家に近い。オープンカーで出勤し軽い言葉でナンパをする。斉藤が宮村を退院させ別の病院を紹介したことから斉藤と対立する。
- 北 三郎(きた さぶろう) (原田芳雄)
- 南林間病院の心臓外科医。一匹狼タイプの医師。大学の医療に絶望し、オーストラリアで修行を積んだ。手術後は必ずスナックでカラオケを歌う。モデルは心臓外科のスペシャリスト南淵明宏。顔と名前は北島三郎。
[編集] ベビーER編
- 田辺 佳子(たなべ けいこ) (横山めぐみ)
- 妊娠28週で双子の子供を出産するも、未熟児の子供に対して戸惑う。
[編集] 小児科編
[編集] 癌医療編
- 内海 まどか(うつみ まどか) (伊東美咲)
- 児玉 典子(こだま のりこ) (藤谷美紀)
- 10年前に庄司と宇佐美が担当した膵臓がんの患者。当時23歳。
- 庄司 直樹(しょうじ なおき) (阿部寛)
- 斉藤の指導医。性格は明るく軽いノリだが仕事はよくでき、次期教授候補でもある。抗がん剤を使用しがんと戦う方針の医師。抗がん剤の対応をめぐり現在も宇佐美とは不仲である。後に宇佐美と和解し緩和ケア科を創設する。
- 宇佐美 孝志(うさみ たかし) (石橋貴明)
- 第4外科の医師。庄司とは同期だが極力抗がん剤を使用しない方針のため不仲。後に庄司と和解し緩和ケア科の医師となる。
- 辻本 正志(つじもと まさし) (梨本謙次郎)
- 良江の夫。45歳。良江が末期がんと知らされ思い悩む。
- 堀内 清司(ほりうち きよし) (古谷一行)
- 第四外科の教授。研修医としてやってきた英二郎に対し「分をわきまえない人間はがん細胞と同じ」と告げる。連続ドラマやTBSの新春ドラマ企画(2004年1月3日放送)では川淵 清司(かわぶち きよし)となっている。
[編集] 精神科編
- 伊勢谷(いせや)
- 精神科の医師で斉藤の指導医。新聞記者の門脇を通じて精神科の現状を世に知ってほしいと願う。風貌は坂本龍一似
- 門脇 耕太郎(かどわき こうたろう)
- 読捨新聞社の記者。精神科の内情を新聞記事にすることで精神病の患者への偏見をなくそうと精神科へ体験入院する。
- 小沢(おざわ)
- 精神科に入院している統合失調症の患者。早川との恋愛や斉藤の努力の甲斐あって回復の兆しも見えたが、自殺を図った。だが、緊急手術で一命を取り留めた。
- 早川 小百合(はやかわ さゆり)
- 精神科に入院している統合失調症の患者。旧姓磯村。両親の離婚とそれに伴う転校など、さまざまな要因が重なってたびたび家出や援助交際をするようになり、妊娠・中絶を経て統合失調症を患うようになった。子供を死なせた罪の意識からか、「ティンカーベル」を探している。
[編集] 移植編
- 近藤 ムツミ(こんどう むつみ)
- 泌尿器科の医師で斉藤の指導医。夫(近藤 敏夫)とは逆に移植には反対の考えを持つ。旧姓は「オオサワ」。
- 高輪 美和(たかなわ みわ)
- 泌尿器科教授の娘。泌尿器科教授が教授でなかったころ,脳死者ドナーからの腎移植を受けるが、強い拒絶反応により再び腎不全に。その後自殺。享年18。
[編集] コミック
コミックは2008年6月現在、モーニングKCから全13巻、ビッグコミックススペシャルから5巻が発行されている。また、公式ガイドブックも発行されている。(「ブラックジャックによろしく」は講談社から、「新ブラックジャックによろしく」は小学館から発行されている。)
- 「ブラックジャックによろしく」(1)【第一外科編】(2002年6月)
- 「ブラックジャックによろしく」(2)【循環器内科編】(2002年6月)
- 「ブラックジャックによろしく」(3) - (4)【ベビーER編】(2002年10月 - 2003年1月)
- 「ブラックジャックによろしく」(5) - (8)【がん医療編】(2003年4月 - 2004年2月)
- 「ブラックジャックによろしく」(9) - (13)【精神科編】(2004年7月 - 2006年1月)
- 「ブラックジャックによろしく 〜ホスピタル・クライシス 衝撃の事実〜」【公式ガイドブック】(2003年4月)
- 「新ブラックジャックによろしく」(1)【移植編】(2007年2月)
- 「新ブラックジャックによろしく」(2)【移植編】(2007年7月)
- 「新ブラックジャックによろしく」(3)【移植編】(2007年12月)
- 「新ブラックジャックによろしく」(4)【移植編】(2008年5月)
- 「新ブラックジャックによろしく」(5)【移植編】(2008年10月)
- 「新ブラックジャックによろしく」(6)【移植編】(2009年5月)
[編集] テレビドラマ
TBS系列で2003年4月11日から6月20日に毎週金曜日22:00 - 22:54(初回のみ22:00 - 23:09)に放送された。金曜ドラマの1つ。全11話。平均視聴率14.2%。
更に2004年1月3日(土曜日)21:00 - 23:24に、新春ドラマ特別企画として、「ブラックジャックによろしく 〜涙のがん病棟編〜」が放送された。平均視聴率13.1%。
[編集] ストーリー
名門「永禄大学医学部」を卒業した斉藤英二郎(妻夫木聡)は、永禄大学附属病院で研修医として働く事になった。医師になるには医師免許を取得してから二年間、実際の現場の指導医の元で臨床研修を受けなければならない。しかし、月給は3万8千円。上京して一人暮らしをしている英二郎はそれだけでは当然足りない。その為に、他の病院で夜間救急の当直医のアルバイトをする事になり……。
研修医・英二郎が持つ理想の医療現場とは掛け離れた、病院が抱えている矛盾や医療問題に、苦悩しつつも懸命に立ち向かっていく姿を描いていく。
- 「第一外科(一般外科・消化器外科)」編(第1話 - 第2話)
- 「第二内科(循環器内科)」編(第3話 - 第5話)
- 「NICU(新生児集中治療室)」編(第6話 - 第9話)
- 「小児科」編(第9話 - 最終話)
- 「第四外科(癌病棟)」編(スペシャル版)
[編集] 連続ドラマ
金曜ドラマ「ブラックジャックによろしく 〜Say hello to BLACK JACK〜」
[編集] キャスト
(大半は登場人物の横に記載してある。ここでは登場人物の箇所に記載して無い分を記載する。)
※小林と岩松は終盤で物語のカギを握る人物として本格的に登場する予定だったが、トラブルの為、第5話で途中降板した。
[編集] 視聴率・サブタイトル
| 話 | サブタイトル | 放映日 | 視聴率 |
|---|---|---|---|
| 第1話 | 医者ってなんなんだ!? | 4月11日 | 15.4% |
| 第2話 | 延命治療 | 4月18日 | 15.7% |
| 第3話 | 一流の嘘 | 4月25日 | 14.6% |
| 第4話 | 無力な研修医 | 5月2日 | 12.1% |
| 第5話 | 医療はギャンブルか | 5月9日 | 13.6% |
| 第6話 | 小さな命 | 5月16日 | 12.6% |
| 第7話 | 愛する涙 | 5月23日 | 14.3% |
| 第8話 | 命の選択 | 5月30日 | 14.4% |
| 第9話 | 弟の命名 | 6月6日 | 12.6% |
| 第10話 | 幼い叫び | 6月13日 | 16.0% |
| 最終話 | 戦場! | 6月20日 | 14.3% |
| 平均視聴率14.2% 視聴率はビデオリサーチ社調べ・関東地区、 赤字は最高視聴率、青字は最低視聴率 |
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[編集] スペシャル
新春ドラマ特別企画「ブラックジャックによろしく 〜涙のがん病棟編〜」
[編集] キャスト
(大半は登場人物と同じであるため,ここには登場人物に無い分を記載する。)
[編集] スタッフ
- 原作:佐藤秀峰「ブラックジャックによろしく」(モーニング・講談社)
- 脚本:後藤法子
- 音楽:長谷部徹
- 演出:平野俊一・三城真一・山室大輔
- チーフプロデューサー:貴島誠一郎
- プロデュース:伊與田英徳
- 演出補:山室大輔・山崎統司・茂山佳則・寺地雄一郎・金澤麻樹・小嶋隼人
- プロデュース補:壁谷悌之・中島理恵子
- 医療監修:長星憲・加部一彦・南淵明宏(心臓外科医)
- 医療協力:北里大学病院(神奈川県相模原市)
- 撮影協力:緑山スタジオ・シティ
- 制作:TBSエンタテインメント(現・TBSテレビ)
- 製作・著作:TBS
[編集] 主題歌
[編集] 撮影協力
- 日本医科大学附属千葉北総病院(現・日本医科大学千葉北総病院、千葉県印旛郡印旛村)
- ㈱日立製作所 日立総合病院(茨城県日立市城南町)
- 川崎市立井田病院(神奈川県川崎市)
- 国保鋸南病院(千葉県安房郡鋸南町)
- 医療法人社団 桐光会 調布病院(東京都調布市)
- 医療法人 公仁会 大和成和病院(神奈川県大和市)
- 医療法人 小塙病院(茨城県小美玉市)
- 日本障害者雇用促進協会 障害者職業総合センター(千葉県千葉市美浜区)
- 東京工科大学 日本工学院八王子専門学校(東京都八王子市)
- 財団法人 日本ダウン症協会(東京都新宿区)
- フォレスト・イン昭和館(東京都昭島市)
- 多摩川・府中四谷橋(東京都府中市) ほか
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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| TBS 金曜ドラマ | ||
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| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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高校教師 (2003年版)
(2003.1.10 - 2003.3.21) |
ブラックジャックによろしく
(2003.4.11 - 2003.6.20) |
Stand Up!!
(2003.7.4 - 2003.9.12) |
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