精神病
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| 精神病 | |
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| 分類及び外部参照情報 | |
| ICD-9 | 290-299 |
| OMIM | 603342 608923 603175 192430 |
| MedlinePlus | 001553 |
| MeSH | F03.700.675 |
| プロジェクト:病気/Portal:医学と医療 | |
精神病(せいしんびょう)という言葉はさまざまな意味で用いられる。
対応する英語は、シュナイダーの意味(=精神疾患)では「mental disease / mental illness / mental disorder / mental impairment / psychopathy[1]」、それ以外の意味では「psychosis / psychotic disorder[2]」が用いられる。
目次 |
概要 [編集]
定義は一定していない。下記のような定義がある。
- エミール・クレペリンは、精神病を、統合失調症・双極性障害(躁うつ病)・てんかん等の「内因性の精神疾患」と定義し、この3つを三大精神病と呼んだ。カール・ヤスパースもこの3つを「大精神病」と呼び、「精神障害を伴う既知の身体疾患」「精神病質」とともに精神疾患のカテゴリーとした。
- クルト・シュナイダーは、精神疾患一般を精神病と呼んだ。
- 重篤な精神疾患を精神病と呼ぶこともある(例えば強い心因反応は「反応精神病」「心因精神病」)。
- 世界保健機関 (WHO)『疾病及び関連保健問題の国際統計分類第10版』(ICD-10)やアメリカ精神医学会が定めた『精神障害の診断と統計の手引き』 (Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders) (最新の版はDSM-IV-TR)では精神病は「精神病性障害 (psychotic disorder)」と表現され、気分障害(注:例外もあり)・てんかん・不安障害・身体表現性障害・解離性障害などは精神病に含まれない。
精神病と原因 [編集]
精神病の原因には、内因・外因・心因がある。これらが複数重なって精神病が発症することもある。この3つに環境因も加えることがある。
心因を主とする精神病 [編集]
心因性精神病は、ストレスなどの心的要因によって起こった、精神の強い反応である。反応精神病では、人格の解体・現実検討能力の著しい障害が見られる。ICD-10では、症状に応じて急性一過性精神病性障害 (F23) や感応性妄想性障害 (F24) などに含める。一ヶ月以内に症状が治まる場合、DSM-IV-TRでは短期精神病性障害に含めることになる。
内因を主とする精神病 [編集]
内因性精神病は、原因が脳自体にあると思われるが、いまだに原因が明確には解明されていない精神病である。たとえば内因性精神病の代表である統合失調症は、先天的な脆弱性のあるところに環境的な要因が加わって発症するとされている。
内因性精神病と心因性精神病は、ICD-10では「統合失調症、統合失調症様障害と妄想性障害 (F20-F29)」に、DSM-IV-TRでは「統合失調症および他の精神病性障害」にそれぞれ含まれ、症状に応じて細分類がなされる。
外因性精神病 [編集]
外因性精神病は、原因が非心因性に認められる精神病である。日本では従来、外因性精神病は器質精神病(広義)と呼ばれ、次の4分類がなされてきた。
- 器質精神病(狭義)
- 中枢神経細胞自体の障害による。
- 器質精神病(狭義)・症状精神病は、ICD-10ではF00~F09に、DSM-IV-TRでは「~による精神病性障害 (293.xx)」にそれぞれ該当する。
- 器質精神病(狭義)には、次のような原因がある。
- 症状精神病
- 感染などの脳以外の身体疾患によって現れる。
- てんかん
- 今日では精神病に含めない。ICD-10・DSM-IV-TRのいずれにも、てんかんは独立した項目として存在しない。
- 中毒精神病
脚注 [編集]
- ^ 『医歯薬英語辞典』(MEDO)
- ^ [1]『MeDic医学用語辞典』
参考文献 [編集]
- 笠原嘉『精神病』(岩波書店、2002年)ISBN 978-4004305811
- 『図解 精神病マニュアル』雀部俊穀/同文書院 ISBN 4-8103-7299-5
- 『図解 精神病診断マニュアル』雀部俊穀/同文書院 ISBN 4-8103-7457-2
- 『図解 精神病治療マニュアル』雀部俊穀/同文書院 ISBN 4-8103-7664-8
関連項目 [編集]
- 「Mental Illness」 - スタンフォード哲学百科事典にある「精神病」についての項目。(英語)
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