タイヨウのうた
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『タイヨウのうた』は2006年6月17日に公開されたYUI、塚本高史主演の映画。 及び2006年7月~9月にTBS系列で放送された、山田孝之、沢尻エリカ主演のドラマ。
当初は1993年の香港映画、『つきせぬ想い(新不了情)』のリメイク企画を依頼されていたのだが、古い映画でありそのままのリメイクでは今の時代に合わないとの判断から、脚本家・坂東賢治が以前から温めていたオリジナル・ストーリーが採用された。ちなみに『つきせぬ想い』は、1993年度、香港のアカデミー賞にあたる香港電影金像奨で、最優秀作品賞、監督賞、主演女優賞などの主要6部門を独占している。
注意:以降の記述で物語に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] ストーリー
海辺の町に暮らす雨音薫は太陽の光にあたれないXP(色素性乾皮症)という病気を抱えている。そのために月が出ると活動をはじめ、日の光が出ている間に眠ると言う通常の人々とは逆の生活を送っていた。 それでも彼女は自分を支えてくれる家族、親友の暖かい絆に支えられ、毎日を楽しく生きていた。 そして、何よりも「音楽」という大切な宝物を持ち、歌う事に生きがいを感じていた。 そんなある日、彼女がいつもの公園でストリートライブをしていると、いつも彼女が家の窓から見ていた一人の少年が偶然にも通りかかる。少年の名は藤代孝治。孝治との出会いで彼女の運命は大きく変わっていく。
[編集] 色素性乾皮症に関する誤った認識
| ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。免責事項もお読みください。 |
この物語の設定の核をなすといってもいい、主人公の冒されている「色素性乾皮症(Xeroderma Pigmentosum : 略“XP”)」という病気について、作中では「夜しか活動出来ない病気である」といった趣旨の描写が多く、「日の光に当たれない病」というところだけが強調されているといえる。
しかし、この病は、分類されている一部の群を除き、上記の描写の元となる皮膚疾患に加え、若年発症であれば聴力障害や知能障害と言った日常生活すら困難になる神経障害などが確認されている。また、成年近くなると、摂食障害を起こす例もあり、気管切開や経管栄養補充の必要なほど深刻な状態にもなり得る。このように紫外線に対する抵抗力が極端に弱い事が最大の症状ではない。
このような実際の病状とは異なる表現について、色素性乾皮症患者の家族がつくる全国色素性乾皮症連絡会(公式サイト)は、映画、ドラマ、両公式サイト内に「主人公の設定に実際と異なる表現もあるが、映画を機会にXP(色素性乾皮症)に関心を持ってもらえることを強く願う」という旨のコメント(ドラマ版コメント)を発表している。また、ドラマでは、次回予告前に後述するような注意書きが放送されていた。
[編集] リメイクへの経緯
リメイクの話そのものは2004年前後から香港映画通の間ではかなり話題になり、リバイバル上映で「オリジナルを見られる最後のチャンス」などと銘打った上映会もあったほどであった。しかし、主人公の設定がミュージシャンという特殊性から配役の選考に難航したために、この話は映画ファンの間でも「流れた」と思われていた。しかし、近年の純愛ブームから2005年末に急遽リメイク案が再浮上し、ブレイクの兆しを見せていたYUIが主役に抜擢され、まずは映画化という運びとなった。
[編集] 映画
- シンガーソングライターのYUIが女優デビューと共に、主題歌を担当した。
- YUIが“YUI for 雨音薫”として歌った主題歌「Good-bye days」は20万枚を売り上げた。着うたランキングでは、数週間に渡って第1位を独走した。
- 映画自体の評価も高く、クチコミなどで話題となり興行収入10億円(最終的には11億円)を突破し、中規模公開作品としては異例の大ヒットとなった。
- この映画で主人公の雨音薫役を演じたYUIが第30回日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞した。
[編集] 原作との相違点
- 原作では薫(YUI)は駅前のストリートミュージシャンの中では人気で、お小遣いもそのときのギャラから算出していたが、映画では「趣味で歌っているのであって誰かに聞いてもらうためではない」としている。
- 孝治(塚本高史)は映画で「こんなにやって(サーフィンが)上達しないのも珍しい」と友人にからかわれているが、原作での孝治はU-18ランクで優勝候補に残るほどの腕前。将来はプロサーファーを目指しているという設定だった。
- 物語のキーポイントに"薫が自分がXPであることを恋人の孝治に打ち明けること"があったのだが、映画では薫の友人である美咲があっさりと(怒った勢いで)孝治に言ってしまう。
- 原作の終盤に、美咲(映画では通山愛里)の彼氏(後に結婚)である田端恭介が登場し、物語の流れに重要な役割を果たすが映画ではカット。
- 薫がCDを作る際、原作では元ミュージシャンである両親(ギターとキーボード)が参加したが、映画ではバックはプロ。
- その時に、レコード会社の人から「駅前西口から突然消えた伝説のミュージシャン、アマネカオル」と言われる。
[編集] キャスト
- 雨音薫(あまね かおる)…YUI
- 藤代孝治(ふじしろ こうじ)…塚本高史
- 雨音謙(あまね けん)…岸谷五朗
- 雨音由紀(あまね ゆき)…麻木久仁子
- 松前美咲(まつまえ みさき)…通山愛里
- 大西雄太(おおにし ゆうた)…小柳友
- 加藤晴男(かとう はるお)…田中聡元
- 孝治の母親…ふせえり
- 巡回中の警官…小林隆
- 医師…山崎一
- ストリート・ミュージシャン…マギー
- 路上ライブバンド…LACCO TOWER
- レコーディングミュージシャン…MACARONI☆(GUITAR)、 natu(GUITAR)、 平野成臣(BASS)、 ryohei(DRUMS)
[編集] スタッフ
- 監督…小泉徳宏(ROBOT)
- 脚本/原作…坂東賢治
- 音楽…YUI・椎名KAY太(オリジナルサウンドトラック「タイヨウのうた」Sony Music Records Inc.)
- 配給…松竹
- 制作…松竹、スターダストピクチャーズ、ROBOT、ソニーミュージックレコーズ、ジェネオンエンタテインメント、ツイン、日本出版販売、Yahoo! JAPAN
[編集] 主題歌・挿入歌
- 主題歌
- YUI for 雨音薫 『Good-bye days』 - 作詞/作曲:YUI
- 挿入歌
- YUI for 雨音薫 『Skyline』 - 作詞/作曲:YUI
- YUI 『It's happy line』 - 作詞/作曲:YUI
- 『It's happy line』は、YUIがメジャーデビュー前のインディーズ時代に製作していた楽曲であり、その当時の音源がそのままシングル「Good-bye days」にカップリングとして収められている。
[編集] テレビドラマ
[編集] 概要
- 2006年7月14日から9月15日までTBS系列にて金曜ドラマ枠(22:00~22:54)で放送。「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年夏期)と「いま、会いにゆきます」(2005年夏期)に続く恋愛ドラマである。TBSスターダストプロモーション純愛三部作完結篇と銘打って製作された。
- 「世界の中心で、愛をさけぶ」は映画の公開とドラマ放送が重なることがあったが、映画公開前にドラマ化が決定するのは異例だという。
- 藤代孝治は映画では高校生の設定だが、ドラマでは19歳無職の設定になっている。
- 原作本とは違うオリジナルストーリーが多い。
- 雨音薫役は、ドラマ「1リットルの涙」(フジテレビ系で2005年秋季放送)で難病と闘う少女・池内亜也役(主演)で人気となった、沢尻エリカが演じ、薫の恋人・藤代孝治役はドラマ版「世界の中心で、愛をさけぶ」の朔太郎役で知られる山田孝之が演じる(当初は市原隼人の予定だった)。
- 沢尻がKaoru Amaneとしてリリースしたシングル「タイヨウのうた」は、二週に渡ってオリコン1位を獲得する大ヒットとなった。詳しくはタイヨウのうた (シングル)を参照のこと。
- 予告の直前に、黒背景に白文字で「このドラマはフィクションです。雨音薫はXP(色素性乾皮症)患者という設定ですが、XPの実際の症例と異なる点がございます。」という注意書きが放送されている(最終回ではこのテロップは放送されなかった。但し別の「このドラマはフィクションです。」は予告の最後に表示される)。
[編集] あらすじ
難病XPを患う雨音薫は、親友の松前美咲やレストランを経営する両親と湘南の町に暮らす。薫は藤代孝治が捨てたギターを拾ったことからギターを始め、有名歌手橘麻美に憧れ歌手を目指していた。一方孝治は、人生の目的も見つけられず漠然と日々を過ごしていた。美咲が撮影したビデオを見て孝治のことを再び見た薫はストリートライブをしている最中に彼と出会うが、冷たくあしらわれる。その後再び再会する二人だが人生に対して投げやりになる孝治に薫は呆れ、言い合いになってしまう。さらに孝治は麻美のコピーばかりする薫に嫌悪感を抱いていたが、薫の自作曲「Stay with me」を聞きその考えを改める。その後の一騒動で一気に近づいていく薫と孝治だったが、薫の病気は少しずつ進行していた。
[編集] 出演者
- 雨音薫(あまね かおる)(19)…沢尻エリカ(子供時代 三浦采夏)
- XP(色素性乾皮症)患者であり余命は短い。孝治の捨てたギターを拾い、歌手を目指すようになる。当初はシンガーソングライターとして単独で路上ライブを行っていたが、後に「ムーンチャイルド」のボーカル担当へと変更する。
- 藤代孝治(ふじしろ こうじ)(19)…山田孝之
- フリーター。以前、橘麻美と付き合っていた際に傷害事件を起こし、その時に自分を捨てた橘麻美を怨んでいる。これにより二度とギターを弾かないと決めたが、薫の左手に神経障害が生じた際に再度ギターを弾くことを決心し、バンドグループ「ムーンチャイルド」のギター担当となる。
- 橘麻美(たちばな あさみ)(20)…松下奈緒
- 薫が憧れる有名歌手。しかし現在は作曲が出来ずに悩んでいる。孝治がいれば作曲できるとして孝治に接近し、薫を敵対視する。
- 大西雄太(おおにし ゆうた)(19)…田中圭
- 孝治の親友であり浪人生。「ムーンチャイルド」ではキーボード担当。最初は薫に対し「自分達にできることは何もない」という消極的は姿勢を示し孝治と対立したが、次第に薫のために出来ることを模索するようになる。
- 松前美咲(まつまえ みさき)(19)…佐藤めぐみ
- 薫にとって唯一の友達であり相談相手。立浪隆介と付き合っている。
- 加藤晴男(かとう はるお)(19)…濱田岳
- 孝治の親友。「ムーンチャイルド」のドラム担当。
- 立浪隆介(たつなみ りゅうすけ)(19)…川村陽介
- 孝治の親友であり浪人生。「ムーンチャイルド」のベース担当。
- レイサ(21)…原史奈
- 歌手。仕事が来ないのを橘麻美のせいとして麻美や薫を追い落とそうと企む。
- 三浦結子(みうら ゆうこ)(22)…小林麻央
- 修の一人娘であり民宿『みうら』の看板娘。翌年にはアナウンサーとしてテレビ局への就職が決まっている。
- エミリー(22)…ベッキー
- 修が3年前に連れて来た女性で経歴は謎に包まれている。アルバイトをしている孝治らを厳しく指導する。戸籍上は結子の母親。
- 工藤洋平(くどう ようへい)(32)…要潤
- 橘麻美やレイサのプロデューサー。後に「ムーンチャイルド」のプロデュースも担当する。
- 雨音由紀(あまね ゆき)(40)…黒田知永子
- 薫の母親。
- 榎戸真一(えのきど しんいち)(50)…山本圭
- 榎戸医院を開業している薫の主治医。幼いころからの薫を見てきた。薫の相談も親身になって受ける。
- 雨音謙(あまね けん)(45)…勝村政信
- 薫の父親。由紀や美咲からは「親バカ」と言われる。
- 三浦修(みうら おさむ)(50)…竹中直人
- 民宿『みうら』の経営者。孝治らをアルバイトとして雇い、「ムーンチャイルド」の指導にあたる。エミリー同様に謎が多い。
[編集] 楽曲
- 主題歌
- 柴咲コウ『invitation』 - 作詞:柴咲コウ/作曲:Jin Nakamura
- 挿入歌
- Kaoru Amane(沢尻エリカ)『タイヨウのうた』 - 作詞・作曲:Kaoru Amane
- ドラマ設定上は作詞・作曲はKaoru Amaneだが、実際の作詞・作曲は白鳥マイカである。
- Kaoru Amane(沢尻エリカ)『Stay with me』 - 作詞・作曲:Kaoru Amane
- ドラマ設定上は作詞・作曲はKaoru Amaneだが、実際は作詞:永井真理子/作曲:COZZiである。
- 橘麻美(松下奈緒)『Wish』 - 作詞・作曲:橘麻美
- Kaoru Amane(沢尻エリカ)『タイヨウのうた』 - 作詞・作曲:Kaoru Amane
[編集] スタッフ
[編集] ロケ地
[編集] ドラマで使用されている車両
乗用車はすべて日産自動車の車種を使用。日産はこの作品を持って金曜ドラマのスポンサーから撤退した。
- 雨音謙 - セレナ(3代目 C25型)
- 工藤洋平 - フェアレディZ(S30型)
- 橘麻美 - フェアレディZ(Z33型)
- 藤代孝治 - ホンダ・リード80(HF01型) デカールなどは剥がされている。サーフボードを側面に積めるキャリアが付いている。
- 孝治を連行した警察車両 - スカイライン(V35型)
[編集] 放送日・サブタイトル・視聴率
| 各話 | 放送日 | サブタイトル | 視聴率 |
|---|---|---|---|
| 第1話 | 2006年7月14日 | 太陽に嫌われた少女・・・月夜がくれた奇跡 | 13.8% |
| 第2話 | 2006年7月21日 | 月夜の告白・・・忘れられない初恋 | 6.9% |
| 第3話 | 2006年7月28日 | 太陽に壊される愛 | 8.4% |
| 第4話 | 2006年8月04日 | あなたがくれた夢 | 11.1% |
| 第5話 | 2006年8月11日 | 絶望の中の光 | 9.5% |
| 第6話 | 2006年8月18日 | 捨てた過去の復讐 | 11.3% |
| 第7話 | 2006年8月25日 | 約束のステージへ | 9.4% |
| 第8話 | 2006年9月01日 | 仲間とみる夢 | 11.4% |
| 第9話 | 2006年9月08日 | 忍び寄る運命の影 | 10.8% |
| 最終話 | 2006年9月15日 | 絶唱 | 10.2% |
平均視聴率 10.3%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)
[編集] 関連商品
- タイヨウのうた DVD-BOX(2006年12月22日)
| TBS 金曜ドラマ | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
|
クロサギ
(2006.4.14 - 2006.6.23) |
タイヨウのうた
(2006.7.14 - 2006.9.15) |
セーラー服と機関銃
(2006.10.13 - 2006.11.24) |
[編集] 外部リンク
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|---|---|
| 1980年代 1990年代前半 |
雨よりも優しく - 想い出にかわるまで - 誘惑 - 都会の森 - 男について - ふぞろいの林檎たちIII - それでも家を買いました - 結婚したい男たち - あしたがあるから - おとなの選択 - 愛はどうだ - ずっとあなたが好きだった - 十年愛 - 高校教師 (1993年版) - わたしってブスだったの? - 誰にも言えない - 徹底的に愛は… - いつも心に太陽を - 適齢期 - 人間・失格〜たとえばぼくが死んだら - 僕が彼女に、借金をした理由。 |
| 1990年代後半 | 揺れる想い - ジューン・ブライド - 愛していると言ってくれ - 未成年 - 愛とは決して後悔しないこと - 君と出逢ってから - 硝子のかけらたち - 協奏曲 - 君が人生の時 - ふぞろいの林檎たちIV - 最後の恋 - 青い鳥 - 聖者の行進 - めぐり逢い - ランデヴー - あきまへんで! - ケイゾク - 週末婚 - 独身生活 - 美しい人 |
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