聖者の行進 (テレビドラマ)
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| ドラマ |
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関連項目
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『聖者の行進』(せいじゃのこうしん)は、1998年1月9日から3月27日までTBS系列で放送されたテレビドラマ。放送枠は毎週金曜日22時からの1時間(金曜ドラマ枠)。
目次 |
[編集] 概要
- 『高校教師』、『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』、『未成年』に続いて野島伸司が脚本を手がけた『TBS野島伸司シリーズ』の第4弾である。野島伸司の、強い人間だけが生き残ることの出来る現代社会に対するアンチテーゼ。
- 平均視聴率は20.9%、最高視聴率は22.1%。
[編集] 登場人物
- 町田永遠:いしだ壱成
- 生まれながらに知的障害を持っている、純粋で優しい心を持った青年。どんな酷い仕打ちですらも笑顔で受け入れてしまう。楽団ではアコーディオンを担当。『3匹のこぶた』のウーが好き。工場で働いて成長し、勇敢になってゆく。
- 葉川もも:酒井法子
- 工場の近くの進学校で音楽教師をしているが、生徒との間に溝を感じるなどの不満から、竹上製作所の知的障害者に、楽団指導のボランティアをおこなう。彼らの純粋さに触発されるが、同時に工場での惨状を目の当たりにすることになる。天真爛漫な性格。
- 土屋ありす:広末涼子
- ももの勤務する高校の1年生で、父親は市長。10歳の時に母を亡くしている。傲慢で世間知らずだが、根は優しい。再婚した父親に反抗的な態度を取り始め、学校にも行かず、廃バスを隠れ家にする。偶然落としたPHSを拾った永遠との会話で、心が癒されていた。電車にひかれそうになる永遠を庇って、意識不明となる。一時は意識を取り戻したが、容態が急変しこの世を去る。
- 高原廉:安藤政信
- 6歳の時、妹の鈴と共に母親から捨てられる。妹が知的障害を持っていると知ってから、自分も障害者のフリをして工場で一緒に働き始める。鈴には非常に寛容的だが他の障碍者に対しては冷たい態度をとる。ももに好意を抱く。天才並みの頭脳を持っている。鈴をダシに取られ、光輔の思い通りとなってしまう。三郎を殺害し、妙子のお腹にいる赤ん坊を殺そうとするが、失敗する。最終回で光輔を殺そうとするが、自分にナイフが刺さってしまう。竹上製作所を放火させ、光輔をみちづれにして鈴と一緒に心中しようとする。火の中から救急車で運び込まれるが、刺さったナイフが死因となり、死亡する。亡くなる直前にももに愛していると告白した。
- 水間妙子:雛形あきこ
- 軽度の知的障害を持つ少女。少し勝ち気で、明るく面倒見の良い性格をしており、障害者達のまとめ役を任されている。しかし、その一方で好意を寄せる廉の関心を買うために、永遠を見殺しにしたり、自分の体を触らせようとするなど、ナルシストで腹黒い一面もある。母親からの虐待で自虐的なところも見られるが、永遠と接していくうちに本来の純粋な性格に変わっていく。
- 光輔の身辺の世話を担当しており、障害を持つ故に自分の身を守る術を持たない事に付込まれ、光輔に何度も強姦された挙句に妊娠。しかし光輔を嫌悪し怖れはしても子供を憎む事はせず、自分と子供をあくまで庇おうとする永遠には「(子供の)パパになって」と告げる。
- 高原鈴:松本恵
- 廉の妹。製作所の中でも最も重い知的障害を持ち、簡単な会話しか出来ない。赤ん坊の時に兄と共に母に捨てられ、施設で育つ。無邪気で優しく人なつこい性格で永遠とすぐに打ち解け、「お嫁さんになりたい」と言い出す。ちょっとした超感覚を持っており、妙子の妊娠や見えない花の色を言い当てた。最終回で廉の起こした放火に巻き込まれるが助かる。
- 加賀美歩:渡辺慶
- 仲間の中でもいちばん子供っぽく、感情が高まるとすぐにベソをかく。初対面の人間とは会話はおろか目も合わせられない程、人見知りが激しい。意外にも高利貸しの真似事をするというしっかり者な一面もある。ノラ猫をかわいがり、自分の食事を分けて食べさせる心優しい男の子。
- 猪瀬辰雄:小林正寛
- 重度の知的障害を持っている。それ故、食欲や性欲の抑制が効かない。体は大きいが気は優しく、鈴が失明して以降は彼女を背負って歩く事も多い。東北弁を話す。粗野な言葉使いや突発的な言動により、人に恐怖心を持たれることも。
- 竹上光輔:段田安則
- 竹上製作所の社長。知的障害者を雇ったことで地元の名士に。だがその目的は助成金だけで、永遠たちには不当な労働を強いている。妙子を強姦したり、鈴を利用して廉を自分の思い通りに操るなど、次々と悪事をエスカレートさせていく。最終回で廉に製作所を放火され、地面の下にあるマンホールへ入れば助かったが、永遠だけに入れさせ、自分は入らずに死亡した。
- 竹上三郎:デビット伊東
- 光輔の甥。ボクサー崩れ。大学を中退してブラブラしているうちに借金を抱え、仕方なく伯父の工場を手伝うことに。粗野で暴力的だが悪賢く、抜け目がない。血の繋がらない伯母、裕子との情事とギャンブルにうつつを抜かす。廉に殺害され、地面に埋められる。
- 竹上裕子:水沢アキ
- 光輔の妻。美人だが、残忍な性格で永遠たちに虐待を展開。三郎との密会など、異性にだらしのない面も見受けられる。名誉欲、金銭欲が異常に強く、夫さえも金づるとみる悪妻だが、息子には異常に甘い。
- 竹上俊輔:篠原俊晴
- 光輔の息子。一見優等生だが、両親同様裏表が激しく、永遠たちに冷酷な仕打ちを行う。ありすに好意を寄せるが相手にされない。恋愛に関しては意外と奥手で一途。
- 間中順治:斉藤洋介
- 工場の現場監督。製作所の中では永遠たちの唯一の理解者。だが医学部に進学した息子のための借金と、人の良さにつけこまれてしまう。
- 向哲雄:石橋保
- 教師たちの中では、ももの唯一の理解者。彼女のひたむきな姿にいつしか恋心を抱き始める。落ち着きのある優しい性格をしており、陰になり日向になりももを支える。教育熱心な人格者だがありすには無理解な態度を示していた。
- 宇野淳一:いかりや長介
- 心優しい老弁護士。後半、永遠やももを助けることに。
- 町田基子:藤田弓子
- 永遠の母。永遠に愛情を注ぐが、家族の協力を得られずに追い込まれていた。真面目で優しい性格。
- 町田和夫:中丸新将
- 永遠の父。障害を持つ永遠を持て余してしまう。
- 町田敦:郭智博
- 永遠の弟で小学生。永遠のことで引け目を感じている基子から溺愛されて育ったせいか、わがままで甘ったれ。永遠の障害を理由にいじめられたりしたことから、永遠を憎悪。
- 安西康雄:加藤善博
- 弁護士。告訴された竹上の弁護を引き受ける。勝訴のためには手段を択ばない。
- 猪瀬久子:山本道子
- 水間梓:朝加真由美
- 妙子の母。スナックを経営している。冷淡で蓮な性格をしており、自堕落な生活を送る。妙子を疎んでいる。男遊びが激しく、妙子の父親はわからないという。
- 土屋冬樹:清水章吾
- ありすの父で市長。ありすを愛してはいるが、様々なしがらみから対立してしまう。障害者への福祉をスローガンに掲げ、人権派として知られるが、実際は福祉に力を注いでいるというのは単なる支持を集めたいだけであり、永遠を見下し、ありすに障碍者との親交を禁じる偽善者。娘の死に目に永遠の立会を許すものの、最後まで永遠を理解することはなかった(むしろ竹上に唆され、製作所の暴力事件をもみ消しにかかるなど社長側の利になる行為を行う)。
- 土屋波子:沖直未
- 市長の後妻で、ありすの継母。知的で清楚な美人だが、性格は冷淡で打算的。優しい義母を演じながら、足を踏み外して階段から転落した際に、ありすに突き落とされたように装うといったタチの悪い言動が多い。永遠をかばって頭を打ったありすに、悪意から精神的な追い打ちをかけ、ありすの直接的な死の原因を作る。さらに何食わぬ顔でありすの死の責任を永遠になすりつけるなど、ある意味では本作品の最大の悪役。
- 交番のおまわり:高橋克実
- 夜泣きラーメン屋で問題を起こした永遠を引き取り、行き場がない彼を一晩泊める。
- 片瀬孜:豊田一生
- 竹上製作所の工員の一人。光輔や三郎の腰ぎんちゃく的な存在。三郎の尻馬に乗り、永遠たちに暴力を振るう卑劣漢。
- 女子高生:加藤あい
- 下着を返しにきた辰雄に追いかけ回される不運な少女。
[編集] スタッフ
- 脚本 - 野島伸司
- 制作 - 伊藤一尋
- 演出 - 吉田健、松原浩、那須田淳
- 主題歌 - 『糸』(第1話 - 第4話、第10話 - 最終話)、『命の別名』(第5話 - 第9話)中島みゆき
- 音楽 - 千住明
[編集] サブタイトル・視聴率
| 各話 | 放送日 | サブタイトル | 演出 | 視聴率 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1話 | 1998年1月9日 | 青い空はぼくの友達 | 吉田健 | 20.3% | |
| 第2話 | 1998年1月16日 | 不思議の国のありす | 吉田健 | 20.3% | |
| 第3話 | 1998年1月23日 | 星に願いを | 松原浩 | 22.1% | |
| 第4話 | 1998年1月30日 | 泣くな ともだち | 那須田淳 | 19.7% | |
| 第5話 | 1998年2月6日 | おにいちゃんの秘密 | 那須田淳 | 19.7% | |
| 第6話 | 1998年2月13日 | 永遠の結婚式 | 吉田健 | 21.3% | |
| 第7話 | 1998年2月27日 | 星になったありす | 松原浩 | 21.9% | |
| 第8話 | 1998年3月6日 | ひとかけらの希望 | 松原浩 | 20.4% | |
| 第9話 | 1998年3月13日 | 命の重さに泣いた日 | 那須田淳 | 21.1% | |
| 第10話 | 1998年3月20日 | 聖なる戦い | 吉田健 | 21.3% | |
| 最終話 | 1998年3月27日 | ぼくらの未来は光にみちているか | 吉田健 | 21.8% | |
| 平均視聴率 20.9%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) | |||||
[編集] ソフト化 · オンデマンド配信 · 再放送について
[編集] 外部リンク
| TBS 金曜ドラマ | ||
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| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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青い鳥
(1997年10月10日 - 1997年12月19日) |
聖者の行進
(1998年1月9日 - 1998年3月27日) |
めぐり逢い
(1998年4月10日 - 1998年6月26日) |
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