眠れる森

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
眠れる森
ジャンル テレビドラマ
放送時間 木曜日22:00 - 22:54(54分)
放送期間 1998年10月8日 - 12月24日(12回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 フジテレビ
企画 亀山千広
演出 中江功
澤田鎌作
原作 野沢尚
脚本 野沢尚
プロデューサー 喜多麗子
出演者 中山美穂
木村拓哉
仲村トオル
ユースケ・サンタマリア
本上まなみ
陣内孝則
オープニング 竹内まりやカムフラージュ
外部リンク フジテレビ番組基本情報

特記事項:
初回は20分拡大(22:00 - 23:14)。
最終回は26分拡大(22:04 - 23:24)。
テンプレートを表示

眠れる森 A Sleeping Forest』(ねむれるもり ア・スリーピング・フォレスト)は、フジテレビ系列木曜劇場枠(毎週木曜日22:00 - 22:54[1]JST)で1998年10月8日から12月24日まで放送された日本のテレビドラマ。主演は中山美穂木村拓哉

番宣コピー「記憶だけは殺せない」。

あらすじ[編集]

蘭専門の植物園で働く実那子中山美穂)は、3ヶ月後に恋人・輝一郎仲村トオル)との結婚を控えていた。実那子自身は当時の記憶を失っているが、実は15年前の「市議会議員一家惨殺事件」の生き残りの次女である。事件直後、警察は実那子の姉である貴美子と恋人関係にあった大学生、国府陣内孝則)を逮捕した。

ある日、実那子は事件の直後にもらったラブレターを見つけ、その差出人に会うため故郷の”眠れる森”に出かける。そこに待っていたのは、実那子の過去から現在までの全てを知る謎の男・直季木村拓哉)だった。同じころ、模範囚だった国府が仮出所し、「あいつに相応しい地獄を考えている」と告げて行方をくらます。

不審・不可解な行動をする人物が錯綜する中、実那子の葬られた記憶と過去、そして惨殺事件の真実が明らかになっていく…。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

大庭 実那子〈27〉
演 - 中山美穂(子供時代:井端珠里
旧姓は森田。植物園「オーキッド・スクエア」の職員として働いており、婚約者の浜崎輝一郎との結婚を目前に控えている。幼い頃に交通事故に巻き込まれ、両親と大学生だった姉を亡くし、叔父の養女となって成長した、と思い込んできた。
真相は、15年前の森田家惨殺事件でただ1人殺されず、その時の記憶を伊藤直巳による催眠療法で封印されていた。催眠療法で、事件と事件前についての記憶を隠蔽され、「一家は交通事故で死んだ」という別の記憶を植え込まれたのである。そして、その催眠療法の有効リミットが切れるのが15年であったことから、事件の記憶が脳裏に少しずつ甦る。彼女はその度に苦悩し、家族を殺したのは自分であるとも考えるようになるが、輝一郎に否定され励まされる。
出会った当初の伊藤直季には好印象は抱いておらず、あまつさえ憎悪を覚えることもあったが、父親の伊藤直巳と会って話を聞き、幼い頃の記憶を分かち合う大切な存在と認識するようになる。
伊藤 直季〈25〉
演 - 木村拓哉(子供時代:長谷川純)(ジャニーズJr.)
しつこく実那子に付きまとう、謎の男。コンサート会場などでの、ライティング演出の仕事をしている。事件後に実那子へ手紙を送り、15年目(手紙を出したのは事件の翌年秋のため、「14年後」である)に「眠れる森」で待っていると伝え、実那子との再会を果たす。
当初の直季は実那子に対して非常に挑戦的で傲慢な態度を見せて悪役・汚れ役に徹し、さらには実那子の行く先々に現れるなどして彼女を怯えさせた。自分の過去を捨てさせ、婚約者との仲を引き裂き、新しい実那子として生きるように伝える。後に、実那子の実弟であることが明らかに。

直季の関係者[編集]

中嶋 敬太〈25〉
演 - ユースケ・サンタマリア(子供時代:風間俊介)(ジャニーズJr.)
直季の幼馴染みで、唯一の親友であり、悪友。多額の借金を抱えている。15年前の事件の真相を直季とともに追う。直季に頼まれ、輝一郎を陥れるためにFAXを使って工作を行ったこともある。佐久間由理に惚れているが、彼女の幸せを願い、直季とよりを戻させようとする。
佐久間 由理〈23〉
演 - 本上まなみ
直季の彼女。期限付きという約束で直季と交際していたが、突然別れを切り出された。しかし直季を忘れることができず、1度は直季に迫っている。
清楚な雰囲気ではあるが、勝気、自分勝手、あきらめが悪く、嫉妬深いという一面も見せる。敬太に惚れられている。
伊藤 直巳〈55〉
演 - 夏八木勲
直季の父親。現在は「眠れる森」にある別荘にて、隠居生活を送っている。後に、実那子の実父であることが明らかに。

濱崎家[編集]

濱崎 輝一郎〈35〉
演 - 仲村トオル
実那子の婚約者で、やり手のエリートサラリーマン。実那子とは、コンサートホールの異臭事件をきっかけに出会い、その後は病院でも出会うなどして会話するようになり、結婚を申し込む。会社では非常に有能であるが、実那子と出会い、自分の上司の娘との婚約を破棄したことから、会社での立場は非常に危ういものとなっている。自分を陥れた敬太に金を渡して利用するなど、目的のためには手段を選ばない一面も見せる。父は画家・浜崎正輝で、母は失踪によって行方不明となっている。幼い頃に失踪した母に関することでトラウマがある。
国府吉春とは、大学時代の同級生であった。実那子の姉とも知り合いで、当時の実那子とも親しく、キャッチボールを教えたこともある。大学時代には空手部に在籍しており、実那子によれば、海外赴任中には様々な逸話があるという。
直季らにより15年前の事件の真犯人であることが明かされていくが、そのときには公訴時効が成立してしまう。
濱崎 正輝〈63〉
演 - 岡田眞澄
輝一郎の父で、画家である。息子にはどこか甘い。
濱崎 麻紀子〈失踪当時33〉
演 - 原田美枝子
輝一郎の母親。22年前に家族の許から突然失踪する。7年後に浜崎家には彼女の失踪宣告が告げられ、正輝も輝一郎も彼女が死んだと思っていた。しかし、輝一郎の前に度々姿を現すようになり、ついには正輝の前にも現れる。

国府とその関係者[編集]

国府 吉春〈35〉
演 - 陣内孝則
濱崎輝一郎と同じ大学に在学しており、また同級生でもあった。事件当時、実那子の姉と交際していた。事件の第一発見者であったが、3日後に逮捕される。そして、森田一家を惨殺した罪で死刑を求刑されるが、情状酌量によって無期懲役の判決を受ける。刑務所では模範囚として過ごし、15年で仮出所するが、実那子の行方を追うため、保護司の元からも行方をくらます。怪しい雰囲気を漂わせている。実那子らは、最後に冤罪であったことを知ることになる。
玉置 和良
演 - 山路和弘
春絵の兄。現在は中華料理屋を営んでいる。国府とは、服役中に同房にいた。
玉置 春絵〈33〉
演 - 横山めぐみ
国府の懲役中に同じ房にいた玉置の妹。国府と獄中結婚したが、籍は入れていない。真相を追う直季と敬太から、国府の行方について聞かれたことがある。
国府 和彦
演 - 坂西良太
吉春の親戚。

実那子の関係者[編集]

祥子
演 - 長嶺尚子
美那子が働いている植物園の同僚。
中村
演 - 田山涼成
美那子が働いている植物園の園長。
大庭 善三
演 - 信実一徳

森田家[編集]

森田 明仁
演 - 牧村泉三郎
実那子の養父。
森田 加寿子
演 - 井上夏葉
実那子の実母。
森田 貴美子
演 - 南美穂
実那子の父親違いの姉。事件当時、国府と付き合っていた。

警察関係者[編集]

恩田
演 - 石橋凌
警視庁捜査一課の刑事。物語の終盤で、直季と接触する。
小椋
演 - 佐川満男

その他[編集]

九条物産部長
演 - 佐々木勝彦
輝一郎の上司。自分の娘が輝一郎と結婚する予定であったが、婚約を解消したことで彼に遺恨を抱いていて、海外に左遷することも視野に入れている。
佐倉
演 - 森下哲夫
秘書。

スタッフ[編集]

  • 原作・著者 - 野沢尚
  • プロデューサー - 喜多麗子
  • 企画 - 亀山千広
  • 演出 - 中江功澤田鎌作
  • 音楽 - 神津裕之吉俣良
  • 技術 - 高津芳英
  • 照明 - 白倉孝雄
  • 撮影 - 森田修、迫信博
  • 音声 - 竹山裕隆
  • VTR - 山本米勝
  • 映像 - 中村宏
  • 技術プロデュース - 中村彰
  • 編集 - 松尾浩
  • VTR編集 - 白水孝幸
  • 選曲 - 小西善行
  • 音響効果 - 近藤隆史
  • 美術プロデュース - 重松照英
  • デザイン - 棈木陽次
  • 美術進行 - 中村能久
  • 大道具 - 松尾淳
  • 装飾 - 蒲田徳夫
  • 協力 - フジパシフィック音楽出版渋谷ビデオスタジオ、アクティス、フェネック、エススリー、K&L
  • 撮影協力 - Wビル、国営武蔵丘陵森林公園、多摩市立グリーンライブセンター、群馬県吾妻郡吾妻町商工観光課、山梨県南都留郡勝山村観光産業課、東京舞台照明、とちぎ花センター、ツタヤタイトーコーポレーション、ダック引越センター、富士平原ゴルフクラブ、大笹牧場
  • 美術協力 - INDIVI、GIRARD-PERREGAUX、アクタス、エリットパック、松下電工ヤマダ電機NEC、アムニス、八重洲無線、IDC大塚家具、ニチベイ、リーガルジャパン
  • 衣装協力 - D&G·ROPE、PIECE MONTEE、AMERICAN RAG、I.MARIO、三崎商事、ナイガイ、A&T、SAIKAI、メゾンドトワル、ミカレティ、RYU、UNTITLED、TRANS CONTINENTS、As Know as、LA BREA、RUPERT、NICOLE CLUB、TAKEOKIKUCHI
  • 視覚効果 - 江崎公光
  • 持道具 - 阿部駒子
  • 生花装飾 - 石川玲子
  • 衣装 - 片岡英樹、佐々木典子
  • メイク - 内野晶子、斉藤和子
  • 広報 - 中島良明
  • タイトル - 山形憲一
  • スチル - 瀬井美明
  • CG - 竹内真由美
  • ライティングアドバイザー - 谷川富也
  • 車輌 - 引地一彦
  • 絵画指導 - 板垣俊
  • 車輌撮影 - 斉藤和宏
  • 演出補 - 小林和宏、本田貴之、葉山浩樹鹿内植、堀治樹
  • 制作担当 - 金山雅右
  • 制作主任 - 片岡智、岩崎洋子
  • スケジュール - 田沢直樹
  • 記録 - 曽我部直子
  • プロデュース補 - 見戸夏美、徳留美奈子
  • 製作著作 - フジテレビ

主題歌[編集]

放送日程[編集]

各話 放送日 サブタイトル 演出 視聴率
第1幕 1998年10月08日 15年目のラブレター 中江功 21.3%
第2幕 1998年10月15日 つきまとう男 24.6%
第3幕 1998年10月22日 記憶が嘘をつく 20.9%
第4幕 1998年10月29日 暴行 澤田鎌作 23.4%
第5幕 1998年11月05日 隠れ家 25.3%
第6幕 1998年11月12日 真犯人 中江功 25.7%
第7幕 1998年11月19日 タイムカプセル 25.0%
第8幕 1998年11月26日 告白 澤田鎌作 24.4%
第9幕 1998年12月03日 マリアは見ていた 25.6%
第10幕 1998年12月10日 サンタクロース 中江功 26.9%
第11幕 1998年12月17日 殺人者 澤田鎌作 27.7%
最終幕 1998年12月24日 聖夜の結婚式 中江功 30.8%
平均視聴率 25.2%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

脚注[編集]

  1. ^ 初回は20分拡大(22:00 - 23:14)。最終回は26分拡大(22:04 - 23:24)。

外部リンク[編集]

フジテレビ系列 木曜劇場
前番組 番組名 次番組
今夜、宇宙の片隅で
(1998.7.9 - 1998.9.24)
眠れる森
(1998.10.8 - 1998.12.24)
リング〜最終章〜
(1999.1.7 - 1999.3.25)