心臓血管外科学

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心臓血管外科学(しんぞうけっかんげかがく、英語:cardiovascular surgery)とは、心臓血管などを中心に扱う外科学の一分野である。

欧米では一般に「心臓外科学cardiac surgery)」と「血管外科学vascular surgery)」という2つの分野に分かれていることが多い。しかし日本では多くの場合、心臓、大血管、末梢血管を含めて循環器系統の疾患を対象する統合された外科学領域として心臓血管外科としている。

ただし日本でも、大学病院など施設によっては、心臓外科と血管外科を独立した診療科としていることもある。

歴史[編集]

対象疾患[編集]

弁膜疾患[編集]

冠動脈疾患[編集]

不整脈[編集]

心膜疾患[編集]

心臓腫瘍[編集]

大動脈疾患[編集]

先天性心疾患[編集]

重症心不全[編集]

末梢血管疾患[編集]

手術術式[編集]

心臓血管外科学領域で行われる手術術式は以下の通り。

成人心臓外科[編集]

弁膜症外科[編集]

冠動脈外科[編集]

不整脈外科[編集]

大動脈外科[編集]

小児心臓外科[編集]

心不全外科[編集]

血管外科(末梢血管)[編集]

  • 末梢動脈血行再建術
    • 解剖学的バイパス術
    • 非解剖学的バイパス術
      • 大腿動脈-大腿動脈バイパス(F-F bypass)
      • 腋窩動脈-大腿動脈バイパス(Ax-F bypass)
  • 末梢静脈血行再建術
  • 静脈ストリッピング(Vein stripping
  • 静脈血栓摘除術
  • 内シャント作成術

開心術と非開心術[編集]

心臓外科手術は、開心術と非開心術に大きく分類される。開心術は人工心肺を使用して体外循環を行いながら心臓を直接切開して行う手術であり、通常は心停止下に心臓内部の手術操作を行う。一方、非開心術は人工心肺を使用せず、心拍動下に手術を行う方法である。

開心術の詳細については同項目を参照。

合併症[編集]

専門医制度[編集]

心臓血管外科領域における一定水準の知識・技量を認定する専門医資格として、心臓血管外科専門医の制度が設置されている。

日本胸部外科学会・日本心臓血管外科学会・日本血管外科学会からなる3学会構成心臓血管外科専門医認定機構により、経験手術症例、論文・学会発表等の業績などに基づいて資格認定の審査が行われている。心臓血管外科専門医取得の条件の一つとして「外科専門医であること」が要求されているため、心臓血管外科医を志す若手医師は、初期研修終了後に消化器外科呼吸器外科乳腺外科といった一般外科の経験を2-3年程度積むことが必須となる。

関連[編集]

外部リンク[編集]