鉄腕アトム
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『鉄腕アトム』(てつわんアトム、日本での英題はMighty Atom)は手塚治虫のSF漫画作品及び同作を原作としたテレビアニメ、特撮テレビ番組の作品名、並びに作品内の主人公である架空のロボットの名称である。テレビアニメ版で使用された主題歌の曲名でもある。21世紀の未来を舞台に、原子力(後に核融合)がエネルギー源の感情を持った少年ロボット、アトムが活躍する物語。米題は『ASTRO BOY(アストロ・ボーイ)』。
目次 |
[編集] 概要
本作は、1951年(昭和26年)4月から、翌年3月に連載された『アトム大使』の登場人物であったアトムを主人公として、1952年(昭和27年)4月から1968年(昭和43年)にかけて、「少年」(光文社)に連載され、1963年(昭和38年)から1966年(昭和41年)にかけて同じくフジテレビ系で日本で初めての国産テレビアニメとしてアニメ化された。このアニメ第1作は平均視聴率30%を超える人気を博し、その後、世界各地でも放映された。
1981年には、様々な形で、本作が出版された数の累計(単行本の発行部数のみではない)が1億冊を突破した[1]。
1980年(昭和55年)に日本テレビ系でカラー版の『鉄腕アトム (アニメ第2作)』が制作され、さらに1作目と同じくフジテレビ系にて2003年(平成15年)に『ASTRO BOY 鉄腕アトム』として、2回目のリメイクが放映されている。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] 登場キャラクター
[編集] アトム
アトムは漫画『アトム大使』では脇役だったが、主人公の大目タマオを凌ぐ人気となり、アトムを主人公として設定を少し変更した上で描かれたのが本作である。
原作の公式設定では、2003年4月7日がアトムの誕生日とされる。製作者は天馬博士。交通事故死した息子、天馬飛雄に似せて作られた(故に当初は、「トビオ」と呼ばれていた。「アトム」と名付けたのはサーカスの団長)。トビオは、人間とほぼ同等の感情と様々な能力を持つ優秀なロボットであったが、人間のように成長しない事に気づいた天馬博士はトビオをサーカスに売ってしまう(アニメ第2作ではアトムが天馬博士と客船に乗っていて1人になった時、悪徳サーカス団の団長に騙され、サーカス団員として契約し拉致されるという設定になっている)。 やがて感情を持つロボットに対し、人間と同じ様に暮らす権利が与えられるようになると、アトムの可能性に着目していたお茶の水博士に引き取られた。そして情操教育としてロボットの家族と家を与えられ、人間の小学校に通わされるようになる。学校での生活は、同級生達と紆余曲折しながらも仲良くやっている。
性格は真面目で正義感が強いが、時にロボットである自分に苦悩や葛藤することも多い。
赤い靴:元々は女の子ロボットの装備品で、形見代わりにアトムが譲り受けて装備しているらしく、着脱事可能(脚部その物もその女の子ロボットのものを流用したともみられるらしいが詳細不明)。ピコピコいう歩行音もこの靴から発せられており、アトムの存在を周囲に知らしめるのに役立っている[要出典]。アニメ第2作では名付け親であるロボットサーカスのキャシーから赤い靴が譲られ、最終回ではニョーカの足が移植されている。
物語の中では苦労して市民権を得たが、現実の2003年4月7日、アトムは手塚プロの所在地である埼玉県新座市の市民に登録(世帯主はお茶の水博士)され市役所の前でアトムの特別住民票が配付された。なお、アニメキャラクターによる特別住民登録はこれが初めてとなる。
アトムの髪型は、作者である手塚のくせ毛がモデル。アトムの特徴はMighty Mouseを元にしており、英題もMighty Mouseに倣ってMighty Atomとしている。 また、『少年』連載時には手の指は4本で描かれることが多かった[3]。
[編集] アトムの7つの威力
アトムは7つの力を持っている。内容は以下の通りである。多少バリエーションがある。
- 原作版
- 善悪を見分けられる電子頭脳。よい人とわるい人の見分けが付くに変更され、電子頭脳も頭部から胴体へ変更された。
- 60か国語を話せる人工声帯。(→漫画連載開始当時、国連に加盟していた国家の数である)
- サーチライトの目。涙もでる。
- 10万馬力の原子力モーター。「地上最大のロボットの巻」では100万馬力に改造されている。(「アトム大使」の初出版では、五百万ダインと表記されていた。)
- 足のジェットエンジン。最大マッハ5で空を飛ぶ。宇宙空間ではロケットに切り替わり最大マッハ20で飛ぶ。
- 鼻がアンテナ。鼻が伸びて送信アンテナに。
- 以下は図解(1960年(昭和35年)発行「少年」1月号)で追加された項目
- お尻にピストル。
- 食物ふくろ。食べたものを貯めておく。
- 記憶倉。覚えたことを記憶しておく。
- 1963年アニメ第1作(モノクロ版)
- どんな計算も1秒でできる電子頭脳。
- 60か国語を話せる人工声帯。
- 普通の1000倍も聞こえる耳。2000万ヘルツの超音波を聞き取ることも出来る。
- サーチライトの目。
- 10万馬力の原子力モーター。
- 足のジェットエンジン。
- お尻からマシンガン。1秒間に500発撃てる。
- 1980年アニメ第2作
- 胸の中に電子頭脳セット。160か国語を同時通訳ができる。
- 耳は音を1000倍に聞ける。
- サーチライトの目。
- 10万馬力の力。重水素燃料による核融合エネルギー。
- 腕と足はジェットで空を飛べる。
- 腰の中にマシンガン。1分間に600発撃てる。
- レーザーブラストの手。
- 2003年ASTROBOY版
- 高度な人工頭脳。
- 人間の1万倍の聴力。
- 透視能力を持つ目。
- 10万馬力の力。
- 足のジェットで空を飛べる。
- 指にフィンガービーム。
- 腕にアームキャノン砲。
- その他:電子頭脳(CPU)の記憶容量は15兆8千億ビット(約1844ギガバイト)[要出典]。身長135センチ、体重30キログラム。ちなみに電子頭脳は頭部ではなく胴体内上部に設置されていて、頭部は単なる飾りとされた(透視図では頭部にセンサー類が集中しているようだが、作中では頭部が外れてしまったり、無しでも活動可能な描写があり、胴体にもセンサー類は搭載されているもよう)。
[編集] アトムの家族
アトムの家族の名前はパパを除き、元素に由来している。アトムはAtom(原子)、ウランはUranium(ウラン)、コバルトはCobalt(コバルト)など、ママ(リン Phosphorus)とチータン Titanium(チタン)を除き、放射性元素に関する名前が付けられている。
- ウラン(科学省製;お茶の水博士指揮)
- アトムの誕生日のプレゼント用に、妹として作られた女の子のロボット。アトムのような7つの能力を持たないものの、10万馬力の力を持つ。
- しばしば悪人にアトムを倒すための人質に取られることがある(地上最大のロボットの巻など)。お転婆で、まれにお兄さん思いの一面も見せる。
- コバルト(科学省製;お茶の水博士指揮)
- アトムが水爆の起爆装置を止める作業中に突如行方不明になった時、アトムの代理を果たすためにお茶の水博士が作ったロボット。アトムと同じ力を持つ(原作の一部ではアトムより能力が劣るとされる)。しかし、アトムにある一番精巧な部分を持っていないために、細かい作業が出来ない。
- 体内のオメガレーダー内のイプシロン線が左巻きになっている為、アトムのオメガレーダーと同じ信号を出し、お互いに呼び合う事が出来る。
- 連載時は「ミドロが沼の巻」で自爆するが、後に改訂されて生き残っている。一度壊れた後はウランと共に再登場した際には飛行能力などのアトムの持っている能力は失われていた。
- アニメ1作目では大掃除のごみの中から見つかった、天馬博士がアトム以前に作ったロボットとして登場。
- 原作ではアトムの弟という設定だったが、1作目のアニメでは兄になっている。どちらも双子という設定。アニメ2作目、3作目には登場しない。
- エタノール(アトムのパパ)(地方のロボット工場製)
- お茶の水博士が、「アトムにはロボットの親を」というタマオ(大目玉男)の意見(「アトムの両親」。ただし、のちの単行本では「気体人間」のエピソードに含まれる場合がある。また、提案者もケン一に変更)から、民間のロボット工場に注文、アトムの進級祝いとしてプレゼントされた。『アトム今昔物語』では、お茶の水博士がコツコツつくって、ロボット人権宣言後、サーカスから自由になるのを待って、プレゼントした。
- アトムより後に生まれたため小学校ではアトムの後輩。短絡的な部分もあるがアトムを守ろうとする考えの裏返しでそうなってしまうことが多い。アニメ第3作には登場しない。
- リン(アトムのママ)(地方のロボット工場製)
- パパと同時に作られた。顔はお茶の水博士の亡き妻に似ているという理由(初出時。のちの単行本ではカットされている)で博士が選んだ(「アトムの両親」)。『アトム今昔物語』では、天馬博士の妻(天馬星江・トビオの母)の顔である。アトムをよく理解してくれている。パパ共々アニメ第3作には登場しない。
- チータン(ウランの弟)
- 最も後期に作られたウランの弟ロボット。1万馬力を誇り、泣き声で周囲を破壊してしまう。外見はほぼ赤ん坊。「鉄腕アトムクラブ」で初登場しているが「少年」では登場せず、アニメ第1作では第165話より登場している。
[編集] 人間
- お茶の水博士
- 現科学省長官。トレードマークの鼻は、作者である手塚治虫の団子っ鼻に由来する。ウランやコバルトなどのロボットを造り、アトムの良き理解者でも保護者でもある。鼻に特徴のある顔立ちは手塚治虫の作品中、「火の鳥」など多くの作品に継承されている。アトムの生みの親と誤認される事が多いが、正確にはアトムの「育ての親」に当たる。お茶の水と言う名前の由来は御茶ノ水駅である。曾孫はタイムマシンの発明者。英語版ではDr. Elefun(Ele+Fun=電子工学愛好者、Elephant=鼻が象のように大きい、というダブルミーニング)、Dr. O'Shayなどの名前になっている。作中では語られないが「火の鳥」に登場する猿田彦を始祖としており、猿田彦を始祖とする者は彼の犯した数々の悪行を清算するために酷い目にあう宿命にあるが、罪の清算が終わりつつある結果としてお茶の水博士が設定された(アトム作中でお茶の水博士が事件に巻き込まれ酷い目にあったり果ては死にかけたりするのはまだ罪が残っているため、らしい)。
- 天馬博士
- 丙午生まれ[4]。アトムの生みの親。本名は天馬午太郎。群馬県出身。幼くして事故死した息子、飛雄への思いからアトムを製作する。しかし、アトムをサーカスに売ってからはアトムに会う事はほとんどなく、隠遁者として生活している。技術者としては非常に優秀であり、お茶の水博士よりも高い技術を有する。実は生物学者でもあるらしい。影から常にアトムを見守っており、アトムを危機から救う事もある。
- 性格は原作とアニメなどで微妙に異なり、原作では純粋にアトムに裏切られて以降改心して、かつアトムを愛しているという描写がなされている。科学省長官を解任された後も、自分の隠れ家でロボットの研究を続け、アトム以上のロボットを作り上げている。
- アニメ第3作では性格の描写が他と比べ大きく異なり、『天馬博士の真の目的はアトムをロボットの王にし、更に自分もロボットになり、ロボット達の神となることであった』とされ、非常にエゴイスティックな天才科学者として描かれている。アトムをはじめ心を持ったロボットは人間を超えて進化するという主張をし、お茶の水博士と衝突する。つまりアトムを自分の目的のために利用しようとするのであるが、アニメ第3作の最終回ではアトムと親子として和解し、自首した。
- 原作でアトムを10万馬力から100万馬力にしたのも天馬博士である。
- なお産経新聞版「アトム」(「アトム今昔物語」)では、彼の少年時代が描かれている。少年時代は「トミー」と言う混血孤児で、「ドロッピー」なる秘密結社に加入していたが、タイムスリップしてきたアトムに出会ったことで改心し、いつの日かあのようなロボットを造ろうと決めていたのである(このエピソードは、単行本化された時に削られてしまった)。
- ヒゲオヤジ
- 本名、伴俊作(ばん しゅんさく)。アトムの通うお茶の水小学校の先生。元私立探偵。お茶の水博士とも親しく、アトムの良き理解者。江戸っ子で、卑怯な事が大嫌い。手塚治虫の作品中、メトロポリスなど数多くの作品に登場する。アニメ第3作では専業の探偵として登場。
- 敷島健一
- アトムの同級生。初期の手塚作品で多くの主役を演じたキャラクターであり、「アトム大使」では矢張り主人公格だった。その後はアトムの良き親友となるが、優等生的な性格故に目立たない。ブラジルに移住したこともある。アニメ第3作では海外の視聴者を意識して、黒人に変更されたが、やはり目立てなかった。
- 大目玉男
- アトムの同級生。愛称は「タマちゃん」。名前の通り、ひどい近眼のためにかけている大きな眼鏡と帽子が特徴。「アトム大使」から登場。気が弱くて慌て者である。アニメ第3作では、服装と帽子が欧米の子供風に変更された(眼鏡はそのまま)。
- 四部垣
- アトムの同級生。「鉄腕アトム」になってから登場。体が大きく、ガキ大将格。また裕福な家庭の子弟で、最新鋭の電化製品等が自宅にある。アニメ第3作では金髪の白人少年風キャラに変更された。
- 田鷲警部
- 警視庁捜査一課長。痩身で大きな鼻の下にタワシのようなヒゲを生やしている。ロボットに対して厳しいキャラクターで、しばしばロボットやアトムへの不信感を口にし、お茶の水などと対立する。
- 中村警部
- 田鷲の同僚。小太りで、田鷲が私服なのに対し常に警官の制服を着ている。田鷲とは対照的にロボットやアトムには温情的。アニメ第3作では登場していない。
- スカンク草井
- 「電光人間」の回で登場した悪役。「アトムは完全じゃねえぜ、何故なら悪い心を持たねえからな」という発言をしてアトムに衝撃を与える(悪の心を持つアトラス(後述)の登場はこの発言よりも後)。その後も何度か出演している。映画俳優のリチャード・ウィドマークがデザインのモデル。
[編集] ロボット
- アトラス
- 原作では2種類のアトラスが登場している。
- 「少年」版のアトラスは、インディオとして差別されていたラム博士が、白色人種や黄色人種への復讐のために作ったロボット。オメガ因子という装置が実装されており、いっさいのモラルや良心を持たず人間に対して平気で悪い事をする。アトムと戦い壊されてしまうが、アトムが自分の事を考える大きなきっかけとなる。ラム博士も同時に亡くなってしまうが、自分の考えが誤っていたことを悟る。
- 一方、「小学二年生」版のアトラスはアニメ第2作の少年時代とほぼ同じ姿で登場。ワルブス・ギス伯爵(「青騎士」のブルグ伯爵を流用)がアトムを倒すために、7つの威力に加え「おしっこをかけて相手を爆発させる」という8つ目の威力を加え作ったイタズラ好きのロボット。おしっこはトイレでするものと教えられたアトラスは伯爵の屋敷でおしっこをして屋敷は爆発、その後アトムと友達になる。
- アニメ第1作では原作そのままで登場しているが、オメガ因子は組み込まれていない(「オメガ因子」の設定は、後の第172話「ヘラルド兄弟」で使用)。
- アニメ第2作ではアトムの設計図から作られたボディにオメガ因子を組み込んだという設定(最初は少年の姿だったが後にパワーアップして青年の姿に)で、シリーズを通してアトムと対決を繰り返すライバルであり、同じ設計図から生まれた兄弟(作られたのはアトムが先だが、アトラスが青年の姿になったためアトムから兄さんと呼ばれるシーンも)でもあるという存在だった。
- アニメ第3作では天馬博士が徳川財閥の総帥徳川から死んだ徳川の息子・ダイチを再現したロボットを作るように依頼されて作られた。アトムに腕を破壊されたが、天馬博士に改造された。後に青騎士と共に戦う(声:檜山修之)。
- 同キャラクターのテーマソングを若き日の氷室京介(アトラス寺西名義)が歌っている。
- プルートゥ
- サルタン(元王族)が作らせたロボット。世界最強のロボットとして作られ、一度はアトムも倒す。しかし、アトムの説得に感化され、本当のロボットの使命を知ることになる。
- その後、アトムとの戦いを拒否するが、プルートゥを倒すために作られたロボット、ボラーと戦い、敗北、自爆する。
- アニメ第3作では天馬博士が自分の分身として作ったロボット・シャドウにより造られた。また、ボラーの役割はダーク・プルートゥに置き換わっている。後に復活、青騎士と共に戦う(声:大塚明夫)。
- プルートゥが登場するエピソード「地上最大のロボット」は、浦沢直樹の『PLUTO』としてリメイクされている。
- 青騎士
- ロッス博士が作ったロボットで、元々3人の兄弟ロボットだった。しかし、その2番目に当たる女性のロボット・マリアがブルグ伯爵に嫁ぎ、そして些細な事が理由で破壊されてしまう。その時助けに入った末弟ロボット・トントも破壊され、最後に残った長兄ブルー・ボンが青騎士である。青騎士の体には破壊された弟妹の顔等が博士によって組み込まれ、また空気を出し入れすることによって大きさを変えることが出来る。この体を恥じた青騎士は鎧を着用するようになる。
- 伯爵に始まり全ての人間を恨み、伯爵を殺した上でロボットの王国を作ろうとする中でアトムに拒まれ、アトムを再起不能なまでに破壊し、自らは伯爵の不意討ちで破壊される(伯爵の卑劣ぶりに怒ったお茶の水博士はしこたま殴り「ロボットどころか殺人鬼以下」と罵った。この後、破壊されたアトムはお茶の水博士には修理出来ず、天馬博士が直すが、心が変わってしまった)。
- アニメ第1作では人間軍との戦いまでは原作同様だったが、誕生の生い立ちは自ら語り(原作ではロッスが語る)、決戦後に対立したロボットを破壊したのはアトムではなく、インカのロボット・クスコだった。なお、アニメ版の伯爵は青騎士が弟妹に変形したのに慌てて槍で撃破したが、その後足場の崖が崩れて転落死してしまった。
- アニメ第3作では元は違法ロボット闘技の整備用ロボットで、自分の役割に疑問を持った為にオーナーのハムエッグに捨てられた所をシャドウに拾われ改造された(声:田中秀幸)。人間に迫害されるロボットを救うために戦って仲間を集め、あわや人間対ロボットの全面戦争という所まで発展するがアトム達の活躍で回避。人間との共存を選んだ仲間を見送り、残った仲間とロボットの理想郷を築くべく宇宙へ旅立つ。
[編集] 人物以外の設定
[編集] ロボット法
本作の世界で、ロボットに人間に準じた権利と地位を保証し、守るべき義務を定めた法律。アトムがサーカス団からお茶の水博士に引き取られたのも、この法律の制定の結果であるとされている。ただし、最初の『アトム大使』ではこの設定は登場しておらず、その後の連載やテレビアニメ化の過程で内容が徐々に追加されていったものである。『少年』連載版で具体的な内容が登場するのは「海蛇島の巻」「幽霊製造器の巻」「キリストの目の巻」「青騎士の巻」である。このうち、「青騎士の巻」の回で紹介されたものがもっとも多くの内容を含んでおり、今日の「ロボット法」の設定はこれに基づく(具体的な内容は次の外部リンクを参照[1])。
ロボット法は義務を定めたものであるため、それとの抵触が話中で問題になることがある。特に「青騎士の巻」の回はどちらかといえばその視点からロボット法が描かれている。
内容的にアイザック・アシモフの制定したロボット工学三原則と重なる部分もあるが、手塚自身はロボット工学三原則とは独自に考案したものであると説明していた。
[編集] 原作の連載・掲載誌
- 1951年(昭和26年)4月号 - 1968年(昭和43年)3月号 『少年』(光文社) 月刊本誌と付録で連載
- 1953年(昭和28年)10月号 - 1953年(昭和28年)12月号 『漫画少年』(学童社) アトム大使リメイク版
- 1964年(昭和39年)8月 - 1986年(昭和61年)11月 『鉄腕アトムクラブ』(虫プロダクション友の会) ファンクラブ会報誌
- 1965年(昭和40年)1月3日号 『サンデー毎日』(毎日新聞社) 「ひょうたんなまず危機一発」掲載
- 1967年(昭和42年)1月24日 - 1969年(昭和44年)2月28日 『サンケイ新聞』 TV最終話の続編。「アトム今昔物語」に改題
- 1969年(昭和44年)3月号 『ビッグコミック』 ショートショート「アトムの恋人」掲載
- 1970年(昭和45年)7月号 『別冊少年マガジン』 「アトムの最後」掲載。50年後のエピソード
- 1972年(昭和47年)4月号 - 1972年(昭和47年)9月号 『小学四年生』(小学館) TV最終話の続編。「アトム還る」に改題
- 1972年(昭和47年)4月号 - 1973年(昭和48年)3月号 『小学一年生』(小学館) 小学四年生版と同設定、単行本未収録
- 1975年(昭和50年)6月20日発行 単行本サンコミックス版(朝日ソノラマ)で「アトム誕生」書き下ろし
- 1975年(昭和50年)9月号 『文藝春秋デラックス』(文藝春秋) 「アトム二世」掲載。TV最終話の続編でパロディ
- 1976年(昭和51年)2月27日号 『週刊朝日』(朝日新聞社) 「偏差値王国との対決の巻」掲載
- 1976年(昭和51年)4月号 『月刊少年ジャンプ』(集英社) 「シルバータワーの巻」掲載。1回のみで終了
- 1980年(昭和55年)9月号 - 1981年(昭和56年)11月号 『小学二年生』(小学館) 鉄腕アトムとして書き下ろされた最後の連載
- 1986年(昭和61年)7月号 - 1987年(昭和62年)2月号 『月刊ニコニココミック』(世界文化社) 「アトムキャット」連載
[編集] 外伝・後日談
- サンケイ新聞版・鉄腕アトム(コミック掲載時に『アトム今昔物語』に改題)
- アニメ1作目の最終回で人類を救うため、カプセルをかかえて太陽に特攻したアトムの、その後を描く。
- サンケイ新聞掲載時のストーリーは、イナゴ型宇宙人のオハラによって修復されたアトムは、イナゴ宇宙人のスカラと共に光より早い宇宙船によりウラシマ効果で過去の地球に行ってしまい過去の時代を渡り歩くことになる。三次元縮小装置で小さくなり眠りに付いたアトムは、2003年4月7日のアトム誕生の日にタイムパラドックスを避けるため自ら人工起雷装置に飛び込み消滅する。
- ゴールデンコミックス版単行本化の際に連載漫画の続きではないという矛盾があるとの指摘により、冒頭のエピソードは削除され、スカラの乗った宇宙船の爆発でタイムスリップをしたことに変更された。さらに朝日ソノラマ版コミックス掲載時にアトム最後のエピソードが差し替えられ、お茶の水博士の助手になってその後のロボット技術の基礎を作り壊れて動かなくなった後に野晒しとなったが、スカラの手によってアトム誕生の日に爆破された。
- アトムの最後
詳細は「アトムの最後」を参照
- 小学四年生版・鉄腕アトム(コミック掲載時に『アトム還る』に改題)
- アトム今昔物語とは別のTV最終回の後日談。
- その後のアトムを描いた続編で「小学四年生」で連載。設定やキャラクターデザインを大幅に変更したことなどがあり、不評のため半年で打ち切りとなっている。実写TVドラマも視野に入れ企画されていたが実現にはいたらず、少女にアトムのコスチュームを着せたスチールが数枚撮られたのみとなった。
- 超科学力を持つ三つ目族の宇宙人ルルル星人に、13倍の硬度を持つ人工皮膚とタイムマシンの額の第三の目を持った姿に修復改良された新たなアトムは、どんな姿にも変身できる女の子ロボット・スピカとともに地球へと戻ってきたのであった。
- 小学一年生版・鉄腕アトム(未単行本化)
- 小学四年生版の改造アトムと同設定の作品。1話完結の作品で、単行本化はされていない。作品中で判明するアトムの7つの威力は「空を飛ぶ」「100万馬力」「一千倍の聴力」「マシンガン」「空気から飲み物を作る」「目がカメラ」「タイムマシン」。
- アトム二世
- 3つ目のTV最終話の後日談となる自らのパロディ短編。
- アトムが生きていると知ったお茶の水博士ではあるが、総理からアトムを作れとの要請で「人間そのもの」の完全なアトム二世を作った。だがアトム二世は性戯の味方と呼ばれるほどのロクデナシで悪行三昧の末に逮捕されてしまう。
- リメイクとして描かれたが、主人公はアトムでなく、アトムのような猫。これはリメイクを目指して編集と会話している時、手塚が「ア・トムキャット」のもじりとして考えついたと言う。雑誌の廃刊で連載中断。
[編集] アニメ化の前史
- 冒険漫画人形劇・鉄腕アトム
- 1959年(昭和34年)3月7日から1960年(昭和35年)5月28日まで毎日放送制作、フジテレビ系列で放送。製作は松崎プロダクション(第一部は三笠映画との共同製作)。冒頭には既にアトムの物語設定を説明する75秒のセルアニメによるタイトルが付けられていた。このセルアニメの製作は村田映画製作所。
[編集] アニメ作品
2007年4月現在、本作は過去に3度アニメ化されている。詳しくは各項目を参照。
- 第1作 - 鉄腕アトム (アニメ第1作)
- 第2作 - 鉄腕アトム (アニメ第2作)
- 第3作 - ASTRO BOY 鉄腕アトム
[編集] 関連映像作品
- アトム天気予報
- 1964年(昭和39年)放映。アトムが出演して天気予報をするミニ番組。DVDに絵コンテが収録されている。
- 巨人の星対鉄腕アトム
- 1969年(昭和44年)9月6日放映。著名人を競わせるバラエティ番組「前田武彦の天下のライバル」の番組内で放送された約20分のアニメ。これは『巨人の星』の主人公である星飛雄馬や仲間達がアトムと野球の試合やマラソンなどをするというコラボレーション企画であった[5]。アニメ部分の演出は富野由悠季[6]。アニメ制作は虫プロダクションで、アトムは別の声優が演じていた[要出典]。
- 対戦はチーム対抗の三回戦で、一回戦は野球で巨人の星勝利、二回戦は双方の一般ファン選抜の子供チームによるチャンバラ合戦でアトム勝利、三回戦はマラソンでアトム勝利、試合後表彰式が行われた。
- 1977年(昭和52年)に『ジェッターマルス』が放映された。当初、「アトムを死なせないで」という要望が強かったため、アトムのリメイク版として企画されたが、手塚の状態から断念。アトムの要素を取り入れたロボットアニメである。
- 1979年(昭和54年)8月26日放映24時間テレビ 「愛は地球を救う」内放映TV特番。アトムはアダムの名で登場している。
- 1981年(昭和56年)1月2日放送。日本テレビ系列の番組出演者が行うかくし芸で、前年秋に開始した『鉄腕アトム(新)』を始め、『あしたのジョー2』『太陽の使者 鉄人28号』の3作品のキャラクターがパフォーマンスをする出し物が放送された(アニメ制作は手塚プロダクションと東京ムービー新社の共同制作。声優はすべてオリジナル)。
- 永遠のアトム 手塚治虫物語
- 1999年(平成11年)4月15日放映TVドラマ。テレビ東京開局35周年記念番組。
- ミレニアム・カウントダウン『手塚治虫アカデミー大賞』
- 1999年(平成11年)12月31日放映。年末TV特番放映。
- 手塚治虫スペシャル『手塚治虫が消えた!? 20世紀最後の怪事件』
- 2000年(平成12年)12月5日放映。年末TV特番放映。
- アトムの世紀 〜夢のロボット開発に挑む科学者たち〜
- 原題『ASTROBOY IN ROBOLAND』。2008年、フランスのLes Films d'Ici制作。日本では2008年12月18日にBSハイビジョン映像で放映。番組ディレクターマルク・キャロの演出によって紹介される21世紀の日本のロボット開発最前線に迫るドキュメンタリー映画。
[編集] 映画
- 鉄腕アトム 宇宙の勇者
- 鉄腕アトム 地球防衛隊
詳細は「鉄腕アトム (アニメ第1作)#劇場版」を参照
- 鉄腕アトムの交通安全
- 1994年制作16mmフィルム作品。子供向けの交通安全を教える教育映画で、図書館などに置かれている。
- 手塚治虫の宇宙 W3(ワンダースリー) 〜銀河連盟の使者〜
- 1999年公開。プラネタリウム上映作品。上映時間約31分。手塚治虫が少年の頃に見たプラネタリウムを思い出すといった形で、銀河連盟から派遣されたW3の3人と彼らと合流したアトムが星座を紹介していく。
- 鉄腕アトム/新撰組
- 2001年7月20日公開。手塚治虫ワールド300インチシアター上映作品。火の鳥をストーリーテラーとした二本立ての作品でアトムは「青騎士」のエピソードが描かれている。
- 鉄腕アトム〜地球最後の日〜
- 2001年7月20日公開。手塚治虫ワールド300インチシアター上映作品。
- 鉄腕アトムと探ろう! 土星をまわる神秘の星タイタン
- 2005年公開。プラネタリウム上映作品。
- ASTRO BOY 鉄腕アトム特別編 アトム誕生の秘密
- ASTRO BOY 鉄腕アトム特別編 イワンの惑星〜ロボットと人間の友情〜
- ASTRO BOY 鉄腕アトム特別編 輝ける地球(ほし)〜あなたは青く、美しい…〜
- ASTRO BOY 鉄腕アトム〜月面基地・消えたロボットの謎〜
- ROBOT〜夢のアストロボーイへ〜
- ASTRO BOY 鉄腕アトム 10万光年の来訪者・IGZA
詳細は「アストロボーイ・鉄腕アトム#劇場作品」を参照
- ASTRO BOY(当初の公開予定は2004年)企画のみ
- 「ASTRO BOY 鉄腕アトム」に合わせ、エリック・レイトン監督によるソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントの100%出資のハリウッド版フルCG映画として企画されたが、公開までにはいたらなかった。
- 2009年10月公開予定。配給は角川映画、角川エンタテインメント。米題『ASTRO BOY』(2009年10月23日公開予定)。
- 2006年9月、香港とロサンゼルスに拠点を持つCGアニメスタジオImagi Animation Studiosが、5000万ドルの予算をかけハリウッド版「鉄腕アトム」(米題Astroboy)のフルCGアニメ化を製作する事を発表した。同スタジオは他にも『ガッチャマン』のフルCGアニメ映画を製作中である。当初、監督はコリン・ブレイディが行う予定だったが、2008年1月途中で降板したため、デヴィッド・バワーズが跡を引継いだ。配給はワーナー・ブラザーズとワインスタイン・カンパニーが行い、2009年の全米公開を予定している。
[編集] ゲーム
- 鉄腕アトム
- ファミリーコンピュータ用ソフト
- 1988年(昭和63年)2月26日発売、発売元はコナミ、開発はホームデータ(現、魔法)。
- 内容は、アクションゲームであるが、謎解き要素も強い。
- 鉄腕アトム
- ゲームボーイアドバンス用ソフト
- 2003年12月18日発売、開発はトレジャー、発売はセガ
- ASTRO BOY 鉄腕アトム
- プレイステーション2用ソフト
- 2004年3月18日発売、発売はセガ、開発は同社のソニックチーム、
[編集] 音楽作品
[編集] 楽曲
- 鉄腕アトム - 言わずと知れたアニメ版で使われる楽曲。作曲は高井達雄、作詞は谷川俊太郎。様々なアーティストがカバーしている。
- ZONEによるアニメ版『アストロボーイ・鉄腕アトム』のエンディングテーマ曲でスカパンクバージョン(『ASTRO Girlz & Boyz』の6曲目に収録)とバラードバージョン(シングル『僕の手紙』の2曲目に収録)の両方が使われている。
- true blue - ZONEによるアニメ版『アストロボーイ・鉄腕アトム』のオープニングテーマ曲。同シングルに収録。
[編集] トリビュート・アルバム
- MUSIC FOR ATOM AGE♪ - 樋口康雄によるトリビュート・アルバム。
- ASTRO Girlz & Boyz - ZONEとランタイム・オールスターによるトリビュート・アルバム。
[編集] 豆知識
[編集] 原作製作秘話
- 『鉄腕アトム』連載開始の一つ前の号である「少年」1952年(昭和27年)3月号では、『鉄人アトム』というタイトルで予告されていた。
- 英語圏では「Astro Boy」(直訳すると「宇宙少年」)のタイトルに改められた。命名したのはNBC Filmsのシュミットの子供である[7]。手塚は生前、「アトム」が「おなら」を意味するスラングであるため改名したと説明していた。ただし、アメリカにはアニメーション作品の「Atom Ant(怪力アント)」、アメリカンコミックの「The Mighty Atom」「The Atom」、キャプテン・マーベルの敵キャラクターとして「Mr.Atom」が存在することから、これに異を唱える向きもある[8]。
- 本作の背景には、手塚が進駐軍の兵士に理由も無く、袋叩きにされた経験があると言われている。
- 原作漫画「アトム今昔物語」を読むとアトムの開発費は1000万ドル(漫画連載当時は固定相場制で1ドル360円)。単純に計算すると総製作費36億円であるが、これを2006年(平成18年)の貨幣価値に換算すると720億円相当となる。アトムの開発期間は2年間なので年間360億円の巨費が投入されたということになる。
- アニメ第1作の人気が絶頂だった時期に「あれは名声と欲望のために描いているのだ」という自虐的な評価をエッセイで記している。手塚としては、一雑誌連載作品に過ぎない「アトム」が自らの代名詞のように扱われ、しかもアニメ版はオリジナルのストーリーによって原作から遊離しているという意識があった。
- 上記のような状況で執筆されたのが、アトムが人間に反旗を翻す「青騎士の巻」のエピソードであった。その後虫プロ倒産を経て、「アトム」を自らの代表作の1つとみなすことへのわだかまりは薄くなったとみられる。1975年(昭和50年)から刊行されたサンコミックス(朝日ソノラマ)の単行本では、各作品の簡単な解説漫画を付している。この中で「青騎士の巻」については、周囲の意向もあって執筆したが、今はそれを後悔しているという見解が述べられた。
- 手塚により、完成した作品も加筆修正され、版によってプロットや細部が変っていったが、『地上最大のロボット』も、「プルートゥとボラーの製作者が同一人物」というくだりは「少年」掲載時には元々なく、書き直しにより成立したプロットである。
- 加筆修正に際し、諸般の事情で連載当時とは名前の変更されたゲストキャラクターもいる。「透明巨人の巻」に登場した「殺し屋ゲキガー」は当時勃興した劇画を皮肉ったものだったが、朝日ソノラマのサンコミックス版で「殺し屋0000」に変更された。また「赤い猫の巻」に登場する科学者は講談社の手塚治虫漫画全集版以降は「Y」という不自然な名前になっているが、もともとは「動物」に関連する言葉をもじった名前であった。この言葉が差別用語に抵触するおそれから、そのイニシャル一文字に変更されたものである(サンコミックス版までは元の名前だった)。
- 手塚が『アトム』連載中の1954年(昭和29年)に冒険王で発表した漫画『世界を滅ぼす男』には、アトムが坊主頭の少年兵士(当然ながらロボットではなく人間)の役で登場する。また、同誌で1953年(昭和28年)に発表された『太平洋Xポイント』では、お茶の水博士が「ナーゼンコップ(ドイツ語で「鼻の頭」)博士」の役名で登場。この名前は後にアニメ『海底超特急マリンエクスプレス』でも使われた。
- 夏目房之介によると、『アトム大使』連載の頃の「少年」1月号に同誌連載マンガの各主人公が集合写真のように集まっている絵が載ったが、『アトム大使』の主人公としては敷島健一(通称ケン一君、ケンちゃん)だけが出ていたという[9]。ケン一は聡明で勇気があって正義を愛する理想的少年として手塚の様々なマンガに登場するキャラクターである。メンター的師父にはヒゲオヤジが配されることが多い。当時手塚の意識としてはケン一が主人公で、アトムは脇役であったことが覗える。『鉄腕アトム』となった後の1957年(昭和32年)に発表された「浮遊生物エロス族の巻」(のち「ふしぎなボールの巻」に改題)でこの(元)主人公の少年はブラジルに移住して、以後のエピソードに一時期登場しなくなった。
[編集] マスコットキャラクター
- 初回アニメ放送時は、大和銀行のキャラクターとして、貯金箱が作られた。
- 1966年から1970年にはプロ野球球団サンケイアトムズ・アトムズ・ヤクルトアトムズのマスコットキャラクターとして、ユニフォームの左袖に空を飛ぶアトムの絵が描かれていた。
- 上記、ヤクルトアトムズのキャラクターであったため、ヤクルトのマスコットとしても使われた。また、子供向けシャンプーなども発売された。
- 株式会社アトムが中部地域に展開している回転寿司チェーン、アトムボーイのマスコットキャラクターでもある。
- 1980年代にマツダタイタン(小型トラック)のイメージキャラクターに起用されていた。
- 横浜新都市交通金沢シーサイド線のマスコットキャラクターとして1989年の開業時から数年間使われ、開業告知のポスターには「鉄腕アトムのシーサイドライン」と記されていた。
- 1990年にNECパラボーラの、1992年にNTTサンクスフェアのテレビコマーシャルに出演。
- 1997年にトヨタプリウスのイメージキャラクターに起用された。2007年にもプリウス誕生10周年キャンペーンで再び起用された。
- 1999年6月より秋田銀行の通帳とキャッシュカードのデザインに採用された。銀行の景品にもアトムが描かれたものが多い。
- 2003年には三菱コルトのイメージキャラにも起用された。なおアニメ3作目「アストロボーイ - 」は三菱がスポンサーで劇中でCMも流れていた。
- 三井海上火災保険(現:三井住友海上火災保険)のイメージキャラクター。
- 2004年に綜合警備保障でも起用されていた。
- 2006年にグッドイヤーのスタッドレスタイヤのイメージキャラクターに起用された。
- また、東京電機大学開校100周年記念のイメージキャラクターも務めている。
- 2007年には北越銀行のイメージキャラに選ばれた。なおキャラのデザインは1980年放映のアニメ第二作から起用された。
- 2007年に東武鉄道のマンション、リライズガーデン西新井のイメージキャラに起用された。
- 2008年、プロトンポンプ阻害剤「パリエット」(エーザイ)の発売10周年イメージキャラクターに起用された。
[編集] その他
- 1970年(昭和45年)の正月には、鉄腕アトムのカレンダーが40万部を売り上げるヒットとなった[10]。
- 2003年3月1日に山手線高田馬場駅(手塚プロダクションの最寄り駅であり、設定上の科学省の所在地でもある)、2004年4月11日に武蔵野線新座駅(手塚プロダクションのスタジオの最寄り駅である)でアニメ版の主題歌『鉄腕アトム』が発車メロディになった。なお、両駅のアレンジは全く異なる。
- 新座市コミュニティ系バス「新座市シャトルバス」(運行受託・西武バス)車外側面に、アトムが描かれたマグネット式のデザインが貼付され、「ボクの絵は新座で生まれてます」と言ったコピーが一緒に書かれていた。
- プロ野球近鉄バファローズで活躍していた大石大二郎と中日ドラゴンズ時代の田尾安志の応援歌にもアニメ版の主題歌『鉄腕アトム』が使われていた。また高校野球に於いての応援歌の1つとしても、しばしばこの主題歌が演奏される。
- 1991年、山下達郎が鉄腕アトムを題材にした楽曲『アトムの子』を発売した。この曲はアニメ第3作で主題歌を歌ったZONEがカバーし、タイアップアルバム『ASTRO Girlz & Boyz』にも収録されている。
- 設定上におけるアトム誕生日の2003年4月7日は、現実では奇しくも阪急電鉄経営の「宝塚ファミリーランド」(兵庫県宝塚市)の閉園日となった。同園は青年期までの手塚が通ったゆかりの地でもある。現在、同園跡に隣接して宝塚市立手塚治虫記念館が建っている。
- アトムの前身は映画『メトロポリス』のマリアで、着想のヒントになったと鈴木光明に手塚自身が語っていた。
- 主題歌を作詞した詩人・谷川俊太郎は歌詞の中の「〜ラララ♪」の部分について、「先に曲ができていて、どうしてもあの部分だけ良い言葉が当てはまらなくて、思い切って『ラララ』にしたら結果的に良かったんです。でも、ほかの個所よりあの部分が一番盛り上がるんだよね(苦笑)」と述懐している。[11]
- 2008年4月7日(アトムの誕生日)、検索エンジンGoogleが、検索トップページのタイトル画像を、鉄腕アトムをテーマとするデザインに一日限りで変更した。新聞記事によれば、手塚プロ側から、手塚治虫生誕80周年と、アトム5歳の誕生日とを記念し、Googleへコラボを持ちかけたとのこと。
[編集] 出典
- ^ 藤島宇策『戦後マンガ民俗史』(河合出版、1990年、ISBN 4879990248)p.328、p.360
- ^ 連載当時と小学館ゴールデンコミックス版では2013年4月7日と記載されており、朝日ソノラマサンコミックス版以後2003年4月7日に改められた
- ^ 手塚の著書『ぼくのマンガ人生』(岩波新書)P113や、サンコミックス版単行本の解説漫画によると、ミッキーマウスが4本指だった影響であるという(ディズニー作品で4本だった理由については「4本で動かすと5本に見える」という俗説があったため(もちろん事実ではない)と解説漫画で紹介している)。アニメ版では第1作のキャラクター設定表でははっきり4本と記されていた。
- ^ 「アトム大使」がリライトされた際に書かれたプロフィールでの記述(本名や出身地、科学省の所在地(高田馬場)等も同じ。「馬」に引っかけた遊びである)。2003年に最も近い丙午の年は1966年であるためそのように解されているが、プロフィール自体には暦年の明記はない。
- ^ アニメージュ編集部編『TVアニメ25年史』徳間書店、1988年、p.28。
- ^ 富野由悠季『増補改訂版 だから僕は…』徳間書店・アニメージュ文庫、1983年、p.170。
- ^ ぼくはマンガ家
- ^ 草薙聡志『アメリカで日本のアニメは、どう見られてきたか?』徳間書店、2003年、58-59頁。ISBN 4198617058
- ^ 同年の正月に手塚が作成した年賀状では同様に当時の作品から主なキャラクターが集合した絵が描かれているが、『アトム大使』からはケン一と玉男が描かれていた。
- ^ 藤島、前掲書p.244
- ^ 2004年10月17日文教大学教育学部35周年記念式典講演「こどもの感じる心を育てるために」
[編集] 関連項目
- ジェッターマルス
- 高田馬場駅
- 新座駅
- 浦沢直樹 PLUTO
- 谷川俊太郎
- 高井達雄
- 下條アトム
- 松本市立寿小学校 - アトムを原作とした映画を作成
- ロックマン (ゲーム) - アトムのゲームとして開発するプランが存在した
[編集] 外部リンク
- astroboy.jp
- TezukaOsamu@World
- 手塚治虫マガジン倶楽部 - 鉄腕アトム
- 赤い馬 (『少年』連載版資料室)
- 2009年映画ATOM公式サイト
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