教授

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教員における教授(きょうじゅ、: professor)は、高等教育を行う教育施設において、最上位の教員の職階のこと、または、その職階にある者のことである。

概要[編集]

教授とは、高等教育機関の教員のうち最上位の職階である。高等教育機関の教員一般に対し「先生」に代わる敬称としても用いられる。日本で教授になるための基準については、各大学、専攻分野、所属組織によって違いがある。

過去には大学(短期大学および大学院を含む)の学生部長、教務部長、就職部長、図書館長、学長室長なども教育職員の中から選ばれることが多かったが、大学の機能分化や経営重視の方針により特に私立大学では最近はあまり見られない。大学の附属病院については、「医師としての部長」の職があり、通常の「○○部」という部を担当する部長とは性質を異にする。

なお、日本の名誉教授は、専任教員(教授、准教授または講師)として勤務したであって、教育上または学術上特に功績のあった者に対し、各大学または各高等専門学校の定めるところにより、大学または高等専門学校を退職した後に授与される称号であり職能・職責ではない。

日本の教授の資格[編集]

日本における教授の資格については、法令に基づく形がとられている。各種法令においては、最低基準としての教授の要件が例示されている。教育施設ごとに規程・規則等が定められ、規程・規則に基づいて、少なくとも法令が定めている基準以上の者を教授として選考する。

大学設置基準第14条では以下のように定められている。

第14条:教授となることのできる者は、次の各号のいずれかに該当し、かつ、大学における教育を担当するにふさわしい教育上の能力を有すると認められる者とする。

  1. 博士の学位(外国において授与されたこれに相当する学位を含む。)を有し、研究上の業績を有する者
  2. 研究上の業績が前号の者に準ずると認められる者
  3. 学位規則(昭和28年文部省令第9号)第5条の2に規定する専門職学位(外国において授与されたこれに相当する学位を含む。)を有し、当該専門職学位の専攻分野に関する実務上の業績を有する者
  4. 大学において教授、准教授又は専任の講師の経歴(外国におけるこれらに相当する教員としての経歴を含む。)のある者
  5. 芸術体育等については、特殊な技能に秀でていると認められる者
  6. 専攻分野について、特に優れた知識及び経験を有すると認められる者

教授職の種類[編集]

一般に教授と呼ばれる教員にも、以下のような種類がある。なお、主任及び専任教授の場合には、定年満了まで教授職に留まれるが、客員・招請の場合には、一定の年限が課されている場合が多い。特に、客員の場合には、寄附講座の設置などによって新たに設置される教授職のためである。招請の場合には、他学校との併任である場合が多い。なお、同様の職制として、准教授講師助教助手(一般には研究員とされることが多い)にも同じような、種類が存在する。

主任教授 学部もしくは学科(研究科・専攻科)の責任者としての教授職 昇格職ではない。
学部所属の教授達が持ち回り的に選任されるケースが多い。
専任教授 研究もしくは教育に専念を行う教授職
客員教授 特別の目的のために外部から登用した教授職 兼任教員(非常勤教員)扱い。
招請教授 特別の目的のために外部から招請した教授職 兼任教員(非常勤教員)扱い。
一般的には「招教授」になる。
臨床教授 大学以外の病院などに勤務して、非常勤で大学の医学生の教育(特に臨床教育)にあたる教授職 兼任教員(非常勤教員)扱い。

教授の任命[編集]

各学校及び研究所毎の内規によって定められている。

最終任命権者は、国立の場合には学長、公立、私立の場合には理事長もしくは学長・総長である。

通常、教授の任命にあたって本人に試験が課されるということはない。

  • 教授選挙によって選出される者(大所帯の学科に多い)
  • 教授会の推薦によって職位が与えられる者(公募職の場合)
    • 原則として、勤続年数、研究業績などが審議される。ただ、機関によってはその審議が形骸化し、単に年功序列になっていることもある。
  • 特別の業績によって選出される者(学長や総長などによってヘッドハンティングの形で登用される)
    • この中には、官公庁などからの天下りで職位が与えられる者(1種もしくは2種国家公務員の場合にはある)もある
  • 寄附講座の設置などにより寄附先から派遣されてきた者(学校に寄附講座を設置した団体からの出向者)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]