マイマイ新子と千年の魔法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

マイマイ新子と千年の魔法』(マイマイしんことせんねんのまほう)とは高樹のぶ子の自伝的小説『マイマイ新子』を原作とするアニメーション映画である。インターナショナルタイトルは"Mai Mai Miracle"。監督は片渕須直文部科学省特選。

目次

[編集] 概要

本作は、配給宣伝もほとんど行われなく各種メディアもその存在を伝えず、比較的無名なまま上映公開が始まって、当初の集客は低迷したが、有志がネット署名など集めるなどした結果、しだいにインターネットなどを通じて評価が広まり、結果的に1年以上に及ぶロングランになった。

また、山口県防府市では、まさに映画の舞台となった国衙の中心地で野外上映を行ったり、映画の舞台となった実在の場所を探訪する「マイマイ新子探検隊」が何度にもわたって行われている。地元との良好な関係性についても特筆される。

  • 2007年11月、フランス・リール市における片渕の回顧展上映で題名未紹介のままメイキング映像が上映された[1]
  • 2008年東京国際アニメフェアで制作を公表。
  • 2009年2010年
    • 5月21日、舞台となった山口県防府市ワーナー・マイカル・シネマズ防府で、特別先行試写会が開催された。
    • 8月15日ロカルノ国際映画祭ワールドプレミアを兼ねた公式上映。並行して行われた特集「マンガインパクト」とは別に、最新の映画トレンドを紹介するIci et Ailleurs部門において[2][3]
    • 9月2日、エンディング主題歌の入った完全版が完成。
    • 10月、オタワ国際アニメーションフェスティバルのコンペティションノミネート長編部門に入選[4]
    • 11月21日、国内一般公開。
    • 国内一般公開は、宣伝告知がいきわたらなかったことから、防府市を除いて全般的に低調な集客状況でスタートしたが、しだいに口コミが広まるに連れ、新宿ピカデリーなどの上映館の座席が埋まるようになっていった。
    • しかし、当初より勤め人の観客が来場可能な夕方以降の上映回が設けられていない館が多く、このため来場者数が限られてしまい、12月18日までに大都市圏での上映は終息してしまった。
    • 12月19日、上記の状況を受け、急遽、東京杉並のラピュタ阿佐ヶ谷で8日間連続のレイトショー上映が始められた。この8日間全てが補助席まで出す満席状況となった上、整理券をもらえず観賞できない観客が連日数十人単位で発生したため、急遽、同劇場において2010年1月9日より3週間のアンコール上映が行われ、さらにエクストラアンコール上映という形で2月12日まで2週間延長されることになった。ラピュタ阿佐ヶ谷では、原画、絵コンテ、美術ボード、楽譜など映画制作時の素材が展示され、監督をはじめとするスタッフ、キャストによる舞台挨拶が恒例化している。
    • この間、1月22日前後に地方で二番館として続けられていた大手シネコン系映画館での上映は終了していったが、ラピュタ阿佐ヶ谷での上映効果、及び、たびたび(主として)インターネット・ニュース系のマスコミで取り上げられたことで、口コミが波及して行き、2010年1月30日からは大阪・九条シネ・ヌーヴォでレイトショーが開始されるほか、北海道北見、佐賀県などのミニシアターでの上映が予定されるようになり、結果として、公開開始当時の実績からすれば異例ともいえる7ヶ月以上に及ぶロングランが実現されている。
    • 2010年4月18日 - MAG・ネット第3回にて紹介。
    • 2010年4月23日 - DVD発売が正式に告知される。
    • 2010年10月23日 - 第23回東京国際映画祭みなと上映会で上映。同映画祭では前年度にも上映オファーが行われていた。
    • 2010年12月8日 -「第14回文化庁メディア芸術祭」アニメーション部門優秀賞受賞が発表される。

[編集] あらすじ

昭和30年山口県防府市。広がる麦畑の下には千年前の街がある[5]。そんな街に、額にマイマイ(旋毛)を持つ明朗活発で空想好きな少女、新子は暮らす。新子は大好きなおじいちゃんの語る千年前の町の、ひとりの少女を夢想してその暮らしを辿ってみるのだった。一方彼女の通う学校に、都会から引っ越してきた引っ込み思案な少女、貴伊子を迎え、彼女を仲間に迎え入れるべく力を貸してゆく。

[編集] キャスト

谷山紀章千葉翔也二輪明宏徳本恭敏久賀健治巻島康一久野道子本城雄太郎荻原真治清水美里鵜澤正太郎宇山玲加万代千紗JenyaJosh Keller片淵秋川上そよ香永沼幸仁

2008年8月24日、周南市のKRY山口放送本社で声優を選ぶオーディションを実施、川上聡生(10歳)、奥田風花(13歳)が地元から応募した376名の中から選ばれている。

[編集] スタッフ

[編集] 受賞

  • 2010年2月、『第20回シネ・ジュニア国際映画祭』(フランス)の長編コンペティション部門で観客賞「レ・プリ・デ・クラス・ジュリー」のひとつ、ヴィトリー市ポール・エリュアール中学校Mマティオッコ賞を受賞。
  • 同月、『第29回ブリュッセル・アニメーション映画祭』(ベルギー)長編コンペティション部門で、大人向け最優秀観客賞。BETVが選ぶ作品賞(TV局BETVが来年の映画祭時に、TV放映する為の賞)を受賞。
  • 2010年7月、モントリオールのファンタジア映画祭で最優秀長編アニメーション賞を受賞。
  • 2010年12月、平成22年度(第14回)文化庁メディア芸術祭でアニメーション部門優秀賞を受賞。

[編集] 音楽

  • 主題歌「こどものせかい」:コトリンゴの3rdアルバムCD『trick & tweet』(2009年9月16日発売)にボーナストラックとして収録。
  • オリジナルサウンドトラック盤:CRESCENT STUDIOより2009年11月5日発売。BGM、mookiのスキャット、杉並児童合唱団の挿入歌などを収録。

[編集] DVD

[編集] 脚注

[ヘルプ]

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語