ロードス島戦記

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ロードス島戦記』(ロードスとうせんき、: Record of Lodoss War)は、日本のファンタジー作品。

1988年、水野良角川スニーカー文庫)より小説が刊行されて以降、多岐にわたるメディアミックス作品が発売されている。1991年にOVAにてアニメ化、翌1992年にハドソンより家庭用ゲームソフトも発売。1998年にはテレビ東京からテレビアニメシリーズが放送された。

出渕裕が描いた、エルフをはじめとするイラストが人気を集めた[1]。小説の他にもコミックコンピューターゲームなど様々な媒体で発表され、2013年には『ロードス島戦記生誕25周年』を記念して、豪華単行本が発行された。小説版は角川スニーカー文庫の名を世に広める立役者となり[2]、ライトノベルからはじまるメディアミックスの草分けとなった[3]

なお舞台となる「ロードス島」と同名の島(英語表記はRhodes)がエーゲ海に実在するが、本作品との関連性はない[4]

概要[編集]

「呪われた島」ロードスを舞台に英雄たちの興亡と冒険を描いたファンタジー物語である。

1986年、パソコン雑誌『コンプティーク』におけるテーブルトークRPGの紹介記事として掲載されたのが作品として発表された最初である。このグループSNEによる『Dungeons & Dragons』のリプレイは、連載が進むに従い世界観やストーリー及びキャラクターへの人気が高まり、結果連載はキャラクターを替えて第3部まで続く好評企画となった。もともとロードス島とはグループSNEが『D&D』に限らずさまざまなテーブルトークRPGでキャンペーン・ゲームをするために用意した舞台で、オリジナルルールのほか、『ルーンクエスト』や『ドラゴンクエスト』でプレイされたこともあった[5]

リプレイの「DM(3部ではGM)」であった水野良は1988年、このリプレイを基にした小説第1作『灰色の魔女』を刊行。以降、本シリーズと『ロードス島伝説』及び『新ロードス島戦記』を合わせた小説シリーズの累計発行部数は2005年に1000万部を超えるベストセラーとなっている[6]

リプレイ1部と2部は『Dungeons & Dragons』を使用していたが版権上の問題が発生したため3部からはグループSNEオリジナルのTRPGルール[7]採用によって連載がなされている(この関係上、1部2部当時の連載は単行本として刊行されておらず、後に登場キャラクターを小説版のものにしたシナリオをオリジナルルールで再プレイしたリプレイ本として発売されている)。

その後コンピューターゲームアニメーションでも発表され、多くのメディアでファンに親しまれる作品となっている。また後に、背景世界であるフォーセリアを舞台にした『ソードワールドRPG』などの数々の派生作品も展開されている。

日本国産ファンタジー作品として一定の成功を収め、またブームを一過性のものに終わらせず固定したファン層も確保し、その地位を不動のものにした。また、このジャンルの作品としてはほぼ初の(テーブルトークRPGを元にした作品としては間違いなく初の)大規模なメディアミックス展開を実施し、一定の成果を上げた作品となり、メディアミックス作品を含めて英語フランス語中国語などにも翻訳される。2008年にはアニマックスのアニメソングイベントで同作品のOP曲を歌って受賞した外国人も現れている。 本作の魅力の一つであるビジュアル面は、出渕裕が担当。出渕の誤解によりディードリットに採用されたエルフを描写する際の選択肢の一つでしかなかった「ロバのような長い耳」はそれ以降この作品の人気と相まって、日本のファンタジー作品における「エルフと言えば、長い耳」というイメージが定着した。

小説シリーズ概要[編集]

水野良は、リプレイである『ロードス島戦記』三部作を小説にするにあたり、第一部のプレイヤーが扱っていた血気にはやる果敢な戦士であった人間の若者パーンを主人公、紅一点のエルフディードリットをヒロインに据えた。

ストーリーは、ロードス島北東部アラニア王国領の寒村「ザクソン」において、村の周囲に出没する妖魔の脅威から村を守ろうとする二人の若者の冒険で幕を開ける。この一人が、勇敢な(この当時はまだ少々無謀で力不足な)剣士であるパーン。もう一人は彼の幼なじみで思慮深い神官エトである。

初めての冒険を、魔術師のスレインと寡黙で頼りになるドワーフの戦士ギムの助けによって成し遂げた二人は、この後、気まぐれな「帰らずの森」の女エルフのディードリット、抜け目がないが義理堅くもある盗賊ウッドチャックなどと出会い、結束して冒険を繰り広げていく。しかし、王国ヴァリスのフィアンナ王女誘拐事件に偶然遭遇したことを転機として、ロードス島の歴史を影から操る「灰色の魔女」カーラが彼らの前に立ちはだかり、また彼ら自身がロードス島の歴史に関与していくことになる。

あらすじ[編集]

暗黒皇帝ベルドに率いられたマーモ帝国軍と「至高神ファリス」[8]を奉じる神聖王国ヴァリスを中心とする国々との戦い(英雄戦争)を背景として進む。

アラニア王国出身の若き戦士パーンは、亡き父と同じ騎士になる夢を求めて5人の仲間と共に冒険の旅に出ていた。その途中、英雄戦争の狭間で暗躍する「灰色の魔女」カーラの陰謀(フィアンナ姫誘拐事件)に巻き込まれるも、フィアンナ姫の救出に成功し、自らの進むべき道を求めヴァリス王国に向かう。

そしてマーモ帝国とヴァリス王国の緊張が高まる中、カーラの考えがロードス島の平和と相容れないものであると悟ったパーンらは、六英雄の一人である大賢者ウォートに助力を求め、遂にカーラの居場所を突き止め魔女に挑むが……。[9]

ロードス諸国[編集]

アラニア[編集]

首都アラン、王城はストーン・ウェブ。ロードス島北東部に位置する。現存するロードス国家中では最古の歴史を誇り、千年王国(ミレニアム)と称せられる大国。

北西部でヴァリスとフレイム、南部でカノンと国境を接し、北部にマーファ大神殿やドワーフの「鉄の王国」がある。南西部国境には、近年まで通行不可能だった「帰らずの森」が広がっている。

精強な鉄網騎士団を擁し、更に騎士団以上と噂されるレンジャーで構成された遊撃隊と魔法戦士隊(銀蹄騎士団)を有する軍事大国でもある。

ロードス島唯一の魔術師ギルドである「賢者の学院」があり、安定した国情を背景に古くから古代語魔法の研究が盛んであったが、英雄戦争時の混乱の中で学院から破門されていたバグナードによって滅ぼされてしまった。

魔神戦争では神出鬼没の魔神に対して無為無策に終始し、逆に民衆を守るためにマーファ神官を中核に自然発生した自衛団と感情的に対立、大国病の深刻さを露呈した。

英雄戦争時では当初旧カノン国境を閉鎖して対マーモ包囲網の一角を担い、ノービス伯アモスンを援軍としてヴァリス王国に派遣した(ノービスはアラニア第二の都市、北西部の中心でヴァリス・フレイム方面への交通の要衝)。しかしマーモに唆された王弟ラスター公爵によって国王カドモス七世が暗殺されると状況は一変する。王都を中心に南部を支配して国王を僭称するラスター公と、急遽ヴァリスから戻ったノービス伯アモスン(王位継承権者)の間で泥沼の後継者争いが勃発する(その為、英雄戦争には全く関与できない状態となる)。

国外では英雄戦争が一応の結末を迎えた後もアラニアでは内戦は続き、争いの中心から外れた北部(パーンの出身地ザクソン村を含む)では両勢力から距離を置いた半独立的な自治組織が形成されるまでになった(この頃「北の賢者」と呼ばれるようになっていたスレインや、その弟子が関与していた)。

邪神戦争時にはラスター公が内戦で一旦は勝利を収め、アラニア経由で旧カノン領を目指す傭兵王カシュー率いるフレイム王国軍と戦う。邪神戦争後にノービス伯アモスンの子息がロペスII世(ノービス陥落後はフレイムに亡命しており、アラニア侵攻の大義名分となっていた)として即位。

ヴァリス[編集]

王都ロイド、至高神ファリスを奉じる神聖王国で、国民の大半がファリス信者。南部でカノン王国、東部でアラニア王国、北部でフレイム王国、西部でモスに接しており、文字通りロードス島の中心に位置している強国。

君主制ではあるが世襲は否定し、代々の国王は聖騎士団から選ばれることが慣例となっている(選出する際も、過去に王を輩出していない血統が好まれる)。「正義と秩序」の名の下に聖騎士団とファリス教団による果断(ある意味では独善的)な政策を取ることが多い。魔神戦争時には当時のワーレン王が狂気と病に倒れ、後継者が決まらない王不在という異常事態であり、ついに聖騎士団もファリス教団も有効な対策を取り得なかった。魔神戦争後は「六英雄」の一人で、聖騎士団を抜けて単独で「百の勇者」に加わった「白き騎士」ファーンが即位した。

英雄戦争では「英雄王」ファーンを戴き、対マーモ連合の盟主として「暗黒皇帝」ベルドのロードス島統一の前に立ちはだかる。最終決戦で辛くも勝利するが、ファーン王の戦死をはじめ国が傾くほどの大打撃を蒙った。

その後を継いだエト王は例外的に神官出身であるため「神官王」と呼ばれ、その治世下で国力の回復と旧領奪還に専念する。邪神戦争にも参戦したが、往年の国力にはまだ及ばず、また穏健なエト王の性格もあってフレイム主導の戦いに加勢する形となる。

宿敵であるロードス最大の勢力ファラリス教団との戦いとなったマーモ島での最終決戦では、暗黒神降臨などの苛烈な反撃に遭い聖騎士団の2/3と民兵の半数を失う大きな被害を受け、また暗黒神降臨の場にいて石化を免れたのはファリスの強い加護に守られたエト王ただ一人であった。

フレイム[編集]

首都ブレード、王城はアーク・ロード。英雄戦争の4年前にロードス島北部の砂漠地帯に建国された新興国。古代魔法王国時代から長年に渡って風の部族と炎の部族が対立を続けていた一帯で、フレイム王国は風の部族の支持を受けた傭兵出身のカシューが建国した。

英雄戦争には隣国ヴァリス王国からの要請に応じて参戦し、両雄の一騎打ちのあと勝ち残ったベルドをカシュー王が討ち果たすなど活躍を示した。

その後は敵対していた炎の部族を取り込み国内を統一、更にカノンやヴァリスからの難民流入で混乱していた南部の都市国家ローランやマーニーを吸収し、急速に国内の社会基盤を強化していった。

また肥沃な未開地「火竜の狩猟場」への入植に成功し、マーモ帝国のロードス本島侵攻以降、統治能力が低下していた自由貿易都市ライデンを保護下に加え、戦乱で疲弊した他国から強国として認知されるに至る。

しかも国土の大半を占めていた砂漠地帯は「炎の魔神事件」で精霊力が正常化したため徐々にかつての肥沃な土壌に戻りつつあり、難民入植地「火竜の狩猟場」の発展と合わせて国力の向上は尚も続いている。

果断で聡明なカシュー王の統治の下でロードス諸国の指導的立場を確立、邪神戦争では積極的に邪神阻止に動き、マーモ寄りのアラニア王国を突破してルードの街に向かう策を立てるも、長期の内戦により歴戦の騎士・戦士の揃ったアラニア軍に苦戦を強いられる。カシュー王の奮戦とウォートやフレーベの助勢で辛くもアラニアを下すも、長らく平和な時代を享受していたフレイム軍の被害は予想を遥かに越える物だった。

マーモ本島では各国の軍に先駆けて先陣を切る。闇の森での戦いでは召喚された「炎の精霊王」エフリートにより「砂漠の鷹」騎士団フォザル隊が全滅するなど、多大な犠牲を払いつつも、邪神戦争に勝利する。邪神戦争後、暗黒の島マーモを飛び地として統治、正常化に取り組むことになる。

モス[編集]

統一国家ではなく、選帝会議で各国の国王の中から公王が選ばれモスの諸国家を代表する形式の公国。ロードス島南西部を占める山岳地帯にハイランドやハーケーン、ヴェノンなど大小の国家が割拠し、各国の国王は「太守」とも呼ばれる。滅亡した南のドワーフ国「石の王国」は、モス地方南東部にある山岳地帯に存在していた(モス公国には含まれない)。

古くから諸国間の小競り合いが頻繁に起き、戦いが絶えない事から戦神マイリーの信徒が多いのが特徴で、“戦神の王国”とも言われる。他に、が多く住むことから“竜の王国”とも言われる。

現在のモス公国は凡そ250年前に、当時のライデン王国の脅威に対抗して結ばれた対外相互防衛協定とも言うべき「竜の盟約」(加盟国は竜に因んだ二つ名を持つ)に基づいて誕生、モス外部からの侵略に対してはモス公王を中心に堅い連合体を形成して対抗し、その連合騎士団を相手にモス侵略に成功した国家は未だない。しかし国外での行動では「竜の盟約」は効力を持たず、利害関係による足並みの乱れが起こり易い傾向にある。実際に英雄戦争時にはマーモ帝国による工作によって、対マーモ連合軍から脱落している。

魔神戦争までには国家の淘汰が進んでおり、北部のハイランド、南部のハーケーン、南東のヴェノンなどの少数の有力国による寡頭体制と言って良い状態で、魔神との戦いの中でモス統一への機運が盛り上がるが、竜騎士ナシェルの失踪により統一は成らなかった。英雄戦争後はマーモから「炎の巨人」を与えられたヴェノン王国がハイランド王国を除く国々を制圧し、モス統一に王手をかける。その後「炎の巨人」を倒したハイランドの反撃が始まり、邪神戦争後半にはモス公国は初めて実質的な統一国家となる。

「竜の目(ドラゴンアイ)」ハイランド
王城はオーバークリフ。モス公国北部に位置する。元々は竜を崇める小部族で、現王家の先祖には竜司祭がいたと伝えられている。その技術を受け継ぎ、少数ながら竜騎士を擁することでロードス全土に名を馳せる有力国。一般に「モスの竜騎士」と言った場合、ハイランドの竜騎士を指す。
ハイランドの竜騎士は、魔神戦争時に5騎(ナシェルを含めると6騎)、英雄戦争勃発時には12騎居たが、「炎の巨人」を擁したヴェノンのと戦いの中で最終的に2騎(ジェスター王とレドリック王子)にまで減る。その後レドリック王子と結婚したシーリスが竜騎士となり、邪神戦争時には他に数騎増えていた模様である。
代々名君を輩出しており、「竜の目に暗君無し」とはロードス全土で言われている言葉である。魔神戦争時にも「名も無き魔法戦士」が「ハイランドの家系には竜の血でも流れているのか…」と感嘆の言葉を投げかけている。
「竜の鱗(ドラゴンスケイル)」ヴェノン
南東部に位置しヴァリス王国と国境を接する。交通の要衝マスケトの街を領することで強国の仲間入りした。他国との協調より自国の利益を露骨に優先させる傾向が強く、モス国内での摩擦に留まらず、過去に国境を接するヴァリス王国と何度も衝突している。また属国スカードを圧迫して魔神戦争の遠因を作り、更に隣接する魔神に背を向けてハイランドの友好国レントンを攻めることで、隣接するヴァリス王国から「魔神の同盟国」と疑われて侵攻を招くなど、これまで幾つもの問題を起こしている。
魔神戦争の結果スカード地方を併合してモス有数の強国となり、英雄戦争ではマーモの誘いに乗って当時のモス公王であったハーケーンの太守一族を滅ぼし、モス公王を僭称してモス統一の野望を明確にした。
「竜の炎(ドラゴンブレス)」ハーケーン
王城はグレイロック。モス南部の大国。魔神戦争の結果リュッセンを属国化し、規模から言えばモス公国一の大国となった。英雄戦争時にはハーケーン太守がモス公王で、対マーモ連合軍の一翼として連合騎士団をヴァリスに派遣したが、本国が手薄になったところをヴェノンに攻められ、滅亡する。
「竜の尾(ドラゴンテイル)」リュッセン
王城はサンドーム。ヴェノンとハーケーンに挟まれ、常に慎重な外交を強いられていた高原の王国。良馬の産地として名高い。
魔神戦争で魔神により一旦滅ぼされる。その後「百の勇者」を含むモス連合騎士団に解放され王国は再建されたが、国力の低下からハーケーンの属国となってしまった。
「竜の爪(ドラゴンクロウ)」レントン
モス北部の国で、かつては隣接するハイランドと敵対関係であったが、マイセンII世の時代に和解して以後は友好国としての関係を維持していた。魔神戦争時には、それを理由にヴェノンの侵攻を受けるも、ハイランドの支援で辛うじて王都を守り抜いた。
「竜の翼(ドラゴンウィング)」
ハイランドの更に北にある国。ロードス島ワールドガイドとロードス島戦記リプレイ3の地図に名前のみ登場。
スカード
王城はグレイン・ホールド。モス南東部の小国。対外的にはヴェノンの属国とされていたため「竜の盟約」には加盟していない。そのため竜にちなんだ二つ名も無い。
南に隣接するドワーフの「石の王国」と「エールの誓い」による硬い同盟関係を築いていた為、ヴェノンからの圧力は受けるものの独立を守っていた。またドワーフとの交易を独占する位置にあったため、小国ではあったが財政面では豊かな国として知られていた。
魔神戦争の結果、隣国ヴェノン王国の一地方となる。

カノン[編集]

同名の首都カノンにある王城はシャイニング・ヒル、ロードス島東南の王国。北部でヴァリス・アラニアと国境を接する。西部には海を挟んでモス地方があり、南部沖合いに暗黒の島マーモがある。

アラニアの王家とは縁戚関係であり、またアラニアに次ぐ歴史を誇り、伝統的に武力より文化を重んじる国柄であったが、新興マーモ帝国の急襲の前に脆くも崩壊する。

英雄戦争後もマーモ帝国による圧政が続いたが、出奔していた王族唯一の生き残り、第三王子レオナーによる「カノン自由軍」の活躍で解放された。

マーモ[編集]

ロードス島の南部に位置する島、もしくは島を領土とする国家。アレクラスト大陸からは「呪われた島」と呼ばれるロードス島においても、格段に闇の力が強く「暗黒の島」と呼ばれる。ロードス本島との交易や人の交流は断続的に続けられており、完全に孤立した島と言う訳ではなく、北部にある港町「影の街(シャドーシティ)」サルバドがロードス本島との海の玄関口となっている。闇に属する生物などが多く棲息している。マーモ島の面積は愛媛県程度[10]

神話の時代に、邪神カーディスの呪いを最小限に食い止めるため、大地母神マーファによりロードス島本島から切り離されたとされる。その為か沿岸部は切り立った崖が多い。中央部にあるマーモ王城地下の大空洞には石化したカーディスの亡骸であるといわれる巨大なカーディス像が存在している。南部は「闇の森」と呼ばれる原生林が広がる。闇の森にはダークエルフ、蛮族、妖魔、魔獣が棲息しているが、それ以外の場所にも様々な魔獣や妖魔が棲息する。また暗黒神ファラリス大神殿の地下には黒翼の邪竜ナースが眠っていて、長い休眠期と短い活動期のスパンで、ときおりマーモの住人を襲撃していた。このような土地であるため、追われる身になったものや流刑になって来る悪人も多く、邪悪でなければ生き抜くことができない土地柄になっていた。

街に住む人間達、闇の森の蛮族、闇の森のダークエルフ、その他にも多数の闇の眷属、などの大小の諸勢力が割拠しており、統一国家が誕生することも歴史上に幾度かあったが、そのほとんどが極めて短命のうちに滅亡している。約500年前に勢力をふるった蛮族のカーディス教団がカーディスの亡骸がある地下カーディス神殿の上に増築した砦が、約200年前にマーモを統一したブルネイ王国によって王城コンクァラーへと増築され、ブルネイ王国滅亡以降も支配者が変わるとともに改築されていきつつも城下の城塞都市「翳りの街(ダークタウン)」ペルセイと共に蛮族以外の人間の中心的な活動地になっている。マーモ帝国による統一の前は、暗黒神ファラリス教団や暗殺者を擁する盗賊ギルド、武装商船団、多数の奴隷を支配する大地主などの有力者で構成された評議会が人間の領域の支配者になっていた。

魔神戦争後、六英雄の一人「赤髪の傭兵」ベルドがマーモ帝国を建国し、短期間で極めて強固な支配体制を構築することに成功する。ベルド亡き後は、アシュラム(暗黒騎士団団長)、バグナード(主席宮廷魔術師)、ショーデル(ファラリス教団最高司祭)、ルゼーブ(ダークエルフ族長)の有力者4名による評議会が統治した。またこの頃に眠っていた邪竜ナースが再び活動期に入って暴れ回ったが、評議会メンバーの活躍により邪竜ナースを服従させ以降の被害を収めている。

邪神戦争によりマーモ帝国は滅亡し、フレイム王国の領土となった。後にフレイム領マーモ公国を経て、独立国マーモ王国となる。マーモ公国になった際、王城コンクァラーはウィンドレス、首都ペルセイはウィンディスへと改称された。また王城の地下はマーファ神殿へと改装された。

その他の国家・地域[編集]

これらの国家・地域の他にも、いくつかの独立した集落が存在している。

帰らずの森
ロードス島南東部に広がる森林地帯で、アラニアとカノンを分かつ国境にもなっている。ロードス島のみならず、フォーセリア世界で所在が判明している唯一のハイエルフ居住地で200人ほどのハイエルフが暮らしている。妖精界の住人だった頃の特性を色濃く残すハイエルフ達は寿命がないイモータル(不死者)であり、長老に至っては「神話の時代」に光の神々によって召喚され闇の神々と戦った時代から生きている正真正銘の「妖精」である。
「始原の巨人」から生まれた「世界樹」を起源とする極めて誇り高い古代種族であり、変化を嫌う性格から古来より他種族と交わることを避け、魔法によりハイエルフ以外は立ち入り禁止の地とされていた。同種の末裔であるエルフ族でさえ避ける。後にカノン自由軍に参加していたパーンとディードリットにより古の結界は解かれる事になるが、古来からの習慣は根強く残っており、好んでこの地に足を踏み入れる者はほとんど居ない。
鏡の森
モス公国北部にあるエルフの代表的な集落群で百人単位の集落が多数連合している。古代樹の一種「黄金樹」を中心としていたが、魔神戦争では魔神軍の急襲を受ける。一時は森を放棄して隣国のハイランドに敗走するが、義勇部隊としてハイランド軍の大きな戦力となり、最終的には森の奪回に成功した。
 前述のように、独力では勝ち目が無いと悟った時点で森を放棄、人間の国に集団逃亡して救援を仰いでおり、保守的な性格の人物が多いエルフとしてはかなり柔軟性のある集団である。文化面でも人間の村とほぼ同じ外観の集落を構えるなど、人間の風俗や技術をかなり受容して有効活用している。
エルフの集落はここ以外にも、マーモ島を除くロードス各所に複数存在していると思われる。カノン領内にあったエルフの集落は英雄戦争時のマーモ領有時代にほぼ全てがダークエルフによって殲滅されたが、邪神戦争後には、カノンのみならずマーモ島にもエルフの集落が作られ始めている。
鉄の王国
ロードス島北東部の白竜山脈にあり、魔神戦争後はロードス唯一となったドワーフの国家。国王は「石の王」と呼ばれる。
人間の国家間の紛争にはほとんど関与しないが、魔神戦争時にはおよそ五千のドワーフ戦士団がモスを目指したことからも分かるように、その戦力は他のロードス国家群と比べても遜色ない規模と実力を誇る。また、ドワーフ族特有の工芸品や美術品の産地であるため、財政面でも豊かだと思われる。
白竜山脈の麓にあるターバのマーファ大神殿とは古くから良好な関係を築いているが、一般に人間社会には関心が薄い。
石の王国
ロードス島南西部のモス地方にあり、魔神戦争の発端となったスカード王国の更に南(ここより南には「最も深き迷宮」しかない)に位置し、山全体を刳り貫いて作った一大地下王国を築いていた。国王は「鉄の王」と呼ばれ、ドワーフ族特有の工芸品・美術品の産地として財政的は豊かだが、食料はほぼ全て外部に依存している。兄弟国「鉄の王国」と同じ様に人間の国家間の紛争に関与することは基本的にないが、唯一「エールの誓い」により結ばれた隣国スカードの実質的な後ろ盾となっていた。
人口は一万余りで隣接するスカードと同程度だが、数千の屈強なドワーフ戦士団の強さは折り紙付きで、モス公国内の大国相手でも互角以上と言われ、魔神戦争で強大な魔神軍団の奇襲に10日間戦い続け、フレーベを除き全滅する。
南北の大門を繋ぐ大通りは文字通り山を貫通する巨大なトンネルで、そこから縦横に張り巡らされた支道や坑道はモス地方のみならずロードス島の各所につながり、最終的にはロードス島の反対側(北東部)にある兄弟国「鉄の王国」にまで繋がっていたと伝えられる。その多くは魔神との戦いの最中に閉ざされたとされる。(少なくとも「鉄の王国」側は閉ざした。大地下道網の一部を魔神が利用したとも言われる。)
自由都市ライデン
ロードス北西部にある商人たちによる自由都市。かつてはロードス島北西部全体を版図としたライデン王国の王都でもあった。王国滅亡後は有力な豪商たちで評議会を作り、自由都市国家として統治していた。魔神戦争期に魔神の首に賞金をかけ、「百の勇者」を集めるという役割を担った。
英雄戦争後は、マーモのロードス本島侵攻の影響で混乱が続いていた。そのためライデンは評議会を解散し、自らフレイムの保護下となることで事態の収拾を図った。

歴史[編集]

元号は新王国暦で記述。なおフォーセリア世界の公式設定は、作品間で矛盾がある場合には後付けを優先することになっている。

  • 神代 - マーファ神とカーディス神の戦い。
    • 戦いは相討ちに終わり、マーファ神によってロードスはアレクラスト大陸の遥か南へと切り離された島となる。
  • 前1000年頃 - カストゥール王国のル・フロイが初代ロードス太守に着任。
  • 紀元前後 - カストゥール王国滅亡。
  • 101年 - アラニア王国建国、カドモスI世が国王に即位。
    • 英雄王カドモスは、50年に渡って蛮族のカーディス教団と戦い、亡者の女王ナニールを封印、マーモを制圧した。
  • 168年 - ライデン王国建国。
  • 221年 - エルベク王国建国。
  • 229年 - カノン王国建国、エゾールI世が国王に即位。
  • 251年 - ヴァリス王国建国、アスナームが聖王に即位。
    • エルベク王国の貴族でファリス信者であったアスナームによる5年に渡る反乱の末に建国。
    • (当初の設定には、ヴァリス王国建国はロードス島戦記の約100年前というものや約200年前というものがあった。)
  • 274年 - ライデンが商人の自治都市になる。
  • 285年 - ブルネイ王国滅亡。
    • カノン王国の将軍ブルネイがマーモ島を統一したが、近衛騎士隊長アレスタの反乱により、一代で分裂崩壊。
  • 313年 - アラニア王国で「賢者の学院」設立。
  • 473年 - 魔神戦争勃発。ヴァリス王国のワーレン王逝去。
  • 474年 - マイセンたちが金鱗の竜王を呪いから解放。「百の勇者」が「最も深き迷宮」に侵攻、六英雄によって魔神王討伐。
    • 金鱗の竜王が守護していた太守の秘法「生命の杖」は、後にヴァリス王国に贈られる。
  • 476年 - モス公王マイセンが魔神戦争の終結を宣言。
  • 486年 - ナニール復活。レイリア誕生。
  • 496年 - ファーンがヴァリス王国の聖王に即位。
  • 497年 - ベルドがマーモ島の闇の森の勢力を従えて暗黒皇帝を名乗る。
  • 499年 - ベルドと翳りの街(ダークタウン)ペルセイ評議会の戦い。
  • 500年 - マーモ帝国樹立。
  • 503年 - 炎の部族がファラリス教団と手を組む。カーラがレイリアを支配。
  • 506年 - フレイム王国建国、カシュー・アルナーグI世が国王に即位。
  • 507年 - フレイム王国が、都市国家マーニー、都市国家ローランを併合。「賢者の学院」の学院長ラルカス逝去。
  • 508年 - フレイム王国とヴァリス王国の連合軍が、ファラリス教団と炎の部族を撃退。炎の部族の族長ダレス討死。オアシスであるヘヴンを奪回。
    • (小説2巻の記述では、510年の英雄戦争でカシュー王の不在中に、炎の部族がヒルトを襲撃して、留守をまかされていたシャダムが郊外の戦いで族長ダレスを討伐。しかし「ロードス島ワールドガイド」で、508年にカシュー王が族長ダレスを討伐したことになった。)
  • 509年 - バグナードによってアラニア王国の「賢者の学院」崩壊。
  • 510年 - 英雄戦争。カーラの支配からレイリア解放、カーラがウッド・チャックを支配。
    • マーモ帝国がカノン王国を征服。
    • アラニア王国の王弟ラスター公爵が、国王カドモス7世を暗殺、国王ラスター3世を僭称。ノービス伯アモスンが異を唱える。スレインがザクソンで自治独立運動。
    • モス公国のヴェノンが、ハーケーンを侵略、ヴェーナー公がモス公王を僭称。
    • 英雄王ファーンと暗黒皇帝ベルドが死亡。
    • マーモ帝国は評議会制に移行。
  • 512年 - フレイム王国と炎の部族の戦い。風と炎の砂漠の盟約解放。小ニース誕生。
  • 514年 - エトがヴァリス王国の聖王に即位。
  • 515年 - マーモ島の黒翼の邪竜ナース討伐。青竜島の水竜エイブラ討伐。火竜山の魔竜シューティングスター討伐。フレイム王国がライデン併合。ハイランドとヴェノンの戦い。ヴァリス王国がアダンを奪還。カノン自由軍がゲリラ活動開始。
    • 水竜エイブラが守護していた太守の秘法「魂の水晶球」は、後にフレイム王国の宝物庫に納められる。
  • 520年 - 帰らずの森解放。
  • 522年 - 火竜山が小規模な噴火
    • リウイ達とパーン達によって火竜山の大噴火が回避される。
  • 524年 - 大ニースが神託を残して逝去。
  • 525年 - 邪神戦争。黒衣の将軍アシュラムがマーモ帝国の残党や一部有志と共に新天地へ向けて脱出。
  • 526年 - スパークがフレイム王国属領マーモ公国の公王に即位。マーモ公国と新生マーモ帝国の戦い。
  • 527年 - 第二次邪神戦争
  • 6??年 - 諸国がロードス島の覇権をかけた戦いを始める。
    • 邪神戦争の約100年後、とある国の皇太子がロードス島統一を目指して戦争を起こしたのをきっかけに戦乱の時代が始まった。戦乱で滅びた国の王女が1000人の民と共に、大船で亡命。漂流の果てにクリスタニアに流れ着く。

登場人物[編集]

作品リスト[編集]

小説[編集]

  • ロードス島戦記 灰色の魔女(1988年4月 / 角川スニーカー文庫 / 水野良、イラスト:出渕裕
  • ロードス島戦記2 炎の魔神(1989年2月 / 同上)
  • ロードス島戦記3 火竜山の魔竜(上)(1990年2月 / 同上)
  • ロードス島戦記4 火竜山の魔竜(下)(1990年7月 / 同上)
  • ロードス島戦記5 王たちの聖戦(1991年2月 / 同上)
  • ロードス島戦記6 ロードスの聖騎士(上)(1991年11月 / 同上)
  • ロードス島戦記7 ロードスの聖騎士(下)(1993年4月 / 同上)
  • ハイエルフの森 ディードリット物語(1995年3月 / 同上)
  • 黒衣の騎士
    • ハードカバー(1995年7月 / カドカワノベルズ / イラスト:出渕裕)
    • 文庫(1998年10月 / 角川スニーカー文庫 / イラスト:夏元雅人)
      • イラストと後書きが変更されている。

テーブルトークRPG ルールブック[編集]

  • ロードス島戦記コンパニオンシリーズ
    • ロードス島戦記 コンパニオン(1989年8月 / コンプコレクション)
    • ロードス島戦記 コンパニオン2(1991年5月 / 同上)
    • ロードス島戦記 コンパニオン3(1994年4月 / 同上)
  • ロードス島RPGシリーズ
    • ロードス島RPG ベーシックルール(1995年9月 / 角川スニーカーG文庫)
    • ロードス島RPG エキスパートルール(1996年6月 / 同上)
  • ソード・ワールドRPG ロードス島ワールドガイド(1998年12月 / 富士見書房)
    • ロードス島オリジナルのシステムではなくソード・ワールドRPGのルール上でロードス島戦記の物語を表現するための資料集。ソード・ワールド準拠で表記された各種データの他に、ソード・ワールドのルールを逸脱したロードス島の英雄たちの活躍を再現する「超英雄ポイント」ルールが掲載されている。

サプリメント[編集]

  • ロードス島戦記ハンドブック1(1992年8月 / BNN)
  • ロードス島戦記ハンドブック2(1992年9月 / 同上)
  • ロードス島RPG シナリオ集 出発の刻(1995年11月 / 角川スニーカーG文庫)

RPGリプレイ[編集]

  • 雑誌掲載(掲載後、書籍などに収録されていないもの)
    • コンプティーク誌上連載記事 D&D誌上ライブ
      • D&D誌上ライブ・ロードス島戦記リプレイ第1部
        • (作:安田均とグループSNE / 絵:出渕裕)
        • 1986年9月号~1987年4月号に8回に渡って連載された。パーン達の旅立ちから始まり、ドワーフの大トンネルを抜けてウォートに会い、これからマーモとヴァリスの決戦場に向かう所で終了している。
      • D&D誌上ライブ・ロードス島戦記リプレイ第2部
        • 1987年6月号~1988年7月号に14回に渡って連載。
    • コンプRPG
      • ロードス島戦記RPGのシナリオやリプレイなどが掲載。5つの「太守の秘宝」と対になる「裏太守の秘宝」が登場するリプレイが掲載されたこともあった。
      • 誌上連載記事 灰色の勇者(未刊行)
        • (1995年10月号~1996年8月号連載 / グループSNE / 絵:さいとうつかさ
        • ロードスの平和に為にと、ある人物(直接的にカーラの名は登場しなかった)に集められた一行。集められた5人パーティーの中の女精霊使いはダークエルフでありながら珍しく純粋な性格で、どこにでも闇の森を繁殖させられる特別な力を持ったダークエルフの巫女であった。その力を巡って冒険が行われる。
      • サルバーンの魔導書
      • 暗黒のプレリュード
      • 魔石の封印
      • 暗殺の魔手
      • 亡者の衣
      • 銀嶺の神殿
  • TRPGリプレイ単行本(ロードス島RPGルールに則ってコンプティーク誌で連載されたのは第3部だけで、D&Dルールで連載された第1部と第2部は小説版刊行後にルールを替えてプレイしなおしたものが単行本書下ろしで発表された)
    • ロードス島戦記1(1989年9月 / 角川スニーカー文庫(後に角川スニーカーG文庫)、富士見ドラゴンブックより新装版となり再版)
    • ロードス島戦記2(1990年9月 / 同上)
      • ロードス島を舞台にロードス島戦記第1部のPCでT&Tをプレイしたリプレイ「帰らずの森のフェアリー」(日本版「ウォーロック」14号に掲載されたもの)も収録。
    • ロードス島戦記3(1991年8月 / 同上)
      • ナニール復活とレイリア誕生を描くロードス島戦記RPG用シナリオ「第五の封印」も収録。

コミック[編集]

  • ロードス島戦記 灰色の魔女全3巻 作画/越智善彦(角川コミックスエース)
  • ロードス島戦記 炎の魔神全2巻 作画/齋藤亜弓(角川書店 ドラゴンコミックス)
  • ロードス島戦記 -英雄騎士伝-全6巻 漫画/夏元雅人(角川コミックスエース)
  • ロードス島戦記 ディードリット物語全2巻 画/よねやませつこ(あすかコミックスDX)
  • ロードス島戦記 ファリスの聖女全2巻 漫画/山田章博(角川書店

カードゲーム[編集]

  • ロードス島戦記 カードゲームコレクション(1996年1月 / コンプコレクションスペシャル)

コンピュータゲーム[編集]

ロードス島戦記〜灰色の魔女〜(1988年9月 / ハミングバードソフトWindows95版はマイクロキャビン
PC-88VA版、PC-98版、MSX2
小説1巻のストーリーだがD&Dルールでの誌上連載と小説1巻を半々ずつベースにしており、カシュー王は登場しない。戦闘システムは、フィールドでは隊列で前列と後列に分かれるだけのクイックコンバット、ダンジョン内ではシミュレーションRPGのようにマス目を移動させるタクティカルコンバット。イベントの可否によって国の興亡が変化して情勢画面に表示される天秤が傾く。その傾きによってロウEDとケイオスEDの2種類のエンディングがある。
IIにも言えるが、古代語魔法・精霊魔法・神聖魔法も全てを使えるウィザードというクラスがある。ただしゲームクリアはLV13程度で可能なのに対してウィザードが全ての魔法を覚えるのはLV40以上。
最初に発売されたPC-98版では、戦闘画面への移行、戦闘画面から通常画面への移行の際に、非常に長いロード時間を必要とした(後に必要メモリを640Kに引き上げ、ロード時間を短縮した改良版のディスクが配布された)。
2005年10月、プロジェクトEGGで販売。
X68000版、PC-9821版、FM-TOWNS
操作性をPC-98版のIIよりも更に向上させ、グラフィックの色数も増している。
Windows95
データやシステムやグラフィックなどがIIと共通に変更。イベントのNPCがIIのようにパーティーに加わるようになっている。作成キャラのグラフィックもIIの2種類選択できる内の片方の物になるなどI独自グラフィックがいくらか失われている。2種類あったエンディングも別の1種類になり小説準拠の内容に変更。音源はMIDIになり、また操作がマウス必須に変わっている。
ロードス島戦記 福神漬(PC88、PC-98、MSX2)(1990年1月 / ハミングバードソフト)
開発者コメント、4×4パズル、サウンドモード、おまけシナリオなどが収録されたファンディスク。「ロードス島戦記〜灰色の魔女〜」との間でキャラデータをコンバート可能。
2005年11月、プロジェクトEGGで販売。
ロードス島戦記II〜五色の魔竜〜(1991年12月 / ハミングバードソフト、Windows95版はマイクロキャビン)
PC-98
Iの続編。小説2-7巻のストーリーだが小ニースは登場しない。小説版にはない「降臨した邪神カーディスとの戦闘」がラストクエストとなっている。NPCキャラを2人までパーティーに参加可能になっている。戦闘はフィールドでもタクティカルコンバットに変わり、Iより操作性も向上。ターボコンバットという短時間で終わる自動戦闘も存在するが、LP・MPの消耗が激しく経験点も1割しか入手できない。武器の能力が調整され、騎馬によるランスチャージなど新機軸も追加。キャラには「自由の騎士」などの通り名もつくようになった。
前作「ロードス島戦記〜灰色の魔女〜」から作成キャラデータを読み込み可能。ただしプレイヤーキャラとしてではなく、あるイベントのやられ役NPCのパーティーが読み込んだキャラに変わるというもの。
2005年12月、プロジェクトEGGで販売。
X68000版、PC-9821版、FM-TOWNS版
Iと同様に、機能がPC-98版のIIよりも向上している。
Windows95版
小説準拠へと変更され、ウッドカーラとレイリアのイベントが追加されている。
ロードス島戦記 福神漬2 (PC-98)(1992年2月 / ハミングバードソフト)
ファンディスク第二弾。おまけシナリオはIIのクリア可能レベルより更にレベルを上げたプレイヤー対象の高難易度のものが収録されている。「ロードス島戦記II〜五色の魔竜〜」との間でキャラデータをコンバート可能。
2006年1月、プロジェクトEGGで販売。
ロードス島戦記 福神漬3 (PC-98)(1992年8月 / ハミングバードソフト)
ファンディスク第三弾。「ロードス島戦記II〜五色の魔竜〜」との間でキャラデータをコンバート可能。また「ソード・ワールドPC」へのキャラデータ移行も可能。
2006年6月、プロジェクトEGGで販売。
PC-9801ゲームリバイバルコレクション (Windows 98SE, ME, 2000, XP)(2004年4月 / 角川書店 / 編・著:コンプティーク) ISBN 4-04-707136-6
15本のPC98用ゲームソフトをWindowsで遊べるようエミュに組み入れてCD-ROMに収録。ロードス島戦記、ロードス島戦記II、ソード・ワールドPCなどが収録されている。
ロードス島戦記 (PCエンジン CD-ROM²SUPER CD-ROM²両対応)(1992年7月 / ハドソン
OVA準拠。OVAのオープニングが再現され、声つきで声優もOVA版のものとなっている。角川書店より書籍販売の廉価版「ロードス島戦記〔復活〕」も発売されている。
ロードス島戦記2 (PCエンジン SUPER CD-ROM²)(1994年12月 / ハドソン)
同上。前作の続編。
ロードス島戦記 英雄戦争 (メガCD)
PCエンジンのソフトと同様に、OVA準拠。SLG。
ロードス島戦記 (SFC)(1995年12月 / 発売:角川書店 / 開発:ハミングバードソフト)
魔神王との最後の戦いから始まり、その後の歴史を4章仕立てで、記憶をなくしたカーラ、マーモに渡ったベルド、聖騎士隊長ファーン、そして最後にパーンが、章ごとの主人公として小説1巻の終わりまでのストーリーが描かれる。仲間に入るサブキャラはオリジナルキャラが多い。第1章ではカーラの配下の双子のハーフエルフの戦士リオンと精霊使いシオン。第2章では、元アラニア貴族のアッシュ、ファラリス司祭ウンバラ、ダークエルフのサキルス。第3章ではヴァリスの聖騎士見習いテシウス、ファリスの高司祭グレゴ、首都ロイドの盗賊ギルド長レンダー。第4章ではエト、スレイン、ギム、ディード、ウッド。
システムは、見下ろし型のフィールド・街、クォータービューのダンジョン、3×5マスのフィールドで行われるエンカウント戦闘となっている。
ロードス島戦記 -英雄騎士伝- GB(GB&GBC共通)(1998年12月11日 / 発売:トミー
キャラクターカードを利用したバトルシステムのゲーム。特典にはトレーディングカード。
ロードス島戦記 邪神降臨(DC)(2000年6月 / 発売:角川書店 / 開発:ESPネバーランドカンパニー
若き姿で記憶をなくして復活した赤毛の剣士が邪神戦争の中で戦う。何故かレイリア本人が登場するのに、カーラもレイリアの姿で登場(開発者いわくカーラのこの姿は、レイリア以外の見た目は考えられないと意図的にデザインしたとのこと)。
システムは3DのアクションRPG。
広告やゲーム雑誌での紹介などの拡販策が充分に取られなかった事もあり、当初は殆ど話題に上がることは無かったが、口コミやインターネット上では「DCの隠れた良ゲー」として細々と評価される。後にバグを修正した再発版(パッケージイラスト等も差し替えられる)が発売されるが、一部アイテム類の無限入手が可能な初期版はネットオークション等で希望小売価格を遥かに上回る値で取引された。
ロードス島戦記 -伝説の継承者-(Pmang)(2012年12月 / 開発:ゲームオン
3Dダンジョンでの探索とカードバトルを組み合わせたブラウザゲームのRPG作品。メインクエストでは,原作をベースにしたストーリーが描かれ,キャラクターカードを使用して,小説やアニメの主人公・パーン達とパーティを組んで共に戦えるのが大きな特徴。全国の仲間と協力してボスを討伐する「レイドボス」イベントといったコンテンツが用意されるなど,ソーシャル要素が付加されている。
ロードス島戦記 -伝説の継承者-(Yahoo! Mobage)(2013年1月 / 開発:ゲームオン)
同上。
ロードス島戦記 -伝説の継承者-(mixi)(2013年4月 / 開発:ゲームオン)
同上。Pange版やYahoo! mobage版と細部が異なり、装飾品やキャラクターなどの能力値や、敵を倒した時の取得経験値などが調整されている。

ゲーム攻略本[編集]

  • コンプコレクションスペシャル パソコン版ロードス島戦記<公式ガイドブック> - 著:高山浩とグループSNE / 表紙:出渕裕 / 角川書店
    • PC98版およびそれに準拠した機種のIとIIの攻略。高山浩のコラムや、他機種版の紹介、攻略のほかに、モンスターデータなどの各種詳細データなどが掲載。
  • ロードス島戦記 HAND BOOK 1 - 著:高山浩とグループSNE / イラスト:山田章博 / ビーエヌエヌ
    • PC-98版「灰色の魔女」の攻略を主としたハンドブック。山田章博によるイラスト多数。リプレイのかけあいのような戦闘解説も掲載。
  • ロードス島戦記 HAND BOOK 2 - 著:高山浩とグループSNE / イラスト:山田章博、佐々木亮 / ビーエヌエヌ
    • PC-98版「五色の魔竜」の攻略を主としたハンドブック。アイテムデータはIとIIの両方を掲載
  • PCエンジン版 ロードス島戦記公式ガイド - PCエンジンCD-ROM2版の1の攻略本
  • PCエンジン対応 ロードス島戦記[復活] - PCE版の1とセットになった攻略本
  • PCエンジン対応 ロードス島戦記II[体験] - PCE版の2の体験盤とセットになったガイドブック
  • PCエンジン対応 ロードス島戦記II[制覇] - PCE版の2の攻略本
  • メガCD版 ロードス島戦記 体験CDロム付公式ガイドムック
  • ロードス島戦記 邪神降臨 公式ガイドブック - ドリームキャスト版の攻略本

ラジオドラマ(ラジメーション)[編集]

文化放送とラジオ大阪にて全16回の放送。「風と炎の魔神」はOVA2作目となる企画があったが、ペンディングとなっている。台本等が付いたCDシネマ版と、「炎を継ぐ少女」(著:水野良)が収録された書籍扱いのCDブック版がある。

番組放送時には前半がパーソナリティ・ゲストによるトーク、後半はドラマパートという形式だった。 パーソナリティは石田彰[11]桑田貴子[12]。ゲストはドラマパートの出演陣(冬馬由美中村尚子ら)。

  • ロードス島戦記 風と炎の魔神 1 砂漠の王国
  • ロードス島戦記 風と炎の魔神 2 ナルディアの苦悩
  • ロードス島戦記 風と炎の魔神 3 アラニアの賢者
  • ロードス島戦記 風と炎の魔神 4 そして、解放されるもの

カセットブック[編集]

カセットテープ版と、CD版がある。1~3は書き下ろしのオリジナル脚本。1~5のCD版とアレンジサントラを併せた「スペシャルパッケージ」もある。

  • ロードス島戦記 カセットブック 幻惑の魔石 - 小説1巻のオリジナル・サイドストーリー
  • ロードス島戦記 カセットブック2 宿命の魔術師 - 小説3巻のオリジナル・サイドストーリー
  • ロードス島戦記 カセットブック3 魔獣の森 - 小説3巻のオリジナル・サイドストーリーで、アラニアの魔術師、魔獣使いエレーナのエピソード
  • ロードス島戦記 カセットブック4 妖精界からの旅人 - 「ハイエルフの森」のストーリー
  • ロードス島戦記 カセットブック5 …開かれた森 - 「ハイエルフの森」のストーリー
  • ロードス島戦記 カセットブック6 復讐の霧 - 「ハイエルフの森」のストーリー

音楽CD[編集]

  • アレンジ・サウンド ロードス島戦記~灰色の魔女~ (1989年4月21日 / ビクター音楽産業
  • アレンジ・サウンド ロードス島戦記II~五色の魔竜~ (1992年3月27日 / ビクター音楽産業) - 数曲を1トラックずつにまとめた形のアレンジアルバム
  • ロードスクロニクル サウンドトラックス (キングレコード)
    • 発売中止になったWindows用ゲームソフト「ロードスクロニクル ロードス島戦記III」のオリジナルサウンドトラック。1999年4月2日にはマスタリングを終え、CDアルバムは制作完了して5月28日に発売予定だった。
  • ロードスクロニクル ファーストカット (1999年3月 / キングレコード)
    • 『ロードスクロニクル サウンドトラックス』から3曲をアレンジしたシングルCD。東京ゲームショウ'99春のキングレコードのブースで、「ロードスクロニクル ロードス島戦記III」の主題歌のライブが「ジェンダワヤン(Genderwayann)」(浜野宏子(ワヤン)と遠藤雅章のユニット )によって3日間に10回行われ、抽選配布された。
  • Name the Sky ソラノナマエ (2001年2月28日 / グリーンエナジー
    • ジェンダワヤンの2ndアルバム。「Soul Crystal Ball <魂の水晶球> 」などの、発売中止になったWindows用ゲームソフト「ロードスクロニクル ロードス島戦記III」の楽曲のアレンジ曲を収録。
  • raira ライラ 新千夜一夜物語 (2002年6月26日 / キングレコード)
    • ジェンダワヤンの3rdアルバム。発売中止になったWindows用ゲームソフト「ロードスクロニクル ロードス島戦記III」の楽曲のアレンジ曲を収録。
  • ロードス島戦記 オリジナルサウンドトラック (1996年1月 / ビクター音楽産業) - スーパーファミコン版ゲームソフトのサントラ
  • ロードス島戦記 風と炎の魔神 オリジナル・サウンドトラック - ラジオドラマのサントラ
  • ロードス島戦記 吟遊詩人の記憶 - カセットブックのアレンジ・サウンドトラック

画集[編集]

  • ILLUSION-幻影- (出渕裕)
  • 生命の水~UISGE-BEATHA~ (出渕裕)
  • ANAM -魂- 出渕裕ロードス島戦記画集 (出渕裕)
  • PHANTASIENファンタージェン 結城信輝画集 (結城信輝
  • 千紫萬紅 結城信輝画集 (結城信輝)

その他関連書籍[編集]

  • ロードス島伝説 シリーズ - 魔神戦争時代を描く
  • 新ロードス島戦記 シリーズ - 邪神戦争の後を、マーモを中心に描く
  • 魔法戦士リウイサードシーズン ファーラムの剣 呪縛の島の魔法戦士 - パーンがロードス島戦記2巻で入手した魔剣に関するストーリーで、時期は「ハイエルフの森」の後にあたる
  • クリスタニア シリーズ
    • ロードス島を脱出したアシュラム達のその後が描かれている。また、ダナーン王国の祖がロードス島戦記の100年後にロードス島を脱出した顛末に触れている。
  • ファンタジー・ファイル シリーズ (富士見ドラゴンブック富士見書房))
    • アイテム・コレクション ―ファンタジーRPGの武器・装備― ISBN 4-8291-4227-8
      • 著:安田均、グループSNE(水野良、山本弘北川直吉岡太郎) / イラスト:竜胆丈二、末弥純米田仁士三好道夫 / アイテムイラスト:小出拓荻戸成
      • TRPG、コンピュータRPG、ゲームブックなどのファンタジーRPGに登場する武器・防具や様々な冒険用具についての解説書だが、その間に断片的に挟まれる物語が剣奴ルーファス(後のカシュー王)を主人公とするものになっている(これ以外でカシューの過去について記述したものはほとんど無い)。
    • スペル・コレクション ―ファンタジーRPGの魔術― ISBN 4-8291-4220-0
      • 著:安田均、グループSNE(水野良、北川直、吉岡太郎) / イラスト:天野喜孝、米田仁士、佐竹美保)
      • ファンタジーRPGに登場する様々な魔法についての解説書。魔法使いがその弟子に教えているという設定で、合間にコミカルな対話(寸劇)が挿入されているが、この魔法使いが大魔術師ウォートということになっている。しかし小説などの物語とは関係していない。
  • 『ロードス島戦記』の秘密 (上関晃生 / データハウス / 1998年8月)
    • 磯野家の謎』をはじめとして1990年代に流行した「謎本」に類する研究本。著者独自の視点による小説の考察が中心。付録としてロードスとクリスタニアを合わせた年表及び声優目録を掲載している。
  • 別冊 宝島 僕たちの好きなロードス島戦記 全ストーリー&キャラクター徹底解析 1561 カルチャー&スポーツ(宝島社 / 2008年10月)
    • 全作品の年表、ストーリーとキャラクター解説にくわえて詳細な相関図がビジュアルとともに語られるデータ集。

ようこそロードス島へ![編集]

ロードス島戦記を原作とした百やしきれいの漫画作品。ロードス島戦記のストーリーに沿いながら、多くはギャグテイストの4コマ漫画で構成されている。月刊少年エースに連載されていた。

アニメ[編集]

アニメ化もされ、TVアニメ『ロードス島戦記-英雄騎士伝-』内のCパートの短編アニメとして放映されたほか、「MAZE☆爆熱時空 天変脅威の大巨人」と同時上映で30分のアニメ映画として1998年4月25日に劇場公開もされている。

声の出演
スタッフ  

関連作品[編集]

書籍
  • ようこそロードス島へ! 全3巻(画/百やしきれい 角川コミックスエースエクストラ)
TVアニメ
  • ロードス島戦記-英雄騎士伝- ビデオ全9巻
  • ロードス島戦記-英雄騎士伝- DVD-BOX全2巻
音楽CD
  • ようこそロードス島へ!冒険活劇劇中楽曲集 - 劇場版「ようこそロードス島へ!」のサントラCD

テーブルトークRPG[編集]

ダンジョンズ&ドラゴンズ[編集]

コンプティークで1986年9月号から連載されたリプレイの第1部と第2部においてはまだ独自システムは無く、「D&D誌上ライブ」と題してD&Dを紹介する目的を持ってクラシックD&Dに独自の世界観を乗せた形になっていた。

日本のTRPGブームの立役者ではあったが、長らく単行本化されなかった。理由は「雑誌の記事なら問題無いが、単行本と言う商品として売り出すなら使用料をD&Dの版権元に払わなくてはならない為」と後にコンプティークに書かれている。其の為、下記の「ロードス島戦記コンパニオン」が作られる事となり、第一部、第二部はそのルールを使って再プレイしたものを単行本化すると言う回り道になった。

トンネルズ&トロールズ[編集]

ウォーロック日本版14号(1988年2月)に「トンネルズ&トロールズ・ウィズ・ロードスアイランド」と題して、T&Tを用いてロードス島を舞台にプレイできるよう設定やシナリオサンプル、リプレイなどが掲載された。リプレイは『RPGリプレイ ロードス島戦記 II』の巻末にも収録された。

ロードス島戦記コンパニオン[編集]

ロードス島戦記のオリジナルRPGシステムとしては最初の作品。パソコン用のコンピューターゲーム版のシステムをTRPG用にアレンジした物で、リプレイ連載第2部まで使用されていたD&Dの影響を強く受けながらも独自の行為判定システムを採用している。

ロードス島戦記コンパニオンの特徴的なシステムとして集中力がある。これは、ゲーム中の行為判定に際し、通常の能力を使った判定とは別に、集中力を基準とした再判定を行えるというルール(ただし、この再判定を行える回数は有限であるため、使いどころを選ぶ必要がある)。これは、英雄候補たるプレイヤーキャラクターの才能や天運を表現したヒーローポイント的なものである。

ロードス島RPG[編集]

コンパニオンを基礎に、「特技」や「転職」によって多様なキャラクターを表現できるよう構成されたシステム。よりレベルが高い者から特訓を受けることでレベルアップ可能。しかし、「魔法戦士に転職すると、独自の魔法戦士魔法が使える」など、このシステムにしか記述がなく、他のシステムや小説版とは異なるデータが幾つか存在する。

ロードス島戦記コンパニオンとのもうひとつの相違点は、このシステムが最初に発売された時点で『ロードス島伝説』の小説展開が始まっていたことである。このため、魔神戦争時代を扱っていたこのシステム版のリプレイ単行本は「ロードス島伝説」のタイトルを冠して刊行された。ロードス島伝説の作品リストも参照。

ソードワールドRPG[編集]

本来は『ロードス島戦記』とは独立して展開されてきたシステムだったが、『ロードス島ワールドガイド』の発売によって、ロードス島戦記をソードワールドRPGへ統合することが可能になった。このとき追加されたルールとして、ソードワールドのシステムから逸脱したロードス島の英雄たちの活躍を合理的に再現できる超英雄ポイントのルールがある。超英雄ポイントを持つものは10レベルが上限である通常の英雄や英雄候補を超えた資質を持つ存在として、超英雄や超10レベルキャラクターと呼ばれる。

超英雄ポイントを使えば行為判定のやり直しができるほか、自分のレベル以上の魔法の使用、遺失魔法の既知化、上位精霊との盟約、抵抗判定の自動成功、などが行える。また、関連するレベルが上限レベルであるレベル10以上なら、成功判定の自動成功、神が身に降臨した際の魂の破滅の回避、レベル11以上へのレベルアップなども可能。消費した超英雄ポイントはシナリオ終了時に回復、消費することで最大値が増加する。効果の中には最大値を減少させて使用するものもある。

アニメ版[編集]

OVA[編集]

1990年から1991年に制作・発売された。全13話。全13巻累計の総出荷本数は55万本[13]。2006年にDVDで復刻している。原作小説がまだ連載中であった頃に制作されたため、結末が大幅に異なる。また、割愛されたエピソードがあったり、小説では死亡するキャラクターが生き残っていたり、その逆もある。割愛されたエピソードのうち、第二部「炎の魔神」については同じ声優でラジオドラマ化された。

登場キャラクターのうち、ダークエルフのピロテースについては当初OVA版オリジナルのキャラクターであったが、作者が気に入り原作小説へフィードバックされたキャラクターである。製作に東京放送[14](TBS)がクレジットされていることもあり、TBS奥さま劇場(夏休みアニメフェスタ、冬休みアニメフェスタなど)の時間枠内において、過去に幾度か放送も行われている。CSでは、チャンネルNECO及びAT-Xが放送を行っている。また、パソコンテレビGyaOでも全13話が幾度か無料配信された。

声の出演[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

  • オープニングテーマ 「Adèsso e Fortuna ~炎と永遠~」(作詞・作曲:新居昭乃
  • エンディングテーマ 「風のファンタジア」(作詞・作曲:伊藤薫
2曲ともに歌:Sherry(加藤いづみ)、編曲:荻田光男

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 監督
(演出)
作画監督
第1話 伝説への序章(プロローグ) 渡辺麻実 永丘昭典 山内英子
第2話 炎の出発(たびだち) 山田勝久 牧野滋人 小田不二夫
第3話 黒衣の騎士 りんたろう 山田勝久 沖浦啓之
第4話 灰色の魔女 金巻兼一
渡辺麻実
永丘昭典 竜大司 添田和弘
第5話 砂漠の王 金巻兼一 片山一良 水野カズノリ うるし原智志
第6話 暗黒王の剣 渡辺麻実 さかいあきお
第7話 英雄戦争 りんたろう (竜大司) 添田和弘
第8話 戦士の鎮魂歌(レクイエム) 川崎博嗣
第9話 支配の王錫 金巻兼一
渡辺麻実
永丘昭典 竜大司 瀬尾康博
第10話 火竜山の魔竜 渡辺麻実 川越淳 添田和弘
第11話 魔導師の野望 矢野博之 -
第12話 決戦!暗黒の島(マーモ) - 永丘昭典 添田和弘
第13話 灼熱の大地(ロードス) 永丘昭典 結城信輝
箕輪豊

映像ソフト[編集]

  • VHS版 - 角川書店より全13巻が、パック・イン・ビデオより複数話収録のスペシャルエディションなどがリリースされている。
  • LD版 - 全6巻。ビクター音楽産業よりリリース。
  • DVD+CD BOX - OVA全13話のDVD6枚組とサントラ3枚のBOX。ビクターエンタテインメントよりリリース。
  • Blu-ray BOX - 2013年11月29日に発売予定。
関連商品
  • ロードス島戦記 OVA記録集 全2巻(角川書店)
  • OVAオリジナル・サウンドトラック ロードス島戦記 - 全3巻でビクター音楽産業よりリリース。

TVアニメ[編集]

1998年放送。『ロードス島戦記-英雄騎士伝-』を参照。

「召しませロードス島戦記 〜それっておいしいの?〜」[編集]

2014年4月よりTOKYO MX、サンテレビにて3分枠のショートアニメとして放送。『召しませロードス島戦記 〜それっておいしいの?〜』を参照。

脚注[編集]

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  1. ^ 読売新聞 2013年12月3日 朝刊15面「ライトノベルの先駆けロードス島戦記 出渕さんのイラストの力は大きかった(水野良、談)」
  2. ^ ロードス島戦記生誕25周年|角川書店、2013年12月16日閲覧。
  3. ^ 『ロードス島戦記』25周年記念、2013年12月16日閲覧。
  4. ^ 水野自身も実在のロードス島(ロドス島)の存在を全く知らなかった
  5. ^ 「ロッコの早耳情報 (2)」、『ウォーロック』VOL.13、社会思想社、1988年1月、p.29。ISBN 4-390-80013-2
  6. ^ 『新ロードス島戦記』5 終末の邪教(上) 初版本(2005年11月1日発行)の帯による。
  7. ^ 後に『ロードス島戦記コンパニオン』として正式に出版される事になった。
  8. ^ フォーセリアでは主要な神として「至高神ファリス」、「大地母神マーファ」、「戦神マイリー」、「知識神ラーダ」、「幸運神チャ・ザ」の光の五柱神と、「暗黒神ファラリス」を含めた六柱の神々が知られる。詳しくはフォーセリア#六大神を参照。
  9. ^ コンプティーク誌掲載のリプレイにおいては、英雄戦争の戦場に向かう一行が、ウォート、カーラの落とすメテオストライク(連載時はD&Dのシステムだったので、この時点ではメテオスウォーム)の魔法によって落ちる隕石の姿を遠くから見つめ、決戦の地に向かう、という場面で連載が完結しており、結末は続く第二部では簡単に語られたのみで、詳細はのちの小説版『灰色の魔女』で初めて明らかにされている。
  10. ^ ザ・スニーカー』94年冬号、ロードス島の7不思議。
  11. ^ 直接この作品へ出演はしていないが、前番組である電撃アワー「レジェンド・オブ・クリスタニア」「ゴクドーくん漫遊記外伝」でそれぞれ主役・ラジオパーソナリティを務めている。
  12. ^ ラジオ及びドラマ主題歌「風の羽」「炎のラグリマ」アーティスト。
  13. ^ マーチャンダイジングライツレポート1998年4月号
  14. ^ 2009年4月より、東京放送の持ち株会社化により、テレビ放送事業はTBSテレビへと継承した。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]