マッドハウス

提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

株式会社マッドハウス
MADHOUSE Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 〒167-0051
東京都杉並区荻窪四丁目30番16号
設立 1972年10月17日(有限会社マッド・ハウスとして)
業種 情報・通信業
事業内容 アニメーションの企画・制作、著作権管理
代表者 代表取締役 丸田順悟
資本金 162,500,000円(2006年1月現在)
主要株主 株式会社インデックス・ホールディングス
日本テレビ放送網株式会社
株式会社電通
株式会社バップ
株式会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
株式会社WOWOW
外部リンク http://www.madhouse.co.jp/
  

株式会社マッドハウス(英語表記:MADHOUSE Ltd.)はアニメーションの企画・制作および著作権管理を主な事業内容とする日本の企業。日本動画協会正会員。

目次

[編集] 概要・沿革

1972年10月、虫プロダクション(旧社)の従業員だった丸山正雄出崎統りんたろう川尻善昭らが、同社の経営危機をきっかけに独立して設立。同社の石神井スタジオのメンバーが中心になった。初代の社長は虫プロの制作管理スタッフだったおおだ靖夫が務めた。

丸山正雄によると、「会社名「マッドハウス」は昔千葉県にある「松戸ハウス」という名前のお店のパクリです。巷では「丸山&出崎(統)【Maruyama And Dezaki】」ということで「MAD」など諸説囁かれていますが、全然違います。」[1]とのこと。

1970年代は、東映動画のテレビシリーズに参加するとともに、出崎統と杉野昭夫のコンビによる東京ムービーのテレビシリーズを中心にした。これは東京ムービーの藤岡豊社長がマッドハウス設立にあたって資金を支援した関係によるもの。出崎と杉野がスタジオあんなぷるを設立して独立し、丸山正雄が社長に就いた1980年代には主にりんたろうが監督する角川書店製作の劇場向け作品やオリジナルビデオアニメ(OVA)を中心に制作していた。テレビアニメでは外注スタジオの扱いだったが、1989年の『YAWARA!』を皮切りとして、1990年代からはテレビ作品にも本格的に乗り出し、自社制作も行なうようになった。中でも1998年から放映開始された、浅香守生監督作品である『カードキャプターさくら』は、脚本、演出、作画、音楽に魅せられたファンを獲得。それまでOVAや映画の仕事を中心として来たマッドハウスの名をアニメファンに知らしめた。

2000年代以降のマッドハウスは、世界的に評価の高い川尻、今敏らを監督陣に擁し、『アニマトリックス』など芸術性の高い作品から『ギャラクシーエンジェル』のようなマニアックな娯楽作品まで、幅広い作品を手がけている。

1991年韓国の制作プロダクション、DR MOVIEと提携。仕上工程の下請けを皮切りに、グロス請けを任せるまでになっている。2001年にはDR MOVIEに資本出資し子会社化した。

2000年、『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』『Bビーダマン爆外伝』等の制作に関わった同業の株式会社パオハウスを吸収。同社は『YAWARA!』を製作したキティ・フィルム落合茂一が独立創業した会社で、1999年4月の落合死去後、キティグループ出身の増田弘道が1年のみ代表を引き継いだ。なお増田はマッドハウスの代表取締役に就任(-2005年)した。

1990年代末期から業界全体で導入が進んでいたデジタル制作には当初慎重で、2001年まではセルとフィルムによる作品制作を続けてきた。しかし業界の流れが急速に変化し、2001年にDR MOVIEと共同制作した『爆転シュート ベイブレード』よりデジタルペイント・コンポジットを導入。以降各作品順次デジタル制作に移行した経緯がある。

2004年2月、携帯電話向けコンテンツ制作供給大手の株式会社インデックスに対して第三者割当増資を行い、同社の子会社となる(2005年5月末現在、インデックスの出資比率は72.4%)。インデックス傘下にあるタカラトミーインターチャネル・ホロンインデックスミュージックアトラス、タカラトミー傘下のタツノコプロ、タカラトミーと業務提携したガンホー・オンライン・エンターテイメント、その子会社となったブロッコリーなどとのメディアミックスや協業の可能性を模索している。

2005年にかねてから深夜枠作品で繋がりの深かった日本テレビ放送網バップ電通の3社が、2006年にはWOWOWと放送に携わる大手企業が次々と資本参加した。また、従来あまり重視してこなかったCGの作品への導入に関しても、同じくインデックス傘下となったCG制作会社のダイナモピクチャーズとの協力関係を構築するなど従来の作画とCGとの融合に挑戦している。

設立以来登記上の商号は「株式会社マッド・ハウス」であったが、作品のクレジット等での表記と統一するため、2004年11月に「・」抜きの「株式会社マッドハウス」に改めている。

以前の本社スタジオは元ボウリング場。りんたろう色彩設計によるスタジオは「まるで幼稚園のようだ」と言われるほどアニメ界では珍しいカラフルなスタジオであったが、2004年に東京都杉並区荻窪の現本社に移転した。

[編集] フィルモグラフィ(公開順)

[編集] テレビシリーズ

[編集] TVスペシャル

DVD化時に『ギャラクシーエンジェルS』に改題。
  • 太陽の黙示録
    • 前編「海峡」(2006年9月17日、制作協力:タマ・プロダクション
    • 後編「国境」(2006年9月18日、制作協力:タマ・プロダクション)
  • DEATH NOTE ディレクターズカット完全決着版 〜リライト・幻視する神〜(2007年8月31日)
DVD化時に『DEATH NOTE リライト〜幻視する神〜』に改題。
  • DEATH NOTE リライト2 Lを継ぐ者(2008年8月22日)

[編集] アニメ映画

[編集] OVA

[編集] その他のアニメ

  • 池田聡/Je Reviens ビデオクリップ集内のアニメパート(1987年)
  • 瀬戸大橋博'88NTTパビリオン・イベント:スペース・アドベンチャーシアター(1988年)
  • 龍神沼 (2001年)
石ノ森萬画館宮城県石巻市)の館内上映用アニメ。
  • 消えた赤ずきんちゃん (2001年)
石ノ森萬画館の館内上映用アニメ。
  • 小川のメダカ (2002年)
石ノ森章太郎ふるさと記念館(宮城県登米市)の館内上映用アニメ。監督:村野守美
  • RAGNAROK ONLINE プロモーション映像 (2002年)
ラグナロクオンライン』のプロモーション用アニメ。キャラクターデザイン:結城信輝
ゲーム内のアニメーション制作。

[編集] 関係者


[編集] 関連項目

[編集] 脚注

[編集] 外部リンク