俺物語!!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

俺物語!!』(おれものがたり!!)は、原作・河原和音、作画・アルコによる日本漫画作品。

『別冊マーガレットsister』(『別冊マーガレット2011年11月増刊号)に読み切りとして掲載された第1話が好評だったため、続編となる第2話が『別冊マーガレット』2012年1月号に掲載され、以後連載化された。2013年以降、不定期掲載である。単行本は現在既刊6巻。

日販この1巻がキテる!フェア”対象銘柄[1]。「第1回マンガ秋100」にて第1位(後述)、2013年版「このマンガがすごい!」オンナ編1位。2013年、講談社漫画賞少女部門受賞。

あらすじ[編集]

性格は真っ直ぐで不器用、同性からは慕われるが異性には嫌われやすい、いかつい剛田猛男。 彼がこれまでに好きになった女子は皆、イケメンの親友、砂川誠を好きになった。 ある日猛男は、電車で痴漢に遭っていた女子高生・大和凜子を助ける。猛男は大和に一目惚れするが、後日、お礼に訪れた凜子の様子から「彼女もまた誠を好きになったのだ」と感じ、誠と大和の恋を成就させようと文字通り体を張って奮闘する。 しかし凜子が想いを寄せる相手は砂川ではなく──

登場人物[編集]

剛田 猛男(ごうだ たけお)
1月1日生まれ。身長推定2m、体重推定120kg。視力は2.0。集英高校1年生。性格は真っ直ぐで不器用。困った人を見かけると脊髄反射的に助けに行くぐらい正義感が非常に強い。電車で痴漢に遭っていた凜子を助けた際に一目惚れをする。幼い頃から好きになる子はみんな幼なじみの誠が好きだったため、過去の例に漏れず凜子も誠のことが好きなのだと勘違いしていたが、誠が誤解を解いたことで晴れて付き合うこととなった。女子には引かれ気味だが男友達は多く、非常に親しまれている。また、先輩後輩問わず人望も厚い。運動神経が良く、大抵のスポーツはこなせるが、バスケとダンスはひどいらしい。勉強が不得意でテスト前しかしない。また、物事をあまり深く考えられないらしく、難しい話や長話も苦手。凛子に誕生日プレゼントを買うために「兄貴喫茶マッチョーズ」で短期バイトしていたが、辞めないでほしいと言われた上、客にファンが多いためその後も暇な時に入るなどして続けている模様。中学まで柔道部に所属していたが、高校ではやっていない。(本人曰く、入部し忘れたらしい。)
大和 凜子(やまと りんこ)
6月15日生まれ。小泉女学園1年生。天然でおっとりした性格。猛男からは「大和」と呼ばれている。 電車で痴漢に遭っていたところを猛男に助けられ、一目惚れする。自分からきっかけを作り、猛男にアプローチし、猛男の勘違いを乗り越えて両思いになる。付き合い始めた後も猛男の漢らしい一面に度々見惚れている。猛男がモテないか心配するくらい猛男のことが好き。お菓子作りが得意で、ケーキクッキーなどを猛男にプレゼントする。勉強はできる方で漢字が得意らしい。
砂川 誠(すなかわ まこと)
9月13日生まれ。猛男の親友。3歳の頃からの幼なじみ。猛男からは「砂川(すな)」と呼ばれる。 無愛想だが、周囲の人にさりげなく気配りができるいい奴。イケメンゆえ昔から女子にモテるが、告白してきた子がいずれも猛男の悪口を言っていたため断っていた。女子には無関心だが、猛男のことを「かっこいい」と言っていた凛子には好印象を持つ。二人が付き合い始めた後は暖かく見守っている。猛男から凛子のことで度々相談を受ける際は、親身になって考えたり的確なアドバイスをしている。親友である猛男の幸せを誰よりも願っている。昔から猛男の猪突猛進な言動に度々笑わされている。
砂川 愛(すなかわ あい)
誠の姉。名古屋にある桜咲大学の1年生。猛男からは「姉さん」と呼ばれている。小学6年生の頃から猛男のことを好きだったが、年齢が三歳離れているのと猛男に彼女ができるはずがないと高をくくっている内に、猛男と凜子が付き合い始め失恋した。初めは二人の交際を認めようとしなかったが、猛男のことで悩む凛子を後押ししたことで以降は二人の良き理解者となる。しかし、猛男のことはまだ完全には諦め切れていない様子。
栗原 オサム(くりはら おさむ)
猛男と誠の友達。アフロヘアが特徴。ヘタレでお調子者。合コンの時に知り合った菜々子とは何度か交流を重ね、クリスマスパーティの日に告白を決意するも、曖昧な態度が仇となり幻滅されるも、猛男に一括され自分の想いをはっきり伝えたことで晴れて付き合うこととなる。付き合ったその日にキスを済ませたらしい。おそらくM気質。
菜々子(ななこ)
凛子の友達。ショートヘアが特徴。合コンで猛男の悪口を言っていたが、直後に起きたビル火災で彼に助けてもらい考えを改める。合コンの時に知り合った栗原と何度かアプローチを受けていて満更でもない様子だったが、クリスマスパーティの日の栗原の煮え切らない態度とヘタレさに幻滅する。しかし、その直後栗原の自分に対する想いを知り、告白を受けて付き合うこととなる。交際後は今までとは打って変わって彼にデレデレな様子。
アユ(あゆ)
凛子の友達。合コンで猛男の悪口を言っていたが、直後に起きたビル火災で彼に助けてもらい考えを改める。
佐藤 (さとう)
中学時代猛男が好きだった女子。本人は誠のことが好きで中学の卒業式の日に告白するが、例に漏れず猛男の悪口を言っていたためフラれる。その後、電車の中でストーカーに絡まれているところを猛男に助けてもらったことで再会する。後日ストーカーにコンビニの前で待ち伏せされているとこを猛男に助けを求め撃退してもらう。
織田 隼人(おだ はやと)
桜咲大学1年生。愛と同じゼミ。飄々としていてチャラい。大学生活を適当に過ごしていたが、ある時教授の書類をなくして窮地に追い込まれていたところを愛に怒られ、探すのを手伝ってもらった上に一緒に謝罪までしてくれたことで彼女を好きになる。飲み会で愛が猛男のことが好きだということを知り、どんな人物か一目見ようと名古屋から出てきた。同じ学年の愛に敬語なのは、当初彼女のことを年上だと思い使っていたのが抜けないため。
西城 まりや(さいじょう まりや)
猛男と砂川のクラスメイト。145cm。体育祭でリレーの選手になるも、自身の足の遅さに引け目を感じていたが、猛男が練習に付き合ってくれたことで次第に惹かれいき好意を抱く。一度は告白するも大和の存在もあり「人間として好き」と言ってしまう。その後は猛のことを「師匠」と呼び、自分の想いを隠していたが、誠に本心を見抜かれたことで再度告白し失恋する。胸が大きい。
猛男の母
40歳。名前はゆり子。アマチュアレスリングの元チャンピオン。パーマにピアスが特徴。典型的な肝っ玉母ちゃん。
猛男の父
色黒で顔が濃い。常に笑顔を絶やさないダンディな人。

エピソード[編集]

  • 雑誌掲載時に「時代はブサメン」と煽り文句が付けられたが、原作者の河原は、猛男の容姿は決してブサイクではないと反論している(単行本第1巻、p.6)。
  • 河原がアルコが描く男の子の絵を気にいっていたことから、2人のコラボレーションが実現した(単行本第1巻、p.6)。
  • 猛男のデザインについて、河原は「ごうだ! とかたけお! とかいうかんじの…」という指定しかしていない(単行本第1巻、p.6)。
  • コミックナタリー主催の、現役マンガ編集者が選ぶ「第1回マンガ秋100」においては、2位以下に大差をつけ1位を獲得。河原和音、アルコがそれぞれコメントを寄せた。投票した編集者からは、「少女漫画なのに、それも別マで、こんな漫画やっちゃって凄い。(中略)編集者として羨ましいです」「少女漫画の可能性はまだまだ未知数だということに感動。漫画界にアカデミー賞があるなら、主演男優賞では剛田猛男に票を投じたいです」などのコメントが寄せられた[2]

書誌情報[編集]

出典[編集]

脚注[編集]

  1. ^ [1]
  2. ^ コミックナタリーpresents 現役マンガ編集者176人が年度折り返しの秋に選ぶ、この1年間に刺激を受けたマンガBest100。略して 第1回「マンガ秋100」公式サイト

外部リンク[編集]