ライフ (漫画)

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ライフ
ジャンル 学園漫画
漫画
作者 すえのぶけいこ
出版社 講談社
掲載誌 別冊フレンド
レーベル 講談社コミックスフレンドB
発表期間 2002年5月号 - 2009年3月号
巻数 全20巻
テンプレート - ノート

ライフ』は、すえのぶけいこによる日本少女漫画作品。漫画雑誌『別冊フレンド』(講談社)に2002年5月号から2009年3月号まで連載されていた。

概要[編集]

主人公の少女がいじめに立ち向かい、友情などに助けられながら、大きく成長していく様を描く。単行本は全20巻。

2006年(平成18年)度 講談社漫画賞少女漫画部門受賞。2007年には、フジテレビ系列で『ライフ〜壮絶なイジメと闘う少女の物語〜』としてテレビドラマ化された(詳細は#テレビドラマを参照)。

あらすじ[編集]

椎葉歩は、中学3年生で受験生。親友・篠塚夕子の志望校に共に通う事を約束していた。しかし高校受験では歩一人が合格し、夕子に絶交を言い渡される。永遠と思っていた友情の崩壊に大きなショックを受けた歩はリストカットを覚え、内向的な性格になってしまう。歩は入学した西舘高校でも周囲と馴染めず、新しい人間関係を築くことを諦めていた。

そんな中、クラスメイトの安西愛海を中心とした数名に迎えられた歩は彼女達と仲良くなり、再び前向きになっていく。ある時、歩は愛海が自殺を図ろうとしているところを目撃、彼女を必死に引き止める。愛海が恋人の佐古克己に別れを告げられ、そのショックから自殺を図った事から、歩は彼女のために佐古の家へ向かったが、そこで彼の秘密を偶然知った事から佐古に監禁・暴行されてしまい、自分の秘密を明かせばリストカット癖をばらすと脅迫されてしまう。

更に、愛海はその後起こったある出来事から歩が佐古を奪おうとしていると誤解し、歩は愛海を中心とする女子達のグループからいじめを受けるようになる。だが歩は目を覆いたくなるような残酷ないじめを受けながらも、クラスメイトの羽鳥未来と真の友情を築き、やがて自分に味方してくれた未来に支えられながら、いじめに立ち向かっていく勇気と強さを身につけていく。

登場人物[編集]

主人公達[編集]

椎葉 歩(しいば あゆむ)
本作の主人公の女の子。中学時代はさほど勉強が出来ず、親友の優等生の夕子に依存した結果、自分だけ志望校の西舘(にしだて)高校に合格したことで彼女に恨まれ、友情が崩壊したことがトラウマとなりリストカットを始める。性格も人間不信かつ内向的になってしまい、高校入学直後はクラスである1年2組でも地味な存在で友達も居場所もない空虚な生活を送っていたが、愛海に声をかけられた事を機に徐々に明るさを取り戻し始めた。だが、別れ話を切り出されて自殺を決意するほど情緒不安定になった愛海を助けようとして、彼女の恋人である佐古の異常な性的嗜好を偶然知ってしまう。そのために彼に脅迫され暴行を受けた上、愛海には佐古を盗ったと誤解されていじめられてしまう。愛海達だけじゃなくクラスメート達からも冷たい目で見られ、一時は自殺を考えるほど追い詰められたものの、クラスメイトで唯一の味方となった羽鳥未来に支えられて徐々に希望を見い出すと共に、精神的な強さも身につけていく。その後愛海の差金となった不良達に襲われたり、愛海の父親の要求で退学処分をされかけるといった暴虐に耐えていくうちに、未来とは真の親友関係になったほか、薗田やエイコを始めとする一部のクラスメイトとも良い仲になりつつあり、未来と親しい関係になる中で友達依存の傾向やリストカット癖も克服する。未来と親しくなった際に、髪を短くショートカットにした。
後に起きたカンニング偽装事件で愛海のいじめに打ち克つが、翌日の愛海への土下座要求騒動の際に「望んでいたのはこんなことじゃない」と呆然となり、彼女が学校から逃げる所を目撃し、未来の制止を振り払い、愛海の本心を知りたい一心で彼女の後を追い駆け、佐古の家へ辿り着く。そして強い憎悪の念にかられていた愛海に強引に家の中へ入れられ、包丁で切り付けられ負傷しながらも奮闘し、最後には愛海と和解する。その後はそのケガのため駆け着けた薗田の通報により病院に運ばれ、そこで母・文子とも和解する。退院直後、未来から父の手術のために自分と離れなければならない事を知る。後日姿を消した未来を捜していた際に病院から抜け出した愛海と再会し、彼女から自分を警察に告訴して欲しいと嘆願され、悩んだ末に愛海を警察に告訴するが、これが後に西舘高校の教師達や生徒達が自らの過ちに気付くきっかけともなる。
駅で、引っ越すために列車に乗り込む未来を笑顔と涙で送り出した後、漠然とではあるが今まで全く考えていなかった進路を見い出した事を薗田に告げ、数日後、復学する。そこでクラスメイト達から笑顔で迎えられ、自分はここで生きていくと力強く決心する。
安西 愛海(あんざい まなみ)
歩のクラスメイトの女子。本作におけるもう一人の主人公。一人称は「マナ」。セミロングの髪を巻いていて、どちらかといえば背が低い。一見純真無垢で、明るく社交的な性格なことからクラスの人気者だが、実際はかなり自己中心的、自意識過剰で思い込みが激しく、友人をも恐怖で支配する。佐古克己の彼女だが、彼からは最初から「性悪女」と見抜かれ表面的な優しさだけしか向けられず、セックスはおろか自分からキスすることも拒むなど全く愛されていない。当初、友人を作ろうとせずひとりぼっちだった歩に声をかけ仲良くなり、序盤で別れ話を切り出されてショックで自殺未遂したところを歩に助けられるなど友情を深めたかに見えたが、廣瀬の誤解から佐古を歩が奪おうとしていると誤解して一方的に彼女を憎み、自らが率いるグループの女子数人と共に歩をいじめ始める。一方で愛海の方も佐古への想いは中盤ですっかり冷めてしまい、一時は彼をも駒として利用した。その後は中学時代の先輩である凶悪な不良・アキラや絶大な権力を誇る県会議員の父・富美男をも利用して歩を追い詰めたが、いずれも失敗に終わる。
そもそも歩に近付いたのは彼女を引き立て役として利用する為であり、夕子やクラスメイトの三人組(後述)を「ダサい」と馬鹿にする、未来へのいじめに参加しなかった歩を殴るなど、当初からその本質を露呈していた。また、歩に対して「オモチャ」と人間扱いしない発言までする強(したた)かさを持つ反面、一見人気者でも彼女の本心を理解し、本当の意味で向き合ってくれる人間が一人もいないため、実際は愛海自身が孤独に弱く愛に飢えている。そのため他人から拒絶され愛されなくなると情緒不安定になり、それが数々の奇行や自暴自棄な行動として現れることもある。作中で、クラスメイト達に本性が知られ、見向きもされなくなった時は「いじめてもいいから」自分を見てと訴えている。
そんな中、廣瀬が自分の本性と事件の真相を知った事でグループから離れようとしている事を知り廣瀬をいじめ始めるが、廣瀬が自殺を図った為にクラスメイトにいじめの首謀者は愛海ではないかと疑われ始め、クラス内における歩との立場も徐々に逆転し始める。その後は廣瀬を脅迫して嘘の告白をさせたり、富美男を利用していじめの真相を突き止めた平岡を強引に異動させたりと様々な手段でいじめの真相を隠そうとしたが、担任の戸田を利用してカンニング偽装事件を起こした際に戸田が墓穴を掘った為に今までの悪事がクラスに露見。更にはチカとエミにも離れられ、完全に孤立してしまった。
翌日には教師の不手際から自らの行いが学校中に知れ渡ってしまい、ほぼ全校生徒に敵対され、戸田の退職が知らされた事を機に生徒から「戸田を退職させたのも愛海ではないか」と疑われ、遂に全校生徒に追い詰められて土下座を要求される。その際、現場にいた佐古の意図しない行動から「守ってくれた」と勘違いして学校を逃げ出し佐古宅に向かうが、後を追って来た歩を見たことで彼女への憎悪が再燃、歩に対して殺意を抱き、歩を強引に家に入れた後彼女を殺害しようと包丁で切り付け負傷させる。しかし佐古の部屋で歩を追い詰めた際、歩を始めとするかつて友達だった女子達の捕縛写真が収められたアルバムを発見。帰宅した佐古を問い詰めた結果、遂に彼の本性を眼前にし、彼から「(歩以外は)みんなお前を裏切って(喜んで)写真に撮られていた。お前に本当の友達なんているのか」と言われ、「自分には最初から何も無かった」事を悟り絶望する。そして佐古を包丁で切り付け負傷させた後、自身も割腹自殺を図るが歩に止められ、本心を語り合い和解。その後駆け着けた薗田の通報で歩とは別の病院に運ばれた。
入院して意識を回復した後、見舞いに来た富美男に自分がいじめを行っていた事を打ち明けた。その後、あるニュースを目にしたことがきっかけで病院を抜け出し歩と再会、自身を警察に告訴するよう依頼する。最終回では歩の告訴により少年院に送致され、歩の言葉を励みに更生の道を歩み始めた。

歩の仲間達[編集]

羽鳥 未来(はとり みき)
歩のクラスメイトの女子。ストレートの長髪・長身の美人。一匹狼でクラスでも孤立しており、そのために愛海達から嫌がらせを受けていた。また夜間にアルバイトをするなど校則をあまり守っていない面もあるが、成績は学年首席を誇る努力家で、またアルバイトの目的も病気がちな父親の治療費を稼ぐためである。
歩が愛海のいじめに耐えかねて学校を逃げ出した際に偶然彼女と会い、歩がいじめられていることを知り、彼女の味方になると言って励ます。その後はクラス内でただ一人、歩の味方となり、後に歩がいじめられるのを止めた薗田と共に歩を支える友人となった。後に愛海の父・富美男が愛海の嘘に利用されて歩や自分を退学させようと学校に乗り込んで来た騒動の際、歩を責めるクラスメイト達に対し「歩は嘘をつかない」と発言する。また、平岡が左遷させられた際には、偶然自身がアルバイトをしている水商売の店にやってきた富美男が「平岡を飛ばして(異動して)やった」と話しているところを目撃し、歩と共に富美男に制裁を加えた。
その後の中間テストの際に愛海の脅迫による戸田の陰謀によってカンニングの疑惑をかけられ退学の危機に遭うが、改心した戸田の告白により免れた。翌日、愛海が学校から逃げ出した際は彼女の後を追おうとする歩の身を懸念し必死で引き止めるが失敗。その後、薗田と共に歩を捜し始め、歩と愛海の和解後に佐古宅に辿り着き、負傷した歩を発見。その後は入院中の歩に付き添っていたが、父親の主治医から父親の手術の為に歩と離れなければならないことを知らされ、歩の退院日にその事を告白した。その後はしばらくの間姿を見せなかったが、愛海が警察に告訴された数日後に薗田と共に未来の家を訪れた歩と再会し、3人で楽しい時間を過ごした。翌日1人で町を去ろうとしたが、後を追って来た歩と駅で会い、以前彼女に贈ったリストバンドを返され、歩と固い友情を誓い抱擁を交わす。そしてその後、歩との別れを涙を流して惜しみながら、列車に乗って引越先の町に向かった。
薗田 優樹(そのだ ゆうき)
歩のクラスメイトの男子。黒髪で眼鏡を掛けている。中学時代、同級生のアキラにいじめられた事から不登校になり、1年留年した。後に歩の味方となる。廃墟事件の際、アキラらが歩と未来を監禁した廃墟に駆け着けて2人の危機を救い、次第に歩とも親しくなった。愛海が学校を逃げ出した後は愛海の後を追った歩を未来と共に捜していたが、佐古宅で負傷した歩と愛海、佐古を見付け、救急車を呼んで3人を病院へ搬送。その後の歩らの入院中も学校に通っており、エミの告白を歩に伝えた。また歩が愛海を警察に告訴した数日後、歩に未来と離れなければならない事を知らされ、歩と共に未来の家を訪れ3人で楽しい時間を過ごした。
薗田の友人(仮称)
薗田の友人であり、歩のクラスメイトである2人の男子。名前などは詳しく挙げられていないが、当初から愛海グループによるいじめに否定的であり、クラスでは歩の味方である。歩、未来、薗田と共にいる事が多く、廃墟事件の真相を知る数少ない人物である。カンニング偽装が行われた際には偽装を見破ったり、クラスメイトにテストの放棄を促したりと活躍したが、愛海への土下座要求騒動が起こった際は唖然としていた。
エイコ
歩のクラスメイトの女子。横で2つに結んだ短めの髪型が特徴。ドラマ版では門倉雪乃に相当する。いじめに否定的で、廣瀬の自殺未遂の際に他のクラスメイト達と共に愛海によるいじめの実態を平岡に報告し、またその際、戸田は信用できないとも話している。後に未来のカンニング偽装が行われた際に教壇に詰め寄り「先生もイジメの加害者です!」と言って戸田を糾弾した事が、クラス内の空気を一変させた他、戸田が改心する1つのきっかけともなった。カンニング偽装の騒動後、いじめを報告した他のクラスメイトと共に歩と仲睦まじい関係になる。
平岡 正子(ひらおか まさこ)
西舘高校1年2組(歩のクラス)の副担任。長めの黒髪の女性。昔はハンドボールをやっていた。西舘高校の腐敗した教師陣の中で唯一モラルを持ち、歩の良き味方であった。廣瀬の自殺未遂の際、エイコらから愛海が歩や廣瀬をいじめていたことを知らされたのをきっかけに、いじめ問題に心から真剣に取り組み、やがて愛海がいじめの主犯格である事を突き止めたが、県会議員である愛海の父・富美男の権力によって強引に県立男子校に異動させられてしまった。
最終回では異動させられた先の学校でも指導力と人徳から生徒達に慕われている様子が描かれている。

愛海の取り巻き[編集]

最初は団結して歩を積極的にいじめていたが、廣瀬が廃墟事件の真相を知ってからは次第に崩壊していく。

深沢 エミ(ふかさわ エミ)
歩のクラスメイトの女子。長身で、黒髪のポニーテールと大きなクロスのピアスが特徴。通称:エミ。
詳しくは#新グループ参照。
チカ
歩のクラスメイトの女子。長い金髪で背は高め。
詳しくは#新グループ参照。
廣瀬 和華(ひろせ のどか)
歩のクラスメイトの女子。通称:ヒロ。ドラマ版では下の名前が和佳から倫子に変更された。ツインテールが特徴だが、後の事情により髪を切りショートヘアにした。(※ドラマ版では最初から髪型がショートヘアに変更された。)佐古が愛海の別宅に歩が入っていく所を目撃したことから「歩が克己を奪おうとしている」と誤解してそれを愛海に知らせ、歩がいじめられる原因を作る。その後は愛海と共に歩を積極的にいじめたが、廃墟事件後に愛海の本性と事件の真相を偶然知ってしまい、彼女に不信感を抱きグループを抜けようとした。しかし、そのために愛海から裏切り者と見なされて新たないじめのターゲットにされ、愛海らからいじめられることになってしまう。
やがて愛海を恐れるあまり精神的に追い詰められていき、後に学年主任がいじめ隠蔽のために夏休み返上で夏期講習を行うと宣言した際に「夏休みになっても愛海のいじめから逃れられない」ことを知ってパニックを起こし、投身自殺を図るが足を骨折しただけで一命を取り留める。その後、見舞いに来た歩と未来に「いじめられて初めて歩の苦しみがわかった」と告白し、歩に今までいじめてきたことを謝罪した。しかし、その後愛海の脅迫により夏休み明けに「自分が歩いじめの主犯」という嘘の告白をさせられ、謹慎処分を受けることになってしまう。
その後は自責の念からしばらく引き篭もっていたが、佐古宅で起きた騒動を受けたエミの発言から夏休み明けの告白が嘘だったことが教師らに知らされ、謹慎を解かれる事となる。最終回で復学した際、いじめに立ち向かうことができなかったことをずっと後悔していたことを告白し、その直後に学校に戻ってきた歩と、後悔と謝罪の涙を流しながら再会した。
岩本 咲(いわもと さき)
歩のクラスメイトの女子。通称:イワちゃん。ドラマ版では信川美紗に相当する。廣瀬と同様当初は愛海と共に歩をいじめていたが、その後愛海が仲間であった廣瀬をいじめ始めた事から愛海に恐怖心を抱く。後に廣瀬の自殺未遂を知った際に廣瀬が自殺を図った事に責任を感じると同時に、廣瀬を追い詰めたにも関わらず平然と通学する愛海の姿を見て愛海についていけなくなる。更に自身もいじめに加担した事で人生が崩壊する事を恐れ、これ以上愛海と関わりたくないとチカとエミに打ち明けた。その後、夏休みの愛海グループでの旅行を拒否したが、その際エミとの通話で「今あいつの顔だけは見たくない」、「マナと旅行なんて死んでも嫌」と発言した所を愛海に聞かれてしまい、最後はいじめられる事を恐れてか新学期前に逃げるように九州の学校へと転校した。

その他の主要人物[編集]

佐古 克己(さこ かつみ)
西舘高校1年4組の男子生徒。当初は愛海の恋人であったが、実は親の会社の関係で付き合わされていただけで、自身は彼女のことを好きではないどころか嫌悪していた。学年首席の優等生だったが、自分を過信して手を抜いた為、後に未来にその座を奪われる。爽やかな笑顔と真面目で人当たりの良い性格から、教師を始め周囲からの評判も良くかなりモテるが、実は女子を緊縛し苦しむ様子を写真等に収めて性的快感を得るサディスト。その反面、自身も家では父親に虐待されている。
物語序盤で愛海に別れを告げたが、後に父にそのことを知られて暴力を振るわれ、再び愛海と付き合うことになる。その直前、愛海を振ったことを知った歩が家を訪れた際に緊縛写真を貼っていたアルバムを彼女に見られたため、歩を一時的に緊縛し監禁、携帯電話のカメラで撮った緊縛写真を使って彼女を脅迫する。その後も歩の家庭教師として、歩の家に入り込み歩の母親に取り入って脅し、「おまえの言う事を信じるやつはいない」と言って追い詰める。しかしその後、愛海の指示を受けた狩野アキラらからカツ上げ・暴行を受けた上に失禁したところを写真に取られて脅され、かつて自分が歩に行ったことと同じような仕打ちを受けた。事件後、愛海と付き合う一方で歩の担任・戸田とも関係を持っていたことが愛海に知られたのを機に彼女と別れた。
愛海の悪事が学校中に知れ渡った翌日、土下座騒ぎの際に意図していないながらも愛海が学校から逃げ出すきっかけを作る。その後帰宅時に自室で歩と愛海に遭遇し、愛海から緊縛写真について問い詰められたことで遂に本性を暴露。「愛海のことなど最初から好きではなかった」と本心を打ち明けるが、直後「最初から自分には何もなかった」と気付いて絶望した愛海に包丁で切り付けられて負傷し、歩と愛海の和解後、駆け着けた薗田の通報により歩とは別の病院に運ばれ、入院することとなる。その後病室で父親と会うが、自宅での一件で緊縛写真のことを知られてしまい、更に父親から暴力を振るわれ愛海を守らなかったことなどをなじられ、自身がケガをしているにもかかわらず全く心配する様子のない父親を見て遂に怒りが爆発、自らの本心をぶちまけた。その後もしばらく情緒不安定な日々を送っていたが、最終回でクラスメイトからの寄せ書きによる励ましで涙ながらにその行いを反省する兆しが見られた。
戸田 和佳絵(とだ わかえ)
西舘高校1年2組の担任教師。髪は短めで長身。新人教師時代、生徒のいじめを解決しようと介入するも失敗して以来、態度を一変して事なかれ主義を貫く。歩へのいじめに対しても当初は見て見ぬ振りをしており、後に歩からいじめられていると聞かされても彼女の発言を嘘だと決め付け聞き入れようとしなかった。佐古と関係を持つようになり、後に彼との関係を知った愛海に脅され、愛海の手駒として動くことになってしまう。
その後、愛海に取り入るため、自分に反抗する歩と未来を学校から追放すべく、未来にカンニングの濡れ衣を着せることを計画。自らカンニング用紙を偽装し、テストの際に計画を実行。未来を教室から退場させ、更に自分に反抗してきた歩も退場させようとしたが、その際歩が「未来も平岡のように消すつもりか」と発言し、生徒の1人が「羽鳥がカンニングなんかするか?」と発言した事から、歩へのいじめから始まった一連の事件が愛海の仕業であることと、未来のカンニングが偽装されたものだったことがクラス中に知れ渡ることとなり、クラスの生徒はカンニング偽装も愛海が仕組んだことではないかと疑い始めてしまう。これを見て何とか事態を収拾しようとしたが、その際「平岡は自分から異動を希望していた」と嘘を吐いた際にエイコが平岡がいじめの真相を追っていたことを話したため墓穴を掘る結果となってしまい、結局愛海がクラス内で孤立し全生徒がテストを放棄するという事態を招き、自身もエイコに糾弾された。
その後、この事に激怒した愛海から眼球を抉(えぐ)られかけたが、途中で止めたため辛うじて失明は免れた。これが元で今までの行動を恥じて改心し、職員室に呼び出された未来の許に駆け着けてカンニングを偽装したことを告白し、未来に連れられて来た歩にも謝罪。更に教員達の前で佐古のことも含めて真実を話した。翌日、学年主任の要求もあって依願退職するが、これが愛海への土下座要求騒動のきっかけとなる。
最終回では心身共に回復し、塾講師になるべく面接に臨む様子が描かれた。

新グループ[編集]

カンニング偽装で愛海から離れたチカとエミのグループ。ドラマに登場する新グループとは異なり愛海をいじめている訳では無いが徹底的に無視している。しかし、このグループも歩に演技で謝るか謝らないかで内戦を起こし、崩壊した。その後、愛海が佐古宅で自殺を図った事件を知り、自責の念に駆られた。

深沢 エミ(ふかさわ エミ)
歩のクラスメイトの女子。通称:エミ。ドラマ版では岩本みどりに相当する。チカ同様愛海と共に歩をいじめていたが、愛海が廣瀬をいじめ始めた事をきっかけに愛海に恐怖心を抱きつつも、愛海について行き続けた。戸田のカンニング偽装の一件でチカが愛海から離れた後、今後どうするか迷っている最中に愛海とチカ達新グループ双方から誘われ、迷いながらも孤立を避ける為新グループを選び、愛海から離れた。チカが歩に演技で謝ろうとした際、「自分のやった事なのに今更謝ることはできない、先に廣瀬に謝るべき」と主張し謝らなかった。また本当は愛海を慕っていたらしく、学校中の生徒が愛海に土下座を要求した騒ぎの際は複雑な様子を見せていた。
土下座騒動の翌日に愛海が自殺を図ったことを知り「自分達がいじめを止めなかったせいでこうなったのではないか」と自責の念に駆られ、職員室を訪れて愛海や自らのグループがいじめを行っていたことや後で愛海を無視した事を告白。富美男や教員に号泣しながら謝罪し、自らに厳しい処分を求めた。
チカ
歩のクラスメイトの女子。ドラマ版では宇田理絵に相当する。廣瀬や咲と同様愛海と共に歩をいじめていたが、愛海が仲間であるはずの廣瀬をいじめ始めたことから愛海に恐怖心を抱くようになり、廣瀬の自殺未遂や咲の転校などの事件を経て、「廣瀬の次は自分達の誰かがいじめられる」と愛海を警戒し始める。後に戸田のカンニング偽装の一件で愛海から離反、女子生徒3人組やエミと共に新しいグループを結成し、一転して愛海を嘲笑するようになる。翌日、学校からの処分を恐れ、歩いじめに参加していた女子生徒3人組と共に演技で歩に謝ろうとするが、演技を見抜かれて失敗した。学校中の生徒が愛海に土下座を要求した騒ぎの際には多くの生徒と共に愛海を嘲笑したが、翌日愛海の自殺未遂の一件を知り自責の念に駆られた。
愛海グループの中では唯一最後まで苗字が不明だった。
女子生徒3人組(仮称)
歩のクラスメイトの女子達。メガネ(メガネの子はドラマ版では佐藤礼奈に相当する)、おかっぱ、ボブカットの3人組。物語序盤で歩と仲良くなるが、愛海に暗いという理由で敬遠され、当時愛海との良い仲を保とうとした歩にも意図的ではないながら冷たくされる。そのため歩へのいじめが始まった後、彼女に地味な嫌がらせをしていた。
カンニング偽装が起きた後、愛海グループを離れたチカ、エミと行動を共にし、愛海を無視するだけでなく彼女を嘲笑う様になる。後にチカと共に歩に演技で謝るが演技を見抜かれて失敗。チカ同様愛海の自殺未遂を知って自責の念に駆られた。

主要人物の関係者[編集]

椎葉 文子(しいば ふみこ)
歩・茜の母親。世間体を非常に気にしている。典型的な教育ママで、歩がいじめを避けるため「学校に行きたくない」と言った時も成績不振を理由に強引に登校させたり、本人の居ない所で歩を「アイツ」と呼び、「茜(歩の妹)には期待してるからね」と笑顔で言ったり、歩が佐古の奇行を訴えても信用せずに歩をおかしいとなじる等、体が弱い茜を溺愛する一方、出来が悪い歩には虐待に近い扱いをしていた。後に廣瀬の自殺未遂を学校からの連絡で知った後、歩がいじめに遭っていた事を歩本人の口から聞かされ、更にその際「自分が傷ついて帰ってきても何も言わなかった」と言われ歩に冷たく接してきたことを指摘される。その後も歩との関係は崩壊したままだったが、やがて少しずつ修復の兆しを見せ始め、佐古宅での騒動を知って病院に運ばれた歩の許に駆け着けた際に初めて歩がリストカットをしていたことを知り、歩に今まで冷たくしたことを謝り、歩と和解。その後は退院した歩を気遣う描写も多々ある。歩が愛海を警察に告訴する前日に初めて歩が受けたいじめの全容を知り、その翌日一人で警察に赴いた歩に「歩は私が守る」と告げる。
人物紹介では「歩の母」と表記されているが、社宅の集合ポストで名前が確認されている。
椎葉 茜(しいば あかね)
歩の妹。ドラマ版では弟の誠に変更された。体が弱いが姉と違って勉強ができるため、母・文子に溺愛されている。彼女が通っている学校でもいじめがあるようだが、本人は「ムカつく人はいじめられて当然。いじめられるキモい人が悪い」などといじめに肯定的な考えを持つ。ただ、姉の歩とは良好な関係を築けている様子で、彼女がいじめられている事を告げた際には驚いた表情を見せた。
篠塚 夕子(しのづか ゆうこ)
歩の中学時代の友人。歩からは「しーちゃん」と呼ばれていた。高校受験で西舘高校への進学を約束し、勉強が不得意な歩に勉強を教えていたが、その後自分の成績が下がり、その反面歩の成績が自分の成績を上回ったことを知ったのがきっかけで徐々に歩との間に距離が生じ、遂には歩だけが西舘高校に合格した事が原因で絶交してしまう。
歩のリストカット癖のきっかけを作った張本人であるが、それ以後は作中で描かれないため不明。
狩野 アキラ(かりの アキラ)
愛海の中学時代の先輩。朝隈(あさくま)高校の生徒で、不良グループのリーダー的存在。かつて薗田をいじめて不登校にさせた張本人。愛海グループに薬など悪い遊びをさせ、愛海とは肉体関係まで持っている。後に彼女の命令で佐古を暴行し脅迫、更に歩と未来を廃墟に監禁し暴行しようとしたが、薗田に邪魔され怖気づいて逃亡。その際廃墟に火を放ったため、翌日この事件はニュースで報道され学校中に知れ渡ることとなる。事件後に愛海と再会したが、その直後に愛海から「役立たずは不要」と無情に切り捨てられ、彼女の手で警察に通報、逮捕された。アキラ自身は愛海の事は本気で好きだったが、愛海はアキラを利用しただけだった。
安西 富美男(あんざい とみお)
愛海の父親で、県会議員兼会社社長。ドラマ版では下の名前が冨美男から大治郎に変更された。一人娘の愛海を溺愛するモンスターペアレントだが、将来の市長候補とも言われる有力者であるため、舞台となっている地域では非常に大きな権力を誇り、学校側から畏怖されている。愛海から「歩にいじめられている」と嘘を聞かされて一方的に娘の主張を信じ込み、歩と未来を退学させようと学校へ乗り込んだが歩の反抗にあって失敗。その後は愛海の陰謀に利用されていることも知らず、平岡を強引に左遷するように仕向けたが、数日後に未来がアルバイトをしているキャバクラで平岡を左遷させたことを喋ってしまい、歩と未来から手痛い制裁を受けた。
佐古宅での事件の後に職員室へ乗り込むが、そこでエミや田崎にこれまでの騒動の真相を知らされて生徒らを止められない教員らの無力さに逆上し、「愛海を転校させる」と宣言。その後愛海を見舞いに病院を訪れた際に娘から真実を告げられ、呆然としながら病室を後にしたが、その後も事件を公にせず、愛海を転校させる方針も変えなかった。だが、退院した愛海を迎えに行った日に警察からの電話で、娘の依頼で歩が彼女を告訴したことを知らされる。
最終回では改心し、娘が少年院に送致されたことで市長選への出馬を取り止めたことや、もっと家族・娘のことを理解しようと努める様が描かれている。
岩城(いわしろ)・田崎(たざき)
角刈りでジャージを着ているのが岩城、眼鏡を掛けスーツを着ているのが田崎。共に西舘高校の教員で、事なかれ主義者。富美男に「愛海が歩と未来にいじめられている」と聞かされた際には、事を荒立てないために歩と未来を強引に謝罪させ、いじめ隠蔽の為夏休みを返上して長期夏期講習を行うと宣言、いじめ隠蔽を生徒にも強要した。ただし、歩の抵抗とその後起こった廣瀬の自殺未遂の影響で夏期講習は取り止めた。更には「夜遊びしていないか生徒を見回る」と言いつつ、見回りを戸田一人に押し付け居酒屋で飲み歩いたり、カンニング偽装事件では戸田が告白するまで一方的に未来に責任を押し付ける等、性格は腐敗しており生徒からの信頼もなく、愛海への土下座要求騒動の際にも暴徒化した生徒を止められなかった。その後佐古宅で起きた騒動を電話で知らされたことでようやく自分達の過ちに気付き、これまでのことを全て公にしようと決意。後に富美男が職員室に乗り込んで来た際、田崎は富美男にこれまでの騒動の真相を告げ、直後学年主任に責められながらも「自分達は間違っていたのではないか」と自分の考えを述べた。その後は他の教師と共に今後どうするかを話し合い、学年主任に廣瀬の謹慎処分を解くよう提案するが、その直後歩からの電話で愛海を警察に告訴したことを知り、完全に改心。歩の復学当日、生徒に謝罪する。

単行本[編集]

テレビドラマ[編集]

ライフ〜壮絶なイジメと闘う少女の物語〜
ジャンル テレビドラマ
放送時間 毎週土曜 23:10 - 23:55(45分)
放送期間 2007年6月30日 - 9月15日(11回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 フジテレビ
演出 谷村政樹
加藤裕将
脚本 根津理香
プロデューサー 中野利幸
出演者 北乃きい
福田沙紀
細田よしひこ
大沢あかね
星井七瀬
末永遥
中村静香
夏目鈴
北条隆博
中村友也(現在は中村倫也)
山田健太
うえむらちか
平野早香
関めぐみ
酒井美紀
瀬戸朝香(特別出演)
真矢みき
音声 ステレオ
エンディング LIFE』(中島美嘉
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2007年6月30日から9月15日まで、フジテレビ系列(テレビ大分、テレビ宮崎を除く)で、毎週土曜日23:10 - 23:55(JST、通称「土曜ドラマ」枠、「土曜プレミアム」の延長等で遅延の場合もあり)に、テレビドラマ化された。ハイビジョン制作7月28日は、FNS27時間テレビが放送されたため休止となった。

このテレビドラマは大きな反響を呼び、放送したフジテレビには、放送開始直後から30代以上の親世代を中心に2000件を超える抗議や批判が送られたほか、放送倫理・番組向上機構 (BPO) の「放送と青少年に関する委員会」にも約55件の批判や抗議が寄せられた[1]。内容は「いじめを助長する」「子供が見るのは不適切」といったものが多かった。また、その一方で、主要登場人物と年齢が近い若い世代を中心に、「主人公に勇気をもらった」「(番組を見ていて)自分のまちがいに気付き、反省した」など意見も多数寄せられた[1]。「親が子どもに見せたくない番組」の第8位(2007年度『子供メディアに関する意識調査』日本PTA全国協議会主催)にランクイン。それもあってか、青森テレビドラマストリート』などFNS系列外局での遅れネットや、FNS系列局での再放送は行なわれていない。なお、CSフジテレビTWOにおいて放送を行うことがある。

概要[編集]

クラスメイトから壮絶ないじめを受けながらも、真の友人と出会い、そのいじめに立ち向かっていく女子高校生・椎葉歩と、いじめグループの中心にある中で周囲との人間関係を徐々に壊していく女子高校生・安西愛海の姿を軸に、いじめという行動の本質と問題点を描きつつそれらの行動の裏に潜む人間模様も描く。また、2分程度の西舘高校の学園生活を中心としたミニドラマスクールライフ」(薗田を主役とし石井や遠藤、みどり、里絵などのサブキャラが中心のスピンオフドラマ)が携帯公式サイトで公開されている。これはドラマ放送終了直後に公開されており、1話につき105円でダウンロードすることができる。

原作では、序盤はいじめの描写はなくリストカットを繰り返す歩を中心に描かれていたが、ドラマではリストカットの設定をなくした代わりに第1話冒頭でいじめと立ち向かう覚悟を見せる歩のモノローグ(第4話終盤のハイライトでもある)から始まり、歩へのいじめが始まる前に他のクラスメートへのいじめがあるなど、序盤よりいじめに焦点を当てた作品となっている。

また、撮影は演出陣が求めるスピード感や臨場感を出すためにほとんどステディカムを使用した。

キャッチコピー[編集]

  • 追いつめられた人間は、強く生きるしかない。私は負けない。
  • あなたも 友達のフリをした悪魔ですか。
  • 私は負けない。
  • 正解は分からない。だけど私は決めたんだ。自分らしく生きることを、そして、イジメと闘うことを。私は、負けない。

ストーリー[編集]

椎葉歩は高校受験で自身のみが合格した事で親友の篠塚夕子との友情が崩壊。彼女を自殺未遂を図らせるまでに追い詰めた事が心の傷となり内向的な性格になってしまう。

そんな彼女に声をかけてくれたのが安西愛海だった。歩は愛海と永遠の友情を約束する一方、「不良」と噂される羽鳥未来に憧れる。そんな中、愛海は彼氏の佐古克己に別れを宣告されたショックから踏切に飛び込み自殺を図ろうとする。愛海を間一髪で引き止めた歩は親友のため、佐古の家に向かうが、そこで佐古の異常な性癖を知り、以後頭を悩ますこととなる。

だが、その行為から歩は愛海からのいじめを受けることになってしまう。かつて愛海にいじめの標的とされた廣瀬倫子が自分を無視した歩を逆恨みし、佐古の家に入る歩を携帯電話で撮影。愛海グループにその映像を見せ、愛海に「歩が佐古を盗ろうとしている」と誤解させたからだった。

教科書に落書きをされる、机に接着剤を塗られる、弁当や教科書をゴミ箱に捨てられる、ゴミ捨て場に閉じ込められる、トイレで水をかけられる、黒板に誹謗中傷を書かれる、髪にスプレーを噴射される……。歩に対するいじめはどんどんエスカレートしていった。しかも廣瀬の嘘をクラスメイトは堅く信じて疑わず、誰一人歩に味方する者はいなかった。

耐えかねた歩は学校を逃げ出し、電車の駅で飛び込み自殺を図るが、偶然逃げ出すところを目撃した未来に止められる。未来はいじめの現状を語る歩に自身が味方することを約束。唯一の味方であり、強い支えとなった未来を得て、歩はいじめに立ち向かうことを決意する。佐古の邪魔もあってその後もいじめがエスカレートしていく中、かつていじめられていた経験を持つクラスメイトの薗田優樹も歩の味方となる。また、多くのクラスメイトは薗田が歩を引き止めたことを境に、愛海グループのいじめのやり方に「やり過ぎでは?」と感じ始めていた。

一方、なかなか歩が怯まない事に耐えかねた愛海は、知り合いで不良のアキラに依頼して歩と未来を始末するように頼んだが、薗田の妨害によって失敗。表向きはアキラが主犯の放火事件として報道されたこの事件の真相を、廣瀬は知ってしまう。それに気付いた愛海は廣瀬に口外しないようにと脅すが、他の愛海グループのメンバーに事件の真相を漏らしてしまう。その後、愛海のいじめが再び自分に降りかかることを恐れた廣瀬が学校の屋上から飛び降り自殺を図ったのを機に、事態は急転することとなる。

クラスメイトは一連の事件の真犯人が愛海だと勘付き、徐々に愛海から離れていく。愛海はそれにも怯まず、廣瀬を歩いじめの主犯に偽装したり、真実を知った副担任の平岡正子を県議である父・大治郎の力を使い解雇させたりと、様々な手を使い真実を隠そうとするが、それらの行動はクラスメイトの愛海に対する激しい憎悪を駆り立てていくことになった。

そんな中、愛海は担任の戸田和佳絵が自分と別れた佐古と付き合っていたことを知り、それをネタに彼女を脅し、中間テストで歩にカンニングの濡れ衣を着せるように依頼する。だが、カンニング偽装はすぐ男子生徒の石井知典に見破られて失敗。さらにクラスメイト達からこれまでの事件の黒幕だと糾弾され、いたたまれず教室から逃げる愛海だったが、中庭でクラスメイトに追い詰められる。石井が「土下座して謝れよ!」と愛海に要求したことに端を発し、学校中は「土下座」コールで包まれ、次の日からは愛海いじめがクラスで始まった。

いじめられても態度を変えなかった愛海だったが、やがて佐古の発狂、唯一自分に味方し続けていたクラスメイト・岩本みどりの離反、さらにはその数日後に受けた歩からの一言によって、これまでの自分の一連の行動を反省することとなる。

キャスト[編集]

登場人物は漫画とほぼ同じだが、設定に一部相違が見られる。

主要人物[編集]

椎葉 歩
演 - 北乃きい
このドラマの主人公。愛称は「アユム」。優しく思いやりのある少女。中学時代自分のみが西舘高校に合格した事で親友の夕子との友情が崩壊してしまい、夕子を自殺未遂にまで追いやってしまった事がトラウマとなっている。家では母が自分を優秀な弟と比較し、成績が振るわないことに関して小言を言い、いじめのことに関して話を聞いてくれそうな様子はない。恋人の佐古に振られ、自殺未遂をするほど追いつめられていた愛海の姿を見て、佐古にその旨を訴えたが、そのことによって愛海とそのグループのメンバーから、佐古を盗ろうとしたと誤解され、壮絶ないじめを受ける。だが、自分に対するいじめに立ち向かい、また未来や薗田と真の友情を築き上げる中で、大きく成長していく。
後に愛海が新たないじめのターゲットにされた時、みどりに仕返しするよう仕向けられるが、それを拒絶。最終的に「愛海を許したつもりはないが、いじめはもっと許せない」の答えを出し、未来・薗田と共に愛海に手を差し伸べた。
安西 愛海
演 - 福田沙紀
このドラマのもう一方の主人公。愛称及び一人称は「マナ」。父・大治郎が県会議員兼会社社長で裕福なため並外れたお嬢様育ちである。明るく社交的な性格と、華やかな外見、家柄から、入学当初から目立つ存在だった。実は家庭の中でも孤独な存在で、心の中では孤独感、寂しさを感じており、誰かに構ってほしいという切なる願望から、自分が気に入らないと感じた人間をいじめのターゲットとしていた。最初は親友だった歩に対して佐古を盗ったと誤解した事から彼女へのいじめの主犯格となり、様々な卑劣な手段を用いて歩を追い詰めようとする。
表の顔は社交的な人気者だが、裏は自己中心的で自分勝手であり冷酷で無慈悲な性格。自分の思い通りにならないとすぐ感情的になることもあり、平岡に対して反抗することもあった。そのため、同級生の中には反感を抱くものも少なくはない。
物語後半で佐古の襲撃事件と歩・未来の拉致監禁事件の真相を知った廣瀬が再びいじめに遭うのを恐れ自殺を図ったことでクラス中から疑惑の目を向けられるようになり、徐々に孤立。最終的に戸田を利用し歩のカンニングを偽装した事件がきっかけですべての事件の黒幕だったことがクラス中に知れ渡り、その翌日から新たないじめのターゲットとなった。しばらくの間はみどりに守られていたが、後にみどりを利用していたことを本人の前で喋ってしまったことから、みどりにも離反され完全に孤立。その後も態度を改めることはなかったが、後に歩のある言葉をきっかけに今までの行いを反省し、改心することとなった。最後は歩いじめをはじめとする数々の事件を引き起こしていたことが学校に発覚し[2]、退学処分も含めて処分を検討されることになった。
羽鳥 未来
演 - 関めぐみ
歩のクラスメイトで歩の憧れの人。他人の目を気にせず、一人で自分のしたいことを黙々とこなす精神的強さを持つ。親の病気によって経済的に苦しいため、喫茶店や水商売など複数のアルバイトをかけもちして生計を立てる一方で、欠席が多いが、学校の成績も常に学年1位、2位を争う努力家。いじめに対して常に歩に寄り添い励ます精神的支柱となって薗田と共にいじめに立ち向かう仲間となり、自身も歩に影響を受けて変わっていく。
佐古 克己
演 - 細田よしひこ
愛海の彼氏。歩らの隣のクラス、1年3組の生徒。父親に性格づけされて育ち、父の会社のため愛海と付き合うよう強制されてきた。周囲からは優等生として扱われるが、少女監禁・緊縛趣味などサディストとしての性癖を暴露したり、戸田を利用したりなどして歩の頭痛の種となった。また、篠塚夕子と同じ塾であり、夕子の自殺未遂で歩を脅していた。
後に事実を知った歩の母・文子が父の会社に怒鳴り込んできた事から父に性癖を知られ、更に戸田と付き合っていた事を愛海に知られて彼女の報復に遭い、遂には父から会社が倒産した腹いせに暴力を振るわれる。その際に父をハサミで刺して逃亡し、これを期に精神を病んでしまう。その後、逃亡途中で再会した戸田に利用するために付き合っていただけだと真実を告げ、その翌日に歩のクラスの教室に現れて「愛海のせいで人生がめちゃくちゃになった」として折り畳みナイフで愛海を殺そうとするが、薗田に阻止され羽鳥に「人のせいにして逃げるな」と一喝され、そのまま警察に逮捕された[3]。 その後は少年院隔離病棟に送致され、戸田の写真を隠し持っていた。
薗田 優樹
演 - 北条隆博
物静かでとても勤勉な性格。クラスでは歩と共に園芸委員を務める。先輩のアキラにいじめられて不登校となり、1年留年した過去を持つ。当初はクラスメイト全てに心を閉ざしており、歩のいじめにも表情を曇らせながら、愛海達に手出し出来ずにいたが、後に歩が未来をかばって自らいじめられようとするのを引き止めたことがきっかけで彼女の味方となり、未来を含めて3人でいじめに立ち向かっていく中でたくましくなっていき、物語終盤で愛海を庇って佐古に刺されるが、幸い深い傷ではなかった為、事なきを得た。
よくゴッホの画集を眺めている為、クラスメイトから「ゴッホ君」という蔑称で呼ばれる。序盤では眼鏡をかけていたが、廃墟事件の一件からコンタクトに変えた。
物語序盤から園芸委員として歩と交流しており、物語に大きく関わる人物として登場する。
本編では歩、未来以外との交友関係は全く無いが、スクールライフでは主要人物を除いたクラスメイトと仲が良さそうな描写もある。

愛海の取り巻き(ドラマ)[編集]

安西愛海を中心とした5人組のメンバー達。最初は団結して歩を積極的にいじめたが、廣瀬が拉致監禁事件の真相を知ったのを機に崩壊していく。原作にあった奔放な性談義やアキラ達との関わりがないなど、歩へのいじめ以外は原作ほど素行が悪い訳ではない。

廣瀬 倫子
演 - 星井七瀬
愛海グループの一員。愛称は「ヒロ」。物語序盤でファッション雑誌のコーナーに載ったことを、佐古との関係が悪くなりストレスが溜まっていた愛海に妬まれて愛海グループ最初のいじめの標的となり、この時愛海の顔色をうかがって自分を無視した歩に憎悪の念を抱く。その後歩が佐古の家に入って行く所を携帯電話で録画し、それを愛海グループに見せたことで信頼を取り戻し、愛海グループの一員となる。
その後はグループの中でも歩いじめの中心的役割を果たすが、愛海とアキラが電話で会話していたのを聞いたことで愛海がアキラと組んでいた事を知り、愛海を避けたいという願望を抱く。その後愛海にその事を悟られた為、いじめが再び自身に降りかかることを恐れて投身自殺を図ったが足の骨折のみで一命を取り留めた。後に歩と和解するが、愛海の脅迫により、夏休み明けの学校で「自分が歩いじめの主犯」という虚偽の告白をして謹慎処分となる。その後はリハビリに専念している。
原作の廣瀬和華と同じキャラクターだが、名前と性格が変更され、物語に大きく関わる人物として登場する。
岩本 みどり
演 - 末永遥
愛海グループの一員。男っぽい言葉遣いが特徴。
詳しくは#新グループ(ドラマ)参照。
宇田 里絵
演 - 夏目鈴
愛海グループの一員。愛海グループに入った目的は、自分の地位を上げるため。
詳しくは#新グループ(ドラマ)参照。
信川 美紗
演 - 中村静香
ドラマオリジナルキャラクター。原作の岩本咲に相当する。
愛海グループの一員で、グループの中でも里絵とは信頼し合える親友。里絵と同じく自分の地位を上げるために愛海グループに入った。当初は廣瀬と同じく積極的に歩をいじめていたが、父親を利用してまで歩を追い詰めたり、廣瀬を脅して自殺未遂に追い込むなど、徐々にエスカレートしていく愛海の卑劣な行動についていけなくなり、彼女に恐怖心を抱くようになった。
その後、里絵と共にグループを抜けようと画策したが、夏休みの愛海グループでの旅行を拒否した際に電話で里絵に自分の本心を打ち明けたのを愛海に聞かれてしまい、次は自分が愛海のいじめの標的になると察して逃げるように転校し、その後転校先の高校で新しい友達とうまくやっている様子。
苗字は公式設定ではしんかわだが、本編では何故かのぶかわとなっている。

新グループ(ドラマ)[編集]

愛海の立場が不利になった事でグループを脱退した宇田里絵と、グループではなかったが度々愛海に味方していた佐藤礼奈が手の平を返し、積極的に愛海をいじめるグループ。後に愛海の唯一の味方だった岩本みどりも自分も愛海に利用されていただけと知り、グループに入りリーダー的存在になる。

岩本 みどり
演 - 末永遥
ドラマオリジナルキャラクター。原作版では深沢エミに相当する。名前の由来は原作版の岩本咲から。
愛海グループの一員で最も忠実に愛海に仕えた。語尾に「〜じゃねえよ」と付ける等乱暴な言葉を用い、嫌悪な仲の石井[4]とつかみ合いの喧嘩をするほど気が強い。中学時代、万引きの疑いをかけられた所を愛海に助けてもらったことから愛海を信じており、後にグループのメンバーや今まで味方だったクラスメイト達が次々に離れ、愛海がいじめられ始めても唯一愛海の味方となり、最後まで彼女を庇い続けた。だが歩と愛海の会話を偶然聞いた際に愛海の一言から自分が利用されていた事を知って遂に離反し、新グループのリーダー的存在となる。
宇田 里絵
演 - 夏目鈴
ドラマオリジナルキャラクター。原作版ではチカに相当する。
愛海グループの一員で髪型はショートカット。自分の地位を上げるために愛海グループに入るが、廣瀬の自殺未遂によりクラスでの愛海の立場が不利になると確信し親友だった美紗とグループの脱退を狙った。しかし愛海の怒りを買った美紗は逃げるように転校し計画は破綻。その後は愛海グループに留まりつつも反旗を翻す隙を狙い、カンニング偽装事件後に愛海から離れ、新グループの中心となる。
廣瀬から愛海に脅迫されている事を知らされた後、突如愛海の目の前で脅迫されている事を明かして廣瀬を不利な立場に追い込む、使い走りをさせられた夏休みの旅行の直後みどりに愛海グループを抜ける事を示唆するなど損な役回りを演じる事を何より嫌う。また、愛海がグループのメンバーを利用していた事もいち早く見破っており、彼女がアキラによる克己の襲撃事件や歩と未来の拉致監禁事件の仕掛け人ではないかと早くから疑い、後に完全に真相を知っているような発言をしているが真相を知った理由は不明。
佐藤 礼奈
演 - 平野早香
ドラマオリジナルキャラクター。原作では女子生徒三人組に相当する。
眼鏡をかけた二つ縛りの女子生徒で、雪乃といつも2人で行動していた。当初は愛海に憧れて歩いじめでは愛海の味方についたが、廣瀬の自殺未遂によりクラス内で愛海の形勢が不利になると手の平を返して徹底的に愛海を不利な立場に追い込もうとし、最終的には雪乃から離れて里絵と新グループを結成し、愛海いじめの主な実行役となる。

その他のクラスメイト[編集]

度々いじめの標的の変わるクラスで常にいじめる側に付き、クラスのいじめに加担している生徒も数多い。特に愛海いじめでは、門倉雪乃と歩・未来・薗田を除いたクラスメイト全員が、いじめに加担している。

石井 知典
演 - 中村友也
ドラマオリジナルキャラクター。原作の薗田の友人といじめに肯定的な男子生徒達に相当する。
歩のクラスメイトで、いつも遠藤と一緒にいる今時の男子生徒。「女って怖い」が口癖で当初から愛海を嫌っていたが、自分が標的とされない事から歩いじめを面白がっていた。だが、薗田が歩を引き止めた時からエスカレートしていく歩いじめを「やりすぎじゃないか?」と感じ始め、愛海グループに反発する様になり、廣瀬の自殺未遂をきっかけとして愛海に代わって、クラスの主導権を握る存在へ変化。カンニング偽装事件でカンニング偽装を見破り[5]、愛海を追い詰めて彼女に土下座を要求、愛海いじめが始まるきっかけを作った為、事実上愛海いじめの主犯格と言える。歩・廣瀬いじめでの自身やクラスの男子達の責任が追及されるのを恐れており、新グループにも度々協力するようになる。
スクールライフでは薗田と仲の良い描写が多い。
遠藤 晃一
演 - 山田健太
ドラマオリジナルキャラクター。原作の薗田の友人といじめに肯定的な男子生徒達に相当する。
いつも石井と一緒に行動する男子生徒。いじめの標的にされない事を良い事に石井と共に歩いじめを面白がっていたが、薗田が歩を引き止めた時を境に歩いじめを「やりすぎだ」と感じ始めて彼女のグループに反発するようになる。石井に同調してクラスを動かしていき、最終的には愛海いじめにも積極的に加担するようになる。
スクールライフでは薗田と仲の良い描写が多い。
門倉 雪乃
演 - うえむらちか
ドラマオリジナルキャラクター。原作版ではエイコに相当する。
眼鏡をかけたショートカットの女子生徒でいつも礼奈と2人で行動していた。優しい性格でいじめの事を快く思わず、平岡に歩や廣瀬に対するいじめを告白したり、カンニング偽装事件の際に戸田に「先生もいじめの加害者です!」と糾弾したりと努力するが、いじめの標的が愛海に変わっただけで何も変わらなかった。しかしその後もいじめに一切参加せず、歩・未来・薗田を除いた中で唯一いじめに参加しないクラスメイトとなり、最終的には愛海いじめグループを結成した礼奈やいじめに加担するクラスメイトから離れ、一人で行動する様になる。
歩達のクラスメイトの生徒達。エキストラ扱いされており、台詞はほぼ無い。

西館高校の教員[編集]

戸田 和佳絵
演 - 瀬戸朝香(友情出演)
1年2組の担任。担当教科は英語。生徒同士の問題には介入せず、あくまでも事なかれ主義を貫かんとする「サラリーマン教師」であり、自分とは対照的に生徒に対して熱心な副担任の平岡を疎ましく感じ、辛く当たる。佐古から父親からの暴力のことを相談されたのをきっかけに彼と付き合い始めるが、後に佐古と付き合っていたことを愛海に知られて彼女に脅され、歩にカンニングの濡れ衣を着せることになってしまう。その後父親を刺して逃亡していた佐古と再会したが、佐古に父親が助かった事を伝え、警察に自首するよう勧めた際に彼の言葉から自分が利用されていたと知る。最終的にこのことがきっかけで目が覚め、教員室に乗り込んできた文子に歩にカンニングの濡れ衣を着せた事を告白し、文子と歩にこれまでの自分の行いを謝罪した。その後、責任を取り退職した模様。
平岡 正子
演 - 酒井美紀
1年2組の副担任。担当教科は古典。元々は会社員として働いていたが、教師になりたいという夢が捨てきれず、採用試験に合格し、中途採用で西館高校にやってきた。腐敗した西高教師陣の中で唯一生徒達のことを心から思っている教師で、いじめ問題の解決に奮闘した。しかし真実を知りたいという正義感の強さ故に戸田をはじめとする事なかれ主義の集う西高教師陣に嫌われてしまい、遂にはいじめの真相を知られるのを恐れた愛海の陰謀で大治郎の力によって解雇されてしまう。その際に、「あなたを守れなくてごめんなさい」と、力になれなかったことを歩に詫び、愛海には平手打ちを浴びせ、「いつかあなたは独りぼっちになる」と言い残して学校を去る。その後は別の高校で教師をしており、やはりここでも「いじめ」について考えるよう生徒に呼びかけている。
岩城 正志
演 - 矢島健一
西館高1年の学年主任。融通のきかない非常に凝り固まった性格。事なかれ主義を通し、西舘高校の名誉と見栄にこだわる。最終的に戸田が反省して辞職し、田崎が考えを変えようとしても事なかれ主義を変えようとはしなかった。原作から容貌と設定が大きく変更されている。
田崎 洋
演 - 二階堂智
西館高1年3組の担任。担当教科は数学。明るくて面白い人気のある教師。キャンプの際、一人で食器を洗う歩に、心配して「椎葉、お前一人で洗ってるのか?」と声をかけた。当初は戸田や岩城と同様、事なかれ主義の教師だったが、最終的には愛海や戸田を一方的に非難する岩城に疑問を持ち、「このままではいけない」と考えるようになった。原作から容貌が大きく変更されている。

主要人物の家族[編集]

椎葉 文子
演 - 真矢みき
歩の母親。歩が進学校である西館高校に通っていることを周囲に自慢し、誇りに思う典型的な「教育ママ」で、歩との関係は崩壊していた。しかし拉致監禁事件を切っ掛けに歩の状況を知り、母親として歩を守る中で、歩との関係を再構築していく。夫は単身赴任中で、歩、誠と共に夫の会社の社宅で暮らしている。
佐古克己の父親である敏克は高校時代からの同級生であり、勉強がはかどらない娘について何度か相談したことがあった。やがて彼の息子である克己が歩を脅迫していたことを知ると激怒、敏克の会社まで押し掛け、写真とネガを要求するが、自宅に現れた敏克に金を出してもみ消そうとされた挙句、はじめから金目当ての行動であったかのように言われたことから彼に幻滅。「あなたみたいな親だから、あんな息子が出来た」と厳しく非難し、追い返した。
最終話では歩がカンニングの濡れ衣を着せられたことを知って歩を守るために自ら学校へ向かい、一方的に歩が悪いと決めつける岩城に「真実をきちんと見てほしい」と説得した。
安西 大治郎[6]
演 - 小野武彦
愛海の父親。県会議員兼会社社長であることから歩らの住む地域において絶大な権力を有し、また裕福である。娘の愛海を溺愛するあまり愛海に歩・未来の退学騒動や平岡の解雇、敏克の会社倒産に利用されてしまう。
佐古 敏克
演 - 勝村政信
佐古の父親。建設会社「佐古建設」社長。文子とは高校時代の同級生である。教育熱心な父親を自認しており、日頃から克己に対して過剰な体罰を浴びせており、その結果最終的に克己の精神を病ませることとなったが、ついにそれに気づくことはなかった。後に歩から克己に脅迫されていた事を聞いた文子が怒鳴り込んできたことで息子の性癖を知るが、父親らしい事は何もせずに克己に暴力を振るい、更にこの一件を金で揉み消そうとしたため文子との仲は崩壊。その後、大治郎の力で会社が倒産し[7]、翌日腹いせに(文子の言葉にも耳を貸さず)克己に暴力を振るったことで彼に刺され怪我を負わされたが、戸田の発言によると一命は取り止めた模様。
原作では名前がついておらず、ほとんど登場しない人物だが、ドラマでは物語に関わる重要な役割を持つ人物として登場している。
椎葉 誠
演 - 細井允貴
ドラマオリジナルキャラクター。原作の椎葉茜に相当する。
難関中学に通う歩の弟。成績はトップである上、明朗な性格な為、教育ママである文子でさえ頭が下がるほどである。苦悩して弱っている様子である歩に対してしばしば「お姉ちゃん。大丈夫?」と声をかける等、気の優しいところがある半面、いじめられっ子に同情する意思はなく、文子の出かけている隙にゲームをして楽しむなど、世渡り上手で賢い面もある。

その他[編集]

篠塚 夕子
演 - 大沢あかね
歩の親友だった女子。中学時代の歩の親友で、歩からは「しーちゃん」と呼ばれている。克己とは同じ塾であった。歩と西舘高校受験に取り組むが自分が勉強を教えた歩のみが合格したことで歩を妬み離れ、自暴自棄になり飛び降り自殺を図る。歩が一時人間不信に陥るきっかけを作る。その後は公立高校に通っており、後に新しい友人松井絵里奈と共にバスで歩と再会。最終回では歩との関係改善の兆しが見えつつあることがある場面で示唆されている。
狩野 アキラ
演 - 山根和馬
不良少年でヤンキーグループのリーダー格。中学時代は薗田に対するいじめの主犯格であり、また愛海・廣瀬・みどりの一年上の先輩にあたる。街中で様々な人々に褐あげをしている。愛海が大好きで、愛海の望むことなら何でもやると宣言した為、愛海の依頼で廣瀬いじめを助長するメールを送った他、仲間達末野卓磨宮田大三、金子弘幸、牧本竜)と共に佐古に暴行を加えて金品を奪った[8]。その後歩を廃墟に拉致し、歩を助けようと廃墟に辿り着いた未来も捕えて2人を監禁・乱暴しようとしたが、救出に来た薗田に邪魔される。最後は歩と未来が発した一言に激怒して廃墟に火を放ち、逃げようとするが薗田に阻止され失敗、放火の罪で警察に逮捕された。愛海が好きであるが故に最後まで愛海を堅く信じていたが、当の愛海は、肉体関係と引き換えに彼を持ち駒として利用しただけであった。ドラマでは髪形がスキンヘッドに変更されている。

スタッフ[編集]

  • プロデューサー - 中野利幸
  • 演出 - 谷村政樹加藤裕将遠藤光貴
  • 脚本 - 根津理香
  • 音楽 - 海田庄吾山嵜廣和
  • 主題歌 - 中島美嘉LIFE
  • 技術プロデュース - 井上治久
  • 撮影 - 鈴木富夫、岡本世基
  • 撮影助手 - 宍戸勇
  • 映像 - 作田和矢
  • 音声 - 吉田勉、大畑健三郎、安部岳
  • 照明 - 梶山高弘
  • 照明助手 - 田中亜矢、中江純平、大賀章雄
  • 編集 - 深沢佳文
  • VTR編集 - 伊藤裕之
  • 編集デスク - 名取佐斗史
  • MA - 蜂谷博
  • 音楽プロデュース - 志田博英
  • 音響効果 - 谷口広紀
  • 美術プロデュース - 関口保幸
  • 美術プロデュース補 - 宮崎かおる
  • デザイン - 坪田幸之
  • 美術進行 - 竹田政弘
  • 大道具 - 浅見大
  • 操作 - 和田幸政
  • 建具 - 船岡英明
  • 装飾 - 百瀬貴弥、伊神誠司
  • 持道具 - 山本恵
  • 衣裳 - 渡邊純好、有山さつき
  • メイク - 外山隼人、馬渡ゆう
  • 視覚効果 - 菅谷守
  • 電飾 - 白鳥雄一
  • アクリル装飾 - 竹中大悟
  • 植木装飾 - 後藤健
  • 生花装飾 - 小柳幸絵
  • フードコーディネーター - 住川啓子
  • CGタイトル - 小関一智
  • 編成 - 熊谷剛
  • 広報 - 正岡高子
  • 広告宣伝 - 川植浩治、加地綾子
  • ホームページ - 伏見香織
  • スチール - 浜田拓
  • スケジュール - 森本和史
  • 制作担当 - 田村豊
  • 制作主任 - 田澤俊彦
  • 制作進行 - 皆川なぎさ、吉岡由佳里
  • 制作デスク - 白浜美奈
  • 記録 - 土屋真由美、赤星元子
  • 演出捕 - 遠藤光貴、青木達也、角啓太、中川充、相沢秀幸
  • プロデュース補 - 荻田真弓、関谷友美

放送日程[編集]

各話 放送日 サブタイトル 演出 視聴率
第1話 2007年6月30日 壮絶なイジメと闘う!!
衝撃の話題作がスタート!! 私は負けない
谷村政樹 11.0%
第2話 2007年7月07日 話題沸騰衝撃の展開!!
今夜遂にイジメの標的に!? 追い詰められていく歩!
11.7%
第3話 2007年7月14日 絶体絶命加速するイジメ!!
見えて来た希望の光!? 再び追い詰められる歩!!
10.9%
第4話 2007年7月21日 超衝撃の1部最終回!!
イジメと闘う決意!! 反撃開始!? 私は強く生きたい!!
10.9%
第5話 2007年8月04日 超待望の2部スタート!!
イジメへ反撃&逆襲開始か!? 私は絶対に負けない
加藤裕将 10.0%
第6話 2007年8月11日 話題沸騰壮絶なイジメ!!
新たな強敵に勝てるか!? 衝撃の陰謀と裏切りが!!
11.7%
第7話 2007年8月18日 絶体絶命イジメを超えた犯罪!!
卑劣な強敵と闘う!! 逆転に次ぐ逆転の結末!?
遠藤光貴 09.4%
第8話 2007年8月25日 話題沸騰衝撃の展開!!
逆転勝利目指す痛快な反撃!? 手に汗握る大波乱!!
谷村政樹 12.4%
第9話 2007年9月01日 話題沸騰闘いは新たな舞台へ!!
形勢逆転を勝ち取れ!!増えていく味方達!?
加藤裕将 14.2%
第10話 2007年9月08日 話題沸騰壮絶な闘いの行方は!?
遂に逆転する関係!!追い詰められた愛海!?
14.2%
最終話 2007年9月15日 最終話今夜遂に最後の対決!!話題沸騰!!
壮絶な闘いの衝撃的な結末は!?
谷村政樹 17.4%
平均視聴率 12.2%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

その他[編集]

  • 2007年8月2日、お台場冒険王の7F特設ステージにて出演者の北乃、中村静香、うえむらが訪れ、来場者に非売品の特製絆創膏を配布した。
  • 2007年8月18日、東京未来大学にてエキストラを含めての撮影が行われた。ちなみにこの場所はもともと『3年B組金八先生』の桜中学校のロケ地となった足立区立第二中学校の所在地であった。
  • 西舘高校の制服は、中高生に人気の制服ブランド「KURI-ORI」が作成したもの。
  • ドラマ内では対立関係にある北乃と福田だが実際はドラマを機に親しい関係となっており、ドラマ後数年経った今でも2人で遊び、お互いを「相棒」と呼び合う仲になっている。

関連商品[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 「ライフ」いじめ描写に大反響:YOMIURI ONLINE エンタメ(読売新聞2007年9月5日)
  2. ^ 最終話で岩城が愛海の父からの電話でこのことを知ったと話す場面がある。
  3. ^ 逮捕された後も歩に絡むが平手打ちを喰らい、未来には「殴る価値もない」と言い放たれた。
  4. ^ 後に新グループに入った事で対立は無くなる。
  5. ^ 登校時に下駄箱で、歩と愛海の会話を目撃している。
  6. ^ ドラマ放送時、原作では名前が判明していなかったため、原作とは名前が異なる。
  7. ^ 愛海が佐古への報復の一環として父を利用し、会社を倒産させたことが示唆されている。
  8. ^ この時、佐古が力尽きて失禁したところを脅迫のネタとして撮影しており、この写真が後に愛海の佐古への報復の手段として使われることになった


関連項目[編集]

外部リンク[編集]

フジテレビ 土曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
LIAR GAME
(2007.4.14 - 2007.6.23)
ライフ
〜壮絶なイジメと闘う少女の物語〜
(2007.6.30 - 2007.9.15)
フライトパニック
(2007.10.20)