ガッチャマン クラウズ

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ガッチャマン クラウズ
ジャンル SFヒーローアクション
アニメ
原作 タツノコプロ企画室
監督 中村健治
シリーズ構成 大野敏哉
キャラクターデザイン キナコ(原案)、高橋裕一
音楽 岩崎琢
アニメーション制作 タツノコプロ
製作 ガッチャマン クラウズ製作委員会
放送局 日本テレビ
放送期間 第1期:2013年7月12日 - 9月27日
話数 第1期:全12話
テンプレート - ノート
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ガッチャマン クラウズ』(GATCHAMAN Crowds) は、日本テレビアニメ。第1期は2013年7月から9月まで日本テレビで放送された。本作は旧作をリブート(再起動)したとも言われる[1]

概要[編集]

『ガッチャマン』シリーズの30分枠テレビアニメシリーズとしては『科学忍者隊ガッチャマンF』(1979年 - 1980年)以来、33年ぶりの新作[2]で、日本テレビが『ガッチャマン』関連の作品を放送するのは2011年 - 2013年の短編アニメ『おはよう忍者隊ガッチャマン』に次ぎ2作目となる。また、日本テレビがタツノコプロ作品を放送するのは『ヤッターマン』(リメイク版)以来で、深夜アニメとして放送するのはシリーズを通じて初めてである。

女子高生が主人公で、1970 - 80年代の『ガッチャマン』本編とは別の世界観で、物語が描かれる。

2013年10月に第2期『ガッチャマン クラウズ セカンド(仮)』の制作が発表された。

あらすじ[編集]

異星人犯罪者を秘密裏に駆除する特殊部隊・ガッチャマン。その存在はフィクションとして、市民からは実在を否定されていた。

2015年初夏。日常に物足りなさを感じていた女子高生、一ノ瀬はじめは、突如目の前に現れたJ・J・ロビンソンより謎の手帳『NOTE』を授かり、フィクションであるはずの戦士・ガッチャマンとなる使命を受ける。予感を頼りに学校を飛び出したはじめは、そこでガッチャマンとして戦う・橘清音と出会い、フィクションが現実であった事を知る。

立川「CAGE」所属のGメンバーとして迎えられたはじめは、持ち前の自由奔放さでメンバーに新風を呼び込んでゆくのであった。

登場人物[編集]

ガッチャマン[編集]

一ノ瀬 はじめ(いちのせ はじめ) / G-101
- 内田真礼
この作品の主人公。普段は私立立川鳳雛学園に通う16歳[3]の高校2年生[4]。一人称「[3]。巨乳。
語尾に「〜っす」と付けることが多く、マイペースかつ天然で、様々な物を「可愛い」と評するエキセントリックかつ常識はずれな言動を取るが、言動や行動の端々で天才肌な面も見せる。しかし口下手な面があり、自分の感じたことを周囲に伝えられず懊悩するシーンが多い。また、宇宙人や神などを目前にして平然とする並外れた度胸も持つ。パイマンや清音に「新人」などと呼ばれるたびにいちいち「はじめっす」と訂正している。
文房具好きで、気に入った手帳を大量に買い集めるなどして友人から呆れられている。平時は本屋でアルバイトをしている。ひょんなことからJ・J・ロビンソンに資質を見出され、ガッチャマンに変身出来る「Gメンバー」となる。
破天荒な行動の裏で思慮深い顔を併せ持ち、うまく言語化できないながらも人々の繋がりや平和を真剣に考え、またそれを実行に移しており、GALAXでは市長や消防局長まで参加するコミュニティを牽引している。友人たちとは異なり、GALAXに対しては「使える場合には使う」という姿勢で、それのみに依存してはいない。
常識に捕らわれず、物事の本質を見抜く能力があり、他のメンバーが敵だと思っていたMESSを倒さずに行方不明の人々を全員救った。直感で行動することも多いため周囲には理解されにくく、トンネル事故の際に累や監視カメラに対しガッチャマンの姿(頭部の変身を解いた状態)を見せてしまい、パイマンに激怒されたこともある。ベルク・カッツェに接触してからは、それまで隠れて活動していたガッチャマンの存在をTVやネット上で積極的にアピールするなど、型破りな作戦を提案する。
万物をデザインできる可能性を持つ『デザイナーのNOTE』を持つ。NOTEの色はホワイト。Gスーツはツインテールにスカートなど全体的に少女を思わせる意匠で、脚部のローラーブレードで高速かつトリッキーに動くことができ、文具を模した多数の特殊武器を隠し持つ。Gスーツ着用時の主な武器はハサミ。背部からウエポン・コンテナを兼ねた翼を出し入れすることができ、飛行も可能。
第1期最終回ではカッツェと融合した事実のみが明かされたが、ディレクターズカット版では覚悟を決めたはじめが初めてカッツェの姿を自身の目で捉え、自らカッツェを取り込み一体化した経緯が描かれた。
誕生日11月24日。血液型A型。身長155㎝。
橘 清音(たちばな すがね) / G-96
声 - 逢坂良太
はじめと同じ立川鳳雛学園に通う3年生19歳男子。そのため、はじめからは「先輩」と呼ばれる。サムライの生き方に強く共感し、古風な立ち振る舞いが強烈な個性を放つ[4]。誠実で実直かつ規律にもうるさい性格。肝試しが苦手など小心者な面もある。常に刀を袋に入れた状態で街を歩いている。視野狭窄に陥りがちな堅物で、はじめからは「刀のよう」と称された。当初は、彼女の自由奔放さや破天荒な行動に対してやりにくさを感じてよく衝突し、GALAXにも難色を示していた。しかし、はじめと行動を共にするうちに彼女の考え方に感化されていき、彼女の斬新な作戦にも協力的になっていく。そして、NeO HUNDReDによる混乱の最中、自ら精神の崖に向かい、J・Jに対し「予言はいらない」と告げ、自分たちの意志で闘うことを決意した。
はじめがGメンバーに加入する前は丈とコンビを組んでいた。当初は携帯電話さえ持っていなかったが後にスマートフォンを購入しGALAXを始めたり、はじめの振る舞いにも動じなくなっている。事件の1年後にははじめやパイマンと同居しており、ディレクターズカット版では大学に通うようになっている姿も描かれている。
時空に干渉する『無限間合のNOTE』を持つ。NOTEの色はグレー。Gスーツは鎧武者と幻獣を組み合わせたような姿。壁面や天井を歩行したり身軽に動くなど、忍者のような戦い方が特徴。Gスーツ着用時の主な武器は『音叉刀 疾風』。他にも全身に隠し武器を持つ。左手と腕が刀になっており、必殺技『無限刀 嵐』の発動の際は隻腕となる。相手との間合い、間の物体の干渉を無視して高速移動し、敵を確実に攻撃する剣技を使う。
誕生日8月2日。血液型O型。身長175㎝。
枇々木 丈(ひびき じょう) / G-89
声 - 浪川大輔
29歳。東京大学出身[4]のノンキャリア社会人。優秀な公務員の顔とプライベートを上手に使い分けることの出来るオトナの男性。はじめを気に入っている。普段は市役所に勤めており、真面目で好印象の男性として振舞っている。ところがプライベートではだらしなく、J・Jの前ですら気怠そうに振る舞う。しかしながらGメンバーとしての自覚、正義感は強く、「夢は世界平和」と語り、自身が取り逃がしたベルク・カッツェに対しては執着を見せている。一方で、J・Jなどの宇宙人と出会い、自分は大した人間ではない感じ、夢に対する情熱を失っていた。カッツェとの戦いではそこにつけ込まれ、NOTEを引き抜かれ重傷を負う。うつつにより一命を取り留めたものの、その後は完全に戦意を喪失し、作戦にも全く参加する意志を見せなかった。しかしNeO HUNDReDによる立川襲撃の際、かつて自分が助けた清音の感謝の言葉や親友である阿蘭の激励を受け、復活を遂げた。ちなみに清音の教育係を務めていたのは彼である。
炎を自在に操る『爆炎のNOTE』を持つ。NOTEの色はレッド。Gスーツは黒を基調としており、頭部からは自身の能力の象徴である炎を常に噴き上げている。両腕部からエネルギー弾を機銃のように発射し、背中から翼を発現させ飛行することができる。また左腕は胸部から鎖で繋がっており、左右共に『バーニング・ハンマー』『バーニング・ホールド』の技で射出できる。
誕生日3月29日。血液型B型。身長187㎝。
O・D(オー・ディー) / G-12
声 - 細見大輔
年齢不詳の青年[注 1]。場を盛り上げる役どころを自認する生まれついてのムードメーカーで、バラバラなGメンバーのまとめ役を買っている。誰に対してもフランクなオカマ口調で話す。Gメンバーなのにガッチャマンに変身しない変わり者(本人は「変身できない悲しいガッチャマン」だと軽口を叩く)。『アルタイル』という黒猫を飼っている。普段はうつつの世話を務めている。古参だけあって、パイマン共々ガッチャマンや他の惑星での出来事にも詳しい。宇宙人とのハーフであり、故郷の星(父親の星)はカッツェにより滅ぼされている。
過去にカッツェを殺さなかったことを後悔しており、いざという時は自分が翼を広げることを覚悟していた。はじめのことはGメンバーを照らす太陽のような存在だと考えている。混乱する立川市に避難した首相を保護し、後にはじめの提案した作戦でカッツェを殺すことなく累のNOTEを取り返し、彼に届けた。だがその戦闘の際にNOTEを破壊され重傷を負ってしまう。第1期最終回ではその後の生死は不明だったが、ディレクターズカット版では重傷を負いながらも生還していた。
すべての物体を砂状に分解する『崩壊のNOTE』の能力を持つが、その能力を使えば全てが滅びるといわれ、目標以外にも被害を与えてしまうため通常の任務には出ない。NOTEの色はグリーン。Gスーツは漆黒のローブに鳥の羽を身に付けた天使のような姿で、全てを崩壊させる金色の粒子を出し、天使の羽のような形にする。
誕生日6月8日。血液型不明。身長190㎝。
うつつ / G-99
声 - 小岩井ことり
はじめと同じ立川鳳雛学園1年生。推定15歳。公衆の場に出る時以外は黒の水着を着ている。自分の能力や自分自身に対する肯定感が低く、O・D以外の他人と接することに恐れを抱いており、普段は「うつうつします」程度の発言しかしない。O・Dを取られるという危惧から、はじめのことも拒絶していた。しかし、次第に打ち解けていき、トンネル崩落事故解決以降ははじめから贈られた青いリボンをつけるようになる。同時に、恐れていた外部との接触にも積極的になり、進んで自らの命を使って他人を助けたいと思うようになる。
右手で生命力を吸い取り、左手で分身を生み出したり生命力を分け与える『誕生と死のNOTE』の能力を持つ。しかし右手に触れるものを傷つけてしまうため、その能力に嫌悪感を持っている。国際花みどり公園にはうつつの分身が複数存在し散歩道の清掃や花壇への水遣りを行っている。NOTEの色はイエロー。Gスーツは頭部から巨大な腕の生えた左右非対称なデザインで、左半身が「命の左」、右半身が「死の右」を表す。変身後も分身を出すことはできるが、分身には頭部の腕が付いていない。
誕生日不明。血液型不明。身長143㎝。
パイマン / G-3
声 - 平野綾
見た目はパンダをデフォルメしたようなキャラクターだが、実は数百年Gメンバーを務め、本人曰く「7つの星を守ってきた」最古参の宇宙人。ゆえに本人は立川Gメンバーのリーダーと主張してやまず、態度も大きくプライドが高いため、はじめの存在に手を焼いている。一方で決断する際には神のような存在であるJ・Jに頼りがちになるなど気が弱い面もあり、大きなショックを受けると口から泡を出して倒れる。パンダそっくりの外見でパンダと言われると怒るが、実はパンダのヌイグルミを収集している。噛み癖があり、破天荒な行動を取るはじめにはよく噛み付く。
普段は清音やはじめと同じ部屋の自室でビールを飲みながら菓子を食べている。宇宙規模で見てくだらない争いを繰り返す地球人に対しては「レベルが低い」と考えている。
かつてベルク・カッツェによって親友を殺されており、カッツェを憎むと共にその実力を恐れてもいる。そのため、丈と清音の危機に変身し駆け付けようとした際、恐怖を思い出し逃走してしまった。その後はそれを負い目に感じ、リーダーとして地球を守る自信を失っていたが、はじめの言葉によって自分がどうしたいかを考えるようになる。立川市が混乱に陥った際は、かつて訪れた幼稚園がCROWDSに襲われているのを目の当たりにし、園児らを守るために立ち上がった。
自身の質量や物質を変換する『変換自在のNOTE』を持つ。NOTEの色はピンク。Gスーツの姿はイエローの獣に似たボディ、黒い翼と尾を備え両腕がホイールになった巨大な亜人型。車輌に変形する能力を有し、自分の中に同乗者を招き入れて高速移動することが可能。また口から取り込んだ物質を変換でき、CROWDSへの攻撃手段としても使われた。
誕生日不明。血液型不明。身長33㎝。
J・J・ロビンソン(ジェー・ジェー・ロビンソン)
声 - 森功至
「評議会」と呼ばれる高事象的存在の一人として、遥かな太古から「地球の監視者」を任じてきた者。現在はGメンバーに「予言」という形で様々な示唆を与える指導者的立ち位置。いわゆる「神」とも呼ばれる存在であるが、本人は人間の壮年の男性の姿を取る。Gメンバーとは「精神の崖」と呼ばれる場所で会合する。パイマンにも恐れられる絶大な力を持つらしいが、本人が動くことは無く、また目の前に明らかな危機があっても予言を出さないなど、地球の事情にあまり深く関わろうとはしない。

GALAX関連[編集]

爾乃美家 累(にのみや るい)
声 - 村瀬歩
SNS「GALAX」と「総裁X」を独学で開発した18歳の青年。極めて頭脳明晰で、トリリンガル。高層マンションの最上階で一人暮らしをしている。
報酬や評価を抜きに他者を助けることに喜びを見出だせない者達を敵と見なしており、GALAXと総裁Xを使い世界のアップデートを図るため暗躍する。
ベルク・カッツェによってGメンバーとは異なる「NOTE」を引き出されCROWDSを生み出す能力を得たが、世界に混乱を招く存在となっているカッツェを憎んでもいる。自分に従うHUNDRED達と共にカッツェに挑むが圧倒され敗北、その後NOTEとCROWDS、総裁Xまでもカッツェに奪われたことでたった一人『騒動の主犯』として孤立させられてしまう。はじめ達に救われて以降、自身の革命のために提供したツールが悪用されていることを知りショックを受けるが、はじめの言葉で救われ、カッツェから地球を守るべくガッチャマンに協力する。O・DがNOTEを取り返した後はNOTEにガッチャマンのマークが宿り、その能力を用いて世界中に対しゲームの開始を宣言、全GALAXユーザーにCROWDSを配布し、ゲーム感覚で人を助ける方向に人々を導き、混乱を収束させた。ディレクターズカット版では約1年後、学校に復学したらしく女友達もできている。
誕生日4月25日。血液型O型。身長168㎝。
LOAD GALAX
累が女装した姿で「GALAX」内でカリスマ的存在にもなっている。累は自室に居るとき以外は女装して出歩いている。殆どの者には正体を見破れないが、はじめは一目で男だと見破ってみせた。
ベルク・カッツェ
声 - 宮野真守
「宇宙人」を自称する、年齢・性別など大半が謎の存在。キスすることで人間に擬態する。混乱を起こす事を好み、擬態能力と腕から出す鞭のような物で周囲を攻撃する。奇矯なポーズや言動を好み、度々ネットスラングを口にする。空中に浮遊したり、「アムネジア・エフェクト」と同様に自身の姿を累やガッチャマン以外に見えなくする事ができる。
かつて数々の星を滅ぼしており、自分の手は汚さずその星の生物が自ら滅ぼし合うように仕向けるのが大好きで、何らかの思惑で累にNOTEの力を与えている。地球人を「原始人」「愚かな人間」と呼び見下しており、人間が持つに関してもあざ笑うような言動を見せる。初めて出会った丈には「地球が真っ赤に燃え上がる」「全部お前達のせい」と言葉を投げかけ、自身の行いを予告している。累の襲撃を圧倒した後、累の姿や総裁X、彼のNOTEを奪うことで累に成りすまし、梅田を煽ってNeO HUNDReDを結成させ、さらに累が渡すことを避けた者達にCROWDSを配布し日本を混乱に陥れてゆく。
戦闘においてもパイマンが「束になっても敵わない」と恐れるほどの実力者。生命体を挑発し、混乱や争いを起こさせることに特化した『幸災楽禍のNOTE』の持ち主で、変身すると身にまとった金色の鎖で姿を見せずに攻撃できるようになる。また、J・Jと同じく他者の心をNOTEとして抜き取ることができる。Gスーツは無機質なクリスタルのボディを紫のマントが包み込んだ姿。その能力から立川CAGEのガッチャマン達からは「悪いガッチャマンさん(はじめ)」「イカれたガッチャマン(丈)」と呼ばれている。また本人もJ・Jに対する嫌悪や「ガッチャマンを辞めた」と語っており、またスーツにもガッチャマンのマークがあることから何らかの関係があるものと思われる。
騒動が終わった後、誰も自分に構わなくなった事で姿を消していた。これを清音達は「カッツェは子供だから」と結論付けている。第1期最終回ではじめとの融合した事実のみが描かれたが、ディレクターズカット版において地球人の心に隠れていたカッツェがはじめのデザイナーのNOTEによって髪を切られる事により初めて「見つけられ」、キスをしたはじめがカッツェのNOTEを取り込み融合を果たした。融合後もカッツェの意志は残り、常にはじめに悪意を言い続けている。
誕生日不明。血液型不明。身長215㎝。
総裁X
声 - 丹下桜
SNS内に存在する人工知能。使用者の質問に対し、適当と思われる答えを返す高い能力を備えている。
累の自宅には本体と思われる物があり、その成長のためにGALAXでも使用されている。しかし、累に化けたカッツェに掌握されてしまう。
梅田 光一 / No.26 / FUTURE GALAX(フューチャー・ギャラックス)
声 - 遊佐浩二
HUNDREDの一員。過激な思想を持ち、非常事態以外の案件でもしばしばCROWDSの利用を申請しているようで、ついにはLOADの存在をコミュニティで仄めかしCROWDSをあまり使おうとしない累を罵り、仲間と共にHUNDREDを退会させられた。幼い娘・梅田愛(声 - 福沙奈恵)がおり、家族を養わなければならない身でありながら職も使命も失った現状に苛立ちをぶつけていた。
累に化けたカッツェの甘言に乗せられCROWDSを再び与えられ、NeO HUNDReDのリーダー「FUTURE GALAX」を名乗り首相や政府施設を襲撃するなどのテロ行為を始める。しかし、NeO HUNDReDは梅田の手を離れ暴走をはじめ、家族のいる立川市が暴動になったことでカッツェに止めるよう懇願するも、個人情報をGALAX上に公開されてしまう。ディレクターズカット版ではその後服役し留置所から出所し家族と再会している姿が描かれた。
真田 / No.58
声 - 上村祐翔
現実ではレスキュー部隊に所属するHUNDREDの一員。ロープウェイの事故に際しクラウズの使用を申請し、自身もワイヤーで乗り込んで救出劇を成功させた。

その他[編集]

山村 日向
声 - 朝日奈央
はじめのクラスメイト。
有賀 楓
声 - 有賀苹果
はじめのクラスメイト。
桑原 隆男
声 - 斎藤志郎
立川消防署署長。はじめからは「バラっち」と呼ばれている。GALAXではじめとの知り合いになった手帳コラージュ仲間。
清水 伸男
声 - 飛田展男
立川市市長。はじめからは「ノブさん」と呼ばれている。また、パイマンのことを「パイさん」と呼んでいる。GALAXではじめとの知り合いになった手帳コラージュ仲間。
今岡 雅子
声 - 浅野まゆみ
自衛隊関係者。既婚。GALAXではじめとの知り合いになった手帳コラージュ仲間。
鈴木 麗華
声 - 桑島法子
警察関係者。未婚。GALAXではじめとの知り合いになった手帳コラージュ仲間。
澤村 葵
声 - 久保ユリカ
丈の同僚。
宮本 真緒
声 - 三宅麻理恵
丈の同僚。
国分 阿蘭
声 - 乃村健次
丈が通うダーツカフェバーのマスター。丈とは幼稚園からの幼馴染であり親友。現在の店を開くため東大を中退している。
菅山(すがやま)首相
声 - 家中宏
2015年の日本の首相。梅田のCROWDSに襲撃されるも生き延び、更にNeO HUNDReDの標的にされるもパイマンに保護される。かつては革命に燃えていたものの総理になってから現実を知り、現在は保守的で自分ひとりでは何も出来ないと諦める性格になった。国民から不満を持たれていることに対し、彼もまたリーダーに全ての責任を押し付けようとする国民に不満を持っていた。それをはじめの策略で公開することになり、逆上し全ての不満をぶちまけた後は自ら街頭に立ちガッチャマンへの協力を呼びかける。
騒動の収束後は「スガやん」と親しまれる総理になっており、真に国民を主役とした政治を行う総理となった。

設定[編集]

ガッチャマン
この作品における「ガッチャマン」とは、特殊な物体「NOTE」をパワーソースにした特殊強化スーツ「Gスーツ」を装着する戦士の名称である。戦士は地球人にとどまらず、宇宙人のメンバーもいる。地球に進入する異星犯罪者や未確認物体の駆除が任務。「科学忍者隊ガッチャマン」のガッチャマンは作中世界ではフィクションの存在であり、「NOTE」を持つガッチャマンの存在は「ガッチャマンは実在する」という都市伝説となっている。しかしトンネル落盤事故ではじめが正体を晒したことにより実在が公にされ、はじめの一存でガッチャマンの存在を一般に公表した。
メンバーは「Gメンバー」と呼ばれ、ガッチャマンは俗称のような物であるが、隊員達もそれを自称する。現在、招集に応じる地球のガッチャマンは6人しかおらず、彼ら以外のメンバーがどうなったのかは不明。合言葉は「ガッチャ(gotcha)」で「了解」を表している。
NOTE(ノート)
J・J・ロビンソンによって見出されたガッチャマンが手にする手帳。超常能力の源であり、J・Jから所有者の心そのものである「精神の結晶」を抜かれることにより手帳の形になって現れる。普段は通信手段として使え、ガッチャマンがNOTEに書いた情報が共有される。魂の実体化であるため壊されると死ぬ可能性がある最大の弱点でもある。
戦闘時は「バード・ゴー」のキーワードでGスーツを装着する。また、ガッチャマンを同じガッチャマン以外に見えなくする「アムネジア・エフェクト」という機能もある。
ベルク・カッツェや累も同様の魂を実体化させたNOTEを所持し、特殊能力を持っているが、ガッチャマンと同一のものかは明らかではない。
アムネジア・エフェクト
ガッチャマンが戦闘の際に展開する特殊空間。「アムネジア・エフェクト」のキーワードと共にNOTEのスイッチを押すことで、周囲に現世と隔離された空間を展開し、NOTEの持ち主以外は空間内部を知覚することが不可能となる。ただし現実の物体に触れた際は干渉してしまうため、ガッチャマンは市民を避けながら戦う必要がある。解除時は「アムネジア・リマインド」のコマンドを使う。
Gスーツ
ガッチャマンが敵との戦闘時に着用する特殊強化スーツ。「科学忍者隊ガッチャマン」のガッチャマン達が身につけるスーツと違い、顔面が完全に覆われた戦闘ロボットのようなデザインになっている。超人的な動きができる他、「NOTE」が持つ特殊能力を操ることも出来る。
精神の崖
J・J・ロビンソンとは通常はNOTEより指令が下るが、J・Jより召集がかかった場合は基地とは別に「精神の崖」と呼ばれる円形の講堂のような場所に集められる。J・JはGメンバーと分かつ中央に鎮座し、各メンバーの席には固有ナンバーとNOTEを収納するスペースがある。新入りである一ノ瀬はじめが「101」であるように、現役メンバー全員が集結してもかなりの空席がみられる。J・Jの場所は中央の切り離された場所にいるが、はじめはいとも簡単に空中をその場まで渡ってみせた。
私立立川鳳雛学園
はじめ達が通っている高校。共学。男子はスラックスにサスペンダー、女子はサロペット型の制服(吊りスカート)に1年は水色、2年は黄色、3年は赤色のリボンを着用する。外観のモデルは立川女子高等学校と思われる。
国際花みどり公園
地下にガッチャマン達の基地がある場所。エレベーターにNOTEをかざすことで基地に行くことができる。
ビッグスモールズ
ガッチャマン達をサポートする、頭部が黄色い宝石のような形状の労働用クローン。MESSに捕われた人間のサルベージを担当する。
GALAX(ギャラックス)
累が開設した大手SNS。キャッチコピーは「世界をアップデートするのはヒーローじゃない。僕らだ。」。アクティブユーザーは「ギャラクター」と呼ばれる。スマートフォンを使いアバターをゲームのように操作してネット世界である街を散策する方式である他、AIの「総裁X」に質問することでニュースや情報などを閲覧することが出来る。またユーザーのパーソナルデータを共有しており、有事の際は周囲の的確な技能を持ったユーザーを検索し、マッチングすることで事態の解決を図ることも可能でミッションをコンプリート(事件を解決)することでポイントが入る。
その世間的な信頼度は公的な機関さえ上回っており、理解の無い高齢者など一部の人々を除く多くの世代で「GALAXだけでいい」という依存が社会現象にもなっている。
MESS(メス)
最近ガッチャマンの敵となっている謎の怪物。「混乱・めちゃくちゃ」という意味。普段は人間や物体に擬態しているが、本来はキューブの集合体と生物の影が混ざったような姿で、触手によって触れるものを取り込み人知れず人々を次々と失踪させている。
意識集合体であり、はじめがデザイナーのNOTEの力で再構成し「メッシーちゃん」と呼ぶ個体とコミュニケーションをとることが可能となったことで、人間を認識し襲うことをやめた。形を変えることで意思を示し、消えることもできる。ディレクターズカット版でははじめとジャンケンをするなどそれなりのコミュニケーションを取ることが可能になっていた。
HUNDRED(ハンドレッド)
GALAXが選出しCROWDS召還アプリを渡された100名の有能な人材。各ナンバーで呼ばれ、LOAD(累)やCROWDSの存在も知っており、災害等の緊急時にCROWDSを召還する能力を渡されている。しかしカッツェを排除しようとした際返り討ちに合い(除名したメンバー以外)全滅した。
CROWDS(クラウズ)
爾乃美家累の特殊能力。人間の意識が実体化したもので、人間の倍の大きさで頭部がメッセージが表示されるモニターのようになっており、累のほかCROWDSを呼び出すアプリを与えられたものもGALAXを介し召還ができる。呼び出された後は「アムネジア・エフェクト」の空間内で活動するため普通の人間には見えないが物体に干渉することは可能。能力は非常に高く、数メートル跳躍したりロープウェイの支柱を支える程の力を持つ。しかし、CROWDSが破壊されるとその者が昏睡状態になるリスクを負う。また一定の衝撃を与えるとキューブ状にフリーズする。
累はあまり使用したくないようでGALAXがミッション遂行が困難と判断した際のみ使用している。
ガッツェによって累のNOTEが奪われ、世界を混乱させるため、梅田光一を始め、内発性の低さからCROWDSを渡すのを止めた29,533名に渡されてしまう。だが、後に累自身の手で全世界のギャラクターに配布され彼の仕掛けたゲームに使用された。ディレクターズカット版ではキューブ化したCROWDSをはじめのデザイナーのNOTEの力によりNOTE化させ再び本人に戻された。
NeO HUNDReD(ネオ・ハンドレッド)
梅田光一がテロ活動を始めた際に名乗った組織名。また自身をNeO HUNDReDのリーダー「FUTURE GALAX」だと名乗る。しかしメンバーは梅田の言うことを聞かず好き勝手し始め、首相を捕獲した者にバージョンアップしたCROWDSを与えるというカッツェに扇動され立川市を襲い始める。混乱を拡大させ続けていたが、累のゲームに参加した者達によって制圧される。

スタッフ[編集]

  • 原作 - タツノコプロ企画室
  • 監督 - 中村健治
  • 助監督 - 柳屋圭宏、高橋知也、サトウユーゾー
  • シリーズ構成 - 大野敏哉
  • 設定構築 - 工藤孝雄
  • キャラクター原案 - キナコ
  • スーツデザイン - 中北晃二、安藤賢司
  • キャラクターデザイン・総作画監督 - 高橋裕一
  • ビジュアルエフェクトアニメーション - 橋本敬史
  • 美術監督 - 倉橋隆、保坂有美
  • 色彩設計 - 辻田邦夫
  • CGI監督 - 森田修平、金本真
  • 撮影監督 - 中村俊介
  • 編集 - 西山茂
  • 音楽 - 岩崎琢
  • 音楽プロデューサー - 山田慎也
  • 音響監督 - 長崎行男
  • プロデューサー - 中谷敏夫、田村学、桐本篤、矢橋清志、森川愛
  • アニメーションプロデューサー - 藤尾勉
  • アニメーション制作 - タツノコプロ
  • 制作・著作 - ガッチャマン クラウズ製作委員会(日テレ、vap、タツノコプロ)

主題歌[編集]

オープニングテーマ「Crowds」
歌・作詞・作曲・編曲 - WHITE ASH
エンディングテーマ「INNOCENT NOTE」
作詞 - 渡辺なつみ / 作曲・編曲 - 新屋豊 / 歌 - 一ノ瀬はじめ(内田真礼
挿入歌
「Gotchaman - In the name of Love」(第1話、他)
歌・作詞 - 岩崎工 / 作曲・編曲 - 岩崎琢
「Un beau léopard violet(麗しき紫の豹)」(第2話、他)
作詞 - かの香織 / 作曲・編曲 - 岩崎琢 / 歌 - 笠原由里
「Ziel der Hydra(ヒュドラの標的)」(第9話、他)
作詞 - かの香織 / 作曲・編曲 - 岩崎琢 / 歌 - 笠原由里

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督
第1期
#1 Avant-garde 大野敏哉 柳屋圭宏 高橋裕一、朝井聖子、西谷泰史
高田晃、寺澤伸介、吉原達矢
山下清悟、川野達朗、森友宏樹
後藤圭佑、奥田佳子、川妻智美
-
#2 Asymmetry 和田高明 和田高明、今木宏明、嶋田和晃
ムラオミノル、奥田佳子、川妻智美
高橋裕一
#3 Futurism 大西信介 工藤紘軌、伊藤秀樹
高橋知也、松尾慎
黒田晃一郎 谷口繁則、朝井聖子、川尻健太郎
今木宏明、ムラオミノル、嶋田和晃
#4 Kitsch 大野敏哉 黒沢守 榎本守、山下英美 しんぼたくろう、西谷泰史
川妻智美、奥田佳子
#5 Collaboration 仁賀緑朗、高橋知也 間島崇寛 江畑諒真、米澤優、ジミー・ストーン
朝井聖子、西谷泰史
#6 Originality 杉原研二 森太郎、黒瀬里美
高橋知也
西村博昭、藤本義孝 Eum ik hyun、Park myeong hun
Seo jin won、Lee joung kyung
Kim young il、Kim sung bum
#7 Abjection 大西信介 松尾慎、黒瀬里美 松尾慎 今木宏明、ムラオミノル
#8 Genuine 杉原研二 伊藤秀樹、高橋知也
榎本守、松尾慎
榎本守、山下英美
伊藤史夫
朝井聖子、西谷泰史、川妻智美
烏宏明、寺澤伸介
#9 Forgery 大野敏哉 和田高明、伊藤秀樹 黒田晃一郎 西谷泰史、谷口繁則、ムラオミノル
今木宏明、奥田佳子、川妻智美
和田高明
#10 Crowds 和田高明、伊藤秀樹
黒瀬里美
上野史博、浅利藤彰
岡田堅二朗、佐々木純人
梶浦紳一郎、小林ゆかり、村上勉
朝井聖子、西谷泰史、奥田佳子
今木宏明、ムラオミノル、嶋田和晃
林可奈子、横田守
#11 Gamification 高橋知也、和田高明
伊藤秀樹、黒瀬里美
高橋知也、山下英美
吉村愛、関田修
奥田佳子、伊藤秀樹、西谷泰史
川妻智美、今木宏明、ムラオミノル
林佳奈子
#12 Collage 高橋和也、榎本守
阿部記之、和田高明
伊藤秀樹、中村健治
高橋和也、寺澤伸介
吉村愛、山下英美
関田修、榎本守
柳屋圭宏、和田高明
伊藤秀樹
奥田佳子、西谷泰史、朝井聖子
今木宏明、ムラオミノル、嶋田和晃
川妻智美、林佳奈子、和田高明
伊藤秀樹
#12DC[5] Embrace 和田高明、伊藤秀樹
榎本守、阿部記之
中村健治
和田高明、伊藤秀樹
榎本守、柳屋圭宏
中村健治
今木宏明、ムラオミノル、嶋田和晃
朝井聖子、西谷泰史、奥田佳子
林佳奈子、川妻智美、和田高明
伊藤秀樹

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
第1期
関東広域圏 日本テレビ 2013年7月12日 - 9月27日 金曜 25:58 - 26:28 日本テレビ系列 製作委員会参加
日本全域 日テレオンデマンド ネット配信 [注 2]
バンダイチャンネル 2013年7月26日 - 10月2日 水曜 24:00 更新
日テレプラス
ドラマ・アニメ・スポーツ
2013年9月6日 - 11月22日 金曜 25:30 - 26:00 CS放送 リピート放送あり

関連商品[編集]

Blu-ray / DVD[編集]

2014年1月22日BOX仕様で発売。規格品番はVPXY-719(Blu-ray)、VPBY-10935(DVD)。

CD[編集]

発売日 タイトル 規格品番
2013年8月28日 ガッチャマン クラウズ オリジナル・サウンドトラック VPCG-84945
2014年1月22日 ガッチャマン クラウズ オリジナル・サウンドトラック -GALAX- VPCG-84962

小説[編集]

『ガッチャマン クラウズ ノベライゼーション SUGANE NOTE 2015-2016』
著者:大野敏哉 / 絵:キナコ / 原作:タツノコプロ
一迅社より2014年2月1日発売。橘清音の日記形式で第1期の事件を振り返る内容。

Webラジオ[編集]

浪川大輔・宮野真守の「GATCHAMAN CROWDS RADIO」』のタイトルで2013年7月4日より文化放送超!A&G+にて毎週木曜18:30 - 19:00にストリーミング配信、また7月5日よりHiBiKi Radio Stationおよび音泉にてアーカイブ配信中。出演は枇々木丈役の浪川大輔とベルク・カッツエ役の宮野真守9月27日#13更新で最終回を迎えた。

ゲスト
  • 第6回 - 逢坂良太(橘清音 役)
  • 第8回 - 岩崎琢(作曲家)
  • 第12回 - 内田真礼(一ノ瀬はじめ 役)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 本人曰く「300年以上生きてきた」。
  2. ^ 翌週木曜0:00からその翌日の放送開始直前まで、最新話は無料配信。

出典[編集]

外部リンク[編集]

日本テレビ 金曜25:58枠
前番組 番組名 次番組
ちはやふる2
(2013年1月11日 - 6月28日)
ガッチャマン クラウズ
(2013年7月12日 - 9月27日)
【ここまでアニメ枠】
SKE48のエビフライデーナイト
(2013年10月5日 - 12月21日)
【ここからバラエティ枠】