ONE OUTS

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ONE OUTS
ジャンル 野球ギャンブル青年漫画
漫画
作者 甲斐谷忍
出版社 集英社
掲載誌 ビジネスジャンプ
発表号 1998年24号 - 2006年18号
巻数 全20巻
話数 168話
漫画:ONE OUTS 疑惑のオールスター戦編
作者 甲斐谷忍
出版社 集英社
掲載誌 ビジネスジャンプ
発表号 2008年21号 - 2009年3号
巻数 ONE OUTS 第20巻として発売
話数 7話
アニメ:ONE OUTS -ワンナウツ-
原作 甲斐谷忍
監督 佐藤雄三
シリーズ構成 高屋敷英夫
キャラクターデザイン 梅原隆弘(メイン)
櫻井邦彦、高田晴仁、日向正樹
音楽 松本晃彦
アニメーション制作 マッドハウス
製作 ONE OUTS製作委員会
放送局 日本テレビほか
放送期間 2008年10月7日 - 2009年3月31日
話数 全25話
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

ONE OUTS』(ワンナウツ)は、甲斐谷忍野球漫画。正式タイトルは『ONE OUTS Nobody wins, but I!』。単行本は全19巻。集英社の「ビジネスジャンプ1998年24号から2006年18号まで連載された。

2008年10月より2009年3月までテレビアニメが放送された。またアニメ化に伴い2008年10月1日発売のビジネスジャンプ誌上にて「ONE OUTS 疑惑のオールスター戦編」として短期集中連載され、その後コミックスが第20巻として発行。

あらすじ[編集]

プロ野球チーム「埼京彩珠リカオンズ」の児島弘道は、実力はありながらも一度も優勝をしたことがないという不運の天才打者。優勝するために必要な何かを探すためシーズンオフに沖縄で自主トレーニングに励んでいた。そこで児島は賭野球「ワンナウト」で無敗を誇るピッチャー、天才勝負師渡久地東亜と出会う。

二度のワンナウト勝負の末、捨て身で勝利をもぎ取った児島は、東亜にリカオンズ優勝への光明を見出しチームにスカウト、1999年プロ野球の世界へと導く。そしてこの東亜の入団が、万年Bクラスの弱小球団「埼京彩珠リカオンズ」の運命を大きく変えていくことになる。

解説[編集]

元々プロ野球ファンだった作者・甲斐谷忍は、段々試合を予定調和に感じるようになり「破天荒な男がプロ野球界をかき回すことでプロ野球自体が盛り上がるヒントにならないか?」と思ったことをきっかけに本作品を描くこととなった。編集部に「ONE OUTS」の企画を「野球版アカギ」と説明したという。

作者は単行本第2巻において、この作品はあらゆる野球漫画のアンチテーゼとして作られたと述べており、その根拠として「主人公のピッチャーが豪速球を投げない」「努力と根性が必ずしも勝利に結びつくとは限らない。」そして最大の根拠に「主人公が悪党である。」の三点を挙げている。他にも、主に駆け引きや頭脳戦によって試合が展開されていったり、野球規則の細部条項の数々をストーリーの核として用いたりと、従来の野球漫画には見られなかった要素が多数盛り込まれている。

半年ペースで連載と休載を繰り返す、いわば半不定期連載のスタイルを取っていた。連載中盤から完全な定期連載になり、最終的に8年間の長きに渡って展開されたストーリーは、打ち切られることなく最後まで全うされている。

本作単行本の巻末には、その巻に収録されているエピソードを題材にしたパロディ漫画が掲載されている。だがパロディの作者・顎骨折と甲斐谷の間には一切の面識がなく、互いに連絡を取り合ったことすらないという。顎骨折の漫画が掲載されることになった経緯も不明である。

相手チームの選手・解説者・観客などに、プロ野球OB選手のパロディーや著名人の名前を使用することが多い(例えば西本幸雄二死本幸雄、野村克也野々村克也など)。

登場人物[編集]

※登場人物の説明の - (人物名)はテレビアニメ版における声の出演者。

埼京彩珠リカオンズ[編集]

パ・リーグ[1]所属のプロ野球チーム。本拠地は埼玉県大宮市。親会社はゼネコン会社の彩珠組(連載後期は「彩川組」となっている。[2])。昨シーズンまで3年連続最下位という超弱小チームだが、国民的ヒーロー児島の存在・強い地元意識・6万人収容のスタジアムのおかげで、観客動員数は多い。

渡久地 東亜(とくち トーア)
声 - 萩原聖人
本作の主人公。背番号77。投手。右投右打。年齢は20歳過ぎ。
派手に逆立てた金髪がトレードマークで、体つきは細身で目つきは鋭く顎は尖っている。常にクールでふてぶてしく、他人を見下したような言動が多い。沖縄で行われていた賭野球「ワンナウト」その他ギャンブルで最強の王者として君臨していたが、児島との勝負に敗れ、その後彩川との交渉で1アウト取る毎にプラス500万、1点取られる毎にマイナス5000万という「ワンナウツ契約」でリカオンズに入団。
持ち球は平均120km/h台(MAX130km/h台)のストレートのみだが、木野崎に世界一とまで言われる非常に精密な制球力を持つ。また球速や投球の回転数をリリースの瞬間に自在に変えることが出来、手元でオジギするボールや、見た目よりもホップするボールなど、何種類ものストレートを投げ分けることが出来る。そして、驚異的な洞察力により相手の微妙な動作から思考を把握することで、リリース直前で球筋を変える。
加えて、野球選手としてだけではなく長年のギャンブル経験で磨かれた勝負師としての才覚は無敵といえ、悪魔的な洞察力に心理操作術、動揺やプレッシャーとは無縁で窮地を楽しむ精神力、従来の野球の常識を覆す発想力、山場を敏感に察知する勝負勘、情報やルールを綿密に調べておく周到さなどをもって、ありとあらゆる駆け引きをうつ。また読唇術の心得もある。
試合の合間にも喫煙するヘビースモーカーだが、ピッチングのスタミナはかなりのものがある。しかし、賭野球では全く走る必要が無かったために走らされると脆く崩される。打撃は不得意だが、ある程度の投手までなら少なくとも狙った方向に打球を運んだり、ファウルを繰り返して粘ることができる程度の技量は持ち合わせており、狙い球を絞って打点を挙げたこともある。守備も無難にこなせるが、わざとエラーし敵を罠にはめることもあった。
「ドブに落ちた犬は沈めろ」「敗者は勝者に従わなくてはならない」などの冷徹なまでに「勝負」に真摯な哲学をもち、ナインの勝負への姿勢に影響を与えていく。
作品後期にはワンナウツ契約で勝ち続けた年俸でリカオンズ球団の経営権を獲得、選手兼オーナーとなる。オーナーとしては、Lチケット・MVPチケット制度を導入するなどして、経営に大幅なテコ入れを行った。
シーズン終盤のマリナーズ戦で、リカオンズが真に優勝するための意識を持っているのかを確認するために設けたテストを行う。その試合で自身が攻略され打たれ続けてもチーム全員が自身を信じ抜いた姿勢を見て、リカオンズに居心地の良さを感じてしまう。孤独な鉄火場で生きる勝負師が最も感じてはいけない他人への情、チームへの愛着を持ってしまったことから、己の信念に基づきチームを去る決意をする。
その後、リカオンズ優勝の瞬間を見届けることなく最終戦で姿を消し、日本シリーズにも出場することはなかった。
オールスターのファン投票では先発・中継ぎ・抑えの投手部門全てで得票数1位になるなど圧倒的な人気だった。
このマンガの連載が終わる頃に描き始めたマンガ主人公は、駆け引きの天才だが人間性0の渡久地というキャラクターを踏まえ、駆け引きの天才だが弱みを付け加えたと作者が述べている。
児島 弘道(こじま ひろみち)
声 - 磯部勉
背番号9。リカオンズ不動の4番バッターであり、チームのカリスマ。外野手またはDH。右投左打。43歳。
数々の個人タイトルを手にし三冠王にも二度輝いた球界を代表する大打者であり、国民的ヒーローでもある。しかしプロ生活21年で優勝経験は未だ一度も無く「不運の天才打者」と呼ばれている。それについて本人は、優勝できないのは不運であるからではなく、優勝するための何かが足りないためだと語っている。
温厚かつ面倒見の良い性格で後輩からの信頼も厚い。野球に対する姿勢は誰よりも真剣であり、それ故に賭野球を行う東亜に対して出会った当初は強い怒りを露にしていたが、東亜との勝負以降はその実力と勝負哲学、そして自分の内にあった驕りの心を素直に認め、東亜がリカオンズに入団して以降はよき理解者でありまたクセの強い性格の彼と他の選手達との仲立ち役となる。東亜も一定の信頼をおいており、児島のみには自身の真意を伝える場合が多い。引退間近の年齢ながら主砲として打撃面でチームを牽引する。シーズン終了後、市民球団となった新生リカオンズの監督に就任した。
高校時代は投手だったが、肩を故障し打者に転向した。その時のエピソードは番外編「最後の夏」で語られている(単行本第7巻収録)。第1巻冒頭では「1978年新人王、1998年に43歳」と記されているが、番外編では高校入学が昭和51年(1976年)となっており、設定に矛盾が生じている。
オールスターではDH部門でファン投票1位を獲得。東亜を除けば得票数は最も多く、また部門別ならば最多得票をとっている。
出口 智志(いでぐち さとし)
声 - 山口勝平
背番号3。リカオンズの正捕手であり、選手会長でもある。右投右打。
良くも悪くも常識的な人物で、東亜にたびたび振り回されながらもよき女房役となる。東亜の謎かけに真っ先に答えたり、ジョンソンのホームスチールを防御する糸口を掴んだりするなど頭の回転が早く、東亜が試合中何かに気づいた時、一番先に話すのは児島か出口である。目立った成績は残しておらず、作中でも高見(後述)に「あの出口でも渡久地の球を捕れてるんだから」と言われているように、作中世界では「大したことのない捕手」とのイメージが定着しているが、東亜のストレートにノーサイン(東亜の球種は、リリース寸前まで相手を観察してから決めるため)で対応したり、倉井が予告もなく投げ込んだ160km/h超の豪速球を倒れこみながらも捕球するなど、キャッチングの技術は有る。ちなみに、東亜の球はノーサインで捕るため、5球に1球はこぼすらしい。打撃もよくチャンスで打ち、打順は主に6番を担う。作風が最も変わったキャラクターで、話が進むほど童顔になった。作品終盤ではよく熱い涙を流す。
東亜の投球を捕球するため、東亜が何を考えどのような球を投げるのか、打者の観察や推測を行うようになった結果、日本シリーズでは東亜が不在であったにも関わらず、自然と絶妙な配球が行えるようになったことを優勝後のインタビューで述べている。
「疑惑のオールスター戦編」ではパ・リーグ捕手部門に三位で選ばれ出場した。
彩川 恒雄(さいかわ つねお)
声 - 内海賢二
リカオンズのオーナー。彩珠組(彩川組)会長。自尊心が高く、非常にワンマン。チームの勝敗には全く興味がなく、球団経営を企業グループ全体での収支でしか考えていない。
東亜をすぐに追い払うためにワンナウツ契約を受諾。圧倒的にオーナー側に有利な契約のはずだったが、予想を遥かに上回る結果を見せつけられる。以降、東亜を激しく敵視し利益とプライドのために様々な妨害工作を画策し、社長室のテレビで激しく一喜一憂しながら試合を観戦している。ことごとく東亜にしてやられ、プライドの高さから借金をしてでも東亜への報酬を支払い続けていたが、やがてその東亜への負債が遠因となって球団売却騒動が発生し、オーナーを辞任する。
坊主頭で眼鏡をかけた秘書(声:安井邦彦)が、常に傍にいる。
三原 雄三郎(みはら ゆうざぶろう)
声 - 飯塚昭三
リカオンズ監督。就任7年目。単純かつ弱気な性格で監督としての能力は頼りなく、チームが窮地に陥る度に廃人になったり氷漬けになったり犬になったりするギャグキャラ。東亜から「クチビルデブ」と呼ばれている。
彩川オーナーと東亜の「ワンナウツ契約」の駆け引きによって二人の間で板挟みになっており、チームの実質的な指揮権はほとんど無い。ただ、東亜の策などを受け入れたり、無茶な登板指示を繰り返しながらも勝ち星は上げているため、世間からは「三原マジック」と呼ばれている。
オーナーの言いなりになっていたが、東亜の手練手管により金に釣られたり、監督としてチームの勝利を本気で願うなどオーナーに反旗を翻し、またある出来事を機にオーナーが東亜に変わった際も一応監督の立場ではあるが実質的に東亜が各方面を仕切っていたりと、チームの指揮権は実質的に東亜のモノになっていく。
アニメ版では「アッチョンブリケ」と叫ぶなどギャグ要員としての描写がより濃くなっている。
倉井 一(くらい はじめ)
背番号66。投手。右投右打。
気の弱い性格で少年時代はいじめられっ子だったが、中学時代の恩師・南田に速球の才能を見出され、野球一筋の道を歩む。その後リカオンズのテストを受け、全てのテストで基準点を満たさないという問題外の成績ながら、スカウトの奈良沢に推薦され、ドラフト外でリカオンズに入団。
トルネード投法によるMAX165km/hの世界最速の剛速球を持つ。しかし、ムルワカ(後述)のフリーバッティング投手を務めた際、いい所を見せようと力んで暴投、ムルワカの頭部にストレートを直撃させ、ボール恐怖症を植えつけてしまう。そのためトルネード投法を自ら封印、並以下の投手へと成り下がってしまい、二軍の雑用要員になっていた。「新・ワンナウツ契約」による一軍昇格後、東亜と南田の助力を受け覚醒。再び剛速球投手として花開いた。疲労すると球速が急激に落ちる「絵に描いたような30球肩」で活躍の場はリリーフに限定されるが、リカオンズ不動のストッパーとして活躍する。
そのストレートの威力は脅威的で、東亜をして「いつか倉井の球が打たれる日が来るとしたら、その相手は高見か天海だけ」と言わしめる。
ジョン・ムルワカ
背番号96。右投右打。
ドミニカ出身で、2m7cmの長身。アメリカ3Aで3年プレーした後、奈良沢にスカウトされリカオンズに入団。いかがわしいビデオを見て日本語を覚えたため、言葉遣いが少しおかしい。
パワーとバッティングセンスに非凡なものを持っていたが、バッティング練習中に倉井の160km/h超の死球を頭に受け、ボール恐怖症となってしまう。その影響で死球の危険を見定めてから振るため、どんなボールにも例外なく振り遅れるようになり、強烈な打撃不振に陥っていた。「新・ワンナウツ契約」による一軍昇格後、東亜の助力により振り遅れの矯正に成功。以降は児島に次ぐリカオンズの大砲として活躍する。
菅平 源三(すがだいら げんぞう)
背番号22。右投右打。35歳。
かつてはハングリー精神と反骨心の塊で、シュアなバッティングを武器に入団2年目にして一軍レギュラーの座を獲得し上位打線を打っていたが、練習中のケガで2シーズンを棒に振ったことで腐ってしまい、その後ギャンブルに溺れ、家族にも逃げられていた。
東亜は菅平に何ら才能を感じなかったため見捨てるつもりだったが、児島の懇願により倉井・ムルワカと共に「新・ワンナウツ契約」で一軍昇格。倉井とムルワカが結果を出してゆく中、ただ一人一本のヒットも打てないで燻っていた。児島と東亜の叱咤と才能の無いことの宣告によりかつての野球への執念を蘇らせ、自分のクビを賭けた打席で捨て身で打点を挙げて選手生命を繋ぐ。
その後は怪我の治療も兼ねて二軍で調整していたが、MVPチケット導入後、そのギャンブル依存症のエネルギーが全て野球に向けられるようになり(観客の投票によってその試合で活躍した選手の配当金が定まるため)、二軍の試合で打撃に走塁に守備にと目覚しい活躍を見せて一軍に合流。以後、積極的かつ頭脳的なプレイをする曲者として活躍する。
冴島 明夫(さえじま あきお)
声 - 内田直哉
リカオンズのピッチングコーチ。座右の銘は「走れ!走れ!」。三原監督ほどは目立たないがほぼギャグ要員。
吉田(よしだ)
声 - 西村朋紘
背番号6。遊撃手
大学時代は将来を期待された速球派投手だったが、プレッシャーの弱さからプロ入り後は結果を残せず、二軍でくすぶるようになる。そんな折、彩川オーナーの企みで八百長騒動に巻き込まれてしまい、彩川の忠実な配下となり野手へと転向。
イーグルス戦で彩川の命を受け、わざと東亜が失点するよう足を引っ張るが、東亜の活躍と自分への言葉に心を動かされ東亜に協力、最後は投手として東亜からマウンドを引き継ぎ、リカオンズのシーズン初勝利を飾った。その直後、リカオンズを退団して渡米、再び投手として1Aへと挑戦する。
及川 満夫(おいかわ みつお)
声 - 古川登志夫
リカオンズ広報部長。59歳。オーナーの側近だが、善良な性格と、損得に関係無く純粋にリカオンズの勝利を願う立場から何かと東亜のことを気にかけている。オーナーと東亜の間ではあくまで中立で、オーナーに和解しての契約改正を何度も進言する一方で、オーナーの外道な企みに関し自主的に東亜に連絡している。オーナー敗北後の彼のその後の詳細は不明。
4年前妻に先立たれ、2人の息子は自立。所沢市マンションペットディンヒルと一人暮らしをしている。
その他の選手・関係者
特に記載の無い場合、本編では苗字のみであり、「疑惑のオールスター戦編」で下の名前が判明している。
今井 建一(いまい)
声 - 奈良徹
背番号15。髪型は横分け。熱血な態度を見せたり冷めた顔や動揺しやすく感情の起伏が非常に激しい。ポジションはサード及びショート。主にクリーンナップを任せられている。初期はほうれい線があるなど老け顔だったが、話が進むにつれて若返った。
藤田 晋(ふじた)
声 - 逢坂力
背番号7。リーゼントヘア。今井と共にリカオンズの脇役の中では出番が多い。気性が荒く、渡久地の物言いややり方に納得できずに衝突することもある。太ももを痛め満足な送球が出来なくなったのが原因で、レフトからサードにコンバートされている。
胡桃沢 浩二(くるみざわ)
声 - 高城元気
背番号5。眼鏡がトレードマークで、情報収集が得意。ポジションはレフトだが、主に代打で起用されている。作中では満塁ホームランを2本放つ。リカオンズの選手の中では数少ない穏やかな選手であるが、研究熱心でチームを優勝させようという東亜の意志に積極的に理解を示す等々、芯は強い。
荒井 英雄(あらい ひでお)
声 - 大畑伸太郎
背番号41。野手。カウント1-2には滅法強いが、2ストライクに追い込まれると途端に打てなくなってしまう。長打力があるのでクリーンナップを任せられる事が多い。計算が苦手。ポジションはファースト及びレフトだが、DH起用されることが多い。初登場時は「荒井」だが、再登場時は「新井」となっている。
近藤 太(こんどう)
背番号19。野手。鼻の日除けペイントが特徴。1番や8番など繋ぐ打順を打つことが多い。イーグルス戦で左太ももを痛め、一時戦線離脱する。昨シーズンはホームラン4本だが、作品終盤で吉田から最初にホームランを打ち、チームメイトを驚かせた。ポジションはセンター
西村 恭介(にしむら)
声 - 徳本恭敏
背番号30。野手。ポジションはファースト及びセカンドスイッチヒッター。主に1、2番を打っている。鈍足。
井之町 三太(いのまち)
背番号28。野手。ポジションはセカンド。主に1番を打つ。他のメンバーに比べて圧倒的にセリフは少ないが、出塁している場面が多い。「疑惑のオールスター戦編」では二塁手部門1位と2位を差し置いて第1戦にスタメン出場し、初球セーフティバントと盗塁を決めた。
高橋 正征(たかはし ただまさ)
背番号28。投手。左投げ。金髪で目つきが悪い。二軍から上がった倉井、ムルワカ、菅平を馬鹿にしていたが、ムルワカの打撃矯正に協力させられる。シーズン後半は4連勝と活躍。初登場時は名前の読みが「ただまさ」だが、再登場時は「まさゆき」となっている。
西岡(にしおか)
声 - 逢坂力
背番号21。投手。セットアッパー。バガブーズ戦でジョンソンに最初にホームスチールされる。
長谷川 順平(はせがわ じゅんぺい)
背番号13。リリーフ投手。武器はブレーキのかかったカーブとそこそこに速いストレート。喧嘩早い。
石山(いしやま)
背番号54。投手。ルーキー。持ち球はスライダーチェンジアップカーブフォークと豊富。
三井(みつい)
背番号19。投手。西岡らと共にセットアッパーを任せられる事が多い速球派。老け顔。
梶原 一気(かじわら いっき)
背番号20。投手。左投げ。先発要員の一人。
富岡(とみおか)
声 - 園部好徳
背番号12。野手。ポジションはライト及びセカンド。バントが上手く2番を打つことが多い。愛妻家らしいが、東亜に浮気の弱味を握られ、バガブーズ戦でチームの指示に逆らわされた。
中根(なかね)
声 - 高木渉
背番号54。投手。児島の沖縄自主トレで打撃投手を務めた。東亜の二軍見学時に再登場。
木野崎(きのさき)
声 - 飛田展男
リカオンズのトレーナー。児島の沖縄自主トレに帯同。東亜の二軍見学時とストーリー終盤に再登場。その度に東亜に「誰だっけ?」と言われるのがお約束。
奈良沢 考造(ならさわ こうぞう)
元リカオンズスカウト。81歳。無名時代から児島に目をつけるなど、かつてはスカウトの鬼と呼ばれていた。晩年はボケ気味だったが倉井・ムルワカを見出し、入団させた。

千葉マリナーズ[編集]

パ・リーグ所属。昨年まで4年連続リーグ優勝、3年連続日本一という常勝チーム。今シーズン途中、ガラリアンズオーナー田辺の手により、大幅な戦力増加が図られる。

高見 樹(たかみ いつき)
声 - 松風雅也
背番号4。大卒で入団し、今年で3年目。右投右打。三塁手。金髪と鼻につけたピアスが特徴。
マリナーズの5番バッター。その並外れたバッティングセンスと驚異的な動体視力から天才と呼ばれ「影の主砲」の異名を持ち、東亜の最大のライバルとなる。頭脳面でも優秀で、東亜のストレートの回転数の変化を最初に見抜き、作品後期には東亜攻略法を完成させ、東亜の策によって内部崩壊したチームを再建させる。
基本的には先輩選手に対して礼節を弁える節度ある人物ではあるが、吉良の造反や東亜攻略の劣等生など、組織における弱い者への機微には若干疎い部分がある。
ブルックリン
声 - 大友龍三郎
背番号30。右投左打。DH。
マリナーズの4番バッター。多少のボール球でも160Mのホームランにし、芯を外しても安打にする怪力の持ち主。通常より重い1.1キログラムのバットを使用している。感情が昂るとすぐに自分のバットをへし折るため、毎試合30本のバットを用意している。東亜を大の苦手としており、シーズン途中まで東亜から一本もヒットを打てなかった。自信家でビッグマウスかつ短気で粗暴だが、チームメイトが次々と渡久地攻略を諦めた中、一人で黙々と練習を重ねる努力家の一面もある。
アニメ初登場時は流暢な日本語を使っていたが、次の回からは片言の日本語を使うようになった。
トマス
声 - 関智一
背番号57。外野手。右投右打。
マリナーズの3番バッター。長打力のあるアベレージヒッターで、足も速く昨年は25盗塁を記録している。球種を読んで打つタイプ。
高見に次ぐ優秀な頭脳と、新聞を普通に読めるほど日本語に堪能な人物。前述のブルックリンのなだめ・突っ込み役としても活躍。
吉良 信光(きら のぶみつ)
声 - 鳥海浩輔
背番号17。投手。右投げ。31歳。
マリナーズ投手陣で一番の長身で、フォークボールを得意とする。寡黙で声が小さいことから「静かな巨人(サイレントジャイアント)」と呼ばれている。
シーズン二桁勝利を記録しているにも関わらず、華々しく活躍する打撃陣に比べ明らかに劣る扱いを受けていることから、首脳陣と打撃陣に対し常々不満を抱いており、それを東亜に利用された際の行動から、極端な行動に出る過激な一面もある事が明らかになった。
田代 浩二(たしろ こうじ)
声 - 徳本恭敏
背番号19。投手。右投げ。
主に中継ぎで登場するサイドスロー投手。カーブを得意とする。出っ歯が特徴。
伴坂(ともさか)
背番号37。投手。左投げ。
4年目。マリナーズの左のリリーフエース。少年時代から児島に憧れている。
山川(やまかわ)
背番号11。二塁手。右投左打。
マリナーズの一番打者。戦力強化後は北大路にその座を奪われるが、場合によっては上位打線を打つ事もある。
忌野 喜郎(いまわの よしろう)
声 - 亀井三郎
マリナーズ監督。東亜の策略に度々翻弄され、面子や目先の利益にこだわる部分が多く見られた。また、高見のチームに対する影響力に隠れ、指揮官としては影が薄い。但し前述の吉良・田代に自分の失態から多くの自責点を負わせてしまった際、東亜に指摘されたからとはいえ正しく責任を取ったり(試合放棄し、自責点の試合記録を抹消すると共に監督の責とした)と、指導力や監督としての意識は確かではある。
堤下 良(つつみした りょう)
マリナーズのオーナー。田辺の言いなりになっている。

大阪バガブーズ[編集]

パ・リーグ所属。5年前に優勝した経験があるが、ここ数年は成績が低迷し、リカオンズと最下位争いを繰り広げている。今シーズンは監督に城丘克郎を迎え、チームの建て直しを図る。

城丘 克郎(しろおか かつろう)
声 - 小川真司
バガブーズ監督。63歳。数々の頭脳的采配で、知将の名をほしいままにしている。かつてマリナーズ、スワッターズで監督を務め、両チームを優勝に導いた。
学生時代から、スター選手として世間の注目を集めていた。プロ入り後もギガンツのエースピッチャーとして長きに渡り君臨、通算321勝という成績を残している。連載当初は読みが「じょうおか」となっていた。
攻撃時には、1塁3塁のシーンでの得点率が非常に高いことから「1,3塁の魔術師」との異名を持つ。
ブルーマーズヘッドコーチの城丘高志は、1歳違いの実弟である。
デニス・ジョンソン
声 - 楠大典
背番号99。元陸上選手。全米陸上大会の100mに出場した際に見せた走りが城丘の目に留まり、プロ野球選手としてスカウトされる。ドレッドヘアーで、右目周りに刺青を入れている。
100mのタイムに突出したものはないが、30メートル地点でのタイムは、作中における世界記録保持者であるジョー・ケリガンをも上回る。塁間27.432メートルを2.60秒で駆け抜ける俊足を生かし代走として活躍し、盗塁ホームスチールを次々と成功させる。また、城丘から外野守備とバントの技術を一通り教え込まれているため、守備についたり打席に立ったりすることもある。
しかし急造外野手ゆえに「外野フライの捕球時に『目を切る』[3]ことができない」という弱点があり、作中ではその点を渡久地に見抜かれエラーを誘発してしまう。またいくら俊足と言えど、長時間の試合で何度も全力疾走することで次第にタイムが低下することは防げず、最終的には渡久地にそれを利用され延長戦でホームスチールに失敗。さらに次の試合ではブルーマーズの策略で足に重傷を負い、シーズン絶望となってしまった。
アニメでは一人称が「ミー」になりスタートダッシュ時やファインプレー時に「ファイヤー」と叫ぶ演出が付け加えられている。
マディソン
背番号91。DH。左打ち
バガブーズのクリーンナップを務めるが児島曰く「マリナーズの6番より怖くない」。 バガブーズで東亜と最初に対戦する打者。
木ノ内(きのうち)
声 - 加瀬康之
背番号13。中堅手。左打ち
ベテラン選手、昨シーズン打撃不振のため一軍生き残りを賭けてバント練習を磨き、その成果で一軍生き残りを果たした。
深山(みやま)
声 - 園部好徳
背番号5。二塁手。右打ち
鈍足。
北野(きたの)
声 - 徳本恭敏
背番号57。遊撃手。右打ち
スキンヘッドで関西弁。
三島(みしま)
声 - 逢坂力
背番号4。捕手。左打ち
東亜の術中に嵌り、満塁のチャンスをことごとく潰してチームに悪い流れを呼んでしまう。
朝倉(あさくら)
声 - 森訓久
背番号8。野手。右打ち
普段は5番を打ち、フィンガーズ河中のフォークボールをホームランしたこともある強打者。満塁のチャンスに城丘監督から「無になれ」と忠告されるも東亜に余計な事を考えさせられ三振してしまう。
磯辺 優三(いそべ ゆうぞう)
背番号17。投手。右投げ
スライダーとシュートにキレがあるが、胡桃沢曰く、シュートを投げる際に右肘が上がる癖がある。
「疑惑のオールスター戦編」では「磯部」となっている。

神戸ブルーマーズ[編集]

パ・リーグ所属。親会社はオリキス。観客動員数が高いのが特徴。3年前に天然芝球場・マーズスタジアムを建設し、監督に世界の本塁打王・天堂哲治を招聘。外国人枠を逆手にとって、即戦力のある選手ではなく才能ある選手達を競争させている。ホーム戦で8割を超える勝率を挙げて、現在は打倒マリナーズの最右翼と言われている。一見礼儀正しい紳士的なチームであるが、その裏では、城丘ヘッドコーチの指示のもと、事故に見せかけて相手を負傷させる、サイン盗みや盗聴など、チームぐるみで不正を行っている。

ペドロ・ロドリゴ
声 - 相沢正輝
背番号51。一塁手。ブルーマーズ独自の外国人選手競争の中で頭角を現した一人。
変化球が極端に苦手だったが、天堂監督のアドバイスにより、変化球を捨て直球のみに的を絞る技術を覚えた。その後は、マリナーズ主砲のブルックリンを上回る打球スピードを武器に、本塁打を量産し続けている。しかし実際は、サイン盗みによって得た情報を用いて直球を狙いすましているだけで、変化球を捨てる技術を体得したわけではない。
スコット・ウイリアムス
声 - 三木眞一郎
背番号65。投手。ブルーマーズ独自の外国人選手競争の中で頭角を現した一人。
ナックルボールを武器に、途中までナックルと似た軌道のシンカー、140km/hのストレートで三振を取っていく。ブルーマーズのリリーフ投手として活躍。しかしそのナックルは、重心を偏らせた偏芯ボールとすり替える不正投球である。そのため、超人的な動体視力をもつ高見にはボールがほぼ無回転となるナックルでは無いことを見破られるため、(贋)ナックルボールを投げられず唯一打ち込まれている。
城丘 高志(しろおか たかし)
声 - 辻親八
ブルーマーズヘッドコーチ。バガブーズ監督・城丘克郎の1歳違いの実弟。
三沢オーナー直々に一軍ヘッドコーチに招聘され、オーナーの協力の下、ブルーマーズ不正の総指揮を執る。
現役時代のポジションは捕手。学生時代は兄・克郎とバッテリーを組んでいた。打点王を獲得するなど学生・現役時代とそれなりに高い実績を残してきたが、克郎の圧倒的な存在感の前に常に二番手以下の扱いを受けてきたため、克郎に対して強い劣等感を抱いている。
沢村(さわむら)
声 - 加瀬康之
背番号5。捕手。
前節のバガブーズ戦でジョンソンとその試合の捕手とのアクシデントで、リカオンズ戦では彼が捕手を務めた。勝利のために悪に徹する覚悟をしていたが、自分たちを超える悪(東亜)が球界にいることを思い知らされる。
有川 順二(ありかわ じゅんじ)
背番号69。野手。左打ち。アニメでは外野手。
ブルーマーズの主力の一人で1番を打つ。サイン盗みによってサイン変更直後に初球をヒットにした。
高附 修一(たかつき しゅういち)
背番号4。三塁手。左打ち。
3番を打つブルーマーズの若手選手。無死1・2塁のチャンスでセーフティバントを決め、リカオンズバッテリーの意表を突いた。
佐藤 直幸(さとう なおゆき)
背番号10。遊撃手。
今シーズンからショートに入っている若手選手。リカオンズ戦で渡久地の戦略に嵌り、サイン盗みの信号源を見てしまった。
南芝(みなみしば)
背番号25。投手。
前球団時は絵に描いたノーコン豪速球投手で、1シーズン54与死球と言う不名誉な記録を立てていたが、城丘(弟)に拾われ、東亜に匹敵する制球力の投手に生まれ変わる。かつての荒れ球のイメージを武器に、打者の腰を引かせている上に、時折危険球を投げている。
林(はやし)
背番号49。代打。
左打者で俊足、出塁率が良い。走塁時に東亜に怪我を負わせようとする。
川端(かわばた)
声 - 檜山修之
背番号44。代打。
東亜をエメリーボールの実行犯に仕立て上げようとするが、逆に嵌められてしまう。
三波(みなみ)
背番号12。投手。
球種はそこそこのスピードのストレートとスライダー系のボールだけだが、密かに習得したシュートで東亜のバットを持つ指を狙ってデッドボールをぶつけた。しかし、やはり東亜には読まれており、逆に嵌められることになる。
天堂 哲治(てんどう てつはる)
声 - 喜多川拓郎
ブルーマーズ監督。現役通算877本塁打、本塁打王獲得17度という不滅の記録を打ち立てた、世界のホームラン王。
監督ではあるが、話題作りと客寄せが目的に招聘されたため、ベンチでの実質的権限はヘッドコーチの城丘が握っている。チームが不正を行っていることは知らず、選手の才能を純粋に信じている。
三沢 純一郎(みさわ じゅんいちろう)
ブルーマーズのオーナー。親会社オリキスの2代目社長。
創業者である18歳年上の兄と常に比較され、経営者として正当な評価を得られないことから、兄が成し得なかったブルーマーズの立て直しを図る。不正手段によるチーム強化を発案し、その指揮官として、自分と同じく兄に対してコンプレックスを抱いている城丘を抜擢した。

フィンガース[編集]

パ・リーグ所属。北海道をフランチャイズとするチーム。オープン戦では東亜に完全試合を許すが、主力打者の天海と北大路の復帰後は破竹の勢いをみせる。大型トレード後は河中、天海、北大路を失っていながらもAクラスを維持しており、チーム力は高い。

河中 純一(かわなか じゅんいち)
声 - 寺島拓篤
背番号18。投手。左投げ。
160km/h近い速球と落差の大きい150km/hのフォークボールが武器の本格左腕。昨年度の新人王
マリナースの高見をして、「あのフォークを打った人いるんですか?」と言わしめるほど(ただし、バガブーズの朝倉が「河中のフォークをホームランしたことがある」と発言している)。
プロ意識が非常に高い完璧主義者で、味方選手の不甲斐ない態度には怒りを隠そうとしない。オープン戦では東亜の恐ろしさに誰よりも先に気付いていた。
シーズン途中、フィンガースからマリナーズへトレード入団。
天海 太陽(あまみ たいよう)
背番号24。右投左打。一塁手
フィンガースの主砲で、来たボールに柔軟にバットを合わせる高い打撃センスをもつ球界でも指折りの天才打者。高見の大学時代の3年先輩にあたり、彼から自分の理想に一番近い打者と評されている。侍のような風格で、相手の潜在能力を見抜く洞察力も優れており、倉井の真の力を一目で見抜いた。趣味は競馬
シーズン序盤は怪我で欠場していたが復帰。シーズン途中、フィンガースからマリナーズへトレード入団。移籍後は、ブルックリンに替わって四番を務めた。
北大路 剛(きたおおじ ごう)
背番号1。右投左打。ポジションは主にセンターだが、リカオンズ戦ではショートを守っていたこともある。
俊足巧打の業師ながらホームランを狙えるパワーも持ち合わせる一番打者。変幻自在で何をしてくるかが読めないことから、高見に「忍者」と評されている。狙い球を絞らないタイプで、チェンジアップ系の球に強い。
天海と同じくシーズン序盤は怪我で欠場していた。シーズン途中、フィンガースからマリナーズへトレード入団。試合によっては一番の他、二番や三番も務めた。
中林(なかばやし)
投手。右投げ。
持ち球はカーブに頭角を現したシュート、カットボールと多彩だが、立ち上がりが悪い。
吉川(よしかわ)
背番号16。投手。右投げ。
絶妙なコントロールでキレがいいスライダーをコースに決めるタイプ。
谷川 進一(たにかわ しんいち)
フィンガース監督。現役時代も含め、40年プロ野球界に身を置いている。
仁科 祐一(にしな ゆういち)
背番号4。右投左打。捕手。37歳。「疑惑のオールスター戦編」での事実上の主役。
かつてセ・リーグのスパローズで10年以上戦っていたベテラン。2年前に2年4億円の契約でフィンガーズへFA移籍したが、直後に持病の腰痛が悪化して1年目は出場はなし、2年目も一軍登録はされているものの出場機会は少なく、年俸に見合う活躍をしていなかった。そのため、オールスターに選ばれるほどの選手ではなかったが、「オールスターゲームなのにスターではない選手を選出して晒しあげる」というリーグ再編問題に不満を抱くファンの抗議の一つとして、ネットの組織票によって捕手部門1位に選出されてしまう。高輪に恨みを買われており、持病のカルテを球団にリークすると脅され、弱みを握られている。オールスター2戦目で東亜とバッテリーを組む。しかし、渡久地の実力を見てオールスター試合後は引退を決意し、シーズン終了後コーチになった。

イーグルス[編集]

パ・リーグ所属。東亜の公式戦初登板時の対戦相手。

水橋 慎二(みずはし しんじ)
声 - 野島裕史
背番号43。投手。左投げ。
縦、横、カットボールの3種類のスライダーストレートを、全く同じフォームで投げ分ける技巧派投手。昨年の最優秀救援投手である。
リリーフエースとしての責任感が強く、セーブの付かない場面でも自ら登板を志願することがある。
シーズン途中、イーグルスからマリナーズへトレード入団。
吉田 均(よしだ ひとし)
背番号31。投手。右投げ。
日本球界史上最高のサブマリン投手と言われており、昨年、一昨年と二年連続で最優秀防御率のタイトルを獲得している。
初期から名前は出ていたが、実際にリカオンズと対戦するのは連載後期になってからであった。また34話では名前が梶原に変更されていたが、再登場した時は吉田に名前が戻っていた。
シーズン途中、イーグルスからマリナーズへトレード入団。
岡部 道夫(おかべ みちお)
背番号7。野手。左打ち。
チームNo.1の俊足を誇る。関西弁。渡久地の公式戦最初の対戦打者でリカオンズ吉田の怠慢守備によって一気に3塁まで進んだ。

東京読読ガラリアンズ[編集]

セ・リーグ所属。プロ野球界の中心にいる最強球団。圧倒的な人気を誇り試合は全て地上波ゴールデンで放映される。

田辺 常行(たなべ つねゆき)
ガラリアンズのオーナー。球界の首領(ドン)とも呼ばれている球界の最高権力者。
プロ野球の1リーグ化を画策し、三田村を使ってリカオンズを買収しようとしていたが、東亜に妨害され、権力を使い様々な手段でリカオンズを潰しに掛かってくる。
榎本 喜六(えのもと きろく)
背番号1。左打ち。「疑惑のオールスター戦編」に登場。
セ・リーグ最強打者。大リーグのスカウトが注目するほどの並外れたパワーを誇るスラッガー。

その他[編集]

ビッグママ
声 - 藤田淑子
沖縄で「ワンナウト」を主宰している、恰幅の良い黒人女性。本業はバー経営。常に冷静で、東亜のよき理解者であり、東亜が笑顔で話しかける数少ない人物。
中森 久武(なかもり ひさたけ)
プロの当たり屋。彩川に雇われ、東亜の車にバイクでぶつかり出場停止処分にさせようとするが、東亜に彩川の提示金額以上の金を積まれ、証言を翻した。
南田(みなみだ)
倉井の中学時代の恩師。倉井の速球の才能に最初に気付いた人物。南田が球場に姿を現したことが、倉井が覚醒する引き鉄となった。
三田村 要(みたむら かなめ)
ファイナンスリース会社・トロンポスの社長。
田辺に担ぎ出されてリカオンズを買い取ろうと画策し、東亜と手を組んでいたが、戦力刷新と称しリカオンズのメンバーを全て一新しようとしたために、最後の最後で東亜に出し抜かれる。
高輪(たかなわ)
「疑惑のオールスター戦編」に登場。元フィンガース捕手。仁科のせいで選手生命が絶たれたと恨み、弱味を握り金を強請っている。オールスター戦で仁科を世間の晒し者にしようとする。

用語・設定[編集]

ワンナウト[編集]

沖縄の米兵の間で行われていた賭野球。ピッチャーとバッターの一打席勝負で、打球がノーバウンドで外野[4]まで飛ぶか、もしくはフォアボール等で出塁すれば打者の勝ち、それ以外は投手の勝ち。投球は、打席の後ろの壁に描かれた四角のマスに入ればストライク、外れればボールとなる。

ワンナウツ契約[編集]

東亜と彩川オーナーとの間で交わされた、通常の年俸に代わる出来高払いの特殊年俸契約。東亜がアウトを1つ取るごとにオーナーから500万円が支払われ、失点した場合は1点につき5000万円をオーナーへ支払う。

当初はただそれだけの簡単な契約だったが、後に内容を見直され、以下の細かい取り決めが設定された。

  • ベンチの指示には必ず従うこと。違反した場合は違約金5億円を支払う。これには、退場処分を受ける等、本人の過失や事故によりベンチの指示に従えなくなった場合も含まれる。
  • 失点とは自責点ではなく、投球中に失った点そのものを指すものとする。
  • 試合の重要度によっては、契約のレートを変更できる(仮にレートを4倍とした場合、1アウト2000万、1失点2億となる)。レートの設定権はオーナー側にある。
  • 契約内容は決して口外しないこと。もし違反した場合、違約金として5億円を支払った上、それまで積み立てられた年俸は一切無効とする。

新・ワンナウツ契約[編集]

二軍でクビ寸前となっていた倉井・ムルワカ・菅平の三人を一軍に上げ、その成績も東亜の年俸に絡めた新契約。投手である東亜と倉井については、従来の契約と同じく1アウトでプラス500万、1失点でマイナス5000万。野手であるムルワカと菅平については、1打点する毎にプラス5000万、スリーアウトする毎にマイナス5000万となっている。

また、旧契約の条項に加え、新たに以下の項目が設定されている。

  • この契約に基づく収支は、全て東亜のみが受ける。倉井、ムルワカ、菅平の三名には一切関係ない(この契約の存在すら知らない)。
  • 東亜、倉井、ムルワカ、菅平の4人のうち、最低2人は先発出場かつ5回までは出場させる。これが守られなかった場合、東亜が違約金5億円をオーナーに支払う。
  • 4人のうち誰を出すかの決定権は東亜にある。オーナーが監督に契約を定めた選手が出られないよう圧力をかけた場合は、オーナー側のペナルティとなる。

オーナー協定[編集]

東亜がリカオンズの経営権を買収した際、オーナー会議で決定されたオーナー就任の条件。 一週間を単位とし、日曜日のゲーム終了時点で

  • 一週間の球団収支が債務超過(赤字)。
  • 首位のチームと10ゲーム以上離されている。

以上2項目の内いずれか一方でも当てはまっていた場合、東亜はリカオンズの経営権をプロ野球機構に売却する。また、リーグ優勝を達成できなかった場合も同様に、機構に経営権を売却しなければならない。

Lチケット・MVPチケット[編集]

Lチケットとは、東亜がオーナーに就任して以降、リカオンズが主催する全てのゲームで導入された特別チケットの名称である。値段は従来の1.5倍するが、リカオンズが負けたゲームにおいては、チケット代は全額観客に返金される。

MVPチケットとは、Lチケットにあらかじめ付いている投票用紙のことである。Lチケット1枚につき、価格上昇分200円につき1枚付属してくる(1000円値上がりしたチケットの場合は5枚付属してくる)。リカオンズが試合に勝利した場合、観客はその勝利に貢献したと思われる選手の名前を書いて投票する。1枚ずつ違う選手の名前を書いても良いし、5枚全部に同じ選手名を書いても良い。試合終了後、集めたMVPチケットを換金し、それを選手に給料として配布する。但し、チームが敗戦した場合、チケットは全額返金となるため、選手に給料は一切出ない。

またリカオンズが主催ではないゲームの場合も、リカオンズ側の入場ゲートにおいて独自にMVPチケット(1名につき5枚)が配布され、主催ゲーム同様に投票を受け付けており、あらかじめMVPチケット用として確保された原資(1試合につき3000万円)をチケットの獲得度合いによって配分する。ただしチームが敗戦した場合は、やはり選手への配分は一切ない。

この制度の導入に伴い、従来の年俸は全て廃止されている。現実のプロ野球で同様の行為が行われた場合、日本プロフェッショナル野球組織の野球協約及び統一契約書に反する行為となり得るが[5]、作中では特にその点が問題視されることはなかった。

このLチケットは、同作者の作品『LIAR GAME』にも登場しゲームに利用されている。両作品がどのようにリンクしているのかは不明だが、『LIAR GAME』の劇中の台詞から『LIAR GAME』の世界内にもリカオンズは存在している事が分かる。

神戸マーズスタジアム[編集]

球団改革の第一弾として建設され、バックスクリーンまで約130m、両翼も軽く100mはある大型球場。パ・リーグ球団唯一、本格的天然芝で野球のためだけに作られたスタジアムで、ブルーマーズはホーム戦で多くの勝ち星を重ねている。作中の選手たちは、これを天然芝球場と人工芝球場の違いに起因する由来だと思っているが、実態は城丘高志・三沢純一郎の2人によるマーズスタジアム不落城化計画によって作られ、東亜曰くイカサマを恐ろしく大胆にそして大規模に行っている「トリックスタジアム」。

テレビアニメ[編集]

ONE OUTS -ワンナウツ-』のタイトルで、2008年10月より2009年3月まで日本テレビほかにて放送された。コミックス第10巻の中盤(ブルーマーズ戦決着)までが描かれた。基本的には原作に忠実だが、若干の違いがある(例えば原作ではリカオンズ側がビジターだったのがアニメ版ではホームに変更されているなど)。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ「Bury」
歌 - Pay money To my Pain
エンディングテーマ「Moment」
歌 - TRIBAL CHAIR

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
(アクション作画監督)
総作画監督 放送日
第1話 謎の男 高屋敷英夫 佐藤雄三 米田和博 小泉初栄
神志那弘志
- 2008年10月7日
第2話 勝負師 池田重隆 高橋美香
(神志那弘志)
櫻井邦彦 2008年10月14日
第3話 ワンナウツ契約 矢嶋哲生 繁田享
(神志那弘志)
日向正樹 2008年10月21日
第4話 ナインの資格 小野木一樹 西岡夕樹、宮野都
(神志那弘志)
高田晴仁 2008年10月28日
第5話 希望 佐々木奈々子 佐々木昌彦
(神志那弘志)
櫻井邦彦 2008年11月4日
第6話 低回転ストレート 広田光毅 細田雅弘 菅野智之
(神志那弘志)
日向正樹 2008年11月11日
第7話 TRICK & TRAP 米田和博 小泉初栄 高田晴仁 2008年11月18日
第8話 反則合戦 高屋敷英夫 池田重隆 高橋美香 櫻井邦彦 2008年11月25日
第9話 決着 矢嶋哲生 繁田享 日向正樹 2008年12月2日
第10話 知将VS勝負師 広田光毅 岩城忠雄 村田尚樹 李政權、佐藤陵 高田晴仁
櫻井邦彦
日向正樹
2008年12月9日
第11話 世界最速の男 佐々木守
佐々木奈々子
佐々木奈々子 菊池愛、倉田綾子 櫻井邦彦 2008年12月16日
第12話 必殺投法 高屋敷英夫 新留俊哉 Kim Min Sun Kim Dae Hoon
Kim Bo Kyeong
日向正樹 2008年12月23日
第13話 封印された足 細田雅弘 菅野智之 2009年1月6日
第14話 9人内野 広田光毅 笹木信作 平尾みほ 小泉初栄 高田晴仁 2009年1月13日
第15話 1人内野 高屋敷英夫 池田重隆 高橋美香 櫻井邦彦 2009年1月20日
第16話 トリックスタジアム 坂田純一 矢嶋哲生 繁田享、日向正樹 日向正樹 2009年1月27日
第17話 インチキナックル 横山彰利 佐々木奈々子 高炅楠、金弼康 高田晴仁 2009年2月3日
第18話 盗まれたサイン 広田光毅 細田雅弘 菅野智之 日向正樹 2009年2月10日
第19話 ヤミ信号 矢野博之 中川聡 李政權 櫻井邦彦 2009年2月17日
第20話 翻弄 高屋敷英夫 笹木信作 平尾みほ 小泉初栄 高田晴仁 2009年2月24日
第21話 漏洩 池田重隆 高橋美香、細居美恵子 櫻井邦彦 2009年3月3日
第22話 盗聴 広田光毅 矢嶋哲生 細居美恵子、村谷貴志 日向正樹 2009年3月10日
第23話 攻略 佐々木守
佐々木奈々子
米田和博 高炅楠、金弼康 高田晴仁 2009年3月17日
第24話 陰謀 高屋敷英夫 細田雅弘 菅野智之 日向正樹 2009年3月24日
第25話 勝利の先に… 佐藤雄三 櫻井邦彦、高田晴仁
日向正樹
- 2009年3月31日

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
関東広域圏 日本テレビ 2008年10月7日 - 2009年3月31日 火曜 24時59分 - 25時29分 日本テレビ系列 製作委員会参加
北海道 札幌テレビ 2008年10月14日 - 2009年4月7日 火曜 25時34分 - 26時04分
中京広域圏 中京テレビ 2008年10月24日 - 2009年1月9日
2009年1月16日 - 4月10日
金曜 26時50分 - 27時20分
金曜 27時20分 - 27時50分
福岡県 福岡放送 2008年11月17日 - 2009年3月30日
2009年4月5日 - 5月10日
月曜 25時29分 - 25時59分
日曜 25時50分 - 26時20分
近畿広域圏 読売テレビ 2008年12月1日 - 12月22日
2009年1月12日 - 3月30日
2009年4月6日 - 6月15日
月曜 25時54分 - 26時24分
月曜 26時19分 - 26時49分
月曜 26時44分 - 27時14分
MONDAY PARK
日本全域 日テレプラス 2009年3月27日 - 9月17日 金曜 23時00分 - 23時30分 CS放送
広島県 広島テレビ 2009年4月21日 - 10月6日 火曜 24時59分 - 25時29分 日本テレビ系列
栃木県 とちぎテレビ 2009年10月17日 - 2010年3月27日
2010年4月9日 - 4月30日
土曜 22時30分 - 23時00分
金曜 19時30分 - 20時00分
独立UHF局
日本全域 日本映画専門チャンネル 2010年2月15日 - 3月3日 月曜 - 金曜 25時00分 - 26時00分 CS放送 2話連続
アニマックス 2012年2月16日 - 3月21日 月曜 - 金曜 24時00分 - 24時30分 BS/CS放送 リピート放送あり

本編終了後にミニコーナー『GO! GO! リカオンズ ONE OUTS スコアブック』が放送されており、スコアラー(ナビゲーター)として岡村麻純が出演している。ただし、読売テレビにおいては2009年4月以降、本コーナーの放送がカットされている。

作品中でのミス[編集]

  • 関東圏と札幌地区で放送された第4話『ナインの資格』において、本来ならば「ノーアウト3塁」と実況アナウンスがされ、その後のトリプルプレイで危機を脱するシーンだったのが「ワンアウト3塁」とアナウンスされるミスが発生した。原因は監督の佐藤が脚本に『ノーアウト3塁』と書いたが字が汚く『1-アウト3塁』と間違われたまま、台本になったためである。その後、第8話のCパート『GO!GO!リカオンズ』にて謝罪を行った(中京テレビではカットされている)。中京地区以降の放送とDVDでは本来の「ノーアウト3塁」とアナウンスされる。

コミックス[編集]

  1. 1999年6月 ISBN 978-4-08-875799-5
  2. 1999年11月 ISBN 978-4-08-875854-1
  3. 2000年4月 ISBN 978-4-08-876012-4
  4. 2000年12月 ISBN 978-4-08-876107-7
  5. 2001年8月 ISBN 978-4-08-876197-8
  6. 2001年12月 ISBN 978-4-08-876248-7
  7. 2002年6月19日 ISBN 978-4-08-876312-5
  8. 2002年11月19日 ISBN 978-4-08-876370-5
  9. 2003年4月18日 ISBN 978-4-08-876430-6
  10. 2003年10月13日 ISBN 978-4-08-876517-4
  11. 2004年3月19日 ISBN 978-4-08-876588-4
  12. 2004年8月19日 ISBN 978-4-08-876662-1
  13. 2005年1月19日 ISBN 978-4-08-876747-5
  14. 2005年6月17日 ISBN 978-4-08-876813-7
  15. 2005年11月18日 ISBN 978-4-08-876885-4
  16. 2006年4月19日 ISBN 978-4-08-877073-4
  17. 2006年6月19日 ISBN 978-4-08-877099-4
  18. 2006年8月18日 ISBN 978-4-08-877137-3
  19. 2006年11月19日 ISBN 978-4-08-877162-5
  20. 2009年2月19日 ISBN 978-4-08-877602-6

脚注[編集]

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  1. ^ 作中では「パシフィック・リーグ」ではなく「パラダイス・リーグ」という設定になっている。
  2. ^ アニメ版では“さいたまぐみ”の読みで統一。
  3. ^ 作中では「打球の大まかな落下点を予想してそこまで全力で走り、そこで振り返って打球を再確認したうえで捕球する」技術と説明されている。
  4. ^ 正確な定義のものではなく、一般的な解釈であるグラスライン(芝と土の境)の外側。
  5. ^ 詳しくは2007年度版野球協約及び統一契約書を参照。一例を挙げると、野球協約・第88条では、選手に対する報酬の支払い方法として「試合収入金の歩合、または請負による支払いあるいはこれに類する支払い」を行うことを禁じている。また統一契約書・第28条では、選手契約が球団都合で解約になった場合には、選手は年俸全額を受け取る権利があることを定めている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

日本テレビ 火曜24:59枠
前番組 番組名 次番組
ONE OUTS -ワンナウツ-