学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD

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学園黙示録
HIGHSCHOOL OF THE DEAD
ジャンル パニックアクション
漫画
原作・原案など 佐藤大輔
作画 佐藤ショウジ
出版社 富士見書房角川書店
掲載誌 月刊ドラゴンエイジ
レーベル 角川コミックス ドラゴンJr.
発表期間 2006年9月号 - 2009年1月号より休載中
巻数 既刊5巻
テンプレート使用方法 ノート
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学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD(がくえんもくしろく ハイスクール・オブ・ザ・デッド)は原作・佐藤大輔、作画・佐藤ショウジの漫画作品。H.O.T.D.と略記される。5巻発売後の2009年1月号より連載再開予定であったが休載となっている。2009年4月号より「スクデッドミュージアム」と称し2ページのコラムが掲載されている。また、佐藤ショウジが2009年5月号よりトリアージX(イクス)を執筆しているため、今後の動向は不明。


目次

[編集] 概要

パニック映画的な設定を背景に、次々とふりかかる危機を生き延びていくもの。生ける屍の脅威に加え、生存者同士のいさかいが更なる緊張を生む。大ゴマ、斜めのアングル、パースを多用したダイナミックな作画と、スピーディな展開が特徴。残酷な状況の中でも作画の佐藤ショウジお得意のセクシーなキャラクターが華を添える。原作者である佐藤大輔の小説が漫画化されたものには「皇国の守護者」があるが、佐藤大輔名義で漫画用に原作を書き下ろすのは本作品が初めてになる。

いわゆるゾンビ映画を意識していることがうかがわれ、作中でもロメロ監督について言及される部分がある。ただし作中で敵はゾンビと呼ばれず、かわりに<奴ら>と呼ばれている。

右翼・左翼双方について、(おそらく意図的に)偏見を強調した描写を行っている。これに限らず、キャラクター描写において個性を強調した、アクの強い設定が目立つ。

単行本の最後にはその巻で死亡、消息不明となるキャラの健在だった頃のピンナップが書き下ろされている。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 [記述をスキップ]


[編集] あらすじ

ある日突然人々が生ける屍と化し、他の人々を襲うことで仲間を増やし始めた。主人公ら生徒と教師数名がマイクロバスに乗って高校を脱出するが、この謎の疫病は想像以上の広がりを見せ、気付いた時には出くわす人間のほとんどが生ける屍という状況になっていた。秩序が崩壊した世界で主人公達のサバイバルが始まる。

状況は悪化の一途をたどり、アメリカでは大統領以下ホワイトハウス首脳はエアフォースワン内部にて既に噛まれていたファースト・レディが感染源となり全員死亡。エアフォースワンはどこかの島と思しき場所に墜落した。よって、通常の政府機能はすでに失われている。また大統領が<奴ら>に噛まれた為、人間でいられる間にアメリカにICBM(大陸間弾道弾)を照準している国を滅ぼすことを決定、中国と北朝鮮に核を搭載したSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)が撃ち込まれたが、命中前に中国が報復攻撃。迎撃に失敗した一発は日本上空で爆発、大規模な電磁パルスを発生させた。その結果、電力供給は途絶し、電子部品を含む道具はすべて(車でさえ)使用不能となる。ちなみに、現時点でのアメリカ大統領は国土安全保障省長官が務めている。

その後、主人公一行が、ショッピングモールに到着、そこで出会った婦警と共に旅立とうとしたところでモールに逃げ込んでいた住人達が不穏な動きを起こしつつあった。

[編集] 登場人物

(身長等のデータは小冊子「plus」[1]による)

小室孝(こむろ たかし)
17歳 身長172cm 体重58kg
主人公。私立藤美学園高等部2年生。頭に血が上りやすいところがある。幼馴染の麗を守るため奮闘する。また沙耶とも幼馴染である。
物語冒頭では面倒が口癖だった。
いざという時の行動力が非常に高く、他のメンバーから信頼されている。そのためか、チームの最終決断を決める立場にい易く、彼等のチームの中ではリーダー的存在。
宮本麗(みやもと れい)
17歳 身長164cm 体重50kg サイズ87(E)-57-89cm
ヒロイン。孝の幼馴染で1歳年上だが、留年して学年は同じ。槍術部に所属し、長柄物を振るって<奴ら>へ果敢に立ち向かう。辛い状況下でヒステリックに振舞う事もあるが、孝のことは頼りにしている。当初、留年は孝と一緒に学園生活を送る為と思われていたが…?
幼少時の約束ではあるが、かつては孝と結婚の約束をするほど仲が良かった。しかし留年の際に口論となり、優しかった永に好意を持ち、付き合う。
永の死亡後、孝と急接近。永のことはまだ完全には吹っ切れていないようだが彼に惹かれ始めている。
父が警察官であり、公安に所属している。彼女の留年は父親が捜査していた議員の息子である紫藤が行った警告である。このことから、麗は紫藤を憎んでおり、学園脱出後彼から袂を分かつ原因となる。
井豪永(いごう ひさし)
17歳 身長178cm 体重64kg
孝の同級生で親友。冷静で状況判断が的確。空手の有段者。麗と付き合っている。
第1話冒頭に<奴ら>に噛み付かれて負傷。その後吐血し、「噛まれるだけでダメ」な最初の実証例となる。<奴ら>になりたくないと嘆願しながら死亡。「なった」直後に孝によりトドメを刺される。
鞠川静香(まりかわ しずか)
27歳 身長176cm 体重58kg サイズ108(J)-62-94cm
藤美学園の校医。頼りないがスタイル抜群。天然。唯一の運転免許取得者として車の運転に活躍。大学病院から臨時の校医として学園に派遣されており、非常事態であっても学園から可能な限りの量の医薬品を持ち出そうとするなど、医者として行動する。打撲に効果抜群らしい、特性の怪しげな塗り薬を持っている。機械オンチ。南リカの友人。
高城沙耶(たかぎ さや)
16歳 身長155cm 体重52kg サイズ92(F)-59-87cm
孝の同級生。高飛車な少女。天才を自認し、豊富な知識と高い分析能力を誇る。ツインテール眼鏡っ子
実は県下最大勢力を誇る右翼団体の会長の一人娘。学園を脱出した一行は、彼女の家に転がり込むことになる。
平野コータ(ひらの-)
16歳 身長158cm 体重88.8kg
孝の同級生。沙耶に付き従う肥満のミリタリーオタク。アメリカの民間軍事会社(PMC)ブラックウォーター社(実在するPMCである)で銃器の訓練を一ヶ月受けており、その知識と技術は一行が生き残るために必要不可欠なものとなる。家族構成は完璧の一言。
なお名前以外に関しても平野耕太をモデルにしているようである。モデル側もノリノリであるらしく、コミックスなどで「高校でゾンビと殺し合いしてきます」などとコメントしている。
毒島冴子(ぶすじま さえこ)
18歳 身長174cm 体重56kg サイズ83(D)-56-86cm
3年生。剣道部主将で、木刀などを手に<奴ら>と渡り合う。2年生のときに全国大会で優勝した実力の持ち主。凛とした強さと優しさを兼ね備え、一同の支えになる。
料理が得意という家庭的な一面ももつ。男性に対しては一家言あるようで、評価すべき男には絶対の信頼を与えることにしている。しかし着るものが無いと言う理由で、裸エプロンで夜食を作るなど、その感性は常人離れしている。
実は以前より、敵対する者を圧倒的な実力差で完膚なきまでに返り討ちにすることに快感を覚える危険な性癖に目覚めていた。「壊れた世界」においてはまさに水を得た魚の如く暴れまわる。
<奴ら>を引きつける囮になるため、一時皆と離れ孝と共に別行動を取った際、神社にてそのことを孝に告白。自棄になりかけたところを孝に説得され、彼に惹かれる。
希里ありす(まれさと-)
小学二年生。最初の夜、父親と一緒に逃げ回っていた幼い少女。父親が殺害され<奴ら>に襲われていたところを小室たちに救われ、以後行動を共にしている。
ジーク
ありすと共にいたところを小室たちに拾われた犬。小さな体に似合わぬ元気さから零戦を連想した平野によりジークと名づけられる。
紫藤(しどう)
藤美学園の教員。一同のリーダーとして名乗りを上げる。麗を留年させた張本人。地元の名士である代議士の息子だが、その地盤は彼ではなく異母弟に継がれたため、床主で教師をしながら、弟のサポート役に甘んじている。しかし内心は父と紫藤の家を憎んでおり、父の弱みを握り、紫藤家を滅ぼすという野心を持っている。麗の父が所属する公安への警告のため、麗を留年させる。
小室ら一行が去った後のバスを掌握し、生き残った学生たちの教祖的存在となる。危険な方向にカリスマを発揮するタイプであり、バスの中はモラルが崩壊した空間となってしまい、意見の違う者を車外へ放り出すような行為を平然と行うようになってしまった。電磁波障害により車が故障してからの消息は不明。
南リカ(みなみ-)
県警SAT(特殊急襲部隊)第1小隊狙撃手・巡査長。狙撃に関しては全国の警官でベスト5に入る腕前。静香の友人。
田島(たじま)
県警SAT(特殊急襲部隊)隊員。床主洋上空港にて南リカが狙撃を行う際の観測手(スポッター)を務めていた。航空燃料を使用し<奴ら>を焼き払う作戦にて不意を突かれ<奴ら>に噛まれてしまう。最期は南リカと言葉を交わし、<奴ら>を巻き込んでタンクローリーもろとも自爆。
中岡あさみ(なかおか-)
床主東署・交通課所属の巡査。自分の事をあさみと言いかけ本官と言い直す癖がある。
鞠川静香がショッピングセンター内の寝具店で島田(近隣ショピングセンターに逃げ込んだ者の1人)に襲われかけた際に、上手く警官としての対処が出来ずコータの機転で助けられる事により、コータに惹かれる。彼氏が居たが警察学校が外出をあまり許可しない為、ふられたらしく現在はフリー。本人いわく、自分は尽くすタイプ。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 用語

床主市(とこのすし)
物語の舞台。太平洋に面した人口100万人級の地方都市[1]、広い洋上空港がある。作中のやりとりから沖縄県北海道九州などは除外されるはずだが、作画する上で佐藤ショウジの地元の九州が参考にされる事もある。(例:1巻ACT3 - 福岡県の放送局RKB
<奴ら>
<奴ら>は人を襲い、食う。<奴ら>に噛み付かれた人はたとえ助かっても短時間のうちに死亡し、<奴ら>に変化してしまう。<奴ら>は力が強くて痛みを感じず、頭部を破壊しない限り機能停止しない。動きは遅く、また視力を失っているため音を立てずに移動すれば<奴ら>から逃れることは可能だが、それは決して容易ではない。死亡しているので肉体は腐敗していくはずだが現在のところそのような描写はない(そのような展開を匂わせる発言はあるが、構想段階のものとも受け取れるため確定的なことは言えない)。また、肉体の損傷にも無頓着で、筋肉と骨さえ残っていれば、動ける限りは動き回るが急勾配の坂を駆け下りることは出来ずに転げ回る。このため全身が炎に包まれても、肉体が焼けて物理的に運動機能を失わない限りは倒れることもない。
世界中で発症しパンデミック状態となっている。

[編集] 脚注

  1. ^ a b
    出典:ドラゴンエイジ2007年5月号付録「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD plus」
    形態:単行本サイズの小冊子(48ページ)、表紙:高城沙耶
    収録内容:初期設定、本誌や販促アイテムで使用されたカラーイラストの再録、短編「アンリアル・サンダウン」(20ページ)=初出:ヤングキングアワーズ2005年10月号増刊HELLSING特集号(※本作とは無関係)

[編集] 単行本

[編集] 外部リンク