学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD

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学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
ジャンル サバイバル青春アクションパニック
漫画
原作・原案など 佐藤大輔
作画 佐藤ショウジ
出版社 富士見書房角川書店
掲載誌 月刊ドラゴンエイジ
レーベル 角川コミックス ドラゴンJr. → ドラゴンコミックスエイジ
発表号 2006年9月号 -
巻数 既刊7巻(2011年4月時点)
派生作品
漫画:最近のデッド。
原作・原案など 佐藤大輔、佐藤ショウジ(キャラクター原案)
作画 田丸浩史
出版社 富士見書房
掲載誌 月刊ドラゴンエイジ
発表号 2010年6月号 - 2011年5月号
漫画:学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・ヘッド
原作・原案など 佐藤大輔、佐藤ショウジ(キャラクター原案)
作画 サンカクヘッド
出版社 富士見書房
掲載誌 月刊ドラゴンエイジ
レーベル ドラゴンコミックスエイジ
発表号 2010年10月号 - 2011年4月号
巻数 全1巻
話数 全14話(全7回掲載)
テレビアニメ
アニメ
原作 佐藤大輔、佐藤ショウジ
監督 荒木哲郎
シリーズ構成 黒田洋介
脚本 黒田洋介、高橋龍也
キャラクターデザイン 田中将賀
音楽 和田貴史
アニメーション制作 マッドハウス
製作 H.O.T.D.製作委員会
放送局 #放送局を参照
放送期間 2010年7月 - 9月
話数 全12話
OVA
OVA:Drefters of the DEAD
原作 佐藤大輔、佐藤ショウジ
発売日 2011年4月26日
その他 原作単行本第7巻初回限定版付録BD
小説
小説:学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 〈終わり〉の日
著者 佐藤大輔
イラスト 佐藤ショウジ
出版社 富士見書房
掲載誌 月刊ドラゴンエイジ
発売日 2010年8月9日
掲載号 2010年9月号
テンプレート - ノート 
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ポータル 漫画アニメ

学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』(がくえんもくしろく ハイスクール・オブ・ザ・デッド)は、原作:佐藤大輔、作画:佐藤ショウジによる日本漫画作品。略称は、「H.O.T.D.」「HOTD」「スクデッド」など。2010年に単行本第4巻までの内容がテレビアニメ化された。

概要[編集]

パニック映画に準拠した設定を背景に、主人公達が次々と降り掛かる危機を生き延びていく作品。生ける屍の脅威に加え、生存者同士の軋轢が更なる緊張を生む。大ゴマ、斜めのアングル、パースを多用したダイナミックな作画と、スピーディーな展開が特徴。また、残酷な状況の中でも作画担当の佐藤ショウジが得意とするセクシーな女性が、物語に華を添える。原作担当の佐藤大輔の小説が漫画化された作品には『皇国の守護者』があるが、漫画用に原作を書き下ろすのは本作品が初である。

本作の企画段階において、当時の佐藤ショウジはまだ代原作家でしかなく、アクション漫画の実績もなかったが、同じ漫画家の平野耕太の推薦によって、佐藤が作画を担当することとなった。なお、その縁から作中には、平野をモデルとした登場人物が存在する。

いわゆるゾンビ映画を意識していることが窺われ、作中でもジョージ・A・ロメロ監督について言及される部分がある。ただし、作中での生ける屍は「ゾンビ」と呼ばれず、代わりに「奴ら」と呼ばれている。

左翼右翼キャラクター描写についてもそれぞれの個性を強調した、アクの強い設定が目立っている。

連載と休載[編集]

月刊ドラゴンエイジ2006年9月号より連載開始。同誌の表紙や付録にもなる、看板作品である。

単行本第5巻発売後の2009年1月号より連載を再開する予定だったが、佐藤大輔による原作執筆の遅れから休載となって同年4月号より『スクデッドミュージアム』と称した2ページのコラムが掲載された。また、佐藤ショウジが同誌上に同年5月号より『トリアージX』の執筆を開始した後、2010年3月号で本作のテレビアニメ化が発表されたことに伴い、同年4月号と5月号には2号連続で本編が掲載された。同年6月号より再び原作執筆の遅れから休載した後、同年8月号で再開。次回掲載の同年10月号以降は隔月連載となる予定だったが、同年12月号以降はまたも原作執筆の遅れから休載になった。2011年4月号で、一時休載した『トリアージX』の連載再開と共に掲載。しかし、それ以降はまたもや原作執筆の遅れから休載となり、第7巻発売後になっても再開の目処は全く立っていなかったが、後記の『FULL COLOR EDITION』第5巻〜第7巻に掲載されたインタビューで、佐藤大輔自身が東日本大震災の惨状が作品と重なって震災ショックを引き起こしたことと、心臓疾患を患って入院していたために原作の執筆が遅れていたことが判明する。2013年4月号にて、翌5月号からの再開を目指して準備中であることが告知される。告知どおり2013年5月号に掲載されるも、以後の掲載については不明。依然として休載状態が続いている。

本編の派生作品として、『最近のデッド。』や『学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・ヘッド』が存在する。詳細は#派生作品を参照。

物語[編集]

第1巻[編集]

太平洋に面した人口100万人級の地方都市[1]床主市(とこのすし)に存在する、全寮制私立高校藤美学園(ふじみがくえん)。いつものように教室の外で授業をサボっていた小室孝は、校門の前で不審者とモメている教師達を目撃する。まもなく、不審者に噛まれた教師は他の教師や生徒を襲うことで、後に「奴ら」と呼称されることとなる生ける屍達を学園内に増やし始めた。孝は友人の宮本麗と井豪永を連れて校舎屋上へ逃げたが、「奴ら」と化した教師に噛まれた永も同様に「奴ら」と化してしまったため、孝はやむを得ず永を殺害する。麗は孝を責めるが、彼がその場を離れようとすると「一緒にいて」とすがり付き、泣きながら引き留め、孝もそれに応えてその場に留まる。その後、麗の父の正へ何とか繋がった電話もすぐに切れて不通となったため、孝と麗は複雑な思いを抱えながら学園からの脱出を目指し、行動を始めた。

天才を自認する高城沙耶と銃器マニアの平野コータ、そして剣術の達人である毒島冴子と校医の鞠川静香と合流した孝と麗は職員室へ入り、皆で一旦休息を取る。しかし、そこで見たテレビのニュースから「奴ら」の件が世界規模のパンデミック状態であることや、それが止まらないであろうと悟った孝達は、家族の安否確認や救出を決意する。やがて、辛くも難を逃れた他の生徒達と教師の紫藤を加えた孝達は、部活遠征用のマイクロバスに乗車して学園からの脱出を果たした。

しかし、家族の元へ向かうことを主張する孝達は、立て籠もりを主張する他の生徒達と対立し始めた。それを見た紫藤は、今後問題が起きないように手を打とうとリーダーへと名乗り出たが、彼との因縁を持つ麗は同行を拒否し、降車してしまった。そんな麗を即座に見限った紫藤に孝は反発しつつ彼女を引き留めようと追うが、その直後に突っ込んできた路線バスが停車していた車と衝突し爆発炎上する。マイクロバスと分断されてしまった孝と麗だったが、乗り捨てられたバイクを入手し、別ルートで移動を開始するのだった。

第2巻[編集]

バイクで移動中、ガソリン補給のために立ち寄ったガソリンスタンドで暴漢に麗が襲われる。暴漢は「奴ら」と化した家族を手にかけたことから自暴自棄となっており、欲望を剥き出しにして麗をさらおうとするが、孝は移動中に警察官の死体から入手していた拳銃で暴漢を撃退する。麗を取り戻した孝は、脅威が「奴ら」だけでなく生者もそうであることや、自分がこの世界に順応して楽しむようにさえなってきていることを実感するのだった。

その頃、床主国際洋上空港ではSATによる「奴ら」の駆除が行われていた。また、マイクロバス内では紫藤が現実を直視できない生徒達に洗脳紛いの演説を始めるなど、不穏な空間となっていた。ここも安全ではないと悟った冴子達は車外への脱出を決意し、紫藤に決別を宣言する。それを了承しながらも静香には引き留め工作を仕掛ける紫藤に、麗と同じく恨みに似た感情を抱きながら普通に生き続けるべく我慢し続けていたコータは、堪っていた感情を爆発させる。コータが後衛を務めたことで無事に車外へ脱出できた冴子達は、まもなく孝や麗と無事に合流できたが、孝・麗・沙耶の家族が居る御別川を渡った東側へ通じる橋は全て封鎖されてしまっていた。日没が迫る中、静香の友人でSAT隊員の南リカの家が近いことを知った孝達は、そこを今夜の避難先に決めて「奴ら」を積極的に排除する。そして、学園を脱出してから初めての休息を取るのだった。

屋外では、左翼と警察官が衝突し始めるなどの混乱がより一層激しくなり、ひとまず難を逃れた人々も他者を見捨てて屋内へ立て籠もることが精一杯であった。冴子は自分達もそうするべきとの覚悟を孝に諭すが、とある民家の敷地内に救助を求めた父親が立て籠もっていた住民によって刺殺されたために取り残された少女の希里ありすを発見した孝とコータは、彼女の救出を決意する。南家に保管されていた銃器類を使いこなすコータの援護を受けつつ、孝はバイクを犠牲にしてありすの元へ駆けつけたが、「奴ら」に囲まれて身動きが取れなくなる。しかし、南家に保管されていた軍用車両のハンヴィーで突進してきた静香達によって、孝とありすは彼女達と共に脱出を果たす。これまで、世界が壊れ始めてからわずか1日の内で起きた出来事であった。

第3巻[編集]

翌朝、ハンヴィーで御別川を渡りきった孝達は一番近い高城邸への移動中、「奴ら」の侵入防止用に張られたワイヤーに行く手を阻まれて窮地へ陥るが、沙耶の父の高城壮一郎が会長を務める右翼団体「憂国一心会」によって救出された。高城邸へ辿り着いた孝達の前では、救出された大勢の避難民も屋敷へ誘導されていたが、まもなく送電や送水といったライフラインが途絶することを見越し、移動の準備も始めていた。

沙耶は孝達全員を集めると、今後の自分達の在り方について、皆に尋ねた。両親がすぐに学園に駆けつけてくれなかったことから自暴自棄になりかけた沙耶を孝が諌める一方、救出活動を行っていた壮一郎達が戻ってきて活動中に「奴ら」と化した部下を斬ったところから一行に不協和音が生じ始める。全ての銃を抱えて飛び出したコータを追った孝は、会の構成員から銃を譲るように脅されていた彼を発見するが、そこへ騒ぎを聞き付けた壮一郎や彼の妻の百合子が現れた。壮一郎に尋問されるコータを孝は仲間達と共に擁護し、結束を固める。その一方、現実を直視できず会の方針に反発し始めた一部の避難民には沙耶が説得を試みるが、全く聞き入れられなかった。コータが冷静に分析した反発している避難民達の心理を素直に理解した孝を、沙耶とコータは「アタシ達のリーダー足り得ている」と賞し、麗と冴子も孝のリーダーとしての素質を認める。

孝達が去った後のマイクロバス内では、全てを掌握した紫藤により蔓延した不穏な空気が男女の肉欲を刺激し、生徒達同士で乱交を始めるまでに至っていた。車外を徘徊する「奴ら」には目もくれず、車内で快楽を貪る生徒達の姿に紫藤がほくそ笑んでいたところ、彼の携帯電話へ連絡が入る。それは、紫藤が高城邸へ偵察に出していた男子生徒の黒上からの手引きだった。紫藤達は、彼の思想に異を唱えた男子生徒の山田を車外へ放り出して「奴ら」に喰わせると、何事もなかったかのように高城邸へ向かった。

アメリカでは大統領を含む政府高官達が「奴ら」に噛まれて政府が混乱へ陥り、航行中の原子力潜水艦へ命令を下し、北朝鮮中国へ向けて核ミサイルを発射する。世界は着実に、破滅へと向かっていた。

第4巻[編集]

床主国際洋上空港では、SAT隊員のリカと田島による給油車を使って「奴ら」を焼き払う作戦が行われたが、不意を突かれて田島が噛まれてしまう。田島は給油車もろとも「奴ら」を巻き込んで自爆することをリカに告げ、その場から離れさせた。リカは田島を敬礼で見送ると、彼の最期を背に空港ターミナルへ向かうのだった。

屋敷からの移動準備が進む高城邸へ、紫藤達のマイクロバスが到着した。紫藤は立派な教師を演じて屋敷へ取り入ろうとするが、そこへ駆けつけた麗が紫藤へ怒りの銃剣を突きつけた。県警の重職者である麗の父の正は、紫藤の父の一郎が代議士活動用に持つ秘密資金の出所を捜査していたため、それに対する警告として麗は留年させられていたのだった。麗が「殺す価値も無い」と銃剣を下ろすまでの一部始終を見ていた壮一郎は、紫藤達の異常性を感じ取り、マイクロバスごと屋敷から追放した。

国外では、アメリカに釣られてロシアと中国の間でも核ミサイルの応酬が始まった。やがて、中国の核ミサイル4発のうち3発は日本海上にて展開中だった海上自衛隊の護衛艦2隻と、アメリカ海軍第7艦隊のミサイル巡洋艦1隻とが発射したSM-3によってそれぞれ撃墜される。しかし、最後の1発を撃墜するはずだった第7艦隊の駆逐艦1隻の全クルーが「奴ら」と化していたため、最後のSM-3は発射されなかった。最後の1発は太平洋沿岸の日本上空で高高度核爆発を起こし、電磁パルスを発生させる。その結果、高城邸では大半の車両や電子機器が故障し、ライフラインも止まった。また、紫藤達の乗っていたマイクロバスが故障によってフォークリフトへ衝突したためにバリケードが開いたままとなり、「奴ら」を招き込んでしまった。まもなく、屋敷の門を「奴ら」の大群に突破された壮一郎と百合子は、部下達や避難民達と共に隣家への避難を決意する。家族の救出を最優先とする決意を固めていた孝達も一旦は残って戦おうとしたが、沙耶のことを託してきた壮一郎達に背中を押され、沙耶自身も両親の覚悟と自らへの愛情に、旅立ちを決意する。こうして孝達は、対電磁パルス処理がなされていたために難を逃れた水陸両用の軍用バギーカーで高城邸を脱出した。

しかし、電磁パルスの影響で街から音が消えたため、「奴ら」は次々とバギーカーへ群がってきた。孝と冴子がバギーカーに残って囮となり、二手に分かれて移動を開始する。その矢先、公園で子供の「奴ら」を目にした冴子が突如動きを止めた。間一髪逃げ出せたが、その晩に孝と共に神社の本殿へ避難した冴子は、4年前に夜道で男に襲われかけるも怯えた振りをして誘い込むと手にしていた木刀で彼を逆襲したこと、それ以来は明確な敵を得ることや斬ることに悦楽を感じていること、子供の「奴ら」を目にした際にそれがより酷くなっていることを自覚し、そんな自分を嫌っていることを告白する。翌朝、神社から出てきたところで「奴ら」の襲撃を受けた際に「奴ら」への攻撃を躊躇した冴子に孝が理解を示したことから、ピンチを切り抜けた2人の仲は急接近した。やがて、孝と冴子は麗達との合流場所であるショッピングモールへ無事に辿り着く。だが、そこにも既に先客がいた。

第5巻[編集]

モール内には数人の避難民と新米婦警の中岡あさみがいたが、避難民達は現状の責任を彼女に押し付けたり口論するばかりで連帯感の欠片も無く、そのうち島田という男性に至っては静香を強姦しようと目論む始末だった。コータの機転でそれらは解決したものの、孝達が旅立ちの準備を行っていた途中で、特別な血漿の輸血を毎週必要とする骨髄異形成症候群を患っていた老婆が倒れてしまう。孝達は1人を救うために危険を冒すべきか悩むが、見捨てることはできず、近隣の病院へ専用の輸血用血漿を入手に向かうことを決意する。孝達からは彼の他にコータとあさみ、避難民達からは田丸という男性による合計4人で構成された一行が、病院へ向かう。

しかし、病院への道のりは何とか順調だったものの、血漿を入手する際に「奴ら」の襲撃に遭い、逃げる途中で田丸が犠牲となってしまう。その上、モールへ戻ってすぐに血漿の入手行動における反省点を洗い出していた最中、モールの敷地内にはあさみへ避難民達を託して床主東警察署へ応援を要請に向かったはずの先輩婦警の松島が、「奴ら」と化して現れた。自らの最期を悟った田丸の懇願に応じて彼を射殺した直後という状況に加え、1人のために1人が犠牲になった事実に追い打ちをかけられたあさみは、パニックを起こしてしまう。モールにも、不穏な空気が満ちつつあった。

第6巻[編集]

あさみの様子に今日中の旅立ちを決めた孝達は、彼女の同行をコータに勧めさせる。無事にあさみを説得できた矢先、身勝手にも別の避難民の1人を刺した避難民の少年が非常扉を開けてモール外へ飛び出したため、「奴ら」の侵入を許してしまった。また、その直前には血漿を輸血された老婆と彼女の老夫が「自分達はこれ以上、生き続けられない。生きていれば、それだけで迷惑をかける」と判断し、モールの屋上から投身心中していた。

バリケードを作るも「奴ら」に突破され、避難民達が次々と餌食となっていく中、孝達はモールの屋上に立て籠もって救出を待つ決意を固めた者達と別れ、脱出を開始する。無事にモールの敷地外へ出られると思われた矢先、あさみは非常扉を開けた少年が「奴ら」に囲まれている姿を発見し、島田と共に少年の救出へ向かった。しかし、その過程で島田が「奴ら」の餌食となった上、あさみも退路を断たれてしまう。コータはあさみを救出に向かおうとしたが、あさみはコータ達に生き残ってもらいたい思いから大声を上げて「奴ら」を呼び集める囮となり、警察官としての敬礼と共に人間としての自らの最期をコータに託す。コータは泣きながらあさみの思いに応え、彼女を射殺する。

その一方、モールの屋上に立て籠もった者達にも「奴ら」が迫っていたが、その上空へ電磁パルス対策を取っていたために難を逃れていた自衛隊のヘリコプターが飛来し、「奴ら」を一掃する。救出された者達は自衛官との会話で、孝達の手慣れ具合に舌を巻くのだった。

第7巻[編集]

あさみを射殺したことから、小室家や宮本家への道中に戦闘ストレス反応を発症したコータは「奴ら」を呼び集めるように撃ちまくり、戦いながら死のうと自暴自棄になり始めた。そんなコータの症状を重く見た孝達は、彼の症状を和らげるべく自分達の家を後回しにして、麗の父、正の職場であり銃や弾薬を補充できると考えて床主東警察署へ向かう。しかし、まもなくそこへ到着するという時に、コータがその場での死別を宣言した。それを見た静香はコータへ駆け寄ると、上官の立場になりきって彼を叱咤激励する。コータもそれに応え、何とか回復を果たすのだった。

荒れ果てて廃屋と化していた署の様子に麗は動揺しかけるが、道や駐車場に残っていた無数のスリップ痕から、孝達は生存者の多くが車で慌ててどこかへ避難したことを悟った。それを確かめるため、署内を徘徊する「奴ら」を倒しつつ銃や弾薬を補充しながら最上階の通信指令室へ入った孝達は、非常用バッテリーのお陰で生きていたJ-ALERTを発見し、明後日に床主市でも自衛隊による住民救出作戦が孝の母の赴任先である新床第三小学校で行われることを知る。また、正の職場である公安係室で得られた情報から、正を含む生き残りの署員達と避難民達が既に小学校へ向かったことも窺えたため、孝達は改めて麗の母である貴理子の安否を確かめてから小学校へ向かうことを決意した。まもなく、雨の降りしきる中を宮本家へ向かった孝達は、バリケードから物資調達に出たまま締め出されていた貴理子と合流し、共に小学校へ向かうこととなった。

その頃、自衛隊による空港での救出作戦は完了していた一方で、小学校へは紫藤一行が先着していた。

登場人物[編集]

声優名はアニメ版のもの。身長などのデータは、小冊子『plus』[1]、使用銃器類などのデータは「スクデッドミュージアム」による。

小室 孝 一行[編集]

小室 孝(こむろ たかし)
声 - 諏訪部順一 / 原田ひとみ(幼い頃)
年齢 - 17歳 / 身長 - 172cm / 体重 - 58kg
主人公。藤美学園2年生。
「面倒くさい」を口癖とするごく普通の少年だが、決断力と行動力に優れた「やらねばならないことは自分から率先して行う」気概の持ち主で、一行のリーダー的存在。友人達や幼馴染の麗を守りながら、新床第三小学校の教師である母の元へ向かう。
麗へ想いを寄せているが、彼女が留年した際の口論に加えて永との死別を経て言動が不安定になったことや、冴子が自分へ想いを寄せるようになったことなどで、関係を進展させられない状態にある。
無免許ながら、オートバイバギーカーを自在に乗りこなせる技能を持つ。
学園脱出からしばらくの間は学園内で手に入れた金属バットなどの鈍器を武器として使っていたが、コータに銃の扱いを教わってからは、南家で手に入れたショットガンイサカM37や、床主東警察署の証拠品保管庫で手に入れたベネリ M4 スーパー90を使いこなす。その他、死亡した警官から拝借した回転式拳銃S&W M37エアウェイトも一時使用していた。
毒島 冴子(ぶすじま さえこ)
声 - 沢城みゆき
年齢 - 18歳 / 身長 - 174cm / 体重 - 体重56kg / スリーサイズ - 83cm(Dカップ)・56cm・86cm
ヒロインの1人。藤美学園3年生。
尻まで届くロングヘアを持つ凛とした古風な淑女だが、2年生時に全国大会で優勝した実力を持つ剣道部主将。冷静沈着で、一行を精神的に支える存在にもなっている。人気投票では第1位。
剣術を用い、接近戦で「奴ら」と渡り合う。当初は部活用の木刀を振るっていたが、高城家到着後には壮一郎から譲られた日本刀「小銃兼正・村田刀[注 1]」を振るうようになる。
高城邸脱出後は上記の日本刀の他、床主東警察署内にいた「奴ら」から入手したベレッタM92FS Vertecレッグホルスターで装備している。
男性へのセックスアピールに疎く、それに相当する行為であっても無意識にこなしてしまう一面を持つ。麗いわく「天然か」。
当初は他者を物理的に傷つけることを悦ぶサディスティックな性癖を持つ自らを卑下していたが、それを理解してくれた孝に惹かれていく。そのため、一行と合流した後は麗とよく睨み合いになったりと少々ぶつかり合うことがある。
宮本 麗(みやもと れい)
声 - 井上麻里奈
年齢 - 17歳 / 身長 - 164cm / 体重 - 50kg / スリーサイズ - 87cm(Eカップ)・57cm・89cm
ヒロインの1人。藤美学園2年生。
非常に勝気な性格で、ヒステリックになりがちな面もあるが、根は心優しく、誰かが支えにならないと生きていけないタイプでもある。孝の幼馴染で、作中の地理描写から互いの実家も近いことが窺える。ロングヘアからは、2本のアホ毛が伸びている。
孝とは小学生の頃に結婚を誓い合うほど仲が良かったが、成長後は留年の際に口論となったため、優しい永に惹かれて交際し始めた[注 2]。永の死亡後は彼のことを引きずりながらも孝に惹かれ始めており、彼へ同じ想いを持つ冴子とはよく睨み合いになることがある。
本来は孝より1学年上であるが、父の正にまつわる理由から教師の紫藤によって留年させられたために現在の学年は孝と同じであり、父娘共々紫藤を激しく憎んでいる。
槍術部に所属しており、父より銃剣術も習っているため、学園内で手に入れたモップの柄や南家で手に入れた銃剣付きスプリングフィールドM1A1 Super Matchなどの長柄物を振るいながら、「奴ら」へ果敢に立ち向かう。
名前は漫画家の三家本礼に由来している[2]
高城 沙耶(たかぎ さや)
声 - 喜多村英梨
年齢 - 16歳 / 身長 - 155cm / 体重 - 52kg / スリーサイズ - 92cm(Fカップ)・59cm・87cm
ヒロインの1人。孝の同級生。
麗と同じく幼稚園以来の幼馴染。高いプライドから天才を自認し、自分達の状況を冷静に判断する、一行内に置ける参謀的存在。ツインテール眼鏡っ娘[注 3]で、静香に次ぐプロポーションを誇る[注 4]
物語開始時点では孝へ密かな想いを寄せていたが、彼からは幼馴染としか思われていなかった上に教室脱出時には存在すら忘れられてしまうなど進展が無いまま、コータを連れて職員室手前で一行と合流する。そのため、学園脱出後はコータへ徐々に気持ちを傾ける様子も見せるようになる。ショッピングモール脱出以降はコータへの恋愛感情がまだ薄くも信頼は既に厚くなったようで、孝からは「コータが死んだら沙耶も壊れる」と見られている。
主な武器は自宅で母から託されたルガーP08(後にコータに預ける)と、床主東警察署内の特殊捜査隊床主分室で手に入れたH&K MP5SFK
名前は女優高樹沙耶に由来している。
平野 コータ(ひらの コータ)
声 - 檜山修之
年齢 - 16歳 / 身長 - 158cm / 体重 - 88.8kg
孝の同級生。
沙耶に付き従う肥満の軍事オタク。父は宝石商で、母はファッションデザイナー、祖父は外国航路の元船長で、祖母は元ヴァイオリニストと、家族構成は「完璧」の一言。人気投票では第2位。
普段は温厚な少年だが、銃器を握ると好戦的な性格へと豹変する。肉弾戦の才能は皆無だが、アメリカのPMCブラックウォーター社[注 5]で受けた訓練によって会得した射撃能力を発揮し、学園内の工作室で急造した自作の改造ネイルガン[注 6]や南家で手に入れた狙撃銃仕様へ改造されたAR-10[注 7]や沙耶から預かったルガーP08を巧みに操りながら、「奴ら」を容赦なく蹴散らしていく。以上のように銃器や軍・警察関係の知識に詳しいため、それを一行に教えるアドバイザーとしての役割も担当している。
物語開始前は紫藤から罵られていた上、他学生からいじめを受けていたらしく、自身の経験から極限状態に置かれた人間の心理をよく分析・理解している。
沙耶へは密かな想いを寄せているが、自身に女性への免疫が無いため、女性陣のあられの無い姿を見る度に赤面し、鼻血を流すこともしばしば。
名前は漫画家の平野耕太に由来している[注 8]
鞠川 静香(まりかわ しずか)
声 - 福井裕佳梨
年齢 - 27歳 / 身長 - 176cm / 体重 - 58kg / スリーサイズ - 108cm(Jカップ)・62cm・94cm
ヒロインの1人。大学病院から臨時に派遣された藤美学園の校医。
沙耶を上回る巨乳や冴子を上回るロングヘアを持つ、プロポーション抜群の美女。
一行で唯一の運転免許取得者のため、自動車の運転手として活躍する(ただし、大の機械音痴)。当初は頼りない天然系の言動や酒癖の悪さしか見せなかったが、南家脱出後は年長者としての良識や機転も見せるようになる。また、ありすが悪夢にうなされた際には彼女の母代わりとなって添い寝を行ったり、コータが戦闘ストレス反応を発症した際には上官の立場になりきって彼を叱咤激励するなど、カウンセリングも担当している。
冴子と同様に男性へのセックスアピールに疎いため、南家では上述の言動や酒癖と相俟ってあられも無い姿で孝やコータを困惑させ、ショッピングモールでは避難民の1人である島田(しまだ)に強姦されかけることとなった。
友人のリカには日頃から南家の合鍵を託されており、仕事の性質上あまり帰宅できない彼女に代わって家事を担当していた。そのため、孝達は御別川の東側へ行く橋を渡る前に南家で休息を取ることができた。
希里 ありす(まれさと ありす)
声 - 竹達彩奈
身長 - 128cm
「奴ら」が発生した当日の夜[注 9]、新聞記者の父(声 - 野島健児)と一緒に逃げ回っていた小学2年生の少女。辿り着いた民家で立て籠もっていた一般人に父を殺害されてしまった上、「奴ら」に襲われかけたところを孝達に救われる。それ以降は孝達と共に行動し、微笑ましい言動で一行のマスコット役となっているが、両親を失った悲しみから就寝時には悪夢にうなされている。
自転車の運転が得意。「奴ら」が発生する前は、孝の友人である今村(いまむら)の実家の隣家に両親と3人で暮らしていた模様[3]
ジーク
声 - 原田ひとみ
ありすと共にいたところを孝達に拾われたイヌ
小さな身体と元気の良さから零戦を連想したコータによって、ジークと名付けられる。勇ましい性格でよく吠えるため、「奴ら」を呼び寄せてしまうこともある。また、静香に抱き上げられる際には小さな身体が災いし、彼女の巨乳で窒息してしまうこともある。

紫藤 浩一 一行[編集]

紫藤 浩一(しどう こういち)
声 - 谷山紀章
藤美学園の教師。
傲慢かつ非道な地元の有力代議士である、紫藤 一郎(しどう いちろう、声 - 上別府仁資)の息子。周りには人格者として知られているが、内面は酷く歪んでいる。
母が酒浸りとなって死亡するなどの悲惨な少年時代を過ごしてきたことに加えて、父の地盤が異母弟へ継がれたことで紫藤家を激しく憎むようになり、性格は大きく歪んでしまった。以降は自らを含む紫藤家を破滅させるためにわざと従順になっており、麗の父の捜査が一郎の身辺へ及んだ際には一郎の命令で麗の成績を改竄し、留年させた。
政治家の息子であるだけに扇動は上手く、学園脱出後はマイクロバス内での家族の安否確認を優先する孝達と立て籠もりを主張する生徒達との対立に際してはリーダーへの名乗りを上げ、半数の生徒達の同意を取り付けてリーダーとなった。それに反発した孝達がマイクロバスから去った後も残った生徒達を統率するが、危険な方向にカリスマ性を発揮するタイプでもあったため、車内はモラルの崩壊した空間と化してしまう。
やがて高城邸へ逃げ込むが、麗とのやり取りを見てその異常性に気が付いた壮一郎によって生徒達共々追放された後、電磁パルスの発生による制御不能に陥って大破したマイクロバスから逃げ延び、新床第三小学校へ現れた。
角田(かくた)
声 - 日野聡
藤美学園の不良生徒。名前や学年は不明。
学園脱出の際にマイクロバスへ乗り込んだ男子生徒達の1人で、金色に染めた髪を跳ね上げている。容貌そのままの荒い性格で、マイクロバス内では孝の態度に食って掛かるほどだったが、麗にモップの柄で一突きされて悶絶する。
孝達がバスを去った後は残った生徒達一同で紫藤の虜となって性格が更に荒くなった上、美玖や他の女子生徒達(谷内〈たにうち、声 - 原田ひとみ〉、川本〈かわもと、声 - 中村知子〉)共々生徒同士での車内乱交すら楽しむようになった[注 10]
電磁パルスの発生後は紫藤達と共に逃げ延び、新床第三小学校へ現れた。
夕樹 美玖(ゆうき みく)
声 - 咲乃藍里
藤美学園3年生[注 11]
学園脱出の際にマイクロバスへ乗り込んだ女子生徒達の1人で、前髪をカチューシャで上げている。
当初は学園随一のセクシーな美貌やそれゆえに纏わり付く黒い噂を話題にされる[3]だけの存在でしかなかったが、孝達がバスを去った後は残った生徒達一同で紫藤の虜となって狡猾な性格を露にした上、角田や他の女子生徒達共々生徒同士での車内乱交すら楽しむようになった。また、高城邸への到着時には善良な避難民を装って涙ぐんだ表情や制服の胸元を肌蹴させた姿を守衛達に見せ、警戒心を解かせるといったことも行っている。
電磁パルスの発生後は紫藤達と共に逃げ延び、新床第三小学校へ現れた。

警察関係者[編集]

南 リカ(みなみ リカ)
声 - 竹内順子
身長 - 170cm / スリーサイズ - 83cm(Dカップ)・57cm・88cm
静香の友人。小麦色の肌の美女。
県警警備部付属SAT第1小隊に所属する狙撃手で、全国の警察官の中でベスト5に入る凄腕の持ち主[注 12]。階級は巡査長キューバ産の葉巻きたばこを好む。
独身だが、豪華なメゾネットタイプのマンションで暮らしており[注 13]、自宅内には数々の銃器弾薬類を保管している[注 14]。また、軍用車両のハンヴィー[注 15]を愛車としている。これらの装備や物資は、仕事の性質上あまり帰宅できないために静香へ合鍵を託していたことと相俟って、後に南家を訪れた孝達の大きな助けとなった。
床主国際洋上空港では、滑走路上の「奴ら」を排除する作戦に就く。空港は多数の「奴ら」に占拠されていたが、幾人かの生存者を自衛隊による救出作戦が始まるまで守り切った。その後、床主市内への帰還を目指す。
武器はH&K PSG-189式小銃改(M4A1風に改造)とSIG SAUER P226改。
田島(たじま)
声 - 平川大輔
県警警備部付属SAT第1小隊に所属する隊員。リカの観測手を務める。名前や階級は不明。
リカと共に床主国際洋上空港で滑走路上の「奴ら」を排除していたが、航空燃料を用いて焼き払う作戦を行った際、不意を突かれて噛まれてしまう。最後はリカと言葉を交わすと、「奴ら」を巻き込んで給油車もろとも自爆した[注 16]。その勇姿は、リカに敬礼をもって見送られた。
武器はH&K MP5A589式小銃(折曲銃床式)。89式はリカが引き継いだ。
中岡 あさみ(なかおか あさみ)
年齢 - 19歳 / 身長 - 156cm / スリーサイズ - 71cm(Aカップ)・54cm・80cm
県警交通部所属で床主東警察署・交通課の新人婦警。階級は巡査
先輩婦警の松島(まつしま)巡査長と共にショッピングモールへ避難していたが、本署である床主東警察署へ応援要請に向かった彼女に避難民達を任され、孝達が訪れるまではモール内の指示に孤軍奮闘していた。
島田が静香を強姦しようと目論んだ際には警察官として上手く対処できずにいたが、機転を利かせたコータがその場を収めてくれたことで、彼に惹かれていく。血漿入手後の逃亡時に「奴ら」に噛まれた田丸の懇願に応えて彼を射殺したことに加え、モールへ戻った後に松島が「奴ら」と化して敷地内へ現れたのを見てパニックを起こしてしまう。後にはコータに説得され、孝達と共にモールからの脱出を決心するが、身勝手な行動が元で「奴ら」に囲まれた少年を島田と共に救出しようとしたところ、島田は「奴ら」に噛み殺され、自らも「奴ら」に囲まれてしまい、そこで自らの最期を悟る。孝達を逃がすため、囮となりながら人間としての最期をコータに託し、彼の手によって射殺された。
武器はS&W M37エアウェイトと三段式警棒
宮本 正(みやもと ただし)
声 - 浦山迅
麗の父で貴理子の夫。
県警警備部公安課所属で床主東警察署の公安係長。階級は警部補。麗いわく、「どんなことにも動じない人」。銃剣術は県警大会で負け知らずの腕前。狙撃の腕前も併せ持つ。
新床第三小学校で、自衛隊による救出を待つ避難民達を警護している。
紫藤一郎代議士の秘密資金の出所を捜査していたため、麗が留年させられる原因となった。
宮本 貴理子(みやもと きりこ)
正の妻で麗の母。
元県警交通部交通機動隊隊員。交通機動隊を外れて配属された所轄の警察署で正と出会って結婚した後、退職した模様。最終階級は不明。夫のことは「正ちゃん」と呼んでいる。
警察官になる前は元レディースであり、「床主女王蜂」の総長を務めていた。また、所轄の警察署へ配属されてからは、「PSの貴理子」と呼ばれて近隣の暴走族から恐れられていた。
「奴ら」の発生時は近所の人々とバリケードを作って立て籠もっていたが、食料調達へ出た後に締め出されて言い争っていたところ、安否確認に訪れた孝達と再会・合流した。
武器は夫の宝蔵院流の十文字槍)と、コータが床主東警察署の証拠品保管庫から持ち出したCOLT OFFICER'S

その他[編集]

井豪 永(いごう ひさし)
声 - 宮野真守
年齢 - 17歳 / 身長 - 178cm / 体重 - 64kg
少なくとも孝の中学以来の親友で同級生。冷静で状況判断が的確。空手の有段者。当初は麗と付き合っていた[注 2]
第1話で「奴ら」と化した教師・脇坂(わきさか、声 - 高岡瓶々)に噛まれた後に吐血し、「噛まれるだけでダメ」な最初の実証例となってしまう。「『奴ら』になりたくない」と嘆きながら死亡して「奴ら」と化した直後、孝によって止めを刺される。
生ける屍達に対しては、「映画やゲームじゃないから『ゾンビ』と呼ぶわけにはいかない」という理由を挙げ、「奴ら」という呼称を創った。後の沙耶の見解では、「“人間であるはずの者”と戦い続けなくてはならないという可能性に気づいていた」からこその考えだという。
名前は漫画家永井豪アナグラムになっており、性格や言動も永井作品を意識したものになっている。
高城 壮一郎(たかぎ そういちろう)
声 - 中田譲治
沙耶の父で百合子の夫。
県下最大勢力を誇る国粋右翼団体「憂国一心会」の会長[注 17]。厳格でカリスマ性を持ち、部下達や妻の百合子からの信頼も厚いが、娘の沙耶からは「正邪の割合を自分だけで決めてきた男」[注 18]と評されている。
若年時に冴子の父に師事していた経験があり、冴子へ日本刀「小銃兼正・村田刀」を譲る。
避難民達を救助中、沙耶達との再会を果たす。「奴ら」に屋敷の門を突破された後は沙耶を孝達に託して旅立たせ、部下達や避難民達と共に隣家へ避難したが、その後については不明。
武器は日本刀の薩摩拵え胴太貫
高城 百合子(たかぎ ゆりこ)
声 - 榊原良子
壮一郎の妻で沙耶の母。
独身時代はウォール街ではその名を知らない者がいないほどの凄腕トレーダーだったが、壮一郎とは出会った翌日に結婚したほどの熱い仲で、彼のことを「壮一郎さん」と呼んでいる。
エグゼクティブの護身コースへ通っていた経験から、銃の扱いについては壮一郎以上。それらの手腕を振るって築き上げた高城家では壮一郎の傍に仕え、彼に次ぐ存在として皆を纏め上げている。
高城家への道中に大勢の「奴ら」に迫られて絶体絶命の危機に陥ってしまった孝達を、一団を率いて救助に現れた。
「奴ら」に屋敷の門を突破された後は壮一郎と同様に沙耶を孝達へ託し、銃を手に壮一郎の背を守りながら彼と共に隣家へ避難したが、その後については不明。
武器はVZ61スコーピオンFN ブローニングM1910
吉岡(よしおか)
声 - 黒田崇矢
右翼団体「憂国一心会」の幹部。名前は不明。
壮一郎と百合子に次いで組織をまとめている理知的な人物。
「奴ら」に屋敷の門を突破された後は壮一郎達と共に隣家へ避難したが、その後については不明。
松戸(まつど)
声 - 浜田賢二
「憂国一心会」に所属する整備士。通称「マッドさん」。名前は不明。
孝達の乗ってきたハンヴィーを整備したり、壮一郎の指示により出放された軍用バギーカーを孝達に渡す[注 19]
「奴ら」に屋敷の門を突破された後は壮一郎達と共に隣家へ避難したが、その後については不明。
田丸 ヒロシ[4](たまる ヒロシ)
ショッピングモールに避難していた避難民の1人。見た目は眼鏡で坊主のフリーター系。
拳銃マニアだが、実銃を触った経験は無い。
骨髄異形成症候群による輸血治療が必要な老婆を気遣い、近隣の病院へ孝・コータ・あさみと共に輸血用血漿を入手に向かうが、「奴ら」から逃げそびれて犠牲となってしまう。あさみに自分を殺すように懇願して名前を告げた後、彼女の手によって射殺された。なお、老婆は血漿こそ間に合ったものの、その後に老夫と投身心中している。
武器は一般のさすまたに8本の棘を装着した「サスマタ改」。
島田(しまだ)
上記の田丸ヒロシと同じく、ショッピングモールに避難していた避難民の1人。名前は不明。
静香を強姦しようと目論むが、コータによって阻止される。別の避難民の少年が発狂して他の避難民をナイフで刺し、ショッピングモールの屋外へ飛び出して「奴ら」を呼びこんでしまった際には、孝達との脱出を試みる。発狂した少年が「奴ら」に追い詰められていたのを見て救出へ向かうが、自らは「奴ら」に噛まれて絶命する。
女性
ショッピングモールに避難した避難民の1人。名前は不明。
黒い服を着た女性。やや高飛車な性格で、島田や他の生存者とよく口論している。発狂した少年がショッピングモールに「奴ら」を呼びこんでしまった際は孝達と別れて屋上に立てこもり、自衛隊に救助されて生き残った。
フリーター
ショッピングモールに避難した避難民の1人。名前は不明。
金髪でやや太った体形の男性。発狂した少年がショッピングモールに「奴ら」を呼びこんでしまった際は孝達に共に脱出するか誘われるが、「挑戦や冒険は自分のガラじゃない」という理由で別れて屋上に立てこもり、自衛隊に救助されて生き残った。
サラリーマン
ショッピングモールに避難した避難民の1人。名前は不明。
頭がやや剥げている眼鏡の中年男性。発狂した少年がショッピングモールに「奴ら」を呼びこんでしまった際はバリケードを作り、屋上に逃げるかで他の避難民に誘われていたが、その避難民が「奴ら」に食われている姿を目の当たりにして女性やフリーターと共に屋上に立てこもり、自衛隊に救助されて生き残った。

主な用語[編集]

地名・施設名[編集]

藤美学園高等学校
孝達が通学していた全寮制の私立高校。床主市西部の丘陵部に建っている。
男子の制服は学ラン、女子の制服はセーラー服である。序盤の舞台となった。
床主市
人口100万人級の地方都市
太平洋に面した港町で、旧床主藩の城下町でもある。街の中を御別川という大きな川が横切っている[1]。本作の主要な舞台となる。
沖合いの無人島は、OVA版の舞台となる。砂浜の一角に海の家が存在するなど、「奴ら」の発生前は海水浴場として機能していた模様。
南家
御別川の近くに建っているマンションの一室で、リカの自宅。序盤の休息地となった。
室内は豪華なメゾネットタイプで、キッチンリビングベッドルームの他、麗・沙耶・冴子・静香が一度に入れる規模のバスタブを備えた天窓付きバスルームすら存在する。リカは鍵付きの庫内で銃器や弾薬を大量に保管していた他に、1階のガレージには軍用車両のハンヴィーを駐車していた。
高城邸
沙耶の自宅。序盤の休息地かつ物語の転機となった。
小高い丘の上に広大な敷地と屋敷が建っている豪邸で、右翼団体「憂国一心会」の本拠地でもある。当初はバリケードと守衛達による守りを固めて避難民達を受け入れていたが、電磁パルスの発生後には「奴ら」の大群の襲撃を受け、事実上の壊滅を迎える。
床主国際洋上空港
床主市の沖合に位置する洋上空港
テロ対策のため、SATが配置されていた。
床主東警察署
床主市内東部に立地する警察署。正が勤務していた。
空港から近いため、空港警備を行うSATの支援として警視庁刑事部捜査一課付属のSITにあたる特殊捜査隊の一分隊が配置されていた他、押収品や証拠品の保管庫が置かれている。
新床第三小学校
考の母が在職している小学校
「奴ら」の発生後は、自衛隊が救出に来るまでの臨時避難所として機能している。

「奴ら」[編集]

名称
いわゆるゾンビだが、孝達には「奴ら」、警察や自衛隊には「目標(ターゲット)」、「奴ら」化する症状は世論においては「殺人病(さつじんびょう)」とそれぞれ呼称されている。なお、作中では「〈奴ら〉」との山括弧を使用した表記となっている。
感染経路・被害
無傷の素肌へ返り血や体液を浴びたくらいでは感染せず、「奴ら」に噛まれた場合のみ感染するが、その感染経路には謎が多く、発生原因を含めて詳細な解明には至っていない[注 20]
噛まれた際はその場で死亡に至らなくても、極めて短時間のうちに吐血や血涙を伴いながら必ず心肺停止へ至り、「奴ら」と化して人々を襲うようになる。それが世界中で「奴ら」が短時間のうちに大量増殖する最大の要因であり、全世界規模のパンデミック状態を引き起こした。日本ではわずか1日[注 21]で発症者が200万人を越え、予想犠牲者数は1000万人に到達するという、驚異的な増殖力を見せている。
現時点では人間にのみ感染しているようで、イヌネコなどの小動物が感染する様子はない。また、「奴ら」に噛まれた場合の対処・治療方法は、人間であるうちに死ぬことのみである。
特徴
聴覚以外の感覚を失っており、音にのみ反応する。心臓を串刺しにされても平気で、筋肉と骨さえ残っていれば活動を続ける。頭部へ強い衝撃を受ける他、筋肉と骨を焼き尽くされるといった物理的欠損が発生した場合のみ、活動を停止する。
非常に攻撃性が強く、人間を見つけると襲いかかり噛もうとする。社会性は持ち合わせていないため、人間には単独で襲いかかるが、別の「奴ら」が付近にいた場合はその「奴ら」も同時に人間へ襲いかかろうとするため、「奴ら」が密集する場では、人間が複数の「奴ら」に襲われる危険がある。
痛みを感じないゆえに校舎内の扉を破壊する程度の怪力を有しており、一度組み付かれると引き剥がすことは難しく、噛まれてしまう結果となる。
体温は死体と同じく、極端に低い[注 22]。物理的には死体そのものであるが、腐敗する描写は存在しない。ただし、「奴ら」と化した直後の者と「奴ら」と化してから時間が経過した者では肌の色に明確な差異が生じており、前者が生者とほぼ同じ色の肌であるのに対して後者は浅黒く変色した肌であることから、藤美学園を最初に襲った「奴ら」は前者だった上、その身体には教員達から見える箇所に負傷がなかったために単なる不審者と見なされ、不用意に掴み掛かって噛まれた教員から学園内へ感染被害が及んでしまう原因となった。
歩行能力はかなり低く、フラフラと歩く程度。視力が失われているにもかかわらず階段を昇降できるが、急勾配の坂を駆け下りることはできずに転げ回る。また、水中では出鱈目に動いて身動きが取れなくなる。人間を襲うが、イヌやネコなどの小動物は襲わない。
その他
田丸浩史による派生作品『最近のデッド。』では、原作者の佐藤大輔によって「『奴ら』と化していながらも人間としての意識はそのまま残っている者達」の存在が示唆されており、彼らによるドラマが展開される。これがギャグに過ぎないのか本編にも共通する設定なのかは、明かされていない。

単行本[編集]

通常版
巻末には、その巻で死亡や消息不明、もしくは生き残った登場人物が通常生活を送っていた頃のピンナップに加え、第5巻と第6巻には番外編が描き下ろされている。また、上述した美玖の他にも、第1話の藤美学園の校門で「奴ら」と化した同僚の手島(てしま、声 - 前田剛)に噛まれた卓球部顧問の林京子(はやし きょうこ、声 - 本名陽子)や、仲良く手を取り合って「奴ら」から逃げるも最終的に醜い本性を晒しながら餌食となった女子生徒の一条美鈴(いちじょう みすず、声 - 瀬戸奈保子)と二木敏美(にき としみ、声 - 清水香里)など、ここでのみフルネームや設定が明かされた登場人物が紹介されている。
SECRET BOX
佐藤ショウジ描き下ろしの冴子おっぱいマウスパッド、麗寝返り枕カバー、沙耶ぶっかけパスケースに、ゲスト作家陣(木村貴宏&RICCA、玲衣武田弘光日向恭介田丸浩史、双葉ますみ、サンカクヘッド、吉田蛇作、賀東招二)のアンソロジーブックレットが同梱されている。
FULL COLOR EDITION
通常版をフルカラー化した豪華版。1巻から4巻までの購入特典はキャラアニ製の冴子フィギュア
番外編もそれぞれフルカラー化され、『Cos-play of the DEAD』は第4巻に、『Beginning of the DEAD』は第5巻に、『DEAD Illusion』は第6巻に収録された。
学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・ヘッド
カバー表紙は、同日に刊行された原作第7巻のデザインをパロディ化したものである。巻末には、佐藤ショウジ描き下ろしのイラスト(冴子)が収録されている。

小説[編集]

学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 〈終わり〉の日』(がくえんもくしろく ハイスクール・オブ・ザ・デッド 〈おわり〉のひ)のタイトルで、『月刊ドラゴンエイジ』2010年9月号に付録として同梱された。原作者・佐藤大輔による執筆で、B6サイズ、112ページ。

物語の展開は漫画に準拠しているが、人物の設定などに差異が見られる。

本来なら完全版が2011年3月に発売される予定だったが、原作者の遅筆により、続報も一切ないまま発売未定となっている。

派生作品[編集]

最近のデッド。[編集]

『月刊ドラゴンエイジ』2010年6月号より2011年5月号まで連載された。単行本化はされていない。作者は田丸浩史

「奴ら」と化した生徒や教師のもう1つの世界観を描いたショートコメディ。台詞には「『奴ら』特有の言い回し」と共に、括弧書きで訳された標準語が加わっている。ちなみに、件の言い回しは作中で「ゾンビ弁」と呼ばれている。

原作本編に登場した人物達も登場する。

あらすじ[編集]

突如「奴ら」の襲撃を受けた学園。生徒達が次々と「奴ら」と化して行く中、肉体的には「奴ら」になりながらも人間としての意識を残している者達が、少なからず存在していた。

本作では、「奴ら」の中にも人間としての意識を残したままである個体の存在が示唆された。肉体的には死亡して腐敗が進んでいることに変わりは無いが、彼らは努力すれば数分間生きた人間のように振る舞うことができる。普段は「ゾンビ弁」しか話せないが(彼ら同士はそれで意思の疎通ができる)、生前のように人間の言葉を話すこともできる。彼らに噛まれた者は、同じように人間の意識を残したまま「奴ら」となる。また、通常の「奴ら」も彼らに噛まれると自意識を取り戻す。

登場人物(最近のデッド。)[編集]

椎名 ヒロシ
本作の主人公らしき少年。
立花 さとこ
本作のヒロインらしき少女。
林 京子
学園の教師で、卓球部の顧問。原作本編では序盤に死亡するが、こちらでは主要人物である。
竹田
2-6の生徒。放送室に立て籠もっていた。
桜田
2-6の生徒。放送室に立て籠もっていた。
鬼瓦 煉次
3-6の生徒。空手部主将。
舟渡 海
2-2の生徒。個人輸入研究会所属。学校に銃を持ち込んでいる。
恩光 理恵
2-1の生徒。手銛研究会所属。
石田
3-2の生徒。
橋本
3-2の生徒。
肥山
3-2の生徒。「奴ら」と化していたが、人間としての意識を取り戻す。
痩田 ミチオ
3-2の生徒。「奴ら」と化していたが、人間としての意識を取り戻す。
一条 美鈴
原作本編の序盤で死亡。「奴ら」と化していたが、人間としての意識を取り戻す。死亡時の経緯から、敏美との関係は気まずい模様。
二木 敏美
原作本編の序盤で死亡。「奴ら」と化していたが、人間としての意識を取り戻す。死亡時の経緯から、美鈴との関係は気まずい模様。
卓造
原作本編では孝達と共に学園を脱出しようとするも死亡。「奴ら」と化していたが、人間としての意識を取り戻す。共に死亡した女子生徒とは熱愛関係にある。

学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・ヘッド[編集]

月刊ドラゴンエイジ』2010年10月号から2011年4月号まで連載された。全14話(毎号2話ずつ掲載のため、全7回)。作者はサンカクヘッド

原作やテレビアニメ版などをネタとした4コマ漫画。「簡単にやられそうな主人公達」をテーマとしている[5]。物語が進むにつれて孝がヘタレな一面を見せたり、沙耶のツインテールがギャグのネタとして取り上げられるなど、サンカクヘッド独自のキャラ付けがされていった[5]。また、原作序盤で静香に付き添うも彼女を守ろうとして「奴ら」に噛まれ、冴子によって介錯を施された石井かず(いしい かず、声 - 浜添伸也)などの端役にも焦点が当てられている。

欄外には同誌で掲載される他の4コマ作品と同じく、当該ページの物語に関連したコメントが記載されている。

アニメ[編集]

テレビアニメ[編集]

2010年7月から9月まで、AT-X独立UHF局などで放送された。全12話。

原作の単行本第4巻までの内容に、第5巻へ描き下ろされた番外編『Beginning of the DEAD』の内容も第2話『Escape from the DEAD』内に織り込んでアニメ化。エログロ描写については原作にほぼ準拠する形で描かれている[注 23]が、時系列については藤美学園へ「奴ら」が襲来してから孝達が高城家へ辿り着くまでの時間が丸1日以上増えたり、孝と冴子が「奴ら」の囮になるべく麗達から離れて別行動を取る部分を高城家への道中へ前倒しするなどの改変が施されている。

原作に存在した右翼左翼宗教についての台詞や設定はそのほとんどが曖昧にされたり、改変・抹消されている。また、南家における麗と静香の飲酒描写やアメリカロシアによる核ミサイルの応酬描写も攻撃目標が暗号化されるなど曖昧にされており、原作ほど明確には描かれていない。

作品や作者の関係者達が毎回数人ずつ、「奴ら」などのエキストラ役で出演していた。

アクションシーンでは背景に主に3DCGが使用されている。エンディングには1話ごとに違う曲が使用されている上、原作の単行本に倣って、その話で退場した人物が健在だった頃の写真が追加されていくようになっている。

登場人物達の一部による過剰なエロ描写、「奴ら」による凄惨なグロ描写、そして登場人物達の大半が(多くの場合はやむを得ず)行う犯罪描写などを踏まえ、テレビ放送版やネット配信版では冒頭に毎回、内容がフィクションであることを強調する告知テロップを表示していた[注 24]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ
HIGHSCHOOL OF THE DEAD
作詞・作曲 - 岸田 / 編曲・歌 - 岸田教団&THE明星ロケッツ
エンディングテーマ
全曲とも黒崎真音が歌唱を担当しており、OVA以外はアルバム『H.O.T.D.』に収録されている。
「君と太陽が死んだ日」(第1話)
作詞 - akane / 作曲 - setzer / 編曲 - MintJam
「color me dark」(第2話)
作詞 - akane / 作曲・編曲 - 高田龍一 (MONACA)
「Return to Destiny」(第3話)
作詞 - akane / 作曲 - a2c / 編曲 - MintJam
「cold bullet blues」(第4話)
作詞 - akane / 作曲・編曲 - 帆足圭吾 (MONACA)
「Memories of days gone by」(第5話)
作詞 - akane / 作曲 - 田中秀和 (MONACA) / 編曲 - 田中秀和、岡部啓一 (MONACA)
「Under The Honey Shine」(第6話)
作詞 - akane / 作曲・編曲 - 神前暁 (MONACA)
「fuss fuzz」(第7話)
作詞 - 米山玩具 / 作曲 - a2c / 編曲 - MintJam
「The place of hope」(第8話)
作詞 - 松井敬治 / 作曲・編曲 - glanzenda
「宝石のスパイ」(第9話)
作詞 - サエキけんぞう / 作曲・編曲 - 藤末樹
「THE last pain」(第10話)
作詞 - akane / 作曲・編曲 - glanzenda
「Hollow Men」(第11話)
作詞 - 佐藤大輔 / 英訳 - 大塚翔一 / 作曲 - 柳英一朗 / 編曲 - glanzenda
「The Eternal Song」(第12話)
作詞 - akane / 作曲・編曲 - デワヨシアキ
Best friends」(OVA)
作詞 - 黒崎真音 / 作曲・編曲 - 齋藤真也
挿入歌
「O,Spirit」(第4話)
作詞 - Minako"mooki"obata / 作曲 - 和田貴史 / 歌 - 福永紗代
Infection」(第7話)
作詞 - MELL / 英訳 - seven-lon / 作曲・編曲 - 井内舞子 / 歌 - MELL

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督
ACT1 Spring of the DEAD 黒田洋介 荒木哲郎 田中将賀、宮前真一 田中将賀
ACT2 Escape from the DEAD 熊澤祐嗣 落合瞳
ACT3 Democracy under the DEAD 宮繁之 室谷靖 井上英紀
ACT4 Running in the DEAD 高橋龍也 荒木哲郎 市村徹夫 小谷杏子 落合瞳
ACT5 Streets of the DEAD 黒田洋介 熊澤祐嗣 渡辺純子、相馬満
大塚あきら、落合瞳
ACT6 In the DEAD of the night 山本沙代 羽生尚靖 馬場充子 田中将賀
ACT7 DEAD night and the DEAD ruck 高橋亨 宮前真一、井上英紀
中野涼子
ACT8 The DEAD way home 平尾隆之 山城智恵 澤田英彦、大舘康二
北尾勝、田崎聡
ACT9 The sword and DEAD 高橋龍也 熊澤祐嗣 小野田雄亮 大塚あきら、山中純子
江原康之
落合瞳
ACT10 The DEAD'S house rules 黒田洋介 大原実 市村徹夫 小谷杏子、岡崎洋美
野崎麗子
ACT11 DEAD storm rising 倭屯匠 三原武憲 皆川一徳 田中将賀
ACT12 All DEAD'S attack. 荒木哲郎 荒木哲郎
増原光幸
落合瞳、宮前真一
大舘康二、馬場充子
中野涼子
ACT♂♀
(OVA)
Drifters of the DEAD 田中将賀 荒木哲郎 中野涼子

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
日本全域 AT-X 2010年7月5日 - 9月20日 月曜 11:30 - 12:00 CS放送 製作委員会参加
リピート放送あり
視聴年齢制限あり
神奈川県 tvk 2010年7月6日 - 9月21日 火曜 25:45 - 26:15 独立UHF局
東京都 TOKYO MX 火曜 26:00 - 26:30
千葉県 チバテレ 2010年7月7日 - 9月22日 水曜 25:30 - 26:00
京都府 KBS京都 2010年7月8日 - 9月23日 木曜 25:00 - 25:30
愛知県 テレビ愛知 木曜 26:28 - 26:58 テレビ東京系列 局独自の追加修正あり
日本全域 ニコニコチャンネル 2010年7月9日 - 9月24日 金曜 12:00更新 インターネット配信 最新話1週間無料
バンダイチャンネル
埼玉県 テレ玉 金曜 25:30 - 26:00 独立UHF局
兵庫県 サンテレビ 2010年7月12日 - 9月27日 月曜 26:10 - 26:40

BD / DVD[編集]

BDDVDも同日に発売された。テレビ放送版やネット配信版に存在したエログロ描写の自主規制が解禁されている他、第3巻では女性陣の入浴シーンで静香のみ乳首が解禁されている。2012年12月21日には、単品BD全6巻に加えて後述のOVAも収録したBD-BOXが発売された。

  • 第1巻 - 2010年9月22日発売
  • 第2巻 - 2010年10月27日発売
  • 第3巻 - 2010年11月24日発売
  • 第4巻 - 2010年12月22日発売
  • 第5巻 - 2011年1月26日発売
  • 第6巻 - 2011年2月23日発売

OVA[編集]

サブタイトルは『Drifters of the DEAD』(ドリフターズ・オブ・ザ・デッド)。原作単行本第7巻の初回限定完全予約生産版付録BD[注 25]として、2011年4月26日に発売された。

内容はテレビアニメ版の番外編。尺こそ1話分に満たないが、孝達が床主市を脱出して訪れた無人島で露出過多の水着姿に着替えたり、とある理由から錯乱かつ興奮して肉体関係を結びそうになる[注 26]など、本編の作風からやや逸脱したコミカルな内容となっており、セクシー要素はテレビアニメ版以上に強調されている。

書籍[編集]

学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD TV-Animation コンプリートファイル
テレビアニメ版とOVA版を紹介したムック本。2011年4月26日に発売された。ISBN 9784829176986

パチスロ[編集]

2013年夏にSpikyから稼動開始。タイトルは原作と同じ。Spikyの紹介ページでは原作の絵柄も一部用いられているが、作品自体はテレビアニメ版を題材としているため、ここで記述する。

2013年10月10日には、ドラスからPlayStation Vitaへの移植版『スロッターマニアV 学園黙示録 HIGH SCHOOL OF THE DEAD』も発売された。

2014年2月20日にななぱちで稼動しており、専用メダルを購入しプレイすることができる。

関連項目[編集]

  • あの夏で待ってる - 2012年放送のテレビアニメ作品。第4話に、映画館の上映作品として本作が登場している。
  • ロリポップチェーンソー - 2012年発売のホラーアクションゲーム。他の角川グループ作品とのコラボレーションとして、プレイヤーキャラクターのコスチュームチェンジが可能であり、本作からは宮本麗や毒島冴子のコスチュームを選べるようになっている。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ テレビアニメ版では孝と共に別行動を取るエピソードが高城家への道中へ前倒しされたため、逃げ込んだ先の神社の本殿で奉納されていた御神刀を彼から手渡された後、高城邸で壮一郎から小銃兼正・村田刀を譲られている。高城邸到着前には既に御神刀は所持しておらず、どう扱われたかは不明。
  2. ^ a b 小説版では、麗と永が肉体関係になっていることも示唆されている。
  3. ^ 学園脱出前はコンタクトレンズを着けていたが、着用時のずれを理由に眼鏡に変えた。
  4. ^ 小説版では、学園一のプロポーションを誇る。
  5. ^ テレビアニメ版では、訓練の際に元デルタフォース曹長の教官へ師事していたという設定が追加されている。
  6. ^ 原作では南家に到着するまで改造ネイルガンを使っていたが、テレビアニメ版ではネイルガンが途中で弾切れとなったために孝からS&W M37エアウェイトを受け取り、それを使いながら南家に到着するという展開へ変更されている。
  7. ^ 作中の文章によれば、SR-25風。
  8. ^ 平野自身が、単行本などで「高校でゾンビと殺し合いしてきます」とコメントしている。
  9. ^ テレビアニメ版では次の日の夜。
  10. ^ 美玖とは車内乱交後も仲が良く、高城邸への到着時には彼女と身を寄せ合っていたり、新床第三小学校へ現れた際には共に紫藤の横で不敵な笑みを浮かべる姿が描かれている。
  11. ^ 単行本第6巻巻末の番外編で、孝の同級生の森田(もりた)が美玖のことを「先輩」と紹介している。
  12. ^ 現実には、女性警察官はSATへ入隊できないとされている。
  13. ^ 本来、日本国内の独身警察官は独身寮か実家で暮らすことを義務付けられている。
  14. ^ 当然ながら、自宅での銃器弾薬類の大量保管は銃砲刀剣類所持等取締法に抵触している。
  15. ^ テレビアニメ版では本来の性能に加えて電磁パルス対策が施されていたため、高城家へ大勢の「奴ら」が襲来した時点でも無事であり、孝達が脱出する際には孝と冴子が高城家へ合流する前に乗り捨てたバギーカーに代わる形で用いられている。
  16. ^ テレビアニメ版では作戦自体が描かれていないため、それ以降の生死も不明。
  17. ^ テレビアニメ版では「旧床主藩主天道荘厳流」の総帥。
  18. ^ テレビアニメ版では「全てを自分の掟で判断する男」。
  19. ^ テレビアニメ版では高城邸への行程が変更された影響から、軍用バギーカーではなくハンヴィーを渡す。
  20. ^ 作中では、一部の左翼は殺人病のウイルスについて「日本政府・自衛隊とアメリカ政府・アメリカ軍が極秘に共同開発した生物兵器であり、それが世界中に漏洩して蔓延した」と設定して主張・糾弾しているが、その根拠は不明。孝とコータは、そんな左翼を「設定マニア」と見る。
  21. ^ テレビアニメ版では2日間。
  22. ^ 作中で、自衛隊がサーモグラフィーを通して人間か「奴ら」かを判定している描写が存在する。
  23. ^ AT-Xのみ。地上波やネット配信では、映像に修正が施されている。
  24. ^ 本編で法律に違反する描写が見られるため。
  25. ^ 当初、DVDでの発売やBD単品発売の予定はなかったが、前述のBD-BOXへ収録された。
  26. ^ ありすは騒動の発生直前に偶然その場を離れたため、難を逃れている。

出典[編集]

  1. ^ a b c
    出典:『月刊ドラゴンエイジ』2007年5月号付録「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD plus」
    形態:単行本サイズの小冊子(48ページ)、表紙:高城沙耶
    収録内容:初期設定、本誌や販促アイテムで使用されたカラーイラストの再録、短編「アンリアル・サンダウン」(20ページ)=初出:『ヤングキングアワーズ』2005年10月号増刊HELLSING特集号(※本作とは無関係)
  2. ^ DIARY(2013年8月19日分) - S.S.S.S.
  3. ^ a b 単行本第6巻巻末の番外編より。
  4. ^ 富士見書房公式サイトのテレビアニメ化記念人気投票の欄より。
  5. ^ a b 『ハイスクール・オブ・ザ・ヘッド』単行本巻末のあとがきより。

外部リンク[編集]